JPH09316967A - 温水洗浄装置 - Google Patents

温水洗浄装置

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JPH09316967A
JPH09316967A JP17535096A JP17535096A JPH09316967A JP H09316967 A JPH09316967 A JP H09316967A JP 17535096 A JP17535096 A JP 17535096A JP 17535096 A JP17535096 A JP 17535096A JP H09316967 A JPH09316967 A JP H09316967A
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謙治 森山
Tetsuji Nibu
哲治 丹生
Shinji Sakurai
信治 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御装置の動作熱を効果的に低下させ
る。 【解決手段】 人体局部に対して洗浄水の吐水/停止
を行う吐水手段を備えた温水洗浄装置において、前記吐
水手段の吐水/停止動作を電気的に制御する制御手段
と、同制御手段が配設された場所を流路の一部とし、同
流路を循環する風を作り出す循環風作成手段と、前記制
御手段の冷却が必要であるか否かを検出し、冷却が必要
であると判断したときに、前記循環風作成手段を動作さ
せる実行手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水洗浄装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体局部に対して洗浄水を吐水す
る温水洗浄装置が知られている。
【0003】この種の温水洗浄装置は、洗浄水の流路を
開閉する電磁弁や、洗浄水を加熱するためのヒータや、
ノズルを収縮させるためのモータ等の電気機器をマイク
ロコンピュータ等の制御手段によって制御させ、その機
能は年々向上する一方である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に機能性を追及し、制御手段に複雑な処理を要求するが
ため、制御手段から発生する動作熱は上昇する一方であ
り、その動作熱のために処理がうまく行われないという
問題があらたに提案されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、人体局部に対して洗浄水の吐水/停
止を行う吐水手段を備えた温水洗浄装置において、前記
吐水手段の吐水/停止動作を電気的に制御する制御手段
と、同制御手段が配設された場所を流路の一部とし、同
流路を循環する風を作り出す循環風作成手段と、前記制
御手段の冷却が必要であるか否かを検出し、冷却が必要
であると判断したときに、前記循環風作成手段を動作さ
せる実行手段と、を備える。
【0006】本発明の温水洗浄装置は、制御手段が循環
風作成手段によって作り出された循環風によって冷却さ
れるので、制御手段から発生する動作熱を低下させるこ
とができる。しかも、循環風を作り出すのは、制御手段
の冷却が必要であると判断したときであるので、循環風
を作り出すための無駄なエネルギーを最小減に留めるこ
とができる。
【0007】また、前記吐水手段が、洗浄水を加熱する
加熱部を備えている場合には、人体局部を洗浄する人に
とっては快適であるばかりでなく、温水洗浄装置の温度
が全体的に上昇し、多くの熱を持つ可能性のある制御手
段がにとっては、本発明はより有効である。
【0008】また、前記循環風作成手段が、作り出した
風を人体局部に対して吐風する場合には、人体局部を乾
燥できるので、より有効である。
【0009】さらに、前記循環風作成手段が、作り出し
た風を加熱する加熱部を備える場合には、人体局部を乾
燥する人にとっては快適である。
【0010】また、前記循環風作成手段は、作り出す風
の量が変更可能である場合には、目的に応じて、作り出
す風の量を変更することにより、使い勝手を向上でき
る。たとえば、人体局部を乾燥するときには量を多く
し、そうでないときには量を少なくする等である。
【0011】さらに、前記実行手段は、前記制御手段が
吐水手段を動作させるか否かを検出し、動作させると判
断したときに、前記制御手段の冷却が必要であるとし
て、前記循環風作成手段を動作させる場合には、動作熱
が出やすいとき即座に冷却できるので、制御手段の寿命
を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成を一層
明らかにするために、以下本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。
【0013】図1に示すように、温水洗浄装置10は、
商用電源を供給する電源プラグ12と、アース線14
