JP2595704B2 - スチームアイロン - Google Patents
スチームアイロンInfo
- Publication number
- JP2595704B2 JP2595704B2 JP1015427A JP1542789A JP2595704B2 JP 2595704 B2 JP2595704 B2 JP 2595704B2 JP 1015427 A JP1015427 A JP 1015427A JP 1542789 A JP1542789 A JP 1542789A JP 2595704 B2 JP2595704 B2 JP 2595704B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- vaporization chamber
- pump device
- steam
- tank
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行なうスチームアイロ
ンに関するものである。
ンに関するものである。
従来の技術 従来この種のスチームアイロンは、第2図に示すよう
な構造になっていた。
な構造になっていた。
すなわち、タンク32内の水をベース33に形成した気化
室34に供給するノズル部35と、同ノズル部35を開閉する
開閉桿36と、この開閉桿36上方に設けたスチーム釦37と
を備え、前記スチーム釦37を操作することにより前記開
閉桿36を上下動させ、ノズル部35からの水の流出を開閉
制御するようになっていた。
室34に供給するノズル部35と、同ノズル部35を開閉する
開閉桿36と、この開閉桿36上方に設けたスチーム釦37と
を備え、前記スチーム釦37を操作することにより前記開
閉桿36を上下動させ、ノズル部35からの水の流出を開閉
制御するようになっていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、タンク32内の水
の気化室34への流出が大気圧による自然滴下であるた
め、流出速度が遅く、その結果長時間の使用によって水
内部に含まれる不純物が前記気化室34内に堆積し、蒸気
の通路を塞ぎ、蒸気の噴出が得られなくなるといった課
題があった。
の気化室34への流出が大気圧による自然滴下であるた
め、流出速度が遅く、その結果長時間の使用によって水
内部に含まれる不純物が前記気化室34内に堆積し、蒸気
の通路を塞ぎ、蒸気の噴出が得られなくなるといった課
題があった。
そこで、本発明は前記タンク内の水を気化室に供給す
る導水路を閉じる場合、一時的に多量の水を気化室に圧
送することにより、この多量の水が瞬時に気化する圧に
よって気化室内に堆積した水アカをベースのスチーム穴
より排除し、常に気化室内の蒸気の通路を確保し、長時
間にわたって安定した良好なスチーム噴出を得ることを
目的としている。
る導水路を閉じる場合、一時的に多量の水を気化室に圧
送することにより、この多量の水が瞬時に気化する圧に
よって気化室内に堆積した水アカをベースのスチーム穴
より排除し、常に気化室内の蒸気の通路を確保し、長時
間にわたって安定した良好なスチーム噴出を得ることを
目的としている。
課題を解決するための手段 そして、上記目的を達成するために本発明は、ヒータ
を有するベースと、このベースに形成した気化室と、こ
の気化室の上方に配置したタンクと、このタンク内の水
を前記気化室に供給する導水路と、この導水路に連接し
たポンプ装置と、このポンプ装置を駆動する電動装置
と、前記ポンプ装置の往復動により前記導水路を開閉
し、かつ、ポンプ装置より上流側に配した弁体とを備
え、前記ポンプ装置の弁体によって前記導水路を閉じる
構成としたものである。
を有するベースと、このベースに形成した気化室と、こ
の気化室の上方に配置したタンクと、このタンク内の水
を前記気化室に供給する導水路と、この導水路に連接し
たポンプ装置と、このポンプ装置を駆動する電動装置
と、前記ポンプ装置の往復動により前記導水路を開閉
し、かつ、ポンプ装置より上流側に配した弁体とを備
え、前記ポンプ装置の弁体によって前記導水路を閉じる
構成としたものである。
作用 本発明のスチームアイロンは、上記構成により、ポン
プ装置を駆動して導水路を閉じると、弁体より下流の導
水路内にある水はポンプ装置によって加圧され、タンク
側へ逆流することなく気化室内へ勢いよく供給すること
ができ、気化室内の水アカをスチーム穴からスチームと
ともに外部へ排出することができるようになるのであ
る。
プ装置を駆動して導水路を閉じると、弁体より下流の導
水路内にある水はポンプ装置によって加圧され、タンク
側へ逆流することなく気化室内へ勢いよく供給すること
ができ、気化室内の水アカをスチーム穴からスチームと
ともに外部へ排出することができるようになるのであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図において、11はヒータ12によって加熱され
るベースで、蓋体13で覆われた気化室14を形成してい
る。15は上記ベース11の上面側を覆うカバーで、その上
面側には複数の部材を熱或は超音波溶着等で結合した導
水路16を取り付けている。この導水路16の入口は上面に
開口し、着脱自在なタンク17の底部に開口した給水口18
と対向してパッキング19によりシール結合している。20
はタンク17の底部に設けた給水口18の常閉弁で、タンク
17を装着したとき、導水路16に設けた押し上げ部21によ
って常閉弁20を上方へ動作させ、給水口18を開成してタ
ンク17内の水を導水路16に流入させる。また、導水路16
の出口側にはノズル部22を設け、シールパッキング23を
介して前記気化室14と結合している。このように、タン
ク17内の水は導水路16を介して気化室14に供給される。
24は導水路16の入口と出口の間に位置ポンプ装置25のシ
リンダで、導水路16に連設している。26は上記シリンダ
24の上方に配置した電磁ソレノイド等よりなる電動装置
で、電気的に制御され電流が流れると前記ポンプ装置25
を上方へ引き上げ、電流を遮断するとポンプ装置25を下
方へ付勢するスプリング27によって、ポンプ装置25を下
方へ押し下げる。28は上記ポンプ装置25の下端に対向し
て導水路16内に遊動自在に配置したボールで、前記ポン
プ装置25の上下動によりこのボール28を介して導水路16
を開閉することができる。29は上記電動装置26等を包囲
してカバー15上に取り付けた把手で、その上面前部には
「スチーム」と「ドライ」の切替えを行うスイッチ30を
備えている。
する。第1図において、11はヒータ12によって加熱され
るベースで、蓋体13で覆われた気化室14を形成してい
る。15は上記ベース11の上面側を覆うカバーで、その上
面側には複数の部材を熱或は超音波溶着等で結合した導
水路16を取り付けている。この導水路16の入口は上面に
開口し、着脱自在なタンク17の底部に開口した給水口18
と対向してパッキング19によりシール結合している。20
はタンク17の底部に設けた給水口18の常閉弁で、タンク
17を装着したとき、導水路16に設けた押し上げ部21によ
って常閉弁20を上方へ動作させ、給水口18を開成してタ
ンク17内の水を導水路16に流入させる。また、導水路16
の出口側にはノズル部22を設け、シールパッキング23を
介して前記気化室14と結合している。このように、タン
ク17内の水は導水路16を介して気化室14に供給される。
24は導水路16の入口と出口の間に位置ポンプ装置25のシ
リンダで、導水路16に連設している。26は上記シリンダ
24の上方に配置した電磁ソレノイド等よりなる電動装置
で、電気的に制御され電流が流れると前記ポンプ装置25
を上方へ引き上げ、電流を遮断するとポンプ装置25を下
方へ付勢するスプリング27によって、ポンプ装置25を下
方へ押し下げる。28は上記ポンプ装置25の下端に対向し
て導水路16内に遊動自在に配置したボールで、前記ポン
プ装置25の上下動によりこのボール28を介して導水路16
を開閉することができる。29は上記電動装置26等を包囲
してカバー15上に取り付けた把手で、その上面前部には
「スチーム」と「ドライ」の切替えを行うスイッチ30を
備えている。
次に、この一実施例の構成における作用について説明
する。アイロンが通電されていない状態では電動装置26
はOFF状態で、ポンプ装置25はスプリング27により下方
へ押し下げられボール28によって導水路16は閉じられて
いる。そして、水を入れたタンク17をアイロンに装着す
ると水は給水口18から導水路16内に流入するが、ボール
28によって導水路16が閉じられているため気化室14へは
供給されず「ドライ」の状態である。ベース11が加熱さ
れ水が気化し得る温度になった後、スイッチ30を操作す
ると電動装置26に通電されソレノイドが励磁されるた
め、ポンプ装置25をスプリング27に打ち勝って引き上
げ、ポンプ装置25の下端にあるボール28の押し下げを解
除する。したがって、タンク17内の水は導水路16を通
り、ノズル部22で制限されて気化室14に供給され、通常
のスチームを噴出させることができる。
する。アイロンが通電されていない状態では電動装置26
はOFF状態で、ポンプ装置25はスプリング27により下方
へ押し下げられボール28によって導水路16は閉じられて
いる。そして、水を入れたタンク17をアイロンに装着す
ると水は給水口18から導水路16内に流入するが、ボール
28によって導水路16が閉じられているため気化室14へは
供給されず「ドライ」の状態である。ベース11が加熱さ
れ水が気化し得る温度になった後、スイッチ30を操作す
ると電動装置26に通電されソレノイドが励磁されるた
め、ポンプ装置25をスプリング27に打ち勝って引き上
げ、ポンプ装置25の下端にあるボール28の押し下げを解
除する。したがって、タンク17内の水は導水路16を通
り、ノズル部22で制限されて気化室14に供給され、通常
のスチームを噴出させることができる。
そして、「ドライ」に切り替えるときは、前記スイッ
チ30の操作により電動装置26への通電を遮断し、ソレノ
イドの励磁を解除するとスプリング27の作用によりポン
プ装置25が下降して、その下端にあるボール28を押し下
げ導水路16を閉じ、気化室14への水の流入を止めて「ド
ライ」にすることができる。
チ30の操作により電動装置26への通電を遮断し、ソレノ
イドの励磁を解除するとスプリング27の作用によりポン
プ装置25が下降して、その下端にあるボール28を押し下
げ導水路16を閉じ、気化室14への水の流入を止めて「ド
ライ」にすることができる。
上述のように「スチーム」から「ドライ」に切り替え
る場合、ポンプ装置25が下降してボール28により導水路
16を閉じるとともに、このボール28より下流の導水路16
と連設したシリンダ24内にある水が、加圧されて勢いよ
く気化室内へ押し出されることになり、この水が気化室
14内で瞬時に気化し、この圧力によって気化室14内の水
の不純物の堆積物、すなわち水アカが浮遊し、スチーム
穴31から排出されるのである。従って、「スチーム」か
ら「ドライ」に切り替える毎に、気化室14内の水アカが
排除でき、その結果、気化室14内の蒸気の通路が塞がる
ことなく、常時安定したスチームの噴出が得られるので
ある。
る場合、ポンプ装置25が下降してボール28により導水路
16を閉じるとともに、このボール28より下流の導水路16
と連設したシリンダ24内にある水が、加圧されて勢いよ
く気化室内へ押し出されることになり、この水が気化室
14内で瞬時に気化し、この圧力によって気化室14内の水
の不純物の堆積物、すなわち水アカが浮遊し、スチーム
穴31から排出されるのである。従って、「スチーム」か
ら「ドライ」に切り替える毎に、気化室14内の水アカが
排除でき、その結果、気化室14内の蒸気の通路が塞がる
ことなく、常時安定したスチームの噴出が得られるので
ある。
発明の効果 以上のように本発明のスチームアイロンは、ヒータを
有するベースと、このベースに形成した気化室と、この
気化室の上方に配置したタンクと、このタンク内の水を
前記気化室に供給する導水路と、この導水路に連接した
ポンプ装置と、このポンプ装置を駆動する電動装置と、
前記ポンプ装置の往復動により前記導水路を開閉し、か
つ、ポンプ装置より上流側に配した弁体とを備え、前記
ポンプ装置の弁体によって前記導水路を閉じる構成とし
たことにより、「スチーム」から「ドライ」に切り替え
る度にシリンダ内の水を勢いよく気化室内へ供給して、
気化室内および気化室からスチーム穴に至る通路に堆積
した水垢を排除することができ、常時スチームを安定し
て噴出させることができるものである。
有するベースと、このベースに形成した気化室と、この
気化室の上方に配置したタンクと、このタンク内の水を
前記気化室に供給する導水路と、この導水路に連接した
ポンプ装置と、このポンプ装置を駆動する電動装置と、
前記ポンプ装置の往復動により前記導水路を開閉し、か
つ、ポンプ装置より上流側に配した弁体とを備え、前記
ポンプ装置の弁体によって前記導水路を閉じる構成とし
たことにより、「スチーム」から「ドライ」に切り替え
る度にシリンダ内の水を勢いよく気化室内へ供給して、
気化室内および気化室からスチーム穴に至る通路に堆積
した水垢を排除することができ、常時スチームを安定し
て噴出させることができるものである。
第1図は本発明の一実施例を示したスチームアイロンの
要部断面図、第2図は従来のスチームアイロンを示した
要部断面図である。 11……ベース、14……気化室、16……導水路、17……タ
ンク、25……ポンプ装置、26……電動装置。
要部断面図、第2図は従来のスチームアイロンを示した
要部断面図である。 11……ベース、14……気化室、16……導水路、17……タ
ンク、25……ポンプ装置、26……電動装置。
Claims (1)
- 【請求項1】ヒータを有するベースと、このベースに形
成した気化室と、この気化室の上方に配置したタンク
と、このタンク内の水を前記気化室に供給する導水路
と、この導水路に連設したポンプ装置と、このポンプ装
置を駆動する電動装置と、前記ポンプ装置の往復動によ
り前記導水路を開閉し、かつ、ポンプ装置より上流側に
配した弁体とを備え、前記ポンプ装置の弁体によって前
記導水路を閉じる構成としたスチームアイロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1015427A JP2595704B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | スチームアイロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1015427A JP2595704B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | スチームアイロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02195995A JPH02195995A (ja) | 1990-08-02 |
JP2595704B2 true JP2595704B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=11888481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1015427A Expired - Fee Related JP2595704B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | スチームアイロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595704B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5053272B2 (ja) | 2005-07-11 | 2012-10-17 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 蒸気装置との使用のためのボイラシステムを洗浄するための方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5867296A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-21 | 松下電器産業株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPS5875600A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | 松下電器産業株式会社 | スチ−ムアイロン |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1015427A patent/JP2595704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5867296A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-21 | 松下電器産業株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPS5875600A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | 松下電器産業株式会社 | スチ−ムアイロン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02195995A (ja) | 1990-08-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |