JPH09309461A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JPH09309461A
JPH09309461A JP34004096A JP34004096A JPH09309461A JP H09309461 A JPH09309461 A JP H09309461A JP 34004096 A JP34004096 A JP 34004096A JP 34004096 A JP34004096 A JP 34004096A JP H09309461 A JPH09309461 A JP H09309461A
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Japan
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front side
vehicle
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vehicle width
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JP34004096A
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Seiji Sakai
誠二 酒井
Tetsuo Cho
哲夫 長
Mikio Katashima
幹雄 片嶋
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントサイドメンバと、このフロントサイ
ドメンバに接合された補強部材との結合強度を向上す
る。 【解決手段】 ピラーブレース20の車幅方向内側部2
0Eは、フロントサイドメンバ12の車幅方向外側壁部
12Bに形成された切欠24からフロントサイドメンバ
12の閉断面内部に挿嵌されており、フロントサイドメ
ンバ12の上壁部12Fの下面にはピラーブレース20
の上壁部20Aが接合されている。ピラーブレース20
の前壁部20Fの車幅方向内側端部にはフランジ20G
が形成されており、下壁部20Cの車幅方向内側端部に
はフランジ20Hが形成されている。これらのフランジ
20G、20Hはフロントサイドメンバ12の車幅方向
内側壁部12Dに接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体前部構
造に係り、特に、フロントサイドメンバの後端部とダッ
シュパネルとの結合部を補強する補強部材を有する自動
車の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントサイドメンバの後端部と
ダッシュパネルとの結合部を補強する補強部材を有する
自動車の車体前部構造の一例としては、実開昭60−3
6381号に示される構造が知られている。
【0003】図6に示される如く、この自動車の車体前
部構造では、車体のロッカ(サイドシルともいう)70
の前端部70Aと、ロッカ70の車幅方向内側に車両前
後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバ(フロ
ントフレームともいう)72とが、上面側が開放した断
面コ字状の補強部材としてのトルクボックス74で結合
されている。
【0004】図7に示される如く、このトルクボックス
74は、上面側の前フランジ74Aがダッシュロアパネ
ル76に接合されており、上面側の後フランジ74Bが
フロントフロアパネル78に接合されている。また、ト
ルクボックス74は車幅方向中央側に向かって拡張して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車の車体前部構造では、図6に示される如く、トルク
ボックス74の車幅方向中央側の端部に形成されたフラ
ンジ74Cが、フロントサイドメンバ側取付部となって
おり、フロントサイドメンバ72の車幅方向外側壁部7
2Aに接合されている。従って、衝突時等にフロントサ
イドメンバ72が車幅内側方向の荷重(図6の矢印F)
を受けた場合には、トルクボックス74とフロントサイ
ドメンバ72との接合面に対して、この荷重Fの作用方
向が剥離方向となる。このため、トルクボックス74と
フロントサイドメンバ72との結合強度が低下する。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、フロントサイ
ドメンバと、このフロントサイドメンバに接合された補
強部材との結合強度を向上することができる自動車の車
体前部構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車両前部に車両前後方向に沿って配設され閉断面構
造とされたフロントサイドメンバと、車両前部に車幅方
向に沿って配設され、前記フロントサイドメンバの後端
部とダッシュパネルとの結合部を補強する補強部材と、
を有し、前記補強部材の車幅方向内側端部は、前記フロ
ントサイドメンバの車幅方向外側壁部に形成された切欠
から前記フロントサイドメンバの内部に挿嵌されてお
り、前記フロントサイドメンバに車幅方向及び車両前後
方向に対して剪断方向となる接合面で接合されているこ
とを特徴としている。
【0008】従って、衝突時等に、フロントサイドメン
バが車幅内側方向及び車両後方向の荷重を受けた場合に
は、補強部材とフロントサイドメンバとの接合面が、こ
れらの荷重の作用方向に対して剪断方向となる。
【0009】請求項2記載の本発明は、車両前部に車両
前後方向に沿って配設され閉断面構造とされたフロント
サイドメンバと、車両前部に車幅方向に沿って配設さ
れ、前記フロントサイドメンバの後端部とダッシュパネ
ルとの結合部を補強する補強部材と、を有し、前記補強
部材の車幅方向内側端部は、前記フロントサイドメンバ
の車幅方向外側壁部に形成された切欠から前記フロント
サイドメンバの内部に挿嵌されており、前記補強部材の
車幅方向内側端部の上壁部が前記フロントサイドメンバ
の上壁部に接合され、前記補強部材の車幅方向内側端部
に形成された縦壁部が前記フロントサイドメンバの車幅
方向内側壁部に接合されていることを特徴としている。
【0010】従って、衝突時等に、フロントサイドメン
バが車幅内側方向の荷重を受けた場合には、補強部材の
車幅方向内側端部の上壁部と、フロントサイドメンバの
上壁部との接合面が、この荷重の作用方向に対して剪断
方向となる。また、フロントサイドメンバが車両後方向
の荷重を受けた場合には、補強部材の車幅方向内側端部
に形成された縦壁部と、フロントサイドメンバの車幅方
向内側壁部との接合面が、この荷重の作用方向に対して
剪断方向となる。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2に記載の自動車の車体前部構造において、前記
フロントサイドメンバの前記切欠の上部に上壁と下壁を
結合するリインフォースメントを設けたことを特徴とし
ている。
【0012】従って、リインフォースメントによって、
フロントサイドメンバの切欠の上部に壁が形成され、こ
の壁によって上壁と下壁とが結合されるため、結合部の
強度がさらに向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕本発明の自動車の車体前部構造の第1
実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0014】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0015】図1に示される如く、本実施形態の車体前
部10には、車幅方向両端下部近傍に車体前後方向に沿
って左右一対のフロントサイドメンバ12が配設されて
いる(車両左側のフロントサイドメンバは図示省略)。
フロントサイドメンバ12は、フロントサイドメンバ1
2の車幅方向外側部を構成するフロントサイドメンバア
ウタパネル14と、フロントサイドメンバ12の車幅方
向内側部を構成するフロントサイドメンバインナパネル
16とで構成されており、車両前後方向へ延びる閉断面
構造とされている。
【0016】フロントサイドメンバ12の後部12A
は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュロアパネ
ル18に沿って車両後方斜め下方へ延設されている。フ
ロントサイドメンバ12の車幅方向外側壁部12Bのダ
ッシュロアパネル18との当接部には、車幅方向外側へ
向けてフランジ12Cが形成されており、このフランジ
12Cがダッシュロアパネル18にスポット溶接によっ
て接合されている。また、フロントサイドメンバ12の
車幅方向内側壁部12Dのダッシュロアパネル18との
当接部には、車幅方向内側へ向けてフランジ12Eが形
成されており、このフランジ12Eがダッシュロアパネ
ル18にスポット溶接によって接合されている。
【0017】フロントサイドメンバ12の後部には、フ
ロントサイドメンバ12のダッシュパネル18との結合
部を補強する補強部材としてのピラーブレース20が配
設されている。
【0018】図2に示される如く、ピラーブレース20
の車幅方向から見た断面形状は、ダッシュパネル18側
(車両後側)に開口部を向けたコ字状とされており、上
壁部20Aの車両後側端部に車両上方へ向けて形成され
たフランジ20Bが、ダッシュパネル18の前面18A
にスポット溶接によって接合されている。また、下壁部
20Cの車両後側端部に車両下方へ向けて形成されたフ
ランジ20Dが、ダッシュパネル18の前面18Aにス
ポット溶接によって接合されている。従って、ピラーブ
レース20はダッシュパネル18とで車幅方向に延びる
閉断面部22を形成している。
【0019】図1に示される如く、ピラーブレース20
の車幅方向内側部20Eは、フロントサイドメンバ12
の車幅方向外側壁部12Bに形成された切欠24からフ
ロントサイドメンバ12の閉断面内部に挿嵌されてい
る。切欠24の縁部には、車幅方向外側へ向けてフラン
ジ12Gが形成されている。
【0020】図2に示される如く、フロントサイドメン
バ12のフランジ12Gは、ピラーブレース20の前壁
部20Fと下壁部20Cとにスポット溶接によって接合
されている。また、フロントサイドメンバ12の上壁部
12Fの下面には、ピラーブレース20の上壁部20A
がスポット溶接によって接合されている。
【0021】図3に示される如く、ピラーブレース20
の前壁部20Fの車幅方向内側端部には、車両前方に向
けて縦壁部としてのフランジ20Gが形成されており、
ピラーブレース20の下壁部20Cの車幅方向内側端部
には、車両下方に向けて縦壁部としてのフランジ20H
が形成されている。これらのフランジ20G、フランジ
20Hは、それぞれフロントサイドメンバ12の車幅方
向内側壁部12Dにスポット溶接によって接合されてい
る。
【0022】図1に示される如く、ピラーブレース20
は車幅外側方向に向かって徐々に前後方向の幅が狭くな
っており、ピラーブレースの車幅方向外側端部には車両
後方へ向けてフランジ20Jが形成されている。このフ
ランジ20Jは、ダッシュパネル18の車幅方向外側縁
部に車両後方へ向けて形成されたフランジ18Bと、フ
ロントピラー26の車幅方向外側部を構成するフロント
ピラーアウタパネル28の前端縁部に車両前方へ向けて
形成されたフランジ28Aとの接合部に結合されてい
る。
【0023】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態では、図3に示される如く、ピラーブレース20
の車幅方向内側部20Eが、フロントサイドメンバ12
の車幅方向外側壁部12Bに形成された切欠24からフ
ロントサイドメンバ12の閉断面内部に挿嵌されてお
り、フロントサイドメンバ12の上壁部12Fの下面
に、ピラーブレース20の上壁部20Aがスポット溶接
によって接合されている。従って、フロントサイドメン
バ12が衝突時等に車幅内側方向の荷重(図3の矢印F
1)を受けた場合には、この接合面に対して、荷重F1
の作用方向が剪断方向となる。また、フロントサイドメ
ンバ12が衝突時等に車両後方向の荷重(図2の矢印F
2)を受けた場合にも、この接合面に対して、荷重F2
の作用方向が剪断方向となる。
【0024】また、本実施形態では、フロントサイドメ
ンバ12のフランジ12Gが、ピラーブレース20の前
壁部20Fと下壁部20Cとにスポット溶接によって接
合されている。従って、フロントサイドメンバ12が衝
突時等に車幅内側方向の荷重(図3の矢印F1)を受け
た場合には、この接合面に対しても、荷重F1の作用方
向が剪断方向となる。また、フロントサイドメンバ12
が衝突時等に車両後方向の荷重(図2の矢印F2)を受
けた場合には、フロントサイドメンバ12のフランジ1
2Gとピラーブレース20の下壁部20Cとの接合面に
対して、荷重F2の作用方向が剪断方向となる。
【0025】さらに、本実施形態では、ピラーブレース
20のフランジ20G及びフランジ20Hが、それぞれ
フロントサイドメンバ12の車幅方向内側壁部12Dに
スポット溶接によって接合されている。従って、フロン
トサイドメンバ12が衝突時等に車両後方向の荷重(図
2の矢印F2)を受けた場合には、この接合面に対し
て、荷重F2の作用方向が剪断方向となる。
【0026】よって、本実施形態の自動車の車体前部構
造では、ピラーブレース20とフロントサイドメンバ1
2との結合強度が向上する。 〔第2実施形態〕次に、本発明の自動車の車体前部構造
の第2実施形態を図4及び図5に従って説明する。
【0027】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0028】図4に示される如く、本実施形態では、補
強部材としてのトルクボックス40はダッシュロアパネ
ル18に沿って車両後方斜め下方へ湾曲した板状となっ
ており、車幅方向内側部40Aがフロントサイドメンバ
12の車幅方向外側壁部12Bに形成された切欠24か
らフロントサイドメンバ12の閉断面内部に挿嵌されて
いる。また、切欠24の上部となるトルクボックス40
とダッシュロアパネル18の間には、車両前後方向に延
びるリインフォースメント42が配設されている。
【0029】図5に示される如く、フロントサイドメン
バ12の切欠24の縁部には、車幅方向外側へ向けてフ
ランジ12Gが形成されており、フランジ12Gは、ト
ルクボックス40の下面40Bにスポット溶接によって
接合されている。また、トルクボックス40の車幅方向
内側端部には、車両上方に向けて縦壁部としてのフラン
ジ40Cが形成されており、このフランジ40Cはフロ
ントサイドメンバ12の車幅方向内側壁部12Dにスポ
ット溶接によって接合されている。
【0030】リインフォースメント42は、車両後方か
ら見た断面形状が開口部を車幅方向外側へ向けたコ字状
となっており、縦壁部42Aの上端に車幅方向外側へ向
けて形成されたフランジ42Bが、上壁部としてのダッ
シュロアパネル18の下面18Cにスポット溶接によっ
て接合されている。また、リインフォースメント42の
縦壁部42Aの下端には車幅方向外側へ向けて形成され
たフランジ42Cが形成されており、このフランジ42
Cは、下壁部としてのトルクボックス40の上面40D
にスポット溶接によって接合されている。なお、リイン
フォースメント42のフランジ42Cは、トルクボック
ス40を挟んでフロントサイドメンバ12のフランジ1
2Gに重なっており、リインフォースメント42は、フ
ロントサイドメンバ12の切欠24において、上壁部と
してのダッシュロアパネル18の下面18Cと下壁部と
してのトルクボックス40の上面40Dとを結合する壁
を形成している。
【0031】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態では、図5に示される如く、トルクボックス40
の車幅方向内側部40Aが、フロントサイドメンバ12
の車幅方向外側壁部12Bに形成された切欠24からフ
ロントサイドメンバ12の閉断面内部に挿嵌されてお
り、フロントサイドメンバ12のフランジ12Gが、ダ
ッシュロアパネル18に沿って車両後方斜め下方へ湾曲
したトルクボックス40の下面40Bにスポット溶接に
よって接合されている。従って、フロントサイドメンバ
12が衝突時等に車幅内側方向の荷重(図5の矢印F
1)を受けた場合には、この接合面に対して、荷重F1
の作用方向が剪断方向となると共に、フロントサイドメ
ンバ12が衝突時等に車両後方向の荷重(図4の矢印F
2)を受けた場合にも、この接合面に対して、荷重F2
の作用方向が剪断方向となる。
【0032】また、本実施形態では、トルクボックス4
0のフランジ40Cが、フロントサイドメンバ12の車
幅方向内側壁部12Dにスポット溶接によって接合され
ている。従って、フロントサイドメンバ12が衝突時等
に車両後方向の荷重(図4の矢印F2)を受けた場合に
は、この接合面に対して、荷重F2の作用方向が剪断方
向となる。
【0033】よって、本実施形態の自動車の車体前部構
造では、トルクボックス40とフロントサイドメンバ1
2との結合強度が向上する。
【0034】また、本実施形態では、リインフォースメ
ント42がフロントサイドメンバ12の切欠24におい
て、上壁部としてのダッシュロアパネル18の下面18
Cと下壁部としてのトルクボックス40の上面40Dと
を結合する壁を形成しているため、トルクボックス40
とフロントサイドメンバ12との結合強度がさらに向上
する。また、リインフォースメント42によって、ダッ
シュロアパネル18の振動を抑制することができると共
に、結合箇所が増加することにより、ボデー剛性が向上
する。
【0035】また、フロントサイドメンバ12をダッシ
ュロアパネル18側へ押圧する入力(図5に矢印F3)
及びトルクボックス40をダッシュロアパネル18側へ
押圧する入力(図5に矢印F4)に対して、リインフォ
ースメント42を設定することによって、トルクボック
ス40とダッシュロアパネル18との間隙44(図5参
照)の潰れを防止できる。
【0036】なお、リインフォースメント42を車両前
後方向に沿って、フロントサイドメンバ12の上壁部1
2F(図2参照)から、後部12Aの後端部まで延設す
ることによって、フロントサイドメンバ12のキック部
の折れを防止することも可能である。
【0037】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、第1実施形態の切欠24の上部に、ピラ