と、洗浄水の給水を制御するバルブユニット26と、洗
浄水を加熱し貯溜する熱交換器ユニット32と、吐水す
る洗浄水の水勢を調節する流調ユニット36と、開閉自
在な暖房便座16と、暖房便座16が閉じるときに抵抗
力を与える便座ソフト閉止17と、開閉自在な便蓋18
と、便蓋18が閉じるときに抵抗力を与える便蓋ソフト
閉止19と、操作される操作部13と、人体局部に温風
を吐風する温風ユニット80と、温風ユニット80の上
方であり、かつ吸気箇所に配設され、これらの機構を電
気的に制御する電子制御装置101とを備えている。
【0014】次に、温水洗浄装置10の給水系統を図2
のブロツク図にて説明する。図2に示すように、外部水
源は、洗浄水タンク(図示省略)に配管接統されると共
に、途中の分岐金具20から、連結管21を介して、温
水洗浄装置10にも配管接統され、これに給水してい
る。
【0015】衛生洗浄装置10は、上流側から、給水ア
ダプタ22、減圧弁23、電磁弁24、安全弁25から
なるバルブユニット26と、供給された水を吐水温用サ
ーミスタ28により温度検出しつつ洗浄水用ヒータ29
で適温まで加熱する熱交換器30及び熱交換器内の水の
有無を検出するフロートスイッチ31とからなる熱交換
器ユニット32と、逆止弁33、流調モータ34により
駆動される流調弁35を備えた流調ユニット36と、第
1開開弁37a及び第2開閉弁37bを有する開閉弁ユ
ニット37とを備え、その先端には、ノズル装置40が
接続されている。ノズル装置40は、上記洗浄用ノズル
24を軸方向に駆動するための駆動装置41等から構成
されている。
【0016】次に、図3を用いて温風ユニット80につ
いて説明する。温風ユニット80は、シロッコファン8
2と、このシロッコファン82を回転させる温風モータ
84と、温風ヒータ86と、温風温度ヒューズ88と、
ダンパー90、温風サーミスタ92とから構成されてい
る。
【0017】この温風ユニット80は、温風モータ84
と温風ヒータ86に通電されると、矢印方向から吸気し
た風力が加熱されて温風が発生し、この温風によってダ
ンパー90が開き、温風が吐風され、以後この動作が継
続すると風が循環ようになっている。また、通電が停止
すると、温風が止まり、ダンパー90が閉じる。
【0018】電子制御装置101は、図4に示すよう
に、予め設定された制御プログラムに従って洗浄水の温
度等を制御するための各種演算処理を実行するCPU1
02と、CPU102で各種演算処理を実行するのに必
要な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたR
OM104と、同じくCPU102で各種演算処理を実
行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされる
RAM106と、非通電時にもデータを記憶しているバ
ックアップRAM107と、上記各センサからの検出信
号やスイッチからの信号を入力してCPU102の処理
可能な信号に変換する入力処理回路108と、CPU1
02での演算結果に応じて電磁弁24等や、ヒータ駆動
部111に駆動信号を出力する出力処理回路109等を
備えている。
【0019】なお、上記バックアップRAM107は、
内蔵電池によりバックアップされるものの、フラッシュ
メモリなど電気的に書込・読み出し可能なデバイスであ
り、電源遮断時にもそのデータが消去されない各種の装
置を適用できる。
【0020】電子制御装置101の入力処理回路108
には、操作部13からの信号を入力する。操作部13に
は、上述したお尻洗浄ボタン13a、ビデ洗浄ボタン1
3b、停止ボタン13c、吐水量を設定する水量設定ボ
タン13d、洗浄水の吐水温度を設定する吐水温設定ボ
タン13e、乾燥ボタン13fと、吐水温用サーミスタ
28、温水洗浄装置10内の温度を検出するサーミスタ
56、フロートスイッチ31、温風サーミスタ92が設
けられている。
【0021】また、電子制御装置101の出力処理回路
109には、洗浄水用ヒータ29と、電磁弁24、第1
開閉弁37a、第2開閉弁37b(図2参照)、温風モ
ータ84と、温風ヒータ86とが接続されている。
【0022】さて、いま操作部13のお尻洗浄ボタン1
3aを押すと、駆動装置41を駆動して洗浄用ノズル2
4を一体的に洗浄位置まで前進し、バルブユニット26
の第1開閉弁37aを開いて、洗浄水の噴出を開始す
る。そして、洗浄終了後、操作部13の停止ボタン13
cを押して洗浄の終了を指示すると、第1開閉弁37a
を開じて洗浄水の噴出を終了し、その後、駆助装置41
を逆転して洗浄用ノズル24を収納位置に退避する。
【0023】また、ビデ洗浄ボタン13bを押すと、ビ
デ洗浄位置まで洗浄用ノズル24が進出して第2開開弁
37bを開いて洗浄水の噴出を開始し、停止ボタン13
cを押すことにより洗浄を終了する。
【0024】次に、温風ユニット80を用いて電子制御
装置101を冷却する方法について図5〜図7のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0025】まず、図5のフローチャートは、温風ユニ
ット80を用いて電子制御装置101を冷却する方法に
ついての第1のルーチンである。本ルーチンは、電子制
御装置101に電源が投入されたときから、常時所定の
周期(たとえば、30msec)で処理されるものであ
る。
【0026】まず、ステップS100で乾燥ボタン13
fがオンされたか否が判定される。この判定の結果が否
定的であったときには、ステップS104に進んで、温
風モータ84を低速回転(たとえば、200ppm)さ
せ、本処理を終了する。一方、ステップS100での判
定結果が肯定的であったときには、ステップS102に
進んで、温風モータ84を高速回転(たとえば、500
ppm)させ、本処理を終了する。
【0027】本ルーチンでは、温風モータ84は、電子
制御装置101に電源が投入されてから、常時低速回転
して電子制御装置101を冷却し続けており、乾燥ボタ
ン13fがオンしているときのみ、高速回転するように
動作する。したがって、電子制御装置101が動作熱を
発生することを確実に防止することができる。
【0028】次に、図6のフローチャートは、温風ユニ
ット80を用いて電子制御装置101を冷却する方法に
ついての第2のルーチンである。本ルーチンは、電子制
御装置101に電源が投入されたときから、常時所定の
周期(たとえば、30msec)で処理されるものであ
る。
【0029】まず、ステップS110で乾燥ボタン13
fがオンされたか否が判定される。この判定の結果が否
定的であったときには、ステップS114に進んで、お
尻洗浄ボタン13aがオンであるか否かが判定される。
この判定結果が否定的であれば、更にステップS118
に進んで温風モータ84を停止させ、本ルーチンを終了
する。一方、ステップS114での判定結果が肯定的で
あれば、温風モータ84を低速回転(たとえば、300
ppm)させ、本処理を終了する。
【0030】一方、ステップS110での判定結果が肯
定的であったときには、ステップS112に進んで、温
風モータ84を高速回転(たとえば、500ppm)さ
せ、本処理を終了する。
【0031】本ルーチンでは、温風モータ84は、電子
制御装置101に電源が投入されてから、お尻洗浄ボタ
ン13aか乾燥ボタン13fがオンしているかぎり回転
して電子制御装置101を冷却し続けており、特に、乾
燥ボタン13fがオンしているときには、高速回転する
ように動作する。したがって、電子制御装置101が動
作熱を発生することを確実に防止することができる。し
かし逆にお尻洗浄ボタン13aと乾燥ボタン13fがオ
ンしていないときには、温風モータ84を回転せずに電
力を節約している。
【0032】最後に、図7のフローチャートは、温風ユ
ニット80を用いて電子制御装置101を冷却する方法
についての第3のルーチンである。本ルーチンは、電子
制御装置101に電源が投入されたときから、常時所定
の周期(たとえば、30msec)で処理されるもので
ある。
【0033】まず、ステップS120で乾燥ボタン13
fがオンされたか否が判定される。この判定の結果が否
定的であったときには、ステップS124に進んで、サ
ーミスタ56からの検出温度Taが基準温度Toよりも
高いか否かが判定される。この判定結果が否定的であれ
ば、更にステップS128に進んで温風モータ84を停
止させ、本ルーチンを終了する。一方、ステップS12
4での判定結果が肯定的であれば、温風モータ84を低
速回転(たとえば、300ppm)させ、本処理を終了
する。
【0034】一方、ステップS120での判定結果が肯
定的であったときには、ステップS122に進んで、温
風モータ84を高速回転(たとえば、500ppm)さ
せ、本処理を終了する。
【0035】本ルーチンでは、温風モータ84は、電子
制御装置101に電源が投入されてから、検出温度Ta
が基準温度Toよりも高いか乾燥ボタン13fがオンし
ているかぎり回転して電子制御装置101を冷却し続け
ており、特に、乾燥ボタン13fがオンしているときに
は、高速回転するように動作する。したがって、電子制
御装置101が動作熱を発生することを確実に防止する
ことができる。しかし逆にお尻洗浄ボタン13aと乾燥
ボタン13fがオンしていないときには、温風モータ8
4を回転せずに電力を節約している。
【0036】なお、本発明は、上記実施の形態に限られ
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種
々の形態において実施することが可能である。
【0037】(1)上記実施の形態では、循環風作成手
段として温風ユニット80を用いたが、これに限らず、
吸気した悪臭を無臭に変換して排出する脱臭ユニット、
吸気した空気を温めて排出する室暖ユニットであっても
よい。
【0038】(2)また、上記実施の形態では、電子制
