JP3337559B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JP3337559B2
JP3337559B2 JP15716194A JP15716194A JP3337559B2 JP 3337559 B2 JP3337559 B2 JP 3337559B2 JP 15716194 A JP15716194 A JP 15716194A JP 15716194 A JP15716194 A JP 15716194A JP 3337559 B2 JP3337559 B2 JP 3337559B2
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哲哉 今井
藤夫 大橋
隆 石渡
博明 坂井
一春 椿
純一 柴野
博之 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣類などのプレス仕
上げに使用するスチームアイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスチームアイロンはアイロン本体
と、このアイロン本体に着脱可能に設けられたカセット
式の水タンクとで構成されている。そしてアイロン本体
には、ヒータおよび気化室を備えたベースと、水タンク
内の水を気化室内に供給する例えば電磁式の電動ポンプ
と、この電動ポンプを動作させるか否かを選択するスチ
ーム選択スイッチと、ベースの温度を設定する温度設定
スイッチと、ベースの温度を検知する温度検知素子と、
アイロン本体の姿勢が自立状態にあるか水平状態にある
かを検知する状態検知器とが設けられている。
【0003】そして、温度設定スイッチによる設定温度
と温度検知素子による検知温度に基づいてヒータの通電
が制御され、ベースの温度が設定温度に保持される。こ
こで、スチーム選択スイッチにより「スチーム」が選択
され、かつアイロン本体の姿勢が状態検知器により水平
状態であると検知されているときには、電動ポンプが駆
動され、水タンク内の水がこの電動ポンプの動作で気化
室内に供給され、この水がベースの熱で気化してスチー
ムとなり、このスチームがベースの下面から噴出する。
またスチーム選択スイッチにより「ドライ」が選択され
ているときには、電動ポンプが非駆動状態に保持され、
スチームの噴出しない、いわゆるドライ状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のスチー
ムアイロンにおいては、アイロン本体から水タンクを取
り外した状態のもとで、スチーム選択スイッチにより
「スチーム」を選択し、アイロン本体を水平状態にして
アイロンがけを実行した場合に、電動ポンプが駆動され
てしまう。この場合には、アイロン本体から水タンクが
取り外されているから、電動ポンプが駆動されても送水
動作が生じず、このため電動ポンプはいわゆる空運転状
態となる。このように電動ポンプが空運転状態になる
と、不快な騒音が発生し、また電動ポンプの寿命が低下
してしまう。
【0005】一方、アイロンがけの作業が終了した後に
は、腐食等の問題から水タンクをアイロン本体から取り
外してこの水タンク内の余剰の水を廃棄し、さらにアイ
ロン本体内の通水路に残る水も廃棄する必要がある。
【0006】しかしながら、従来のスチームアイロンに
おいては、アイロン本体内の通水路に残った水を廃棄す
る際に、アイロン本体をいちいち反転して上下に振り動
かすような面倒で手間のかかる作業を必要とする難点が
ある。
【0007】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、電動ポンプの空運
転を防止し、かつアイロン本体内の通水路内に残った水
を面倒な手間を要することなく自動的に廃棄することが
できるスチームアイロンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、アイロン本体と、このアイロン本
体に着脱可能に取り付けられた水タンクとを備え、前記
アイロン本体は、ヒータを有したベースと、このベース
に形成された気化室と、前記水タンク内の水を前記気化
