JP3121224B2 - カルバート用鉄筋の組立・配筋装置 - Google Patents

カルバート用鉄筋の組立・配筋装置

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JP3121224B2
JP3121224B2 JP07026258A JP2625895A JP3121224B2 JP 3121224 B2 JP3121224 B2 JP 3121224B2 JP 07026258 A JP07026258 A JP 07026258A JP 2625895 A JP2625895 A JP 2625895A JP 3121224 B2 JP3121224 B2 JP 3121224B2
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裕 石賀
光司 岩田
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岐阜工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルバートの側壁鉄筋
及びスラブ鉄筋の組み立て、配筋を行うカルバート用鉄
筋の組立・配筋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組立・配筋装置は存在せ
ず、インバートコンクリートの打設後、その上に鉄筋組
立架台を組み、作業員が人力により1本ずつ結束して組
み立てながら、側壁鉄筋及びスラブ鉄筋の配筋を行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カルバート用鉄筋の組立、配筋作業は、煩雑かつ重労働
であると共に、全て人力で行われているため、多数の作
業員を必要とする不具合がある。そこで、本発明は、側
壁及びスラブ鉄筋の組立、配筋作業の容易化、軽労力化
及び省力化をなし得るカルバート用鉄筋の組立・配筋装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置
は、インバートコンクリートの長手方向へ延び、両端部
の脚により水平に支持され、かつ脚下部に装着した台車
により長手方向へ走行可能なパイプフレームと、パイプ
フレームの外周に長手方向へ離隔して嵌装され、パイプ
フレームの軸心を中心として旋回可能なリング状の2つ
の旋回フレームと、多数の主筋及び配力筋を所要位置に
支持する複数の主筋ゲージ及び配力筋ゲージを格子状に
設け、両旋回フレームに装着したゲージエレクターを介
してパイプフレームに対して接近離反可能な鉄筋ゲージ
と、パイプフレームの一端部に付設した台車ステージに
搭載され、水平状態の鉄筋ゲージの主筋ゲージ上を走行
可能に設けられ、かつスラブ鉄筋上段用の多数の配力筋
を所要位置に支持するローラー状の上段用配力筋ゲージ
を設けた複数台の鉄筋搬入台車とを備えることを特徴と
する。第2のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置は、第
1のものにおいて、前記パイプフレームが、台車に対し
て脚と共に横方向へ移動可能に設けられていることを特
徴とする。第3のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置
は、第1又は第2のものにおいて、前記パイプフレーム
の脚が、伸縮可能に設けられていることを特徴とする。
第4のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置は、第1、第
2又は第3のものにおいて、前記鉄筋ゲージが、メッシ
ュ状に結束された鉄筋をこの鉄筋ゲージに固定する複数
の鉄筋固定金具を有していることを特徴とする。第5の
カルバート用鉄筋の組立・配筋装置は、第1、第2、第
3又は第4のものにおいて、前記台車ステージの端部に
付設され、束状の鉄筋を吊り上げて前記鉄筋搬入台車に
積載するジブクレーンを備えることを特徴とする。第6
のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置は、第1、第2、
第3、第4又は第5のものにおいて、前記パイプフレー
ムの上部及び下部にそれぞれ取り付けられ、パイプフレ
ームの側方へ出し入れ可能な上部スライド足場及び下部
スライド足場を備えることを特徴とする。又、第7のカ
ルバート用鉄筋の組立・配筋装置は、第1、第2、第
3、第4、第5又は第6のものにおいて、前記パイプフ
レームの中央部に長手方向へ離隔して上下動可能に配設
され、鉄筋ゲージの中央にセットされる鉄筋受け通し材
を支持する複数のローラー付きサポートを備えることを
特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の第1のカルバート用鉄筋の組立・配筋
装置においては、パイプフレームの鉄筋ゲージ上で鉄筋
の組み立てが可能となると共に、組み立てられたメッシ
ュ状の鉄筋が側壁及びスラブとなる所要位置へ移動可能
となる。第2のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置にお
いては、第1のものの作用の他、鉄筋ゲージの横方向へ
の移動調整が可能となる。第3のカルバート用鉄筋の組
立・配筋装置においては、第1又は第2の作用の他、鉄
筋ゲージの上下方向への移動調整が可能となる。第4の
カルバート用鉄筋の組立・配筋装置においては、第1、
第2又は第3のものの作用の他、鉄筋ゲージの旋回時及
び配筋時にメッシュ状の鉄筋が鉄筋ゲージに確実に保持
される。第5のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置にお
いては、第1、第2、第3又は第4のものの作用の他、
鉄筋搬入台車上への束状の鉄筋の積載が機械的に行われ
る。第6のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置において
は、第1、第2、第3、第4又は第5のものの作用の
他、パイプフレーム周辺の所要位置に足場が確保され
る。又、第7のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置にお
いては、第1、第2、第3、第4、第5又は第6のもの
の作用の他、配筋されたメッシュ状の鉄筋の支持が可能
となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2は本発明のカルバート用鉄筋の
組立・配筋装置の一実施例を示す正面図、図1における
II−II線断面図である。図中1はインバートコンクリー
ト2の長手方向(図1においては左右方向)へ延びる円
形のパイプフレームで、このパイプフレーム1は、両端
両側部に付設した脚3により水平に支持され、かつ両端
部の脚3下部に装着した台車4によりインバートコンク
リート2に敷設したレール5上を長手方向へ走行可能に
設けられており、台車4の一方(図1においては右方)
は、モーター6等を搭載した自走式とされている。又、
パイプフレーム1は、図2、図3に示すように、両台車
4に対して脚3と共に横方向(図2においては左右方
向)へ移動可能に設けられている。すなわち、パイプフ
レーム1は、両台車8上に取り付けた横方向のレール7
上に両側の脚3下部に取り付けた車輪8を介して載置さ
れている一方、台車4には、横方向の油圧シリンダー9
が搭載され、かつ油圧シリンダー9のピストンロッド9
aが両側の脚3下部を連結する連結部材10とブラケッ
ト11を介して連結されており、油圧シリンダー9の作
動によって、パイプフレーム1が横方向へ調整移動され
るものである。更に、パイプフレーム1の脚3は、パイ
プフレーム1に取り付けた外筒3aと、外筒3a内に下
方へ突出させて摺動可能に嵌挿した内筒3bと、両筒3
a,3bに装入されて両者を連結する油圧シリンダー1
2とからなり、油圧シリンダー12の作動により伸縮可
能に設けられている。
【0007】パイプフレーム1の外周には、図3〜図5
に示すように、それぞれ2条の突条からなる2つのガイ
ドリング13が長手方向へ適宜に離隔して設けられてお
り、両ガイドリング13には、パイプフレーム1より適
宜大径の2つのリング14aと、両リング14a間に周
方向へ離隔して介装した複数(本実施例においては4
個)の旋回ローラー14bとからなる旋回フレーム14
が、各旋回ローラー14bをガイドリング13の外周面
に転動自在に当接させて装嵌されている。そして両旋回
フレーム14は、この旋回フレーム14に搭載した減速
機及びブレーキ付きのモーター15の駆動スプロケット
16と、これと三角配置のベンド用従動スプロケット1
7とに掛け回され、かつガイドリング13の突条間に収
容されたローラーチェーン18の両端部とに固定されて
おり、モーター15の駆動により約200°の範囲で旋
回可能に設けられている。両旋回フレーム14には、図
1〜図4及び図6に示すように、多数の主筋R1及び配
力筋R2 を所要位置に対持する複数(本実施例において
は各4本)の主筋ゲージ19及び配力筋ゲージ20を格
子状に設けた鉄筋ゲージ21が、ゲージエクレター22
を介してパイプフレーム1に対して接近離反可能に装着
されている。ゲージエレクター22は、ガイドリング1
3の外側の対称位置に互いに平行に取り付けた外筒23
aと、外筒23a内に上方へ突出させて摺動可能に嵌挿
され、かつ外端部に配力筋ゲージ20を枢着した内筒2
3bと、シリンダー本体24aを外筒23aに枢支さ
れ、かつピストンロッド24bの先端を内筒23bに枢
着された油圧シリンダー24とからなり、油圧シリンダ
ー24の作動により鉄筋ゲージ21をパイプフレーム1
に対して接近離反させる。鉄筋ゲージ21の主筋ゲージ
19及び配力筋ゲージ20には、主筋R1 及び配力筋R
2 を支持する多数の鉄筋セット溝19a,20aが設け