御装置101を温風ユニット80の上方に配設した
が、、これに限らず、温風ユニット80によって作り出
された循環風の通る流路であれば、どこでも構わない。
【0039】(3)上記第2のルーチンのステップS1
14では、お尻洗浄ボタン13aがオンであるか否かが
判定されたが、これに限らずに、ビデ洗浄ボタン13b
がオンであるか否かを判定してもよい。
【0040】(4)上記実施の形態では、電子制御装置
101が電磁弁を動作させるか否かを検出し、動作させ
ると判断したときに、電子制御装置101の冷却が必要
であるとしたが、これに限らず、例えば、電子制御装置
101の温度を検出するためのサーミスタを用意し、そ
のサーミスタが所定温度以上を検出したときに、電子制
御装置101の冷却が必要であるとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、温水洗浄装置の内部構成を示す斜視図
を示す。
【図2】図2は、温水洗浄装置10の給水系統のブロツ
ク図を示す。
【図3】図3は、温風ユニット80の拡大図を示す。
【図4】図4は、電子制御装置101のブロック図を示
す。
【図5】図5は、第1のルーチンを説明するフローチャ
ート。
【図6】図6は、第2のルーチンを説明するフローチャ
ート。
【図7】図7は、第3のルーチンを説明するフローチャ
ート。
【符号の説明】
10…温水洗浄装置 12…電源プラグ 13a…尻洗浄ボタン 13b…ビデ洗浄ボタン 13c…停止ボタン 13d…水量設定ボタン 13e…吐水温設定ボタン 13f…乾燥ボタン 13…操作部 14…アース線 16…暖房便座 17…便座ソフト閉止 18…便蓋 19 便蓋ソフト閉止 20…分岐金具 21…連結管 22…給水アダプタ 23…減圧弁 24…洗浄用ノズル 25…安全弁 26…バルブユニット 28…吐水温用サーミスタ 29…洗浄水用ヒータ 30…熱交換器 31…フロートスイッチ 32…熱交換器ユニット 33…逆止弁 34…流調モータ 35…流調弁 36…流調ユニット 37a…第1開閉弁 37b…第2開開弁 37…開閉弁ユニット 40…ノズル装置 41…駆動装置 56…サーミスタ 80…温風ユニット 82…シロッコファン 84…温風モータ 86…温風ータ 88…温風温度ヒューズ 90…ダンパー 92…温風サーミスタ 101…電子制御装置 102…CPU 104…ROM 106…RAM 107…バックアップRAM 108…入力処理回路 109…出力処理回路 111…ヒータ駆動部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体局部に対して洗浄水の吐水/停止を
    行う吐水手段を備えた温水洗浄装置において、 前記吐水手段の吐水/停止動作を電気的に制御する制御
    手段と、 同制御手段が配設された場所を流路の一部とし、同流路
    を循環する風を作り出す循環風作成手段と、 前記制御手段の冷却が必要であるか否かを検出し、冷却
    が必要であると判断したときに、前記循環風作成手段を
    動作させる実行手段と、 を備えたことを特徴とする温水洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の温水洗浄装置において、 前記吐水手段は、洗浄水を加熱する加熱部を備えている
    ことを特徴とする温水洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の温水洗浄装置において、 前記循環風作成手段は、作り出した風を人体局部に対し
    て吐風することを特徴とする温水洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の温水洗浄装置において、 前記循環風作成手段は、作り出した風を加熱する加熱部
    を備えたことを特徴とする温水洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の温水洗浄装置において、 前記循環風作成手段は、作り出す風の量が変更可能であ
    ることを特徴とする温水洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の温水洗浄装置において、 前記実行手段は、前記制御手段が吐水手段を動作させる
    か否かを検出し、動作させると判断したときに、前記制
    御手段の冷却が必要であるとして、前記循環風作成手段
    を動作させることを特徴とする温水洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014134003A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Toto Ltd トイレ装置

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