JP2619667B2 - 型枠等架設構造物の走行移動装置 - Google Patents

型枠等架設構造物の走行移動装置

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JP2619667B2
JP2619667B2 JP32781387A JP32781387A JP2619667B2 JP 2619667 B2 JP2619667 B2 JP 2619667B2 JP 32781387 A JP32781387 A JP 32781387A JP 32781387 A JP32781387 A JP 32781387A JP 2619667 B2 JP2619667 B2 JP 2619667B2
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信之 松ヶ下
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岡部株式会社
岡部テクノシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、型枠、支保工、足場等の架設構造物を走行
移動させるための架設構造物の走行移動装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
構造物の構築には、コンクリート型枠、支保工、足場
等多くの架設構造物が必要とされる。構築する構造物の
規模は大型化する傾向にあると共に、その構造物の形状
も同一形状部分が多くなりつつある。架設構造物は、多
くの場合、投入資材の節約を図るため一施工区間毎に組
立て、解体、撤去を繰返して反覆使用するようにしてい
る。特に近年は、同一形状部分の多い構造物の施工に
は、単位施工区間に要する架設構造物を移動式として、
施工後次の区間に移動させて反覆使用することにより、
その組立て解体等の手間と時間とを節減して能率の向上
と経費の低減を図るようにしている。
例えば、コンクリートを打設するための型枠装置につ
いていえば、擁壁、水路壁、カルバート等、水平方向に
長いコンクリート構造物の施工には、大型の型枠を組
み、これに走行用の脚車や台車を装着して、型枠装置の
走行移動を行うようにしている。即ち、第3図に示すよ
うに、縦バタ材14と横バタ材15とを格子状に結合しこれ
にせき板16を取付けて大型に形成した型枠体12の下部の
前後に、ブラケット17を介して下端に車輪19を設けた脚
車18をそれぞれ設け、地盤に敷設したレール13上に車輪
19を介して型枠体12を載置し、コンクリートの打設硬化
後レール13上を次の施工位置に走行移動させるようにし
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述のような従来の走行移動式型枠装置で
は、脚車の支持力や型枠の剛性保持能力からいって、型
枠の大きさをあまり大きくすることはできない。もし、
大規模な移動型枠を用いるとなると、大きな門型の走行
装置とか、或は大きな走行台車が必要となり、移動式型
枠としての経済性が著しく悪くなる。型枠に簡単な脚車
を直接取付けるようにした従来の走行型枠装置では、型
枠の規模が一層大きくなった場合、従来のような脚車を
型枠の前後部だけに設けるのではなく、型枠の下部の各
所に脚車を設けるようにすればよいとも考えられるが、
しかし、建設現場でのレールは平坦に敷設することが極
めて困難な状況にあって、実際には凹凸の多いものとな
るため、多くの脚車を型枠の長手方向に沿って並べたと
すれば、レールの凹凸によって型枠移動時に荷重を受け
る脚車がまちまちとなって偏荷重が生じ、脚車及びその
取付部或は型枠全体に破損や歪みをおこしたり、型枠の
走行安定が保てなくなる等の恐れがでることになる。
前記の問題点は、走行移動式の型枠にかぎることでは
なく、例えば移動式とした支保工や足場等のような他の
架設構造物においても同様のことがいえるのである。
本発明は、走行移動式型枠やその他の走行移動式の架
設構造物における前記問題点を解決し、型枠等架設構造
物の一層の大型化にあたっても、架設構造物に脚車を直
接的に装着する簡易な移動方式のものを採用し、しか
も、その架設構造物を安定よく安全、容易に走行移動で
きる装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
次に、本発明の構成について、実施例に対応する第1
図、第2図を参照して説明すると、本発明は、上下方向
に長く形成した本体ケース2内に、下部を本体ケース2
の下方に突出させた脚杆3を挿入すると共に、上部を本
体ケース2の上方に突出させた張出杆5を挿入して互に
結合し、脚杆3の下端部には車輪4を設けると共に張出
杆5の上端部には滑車6を設けて脚車1a、1b、1cを構成
し、該脚車の複数個を間隔をおいて連結体6a、6bにより
結合して、それらの脚車の両外側の脚車1a、1cに両端を
固定したロープ11を、脚車1a、1b、1cの滑車6、6と連
結体8a、8bに設けた滑車9、9に順次掛装して、張設
し、また、前記各脚車のうちの少なくとも1個のもの
は、脚杆3と張出杆5とを互いに伸縮調節自在に結合し
たことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について、第1図、第2図を参
照して説明する。
第1図において、1a、1b、1cは脚車で、上下方向に長
く形成した本体ケース2内には、その下端より下方に突
出する脚杆3と、この脚杆3と結合すると共に、ケース
2の上端より上方に突出する張出杆5とが、上下方向に
摺動自在に設けられ、脚杆3の下端部には車輪4が設け
られており、また、張出杆5の上端部には滑車6が設け
られている。そして、脚杆3と張出杆5との結合は、ネ
ジ式或は油圧式等のジャッキ機構7により、互いに伸縮
自在な結合となっている。
前記の各脚車1a、1b、1cは、所要の間隔をおいて、互
いに連結体8a、8bにより結合され、それらの連結体8a、
8bには滑車9、9が設けられている。そして、両外側に
ある脚車1a、1cの本体ケース2、2にはブラケット10
a、10bが設けられ、その一方のブラケット10aに一端を
固定されたロープ11が、一方の外側の脚車1aの滑車6か
ら連結体8aの滑車9、9へ、そして中央の脚車1bの滑車
6と連結体8bの滑車9、9を経て他方の外側の脚車1cの
滑車6へと順次巡り、ブラケット10bに他端を固定して
掛装、張設されている。
このように構成された走行移動装置は、各脚車1a、1
b、1cをそれらのケース2、2を介して架設構造物の所
要個所に固定して装着する。これを型枠装置に適用した
例について説明すると、第2図に示すように、多数のバ
タ材(図示を略す)を格子状に結合し、それにせき板を
取付けて形成した型枠体12の前半部及び後半部のそれぞ
れ下部に装着する。型枠体12はレール13上にそれら走行
移動装置車輪4、4を介して載架され、レール13に沿っ
て走行移動できることになる。
本発明の走行移動装置においては、ジャッキ機構7に
よる第1図矢印のような伸縮調節により、脚杆3と張出
杆5との結合された実質的な長さが調節されることにな
るが、その場合、ロープ11の長さは一定であるから、張
出杆5の突出長さは変わらないので、矢印のように脚杆
3の突出長さだけが変化することになる。したがって、
型枠体12がレール13に対して昇降調節されることになる
のである。型枠体12を使ってコンクリートを打設する場
合は、型枠12を降下して地盤に支持させるようにし、ま
た、型枠体12を移動させる場合には型枠体12を地盤上方
に上昇させて走行させるのであって、このような型枠体
12の昇降操作は、各脚車1a、1b、1cのジャッキ機構7、
7の調節操作によって容易に行なえるのである。
それで、型枠体12は建設現場に敷設された凹凸の多い
レール13上を移動することになるが、その凹凸に1つの
脚車がかかった場合、例えば脚車1aがレール13の凸部に
かかったとすると、その脚車1aの車輪4は押上げられる
ようになって、脚杆3を介して張出杆5の突出長さが大
きくなり、その張出杆5の滑車6の位置が上昇し、それ
によってロープ11が引き上げられるようになる。その結
果、ロープ11の長さは一定であるから、引き上げられた
ロープ11によって他の脚車1b、1cの滑車6、6は押下げ
られようになり、それに応じて脚杆3、3は下方への突
出長さを大きくすることになる。したがって、1つの脚
車1aの車輪4が押上げられると、それに応じて他の脚車
1b、1cの車輪4、4が押下げられることになるのであっ
て、3つの脚車1a、1b、1cのいずれか一つ或は二つが凹
凸によって反力を受けると、その車輪4と昇降に応じて
他の脚車の車輪が反対に昇降するように連動し、組をな
す各脚車1a、1b、1cが一体的となり、型枠体12を安定し
た状態で支持し走行移動させることができるのである。
なお、前記実施例においては、ジャッキ機構7は各脚
車1a、1b、1cごとに設けた物となっているが、このジャ
ッキ機構7は脚車のいずれか一つに設けるだけでもよ
く、また、脚車の数は3個に限定されるものではなく、
2個またはそれ以上の多数個を連設しても差支えない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の装置は、上下方向に長
く形成した本体ケース内に、下部を本体ケースの下方に
突出させた脚杆を挿入すると共に、上部を本体ケースの
上方に突出させた張出杆を挿入して互に結合し、脚杆の
下端部には車輪を設けると共に張出杆の上端部には滑車
を設けて脚車を構成し、該脚車の複数個を間隔を置いて
連結体により結合して、それらの脚車の両外側の脚車に
両端を固定したロープを、脚車の滑車と連結体に設けた
滑車に順次掛装して、張設し、また、前記各脚車のうち
の少なくとも1個のものは、脚杆と張出杆とを互いに伸
縮調節自在に結合した構造としたので、架設構造物を多
くの脚車に支持して走行移動できることになり、大形化
した重量の非常に大きい架設構造物でも簡易な型式の脚
車の適用によって支持、移動させることが可能となり、
移動のための経費の大巾な軽減が図れる。しかも、敷設
されたレールの凹凸等によりうけることになる各脚車へ
の偏荷重や脚車の浮き上がり現象が、各脚車に結合した
張出杆の滑車と各脚車の連結体に設けた滑車とを巡って
張設したロープの作用で、各脚車が連動して昇降するこ
とにより、各脚車の浮き上がりや偏荷重が防止でき、架
設構造物を安定して支持し走行移動させることができ
る。また、脚杆と張出杆との伸縮調節自在な結合によ
り、架設構造物の昇降操作をも行なうことができる等、
多くの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す正面図、第2図は
本発明装置を型枠に装着したところを示す正面図、第3
図は従来の移動型枠を示す正面図である。 1a、1b、1c……脚車、2……本体ケース 3……脚杆、4……車輪 5……張出杆、6……滑車

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に長く形成した本体ケース内に、
    下部を本体ケースの下方に突出させた脚杆を挿入すると
    共に、上部を本体ケースの上方に突出させた張出杆を挿
    入して互に結合し、脚杆の下端部には車輪を設けると共
    に張出杆の上端部には滑車を設けて脚車を構成し、該脚
    車の複数個を間隔をおいて連結体により結合して、それ
    らの脚車の両外側の脚車に両端を固定したロープを、脚
    車の滑車と連結体に設けた滑車に順次掛装して、張設
    し、また、前記各脚車のうちの少なくとも1個のもの
    は、脚杆と張出杆とを互いに伸縮調節自在に結合したこ
    とを特徴とする、型枠等架設構造物の走行移動装置。
JP32781387A 1987-12-24 1987-12-24 型枠等架設構造物の走行移動装置 Expired - Lifetime JP2619667B2 (ja)

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