JP4169717B2 - 軌道用スラブ搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軌道用スラブ搬送装置に関するものである。
軌道に設けられた軌道用スラブの取り替え作業は、従来、夜間等の鉄道の休止時間帯に、作業場所(軌道内)に門型のクレーン構体を構築し、そのクレーンにて、古い既設のスラブを吊り上げ運搬台車に積み込み、新しいスラブを設置することで取り替え作業を行っている。そして、取り替え作業が終わると、クレーン構体を解体撤去している。
また、従来、軌道を走行しかつスラブ等を吊り上げ可能としたものとして、台車の上にジブクレーンを搭載させた車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−199490号公報
従来のように、作業場所にクレーン構体を構築して行う作業では、クレーン据付(撤去)に多くの時間を費やし、実際のスラブの取り替え作業時間が短く、少数枚のスラブしか取り替えできず非常に作業効率が悪いという問題点がある。
ジブクレーン型の車両は、構造上、スラブの積み下ろし作業範囲が極めて狭く、また、ジブクレーンが大型で非常に不安定であるという問題点がある。
本発明に係る軌道用スラブ搬送装置は、軌道を走行する台車と、一対の支柱と該支柱間を連結し軌道用スラブを吊り持ちする巻上機を走行させる横行ビームとを有する門型のクレーン構体と、を備え、一対の上記支柱の内の一方側の第1支柱が上記台車上に立設され、かつ、該第1支柱側を鉛直軸心として該クレーン構体が旋回自在とされ、該クレーン構体は旋回動作により、上記横行ビームの長手方向を上記台車の走行方向側とした収納状態と、上記台車の走行方向と直交方向に旋回して該台車が走行する上記軌道の隣の軌道用スラブを跨ぐ展開状態と、に切り換え可能とされ、しかも、上記一対の支柱の内の他方側の第2支柱は、下部が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、該下部の先端部には支柱長さを変更させるジャッキが付設されている構成である。
また、軌道を走行する台車と、一対の支柱と該支柱間を連結し軌道用スラブを吊り持ちする巻上機を走行させる横行ビームとを有する門型のクレーン構体と、を備え、一対の上記支柱の内の一方側の第1支柱が上記台車上に立設され、かつ、該第1支柱側を鉛直軸心として該クレーン構体が旋回自在とされ、該クレーン構体は旋回動作により、上記横行ビームの長手方向を上記台車の走行方向側とした収納状態と、上記台車の走行方向と直交方向に旋回して該台車が走行する上記軌道の隣の軌道用スラブを跨ぐ展開状態と、に切り換え可能とされ、さらに、上記クレーン構体は、上記台車の前後2カ所に設けられて、しかも、上記一対の支柱の内の他方側の第2支柱は、下部が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、該下部の先端部には支柱長さを変更させるジャッキが付設されている構成である。
また、上記台車の前後2カ所に設けられた上記クレーン構体の間であって該台車上に、スラブ載置スペースが設けられている。
た、クレーン構体の上記横行ビームは、長手方向に沿ってラック状部材を有し、上記巻上機は、該ラック状部材に沿って転動して該巻上機を走行させかつ静止して該ラック状部材の任意位置にて該巻上機を位置保持させるピニオンを有している。
また、軌道用スラブ搬送装置は、軌道を走行する2台の連結された台車と、各台車の前後2カ所に設けられたクレーン構体と、を備え、各クレーン構体は、一対の支柱と該支柱間を連結し軌道用スラブを吊り持ちする巻上機を走行させる横行ビームとを有して門型とされ、さらに、一対の上記支柱の内の一方側の第1支柱が上記台車上に立設され、かつ、該第1支柱側を鉛直軸心として該クレーン構体が旋回自在とされ、しかも、上記一対の支柱の内の他方側の第2支柱は、下部が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、該下部の先端部には支柱長さを変更させるジャッキが付設され、さらに、一方の上記台車の一組のクレーン構体が、既設の軌道用スラブの撤去用とされ、他方の上記台車の一組のクレーン構体が、新設の軌道用スラブの据付用とされたものである。
本発明の軌道用スラブ搬送装置によれば、車両基地から短時間で作業場所まで移動でき、かつ、作業場所にて短時間でクレーン構体を作業状態とでき、直ちに軌道用スラブの取り替え作業にかかることができる。
つまり、クレーン構体が台車に搭載されるため、速やかに作業場所にクレーン構体を搬送でき、また、旋回動作にて、簡単にクレーン構体を使用状態である展開状態とすることができる。そして、作業終了後は旋回動作にてクレーン構体を迅速に台車に収納させることができる。従って、作業場所における準備作業と撤収作業とが短時間で済み、スラブ取り替え作業時間を多く取ることが可能となり、効率化を図ることができる。
旋回動作によりクレーン構体を台車上に収納状態とすることで、この台車が軌道を走行し移動する際、クレーン構体を車両限界(寸法限界)内に収めることができ、軌道用スラブ搬送装置(クレーン構体)が架線や軌道に隣接する構造物に接触することがなく、速やかに作業場所に移動することができる。
また、一対の支柱3a,3bの内の他方側の第2支柱3bは、下部6が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、下部6の先端部6aには支柱長さを変更させるジャッキ7が付設されているため、下部6を折れ曲がり状としてクレーン構体2は収納状態となることができ、また、下部6を上部23と直線状態とすることで、下部6の下端面を台車1の上面より低位置の軌道床面Bに当接させることができる。
さらに、軌道床面Bの高さが変化する作業場所であっても、しっかりと第2支柱3bの下面を軌道床面Bに当接させることができる。特に、作業場所の軌道Rにカントがあっても、ジャッキ7により支柱長さを変更させることで、迅速に、横行ビーム4を支持する支持脚として機能させることができる。
また、1台の台車に前後2機(2台)のクレーン構体が設けられるため、軌道用スラブを前後両側で吊り持ちすることができ安全で、しかも、吊り上げた既設のスラブを2機のクレーン構体の横行ビームに沿って平行移動させれば、台車上のスラブ載置スペースにそのスラブを積載することができる。また、新設スラブを載置する台車からスラブを吊り上げクレーン構体の横行ビームに沿って平行移動させれば、スラブ設置場所に新しいスラブを吊り下ろすことができる。つまり、動作が簡単で効率的であり、短時間で作業を終えることができる。
また、一対の支柱3a,3bの内の他方側の第2支柱3bは、下部6が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、下部6の先端部6aには支柱長さを変更させるジャッキ7が付設されているため、下部6を折れ曲がり状としてクレーン構体2は収納状態となることができ、また、下部6を上部23と直線状態とすることで、下部6の下端面を台車1の上面より低位置の軌道床面Bに当接させることができる。
さらに、軌道床面Bの高さが変化する作業場所であっても、しっかりと第2支柱3bの下面を軌道床面Bに当接させることができる。特に、作業場所の軌道Rにカントがあっても、ジャッキ7により支柱長さを変更させることで、迅速に、横行ビーム4を支持する支持脚として機能させることができる。
図1、図2及び図3は、本発明に係る軌道用スラブ搬送装置の実施の一形態を示す平面図、側面図及び正面図であり、この装置は、鉄道の軌道における軌道用スラブSの取り替えや新規の軌道用スラブSの据付(布設)を行うことができる車両であり、図1と図3は、作業状態(展開状態)を示し、図2は非作業状態(収納状態)を示している。
軌道用スラブSは軌道床面Bに設けられ、レール材を載置させて支持するための部材であり、レール材に沿って連続的に配設される。軌道用スラブSは、コンクリート製の板材(スラブ盤)で、大きさは、例えば縦4.95m ×横2.34m ×厚さ160mm 程度のものがあり、上面にレール材の載置固定部11が形成されている。なお、図1は、1枚の軌道用スラブS′が軌道用スラブ搬送装置により取り外された状態にあり、そのスラブS′よりも右側が古い既設の軌道用スラブSであり、左側が置き換えられた新しい軌道用スラブSである。
この軌道用スラブ搬送装置は、軌道Rを走行する台車1と、門型のクレーン構体2と、を備えており、クレーン構体2は、一対の支柱3a,3bと、支柱3a,3b間を連結し軌道用スラブSを吊り持ちする巻上機5を走行させる横行ビーム(水平ジブ)4と、を有して門型とされている。
そして、クレーン構体2の一対の支柱3a,3bの内の一方側の第1支柱3aが、台車1上に立設され、かつ、第1支柱3a側を鉛直軸心としてクレーン構体2が旋回自在とされている。また、1機のクレーン構体2には、1台の巻上機5が備えられている。
従って、クレーン構体2は旋回動作により、図1の二点鎖線及び図2に示すように、横行ビーム4の長手方向を台車1の走行方向側とした収納状態と、図1の実線及び図3に示すように、台車1の走行方向と直交方向に旋回して台車1が走行する軌道Rの隣の軌道用スラブSを跨ぐ展開状態と、に切り換え可能とされている。
従って、この装置は、作業場所まで台車1が走行し、作業場所にて、台車1が走行する軌道Rの隣の(側方の隣接線の)軌道用スラブSの取り替え作業を行うものである。
また、クレーン構体2は、1台の台車1の前後2カ所に、1枚の軌道用スラブSの長さ寸法(縦寸法)より(少し)大きな寸法だけ離れて、設けられている。そして、夫々のクレーン構体2の横行ビーム4の長手方向が台車1の走行方向に直交する方向とされた展開状態とされ、前後2機のクレーン構体2,2により、1枚の軌道用スラブSを吊り金具12を介して共吊りする。
クレーン構体2の第1支柱3aは、台車1の前部と後部の夫々において、台車1の走行方向と同方向の台車1の前後中心線よりも、作業対象となる軌道Rから離れた側の台車1の側縁部13に立設状とされている。なお、前後方向が台車1の走行方向であり、左右方向が走行方向に直交する方向である。
つまり、横行ビーム4は、第1支柱3a側の一端部が台車1の上記中心線を跨いで越え、かつ第2支柱3b側の他端部が作業対象となる隣の軌道用スラブSを跨いで越えた位置まで配設された状態となる。また、台車1の前後2カ所に設けられたクレーン構体2,2の間であって台車1上に、スラブ載置スペース10が設けられている。
これにより、前後一組のクレーン構体2,2の横行ビーム4,4を走行する巻上機5,5は、吊り金具12を台車1の上記前後中心線を含む台車1上のスラブ載置スペース10の真上まで移動させることができる。
台車1は、軌道Rを走行する車両であり、平面視矩形で上面が平面状のフレーム15と、フレーム15の前後に車輪14を有し、フレーム15上面の高さが軌道Rの上面から 800mm〜1000mm程度の低床式とされている。台車1のフレーム15の前後端部には、他の車両(台車1)と連結させる連結器16,16を有している。そして、フレーム15の上面に、クレーン構体2の第1支柱3aが立設されている。
クレーン構体2は、図4に示すように、第1支柱3aの下部柱17が台車1に固定状に立設され、第1支柱3aの上部柱(回転ヘッド)18が下部柱17に対して鉛直軸心廻りに回転自在とされている。そして、上部柱18に横行ビーム4の一端部が固着されており、第1支柱3aの上部柱18と、横行ビーム4と、第2支柱3bとが旋回する。
具体的に説明すると、台車1の上面に円柱状の第1支柱3aの下部柱17が立設され、下部柱17の上端に水平状に固定ギア19が固着され、さらに固定ギア19の上方に、筒状の上部柱18に挿入状となってガイドするガイド柱20が同軸状に突設されている。
そして、上部柱18の外周面にブレーキ付モータ21が取着され、ブレーキ付モータ21の回転軸にピニオン22が取着され、上部柱18が下部柱17のガイド柱20に周面に隙間をもって外嵌し、かつ、ピニオン22が固定ギア19に噛合する。従って、ブレーキ付モータ21の回転によりピニオン22が自転してピニオン22が固定ギア19の廻りを公転し、上部柱18を鉛直軸心廻りに回転させ、クレーン構体2を旋回させる。つまり、第1支柱3aの鉛直軸心がクレーン構体2の旋回中心となる。なお、この旋回用のブレーキ付モータ21は、低速と高速とに回転速度変更可能なものであってもよい。また、ブレーキ付モータ21であるため軌道Rにカントがあってもクレーン構体2の旋回位置が保持できる。
また、第1支柱3aは、図示省略するが、旋回停止用のリミットスイッチが設けられており、展開動作停止用と収納動作停止用の2個が第1支柱3aに取着され、自動的にクレーン構体2の旋回動作を所定位置にて停止させる。
クレーン構体2の旋回動作は、台車1に設けた制御ボックス(図示省略)にて押しボタン操作により行うことができる。
次に、第2支柱3bは、クレーン構体2の収納状態(図2)では、台車1(クレーン構体2を立設させる台車1又は隣の連結車両)の上方位置に配置され、かつ、展開状態(図3)では、軌道床面Bに下端を当接させクレーン構体2を支える構造とさせる。つまり、図5に示すように、一対の支柱3a,3bの内の他方側の第2支柱3bは、下部6が180 °上方へ折れ曲がり可能とされている。具体的には、第2支柱3bの下部6の上端側部と、第2支柱3bの上部23の下端側部が水平方向を軸心とするヒンジにて連結され、その軸0を中心として下部6が上部23に対して折れ曲がり状又は直線状となるよう揺動する。
つまり、第2支柱3bの下部6を上方へ折れ曲がり状とすることで、図2のように、折れ曲がり状態の第2支柱3bの最低部が台車1の上面よりも高位置となり、クレーン構体2を収納状態とすることができる。また、下部6を下方へ延伸させ上部23と直線状態とすることで、図3のように、下部6の下端面を台車1の上面より低位置として軌道床面Bに下端面を当接させることができる。
さらに、図5に戻って、第2支柱3bの下部6の先端部6aには、第2支柱3bの支柱長さを変更させるジャッキ7が付設されている。ジャッキ7は、図示省略するが、回転駆動する雄ネジ杆とそれに螺合する雌ネジ部材とを有するスクリュージャッキとすることができる。これにより、軌道床面Bの高さが変化する作業場所であっても、長さを調節することでしっかりと第2支柱3bの下面を軌道床面Bに当接させることができる。
特に、図6に示すように、作業場所の軌道Rにカントがあっても(軌道Rが左右傾斜していても)、ジャッキ7により支柱長さを変更させることで、迅速に、第2支柱3bを、横行ビーム4を支持する支持脚として機能させることができる。なお、図5に示すように、軌道床面Bに傷を付けないよう、軌道床面Bの上面に敷板24を設け、敷板24を介してジャッキ7の下端の当接面を軌道床面Bに当接させるのが好ましい。
また、軌道Rにカントがある場合であっても、傾斜する横行ビーム4の巻上機5を不意に(勝手に)走行させないよう、図7と図8に示すように、このクレーン構体2の横行ビーム4は、長手方向に沿ってラック状部材8を有し、巻上機5は、このラック状部材8に沿って転動して巻上機5を走行させかつ静止してラック状部材8の任意位置にて巻上機5を位置保持させるピニオン(スプロケット)9を有している。
具体的に説明すると、横行ビーム4は断面I型の型鋼とされ、横行ビーム4の下面にその長手方向に沿ってラック状部材8としてチェーンを一直線状に取着させている。
そして、横行ビーム4に吊り下げ状となって走行する巻上機5は、横行ビーム4の両側方の凹溝26,26に沿って走行自在な車輪25と、ラック状部材8としてのチェーンに噛合し回転駆動するピニオン9と、を備えている。つまり、巻上機5の横行用ブレーキ付モータ27の回転によりピニオン9が回転し、巻上機5を横行ビーム4に沿って走行させる。
即ち、横行用ブレーキ付モータ27の停止状態では、ピニオン9の回転が拘束され、巻上機5が横行ビーム4に沿って移動することがない。
なお、ラック状部材8は、チェーン以外にも直線状歯車としてもよい。
また、巻上機5は、例えば、電動横行式チェーンブロックとすることができ、さらに、巻上機5の横行をインバータ制御式とすれば、任意の位置に精度よく停止させることができる。
次に、軌道用スラブSを取り替える作業に基づき、軌道用スラブ搬送装置について説明すると、この装置は、図1のように、軌道Rを走行する2台の連結された台車1,1と、各台車1の前後2カ所に設けられたクレーン構体2,2と、を備えている。そして、これら台車1,1の前方及び後方に、装置全体を軌道Rに沿って走行させるモータカー28と、作業道具、資材等を載置搬送する予備車29と、を備えている。
そして、この装置が、車両基地から作業場所まで走行して移動する。この際、クレーン構体2は、第2支柱3bが台車1(又は隣の台車1や予備車29)の上方に位置する収納状態とされ、車両限界内にクレーン構体2が納まった状態とされている。なお、図3の二点鎖線で示す範囲内が車両限界内である。
そして、作業場所で両台車1,1において、クレーン構体2を走行方向に直交する方向まで(略90°)旋回させ展開状態とし、折れ曲がり状とした第2支柱3bの下部6を下方へ揺動させ直線状とし、ジャッキ7にて高さ調整をし、クレーン構体2を安定した接地状態とする。これにより、1台の台車1における一対で一組のクレーン構体2,2(の横行ビーム4,4)は平行となる。
なお、図1と図5に示すように、各台車1における一組のクレーン構体2,2の第2支柱3b,3b同士は、水平状の連結棒30にて連結され、構造を安定化させている。
そして、2台の台車1,1の内の、先頭側(モータカー28側)の台車1の一対で一組のクレーン構体2,2が、既設の軌道用スラブSの撤去用とされ、後方側(予備車29側)の台車1の一対で一組のクレーン構体2,2が、新設の軌道用スラブSの据付用とされている。つまり、この装置は図1の矢印A方向に間欠的に進みながら、順番に軌道用スラブSの取り替え作業を行う。
具体的に説明すると、先頭側の撤去用の台車1において、平面視横行ビーム4,4が取替対象の軌道用スラブSを前後から挟むよう一組のクレーン構体2,2を展開状態に位置させ、両横行ビーム4,4の巻上機5,5に吊り金具12の両端部を吊り下げ、巻上機5,5を、取り外す対象の軌道用スラブSの上方位置に移動させ、吊り金具12を軌道用スラブSの上方近接位置まで降下させる(図9参照)。
なお、本発明の軌道用スラブ搬送装置が有する吊り金具12は、図9と図10と図11に示すように、一組の横行ビーム4,4間寸法よりも僅かに長くかつ両端部に巻上機5のフック33を掛止させる吊り部34,34を有する主吊りビーム31と、主吊りビーム31に直交方向で片持ち状の第1副吊りビーム35と第2副吊りビーム36とを有する。第1副吊りビーム35は、主吊りビーム31の一端部寄りと他端部寄りにおいて夫々左右両側に突出し、先端部に新規の軌道用スラブSを吊る第1フック37を有している。また、第2副吊りビーム36は、第1副吊りビーム35よりも中心側であって主吊りビーム31の2カ所離れた位置において夫々左右両側に突出し、先端部に既設の軌道用スラブSを吊る第2フック38を有している。
そして、既設の軌道用スラブSを4カ所の第2副吊りビーム36により4点吊りし、巻上機5,5にて持ち上げ、巻上機5,5を同調させて横行ビーム4,4に沿って台車1側へ移動させ、台車1上の既設の軌道用スラブS用のスラブ載置スペース10に(積み重ね状に)載置させていく。なお、既設の軌道用スラブSには、上面対応箇所にアイボルトやアンカーボルト等を挿し入れて吊り具39を設ければよい。
次に、新規の軌道用スラブSの据付は、後方側の据付用の台車1において、平面視横行ビーム4,4が軌道用スラブSを据え付ける空きスペースを前後から挟むよう一組のクレーン構体2,2を展開状態に位置させ、両横行ビーム4,4の巻上機5,5に吊り金具12の両端部を吊り下げ、予め台車1のスラブ載置スペース10に積み重ね載置させた新しい軌道用スラブSを1枚吊り金具12にて吊り下げ、巻上機5,5を据付上方位置に同調して移動させ、軌道用スラブSを空きスペースに吊り下ろす。なお、新しい軌道用スラブSには、予め上面に(取り外し可能な)アイボルト等の吊り具40が設けられている。
この撤去と据付の作業は、台車1,1を間欠走行させながら行い、その都度、第2支柱3bの下部6の調整、固定を行う。そして、全ての作業が完了すると、クレーン構体2を収納し、台車1,1を車両基地へ帰還させればよい。
また、2台の台車1,1において、夫々の台車1に設けた展開状態にある2機のクレーン構体2,2間の左右方向と同方向の左右中心線Cの間隔P(図1参照)を、軌道用スラブSの長さ(縦寸法)の整数倍(例えば、2倍又は3倍)と等しくなるよう設定してもよい。これにより、台車1,1を停車させた状態(同一位置のまま)で、据付用クレーン構体2,2と、撤去用クレーン構体2,2とを同時に動作させることができる。
以上のように、本発明によれば、軌道Rを走行する台車1と、一対の支柱3a,3bと支柱3a,3b間を連結し軌道用スラブSを吊り持ちする巻上機5を走行させる横行ビーム4とを有する門型のクレーン構体2と、を備え、一対の支柱3a,3bの内の一方側の第1支柱3aが台車1上に立設され、かつ、第1支柱3a側を鉛直軸心としてクレーン構体2が旋回自在とされ、クレーン構体2は旋回動作により、横行ビーム4の長手方向を台車1の走行方向側とした収納状態と、台車1の走行方向と直交方向に旋回して台車1が走行する軌道Rの隣の軌道用スラブSを跨ぐ展開状態と、に切り換え可能とされたものであるため、車両基地から短時間で作業場所まで移動でき、かつ、作業場所にて短時間でクレーン構体2を作業状態とでき、直ちに軌道用スラブSの取り替え作業にかかることができる。
つまり、クレーン構体2が台車1に搭載されるため、速やかに作業場所にクレーン構体2を搬送でき、また、旋回動作にて、簡単にクレーン構体2を使用状態である展開状態とすることができ、作業終了後は旋回動作にてクレーン構体2を迅速に台車1に収納させることができる。従って、作業場所における準備作業と撤収作業とが短時間で済み、スラブ取り替え作業時間を多く取ることが可能となり、効率化を図ることができる。
旋回動作によりクレーン構体2を台車1上に収納状態とすることで、この台車1が軌道Rを走行し移動する際、クレーン構体2を車両限界(寸法限界)内に収めることができ、軌道用スラブ搬送装置(クレーン構体2)が架線や軌道Rに隣接する構造物に接触することがなく、速やかに作業場所に移動することができる。
また、クレーン構体2は、台車1の前後2カ所に設けられているため、軌道用スラブSを前後両側で吊り持ちすることができ安全である。
さらに、台車1の前後2カ所に設けられたクレーン構体2,2の間であって台車1上に、スラブ載置スペース10が設けられているため、吊り上げた既設のスラブSを2機のクレーン構体2,2の横行ビーム4,4に沿って平行移動させれば、台車1上のスラブ載置スペース10にそのスラブSを積載することができ、また、新設の軌道用スラブSを載置する台車1からスラブSを吊り上げクレーン構体2,2の横行ビーム4,4に沿って平行移動させれば、スラブ設置場所に新しいスラブSを吊り下ろすことができる。つまり、動作が簡単で効率的であり、短時間で作業を終えることができる。
また、一対の支柱3a,3bの内の他方側の第2支柱3bは、下部6が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、下部6の先端部6aには支柱長さを変更させるジャッキ7が付設されているため、下部6を折れ曲がり状としてクレーン構体2は収納状態となることができ、また、下部6を上部23と直線状態とすることで、下部6の下端面を台車1の上面より低位置の軌道床面Bに当接させることができる。
さらに、軌道床面Bの高さが変化する作業場所であっても、しっかりと第2支柱3bの下面を軌道床面Bに当接させることができる。特に、作業場所の軌道Rにカントがあっても、ジャッキ7により支柱長さを変更させることで、迅速に、横行ビーム4を支持する支持脚として機能させることができる。
また、クレーン構体2の横行ビーム4は、長手方向に沿ってラック状部材8を有し、巻上機5は、ラック状部材8に沿って転動して巻上機5を走行させかつ静止してラック状部材8の任意位置にて巻上機5を位置保持させるピニオン9を有しているため、軌道Rにカントがあっても、巻上機5を勝手に走行させることがなく安全である。
また、軌道Rを走行する2台の連結された台車1,1と、各台車1の前後2カ所に設けられたクレーン構体2,2と、を備え、各クレーン構体2は、一対の支柱3a,3bと支柱3a,3b間を連結し軌道用スラブSを吊り持ちする巻上機5を走行させる横行ビーム4とを有して門型とされ、さらに、一対の支柱3a,3bの内の一方側の第1支柱3aが台車1上に立設され、かつ、第1支柱3a側を鉛直軸心としてクレーン構体2が旋回自在とされ、一方の台車1の一組のクレーン構体2,2が、既設の軌道用スラブSの撤去用とされ、他方の台車1の一組のクレーン構体2,2が、新設の軌道用スラブSの据付用とされたものであるため、クレーン構体2の旋回動作により、作業場所における準備作業と撤収作業とが短時間で済む。従って、スラブ取り替え作業時間を多く取ることが可能となり、効率化を図ることができる。また、既設の軌道用スラブSの撤去、新しい軌道用スラブSの据付が迅速に行える。
本発明の軌道用スラブ搬送装置の実施の一形態を示す平面図である。 軌道用スラブ搬送装置の側面図である。 軌道用スラブ搬送装置の正面図である。 クレーン構体の第1支柱の説明図である。 クレーン構体の第2支柱の説明図である。 カントを有する軌道における軌道用スラブ搬送装置の正面図である。 巻上機の側面図である。 巻上機の要部を示す断面正面図である。 吊り金具の平面図である。 吊り金具の断面正面図である。 吊り金具の断面正面図である。
符号の説明
1 台車
2 クレーン構体
3a 支柱(第1支柱)
3b 支柱(第2支柱)
4 横行ビーム
5 巻上機
6 下部
6a 先端部
7 ジャッキ
8 ラック状部材
9 ピニオン
10 スラブ載置スペース
R 軌道
S 軌道用スラブ

Claims (5)

  1. 軌道(R)を走行する台車(1)と、一対の支柱(3a)(3b)と該支柱(3a)(3b)間を連結し軌道用スラブ(S)を吊り持ちする巻上機(5)を走行させる横行ビーム(4)とを有する門型のクレーン構体(2)と、を備え、一対の上記支柱(3a)(3b)の内の一方側の第1支柱(3a)が上記台車(1)上に立設され、かつ、該第1支柱(3a)側を鉛直軸心として該クレーン構体(2)が旋回自在とされ、該クレーン構体(2)は旋回動作により、上記横行ビーム(4)の長手方向を上記台車(1)の走行方向側とした収納状態と、上記台車(1)の走行方向と直交方向に旋回して該台車(1)が走行する上記軌道(R)の隣の軌道用スラブ(S)を跨ぐ展開状態と、に切り換え可能とされ、しかも、上記一対の支柱(3a)(3b)の内の他方側の第2支柱(3b)は、下部(6)が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、該下部(6)の先端部(6a)には支柱長さを変更させるジャッキ(7)が付設されていることを特徴とする軌道用スラブ搬送装置。
  2. 軌道(R)を走行する台車(1)と、一対の支柱(3a)(3b)と該支柱(3a)(3b)間を連結し軌道用スラブ(S)を吊り持ちする巻上機(5)を走行させる横行ビーム(4)とを有する門型のクレーン構体(2)と、を備え、一対の上記支柱(3a)(3b)の内の一方側の第1支柱(3a)が上記台車(1)上に立設され、かつ、該第1支柱(3a)側を鉛直軸心として該クレーン構体(2)が旋回自在とされ、該クレーン構体(2)は旋回動作により、上記横行ビーム(4)の長手方向を上記台車(1)の走行方向側とした収納状態と、上記台車(1)の走行方向と直交方向に旋回して該台車(1)が走行する上記軌道(R)の隣の軌道用スラブ(S)を跨ぐ展開状態と、に切り換え可能とされ、さらに、上記クレーン構体(2)は、上記台車(1)の前後2カ所に設けられて、しかも、上記一対の支柱(3a)(3b)の内の他方側の第2支柱(3b)は、下部(6)が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、該下部(6)の先端部(6a)には支柱長さを変更させるジャッキ(7)が付設されていることを特徴とする軌道用スラブ搬送装置。
  3. 上記台車(1)の前後2カ所に設けられた上記クレーン構体(2)(2)の間であって該台車(1)上に、スラブ載置スペース(10)が設けられている請求項2記載の軌道用スラブ搬送装置。
  4. 上記クレーン構体(2)の上記横行ビーム(4)は、長手方向に沿ってラック状部材(8)を有し、上記巻上機(5)は、該ラック状部材(8)に沿って転動して該巻上機(5)を走行させかつ静止して該ラック状部材(8)の任意位置にて該巻上機(5)を位置保持させるピニオン(9)を有している請求項1,2又は3記載の軌道用スラブ搬送装置。
  5. 軌道(R)を走行する2台の連結された台車(1)(1)と、各台車(1)の前後2カ所に設けられたクレーン構体(2)(2)と、を備え、各クレーン構体(2)は、一対の支柱(3a)(3b)と該支柱(3a)(3b)間を連結し軌道用スラブ(S)を吊り持ちする巻上機(5)を走行させる横行ビーム(4)とを有して門型とされ、さらに、一対の上記支柱(3a)(3b)の内の一方側の第1支柱(3a)が上記台車(1)上に立設され、かつ、該第1支柱(3a)側を鉛直軸心として該クレーン構体(2)が旋回自在とされ、しかも、上記一対の支柱(3a)(3b)の内の他方側の第2支柱(3b)は、下部(6)が180 °上方へ折れ曲がり可能とされ、また、該下部(6)の先端部(6a)には支柱長さを変更させるジャッキ(7)が付設され、さらに、一方の上記台車(1)の一組のクレーン構体(2)(2)が、既設の軌道用スラブ(S)の撤去用とされ、他方の上記台車(1)の一組のクレーン構体(2)(2)が、新設の軌道用スラブ(S)の据付用とされたことを特徴とする軌道用スラブ搬送装置。
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