JPH08131696A - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

Info

Publication number
JPH08131696A
JPH08131696A JP27344394A JP27344394A JPH08131696A JP H08131696 A JPH08131696 A JP H08131696A JP 27344394 A JP27344394 A JP 27344394A JP 27344394 A JP27344394 A JP 27344394A JP H08131696 A JPH08131696 A JP H08131696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature
water supply
base
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27344394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3375216B2 (ja
Inventor
Kazunori Amano
和徳 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP27344394A priority Critical patent/JP3375216B2/ja
Publication of JPH08131696A publication Critical patent/JPH08131696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3375216B2 publication Critical patent/JP3375216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Irons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベースの設定温度をいずれの温度に設定した
場合においても、気化室内に速やかに水を供給してアイ
ロンの使用開始時に直ちにスチームを噴出させることが
できる使い勝手のよいスチームアイロンを提供する。 【構成】 温度設定スイッチによりベースの設定温度が
高温に設定され、かつ使用モード設定スイッチにより使
用モードがスチーム運転モードに設定されているときに
は、電動ポンプに多量の電力Aを供給してこの電動ポン
プから送水路を通して気化室内に多量の水を流入させ、
温度設定スイッチによりベースの設定温度が低温に設定
されたときには、電動ポンプに当初のT2 時間だけ多量
の電力Aを供給してこの電動ポンプから送水路内に多量
の水を送って充満させ、そのT2 時間の経過後に電動ポ
ンプに少量の電力Bを供給して電動ポンプから送水路を
通して気化室内に少量の水を流入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベースの下面からス
チームを噴出させることが可能なスチームアイロンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来一般のスチームアイロンにおいて
は、スチーム運転モードが設定されているときに、水タ
ンク内に貯えた水を自然滴下によりベースの気化室内に
順次供給し、この水をベースの熱で気化させてスチーム
を発生させ、このスチームをベースの下面から噴出させ
るようにしている。
【0003】しかしながら、水を自然滴下で気化室内に
供給する手段では、その給水量を増減することが困難
で、このためスチームの発生量が常に一定で、アイロン
がけをする布地に応じてベースの温度を高温や低温に設
定してもそれに見合うスチームを噴出させることができ
ない。
【0004】そこで近年においては、水タンク内の水を
ベースの気化室内に供給するための給水手段として電動
ポンプを用い、この電動ポンプに供給する電力量を制御
して気化室内への給水量をベースの設定温度に応じて調
整することができるようにしたスチームアイロンが提供
されている。
【0005】すなわち、ベースの設定温度が高温の場合
には、電動ポンプに多量の電力を供給してこの電動ポン
プから送水路を通して気化室内に多量の水を送り込み、
ベースの設定温度が低温の場合には、電動ポンプに少量
の電力を供給してこの電動ポンプから送水路を通して気
化室内に少量の水を送り込むようにしたものである。
【0006】このようなスチームアイロンにおいては、
麻等の高温でアイロンがけを行なう布地の場合には気化
室内への給水量が増加してスチーム発生量が多くなり、
化繊等の低温でアイロンがけを行なう布地の場合には気
化室内への給水量が減少してスチーム発生量が少なくな
り、布地の素材とこれに噴霧されるスチーム量とが適切
に調整される利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベースの設
定温度を高温に設定して電動ポンプに多量の電力を供給
した場合には、電動ポンプから多量の水が吐出されてこ
の水が送水路を通して気化室内に速やかに供給され、し
