JP3255489B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JP3255489B2
JP3255489B2 JP11976493A JP11976493A JP3255489B2 JP 3255489 B2 JP3255489 B2 JP 3255489B2 JP 11976493 A JP11976493 A JP 11976493A JP 11976493 A JP11976493 A JP 11976493A JP 3255489 B2 JP3255489 B2 JP 3255489B2
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博明 坂井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は必要に応じてベースの
下面からスチームを噴出させることが可能なスチームア
イロンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスチームアイロンにおいては、
アイロン本体に水タンクが設けられ、この水タンク内に
収容された水がベースの上面の気化室内に電磁式の電動
ポンプを介して少量ずつ供給され、この供給された水が
ベースの熱で気化してスチームとなり、このスチームが
ベースの下面から順次噴出するようになっている。
【0003】さらにアイロン本体には、このアイロン本
体の姿勢を検知する状態検知手段が設けられている。こ
の状態検知手段は、アイロン本体の動きに応じて動く作
動子と、この作動子の動きでオンオフするセンサとで構
成され、前記センサのオンオフ動作でアイロン本体の姿
勢をほぼ水平の状態であるか、ほぼ自立の状態であるか
を検知し、この状態検知手段によるセンサの検知信号に
基づいて前記電動ポンプがポンプ制御手段を介して制御
される。
【0004】すなわち、スチームを設定した場合におい
て、アイロン本体をほぼ水平に保持し、ベースの下面を
布地に当てると、状態検知手段のセンサがオンし、アイ
ロン本体の姿勢がほぼ水平であると検知され、この状態
検知手段のセンサによるオンの信号に基づいて電動ポン
プがポンプ制御手段により駆動され、この駆動でスチー
ムがベースの下面から噴出する。
【0005】そしてアイロン掛けの作業の合間に、アイ
ロン本体をその後端面を床面に当てて自立させると、状
態検知手段のセンサがオフし、アイロン本体の姿勢が自
立の状態にあると検知され、この状態検知手段のセンサ
によるオフの信号に基づいてポンプ制御手段により電動
ポンプの作動が停止するように制御され、これによりス
チームの噴出が停止し、安全が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アイロン掛
けの作業中にアイロン本体を前後に小刻みに動かすこと
があるが、この場合には状態検知手段の作動子も小刻み
に往復移動し、この作動子の往復移動でセンサがオンオ
フし、そのオフの都度、電動ポンプの作動が停止し、こ
の結果スチームの噴出が間欠的となり、布地に適正量の
スチームを供給することができなくなる。
【0007】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、アイロン掛けの作
業中にアイロン本体を前後に小刻みに動かしても、電動
ポンプが停止せず、スチームを連続して噴出させること
ができるスチームアイロンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、アイロン本体のベースの気化室内
に電動ポンプを介して水を供給し、この水をベースの熱
で気化させてスチームとし、このスチームをベースの下
面から噴出させるスチームアイロンにおいて、するセン
サにより構成され、前記センサのオンオフの動作でアイ
ロン本体の姿勢を、ほぼ水平の状態であるかほぼ自立の
状態であるかを検知する状態検知手段と、この状態検知
手段によるセンサの検知信号に基づいて前記電動ポンプ
を制御するポンプ制御手段とを備え、前記ポンプ制御手
段は、アイロン本体がほぼ自立の状態であって前記状態
検知手段のセンサがオフの信号を連続して出力するとき
には電動ポンプを停止させ、アイロン本体がほぼ水平の
状態であって状態検知手段のセンサがオンの信号を連続
して出力するとき、およびアイロン本体がほぼ水平の状
態のもとで前後に動くことにより状態検知手段のセンサ
がオンオフし、かつそのオフの継続時間がT1 時間以下
のときには、それぞれ電動ポンプを駆動し、前記オフの
継続時間がT1 時間を超えるときには、このT1 時間か
らさらにT2時間が経過するまでの間に状態検知手段の
センサがオンの信号を出力するか否かを判断し、オンの
信号を出力しない場合にのみ電動ポンプの駆動を停止さ
せるようにしたものである。
