JP3141775B2 - Pc橋梁の主桁鉄筋施工法およびその装置 - Google Patents

Pc橋梁の主桁鉄筋施工法およびその装置

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知一 岩住
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はPC橋梁の主桁を
ワーゲン等を用いて定められたブロック長で連続的に張
出架設する場合における、PC橋梁の主桁鉄筋の施工法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、PC橋梁の主桁
をワーゲン等を用いて連続的にブロック施工する場合、
各工種の作業員または多能作業員が一定の工程に準拠し
て手作業で施工を行っている。
【0003】この場合、作業手順が決まってくること、
および作業スペースが狭いことから、作業効率が悪く、
工程短縮に限界があった。
【0004】この発明は前記事情に鑑み開発されたもの
で、従来技術では解決できない鉄筋組立配筋の省力化施
工を実現し、かつ、工程短縮を図ろうとするブロック化
施工を機軸とする急速施工法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、既設の主桁
の先端に張出して設けられたワーゲンに接続して作業台
車を主桁上に載設し、作業台車上において縦筋を配設し
た縦筋架台と横筋を配設した横筋架台を別個に形成した
後、移動させて縦筋架台と横筋架台を重ね合せ鉄筋籠を
形成し、さらにこの鉄筋籠をワーゲン内の主桁先端部に
移動させ、鉄筋籠を配筋するPC橋梁の主桁鉄筋施工法
と既設の主桁の先端に張出して設けられたワーゲンに接
続して作業台車を主桁上に載設し、ワーゲンと作業台車
間を移動自在の鉄筋籠製作用のクレーン設備、および材
料運搬、ジャッキ支持用のクレーン設備を設けたPC橋
梁の主桁鉄筋施工装置および前記鉄筋籠形成に使用され
る縦筋架台は外側方向へ開閉自在の枠体に縦筋を配列し
たものであり、また横筋架台は枠体に横筋を配列したも
のであって、縦筋架台を移動させ横筋架台に重ね合せ鉄
筋籠を形成してなるPC橋梁の主桁鉄筋施工装置であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基いて説
明する。図1において1はワーゲンを示すもので、2は
工場生産方式で鉄筋籠等を組み立てる作業台車を示すも
ので、この作業台車2はワーゲン1に後続して移動でき
るもので、作業台車2とワーゲン1とは接続されてい
る。また3は既設の主桁を示すものである。
【0007】ワーゲン1は既設の主桁3の先端部より外
側に張出して配設されており、作業台車2はワーゲン1
に接続して主桁3の先端部上に載設されている。ワーゲ
ン1と作業台車2の上部には両者間を移動自在のクレー
ン設備4を設置してあり、鉄筋籠の製作に際して使用す
るものである。またクレーン設備4のさらに上部には、
ワーゲン1内に材料等を取り込むため、およびPC鋼材
緊張用ジャッキ等の支持のためのクレーン設備5が併設
してある。鉄筋籠の製作に際しては、横筋部分と縦筋部
分を別途製作し、ドッキングさせることによる単純化を
図っている。
【0008】6は縦筋架台を示すものである。この縦筋
架台6は鋼棒を縦、横に組み合せた横長長方形枠体7を
2列、間隔を有して配列したもので、枠体7、7は丁番
7aを介して基台8に取付けられ、ドッキング時にそれ
ぞれ外側方向に開くことができるようになっている。ま
た基台8には車輪8aが取付けてあり、移動自在となっ
ている。さらに枠体7の横枠7bには所定の間隔に縦筋
配設用の半月状切欠7cが設けてあり、縦筋9は切欠7
c内に配設して立掛けた状態で配列されている。
【0009】10は横筋架台を示すものである。この横
筋架台10は鋼棒を縦、横、斜めに組み合せた横長長方
形枠体11を2列、配設し、この枠体11に所要本数の
横筋12を取付けてあり、枠体11はその一側部におい
て支持体13によって支持され、枠体11部分は若干高
さ浮いた状態で設置されるよう形成してある。
【0010】以上の縦筋架台6と横筋架台10は作業台
車2において別個に組み立てられ、次いで縦筋架台6を
外側に開いた状態で前記クレーン設備4を使用して横筋
架台12の位置まで運搬して重ね合せ、縦筋架台6を閉
じて縦筋9が横筋12の外側にくるように配置し組み立
て、鉄筋籠14を形成する。
【0011】形成された鉄筋籠14は、再度クレーン設
備4を使用して既設の主桁3の先端まで運搬し、所定の
位置、順序にしたがってブロック毎に架設され、補完す
る鉄筋および鋼棒等を所定場所で組み立て、鉄筋および
鋼棒の配置を完了させる。
【0012】配筋後の主桁部分のコンクリート打設に際
しては、内型枠として伸縮自動型枠15を使用する。ボ
ックス桁における断面長方形状の中空匣状部16の内型
枠として使用される伸縮自動型枠15は鋼材からなる長
方形枠体状の基部17と、この基部17の左、右側部に
取付けたジャッキ18を介して倒立コ字状の型枠支持部
19を取付けてあり、この型枠支持部19はその横杆1
9aが左、右方向に伸縮自在となっている。そして型枠
支持部19の外側には左、右側壁面および天井面に跨が
る型枠20を取付けてあり、さらに前記基部17の下端
には車輪21が取付けてあり、中空匣状部16の底面に
敷設されたレール22上に載設され、張出方向に移動自
在となっている。
【0013】また断面三角形状の中空匣状部23の内型
枠として使用される場合の伸縮自動型枠24は、倒立L