室内に通水路を通して供給する電動ポンプと、この電動
ポンプを動作させるか否かを選択するスチーム選択手段
と、前記水タンクが前記アイロン本体に取り付けられて
いるか否かを検知するタンク検知器と、前記アイロン本
体が自立状態にあるか水平状態にあるかを検知する状態
検知器と、前記スチーム選択手段により前記電動ポンプ
を動作させる選択がなされたもとで、前記状態検知器に
よりアイロン本体の水平状態を検知したときには前記電
動ポンプを駆動し、前記状態検知器によりアイロン本体
の自立状態を検知したときには前記電動ポンプの駆動を
停止させ、前記状態検知器によりアイロン本体の自立状
態を検知したもとで、前記タンク検知器により前記水タ
ンクの取り外しを検知したときには、この検知から一定
時間だけ前記電動ポンプを駆動してその後に電動ポンプ
を非駆動状態に保持し、前記状態検知器によりアイロン
本体の水平状態を検知しているもとで、前記タンク検知
器により前記水タンクの取り外しを検知したときには、
この検知から一定時間後に前記電動ポンプの駆動を停止
させて非駆動状態に保持する制御手段とを具備するよう
にしたものである。
【0009】
【作用】アイロン本体が自立状態にあるときに、水タン
クをアイロン本体から取り外すと、これに応じて電動ポ
ンプが一定時間だけ駆動されてその後に電動ポンプが非
駆動状態に保持される。したがって、この状態からアイ
ロン本体の姿勢を水平状態に変えてアイロンがけを実行
した場合には、その姿勢の変更に拘らず電動ポンプが非
駆動状態のまま保持され、したがって電動ポンプの空運
転が防止される。このため不快な騒音が発生せず、静か
にアイロンがけの作業を継続でき、また電動ポンプの寿
命の低下を防止することができる。
【0010】アイロン本体を水平状態に保持してアイロ
ンがけの作業を行なっている途中に、アイロン本体から
水タンクを取り外すと、この取り外しの動作から一定時
間が経過した後に、電動ポンプの動作が停止する。
【0011】したがって、この状態からアイロンがけの
作業をさらに続行した場合には、電動ポンプの動作が停
止しているから、電動ポンプの空運転が防止され、不快
な騒音が発生せず、静かにアイロンがけの作業を継続で
き、また電動ポンプの寿命の低下を防止することができ
る。
【0012】一方、アイロンがけの作業が終了し、アイ
ロン本体を床面の上に自立状態に載置して水タンクをア
イロン本体から取り外すと、これに応じて電動ポンプが
一定時間だけ駆動される。そしてこの駆動の時間帯に、
アイロン本体内の通水路に残っている水が電動ポンプの
動作で気化室内に供給され、この水がスチームとなって
外部に排出される。
【0013】したがって、アイロンがけの終了後に、ア
イロン本体をいちいち反転して通水路内の水を廃棄する
ような面倒で手間のかかる作業が不要で、使い勝手が良
好となる。
【0014】また、アイロン本体を水平状態に保持して
アイロンがけを実行している途中に、アイロン本体から
水タンクを取り外してアイロンがけの作業を終了した場
合には、その水タンクの取り外しと同時に電動ポンプが
停止するのではなく、その取り外しの動作から一定時間
だけ電動ポンプの動作が継続し、したがってこの継続の
時間帯に、アイロン本体内の通水路に残っている水が電
動ポンプの動作で気化室内に供給され、この水がスチー
ムとなって外部に排出される。したがって、この場合に
おいても、アイロン本体をいちいち反転して通水路の水
を廃棄するような面倒で手間のかかる作業が不要で、使
い勝手が良好となる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1および図2にはスチームアイロン
の構成を示してあり、アイロン本体1は、加熱手段とし
てのヒータ2を鋳込んだ例えばダイキャスト製のベース
3を備え、このベース3の上面を遮熱板4で覆い、この
遮熱板4の上に遮熱カバー5を取り付け、さらにこの遮
熱カバー5の上にハンドル6を取り付け、このハンドル
6の上端の開口部をハンドルキャップ7で覆ってなる。
【0016】そして、アイロン本体1の前部にカセット
式の水タンク8が着脱可能に装着され、またアイロン本
体1の後部にコードリール装置9が取り付けられ、この
