JPH0698997A - スチームアイロン - Google Patents
スチームアイロンInfo
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- JPH0698997A JPH0698997A JP25103292A JP25103292A JPH0698997A JP H0698997 A JPH0698997 A JP H0698997A JP 25103292 A JP25103292 A JP 25103292A JP 25103292 A JP25103292 A JP 25103292A JP H0698997 A JPH0698997 A JP H0698997A
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- Japan
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- water
- steam
- vaporization chamber
- base
- iron
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行うアイロン
に関するもので、アイロンがけ作業を開始したときに、
安定したスチームを噴出させることができるスチームア
イロンを得ることを目的とする。 【構成】 アイロン本体の水平状態および自立状態を検
知する状態検知手段３２により、前記アイロン本体が自
立状態から水平状態に変化したことを検知したときに、
ポンプ装置２５を作動させる電動装置２６をポンプ制御
手段４０により駆動するようにしたもので、小休止時に
導水路１６内に侵入した空気をポンプ装置２５により強
制的に排除することができ、安定したスチームを噴出さ
せることができるとともに、スチームが噴出するまでの
時間が短縮できるようにしたものである。
に関するもので、アイロンがけ作業を開始したときに、
安定したスチームを噴出させることができるスチームア
イロンを得ることを目的とする。 【構成】 アイロン本体の水平状態および自立状態を検
知する状態検知手段３２により、前記アイロン本体が自
立状態から水平状態に変化したことを検知したときに、
ポンプ装置２５を作動させる電動装置２６をポンプ制御
手段４０により駆動するようにしたもので、小休止時に
導水路１６内に侵入した空気をポンプ装置２５により強
制的に排除することができ、安定したスチームを噴出さ
せることができるとともに、スチームが噴出するまでの
時間が短縮できるようにしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は衣類等のしわ伸ばしを行
うスチームアイロンに関するものである。
うスチームアイロンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスチームアイロンは、例
えば特開昭６１−１６２９９４号公報に示されているよ
うに図７のような構造になっていた。すなわち、タンク
１内の水を気化室２へ供給する導水路３と、この導水路
３に連設したポンプ装置４と、このポンプ装置４を操作
する操作釦５を備え、上記操作釦５の手動操作により前
記導水路３の開閉と、上下動操作を繰り返し行うことに
より、一時的に多量の水を気化室２へ供給して増量スチ
ームを噴出させるようになっていた。
えば特開昭６１−１６２９９４号公報に示されているよ
うに図７のような構造になっていた。すなわち、タンク
１内の水を気化室２へ供給する導水路３と、この導水路
３に連設したポンプ装置４と、このポンプ装置４を操作
する操作釦５を備え、上記操作釦５の手動操作により前
記導水路３の開閉と、上下動操作を繰り返し行うことに
より、一時的に多量の水を気化室２へ供給して増量スチ
ームを噴出させるようになっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、アイロンがけ作業中の小休止時に、導水
路３のタンク１側の開口部６から導水路３内に空気が侵
入し、アイロンがけ時にタンク１内の水が導水路３内に
供給された場合に、この導水路３内の空気は水に押され
て滴下ノズル７まで達する。このとき、空気にはタンク
１内の水のヘッド分の押圧力と、浮力が作用する。
造のものでは、アイロンがけ作業中の小休止時に、導水
路３のタンク１側の開口部６から導水路３内に空気が侵