られていると共に、多数の主筋R1 及び配力筋R2 を結
束したメッシュ状の鉄筋Rを鉄筋ゲージ21に固定する
掛け金状の多数の鉄筋固定金具25(図7参照)が、1
〜1.5mm間隔で設けられている一方、主筋ゲージ1
9における中央寄りの2本は、後述する鉄筋搬入台車の
レールを兼ねるべく、他の主筋ゲージ19及び配力筋ゲ
ージ20より高く設けられており、又、各配力筋ゲージ
20は、後述するローラー付きサポートによって上昇さ
れる鉄筋受け通し材26を収容する凹部20bを中央に
設けてある。
【0008】パイプフレーム1の一端部には、図1〜図
3に示すように、パイプフレーム1より適宜上方に位置
する台車ステージ27が付設されており、この台車ステ
ージ27上には、束状の鉄筋Rを積載して水平状態の前
記中央寄りの2本の主筋ゲージ19上を走行する複数
(本実施例においては3台)の鉄筋搬入台車28が、上
記主筋ゲージ19と同間隔をなして台車ステージ27に
設けたレール29を介して搭載されている。各鉄筋搬入
台車28は、主筋ゲージ19の鉄筋セット溝19aによ
って走行に支障ないように両側の前部及び後部に2個ず
つの車輪を有していると共に、互いに連結可能に設けら
れ、かつ台車ゲージ27の先端部上に搭載したウインチ
30によって台車ゲージ27上へ退避可能に設けられて
いる。各鉄筋搬入台車28上には、スラブ鉄筋上段用の
多数の配力筋R2 を所要間隔で支持すべく、多数の鉄筋
セット周溝31aを設けたローラー状の上段用配筋ゲー
ジ31が、上段用の配力筋R2 のセット高さと対応させ
て回転自在に装着されている。台車ステージ27の先端
部の一側には、インバートコンクリート2上に仮置きし
た束状の鉄筋Rを吊り上げて所要の鉄筋搬入台車28上
に積載するジブクレーン32が付設されている。一方、
パイプフレーム1の上部及び下部には、パイプフレーム
1の両側方へ出し入れ可能な上部スライド足場33及び
下部スライド足場34が設けられている。又、パイプフ
レーム1の中央部には、前述した鉄筋受け通し材26を
支持する複数(本実施例においては3本)のローラー付
きサポート35が、パイプフレーム1の長手方向へ離隔
して上下動可能に設けられている。各ローラー付きサポ
ート35は、パイプフレーム1に挿着した外筒35a
と、ローラー35bを取り付けた上端を突出させて外筒
35a内に摺動可能に嵌挿した内筒35cと、両筒35
a,35c内に装入されて両者を連結する油圧シリンダ
ー36とからなり、油圧シリンダー36の作動により鉄
筋受け通し材26を上昇するものである。図1において
37は台車ステージ27のレール29の端部に枢着した
連結レールで、中央寄りの主筋ゲージ19と連結して鉄
筋搬入台車28の移動を可能とするものである。又、3
7はパイプフレーム1の他端部に付設した作業用プラッ
トホーム、38は台車ステージ27の先端下部に付設し
た作業用プラットホームである。
【0009】上記構成のカルバート用鉄筋の組立・配筋
装置を用いて鉄筋を組み立て、かつ側壁及びスラブとな
る所要位置へ配筋するには、先ず、モータ6を駆動して
台車4と共にパイプフレーム1を所要位置に移動する一
方、図2に示すように、モーター15を駆動して鉄筋ゲ
ージ21を水平な状態にしておくと共に、ゲージエレク
ター22の油圧シリンダー24を縮小作動させて鉄筋ゲ
ージ21を低くしておき、かつ台車4の油圧シリンダー
9を作動させてパイプフレーム1を台車4の中央に位置
させておく。次いで、図1に示すように、インバーコン
クリート2上に仮置きした束状の鉄筋Rをジブクレーン
31により吊り上げて所要の鉄筋搬入台車28上に積載
した後、鉄筋搬入台車28を人力にて走行させて鉄筋ゲ
ージ21上へ移動する。そして、鉄筋搬入台車28を適
宜後退させながら、張り出された上部スライド足場33
上に乗った作業員が鉄筋搬入台車28上から鉄筋Rを1
本ずつ取り出して主筋ゲージ19の各鉄筋セット溝19
aにセットしてから、配力筋ゲージ20の各鉄筋セット
溝20aにセットし、しかる後ゲージエレクター22の
油圧シリンダー24を伸長作動させて鉄筋ゲージ21を
上昇させる。それから、各主筋R1 と配力筋R2 を結束
した後、メッシュ状の鉄筋Rを鉄筋固定金具25により
鉄筋ゲージ21に固定する。
【0010】次に、鉄筋搬入台車28を台車ステージ2
7上に戻し、かつ連結レール37を撥ね上げた後、図8
に示すようにモーター15を駆動して旋回フレーム14
と共に鉄筋ゲージ21を90°回転してメッシュ状の鉄
筋Rを一方の側壁となる所要位置に配筋する。この配筋
に際し、メッシュ状の鉄筋Rが、所要位置からずれてい
る場合には、台車4の油圧シリンダー9を作動してパイ
プフレーム1を横方向へ調整移動する。そして、上部ス
ライド足場33及び下部スライド足場34を張り出し、
それらの上に作業員Oが乗ってメッシュ状の鉄筋Rが段
取り筋により所要位置に結束固定する。次いで、鉄筋固
定金具25によるメッシュ状の鉄筋Rの固定を解除する
と共に、各スライド足場33,34を引き込み、かつパ
イプフレーム1を台車4の中央に戻した後、鉄筋ゲージ
21を復帰旋回し、しかる後に一方の側壁となる所要位
置への配筋の場合と同様にして他方の側壁となる所要位
置への配筋、所要位置への結束固定を行う。
【0011】両側壁となる所要位置への配筋等が終了し
た後、図9に示すように、鉄筋ゲージ21を水平な位置
に復帰旋回させ、かつゲージエレクター22の油圧シリ
ンダー24を伸長作動させて鉄筋ゲージ21をスラブ鉄
筋下段のセット位置に合わせる。このセット位置合わせ
に際し、鉄筋ゲージ21の位置が所要位置からずれてい
る場合には、各脚3の油圧シリンダー12を作動して鉄
筋ゲージ21をパイプフレーム1と共に上下方向へ調整
移動する。そして、各配力筋ゲージ20の凹部20bに
鉄筋受け通し材26をセットした後、前述したように鉄
筋搬入台車28を鉄筋ゲージ21上へ移動して鉄筋Rを
搬入すると共に、張り出された上部スライド足場34上
に作業員Oが乗って各ゲージ19,20の鉄筋セット溝
19a,20aに鉄筋Rを1本ずつセットしかつ結束す
る。次いで、各鉄筋搬入台車28を鉄筋ゲージ21上に
移動すると共に、所要間隔(例えば2.5〜3.0m)
に保持し、図2に示すように、鉄筋Rを上段用配力筋ゲ
ージ31の鉄筋セット周溝31aにセットした後、上段
用鉄筋R1 となる鉄筋Rを下段の主筋を目安として配筋
する。そして、各鉄筋搬入台車28をウインチ30で引
き出しながら、段取り筋及びハンチ筋等を順次取り付け
結束する。
【0012】上述したように、両側壁及びスラブ用の鉄
筋Rの組立、配筋が完了し、かつ各鉄筋搬入台車28を
台車ステージ27上へ移動した後、各ローラ付きサポー
ト35の油圧シリンダー36を伸長作動させてローラー
35bにより鉄筋受け通し材26を押し上げ、図10に
示すように、鉄筋受け通し材26により組立、配筋が完
了した鉄筋Rを支持する。そして、ゲージエレクター2
2の油圧シリンダー24を縮小作動させて鉄筋ゲージ2
1を下げ、モーター6を駆動して台車4と共にパイプフ
レーム1を移動させながら、パイプサポート40により
鉄筋受け通し材26を受け、鉄筋の組立・配筋装置を次
の鉄筋の組立・配筋位置へ移動するものであり、組立・
配筋が完了した鉄筋の位置には、スライドセントルの移
動等が行われた後コンクリートが打設されるものであ
る。なお、組立・配筋が完了した鉄筋を支えるには、鉄
筋受け通し材26及びパイプサポート40を用いる場合
に限定されるものではなく、予め設けた支保工によって
組立・配筋が完了した鉄筋を支えるようにしてもよい。
この場合、ローラー付きサポート35が不要となり、
又、スラブ鉄筋の組み立ては、上段及び下段の順に組み
立てられる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のカ
ルバート用鉄筋の組立・配筋装置によれば、パイプフレ
ームの鉄筋ゲージ上で鉄筋の組み立てが可能となると共
に、組み立てられたメッシュ状の鉄筋が側壁及びスラブ
となる所要位置へ移動可能となるので、従来のようにメ
ッシュ状の鉄筋の組み立てや配筋の全てを人力で行う必
要がなくなるので、側壁及びスラブ鉄筋の組立、配筋作
業の容易化、軽労力化及び省力化を図ることができる。
第2のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置によれば、第
1のものの作用効果の他、鉄筋ゲージの横方向への移動
調整が可能となるので、組み立てられた鉄筋を側壁とな
る所要位置に正確にセットすることができる。第3のカ
ルバート用鉄筋の組立・配筋装置によれば、第1又は第
2のものの作用効果の他、鉄筋ゲージの上下方向への移
動調整が可能となるので、組み立てられた鉄筋をスラブ
となる所要位置に正確にセットすることができる。第4
のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置によれば、第1、
第2又は第3のものの作用効果の他、鉄筋ゲージの旋回
時及び配筋時にメッシュ状の鉄筋が鉄筋ゲージに確実に
保持されるので、メッシュ状の鉄筋の位置ずれや落下を
防止することができる。第5のカルバート用鉄筋の組立
・配筋装置によれば、第1、第2、第3又は第4のもの
の作用効果の他、鉄筋搬入台車上への束状の鉄筋の積載
が機械的に行われるので、一層の軽労力化及び省略化を
図ることができる。第6のカルバート用鉄筋の組立・配
筋装置によれば、第1、第2、第3、第4又は第5のも
のの作用効果の他、パイプフレーム周辺の所要位置に足
場が確保されるので、組立・配筋作業を容易かつ安全に
行うことができる。第7のカルバート用鉄筋の組立・配
筋装置によれば、第1、第2、第3、第4、第5又は第
6のものの作用効果の他、配筋されたメッシュ状の鉄筋
の支持が可能となるので、組立・配筋装置の次の組立・