字状の基部25の縦杆25aの中間部および横杆25b
の端部に取付けたジャッキ18を介して倒立L字状の型
枠支持部26を取付けてあり、この型枠支持部26はそ
の横杆25bが左右方向に伸縮自在となっている。
【0014】そして型枠支持部26の外側には左、右側
壁面および天井面に跨がる型枠20が取付けてあり、さ
らに前記基部25の縦杆25aの下端および横杆25b
の中間部から下方向へ突設した脚杆27の下端にそれぞ
れ車輪21が取付けてあり、中空匣状部23の底面に敷
設されたレール22上に載置され、張出方向に移動自在
となっている。
【0015】これらの伸縮自動型枠15および24は、
ジャッキ18を作動させることにより、型枠20部分を
移動させ自動的に型枠の組払しを行う。
【0016】図11は施工の際の補助手段として使用す
る台車28を示すもので、張出架設長が長くなることで
距離が遠くなり、支持運搬に手間と時間がかかることか
ら、荷揚げ場所から当該所定場所まで小運搬するもので
ある。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上の方法、構成からなるの
で、次の通りの効果を有する。
【0018】(1) ワーゲンに接続できる組み立て工場で
ある作業台車および両者を行き来できるクレーン設備を
設けていることにより、当該ブロックの施工を組み立て
工場およびワーゲン内で並行して実施することで、急速
施工を実現することができ、コストダウンが図れる。
【0019】(2) 作業台車での鉄筋籠の組み立ては、従
来の方法によらず縦筋と横筋を別途製作し、ドッキング
させることにより組み立てるので、流れ作業のイメージ
で単純化および能率化を図ることができる。
【0020】(3) なおコンクリート打設に際して、内型
枠としてワーゲン内に組み込んだ伸縮自動型枠を使用す
ることにより、主桁型枠の組払いの省力化が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設の主桁先端に張出したワーゲンに接続した
作業台において、縦筋と横筋とを製作する状態を示した
正面図である。
【図2】縦筋架台の正面図である。
【図3】横筋架台の正面図である。
【図4】組立過程の正面図である。
【図5】横筋の組立過程の正面図である。
【図6】縦筋と横筋の組立状態の正面図である。
【図7】縦筋組立状態の要部で(a) は立面図(b)は平
面図である。
【図8】横筋組立状態の要部で(a) は立面図(b)は平
面図である。
【図9】縦筋と横筋の組立状態の要部で(a) は立面図
(b)は平面図である。
【図10】主桁のコンクリート打設時における伸縮自動
型枠の使用状態(脱型、型枠移動時)を示す正面図であ
る。
【図11】台車の正面図である。
【符号の説明】
1…ワーゲン、2…作業台車、3…主桁、4…クレーン
設備、5…クレーン設備、6…縦筋架台、7…枠体、8
…基台、9…縦筋、10…横筋架台、11…枠体、12
…横筋、13…支持体、14…鉄筋籠、15…伸縮自動
型枠、16…中空匣状部、17…基部、18…ジャッ
キ、19…型枠支持部、20…型枠、21…車輪、22
…レール、23…中空匣状部、24…伸縮自動型枠、2
5…基部、26…型枠支持部、27…脚杆、28…台
車。
フロントページの続き (72)発明者 岩住 知一 大阪府大阪市西区阿波座1丁目3番15号 鹿島建設株式会社関西支店内 (72)発明者 松岡 義久 大阪府大阪市大正区鶴町4丁目1番36号 株式会社大島造船所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の主桁の先端に張出して設けられた
    ワーゲンに接続して作業台車を主桁上に載設し、作業台
    車上において縦筋を配設した縦筋架台と横筋を配設した
    横筋架台を別個に形成した後、移動させて縦筋架台と横
    筋架台を重ね合せ鉄筋籠を形成し、さらにこの鉄筋籠を
    ワーゲン内の主桁先端部に移動させ、鉄筋籠を配筋する
    ことを特徴とするPC橋梁の主桁鉄筋施工法。
  2. 【請求項2】 既設の主桁の先端に張出して設けられた
    ワーゲンに接続して作業台車を主桁上に載設し、ワーゲ
    ンと作業台車間を移動自在の鉄筋籠製作用のクレーン設
    備、および材料運搬、ジャッキ支持用のクレーン設備を
    設けたことを特徴とするPC橋梁の主桁鉄筋施工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鉄筋籠形成に使用される
    縦筋架台は外側方向へ開閉自在の枠体に縦筋を配列した
    ものであり、また横筋架台は枠体に横筋を配列したもの
    であって、縦筋架台を移動させ横筋架台に重ね合せ鉄筋
    籠を形成してなるPC橋梁の主桁鉄筋施工装置。
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CN104942188B (zh) * 2015-06-25 2017-06-06 中国建筑土木建设有限公司 一种遮板钢筋加工装置
CN111350121B (zh) * 2020-03-18 2022-10-04 中国五冶集团有限公司 一种钢箱梁桥的模块化拼装方法
CN112195788A (zh) * 2020-09-25 2021-01-08 中国一冶集团有限公司 一种桥梁墩柱钢筋定位对接固定装置及使用方法

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