【0009】
【作用】スチームの設定でアイロンを使用する場合、ま
ずアイロン本体の姿勢が水平であるか自立であるかが状
態検知手段のセンサにより判断される。そしてアイロン
本体の姿勢が自立の状態にあるときには、状態検知手段
のセンサがオフの信号を連続して出力し、この信号に基
づいてポンプ制御手段により電動ポンプが停止状態に保
持され、スチームが噴出しない。
【0010】これに対し、アイロン本体の姿勢がほぼ水
平の状態にあるとき、すなわちアイロン本体をほぼ水平
に保持し、ベースを布地に当ててアイロン掛けの作業を
行なおうとするときには、アイロン本体がほぼ水平であ
ることから、状態検知手段のセンサがオンの信号を連続
して出力し、この信号がポンプ制御手段に送られる。そ
してこの信号に基づいてポンプ制御手段により電動ポン
プが駆動され、この電動ポンプの作動でベースの下面か
らスチームが順次噴出し、したがってスチームの使用形
態でアイロン掛けを行なうことができる。
【0011】ここで、アイロン掛けの作業中にアイロン
本体を前後に小刻みに動かすと、状態検知手段の作動子
が往復移動し、センサがオンオフの信号を交互に出力
し、この信号がポンプ制御手段に送られる。
【0012】ポンプ制御手段は、センサから送られてく
るオンオフの信号のうちのオフの信号の継続時間を逐次
検出し、その継続時間がT1 時間であるか否かを判断す
る。そしてオフの信号の継続時間がT1 時間以下の場合
には、オフの信号の出力に拘らず、電動ポンプの駆動を
そのまま継続し、したがってスチームが連続して噴出す
る。このため布地に適正量のスチームを供給して適正な
アイロン掛けを実行することができる。
【0013】これに対し、状態検知手段のセンサが出力
するオフの信号の継続時間がT1 時間を超える場合に
は、アイロン本体が自立の姿勢となったものと判断(自
立検知)される。
【0014】そしてこの自立検知が判断された際には、
この判断の時期からT2 時間が経過するまでの間の時間
内に、状態検知手段のセンサがオンの信号を出力するか
否かがさらに判断され、状態検知手段のセンサがオンの
信号を出力しない場合には電動ポンプの駆動を停止する
ように制御し、スチームの噴出が停止する。
【0015】自立検知が判断された時期からT2 時間が
経過するまでの間の時間内に、状態検知手段のセンサが
オンの信号を出力した場合、つまり状態検知手段のセン
サが出力するオフの信号が切れてオンの信号に切り替わ
った場合には、自立検知の判断がキャンセルされ、電動
ポンプの駆動がそのまま継続し、再び状態検知手段のセ
ンサのオンオフの信号のうちのオフの信号の継続時間が
T1 時間を超えるか否かが判断される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2にスチームアイロンの構造を示し
てあり、符号1がアイロン本体で、このアイロン本体1
は、例えばアルミダイカストで形成されたベース2の上
面にカバー3を設け、このカバー3の上面を遮熱板4で
覆い、この遮熱板4の上にハンドル5を取り付けてな
る。
【0017】ベース2にはヒータ6が鋳込まれていると
ともに、上面に気化室7が形成され、この気化室7内が
ベース2の下面に設けられたスチーム噴出孔8を介して
その下面側に連通している。
【0018】前記カバー3の上面には通水継手9が設け
られ、この通水継手9の一端側の上面に開口10が形成
され、この開口10の内側に押し棒11が形成され、こ
の押し棒11の上端部が開口10を通して通水継手9の
上方に突出している。
【0019】通水継手9の内部には、前記開口10に連
通する流入部12と、この流入部12に対して隔壁9a
を介して隔てられた流出部13とが形成されている。前
記流出部13の下部には滴下ノズル14が設けられ、こ
の滴下ノズル14が前記気化室7内に突出し、この滴下
ノズル14を介して前記流出部13内が気化室7内に連
通している。
【0020】アイロン本体1の前部には、例えばカセッ
ト式に構成された水タンク16が着脱可能に設けられて
いる。この水タンク16の底部には流出口17および弁
機構18が設けられ、弁機構18は支持体19に摺動自
在に支持された弁杆20の中間部に円板状の弁体21を
取り付け、この弁体21をスプリング22を介して前記
流出口17の配置側、つまり流出口17を閉塞する方向
に弾性的に付勢してなる。
【0021】そして流出口17が通水継手9の開口10
に液密的に接続し、この状態で通水継手9の押し棒11
が弁杆20に当接して弁体21をスプリング22に抗し
て上方に押し上げ、これにより流出口17が開放状態に
保持され、水タンク16内に収容された水がこの流出口
17から開口10を通して通水継手9の流入部12内に
流入するようになっている。
【0022】なお、水タンク16の前面の上部には注水
口23が形成され、この注水口23に注水蓋24が設け
られ、この注水蓋24を開放して注水口23から水タン
ク16内に水を適宜注入することができるものである。
【0023】通水継手9の上方には、給水手段として電
動ポンプ27が設けられ、この電動ポンプ27は吸入パ
イプ28および吐出パイプ29を有し、前記吸入パイプ
28が通水継手9の流入部12内に挿入され、前記吐出
パイプ29が流出部13内に挿入され、この電動ポンプ
27の作動により前記流入部12内の水が吸入パイプ2
8を介して吸入され、この水が吐出パイプ29を介して
流出部13内に供給されるようになっている。
【0024】ベース2の上面にはサーミスタなどからな
る温度センサ30が設けられ、またハンドル5の内部に
基板31が設けられ、この基板31の上に状態検知手段
32が設けられている。
【0025】状態検知手段32の構成を図3に示してあ
り、33がケースで、このケース33内に作動子として
光の反射が可能なボール34が転動自在に収納されてい
る。ケース33の内底部には、アイロン本体1がほぼ水
平の姿勢のときに水平面に対して傾斜する傾斜面35が
形成され、この傾斜面35にその傾斜方向に沿って長い
ガイド溝36が形成され、このガイド溝36の上に前記
ボール34が転動自在に配置し、さらにこのガイド溝3
6の下方部でかつ傾斜面35の最低レベル位置に対応す
る部分に投光部および受光部を有する反射形のフォトセ
ンサ37が設けられている。
【0026】そしてアイロン本体1がほぼ水平の状態に
あるときには、図3(a)に示すように、前記ボール3
4が傾斜面35の最低レベル位置に配置し、この配置状
態においては、フォトセンサ37の投光部から出射する
光が前記ボール34の表面で反射して受光部に入射し、
この入射に基づいてフォトセンサ37がオン(Hi)の
信号を出力し、またアイロン本体1がほぼ垂直の自立の
状態にあるときには、図3(b)に示すように、傾斜面
35がほぼ垂直となり、ボール34が傾斜面35の最低
レベル位置から外れる位置に配置し、この配置状態にお
いては、フォトセンサ37の投光部から出射する光が受
光部へ入射せず、これに基づいてフォトセンサ37がオ
フ(Lo)の信号を出力する。
【0027】アイロン本体1がほぼ水平の状態のもとで
前後に小刻みに動かされると、ボール34がガイド溝3
6に沿って前後に往復移動し、このボール34の往復動
作でようにフォトセンサ37がオン(Hi)とオフ(L
o)の信号を交互に出力する。
【0028】前記基板31の上には、マイクロコンピュ
ータを内蔵した制御部40、ベース2の温度の設定を行
なう温度設定スイッチ41、スチーム・ドライの設定を
行なうスチームスイッチ42、およびその各設定状況を
表示する複数のLED43が設けられ、前記温度設定ス
イッチ41、スチームスイッチ42、LED43がハン
ドル5の上面に露出するように配置されている。
【0029】制御部40には、図4に示すように、ベー
ス2の温度を温度センサ30で検知し、この検知に基づ
いてヒータ6の通電を制御してベース2の温度を温度設
定スイッチ41で設定された温度に保持するヒータ制御
手段Aと、ベース2の温度がスチーム発生適温で、かつ
スチームスイッチ42による設定がスチームであるとき
に、状態検知手段32のフォトセンサ37が出力する信
号に基づいて電動ポンプ27を制御するポンプ制御手段
Bが設けられている。
【0030】前記ポンプ制御手段Bについてさらに説明
を加えると、このポンプ制御手段Bはベース2の温度が
スチーム発生適温で、かつスチームスイッチ42による
設定がスチームであるときにおいて、状態検知手段32
のフォトセンサ37がオン(Hi)の信号を連続して出
力する場合には、電動ポンプ27を駆動し、フォトセン
サ37がオフ(Lo)の信号を連続して出力する場合に
は、電動ポンプ27を停止させ、フォトセンサ37が出
力する信号が断続的な場合、すなわちオン(Hi)とオ
フ(Lo)の信号を交互に出力する場合には、そのオフ
の信号の継続時間を判断し、この継続時間がT1 時間、
例えば0.5sec以下のときには電動ポンプ27を駆動し、
T1 時間(0.5sec)を超えるときには、このT1 時間か
らさらにT2 時間、例えば4.5secが経過するまでの間の
時間内に状態検知手段32のフォトセンサ37がオンの
信号を出力するか否かを判断し、状態検知手段32のフ
ォトセンサ37がオンの信号を出力しない場合にのみ電
動ポンプ27の駆動を停止させるようになっている。
【0031】次に作用について、図1に示すフローチャ
ートを参照して説明する。アイロンの使用時には、まず
温度設定スイッチ41を操作して温度の設定を行なう。
この操作に応じてヒータ6が通電され、このヒータ6の
発熱でベース2の温度が上昇する。ベース2の温度は温
度センサ30により逐次検知され、この検知の信号に基
づいてヒータ6の通電が制御部40のヒータ制御回路A
を介してオンオフ制御され、この制御によりベース2が
設定温度に保たれる。
【0032】このような状態のままベース2の下面を布
地に押し当ててアイロン掛けを行えば、スチームが噴出
しないドライの使用となる。これに対し、スチームの噴
出を望む場合には、ベース2の温度をスチーム発生適温
以上の温度に設定し、かつスチームスイッチ42を操作
してスチームの設定を行なう。
【0033】このスチームの設定が行われると、次にア
イロン本体1の姿勢が水平であるか自立であるかが状態
検知手段32により判断される。すなわち、アイロン本
体1の姿勢が自立の状態にあるときには、状態検知手段
32のボール34がフォトセンサ37の対応位置から外
れており、したがってフォトセンサ37が図5(b)に
示すように、オフ(Lo)の信号を連続して出力し、こ
の信号に基づいてポンプ制御手段Bにより電動ポンプ2
7が停止状態に保持され、スチームが噴出しない。
【0034】これに対し、アイロン本体1の姿勢がほぼ
水平の状態にあるとき、すなわちアイロン本体1をほぼ
水平に保持し、ベース2を布地に当ててアイロン掛けの
作業を行なおうとするときには、アイロン本体1がほぼ
水平であることから、状態検知手段32のボール34が
フォトセンサ37の対応位置に配置し、したがってフォ
トセンサ37が図5(a)に示すように、オン(Hi)
の信号を連続して出力し、この信号がポンプ制御手段B
に送られる。そしてこの信号に基づいてポンプ制御手段
Bにより電動ポンプ27が駆動され、この電動ポンプ2
7の作動で通水継手9における流入部12内の水が吸入
パイプ28を通して吸入されるとともに、この水が吐出
パイプ29を通して流出部13内に順次供給される。
【0035】流出部13内に流入した水は給水管14を
通して気化室7内に供給され、この水がベース2の熱で
気化してスチームとなり、このスチームがスチーム噴出
孔8からベース2の下面側に順次噴出し、したがってス
チームの使用形態でアイロン掛けを行なうことができ
る。
【0036】ここで、アイロン掛けの作業中にアイロン
本体1を前後に小刻みに動かすと、状態検知手段32の
ボール34がガイド溝36に沿って往復移動し、このボ
ール34がフォトセンサ37の対応位置から瞬間的に繰
り返して離脱する。したがってフォトセンサ37が図5
(c)に示すように、オンオフ(Hi−Lo)の信号を
交互に出力し、この信号がポンプ制御手段Bに送られ
る。
【0037】ポンプ制御手段Bは、フォトセンサ37か
ら送られてくるオンオフの信号のうちのオフの信号の継
続時間を逐次検出し、その継続時間がT1 時間(0.5se
c)であるか否かを判断する。そしてオフの信号の継続
時間がT1 時間(0.5sec) 以下の場合には、オフの信号
の出力に拘らず、電動ポンプ27の駆動をそのまま継続
し、したがってスチームが連続して噴出する。このため
布地に適正量のスチームを供給して適正なアイロン掛け
を実行することができる。
【0038】一方、状態検知手段32のフォトセンサ3
7が出力するオフの信号の継続時間がT1 時間(0.5se
c)を超える場合には、アイロン本体1が自立の姿勢と
なったものと判断(自立検知)される。
【0039】そしてこの自立検知が判断された際には、
この判断の時期からT2 時間(4.5sec)が経過するまでの
間の時間内に、状態検知手段32のフォトセンサ37が
オンの信号を出力するか否かがさらに判断され、状態検
知手段32のフォトセンサ37がオンの信号を出力しな
い場合には電動ポンプ27の駆動が停止するように制御
し、スチームの噴出が停止する。
【0040】自立検知が判断された時期からT2 時間
(4.5sec)が経過するまでの間の時間内に、状態検知手段
32のフォトセンサ37がオンの信号を出力した場合、
つまり状態検知手段32のフォトセンサ37が出力する
オフの信号が切れてオンの信号に切り替わった場合に
は、自立検知の判断はキャンセルされ、電動ポンプ27
の駆動はそのまま継続し、再び状態検知手段32のフォ
トセンサ37のオンオフの信号のうちのオフの信号の継
続時間がT1 時間(0.5sec)を超えるか否かが判断され
る。
【0041】アイロン掛けの作業の合間に、現実にアイ
ロン本体1を床面に載置して自立させた場合には、状態
検知手段32のフォトセンサ37が出力するオフの信号
の継続時間がT1 時間(0.5sec)を超え、さらにこのオ
フの信号がT2 時間(4.5sec)以上連続して出力するのが
普通である。したがってアイロン掛けの作業の途中にア
イロン本体1を現実に床面に載置した場合には、スチー
ムの噴出が停止し、安全が図られる。
【0042】ところで、例えば長尺の布地にベース2を
当ててアイロン本体1をその前方に連続して移動させた
ような場合、あるいはアイロン本体1を一時的に斜め上
方に傾斜させたような場合には、状態検知手段32のボ