コードリール装置9内に電源コード10が引き出し可能
に収納されている。
【0017】前記ベース3の上面には気化室12が形成
され、この気化室12内がベース3の下面に設けられた
スチーム噴出孔13を介してその下面側に連通してい
る。前記遮熱板4と遮熱カバー5との間には通水継手1
4が設けられ、この通水継手14の一端側の上面に開口
15が形成され、この開口15の内側に押し棒16が形
成され、この押し棒16の上端部が開口15を通して通
水継手14の上方に突出している。そしてこの通水継手
14の内部には、前記開口15の内側と連通する通水路
17が形成されている。
【0018】前記水タンク8の底部には流出口18およ
び弁機構19が設けられ、前記弁機構19は支持体20
に摺動自在に支持された弁杆21の中間部に円板状の弁
体22を取り付け、この弁体22をスプリング23を介
して前記流出口18の配置側、つまり流出口18を閉塞
する方向に弾性的に付勢してなる。
【0019】水タンク8の流出口18は、通水継手14
の開口15に液密的に接続し、この状態で通水継手14
の押し棒16が弁杆21に当接して弁体22をスプリン
グ23に抗して上方に押し上げ、これにより流出口18
が開放状態に保持され、水タンク8内に収容された水が
この流出口18から開口15を通して通水継手14の内
部の通水路17内に流入するようになっている。
【0020】そしてアイロン本体1から水タンク8を取
り外すと、弁杆21がスプリング23の付勢力で下方に
押し動かされて弁体22が流出口18に密着し、この密
着により流出口18が密閉されて水タンク8内の水の流
出が防止されるようになっている。
【0021】なお、水タンク8の前面の上部には注水口
24が形成され、この注水口24に注水蓋25が設けら
れ、この注水蓋25を開放して注水口24から水タンク
8内に水を適宜注入し、また水タンク8内の無用の水を
廃棄することができるものである。
【0022】アイロン本体1には、電動式の給水手段と
して例えば電磁式の電動ポンプ26が前記通水継手14
の上方において設けられ、この電動ポンプ26は下端部
に吸入口27を、上端部に吐出口28を有し、前記吸入
口27から水を吸入し、この水を前記吐出口28から吐
出するようになっている。
【0023】電動ポンプ26の吸入口27は前記通水継
手14の通水路17に接続してその通水路17内に連通
し、また吐出口28には可撓性を有するゴムで形成され
た排出管29が接続されている。
【0024】前記通水継手14の中間部には、流出孔3
0が形成され、この流出孔30の下端部が気化室12の
上面の開口部に配置して気化室12内に連通している。
そして前記排出管29が前記流出孔30の上端部に接続
されている。
【0025】ハンドル6の内側には、アイロン本体1に
水タンク8が装着されているか否かを検知するタンク検
知器34が設けられ、またベース3の上面側にはベース
温度を検知するサーミスタ等の温度検知素子35が設け
られている。
【0026】ハンドルキャップ7の内側には回路基板3
6が収納され、この回路基板36にアイロン本体1が自
立状態にあるか水平状態にあるかを検知する状態検知器
37および制御回路部を構成する各種の回路部品が取り
付けられている。
【0027】前記状態検知器37は、例えば発光素子と
受光素子とを対向配置し、その両素子間にボールを移動
自在に設け、アイロン本体1が自立状態にあるとき、す
なわちアイロンがけの作業の休止時には、ボールにより
発光素子から受光素子への光の入射を遮断してアイロン
がけの休止を検知し、アイロン本体1が水平状態にある
とき、つまりアイロンがけの作業の実行時には、ボール
の移動により発光素子から受光素子への光の入射を許容
してアイロンがけの実行を検知するようになっている。
【0028】また前記回路基板36には、ベース3の温
度を例えば6段階に切り換えるとともに、電源をオフす
る温度設定手段としての温度設定スイッチ40、スチー
ム選択手段を構成するスチーム選択スイッチ41、前記
温度設定スイッチ40による各温度設定状態および電源
オフ状態、前記スチーム選択スイッチ41によるスチー
ム発生状態をそれぞれ表示する複数の発光素子42が設
けられている。さらに、ハンドル6の後部の内側には、
前記電動ポンプ26を駆動するポンプ駆動回路43が収
納されている。
【0029】図3には制御回路の構成を示してあり、4
5が制御部本体としてのマイクロプロセッサであり、こ
のマイクロプロセッサ45は次のように機能する。温度
設定スイッチ40による温度設定情報を温度設定部46
を介して取り込み、スチーム選択スイッチ41によるス
チーム発生選択情報をスチーム選択部47を介して取り
込み、さらに温度検知素子35からの情報、タンク検知
器34からの情報、および状態検知器37からの情報を
取り込み、また温度設定部46からの温度設定情報と温
度検知素子35からのベース温度検知情報に基づいてヒ
ータ駆動回路48を制御してヒータ2を通電制御し、ベ
ース3の温度を設定温度に温度制御する。
【0030】そして、スチーム選択部47からのスチー
ム選択情報および状態検知器37からの状態検知情報に
基づいてポンプ駆動回路43を制御して電動ポンプ26
を駆動する。さらにこのマイクロプロセッサ45は、内
部にタイマを備え、状態検知器37に基づいてアイロン
本体1が水平状態であると検知しているときに、タンク
検知器34からの情報により水タンク8がアイロン本体
1から取り外されたことを検知すると、ポンプ駆動回路
43を制御して電動ポンプ26を一定時間、例えば3秒
間だけ駆動する。
【0031】またスチーム発生制御を行っているとき
に、タンク検知器34からの情報により水タンク8がア
イロン本体1から取り外されたことを検知すると、この
検知から一定時間、例えば3秒間だけ電動ポンプ26の
駆動を継続し、3秒間の経過後に電動ポンプ26の動作
を停止させる。さらに、温度設定部46からの温度設定
情報およびスチーム選択部47からの情報により発光素
子42を選択的に点灯制御するようになっている。
【0032】前記スチーム選択スイッチ41は、自動復
帰形の押しボタン式スイッチで、スイッチ操作を行なう
ごとに、スチーム発生選択とスチーム非発生選択を交互
に繰り返し、このスイッチ操作により前記マイクロプロ
セッサ45は、図4に示すように、スチーム発生選択時
にはフラグメモリFを「1」にセットし、スチーム非発
生選択時にはフラグメモリを「0」にセットするように
なっている。
【0033】前記温度設定スイッチ40は、自動復帰形
の押しボタン式スイッチで、スイッチ操作を行なうごと
に、電源のオフと6段の温度設定状態との7段階を順次
繰り返し切換え、このスイッチ操作により前記マイクロ
プロセッサ45は、図5に示す温度設定制御を行なうよ
うになっている。
【0034】すなわち、ステップS1 として、温度設定
スイッチ40のスイッチ操作が「切」のときにはヒータ
2への通電をオフする。「切」以外のときには、温度検
知素子35によるベース3の検知温度に基づいてヒータ
2を通電制御しベース3の温度を設定温度に保持する。
そしてステップS2 として、ベース3の温度が設定温度
に到達したか否かを判定し、設定温度に到達するとステ
ップS3 としてフラグメモリFに「1」がセットされて
いるか否かを判定する。
【0035】フラグメモリに「1」がセットされている
と、次にステップS4 として水タンク8がアイロン本体
1に取り付けられているか否を判定し、水タンク8が取
り付けられていれば、ステップS5 としてアイロン本体
1が水平状態か自立状態かを判定する。
【0036】アイロン本体1が水平状態、つまりアイロ
ン本体1が使用時の状態にあると判定したときには、電
動ポンプ26を駆動してスチームの発生制御を行なう。
これによりベース3のスチーム噴出孔13からスチーム
が噴出する。
【0037】スチーム発生制御を行なっているときに
は、ステップS6 として水タンク8がアイロン本体1に
取り付けられているか否を判定し、水タンク8が取り付
けられていれば、ステップS7 として設定温度の切換え
が行なわれたか否かを判定し、設定温度の切換えが行な
われているときには、設定温度が変更され、新たな設定
温度に基づく温度制御を行ない、また設定温度の切換え
が行なわれていないときには、そのままの温度制御を行
なう。
【0038】ステップS3 で、フラグメモリFが「0」
