JPH09315187A - 電車線の敷設及び撤去用高所作業車 - Google Patents

電車線の敷設及び撤去用高所作業車

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JPH09315187A
JPH09315187A JP13884196A JP13884196A JPH09315187A JP H09315187 A JPH09315187 A JP H09315187A JP 13884196 A JP13884196 A JP 13884196A JP 13884196 A JP13884196 A JP 13884196A JP H09315187 A JPH09315187 A JP H09315187A
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wire
drum
winding
work
vehicle
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JP13884196A
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English (en)
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Takashi Kondo
隆士 近藤
Satoshi Shibuya
聡 渋谷
Kiyotaka Tawara
清隆 俵
Hideaki Emoto
英明 江本
Koji Sawada
宏二 澤田
Katsumasa Jomen
克昌 定免
Hiroyuki Suzuki
博幸 鈴木
Yoshiteru Furukawa
芳晃 古川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
West Japan Railway Co
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
West Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ば、車両を一定のスピードで電車線を一定の張
力で延線、巻取作業及びハンガの掛替え作業を複数箇所
同時に行うことにある。 【解決手段】軌陸車1の車体の前後に位置させて設置さ
れ、且つトロリ線13の延線ドラム及び巻取ドラム40をそ
れぞれ回転可能に保持した昇降移動可能な延線及び巻取
装置4と、これら延線及び巻取装置4の上方に昇降用支
柱により昇降移動可能に支持され、且つ車体の前後方向
に伸縮移動する複数段の補助作業台を有する作業台5、
この作業台5上に取付けられ、延線ドラム40より電車線
を一定の曲率半径で張出し案内する架線案内装置6、作
業台4上に取付けられ、張替えた電車線13の高さを計測
確認する架線検測装置7及び巻取ドラム40に巻取られる
電車線の太さに応じ巻取方向に対して直角方向に電車線
を移動案内するトラバーサ装置8からなる作業装置とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路と軌道の双方を
走行する軌陸車によりトロリ線をはじめき電線、吊架線
等種々のケーブル、ワイヤーの敷設及び撤去作業を行う
高所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電車線の敷設及び撤去用高
所作業車としては、図15に示すように軌陸車100に
より牽引されるトロッコ101上にトロリ線103を巻
いたドラム102を搭載し、このドラム102より繰出
したトロリ線102を軌陸車100の上部に設けられた
作業台上の架線案内装置104に支持させた状態で、軌
陸車100をゆっくり移動させながらトロリ線103を
張設する構成のものが用いられている。
【0003】しかし、このような電車線の敷設及び撤去
用高所作業車において、トロリ線の張替え工事時には予
め前作業として張設した新トロリ線が垂れ下がらないよ
うに引っ掛けて置く仮ハンガが必要になる。
【0004】また、ドラム102は軌陸車100とは別
個のトロッコ101上により搬送しているため、現地で
のドラムの乗せ替えが必要になる。さらに、新旧トロリ
線の掛け替え時にはタワー型トロを利用しているが、一
つのタワー型トロに上部での作業者が一人、下部での移
動と補助作業に作業者が一人以上必要となるため、ハン
ガの掛替えが複数個同時にできず、且つ作業環境及び作
業能率も悪い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電車
線の敷設及び撤去用高所作業車においては、トロリ線の
張替え作業を行う軌陸車とは別個のトロッコにより、ト
ロリ線が巻かれたドラムを搬送するようにしているた
め、現場でのドラムの乗せ替えに時間がかかり、しかも
トロリ線の張設に際しては仮ハンガを取付けるという前
作業が必要であった。
【0006】さらに、タワー型トロを利用したトロリ線
の掛替えは非効率的で、且つ安全性が確保されにくく、
しかも延線、巻取、ハンガ掛替え作業を一台の車両上で
できないという問題があった。
【0007】本発明は上記のような問題を解消するため
なされたもので、車両を一定のスピードで電車線を一定
の張力で延線、巻取作業が行える高所作業車及びハンガ
の掛替え作業を複数箇所同時に行える電車線の敷設及び
撤去用高所作業車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により電車線の敷設及び撤
去用高所作業車を構成するものである。請求項1に対応
する発明は、軌陸車の車体の前後に位置させて設置さ
れ、且つ電車線の延線ドラム及び巻取ドラムをそれぞれ
回転可能に保持した昇降移動可能な延線及び巻取装置
と、これら延線及び巻取装置の上方に昇降用支柱により
昇降移動可能に支持され、且つ前記車体の前後方向に伸
縮移動する複数段の補助作業台を有する作業台、この作
業台上に取付けられ、前記延線ドラムより電車線を一定
の曲率半径で張出し案内する架線案内装置及び前記巻取
ドラムに巻取られる電車線の太さに応じ巻取方向に対し
て直角方向に電車線を移動案内するトラバーサ装置から
なる作業装置とを備え、前記作業装置により電車線の延
線及び巻取等の張替え作業を前記軌陸車を走行させなが
ら行う。
【0009】従って、上記のような構成の電車線の敷設
及び撤去用高所作業車にあっては、延線、巻取装置によ
り電車線を一定の張力で張出したり巻き取ったりするこ
とができ、また作業者が作業台上で一定間隔で既設電車
線と接続されている架線金具を新電車線への付け替える
複数箇所での作業を同時に行うことができ、しかも新電
車線を延線しながら仮ハンガの取付けを容易に行うこと
ができる。
【0010】また、架線案内装置により電車線が張出し
ていくときの案内を円滑に行うことができ、またトラバ
ーサ装置により電車線を巻取るときにドラムに線を整列
させて巻取ることができる。
【0011】請求項2に対応する発明は、軌陸車の車体
の前後に位置させて設置され、且つ電車線の延線ドラム
及び巻取ドラムをそれぞれ回転可能に保持した昇降移動
可能な延線及び巻取装置と、これら延線及び巻取装置の
上方に昇降用支柱により昇降移動可能に支持され、且つ
前記車体の前後方向に伸縮移動する複数段の補助作業台
を有する作業台、この作業台上に取付けられ、前記延線
ドラムより電車線を一定の曲率半径で張出し案内する架
線案内装置、前記作業台上に取付けられ、張替えた電車
線の高さを計測確認する架線検測装置及び前記巻取ドラ
ムに巻取られる電車線の太さに応じ巻取方向に対して直
角方向に電車線を移動案内するトラバーサ装置からなる
作業装置とを備え、前記延線及び巻取装置を、ドラムを
それぞれ昇降させる昇降機構、ドラムを保持する把持機
構及び油圧駆動で正転、逆転が可能な回転機構により構
成し、前記作業台を、車体の前後方向に複数段の補助作
業台を引出しシリンダにより伸縮移動させる機構により
構成し、前記架線案内装置を、電車線を張出していくと
きの案内支持を複数個の電車線ローラで一定以上の曲げ
半径がとれるようにし、且つ電車線の蛇行に対して上下
左右方向へ移動しながら案内支持する機構により構成
し、前記架線検測装置を、昇降可能で折り畳み自在なパ
ンタグラフ及びこのパンタグラフの揺動により前記電車
線の高さが計測可能な機構により構成し、前記トラバー
サ装置を、巻取る線の太さに応じて巻取方向に対して直
角方向に電車線を移動させながら案内するスライド機構
により構成し、前記作業装置により電車線の延線及び巻
取等の張替え作業を前記軌陸車を走行させながら行う。
【0012】従って、上記のような構成の電車線の敷設
及び撤去用高所作業車にあっては、請求項1に対応する
発明と同様の作用効果が得られる他、架線検測装置によ
り張替えた電車線の高さの計測確認ができ、しかも未使
用のときにはパンタグラフを折り畳んで回転させること
により床と平行な姿勢で収納することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3は本発明による電車線
の敷設及び撤去用高所作業車の実施の形態をそれぞれ示
すもので、図1は軌陸車がレールに乗った状態を示す側
面図、図2は軌陸車がレールに乗り、延線作業状態を示
す側面図、図3は軌陸車がレールに乗り、巻取作業状態
を示す側面図である。
【0014】図1乃至図3において、1は軌陸車で、こ
の軌陸車1はトラックを母体とし、その車体上に固定さ
れたシャーシ10の前後左右にレール3上を走行する鉄
車輪2を支持すると共に駆動する機構が備えられてい
る。この機構は軌陸車1をトラックとして道路を走行さ
せるときは、タイヤにより道路を走行できる位置まで車
体を下降させると共に鉄車輪2を路面より上方に浮かせ
ることが可能であり、また鉄車輪2でレール3上を走行
させるときは、トラックの車体全体をレール3より上方
に持上げた状態で支持することが可能になっている。
【0015】このような軌陸車1のシャーシ10上に車
体の前後に位置させて2個の延線及び巻取装置4を設置
し、またこれら延線及び巻取装置4の上方に車体の前後
左右にそれぞれ垂直に取付けられた昇降用支柱9の先端
に昇降移動可能に支持された作業台5、この作業台5上
に設置された架線案内装置6、架線検測装置7及びトラ
バーサ装置8からなる作業装置が設けられている。
【0016】上記延線及び巻取装置4は、図4及び図5
に示すようにドラム40と、このドラム40の両端を回
転可能に把持する把持装置43とを備え、この把持装置
43は把持シリンンダ41の伸縮で把持プレート46を
介してドラム40を保持または解放し、把持時はドラム
昇降シリンンダ42の伸縮で把持装置43全体を昇降移
動する昇降機構を備えている。
【0017】また、この把持装置43にはドラム40を
正回、逆転できる油圧駆動モータ44、片側にはその回
転を円滑にするための支持装置45を有する回転機構を
備えている。
【0018】一方、上記作業装置において、作業台5は
図6に示すように前後に複数段の補助作業台が伸縮自在
に収納されている。この補助作業台は引出し床51の両
側に軌陸車1の前後方向に伸縮する複数段(ここでは1
段目と2段目)の引出し床53a,53b及び54a,
54bと、引出し床51に固定され、可動ロッドの先端
を一段目引出し床53a,53bに連結した一段目引出
しシリンダ52a,52b及び一段目引出し床53a,
53bに固定され、可動ロッドの先端に二段目引出し床
54a,54bを連結した二段目引出しシリンダ55
a,55bから構成され、一段目引出しシリンダ52
a,52b及び二段目引出しシリンダ55a,55bを
駆動することにより、一段目引出し床53a,53b及
び二段目引出し床54a,54bを軌陸車1の前後方向
に水平に伸縮移動できるようになっている。
【0019】そして、この作業台5全体は作業台昇降シ
リンンダ11により昇降用支柱9を介して昇降移動でき
るようになっている。また、架線案内装置6はトロリ線
の延線時に使用されるもので、作業台5の引出し床51
上の後方位置に取付けられる。この架線案内装置6は図
7乃至図9に示すように昇降シリンダ70の直線運動に
より伸縮して高さ方向に移動するクロスリンクフレーム
71と、このクロスリンクフレーム71の上端部に取付
けられた架線案内機構72とから構成されている。
【0020】この架線案内機構72は、クロスリンクフ
レーム71に固定された電動モータ74に直結されて駆
動されるスライド軸75と、このスライド軸75の両側
に平行にして配設されたガイドロッド76及びスライド
軸75の回転によりガイドロッド76を介して軸方向に
移動する複数個のトロリ線保持ローラ73とから構成さ
れている。複数個のトロリ線保持ローラ73は溝に掛け
られるトロリー線の張出しに際して一定以上の曲げ半径
が取れるように配置されている。
【0021】また、トロリ線保持ローラ73のトロリ線
張出し方向にトロリ線案内用のローラ77がクロスリン
クフレーム71に回転自在に支持されている。さらに、
トラバーサ装置8は、トロリ線の巻取時に使用されるも
ので、作業台5の引出し床51下部の後方位置に取付け
られる。このトラバーサ装置8は、図10及び図11に
示すように引出し床51下部に固定された電動モータ8
2に直結されて駆動されるスライド軸83と、このスラ
イド軸83の両側に平行に配設されたガイドロッド84
と、スライド軸83の回転によりガイドロッド84に案
内されて移動する移動体85及びこの移動体85に取付
けられたトロリ線案内機構80とから構成されている。
このトロリ線案内機構80は、上下一対のローラ81を
支持枠81aに回転自在に取付け、この一対のローラ8
1間にトロリ線12を通してドラム側に移動案内させる
ものでものである。
【0022】また、架線検測装置7は張替えたトロリ線
の高さを計測確認時に使用されるもので、作業台5の引
出し床51の中央部よりやや前方位置に取付けられてい
る。この架線検測装置7は図12乃至図14に示すよう
に引出し床51上に取付けられた支持部材90に回転自
在に支持された回転軸91にパンタグラフ93が取付け
られ、このパンタグラフ93の中心軸94には重力式の
錘92が取付けられている。この錘92はパンタグラフ
93が回転軸91を中心に回動させることにより、図1
2に示すように水平状態又は図13に示すように垂直状
態に維持させることができる。
【0023】次に上記のように構成された電車線の敷設
及び撤去用高所作業車の作用について述べるに、図1に
示すように軌陸車1が鉄車輪2を介してレール3に乗っ
た状態から、延線、巻取及びハンガの掛替え作業時の作
用を図2及び図3により説明する。
【0024】軌陸車1のシャーシ10上の前方(キャブ
側)にトロリ線が巻かれている延線ドラム40、後方に
空の巻取ドラム40を延線及び巻取装置4にそれぞれ把
持させてセットする。この場合、延線及び巻取装置4
は、図4及び図5に示すようにドラム40を把持シリン
ダ41の伸縮により把持プレート46を介して保持さ
せ、この状態でドラム昇降シリンダ42を伸縮させて把
持装置43全体を昇降させて高さ方向に対して調整す
る。
【0025】その後、作業台5は前後左右の4か所に設
けた昇降用支柱9を作業のし易い高さ位置まで上昇さ
せ、この状態で図6に示すように各段の補助作業台の引
出しシリンダ52a,52b及び55a,55bを駆動
して引出し床53a,53b及び54a,54bを軌陸
車1の前後方向に延ばす。
【0026】次に延線作業の準備としてトロリ線13を
延線ドラム40から引出し、架線案内装置6の架線案内
機構におけるローラを通してその先端を支柱の一端に固
定する。この場合、ドラム40より引出された新トロリ
線13は図7乃至図9に示すように架線案内装置6の昇
降シリンダ70の伸縮でクロスリンクフレーム71を介
して任意の高さにセットでき、左右方向にもクロスリン
クフレーム71に固定された電動モータ74に直結して
いるスライド軸75を駆動することでガイドロッド76
を介して任意に移動可能な複数個のトロリ線保持ローラ
72の溝に入り、且つローラ73に案内されて張出され
る。
【0027】このような状態で、車両を前進させながら
油圧駆動でドラム40を回転させ、トロリ線13を繰出
して行く。繰出されたトロリ線側の作業者は一定のスパ
ンでトロリ線13を吊架線14にハンガ15を掛けて吊
して行く。
【0028】この時、作業台5の前方の作業者は既設の
トロリ線12の高さ、左右方向の基準からのズレ量を架
線案内装置6で制御すると共に、旧トロリ線12に掛か
っているハンガ15を外していく。
【0029】次に巻取作業の時は旧トロリ線12の一端
を架線案内装置6の架線案内機構におけるローラとトラ
バーサ装置8のトロリ線案内機構におけるローラを通し
て後方の巻取ドラム40に固定し、車両を後進させなが
ら油圧駆動でドラム40を回転させてトロリ線12を巻
き取っていく。
【0030】この時、架線案内装置6は延線作業のとき
と同様に働き、トラバーサ装置8は図10及び図11に
示すように上下一対のローラ81の間を旧トロリ線12
が通り、電動モータ82に直結しているスライド軸83
が駆動することで、巻取方向に対して直角方向に旧トロ
リ線12を移動及び案内することで、ドラム40に旧ト
ロリ線12を整列させる巻取ることができる。
【0031】また、張替えたトロリ線の高さの確認計測
のため、作業台5に固定されている折り畳み式の架線検
測装置7は図12乃至図14に示すように回転軸91を
中心に水平状態から垂直状態に回動させて高さ方向に伸
ばすことにより、重力式の錘92がトロリ線に追従して
揺動するので、その状態からトロリ線の吊り高さを計測
確認できる。
【0032】このように本実施の形態では、軌陸車1の
シャーシ10上に車体の前後に位置させてドラムをそれ
ぞれ昇降させる昇降機構、ドラムを保持する把持機構及
び油圧駆動で正転、逆転が可能な回転機構により構成さ
れた2個の延線及び巻取装置4を搭載し、またこれら延
線及び巻取装置4の上方に車体の前後左右にそれぞれ垂
直に取付けられた昇降用支柱9の先端に昇降機構、前後
方向に複数段に伸縮する機構により構成された作業台
5、トロリ線を張出していくときの案内支持を複数個の
トロリ線ローラで一定以上の曲げ半径がとれるように配
置し、トロリ線の蛇行に対し上下左右方向へ移動しなが
ら案内支持可能な構造の架線案内装置6、パンタグラフ
が昇降可能な機構により構成された架線検測装置7及び
巻取る線の太さに応じて巻取方向に対して直角方向に線
を移動させながら案内する機構により構成されたトラバ
ーサ装置8からなる作業装置を昇降移動可能に支持する
ようにしたものである。
【0033】従って、延線及び巻取装置4によりトロリ
線を一定の張力で張出したり巻き取ったりすることがで
き、また作業者が作業台5上で一定間隔で既設トロリ線
12と接続されている架線金具を新トロリ線13へ付け
替える複数箇所での作業を同時に行うことができ、しか
も新トロリ線13を延線しながら仮ハンガ15の取外し
を容易に行うことができる。
【0034】また、架線案内装置6によりトロリ線が張
出していくときの案内を円滑に行うことができる。ま
た、トラバーサ装置8によりトロリ線を巻取るときにド
ラムに線を整列させて巻取ることができる。
【0035】さらに、架線検測装置7により張替えたト
ロリ線の高さの計測確認ができ、しかも未使用のときに
はパンタグラフを折り畳んで回転させることにより床と
平行な姿勢で収納することができる。
【0036】このような電車線路の敷設及び撤去用高所
作業車にあっては、一定のスピード、一定の張力で延
線、巻取作業及びハンガの掛替え作業を連続して短時間
に行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車両
を一定のスピードで電車線を一定の張力で延線、巻取作
業が行える高所作業車及びハンガの掛替え作業を複数箇
所同時に行える電車線路の敷設及び撤去用高所作業車を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電車線の敷設及び撤去用高所作業
車の実施の形態において、軌陸車がレールに乗った状態
を示す側面図。
【図2】同実施の形態において、軌陸車がレールに乗
り、延線作業状態を示す側面図。
【図3】同実施の形態において、軌陸車がレールに乗
り、巻取作業状態を示す側面図。
【図4】同実施の形態における延線及び巻取装置を示す
正面図。
【図5】同延線及び巻取装置の側面図。
【図6】同実施の形態における作業台が前後に張出した
状態を示す正面図。
【図7】同実施の形態における架線案内装置が作業台床
上に収納された状態を示す側面図。
【図8】同架線案内装置を図7の矢印方向から見た図。
【図9】同架線案内装置が一番上がった状態を示す側面
図。
【図10】同実施の形態におけるトラバーサ装置を示す
正面図。
【図11】同トラバーサ装置の側面図。
【図12】同実施の形態における架線検測装置が作業台
上に収納されている状態を示す側面図。
【図13】同架線検測装置が回動して計測可能な状態を
示す側面図。
【図14】同架線検測装置が作業台上に収納されている
状態を示す平面図。
【図15】従来の電車線の敷設及び撤去用高所作業車を
説明するための側面図。
【符号の説明】
1……軌陸車 2……鉄車輪 3……レール 4……延線及び巻取装置 5……作業台 6……架線案内装置 7……架線検測装置 8……トラバーサ装置 9……昇降用支柱 10……シャーシ 11……作業台昇降シリンンダ 40……ドラム 41……把持シリンンダ 42……ドラム昇降シリンンダ 43……把持装置 44……油圧駆動モータ 45……支持装置 46……把持プレート 51……引出し床 52a,52b及び55a,55b……一段目及び二段
目引出しシリンダ 53a,53b及び54a,54b……一段目及び二段
目引出し床 70……昇降シリンダ 71……クロスリンクフレーム 72……架線案内機構 73……トロリ線保持ローラ 75……スライド軸 76……ガイドロッド 77……ローラ 81……ローラ 81a……支持枠 82……電動モータ、 83……スライド軸 84……ガイドロッド 85……移動体 90……支持部材 91……回転軸 92……錘 93……パンタグラフ 94……中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 俵 清隆 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 江本 英明 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 澤田 宏二 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 定免 克昌 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 鈴木 博幸 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 古川 芳晃 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌陸車の車体の前後に位置させて設置さ
    れ、且つ電車線の延線ドラム及び巻取ドラムをそれぞれ
    回転可能に保持した昇降移動可能な延線及び巻取装置
    と、これら延線及び巻取装置の上方に昇降用支柱により
    昇降移動可能に支持され、且つ前記車体の前後方向に伸
    縮移動する複数段の補助作業台を有する作業台、この作
    業台上に取付けられ、前記延線ドラムより電車線を一定
    の曲率半径で張出し案内する架線案内装置及び前記巻取
    ドラムに巻取られる電車線の太さに応じ巻取方向に対し
    て直角方向に電車線を移動案内するトラバーサ装置から
    なる作業装置とを備え、 前記作業装置により電車線の延線及び巻取等の張替え作
    業を前記軌陸車を走行させながら行うことを特徴とする
    電車線の敷設及び撤去用高所作業車。
  2. 【請求項2】 軌陸車の車体の前後に位置させて設置さ
    れ、且つ電車線の延線ドラム及び巻取ドラムをそれぞれ
    回転可能に保持した昇降移動可能な延線及び巻取装置
    と、これら延線及び巻取装置の上方に昇降用支柱により
    昇降移動可能に支持され、且つ前記車体の前後方向に伸
    縮移動する複数段の補助作業台を有する作業台、この作
    業台上に取付けられ、前記延線ドラムより電車線を一定
    の曲率半径で張出し案内する架線案内装置、前記作業台
    上に取付けられ、張替えた電車線の高さを計測確認する
    架線検測装置及び前記巻取ドラムに巻取られる電車線の
    太さに応じ巻取方向に対して直角方向に電車線を移動案
    内するトラバーサ装置からなる作業装置とを備え、 前記延線及び巻取装置を、ドラムをそれぞれ昇降させる
    昇降機構、ドラムを保持する把持機構及び油圧駆動で正
    転、逆転が可能な回転機構により構成し、 前記作業台を、車体の前後方向に複数段の補助作業台を
    引出しシリンダにより伸縮移動させる機構により構成
    し、 前記架線案内装置を、電車線を張出していくときの案内
    支持を複数個の電車線ローラで一定以上の曲げ半径がと
    れるようにし、且つ電車線の蛇行に対して上下左右方向
    へ移動しながら案内支持する機構により構成し、 前記架線検測装置を、昇降可能で折り畳み自在なパンタ
    グラフ及びこのパンタグラフの揺動により前記電車線の
    高さが計測可能な機構により構成し、 前記トラバーサ装置を、巻取る線の太さに応じて巻取方
    向に対して直角方向に電車線を移動させながら案内する
    スライド機構により構成し、 前記作業装置により電車線の延線及び巻取等の張替え作
    業を前記軌陸車を走行させながら行うことを特徴とする
    電車線の敷設及び撤去用高所作業車。
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