JP2808179B2 - アーチ状移動型枠装置等の移動用台車装置 - Google Patents

アーチ状移動型枠装置等の移動用台車装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アーチ状型枠支保工等を橋脚の径間方向に
縦移動するための台車装置に関するものである。
(従来の技術) 多径間連続アーチ橋のようなコンクリート高架橋等の
工事は、殆ど同じ形状の構造物を連続的に構築する工事
であるため、その型枠施工においては、工事の省力化と
能率化を図るため、例えば特開昭62−78305号公報に示
されているような型枠移動式工法が採用されるようにな
ってきた。
この工法における特徴は、アーチトラス構造の支保工
に型枠を設置するとともに、昇降調節自在の走行脚車を
設けた移動式型枠装置を使用し、一径間の型枠施工を終
えた後、型枠装置を、橋脚の外側に走行移動により引き
出し、走行台車に載せて次の施工径間に縦移動させるよ
うにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の工法によれば、型枠装置を全く解体するこ
となしに、順次各径間に運んで施工ができるので、労
力、経費ともに大巾に低減できることになる。しかし、
橋脚間の距離の長い大スパンのものの施工を行なうとな
ると、それに応じて型枠装置の規模も長大なものとな
り、重量も著しく増大することになり、その走行移動は
困難なものとなってくる。
型枠装置を移動させるのは、橋脚間より引き出す横移
動と、径間から径間へと移動させる縦移動とがあるが、
横移動については、型枠支保工に設けた走行脚車によ
り、また縦移動については、各橋脚の外側に施設したレ
ール上を走行台車により行なっている。このうち、横移
動は、橋脚に取付けたレールに載せて走行させるのと、
特開昭62−164959号公報に示されているように、多数設
けた走行脚車の油圧シリンダを互いに連通させて、レー
ルの凹凸による車輪の浮き上りや偏荷重を防止できるよ
うにして、安全、円滑な移動ができるようにしている
が、縦移動については、未だ多くの問題が残されてい
る。
即ち、型枠装置の縦移動用のレールは、橋脚の外側の
地盤に施設した架台上に設けるのであるが、架台は仮設
物であるため、レールを平坦に敷設するのは困難で、実
際には凹凸の多いものとなる。また、型枠装置が特に大
型なものになると、それを載せる走行台車の移動用のレ
ールも多数本敷設する必要が生じてくる。しかし、それ
らのレールは仮設物である架台に敷設するので、レール
相互間にも上下位置の不一致が多く、また各レールの長
さ方向の平坦度も悪く、車輪の浮き上がりが生じ、型枠
支保工に種々偏荷重が加わり、移動も不安定となる。
本発明は、上記のような型枠支保工の縦移動における
問題を解決するためになされたもので、並列に数本敷設
された各レールに上下位置のずれがあっても、それらレ
ールに載せた車輪が、浮き上がりを生ずることなくレー
ルに載置されて、偏荷重のかかることなく安定よく安
全、容易に型枠支保工を縦移動することのできる台車装
置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 次に、上記の目的を達成するための本発明の構成につ
いて実施例に対応する図面を参照して説明すると、請求
項1の台車装置は、車輪7,7を縦列して設けた車筐3の
一対を間隔をおいて並列結合するとともに、車筐3の並
列方向に沿った移動型枠装置Aの載置レール6を設けて
台車1を形成し、該台車1の複数を並列して、互いに上
下揺動自在に結合し、上記載置レール6,6間に接合する
レール14を、それら載置レール6,6と上下揺動自在に設
けたことを特徴とするものである。
また請求項2の台車装置は、車輪7,7を縦列して設け
た車筐3の一対を間隔をおいて並列結合するとともに、
車筐3の並列方向に沿った移動型枠装置Aの載置レール
6を設けて台車1を形成し、該台車1の一側または両側
に、間隔をおいて車筐3を並列して、上記台車1に対し
上下揺動自在に結合し、上記載置レール6に結合するレ
ール14を、該載置レール6と上下揺動自在に設けたこと
を特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明装置の実施例について図面を参照して説
明する。
第1〜3図において、1,1は一対のレール2,2上を走行
できる台車で、レール2に沿って長く形成した断面逆U
字状の車筐3,3とそれらの両端部間を結合する枠杆4,4と
により枠状に形成されているとともに、車筐3,3の中央
部間上には、車筐3と直交する台枠5が載設され、その
上に台杆5と平行な載置用レール6が設けられている。
7はレール2に載って転動する車輪で、車筐3の前後部
に水平軸9により第3図矢印のように揺動自在に取付け
られた車受8,8の各前後に間隔をおいて設けられてい
る。そして、上記の台車1はその一対1,1が並列され、
各対向する枠杆4,4の端部間が連杆10,10と水平軸11,11
により結合され、第2図矢印のように相互に上下動が許
容されるように揺動自在に連結されている。また、両台
車1,1の台杆5,5の端部間にも、同様に継ぎ台杆12が水平
軸13,13により結合され、その上には台杆5,5に設けた載
置用レール6,6と接合する継ぎの載置レール14が設けら
れている。
上記装置は、複数条(図示の例では4条)敷設された
各レール2,2に各車筐3,3毎の車輪7,7を介して載置さ
れ、レール2,2上を走行されることになる。この場合、
各レール2,2は工事現場での仮設物であるため、施設の
精度を十分にとることができないため、レール2は長さ
方向に凹凸を生じるとともに、レール2,2相互間でも上
下に位置ずれすることが多い。本発明の台車装置はこの
ような状態のレール2,2上載置して走行することになる
のである。それで、各レール2の長さ方向の凹凸に対し
ては、車筐3がそれぞれに対応する。即ち、車筐3の車
輪7,7は、車受8,8の車筐3に対する揺動作用によってそ
の全車が常にレール2に乗接して浮き上りを生ずること
なく、安定した走行ができることになる。また、レール
2,2相互の上下の位置ずれに対しては、一対のレール2,2
に載った台車1,1を枠杆4,4と台杆5とにより上下動自在
な連結であるため、各車筐3の車輪7,7のいずれもが常
にレール2,2に乗接して浮き上がりを生ずることがな
く、安定した対応ができることになるのである。
次に、本発明装置の使用の一例を、アーチコンクリー
トの移動式型枠施工の場合について、第4〜10図を参照
して説明する。
第6図、第7図において、15,15は所定の間隔をおい
て立設された橋脚で、それら各橋脚15,15上にアーチコ
ンクリート16が施工される。各橋脚15,15の対向する上
部にはそれぞれブラケット17,17を介して、アーチコン
クリート16の巾方向に沿った横移動用レール18,18が架
設され、また、各橋脚15,15の外側には、アーチコンク
リート16の長さ方向に沿った架台19が施設され、その上
に、複数条の縦移動用のレール2,2がアーチコンクリー
ト16の長さ方向に並列して設けられている。この実施例
の場合、レール2,2は4条となっている。
Aはアーチコンクリート16施工用の移動型枠装置で、
アーチ支保工Bとその上に設置した型枠体Cとにより構
成されている。アーチ支保工Bは杆材を三角形に結合し
た支保要素20,20の多数を連結して構成されており、そ
の両端下部には支保工Bの巾方向(奥行方向)に間隔を
おいて多数の高さ調節自在とした走行脚車21,21が設け
られ、支保工Bは走行脚車21,21を介して横移動用レー
ル18,18上に走行移動できるように載置される。そし
て、アーチコンクリート16は、上記のように脚車15,15
間に設置された型枠装置Aと図示を略した外型枠との間
にコンクリートを打設して形成される。
他方、架台19に設けられたレール2,2上には、さきに
説明した本発明の台車装置の2台D,Dが載置されてい
る。そして、アーチコンクリート16の硬化後は、支保工
Bの走行脚車21,21を縮めて型枠体Cをコンクリート16
より剥離するとともに、台車装置D,Dをその載置レール
6が横移動用レール18と合致する位置に設定する。つい
で、型枠装置Aを第8図の矢印のように押進して、型枠
装置Aをレール18からレール6上に走行移動させる。そ
れによって、第4図、第5図、第8図、第9図に示すよ
うに、型枠装置Aの両下端は、走行脚車21,21を介して
2台の台車装置D,D上に移送、載置されることになる。
その後は、台車装置を第10図の矢印のように、レール
2,2上を走行させて、次のアーチコンクリート16を施工
する橋脚15,15間へと移動させ、型枠装置Aを台車装置
D,D上から横移動用レール18,18へと移動させる。このよ
うにして多径間のアーチコンクリート16,16の施工を進
めて行くのである。
第11図は、本発明装置の他の実施例を示したものであ
る。さきの実施例では、2台の台車1,1を連杆4,4と継ぎ
台杆12とで揺動自在に連結しているが、本実施例では、
台車1を1台とし、その両側に、連杆10′,10′とレー
ル14′を設けた継ぎ台杆12′を軸着11′,11′し、それ
らの外端部に車筐3,3を結合して、2条のレール2,2に載
置される台車1を中央にして、その両側に台車1に対し
て図の矢印のように上下に揺動できる車筐3,3を配した
構成としているのである。
また、第12図は本発明装置のさらに他の実施例を示し
たもので、この例のものは、装置を縦移動するレール2,
2が3条である場合に適している。この場合の実施例と
しては、1台の台車1の一側に連杆10′とレール14′を
設けた継ぎ台杆12′を軸着11′,11′して、それらの外
端部に車筐3を結合し、2条のレール2,2に載置される
台車1の一側に台車1に対して図の矢印のように上下に
揺動できる車筐3を配した構成となる。
なお、縦移動用のレール2,2が4条より多くなる場合
は、上記各実施例のものを適宜複合して構成すればよい
ことになる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の台車装置は、多数条設
けたレール上を走行移動するにあたって、一対のレール
に載置される台車を互いに上下揺動自在に結合し、或
は、同台車の一側または両側に他のレールに載置される
車筐を台車に対し上下揺動自在に結合した構成としたの
で、多数条設けたレールが互いに上下に位置ずれを生じ
ていても、各車筐の車輪が浮き上りをおこすことなく常
にレールに接合して走行できることになり、したがっ
て、台車装置及びそれに載置した型枠装置に偏荷重の作
用するのを防止できるとともに、安定よく走行移動がで
き、移動作業にあたっての安全性が高く保たれることに
なる等、多くの優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す平面図、第2図は
同正断面図、第3図は同一部切截側面図、第4図は型枠
装置の截置状態を示す一部切截側面図、第5図は同正断
面図、第6図乃至第10図は本発明装置の使用例を示すも
ので、第6図はアーチコンクリートの施工状態を示す側
面図、第7図は同正断面図、第8図は本発明装置に型枠
装置を截置したところを示す正断面図、第9図は同側面
図、第10図は走行移動時の状態を示す側面図、第11図お
よび第12図は、それぞれ本発明の他の実施例を示す正断
面図である。 1……台車,2……レール, 3……車筐,4……枠杆, 5……台杆,6,14……載置用レール, 7……車輪,8……車受, 10……連杆,11,13……水平軸, 12……継ぎ台杆,15……橋脚, 16……アーチコンクリート, 18……横移動レール,19……架台, A……移動型枠装置,B……支保工, C……型枠体,D……台車装置,

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を縦列して設けた車筐の一対を間隔を
    おいて並列結合するとともに、車筐の並列方向に沿った
    移動型枠装置の載置レールを設けて台車を形成し、該台
    車の複数を並列して、互いに上下揺動自在に結合し、上
    記載置レール間に接合するレールを、それら載置レール
    と上下揺動自在に設けたことを特徴とする、アーチ状移
    動型枠装置等の移動用台車装置。
  2. 【請求項2】車輪を縦列して設けた車筐の一対を間隔を
    おいて並列結合するとともに、車筐の並列方向に沿った
    移動型枠装置の載置レールを設けて台車を形成し、該台
    車の一側または両側に、間隔をおいて車筐を並列して、
    上記台車に対し上下揺動自在に結合し、上記載置レール
    に接合するレールを、該載置レールと上下揺動自在に設
    けたことを特徴とする、アーチ状移動型枠装置等の移動
    用台車装置。
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