にセットされているときには、スチーム発生を伴わない
ドライ制御を行なう。すなわち電動ポンプ26を駆動し
ない。またステップS4 で、アイロン本体1に水タンク
8が取り付けられていないと判定したときには、スチー
ム発生を伴わないドライ制御を行なう。
【0039】ステップS5 で、アイロン本体1が自立状
態、つまりアイロン本体1が非使用時の状態にあると判
定したときには、次にステップS8 として水タンク8が
アイロン本体1に取り付けられているか否を判定し、水
タンク8が取り付けられていれば、ステップS3 に戻
り、また水タンク8が取り外されていれば、この検知後
に3秒間だけ電動ポンプ26をポンプ駆動回路43を介
して駆動する。そして電動ポンプ26を3秒間だけ駆動
した後に、スチーム発生を伴わないドライ制御を行な
う。
【0040】スチーム発生制御を行なっているステップ
S6 において、水タンク8がアイロン本体1に取り付け
られていないことを検知したときには、駆動されている
電動ポンプ26をこの検知から3秒間が経過した時点に
停止させてスチーム発生を伴わないドライ制御を行な
う。
【0041】このような構成の実施例においては、スチ
ーム選択スイッチ41によりスチーム発生を選択する
と、フラグメモリFに「1」がセットされる。この状態
で温度設定スイッチ40を操作して温度設定を行なう
と、ヒータ駆動回路48によりヒータが通電制御され、
ベース3が加熱される。また温度設定状態が発光素子4
2により表示される。
【0042】ベース3の温度は温度検知素子35により
検知され、ベース3の温度が設定温度に到達すると、電
動ポンプ26の駆動が可能な状態となる。そしてアイロ
ン本体1を自立状態から水平状態に姿勢を変えて実際の
アイロンがけの作業を行なうと、電動ポンプ26がポン
プ駆動回路43を介して駆動される。そしてこの電動ポ
ンプ26の駆動により水タンク8内の水が通水路17を
通して路気化室12内に順次供給され、この水が順次気
化してスチームとなり、このスチームがベース3の下面
のスチーム噴出孔13から順次噴出する。そしてアイロ
ンがけの作業の合間にアイロン本体1を自立状態に床面
に置くと、その都度、電動ポンプ26の動作が停止し、
スチームの噴出が止まる。
【0043】アイロン本体1が自立状態にあるときに、
水タンク8をアイロン本体1から取り外すと、これに応
じて電動ポンプ26が3秒間だけ駆動されてその後に電
動ポンプ26が非駆動状態に保持される。したがって、
この状態からアイロン本体1の姿勢を水平状態に変えて
アイロンがけを実行した場合には、その姿勢の変更に拘
らず電動ポンプ26が非駆動状態のまま保持され、した
がって電動ポンプ26の空運転が防止される。このため
不快な騒音が発生せず、静かにアイロンがけの作業を継
続でき、また電動ポンプ26の寿命の低下を防止するこ
とができる。
【0044】アイロン本体1を水平状態に保持してアイ
ロンがけの作業を行なっている途中に、アイロン本体1
から水タンク8を取り外すと、この取り外しの動作から
3秒間が経過した後に、電動ポンプ26の動作が停止
し、ドライ制御の状態となる。
【0045】したがって、この状態からアイロンがけの
作業をさらに続行した場合には、電動ポンプ26の動作
が停止しているから、電動ポンプ26の空運転が防止さ
れ、不快な騒音が発生せず、静かにアイロンがけの作業
を継続でき、また電動ポンプ26の寿命の低下を防止す
ることができる。
【0046】一方、アイロンがけの作業が終了し、アイ
ロン本体1を床面の上に自立状態に載置して水タンク8
をアイロン本体1から取り外すと、これに応じて電動ポ
ンプ26が3秒間だけ駆動される。そしてこの駆動の時
間帯に、通水継手14の通水路17内に残っている水が
電動ポンプ26の動作で気化室12内に供給され、この
水がスチームとなって外部に排出される。
【0047】したがって、アイロンがけの終了後に、ア
イロン本体1をいちいち反転して通水路17内の水を廃
棄するような面倒で手間のかかる作業が不要で、使い勝
手が良好となる。
【0048】また、アイロン本体1を水平状態に保持し
てアイロンがけを実行している途中に、アイロン本体1
から水タンク8を取り外してアイロンがけの作業を終了
した場合には、その水タンク8の取り外しと同時に電動
ポンプ26が停止するのではなく、その取り外しの動作
から3秒間だけ電動ポンプ26の動作が継続し、したが
ってこの継続の時間帯に、通水継手14の通水路17内
に残っている水が電動ポンプ26の動作で気化室12内
に供給され、この水がスチームとなって外部に排出され
る。
【0049】したがって、この場合においても、アイロ
ン本体1をいちいち反転して通水路12内の水を廃棄す
るような面倒で手間のかかる作業が不要で、使い勝手が
良好となる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
電動ポンプの無用な空運転を防止でき、したがって不快
な騒音が発生したり電動ポンプの寿命が低下するような
ことがなく、またアイロンがけの終了時には、アイロン
本体内の通水路に残っている水を面倒な手間を要するこ
となく自動的に廃棄することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るスチームアイロンの
断面図。
【図2】そのスチームアイロンの平面図。
【図3】そのスチームアイロンにおける制御回路の構成
を示すブロック図。
【図4】そのスチームアイロンにおけるスチーム選択ス
イッチの操作による処理を示すフローチャート。
【図5】そのスチームアイロンにおける制御の流れを示
すフローチャート。
【符号の説明】
1…アイロン本体 2…ヒータ 8…水タンク 12…気化室 17…通水路 26…電動ポンプ 34…タンク検知器 37…状態検知器 41…スチーム選択スイッチ(スチーム選択手段) 45…マイクロプロセッサ(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 博明 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 椿 一春 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 柴野 純一 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 加藤 博之 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/00 - 77/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロン本体と、このアイロン本体に着脱
    可能に取り付けられた水タンクとを備え、前記アイロン
    本体は、ヒータを有したベースと、このベースに形成さ
    れた気化室と、前記水タンク内の水を前記気化室内に通
    水路を通して供給する電動ポンプと、この電動ポンプを
    動作させるか否かを選択するスチーム選択手段と、前記
    水タンクが前記アイロン本体に取り付けられているか否
    かを検知するタンク検知器と、前記アイロン本体が自立
    状態にあるか水平状態にあるかを検知する状態検知器
    と、前記スチーム選択手段により前記電動ポンプを動作
    させる選択がなされたもとで、前記状態検知器によりア
    イロン本体の水平状態を検知したときには前記電動ポン
    プを駆動し、前記状態検知器によりアイロン本体の自立
    状態を検知したときには前記電動ポンプの駆動を停止さ
    せ、前記状態検知器によりアイロン本体の自立状態を検
    知しているもとで、前記タンク検知器により前記水タン
    クの取り外しを検知したときには、この検知から一定時
    間だけ前記電動ポンプを駆動してその後に電動ポンプを
    非駆動状態に保持し、前記状態検知器によりアイロン本
    体の水平状態を検知しているもとで、前記タンク検知器
    により前記水タンクの取り外しを検知したときには、こ
    の検知から一定時間後に前記電動ポンプの駆動を停止さ
    せて電動ポンプを非駆動状態に保持する制御手段とを具
    備することを特徴とするスチームアイロン。
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