ール34がフォトセンサ37の対応位置からT1 時間
(0.5sec) 以上外れてオフの信号がT1 時間(0.5sec)を
超えることがあが、この場合にその都度スチームの噴出
が停止すると、適正なアイロン掛けを実行することが困
難となる。
【0043】しかし、この発明においては、オフの信号
がT1 時間(0.5sec)を超えても、そのオフの信号がさら
にT2 時間(4.5sec)以上継続しない限りスチームの噴出
が停止せず、したがって適正なアイロン掛けを実行する
ことができる。
【0044】なお、前記実施例においては、水タンク1
6がアイロン本体1に対して着脱可能なカセット式に構
成されているスチームアイロンを例に挙げて説明した
が、アイロン本体1に水タンク16が一体的に組み付け
られている構成であっても何ら差支えない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
アイロン掛けの作業中にアイロン本体を前後に小刻みに
動かしても、電動ポンプが停止せず、したがってスチー
ムを連続して噴出させて布地に適正量のスチームを供給
して適正なアイロン掛けを実行することができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるスチームアイロンの
作用を説明するためのフローチャート。
【図2】そのスチームアイロンの構造を示す断面図。
【図3】そのスチームアイロンの状態検知手段の構造を
示す断面図。
【図4】そのスチームアイロンの電気回路の構成を示す
ブロック図。
【図5】そのスチームアイロンの状態検知手段のフォト
センサが出力する信号の状態を示す説明図。
【符号の説明】
1…アイロン本体 2…ベース 7…気化室 27…電動ポンプ 32…状態検知手段 34…ボール(作動子) 37…フォトセンサ(センサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿 一春 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 坂井 博明 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 柴野 純一 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝ホームテクノ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−182299(JP,A) 特開 昭63−203197(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/10 D06F 75/14 D06F 75/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロン本体のベースの気化室内に電動ポ
    ンプを介して水を供給し、この水をベースの熱で気化さ
    せてスチームとし、このスチームをベースの下面から噴
    出させるスチームアイロンにおいて、 アイロン本体の動きに応じて動く作動子、およびこの作
    動子の動きでオンオフするセンサにより構成され、前記
    センサのオンオフの動作でアイロン本体の姿勢を、ほぼ
    水平の状態であるかほぼ自立の状態であるかを検知する
    状態検知手段と、この状態検知手段によるセンサの検知
    信号に基づいて前記電動ポンプを制御するポンプ制御手
    段とを備え、前記ポンプ制御手段は、アイロン本体がほ
    ぼ自立の状態であって前記状態検知手段のセンサがオフ
    の信号を連続して出力するときには電動ポンプを停止さ
    せ、アイロン本体がほぼ水平の状態であって状態検知手
    段のセンサがオンの信号を連続して出力するとき、およ
    びアイロン本体がほぼ水平の状態のもとで前後に動くこ
    とにより状態検知手段のセンサがオンオフし、かつその
    オフの継続時間がT1 時間以下のときには、それぞれ電
    動ポンプを駆動し、前記オフの継続時間がT1 時間を超
    えるときには、このT1 時間からさらにT2時間が経過
    するまでの間に状態検知手段のセンサがオンの信号を出
    力するか否かを判断し、オンの信号を出力しない場合に
    のみ電動ポンプの駆動を停止させることを特徴とするス
    チームアイロン。
  2. 【請求項2】T1 時間は0.5secであり、T2 時間は4.5s
    ecであることを特徴とする請求項1に記載のスチームア
    イロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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