JPH0790105B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JPH0790105B2
JPH0790105B2 JP63292738A JP29273888A JPH0790105B2 JP H0790105 B2 JPH0790105 B2 JP H0790105B2 JP 63292738 A JP63292738 A JP 63292738A JP 29273888 A JP29273888 A JP 29273888A JP H0790105 B2 JPH0790105 B2 JP H0790105B2
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JP
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water
vaporization chamber
steam
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pump device
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親司 坂野
清一 中田
政雄 清水
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行うスチームアイロンに
関するものである。
従来の技術 従来この種のスチームアイロンは、例えば特開昭60−66
79号公報に示されているように第2図のような構造にな
っていた。すなわち、タンク1内の水をベース2と一体
に形成した気化室3に導く導水ホース4の途中に電磁式
給水弁5を設け、上記電磁式給水弁5をスイッチ6の操
作により開閉する事により、上記気化室内3への水の供
給を制御し、「スチーム」と「ドライ」の切り替えを行
っていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、アイロン掛け作業
中の「スチーム」と「ドライ」の切り替えは、スイッチ
6のON,OFFという簡単な操作で出来るものの、一時的に
多量の水を気化室内へ供給し、多量のスチームを発生さ
せる「増量スチーム」を噴出させることができないとと
もに、アイロンの把手等が熱可塑性の樹脂で形成される
ことから、アイロンの加熱によって熱的悪影響が生じて
確実な制御が行えないという問題があった。そこで本発
明は、電動装置を用いて「スチーム」と「ドライ」の切
り替え、および一時的に多量の水を気化室へ供給して
「増量スチーム」できるようにするとともに、気化室へ
一時的に多量の水を供給するためのポンプ装置の駆動ス
トロークを均一化して気化室への水の供給量を一定に保
つ事により、「増量スチーム」を安定して噴出させるこ
とができるようにすることを目的としている。
課題を解決するための手段 そして、上記目的を達成するために本発明は、ヒータに
よって加熱され、一部に気化室を形成したベースと、上
記気化室に供給する水を貯留するタンクと、このタンク
内の水を水頭によって気化室へ導く導水路と、シリンダ
が上記導水路の一部を構成し、タンク内の水を強制的に
気化室に送出する往復式のポンプ装置と、このポンプ装
置の駆動源である電動装置と、電動装置を介して上記ポ
ンプ装置を往復いずれか一方向に単動作させ、この単動
作に連動して導水路の途中に設けた弁手段を開閉する
「スチーム」「ドライ」切り替え用スイッチと、上記電
動装置を介してポンプ装置を所定回数往復動作させてタ
ンク内の水を強制的に気化室に送出させる「増量スチー
ム」用スイッチとを具備し、上記ポンプ装置のシリンダ
は導水路と一体に形成し、さらに電動装置はシリンダに
一体的に設けた支持台で支持したものである。
作用 本発明のアイロンは、上記構成により、「スチーム」と
「ドライ」の切り替えだけではなく、一時的に多量の水
を気化室へ供給して「増量スチーム」を噴出させること
ができるとともに、上記導水路の開閉と、一時的に多量
の水を気化室へ供給するポンプ装置の動作が、電動装置
によって電気的に制御されることから、その駆動ストロ
ークおよび駆動スピードが手動のようにバラツキが生じ
ることもなくなり、強力な「増量スチーム」を安定して
噴出させることができる。また、ポンプ装置のシリンダ
とポンプ装置を駆動する電動装置を導水路と一体にして
いるので、動作の伝達ロスもなくなって導水路から気化
室への水の供給量も一定に保たれるものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図に於いて、11はベースで気化室12がこれに一
体に構成されている。13は気化室12を覆う気化室蓋であ
る。14は上記ベース11の上方に配置した断熱板である。
15は導水路本体A、16は導水路本体Bで前記導水路A15
と熱溶着等で接合することで導水路17を構成している。
18は導水路17の入り口17aの周囲に取り付けた弾性のあ
る接続パッキンで、その上面をタンク19の底部に構成し
たタンク出口19aと密着してタンク19と導水路17を連通
させている。20はタンク底部のタンク出口19aを常閉す
る常閉弁で、着脱自在なタンク19を取り付けた場合に導
水路本体B16で構成された持ち上げ部21により押し開か
れタンク19内の水を導水路17へと流入させる。22は滴下
ノズルで導水路17の出口に設けられておりノズルパッキ
ン23を介して気化室蓋13の開口部13aを通って導水路17
と気化室12を連通している。24はボール弁で導水路本体
A15の導水路17の一部を形成する中空部25内に遊動自在
に設けてある。26は導水路本体B16の下面に設けた栓
で、上記導水路17を形成するために用いられている。27
もボール弁であり導水路本体A15の導水路17の一部を形
成する中空部28内に付勢バネ29を介してセットされ、ポ
ンプ装置30の下端と対向している。このポンプ装置30は
上記導水路17に構成したシリンダー31を有する32は上記
ポンプ装置30の上方に設置した電磁ソレノイド等で構成
している電動装置で、電動装置支持台33を介して上記シ
リンダ31と一体に構成されている。通常上記電動装置32
に電流が流れていない時は、バネ34が上記ポンプ装置30
を上方に付勢しており、電流を流すと、電動装置32が上
記バネ34の力に打ち勝って、上記ポンプ装置30を下方に
押しやり上記ボール弁27によって導水路17を開閉するよ
うになっている。
この様な構成において、水の流れを説明すると、タンク
19内の水は接続パッキン18を通って導水路17の入り口17
aに入り、ボール弁24を水圧にて押し動かして上記導水
路本体A15の一部で構成したシリンダー部33内に流れ込
む。上記ポンプ装置30に電流が流されると、ポンプ装置
30の下端部がボール弁27を押し下げるため水はボール弁
27を経て滴下ノズル22から気化室12へ流れ込む。
次にポンプ装置30の操作について説明する。通常電動装
置32に電流が流れていない時は、バネ34が上記ポンプ装
置30を上方に付勢している為、ポンプ装置の下端部がボ
ール弁27を押す事が出来ず、ボール弁27によって上記導
水路17を遮断して「ドライ」の状態となる。
次に、スイッチ35を押して電動装置32に通電すると、上
記電動装置32が励磁され、ポンプ装置30をバネ32の力に
打ち勝って押し下げ、ポンプ装置30の下端がボール弁27
を押し込むため、タンク19内の水は、その水頭圧力によ
って、前記のように、滴下ノズル22により流量が規制さ
れて気化室12へ供給され通常のスチームが発生する。そ
して、一時的に多量のスチームを必要とする時は、例え
ば増量スチーム用のスイッチ36を一度押すと、電子回路
(図示せず)等により電磁ソレノイドへの通電を所定の
間隔で自動的にON/OFFさせる構成にする事により、電磁
ソレノイドの励磁、無励磁がサイクル的に繰り返される
為、ポンプ装置30が上下運動を繰り返し、多量の水を滴
下ノズル22を介して気化室12へ強制供給する事が出来
る。この結果「増量スチーム」が得られるのである。こ
の増量スチームの効率を良くする目的で上記ボール弁24
を導水路17に設け、ポンプ装置が押圧した際の、タンク
19への水の逆流を防止している。更に、使い勝っての面
でも上記説明でわかる様に、単に「スチーム」「ドラ
イ」切り替え用スイッチ35、「増量スチーム」用スイッ
チ36の操作を行うだけでよい為、極めて使い良いスチー
ムアイロンを得ることが出来る。
発明の効果 以上のように本発明は、ヒータによって加熱され、一部
に気化室を形成したベースと、上記気化室に供給する水
を貯留するタンクと、このタンク内の水を水頭によって
気化室へ導く導水路と、シリンダが上記導水路の一部を
構成し、タンク内の水を強制的に気化室に送出する往復
式のポンプ装置と、このポンプ装置の駆動源である電動
装置と、電動装置を介して上記ポンプ装置を往復いずれ
か一方向に単動作させ、この単動作に連動して導水路の
途中に設けた弁手段を開閉する「スチーム」「ドライ」
切り替え用スイッチと、上記電動装置を介してポンプ装
置を所定回数往復動作させてタンク内の水を強制的に気
化室に送出させる「増量スチーム」用スイッチとを具備
し、上記ポンプ装置のシリンダは導水路と一体に形成
し、さらに電動装置はシリンダに一体的に設けた支持台
で支持したから、導水路の開閉による「スチーム」と
「ドライ」の切り替え、および一時的に多量の水を気化
室へ供給する「増量スチーム」の制御が容易に行えアイ
ロンを動かす動作と、衣類をプレスするための押圧動作
に加えて、「増量スチーム」を使用するときの操作性を
向上させることが出来る。また、アイロンの加熱により
把手等熱によって膨張変位する熱的悪影響を受けること
がないので、電動装置の動作を確実にポンプ装置の均一
な駆動ストロークに変換させることができる。従って、
「スチーム」と「ドライ」の切り替えが確実に制御でき
るだけでなく、「増量スチーム」時も気化室への水の供
給量のバラツキをなくすことができるので、強力な「増
量スチーム」を安定して噴出させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスチームアイロンのポ
ンプ装置部分の要部断面図、第2図は従来のスチームア
イロンの要部断面正面図である。 11……ベース、12……気化室、17……導水路、19……タ
ンク、30……ポンプ装置、31……シリンダ、33……電動
装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータによって加熱され、一部に気化室を
    形成したベースと、上記気化室に供給する水を貯留する
    タンクと、このタンク内の水を水頭によって気化室へ導
    く導水路と、シリンダが上記導水路の一部を構成し、タ
    ンク内の水を強制的に気化室に送出する往復式のポンプ
    装置と、このポンプ装置の駆動源である電動装置と、電
    動装置を介して上記ポンプ装置を往復いずれか一方向に
    単動作させ、この単動作に連動して導水路の途中に設け
    た弁手段を開閉する「スチーム」「ドライ」切り替え用
    スイッチと、上記電動装置を介してポンプ装置を所定回
    数往復動作させてタンク内の水を強制的に気化室に送出
    させる「増量スチーム」用スイッチとを具備し、上記ポ
    ンプ装置のシリンダは導水路と一体に形成し、さらに電
    動装置はシリンダに一体的に設けた支持台で支持したス
    チームアイロン。
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