入し、アイロンがけ時にタンク１内の水が導水路３内に
供給された場合に、この導水路３内の空気は水に押され
て滴下ノズル７まで達する。このとき、空気にはタンク
１内の水のヘッド分の押圧力と、浮力が作用する。
【０００４】そして、タンク１内の水量が多いときは水
の押圧力が浮力に打ち勝って、空気を滴下ノズル７から
押し出し、水を円滑に気化室へ供給することができる。
しかしながら、アイロンがけを行うことによってタンク
１内の水量が少なくなり、浮力の方が大きくなると空気
が抜けず、導水路３を遮断して水が気化室２に供給され
なくなり、スチームが出なくなるという問題があった。
の押圧力が浮力に打ち勝って、空気を滴下ノズル７から
押し出し、水を円滑に気化室へ供給することができる。
しかしながら、アイロンがけを行うことによってタンク
１内の水量が少なくなり、浮力の方が大きくなると空気
が抜けず、導水路３を遮断して水が気化室２に供給され
なくなり、スチームが出なくなるという問題があった。
【０００５】また、アイロンがけ作業中は、導水路３内
を流通する水がベース１の熱により過熱されて導水路３
内で気泡が発生する。このような場合も前記と同様に、
浮力の方が大きくなると空気が抜けず、導水路３を遮断
するという問題があった。
を流通する水がベース１の熱により過熱されて導水路３
内で気泡が発生する。このような場合も前記と同様に、
浮力の方が大きくなると空気が抜けず、導水路３を遮断
するという問題があった。
【０００６】そこで本発明は、アイロンを使用していな
い小休止の状態からアイロンがけ作業を開始したとき
に、安定したスチームを噴出させることができるスチー
ムアイロンを得ることを第１の目的としている。第２の
目的は、アイロンがけ作業中にタンクの水量の変化に影
響されることなく、安定したスチームを噴出させること
ができるスチームアイロンを得ることである。
い小休止の状態からアイロンがけ作業を開始したとき
に、安定したスチームを噴出させることができるスチー
ムアイロンを得ることを第１の目的としている。第２の
目的は、アイロンがけ作業中にタンクの水量の変化に影
響されることなく、安定したスチームを噴出させること
ができるスチームアイロンを得ることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そして、上記第一の目的
を達成するために本発明のスチームアイロンは、ヒータ
によって加熱されるベースと、このベースに形成した気
化室と、この気化室の上方に配置したタンクと、このタ
ンク内の水を前記気化室へ供給する導水路と、この導水
路に連設され、かつ、一時的に多量の水を前記気化室に
供給するポンプ装置と、このポンプ装置を駆動する電動
装置と、アイロン本体の水平状態および自立状態を検知
する状態検知手段と、この状態検知手段により、前記ア
イロン本体が自立状態から水平状態に変化したことを検
知したときに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段を
具備したものである。
を達成するために本発明のスチームアイロンは、ヒータ
によって加熱されるベースと、このベースに形成した気
化室と、この気化室の上方に配置したタンクと、このタ
ンク内の水を前記気化室へ供給する導水路と、この導水
路に連設され、かつ、一時的に多量の水を前記気化室に
供給するポンプ装置と、このポンプ装置を駆動する電動
装置と、アイロン本体の水平状態および自立状態を検知
する状態検知手段と、この状態検知手段により、前記ア
イロン本体が自立状態から水平状態に変化したことを検
知したときに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段を
具備したものである。
【０００８】また、第２の目的を達成するために本発明
のスチームアイロンは、ヒータによって加熱されるベー
スと、このベースに形成した気化室と、この気化室の上
方に配置したタンクと、このタンク内の水を前記気化室
へ供給する導水路と、この導水路に連設され、かつ、一
時的に多量の水を前記気化室に供給するポンプ装置と、
このポンプ装置を駆動する電動装置と、前記ベースの温
度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段により
前記ヒータへの通電を制御する温度制御手段と、スチー
ム噴出時における前記ベースの基準温度勾配に対して、
前記温度検知手段によって検知されたベースの温度勾配
が小さいときに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段
を具備したものである。
のスチームアイロンは、ヒータによって加熱されるベー
スと、このベースに形成した気化室と、この気化室の上
方に配置したタンクと、このタンク内の水を前記気化室
へ供給する導水路と、この導水路に連設され、かつ、一
時的に多量の水を前記気化室に供給するポンプ装置と、
このポンプ装置を駆動する電動装置と、前記ベースの温
度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段により
前記ヒータへの通電を制御する温度制御手段と、スチー
ム噴出時における前記ベースの基準温度勾配に対して、
前記温度検知手段によって検知されたベースの温度勾配
が小さいときに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段
を具備したものである。
【０００９】
【作用】本発明のスチームアイロンは、上記構成によ
り、アイロンがけ作業の開始により自立状態から水平状
態にするアイロン本体の姿勢の変化を検知してポンプ装
置を駆動することができる。したがって、このポンプ装
置により強制的にタンク内の水を導水路に供給して、導
水路内に侵入した空気を押し出して排除することができ
る。その結果、タンクから供給された水はスムーズに導
水路を通過して気化室に供給され、安定したスチームを
噴出するようになるのである。
り、アイロンがけ作業の開始により自立状態から水平状
態にするアイロン本体の姿勢の変化を検知してポンプ装
置を駆動することができる。したがって、このポンプ装
置により強制的にタンク内の水を導水路に供給して、導
水路内に侵入した空気を押し出して排除することができ
る。その結果、タンクから供給された水はスムーズに導
水路を通過して気化室に供給され、安定したスチームを
噴出するようになるのである。
【００１０】また、スチーム噴出時における前記ベース
の基準温度勾配に対して、前記温度検知手段によって検
知されたベースの温度勾配が小さいときに前記電動装置
を駆動するポンプ制御手段を具備したことにより、気化
室へ供給される水量の減少を温度検知手段により検知し
てポンプ装置を駆動させることができ、導水路内に発生
した気泡を押し出して排除することができるようになる
のである。
の基準温度勾配に対して、前記温度検知手段によって検
知されたベースの温度勾配が小さいときに前記電動装置
を駆動するポンプ制御手段を具備したことにより、気化
室へ供給される水量の減少を温度検知手段により検知し
てポンプ装置を駆動させることができ、導水路内に発生
した気泡を押し出して排除することができるようになる
のである。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図１〜図６において、１１はヒータ１２
によって加熱されるベースで、蓋体１３で覆われた気化
室１４を形成している。１５は上記ベース１１の上面側
を覆うカバーで、その上面側には複数の部材を熱或いは
超音波溶着等で結合した導水路１６を取り付けている。
この導水路１６の入口は上面に開口し、着脱自在なタン
ク１７の底部に開口した給水口１８と対向してパッキン
グ１９によりシール結合している。
いて説明する。図１〜図６において、１１はヒータ１２
によって加熱されるベースで、蓋体１３で覆われた気化
室１４を形成している。１５は上記ベース１１の上面側
を覆うカバーで、その上面側には複数の部材を熱或いは
超音波溶着等で結合した導水路１６を取り付けている。
この導水路１６の入口は上面に開口し、着脱自在なタン
ク１７の底部に開口した給水口１８と対向してパッキン
グ１９によりシール結合している。
【００１２】２０はタンク１７の底部に設けた給水口１
８の常閉弁で、タンク１７を装着したとき、導水路１６
に設けた押し上げ部２１によって常閉弁２０を上方へ動
作させ、給水口１８を開成してタンク１７内の水を導水
路１６に流入させる。また、導水路１６の出口側にはノ
ズル部２２を設け、シールパッキング２３を介して前記
気化室１４と結合している。このように、タンク１７内
の水は導水路１６を介して気化室１４に供給される。
８の常閉弁で、タンク１７を装着したとき、導水路１６