たがってアイロンの使用開始時の当初から速やかにスチ
ームが噴出する。
【0008】一方、ドライ運転モードの設定時やアイロ
ンの非使用時には、電動ポンプから気化室に至る区間の
送水路内の水が排除されてほぼ空の状態となっている。
これはドライ運転モードの設定時やアイロンの非使用時
に振動等で不用意に送水路内から気化室内に水が漏れる
ことがないようにするためである。
【0009】電動ポンプに多量の電力を供給して多量の
水を吐出させる場合には、送水路内がほぼ空の状態にあ
っても、その水が直ちに送水路内に充満して気化室内に
流出し、したがってスチームが速やかに噴出する。
【0010】ところが、ベースの設定温度を低温に設定
して電動ポンプに少量の電力を供給した場合には、電動
ポンプから吐出される水量が少量に絞られるから、この
水がほぼ空の状態の送水路内に充満するまでに時間がか
かり、この結果、気化室内への水の供給が遅れ、アイロ
ンの使用を開始してから一定時間が経過しないとスチー
ムが噴出しないという状態が生じ、このため使い勝手が
低下し、またアイロンを使用するユーザが異常や故障が
発生したとか、不良品のアイロンではないかと勘違いし
てしまう恐れがある。
【0011】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、ベースの設定温度
をいずれの温度に設定した場合においても、気化室内に
速やかに水を供給してアイロンの使用開始時に直ちにス
チームを噴出させることができる使い勝手のよいスチー
ムアイロンを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、ベースと、このベースを加熱する
加熱手段と、前記ベースの一部に形成された気化室と、
この気化室内へ供給する水を貯える水タンクと、この水
タンク内の水を前記気化室内に送水路を通して供給する
電動式の給水手段と、前記ベースの設定温度を切換える
温度設定手段と、アイロンの使用モードをスチーム運転
モードとドライ運転モードとに切り換える使用モード設
定手段と、前記温度設定手段により設定されたベースの
設定温度および前記使用モード設定手段により設定され
た使用モードに基づいて前記給水手段を制御する制御手
段とを具備し、前記制御手段を介して、温度設定手段に
よりベースの設定温度が高温に設定され、かつ使用モー
ド設定手段により使用モードがスチーム運転モードに設
定されているときには、前記給水手段に多量の電力を供
給してこの給水手段から前記送水路を通して前記気化室
内に多量の水を流入させ、温度設定手段によりベースの
設定温度が低温に設定され、かつ使用モード設定手段に
より使用モードがスチーム運転モードに設定されている
ときには、前記給水手段に当初の所定時間だけ多量の電
力を供給してこの給水手段から前記送水路内に多量の水
を送って充満させ、その所定時間の経過後に給水手段に
少量の電力を供給して給水手段から前記送水路を通して
前記気化室内に少量の水を流入させるようにしたもので
ある。
【0013】
【作用】温度設定手段によりベースの設定温度が高温に
設定され、かつ使用モード設定手段により使用モードが
スチーム運転モードに設定されているときには、給水手
段に多量の電力が供給されるためこの給水手段から送水
路を通して気化室内に多量の水が送られ、これによりベ
ースの設定温度に見合う多量のスチームが発生して噴出
する。
【0014】これに対し、温度設定手段によりベースの
設定温度が低温に設定され、かつ使用モード設定手段に
より使用モードがスチーム運転モードに設定されている
ときには、給水手段に当初の所定時間だけ多量の電力が
供給され、この時間帯において給水手段から送水路内に
多量の水が速やかに送られる。そしてこの後、給水手段
に対する電力供給量が少量の電力に切換り、このため送
水路内に充満した水がその給水手段の動作で送水路から
気化室内に少量ずつ供給され、この水によりベースの設
定温度に見合う少量のスチームが発生して噴出する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1にはスチームアイロンの全体の構
造を示してあり、符号1がアイロン本体で、このアイロ
ン本体1は、例えばアルミダイカストで形成されたベー
ス2の上面に遮熱板3を設け、この遮熱板3の上面をカ
バー4で覆い、このカバー4の上にハンドル5を取り付
けてなる。
【0016】ベース2には加熱手段としてのヒータ6が
鋳込まれているとともに、上面に気化室7が形成され、
この気化室7内がベース2の下面に設けられたスチーム
噴出孔8を介してその下面側に連通している。
【0017】前記遮熱板3とカバー4との間には通水継
手9が設けられ、この通水継手9の一端側の上面に開口
10が形成され、この開口10の内側に押し棒11が形
成され、この押し棒11の上端部が開口10を通して通
水継手9の上方に突出している。そしてこの通水継手9
の内部には、前記押し棒11の反対側に位置して前記開
口10と連通する流出部12が形成されている。
【0018】アイロン本体1の前部には、例えばカセッ
ト式に構成された水タンク16が着脱可能に設けられて
いる。この水タンク16の底部には流出口17および弁