配筋位置への移動を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置の
一実施例を示す正面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1の組立・配筋装置の要部の側面図である。
【図4】図1の組立・配筋装置の要部の断面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】図1の組立・配筋装置の鉄筋ゲージの部分を示
す斜視図である。
【図7】図6の鉄筋ゲージに付設した鉄筋固定金具の正
面図である。
【図8】図1の組立・配筋装置の作用を示す説明図であ
る。
【図9】図1の組立・配筋装置の作用を示す説明図であ
る。
【図10】図1の組立・配筋装置の作用を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 パイプフレーム 2 インバートコンクリート 3 脚 3a 外筒 3b 内筒 4 台車 7 レール 8 車輪 9 油圧シリンダー 12 油圧シリンダー 14 旋回フレーム 15 モーター 18 ローラーチェン 19 主筋ゲージ 19a 鉄筋セット溝 20 配力筋ゲージ 20a 鉄筋セット溝 21 鉄筋ゲージ 22 ゲージエレクター 23 伸縮筒 24 油圧シリンダー 25 鉄筋固定金具 26 鉄筋受け通し材 27 台車ステージ 28 鉄筋搬入台車 31 上段用配力筋ゲージ 31a 鉄筋セット周溝 32 ジブクレーン 33 上部スライド足場 34 下部スライド足場 35 ローラー付きサポート 35b ローラー 36 油圧シリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−34794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバートコンクリートの長手方向へ延
    び、両端部の脚により水平に支持され、かつ脚下部に装
    着した台車により長手方向へ走行可能な円形のパイプフ
    レームと、パイプフレームの外周に長手方向へ離隔して
    嵌装され、パイプフレームの軸心を中心として旋回可能
    なリング状の2つの旋回フレームと、多数の主筋及び配
    力筋を所要位置に支持する複数の主筋ゲージ及び配力筋
    ゲージを格子状に設け、両旋回フレームに装着したゲー
    ジエレクターを介してパイプフレームに対しても接近離
    反可能な鉄筋ゲージと、パイプフレームの一端部に付設
    した台車ステージに搭載され、水平状態の鉄筋ゲージの
    主筋ゲージ上を走行可能に設けられ、かつスラブ鉄筋上
    段用の多数の配力筋を所要位置に支持するローラー状の
    上段用配力筋ゲージを設けた複数台の鉄筋搬入台車とを
    備えることを特徴とするカルバート用鉄筋の組立・配筋
    装置。
  2. 【請求項2】 前記パイプフレームが、台車に対して脚
    と共に横方向へ移動可能に設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のカルバート用鉄筋の組立・配筋装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パイプフレームの脚が、伸縮可能に
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    カルバート用鉄筋の組立・配筋装置。
  4. 【請求項4】 前記鉄筋ゲージが、メッシュ状に結束さ
    れた鉄筋をこの鉄筋ゲージに固定する複数の鉄筋固定金
    具を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置。
  5. 【請求項5】 前記台車ステージの端部に付設され、束
    状の鉄筋を吊り上げて前記鉄筋搬入台車に積載するジブ
    クレーンを備えることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載のカルバート用鉄筋の組立・配筋装置。
  6. 【請求項6】 前記パイプフレームの上部及び下部にそ
    れぞれ取り付けられ、パイプフレームの側方へ出し入れ
    可能な上部スライド足場及び下部スライド足場を備える
    ことを特徴とするカルバート用鉄筋の組立・配筋装置。
  7. 【請求項7】 前記パイプフレームの中央部に長手方向
    へ離隔して上下動可能に配設され、鉄筋ゲージの中央に
    セットされる鉄筋受け通し材を支持する複数のローラー
    付きサポートを備えることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5又は6記載のカルバート用鉄筋の組立・配筋
    装置。
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