に設けた押し上げ部２１によって常閉弁２０を上方へ動
作させ、給水口１８を開成してタンク１７内の水を導水
路１６に流入させる。また、導水路１６の出口側にはノ
ズル部２２を設け、シールパッキング２３を介して前記
気化室１４と結合している。このように、タンク１７内
の水は導水路１６を介して気化室１４に供給される。
【００１３】２４は導水路１６の入口と出口の間に位置
したポンプ装置２５のシリンダで、導水路１６に連設し
ている。２６は上記シリンダ２４の上方に配置した電磁
ソレノイド等よりなる電動装置で、電気的に制御され電
流が流れると前記ポンプ装置２５を上方へ引き上げ、電
流を遮断するとポンプ装置２５を下方へ付勢するスプリ
ング２７によって、ポンプ装置２５を下方へ押し下げ
る。
したポンプ装置２５のシリンダで、導水路１６に連設し
ている。２６は上記シリンダ２４の上方に配置した電磁
ソレノイド等よりなる電動装置で、電気的に制御され電
流が流れると前記ポンプ装置２５を上方へ引き上げ、電
流を遮断するとポンプ装置２５を下方へ付勢するスプリ
ング２７によって、ポンプ装置２５を下方へ押し下げ
る。
【００１４】２８は上記ポンプ装置２５の下端に対向し
て導水路１６内に遊動自在に配置したボールで、前記ポ
ンプ装置２５の上下動によりこのボール２８を介して導
水路１６を開閉することができる。２９は上記電動装置
２５等を包囲してカバー１５上に取り付けた把手で、そ
の上面前部には「スチーム」と「ドライ」の切替えを行
うスイッチ３０と、電動装置２６を駆動させて「増量ス
チーム」を発生させるスイッチ３１を備えている。
て導水路１６内に遊動自在に配置したボールで、前記ポ
ンプ装置２５の上下動によりこのボール２８を介して導
水路１６を開閉することができる。２９は上記電動装置
２５等を包囲してカバー１５上に取り付けた把手で、そ
の上面前部には「スチーム」と「ドライ」の切替えを行
うスイッチ３０と、電動装置２６を駆動させて「増量ス
チーム」を発生させるスイッチ３１を備えている。
【００１５】３２はアイロンのアイロンの使用状態を検
知する状態検知手段で、反射形ホトセンサ３３と、反射
物体としての球３４と、この球３４をガイドする傾斜し
た溝３５を有するケース３６と蓋３７により構成されて
いる。
知する状態検知手段で、反射形ホトセンサ３３と、反射
物体としての球３４と、この球３４をガイドする傾斜し
た溝３５を有するケース３６と蓋３７により構成されて
いる。
【００１６】そして、この状態検知手段３２は、アイロ
ン本体がアイロンがけを行う水平状態またはそれに近い
状態にあるときは、図３に示すように、前記球３４はケ
ース３６の傾斜した溝３５の最下部、つまり反射形ホト
センサ３３と対向する位置に静止するため、反射形ホト
センサ３３のホトトランジスタはオン状態となる。
ン本体がアイロンがけを行う水平状態またはそれに近い
状態にあるときは、図３に示すように、前記球３４はケ
ース３６の傾斜した溝３５の最下部、つまり反射形ホト
センサ３３と対向する位置に静止するため、反射形ホト
センサ３３のホトトランジスタはオン状態となる。
【００１７】また、アイロン本体が自立状態に置かれる
と、図４に示すように、前記球３４は反射形ホトセンサ
３３と対向しない離れた位置に静止するため、反射形ホ
トセンサ３３のホトトランジスタはオフ状態となる。こ
のような構成の状態検知手段３２によりアイロン本体の
自立状態から水平状態、および自立状態から水平状態へ
の姿勢の変化を検知することができる。
と、図４に示すように、前記球３４は反射形ホトセンサ
３３と対向しない離れた位置に静止するため、反射形ホ
トセンサ３３のホトトランジスタはオフ状態となる。こ
のような構成の状態検知手段３２によりアイロン本体の
自立状態から水平状態、および自立状態から水平状態へ
の姿勢の変化を検知することができる。
【００１８】３８はベース１１の温度を検知するサーミ
スタ等の温度検知手段、３９はこの温度検知手段３８に
より前記ヒータ１２への通電を制御する温度制御手段、
４０は前記状態検知手段３２により、アイロン本体が自
立状態から水平状態に変化したことを検知したときに前
記電動装置２６を駆動するポンプ制御手段である。
スタ等の温度検知手段、３９はこの温度検知手段３８に
より前記ヒータ１２への通電を制御する温度制御手段、
４０は前記状態検知手段３２により、アイロン本体が自
立状態から水平状態に変化したことを検知したときに前