機構18が設けられ、前記弁機構18は支持体19に摺
動自在に支持された弁杆20の中間部に円板状の弁体2
1を取り付け、この弁体21をスプリング22を介して
前記流出口17の配置側、つまり流出口17を閉塞する
方向に弾性的に付勢してなる。
【0019】そして流出口17が通水継手9の開口10
に液密的に接続し、この状態で通水継手9の押し棒11
が弁杆20に当接して弁体21をスプリング22に抗し
て上方に押し上げ、これにより流出口17が開放状態に
保持され、水タンク16内に収容された水がこの流出口
17から開口10を通して通水継手9の流出部12内に
流入するようになっている。
【0020】なお、水タンク16の前面の上部には注水
口23が形成され、この注水口23に注水蓋24が設け
られ、この注水蓋24を開放して注水口23から水タン
ク16内に水を適宜注入することができるものである。
【0021】通水継手9の上方には給水手段として例え
ばベーン式の電動ポンプ30が設けられている。この電
動ポンプ30は合成樹脂等で形成されたポンプケース3
1と、このポンプケース31内に設けられたモータ32
とを備え、ポンプケース31内の下部にはポンプ室33
が形成され、このポンプ室33内にモータ32により駆
動されて偏心回転するロータ34が収納されている。
【0022】そしてこの電動ポンプ30は、例えばモー
タ32への印加電源の極性を反転させることにより、モ
ータ32の回転軸を正方向の回転から逆方向の回転へ切
り換えることができる正逆回転式の構造となっている。
【0023】ポンプケース31にはポンプ室33の一端
部に接続する吸水路35と、ポンプ室32の他端部に接
続する吐出路36とが形成され、前記吸水路35が前記
通水継手9の流出部12内に連通し、また吐出路36の
上端部に送水路を構成する送水管37が接続されてい
る。前記通水継手9の中間部には、上下に貫通して前記
気化室7内に連通する流出孔38が形成され、この流出
孔38に前記送水管37の他端部が接続されている。
【0024】そして前記モータ32が駆動されてロータ
34が偏心回転すると、通水継手9の流出部12内の水
が吸水路35を通してポンプ室33内に吸入され、さら
にこの水がロータ34の偏心回転による加圧力でポンプ
室33から吐出路36、送水管37、流出孔38を経て
気化室7内に順次供給される。そして通水継手9内の水
の減少に伴い水タンク16内の水が開口10を通して順
次通水継手9内に流入する。
【0025】ハンドル5の前端側の上面には操作部40
が設けられ、またハンドル5の内部には回路基板41が
設けられ、さらにベース2の上面にはこのベース2の温
度を検出する温度センサ42が設けられている。
【0026】前記操作部40には温度設定スイッチ43
および使用モード設定スイッチ44が配設されている。
温度設定スイッチ43はベース2の設定温度を布地の種
類「麻」「綿」「毛」「化3」「化2」「化1」に応じ
て切換設定し、さらにヒータ6の通電を「切」に設定す
る温度設定手段を構成し、使用モード設定スイッチ44
はアイロンの使用モードをスチーム運転モードとドライ
運転モードとに切換設定する使用モード設定手段を構成
している。
【0027】前記回路基板41には、アイロン本体1が
自立状態にあるか水平状態にあるかを検知する姿勢検知
器45および制御回路部を構成する各種の回路部品が取
り付けられている。
【0028】前記姿勢検知器45は、例えば発光素子と
受光素子とを対向配置し、その両素子間にボールを移動
自在に設け、アイロン本体1が自立状態にあるとき、す
なわちアイロンがけの作業の休止時には、ボールにより
発光素子から受光素子への光の入射を遮断してアイロン
がけの休止を検知し、アイロン本体1が水平状態にある
とき、つまりアイロンがけの作業の実行時には、ボール
の移動により発光素子から受光素子への光の入射を許容
してアイロンがけの実行を検知するようになっている。
【0029】図2には回路構成のブロック図を示してあ
る。符号47は制御手段としての制御部で、この制御部
47は、温度設定スイッチ43によりベース2の設定温
度が設定されると、ヒータ6への通電を開始する。そし
て、温度センサ42により検出される前記ベース2の温
度を監視し、その検出温度に基づいてベース2が温度設
定スイッチ43により設定された設定温度を維持するよ
うに、ヒータ6の通電をオン・オフ制御する。
【0030】また、使用モード設定スイッチ44により
スチーム運転モードが選択され、かつ姿勢検知器45に
よりアイロン本体1が水平状態にあると検知されている
ときに、電動ポンプ30に電力を供給して電動ポンプ3
0の駆動を制御する。そしてこのとき、温度設定スイッ
チ43によりベース2の設定温度が高温に設定されてい
る場合には電動ポンプ30に多量の電力を供給し、低温
に設定されている場合には、当初の所定時間だけ電動ポ
ンプ30に多量の電力を供給し、その所定時間の経過後
に少量の電力を供給するようになっている。
【0031】次に、このように構成されたスチームアイ
ロンの作用について図3に示す制御シーケンスに基づい
て説明する。アイロンを使用する際に、アイロン本体1
を床面の上に自立状態に載置し、時点t0において、使
用モード設定スイッチ44によりスチーム運転モードを
選択するとともに、温度設定スイッチ43によりベース
2の設定温度として高温の例えば「麻」を選択すると、
ヒータ6への通電が開始される。
【0032】時点t1の近傍において、温度センサ42
によるベース2の検出温度が温度設定スイッチ43で設
定された設定温度に達すると、アイロンがけの作業が可
能になるとともに、これが制御部47により図示しない
アラーム等によって報知され、かつベース2を設定温度
に維持するようにヒータ6の通電がオンオフ制御され
る。
【0033】時点t2において、アイロン本体1を床面
から持ち上げてこのアイロン本体1を自立状態から水平
状態に姿勢を変えてアイロンがけの作業を開始しようと
すると、これが姿勢検知器45により検知され、この検
知に基づいて制御部47の制御により電動ポンプ30に
電力が供給され、電動ポンプ30が駆動される。
【0034】このとき、温度設定スイッチ43によりベ
ース2の設定温度が高温に設定されているから、電動ポ
ンプ30には多量の電力Aが供給され、この電動ポンプ
30のロータ34が正方向に高速で回転する。そしてこ
のロータ34の高速回転により、通水継手9における流
出部12内の水がポンプ室33内に多量に吸入されると
ともに、この水が送水管37内に速やかに送り込まれ、
さらにこの水が送水管37内から流出孔38を通して多
量に気化室7内に供給され、この水がベース2の熱で気
化してスチームとなり、このスチームがスチーム噴出孔
8から順次噴出する。そしてこの際、気化室7内には多
量の水が供給されるから、ベース2の高温の温度設定に
見合う多量のスチームが発生して噴出する。
【0035】時点t3において、使用モード設定スイッ
チ44を「切」にオフ操作すると、ヒータ6の通電が切
れるとともに、制御部47による制御で電動ポンプ30
のロータ34が所定のT1 時間だけ逆回転し、この逆回
転により送水管37内の水がポンプ室33内に吸引さ
れ、送水管37内がほぼ空の状態となる。そしてT1 時
間の経過後に、電動ポンプ30の作動が停止する。
【0036】次に、時点t4において、使用モード設定
スイッチ44によりスチーム運転モードを選択するとと
もに、温度設定スイッチ43によりベース2の設定温度
として今度は低温の例えば「化2(化繊)」を選択する
と、ヒータ6への通電が開始される。
【0037】時点t5の近傍において、温度センサ42
によるベース2の検出温度が温度設定スイッチ43で設
定された設定温度に達すると、アイロンがけの作業が可
能になるとともに、これが制御部47により図示しない
アラーム等によって報知され、かつベース2を設定温度
に維持するようにヒータ6の通電がオンオフ制御され
る。
【0038】時点t6において、アイロン本体1を床面
から持ち上げてこのアイロン本体1を自立状態から水平
状態に姿勢を変えてアイロンがけの作業を開始しようと
すると、これが姿勢検知器45により検知され、この検
知に基づいて制御部47の制御により電動ポンプ30に
電力が供給される。
【0039】このとき、温度設定スイッチ43によりベ
ース2の設定温度が低温に設定されているから、電動ポ
ンプ30への電力の供給開始から所定のT2 時間の間
は、電動ポンプ30に多量の電力Aが供給され、T2 時
間の経過後に少量の電力Bの供給に切換わる。
【0040】T2 時間は例えば1〜2秒間であり、この
時間帯においては電動ポンプ30に多量の電力Aが供給
されているから電動ポンプ30のロータ34が正方向に
高速で回転し、このロータ34の高速回転で通水継手9
における流出部12内の水がポンプ室33内を通して送
水管37内に速やかに送り込まれ、送水管37内に水が
充満する。
【0041】送水管37内に水がほぼ充満したときにT
2 時間が経過し、この後、電動ポンプ30への電力供給
量が少量の電力Bに切換わる。したがって電動ポンプ3
0のロータ34が正方向に低速で回転し、このロータ3
4の低速回転で送水管37内の水が流出孔38から気化
室7内に少量ずつ供給され、この水がベース2の熱で気
化してスチームとなり、このスチームがスチーム噴出孔
8から順次噴出する。この際、気化室7内への給水量は
少量に絞られており、したがってベース2の低温の温度
設定に見合う少量のスチームが発生して噴出する。
【0042】時点t7において、使用モード設定スイッ
チ44によりアイロンの使用モードをドライ運転モード
に切り換えると、制御部47による制御で電動ポンプ3
0のロータ34が所定のT1 時間だけ逆回転し、この逆
回転により送水管37内の水がポンプ室33内に吸引さ
れ、送水管37内がほぼ空の状態となる。そしてT1時
間の経過後に、電動ポンプ30の作動が停止する。
【0043】時点t8において、使用モード設定スイッ
チ44によりアイロンの使用モードを再びスチーム運転
モードに切り換えると、前述の時点t6のときと同様
に、電動ポンプ30に電力が供給されるが、その電力の
供給の開始からT2 時間の間は、電動ポンプ30に多量
の電力Aが供給され、T2 時間の経過後にその電力供給
量が少量の電力Bに切換えられる。そして多量の電力A
が供給されているT2 時間の間に送水管37内に速やか
に多量の水が送られて充満し、T2 時間の経過後に送水
管37内の水が流出孔38から気化室7内に少量ずつ供
給される。
【0044】時点t9において、使用モード設定スイッ
チ44を「切」にオフ操作すると、ヒータ6の通電が切
れるとともに、制御部47による制御で電動ポンプ30
のロータ34が所定のT1 時間だけ逆回転し、この逆回
転により送水管37内の水がポンプ室33内に吸引さ
れ、送水管37内がほぼ空の状態となる。そしてT1 時
間の経過後に、電動ポンプ30の作動が停止する。
【0045】このように、温度設定スイッチ43により
ベース2の設定温度が低温に設定され、かつ使用モード
設定スイッチ44により使用モードがスチーム運転モー
ドに設定されているときには、当初のT2 時間の間だけ
電動ポンプ30に多量の電力Aを供給して電動ポンプ3
0から送水管37内に水を充満させ、T2 時間の経過後
に電動ポンプ30に少量の電力Bを供給して電動ポンプ
30から前記送水管37を通して気化室7内に少量の水
を流入させるようにしたから、ベース2の設定温度を低
温にして気化室7に少量の水を供給する場合において
も、気化室7への給水の遅れを防止して速やかにベース
2の下面からスチームを噴出させることができ、したが
って使い勝手が向上し、またユーザに異常や故障等と勘
違いさせるようなことがない。なお、前記実施例におい
ては、電動ポンプとしてベーン式ポンプを用いたが、ギ
アポンプ等を用いることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ベースの設定温度をいずれの温度に設定した場合におい
ても、気化室内に速やかに水を供給してアイロンの使用
開始時に直ちにスチームを噴出させることができ、した
がって使い勝手がよく、能率的なアイロンがけを実行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るスチームアイロンの
断面図。
【図2】そのスチームアイロンの回路構成を示すブロッ
ク図。
【図3】そのスチームアイロンの作用を説明するための
制御シーケンス図。
【符号の説明】
2…ベース 6…ヒータ(加熱手段) 7…気化室 16…水タンク 30…電動ポンプ(給水手段) 37…送水管(送水路) 43…温度設定スイッチ(温度設定手段) 44…使用モード設定スイッチ(使用モード設定手段) 47…制御部(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、このベースを加熱する加熱手段
    と、前記ベースの一部に形成された気化室と、この気化
    室内へ供給する水を貯える水タンクと、この水タンク内
    の水を前記気化室内に送水路を通して供給する電動式の
    給水手段と、前記ベースの設定温度を切換える温度設定
    手段と、アイロンの使用モードをスチーム運転モードと
    ドライ運転モードとに切り換える使用モード設定手段
    と、前記温度設定手段により設定されたベースの設定温
    度および前記使用モード設定手段により設定された使用
    モードに基づいて前記給水手段を制御する制御手段とを
    具備し、 前記制御手段は、温度設定手段によりベースの設定温度
    が高温に設定され、かつ使用モード設定手段により使用
    モードがスチーム運転モードに設定されているときに
    は、前記給水手段に多量の電力を供給してこの給水手段
    から前記送水路を通して前記気化室内に多量の水を流入
    させ、温度設定手段によりベースの設定温度が低温に設
    定され、かつ使用モード設定手段により使用モードがス
    チーム運転モードに設定されているときには、前記給水
    手段に当初の所定時間だけ多量の電力を供給してこの給
    水手段から前記送水路内に多量の水を送って充満させ、
    その所定時間の経過後に給水手段に少量の電力を供給し
    て給水手段から前記送水路を通して前記気化室内に少量
    の水を流入させることを特徴とするスチームアイロン。
  2. 【請求項2】給水手段として正逆動作式の電動ポンプを
    用い、使用モード設定手段により使用モードがスチーム
    運転モードからドライ運転モードに切換え操作が行われ
    たとき、および温度設定手段により加熱手段のオフ操作
    が行われたときに、それぞれその操作から所定時間だけ
    前記電動ポンプを逆動作させ、この電動ポンプの逆動作
    で送水路内の水を吸引して排除することを特徴とする請
    求項1に記載のスチームアイロン。
JP27344394A 1994-11-08 1994-11-08 スチームアイロン Expired - Fee Related JP3375216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27344394A JP3375216B2 (ja) 1994-11-08 1994-11-08 スチームアイロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27344394A JP3375216B2 (ja) 1994-11-08 1994-11-08 スチームアイロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08131696A true JPH08131696A (ja) 1996-05-28
JP3375216B2 JP3375216B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=17527987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27344394A Expired - Fee Related JP3375216B2 (ja) 1994-11-08 1994-11-08 スチームアイロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3375216B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7469492B1 (en) * 2007-06-29 2008-12-30 Tuming You Electric steam iron
JP2017023651A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 東芝ホームテクノ株式会社 スチームアイロン
CN109957956A (zh) * 2017-12-26 2019-07-02 松下知识产权经营株式会社 蒸汽喷出器
JP2020062411A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 セブ ソシエテ アノニム スチーム式シワ伸ばし装置
CN112779748A (zh) * 2019-11-08 2021-05-11 漳州灿坤实业有限公司 即开式蒸汽熨烫装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7469492B1 (en) * 2007-06-29 2008-12-30 Tuming You Electric steam iron
JP2010531682A (ja) * 2007-06-29 2010-09-30 游図明 電気アイロンからスチームを噴出させる方法と、前記方法を使用した電気スチームアイロン
JP2017023651A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 東芝ホームテクノ株式会社 スチームアイロン
CN109957956A (zh) * 2017-12-26 2019-07-02 松下知识产权经营株式会社 蒸汽喷出器
JP2019111279A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 スチーム噴出器
JP2020062411A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 セブ ソシエテ アノニム スチーム式シワ伸ばし装置
US11365511B2 (en) * 2018-10-18 2022-06-21 Seb S.A. Steaming appliance
CN112779748A (zh) * 2019-11-08 2021-05-11 漳州灿坤实业有限公司 即开式蒸汽熨烫装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3375216B2 (ja) 2003-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO301083B1 (no) Dampstrykningspresse
JPH08131696A (ja) スチームアイロン
JPH07236800A (ja) 自動給水式コードレススチームアイロン
JP3255489B2 (ja) スチームアイロン
JP6534886B2 (ja) スチームアイロン
JP3337576B2 (ja) コードレススチームアイロン
JP2001204998A (ja) アイロン
JP2679282B2 (ja) コードレススチームアイロン
JP3174799B2 (ja) スチームアイロン
KR101414622B1 (ko) 건조기
JPH0779915B2 (ja) スチームアイロン
JPH07289799A (ja) スチームアイロン
JPS6349195A (ja) スチ−ムアイロン
JP3174801B2 (ja) スチームアイロン
JPH07185198A (ja) 自動給水式コードレススチームアイロン
JPH0819698A (ja) スチームアイロン
JP3337559B2 (ja) スチームアイロン
JP2001204997A (ja) アイロン
JP2558708B2 (ja) スチ−ムアイロン
JPH06205897A (ja) スチームアイロン
JPH06121900A (ja) スチームアイロン
JP2517086B2 (ja) スチ―ムアイロン
JPH04132600A (ja) スチームアイロン
JP2001096098A (ja) スチームアイロン
JP3287893B2 (ja) スチームアイロン

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees