JP2619668B2 - 型枠等架設構造物の走行移動装置 - Google Patents

型枠等架設構造物の走行移動装置

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JP2619668B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、型枠、支保工、足場等の架設構造物を走行
移動させるための架設構造物の走行移動装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
構造物の構築には、コンクリート型枠、支保工、足場
等多くの架設構造物が必要とされる。構築する構造物の
規模は大型化する傾向にあると共に、その構造物の形状
も同一形状部分が多くなりつつある。架設構造物は、多
くの場合、投入資材の節約を図るため一施工区間毎に組
立て、解体、撤去を繰返して反覆使用するようにしてい
る。特に近年は、同一形状部分の多い構造物の施工に
は、単位施工区間に要する架設構造物を移動式として、
施工後次の区間に移動させて反覆使用することにより、
その組立て解体等の手間と時間とを節減して能率の向上
と経費の低減を図るようにしている。
例えば、コンクリートを打設するための型枠装置につ
いていえば、擁壁、水路壁、カルバート等、水平方向に
長いコンクリート構造物の施工には、大型の型枠を組
み、これに走行用の脚車や台車を装着して、型枠装置の
走行移動を行うようにしている。即ち、第4図に示すよ
うに、縦バタ材13と横バタ材14とを格子状に結合しこれ
にせき板15を取付けて大型に形成した型枠体11の下部の
前後に、ブラケット16を介して下端に車輪18を設けた脚
車17をそれぞれ設け、地盤に敷設したレール12上に車輪
18を介して型枠体11を載置し、コンクリートの打設硬化
後レール12上を次の施工位置に走行移動させるようにし
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述のような従来の走行移動式型枠装置で
は、脚車の支持力や型枠の剛性保持能力からいって、型
枠の大きさをあまり大きくすることはできない。もし、
大規模な移動型枠を用いるとなると、大きな門型の走行
装置とか、或は大きな走行台車が必要となり、移動式型
枠としての経済性が著しく悪くなる。型枠に簡単な脚車
を直接取付けるようにした従来の走行型枠装置では、型
枠の規模が一層大きくなった場合、従来のような脚車を
型枠の前後部だけに設けるのではなく、型枠の下部の各
所に脚車を設けるようにすればよいとも考えられるが、
しかし、建設現場でのレールは平坦に敷設することが極
めて困難な状況にあって、実際には凹凸の多いものとな
るため、多くの脚車を型枠の長手方向に沿って並べたと
すれば、レールの凹凸によって型枠移動時に荷重を受け
る脚車がまちまちとなって偏荷重が生じ、脚車及びその
取付部或は型枠全体に破損や歪みをおこしたり、型枠の
走行安定が保てなくなる等の恐れがでることになる。
前記の問題点は、走行移動式の型枠にかぎることでは
なく、例えば移動式とした支保工や足場等のような他の
架設構造物においても同様のことがいえるのである。
本発明は、走行移動式型枠やその他の走行移動式の架
設構造物における前記問題点を解決し、型枠等架設構造
物の一層の大型化にあたっても、架設構造物に脚車を直
接的に装着する簡易な移動方式のものを採用し、しか
も、その架設構造物を安定よく安全、容易に走行移動で
きる装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
次に、本発明の構成について、実施例に対応する第1
図、第2図を参照して説明すると、本発明は、上下方向
に長く形成した本体ケース2内に、該ケース2の両端よ
り突出する脚杆3を昇降自在に遊挿し、脚杆3の下端に
は車輪4を同上端には滑車5を設けて脚車1a、1b、1cを
構成し、該脚車の複数個を間隔をおいて連結体6a、6bに
より結合し、それらの両外側の脚車1a、1b、1cに両端を
固定したロープ10を、脚車の滑車5、5と連結体に設け
た滑車7、7とに順次掛装して張設すると共に、該ロー
プ10に、脚杆1a、1b、1cの滑車5、5と連結体6a、6bの
滑車7、7との距離を増減する伸縮調節機構9を設けた
ことを特徴とするものである。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例について、第1図、第3図を参
照して説明する。
第1図において、1a、1b、1cは脚車で、上下方向に長
く形成した本体ケース2内には、その下端及び上端より
十分長く突出する長さを有する脚杆3が昇降自在に挿入
されており、その脚杆3の下端部には車輪4が設けられ
ていると共に、脚杆3の上端部には滑車5が設けられて
いる。
前記の各脚車1a、1b、1cは、所要の間隔をおいて、互
いに連結体6a、6bにより結合され、それらの連結体6a、
6bには滑車7、7が設けられている。そして、両外側に
ある脚車1a、1cの本体ケース2、2にはブラケット8、
8が設けられ、それらのブラケット8、8には、ネジ式
或は油圧式等の長さ調節のできる伸縮調節機構9、9の
一端が固着され、それらの他端に、両端を固定されたロ
ープ10が、一方の外側の脚車1aの滑車5が連結体6aの滑
車7、7、そして中央の脚車1bの滑車5と連結体6bの滑
車7、7を経て他方の外側の脚車1cの滑車5へと順次巡
って掛装した状態で張設されている。
このように構成された走行移動装置は、各脚車1a、1
b、1cをそれらのケース2、2を介して架設構造物の所
要個所に固定して装着する。これを型枠装置に適用した
例について説明すると、第3図に示すように、多数のバ
タ材(図示を略す)を格子状に結合し、それにせき板を
取付けて形成した型枠体11の前半部及び後半部のそれぞ
れ下部に装着する。型枠体11はレール12上にそれら走行
移動装置車輪4、4を介して載架され、レール12に沿っ
て走行移動できることになる。
本発明の走行移動装置においては、伸縮調節機構9、
9の第1図の矢印のような伸縮調節を行なうことによ
り、脚杆3の滑車5から連結杆6a、6bの滑車7までの距
離の増減がなされることになり、その結果、脚杆3は矢
印のように本体ケース2内を昇降し、ケース2より車輪
の突出長さが変化することになる。即ち、伸縮調節機構
9を伸長すれば車輪4の突出長さは短かくなり、逆に伸
縮調節機構9を短縮すれば車輪4の突出長さは長くな
る。したがって、型枠体11がレール12に対して昇降調節
されことになるのである。型枠体11を使ってコンクリー
トを打設する場合は、型枠体11を降下して地盤に支持さ
せるようにし、また、型枠体11を移動させる場合には型
枠体11を地盤上方に上昇させて走行させるものであっ
て、このような型枠体11の昇降操作は、各脚車1a、1cの
伸縮調節機構9、9の調節操作によって容易に行なえる
のである。
それで、型枠体11は建設現場に敷設された凹凸の多い
レール12上を移動することになるが、その凹凸に1つの
脚車がかかった場合、例えば脚車1aがレール12の凸部に
かかったとすると、その脚車1aの車輪4は押上げられる
ようになって、脚杆3の上方への突出長さが大きくな
り、その滑車の位置が上昇し、それによってロープ10が
引き上げられるようになる。その結果、ロープ10の長さ
は一定であるから、引き上げられたロープ10によって他
の脚車1b、1cの滑車5、5は押下げられるようになり、
それに応じて脚杆3、3は下方への突出長さを大きくす
ることになる。したがって、1つの脚車1aの車輪4が押
上げられると、それに応じて他の脚車1b、1cの車輪4、
4が押下げられることになるのであって、3つの脚車1
a、1b、1cのいずれか一つ或は二つが凹凸によって反力
を受けると、その車輪4の昇降に応じて他の脚車の車輪
が反対に昇降するように連動し、組をなす各脚車1a、1
b、1cが一体的となり、型枠体11を安定した状態で支持
し走行移動させることができるのである。
なお、前記実施例においては、伸縮調節機構9は両外
側の脚車1a、1cに設けた物となっているが、このジャッ
キ機構9はそれら脚車のいずれか一つに設けるだけでも
よく、また、脚車の数は3個に限定されるものではな
く、2個またはそれ以上の多数個を連設しても差支えな
い。
また、第2図は伸縮調節機構9を設けた構成の他の実
施例を示したもので、この実施例では、ロープ10の両端
を直接ブラケット8、8に固着し、伸縮調節機構9′を
連結杆6a、6bの一方に装着している。そして、この伸縮
調節機構9′には滑車13が設けられており、ロープ10は
脚杆1aの滑車5から前記の滑車13を経て隣りの脚杆1bの
滑車5へと巡回されている。したがって、伸縮調節機構
9′により滑車13を矢印のように昇降させれば、滑車13
と滑車5との距離が増減されることになって、車輪4の
突出長さが増減することになるのである。なお、伸縮調
節機構9′は他方の連結杆6bにも設けることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の装置は、上下方向に長
く形成した本体ケース内に、該ケースの両端より突出す
る脚杆を昇降自在に遊挿し、脚杆の下端には車輪を同上
端には滑車を設けて脚車を構成し、該脚車の複数個を間
隔をおいて連結体により結合し、それらの両外側の脚車
に両端を固定したロープを、脚車の滑車と連結体に設け
た滑車に順次掛装して張設すると共に、該ロープに、脚
杆の滑車と連結体の滑車との距離を増減する伸縮調節機
構を設けた構造としたので、架設構造物を多くの脚車に
支持して走行移動できることになり、大形化した重量の
非常に大きい架設構造物でも簡易な型式の脚車の適用に
よって支持、移動させることが可能となり、移動のため
の経費の大巾な軽減が図れる。しかも、敷設されたレー
ルの凹凸等により受けることになる各脚車への偏荷重や
脚車の浮き上がり現象が、各脚車に結合した脚杆の滑車
と各脚車の連結体に設けた滑車とを巡って張設したロー
プの作用で、各脚車が連動して昇降することにより、各
脚車の浮き上がりや偏荷重が防止でき、架設構造物を安
定して支持し走行移動させることができる。また、ロー
プに関連して設けた伸縮調節装置の調節により、架設構
造物の昇降操作をも行なうことができる等、多くの優れ
た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す正面図、第2図は
同他の実施例を示す正面図、第3図は本発明装置を型枠
に装着したところを示す正面図、第4図は従来の移動型
枠を示す正面図である。 1a、1b、1c……脚車、2……本体ケース 3……脚杆、4……車輪 5……滑車、6……連結杆 7……滑車、9、9′……伸縮調節機構 10……ロープ、11……型枠体 12……レール、13……滑車

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に長く形成した本体ケース内に、
    該ケースの両端より突出する脚杆を昇降自在に遊挿し、
    脚杆の下端には車輪を同上端には滑車を設けて脚車を構
    成し、該脚車の複数個を間隔をおいて連結体により結合
    し、それらの脚車の両外側の脚車に両端を固定したロー
    プを、脚車の滑車と連結体に設けた滑車とに順次掛装し
    て張設すると共に、該ロープに、脚杆の滑車と連結体の
    滑車との距離を増減する伸縮調節機構を設けたことを特
    徴とする、型枠等架設構造物の走行移動装置。
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