記電動装置２６を駆動するポンプ制御手段である。
【００１９】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。まず、スチームを使用してアイロンがけを行
う場合、ベース１１がヒータ１２によって加熱され水が
気化し得る温度になった後、スイッチ３０を操作すると
電動装置２６に通電されソレノイドが励磁されるため、
ポンプ装置２５をスプリング２７に打ち勝って引き上
げ、ポンプ装置２５の下端にあるボール２８の押し下げ
を解除する。したがって、タンク１７内の水は導水路１
６を通り、ノズル部２２で制限されて気化室１４に供給
され、通常のスチームを噴出させることができる。
説明する。まず、スチームを使用してアイロンがけを行
う場合、ベース１１がヒータ１２によって加熱され水が
気化し得る温度になった後、スイッチ３０を操作すると
電動装置２６に通電されソレノイドが励磁されるため、
ポンプ装置２５をスプリング２７に打ち勝って引き上
げ、ポンプ装置２５の下端にあるボール２８の押し下げ
を解除する。したがって、タンク１７内の水は導水路１
６を通り、ノズル部２２で制限されて気化室１４に供給
され、通常のスチームを噴出させることができる。
【００２０】次に、アイロンがけ中に一時的に多量のス
チームを必要とするときは、「増量スチーム」用のスイ
ッチ３１を押すと、ポンプ制御手段４０により電動装置
２６への通電を所定の間隔でオン，オフさせることによ
り、ソレノイドの励磁と無励磁が自動的に行われるた
め、ポンプ装置２５が所定のストロークで往復運動を繰
り返すことにより、一時的に多量の水をノズル部２２か
ら気化室１４へ強制的に供給することができ「増量スチ
ーム」を噴出させることができる。
チームを必要とするときは、「増量スチーム」用のスイ
ッチ３１を押すと、ポンプ制御手段４０により電動装置
２６への通電を所定の間隔でオン，オフさせることによ
り、ソレノイドの励磁と無励磁が自動的に行われるた
め、ポンプ装置２５が所定のストロークで往復運動を繰
り返すことにより、一時的に多量の水をノズル部２２か
ら気化室１４へ強制的に供給することができ「増量スチ
ーム」を噴出させることができる。
【００２１】一般にアイロンを使用していない小休止時
にアイロン本体を自立状態に設置しているときは、気化
室１４に水が供給されないように導水路１６のタンク１
７側の開口部は水に浸水していない。そのため、この開
口部から空気が導水路１６内に侵入する。
にアイロン本体を自立状態に設置しているときは、気化
室１４に水が供給されないように導水路１６のタンク１
７側の開口部は水に浸水していない。そのため、この開
口部から空気が導水路１６内に侵入する。
【００２２】そして、アイロンを使用すべくアイロン本
体を水平状態にすると、タンク１７内の水は導水路１６
に供給され、導水路１６内に侵入した空気は水に押され
て出口側へ移動し、ノズル部２２のある所まで到達す
る。一方、状態検知手段３２はアイロン本体が自立状態
から水平状態に変化したことを検知してポンプ制御手段
４０により電動装置２６を駆動する。
体を水平状態にすると、タンク１７内の水は導水路１６
に供給され、導水路１６内に侵入した空気は水に押され
て出口側へ移動し、ノズル部２２のある所まで到達す
る。一方、状態検知手段３２はアイロン本体が自立状態
から水平状態に変化したことを検知してポンプ制御手段
４０により電動装置２６を駆動する。
【００２３】したがって、ポンプ装置２５が作動して一
時的に多量の水をノズル部２２から気化室１４へ強制的
に供給することができ、「増量スチーム」を噴出させる
ことにより導水路１６内に侵入した空気を排除すること
ができる。
時的に多量の水をノズル部２２から気化室１４へ強制的
に供給することができ、「増量スチーム」を噴出させる
ことにより導水路１６内に侵入した空気を排除すること
ができる。
【００２４】このようにアイロンがけと小休止を繰返し
ながら作業を行うことにより、タンク１７内の水は徐々
に減少する一方、導水路１６内を流通する水がベース１
１の熱により過熱されて導水路１６内で気泡が発生し、
気化室１４に供給される水量が減少するとベース１１の
温度勾配、つまり、単位時間当たりの温度低下量が減少
する。
ながら作業を行うことにより、タンク１７内の水は徐々
に減少する一方、導水路１６内を流通する水がベース１
１の熱により過熱されて導水路１６内で気泡が発生し、
