JP5515573B2 - テールピース台車及びその移動方法 - Google Patents
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Description
(1)テールピース台車を進行方向へ移動させる際は、連続ベルトコンベアのベルトに作用している張力よりも大きな力で移動させることとなるため、長大トンネルにおいて適用しようとすると、大型の走行装置を用いなければならず、設備投資費が高くなる。
(2)走行装置の大型化を避けようとすると、テールピース台車を移動する前に、ベルトの張力を解放し、テールピース台車を移動させた後に、ベルトに張力を導入して慣らし運転を行わなければならない。しかし、この作業には半日程度の時間を要するため、頻繁にテールピース台車を移動させることは困難である。
(3)張力の解放・導入及び慣らし運転等には、手間及び人手がかかるため、トンネルの掘削に付帯する他の作業と並行して行うことができない。したがって、テールピース台車を移動させる際は、トンネル内での他の作業をすべて停止しなければならない。
前記テールピース部を載置するための架台と、
前記架台に接続され、下端が地面に接地した状態で伸縮することにより前記架台を昇降させることが可能な第1の伸縮手段と、
前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ前記架台を相対移動可能に支持するための支持台と、
前記支持台に接続され、下端が地面に接地した状態で伸縮することにより前記支持台を昇降させることが可能な第2の伸縮手段と、
一端が前記架台に、他端が前記支持台に接続され、前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ前記架台と前記支持台とを相対的に移動させるための第1の駆動手段と、
一端が前記第2の伸縮手段に、他端が前記架台に接続され、前記連続ベルトコンベアを延長する方向と直交する直交方向へ前記架台を移動させるための第2の駆動手段と、
を備えることを特徴とする。
したがって、従来、連続ベルトコンベアの延長前後に行っていたベルトの張力の解放・導入が不要になり、慣らし運転の時間も短縮できる。
そして、第2の伸縮手段をその下端が地面から離間するまで収縮するとともに、第1の伸縮手段をその下端が地面に接地するまで伸張させて、第1の伸縮手段のみにより架台を支持した状態で、第2の駆動手段を駆動させることにより、連続ベルトコンベアの直交方向へ第2の伸縮手段を移動させることができる。これにより、テールピース台車を連続ベルトコンベアの直交方向へ移動させることができる。
前記第2の伸縮手段を地面から離間させた状態で、前記第1の伸縮手段の下端を地面に接地して前記架台を支持する架台支持工程と、
前記支持台を前記架台に対して、前記第1の駆動手段にて前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ移動させる支持台送り工程と、
前記第1の伸縮手段を収縮するとともに、第2の伸縮手段をその下端が地面に接するまで伸張して、前記第1の伸縮手段を地面から離間させた状態で、前記第2の伸縮手段にて前記支持台を支持する支持台支持工程と、
前記架台を前記支持台に対して、前記第1の駆動手段にて前記連続ベルトコンベアに作用している張力よりも大きい力で前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ移動させる架台送り工程と、
前記架台支持工程により前記第1の伸縮手段にて前記架台を支持した状態で、前記第2の駆動手段にて、前記支持台を前記架台に対して前記直交方向へ移動させる直交方向支持台送り工程と、
前記支持台支持工程により前記第2の伸縮手段にて前記支持台を支持した状態で、前記第2の駆動手段にて、前記架台を前記支持台に対して前記直交方向へ移動させる直交方向架台送り工程と、
前記第1の伸縮手段をその下端が地面に接するまで伸張して、前記第1の伸縮手段にて前記架台を支持するとともに、前記第2の伸縮手段にて前記支持台を支持する台車支持工程と、
を備えることを特徴とする。
したがって、従来、連続ベルトコンベアの延長前後に行っていたベルトの張力の解放・導入が不要になり、慣らし運転の時間も短縮できる。
図1及び図2に示すように、テールピース台車1は、連続ベルトコンベア2のテールピース部3を載置するための架台4と、架台4を支持するための第1の伸縮手段5と、架台4を相対移動可能に支持するための支持台6と、支持台6を支持するための第2の伸縮手段7と、連続ベルトコンベア2を延長する方向(以下、進行方向という)へ架台4を移動させるための第1の駆動手段8と、進行方向と直交する直交方向(以下、幅方向という)へ架台4を移動させるための第2の駆動手段11と、テールピース部3の高さを測定するための測定器13と、を備える。
図3に示すように、この幅方向用駆動装置12は、一端が第2の伸縮手段7に接続されたジャッキ12aと、ジャッキ12aの他端に接続された球面軸受け12bと、架台4の下面に、トンネルの軸方向に取り付けられたガイド12cと、球面軸受け12bを内包するとともに、回転可能な球状のコロ12dと、ジャッキ12aの圧力を測定するための圧力計(図示しない)と、から構成される。
まず、図4に示すように、第2の伸縮手段7の下端が地面14から離れるまで第2の伸縮手段7を収縮し、第1の伸縮手段5にて架台4を支持する(架台支持工程)。
図6に示すように、支持台6が架台4に対して進行方向へ移動すると、ジャッキ12aやコロ12d等も同時に移動する。このとき、コロ12dはガイド12c内を回転しながら、ガイド12cに沿って移動する。
図7に示すように、支持台6を予め設定された移動距離だけ進行方向へ移動させたら、移動を停止する。
そして、第1の伸縮手段5にて架台4を支持した状態のまま、第2の伸縮手段7の下端が地面14に到達するまで第2の伸縮手段7を伸張させて、第2の伸縮手段7にて支持台6を支持する。
次に、図8に示すように、第1の伸縮手段5の下端が地面14から離れるまで第1の伸縮手段5を収縮し、第2の伸縮手段7にて支持台6を支持する(支持台支持工程)。
なお、連続ベルトコンベア2を延長した分のベルトは、坑口側に設置されたベルト収納用のカセット部(図示しない)から繰り出される。
そして、第2の伸縮手段7をその下端が地面14から離間するまで収縮するとともに、第1の伸縮手段5をその下端が地面14に接地するまで伸張させて、第1の伸縮手段5のみにより架台4を支持した状態で、ジャッキ12aを収縮することにより、幅方向へ第2の伸縮手段7を移動させることができる。これにより、テールピース台車1を幅方向へ移動させることができる。