気化室１４に供給される水量が減少するとベース１１の
温度勾配、つまり、単位時間当たりの温度低下量が減少
する。
【００２５】このようなアイロンがけ中に気化室１４へ
供給される水量の減少を、安定したスチーム噴出時にお
ける前記ベース１１の基準温度勾配に対して、前記温度
検知手段３８によって検知されたベース１１の温度勾配
が小さいときに、ポンプ制御手段４０により電動装置２
６を駆動してポンプ装置２５を作動させることができ、
一時的に多量の水を導水路１６を通して気化室１４へ強
制的に供給することにより、導水路１６内に発生した気
泡を押し出して排除し、安定したスチームを噴出させる
ことができるものである。
供給される水量の減少を、安定したスチーム噴出時にお
ける前記ベース１１の基準温度勾配に対して、前記温度
検知手段３８によって検知されたベース１１の温度勾配
が小さいときに、ポンプ制御手段４０により電動装置２
６を駆動してポンプ装置２５を作動させることができ、
一時的に多量の水を導水路１６を通して気化室１４へ強
制的に供給することにより、導水路１６内に発生した気
泡を押し出して排除し、安定したスチームを噴出させる
ことができるものである。
【００２６】おた、ベース１１の温度を制御する温度制
御手段３９に設けたリレーのオン，オフ時間の比率で、
スチームが安定して噴出している時の比率と、スチーム
の噴出が不安定になった時の比率を比較することによっ
てポンプ置２５を作動させることも可能であり、同様の
効果が得られるものである。
御手段３９に設けたリレーのオン，オフ時間の比率で、
スチームが安定して噴出している時の比率と、スチーム
の噴出が不安定になった時の比率を比較することによっ
てポンプ置２５を作動させることも可能であり、同様の
効果が得られるものである。
【００２７】
【発明の効果】以上のように本発明のスチームアイロン
は、アイロン本体の水平状態および自立状態を検知する
状態検知手段と、この状態検知手段により、前記アイロ
ン本体が自立状態から水平状態に変化したことを検知し
たときに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段を具備
したことにより、小休止時に導水路内に侵入した空気を
ポンプ装置により強制的に排除することができ、安定し
たスチームを噴出させることができるとともに、スチー
ムが噴出するまでの時間も短縮でき、応答性に優れた使
い勝手のよいスチームアイロンを実現することができ
る。
は、アイロン本体の水平状態および自立状態を検知する
状態検知手段と、この状態検知手段により、前記アイロ
ン本体が自立状態から水平状態に変化したことを検知し
たときに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段を具備
したことにより、小休止時に導水路内に侵入した空気を
ポンプ装置により強制的に排除することができ、安定し
たスチームを噴出させることができるとともに、スチー
ムが噴出するまでの時間も短縮でき、応答性に優れた使
い勝手のよいスチームアイロンを実現することができ
る。
【００２８】また、スチーム噴出時におけるベースの基
準温度勾配に対して、温度検知手段によって検知された
ベースの温度勾配が小さいときに電動装置を駆動するポ
ンプ制御手段を具備したことにより、気化室への水の供
給量の減少に応動してポンプ装置が作動し、一時的に多
量の水を気化室へ強制的に供給することができる。
準温度勾配に対して、温度検知手段によって検知された
ベースの温度勾配が小さいときに電動装置を駆動するポ
ンプ制御手段を具備したことにより、気化室への水の供
給量の減少に応動してポンプ装置が作動し、一時的に多
量の水を気化室へ強制的に供給することができる。
【００２９】したがって、導水路内で発生した気泡やタ
ンクから流入した異物を排除することができ、安定した
スチームを発生させることができるとともに、衣類の仕
上がり効果を高めるとともに、アイロンがけ作業を能率
よく行うことができるものである。
ンクから流入した異物を排除することができ、安定した
スチームを発生させることができるとともに、衣類の仕
上がり効果を高めるとともに、アイロンがけ作業を能率
よく行うことができるものである。
【図１】本発明の一実施例を示したスチームアイロンの
要部断面図
要部断面図
【図２】同スチームアイロンの一部を断面で示した側面
図
図
【図３】同スチームアイロンの状態検知手段の水平状態
での拡大断面図
での拡大断面図
【図４】同スチームアイロンの状態検知手段の自立状態
での拡大断面図
での拡大断面図
【図５】同スチームアイロンの回路構成を示したブロッ
ク図
ク図
【図６】同スチームアイロンのベースの温度変化を示し
たグラフ
たグラフ
【図７】従来のスチームアイロンを示した要部断面図
１１ ベース １２ ヒータ １４ 気化室 １６ 導水路 １７ タンク ２５ ポンプ装置 ２６ 電動装置 ３２ 状態検知手段 ３８ 温度検知手段 ３９ 温度制御手段 ４０ ポンプ制御手段
Claims (2)
- 【請求項１】ヒータによって加熱されるベースと、この
ベースに形成した気化室と、この気化室の上方に配置し
たタンクと、このタンク内の水を前記気化室へ供給する
導水路と、この導水路に連設され、かつ、一時的に多量
の水を前記気化室に供給するポンプ装置と、このポンプ
装置を駆動する電動装置と、アイロン本体の水平状態お
よび自立状態を検知する状態検知手段と、この状態検知
手段により、前記アイロン本体が自立状態から水平状態
に変化したことを検知したときに前記電動装置を駆動す
るポンプ制御手段を具備したスチームアイロン。 - 【請求項２】ヒータによって加熱されるベースと、この
ベースに形成した気化室と、この気化室の上方に配置し
たタンクと、このタンク内の水を前記気化室へ供給する
導水路と、この導水路に連設され、かつ、一時的に多量
の水を前記気化室に供給するポンプ装置と、このポンプ
装置を駆動する電動装置と、前記ベースの温度を検知す
る温度検知手段と、この温度検知手段により前記ヒータ
への通電を制御する温度制御手段と、スチーム噴出時に
おける前記ベースの基準温度勾配に対して、前記温度検
知手段によって検知されたベースの温度勾配が小さいと
きに前記電動装置を駆動するポンプ制御手段を具備した
スチームアイロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25103292A JPH0698997A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | スチームアイロン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25103292A JPH0698997A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | スチームアイロン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0698997A true JPH0698997A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17216604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25103292A Pending JPH0698997A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | スチームアイロン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698997A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3266926A1 (en) * | 2016-07-06 | 2018-01-10 | BSH Hausgeräte GmbH | A method of generating steam and a steam generation system |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25103292A patent/JPH0698997A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3266926A1 (en) * | 2016-07-06 | 2018-01-10 | BSH Hausgeräte GmbH | A method of generating steam and a steam generation system |
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