2 連続ベルトコンベア
3 テールピース部
4 架台
4a 鋼板
4b ローラー
5 第1の伸縮手段
6 支持台
6a 縦フレーム
6b 連結材
6c 筒状部材
6d 下フランジ
7 第2の伸縮手段
8 第1の駆動手段
9 支持台用駆動装置
9a ジャッキ
9b シーブ
9c ワイヤーロープ
10 架台用駆動装置
10a ジャッキ
10b シーブ
10c ワイヤーロープ
11 第2の駆動手段
12 幅方向用駆動装置
12a ジャッキ
12b 球面軸受け
12c ガイド
12d コロ
13 測定器
14 地面
S 隙間
Claims (2)
- 連続ベルトコンベアのテールピース部を載置したテールピース台車であって、
前記テールピース部を載置するための架台と、
前記架台に接続され、下端が地面に接地した状態で伸縮することにより前記架台を昇降させることが可能な第1の伸縮手段と、
前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ前記架台を相対移動可能に支持するための支持台と、
前記支持台に接続され、下端が地面に接地した状態で伸縮することにより前記支持台を昇降させることが可能な第2の伸縮手段と、
一端が前記架台に、他端が前記支持台に接続され、前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ前記架台と前記支持台とを相対的に移動させるための第1の駆動手段と、
一端が前記第2の伸縮手段に、他端が前記架台に接続され、前記連続ベルトコンベアを延長する方向と直交する直交方向へ前記架台を移動させるための第2の駆動手段と、
を備えることを特徴とするテールピース台車。 - 連続ベルトコンベアのテールピース部を載置するための架台と、前記架台に接続され、下端が地面に接地した状態で伸縮することにより前記架台を昇降させることが可能な第1の伸縮手段と、前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ前記架台を相対移動可能に支持するための支持台と、前記支持台に接続され、下端が地面に接地した状態で伸縮することにより前記支持台を昇降させることが可能な第2の伸縮手段と、一端が前記架台に、他端が前記支持台に接続され、前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ前記架台と前記支持台とを相対的に移動させるための第1の駆動手段と、一端が前記第2の伸縮手段に、他端が前記架台に接続され、前記連続ベルトコンベアを延長する方向と直交する直交方向へ前記架台を移動させるための第2の駆動手段と、を備えるテールピース台車の移動方法において、
前記第2の伸縮手段を地面から離間させた状態で、前記第1の伸縮手段の下端を地面に接地して前記架台を支持する架台支持工程と、
前記支持台を前記架台に対して、前記第1の駆動手段にて前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ移動させる支持台送り工程と、
前記第1の伸縮手段を収縮するとともに、第2の伸縮手段をその下端が地面に接するまで伸張して、前記第1の伸縮手段を地面から離間させた状態で、前記第2の伸縮手段にて前記支持台を支持する支持台支持工程と、
前記架台を前記支持台に対して、前記第1の駆動手段にて前記連続ベルトコンベアに作用している張力よりも大きい力で前記連続ベルトコンベアを延長する方向へ移動させる架台送り工程と、
前記架台支持工程により前記第1の伸縮手段にて前記架台を支持した状態で、前記第2の駆動手段にて、前記支持台を前記架台に対して前記直交方向へ移動させる直交方向支持台送り工程と、
前記支持台支持工程により前記第2の伸縮手段にて前記支持台を支持した状態で、前記第2の駆動手段にて、前記架台を前記支持台に対して前記直交方向へ移動させる直交方向架台送り工程と、
前記第1の伸縮手段をその下端が地面に接するまで伸張して、前記第1の伸縮手段にて前記架台を支持するとともに、前記第2の伸縮手段にて前記支持台を支持する台車支持工程と、
を備えることを特徴とするテールピース台車の移動方法。
Priority Applications (1)
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JP2009228010A JP5515573B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | テールピース台車及びその移動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009228010A JP5515573B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | テールピース台車及びその移動方法 |
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JP2011074677A JP2011074677A (ja) | 2011-04-14 |
JP5515573B2 true JP5515573B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009228010A Active JP5515573B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | テールピース台車及びその移動方法 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
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JPH1144182A (ja) * | 1997-07-29 | 1999-02-16 | Mitsui Miike Mach Co Ltd | 移動架台およびベルトコンベア |
JP3223356B2 (ja) * | 1999-09-17 | 2001-10-29 | 株式会社郷鉄工所 | トンネル掘削用のテール装置 |
-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009228010A patent/JP5515573B2/ja active Active
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