ーブレース20の上壁部20Aと下壁部20Cとを結合
するリインフォースメントを第2実施形態の様に配設し
た構成としても良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車両前部に車
両前後方向に沿って配設され閉断面構造とされたフロン
トサイドメンバと、車両前部に車幅方向に沿って配設さ
れ、フロントサイドメンバの後端部とダッシュパネルと
の結合部を補強する補強部材と、を有し、補強部材の車
幅方向内側端部は、フロントサイドメンバの車幅方向外
側壁部に形成された切欠からフロントサイドメンバの内
部に挿嵌されており、フロントサイドメンバに車幅方向
及び車両前後方向に対して剪断方向となる接合面で接合
されている構成としたので、フロントサイドメンバと、
このフロントサイドメンバに接合された補強部材との結
合強度を向上することができるという優れた効果を有す
る。
【0039】請求項2記載の本発明は、車両前部に車両
前後方向に沿って配設され閉断面構造とされたフロント
サイドメンバと、車両前部に車幅方向に沿って配設さ
れ、フロントサイドメンバの後端部とダッシュパネルと
の結合部を補強する補強部材と、を有し、補強部材の車
幅方向内側端部は、フロントサイドメンバの車幅方向外
側壁部に形成された切欠からフロントサイドメンバの内
部に挿嵌されており、補強部材の車幅方向内側端部の上
壁部がフロントサイドメンバの上壁部に接合され、補強
部材の車幅方向内側端部に形成された縦壁部がフロント
サイドメンバの車幅方向内側壁部に接合されている構成
としたので、フロントサイドメンバと、このフロントサ
イドメンバに接合された補強部材との結合強度を向上す
ることができるという優れた効果を有する。
【0040】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2に記載の自動車の車体前部構造において、フロ
ントサイドメンバの切欠の上部に上壁と下壁を結合する
リインフォースメントを設けたため、フロントサイドメ
ンバと、このフロントサイドメンバに接合された補強部
材との結合強度をさらに向上することができるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車の車体前部
構造を示す車両斜め後方内側から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る自動車の車体前部
構造を示す車両斜め後方外側から見た斜視図である。
【図5】図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】従来の実施形態に係る自動車の車体前部構造を
示す平面図である。
【図7】従来の実施形態に係る自動車の車体前部構造を
示す側面図である。
【符号の説明】
12 フロントサイドメンバ 12D 車幅方向内側壁部 12F 上壁部 14 フロントサイドメンバアウタパネル 16 フロントサイドメンバインナパネル 18 ダッシュロアパネル 18C 下面(上壁部) 20 ピラーブレース(補強部材) 20A 上壁部 20C 下壁部 20E 車幅方向内側部 20F 前壁部 20G フランジ(縦壁部) 20H フランジ(縦壁部) 24 切欠 40 トルクボックス(補強部材) 40A 車幅方向内側部 40C フランジ(縦壁部) 40D 上面(下壁部) 42 リインフォースメント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前部に車両前後方向に沿って配設さ
    れ閉断面構造とされたフロントサイドメンバと、 車両前部に車幅方向に沿って配設され、前記フロントサ
    イドメンバの後端部とダッシュパネルとの結合部を補強
    する補強部材と、 を有し、 前記補強部材の車幅方向内側端部は、前記フロントサイ
    ドメンバの車幅方向外側壁部に形成された切欠から前記
    フロントサイドメンバの内部に挿嵌されており、前記フ
    ロントサイドメンバに車幅方向及び車両前後方向に対し
    て剪断方向となる接合面で接合されていることを特徴と
    する自動車の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 車両前部に車両前後方向に沿って配設さ
    れ閉断面構造とされたフロントサイドメンバと、 車両前部に車幅方向に沿って配設され、前記フロントサ
    イドメンバの後端部とダッシュパネルとの結合部を補強
    する補強部材と、 を有し、 前記補強部材の車幅方向内側端部は、前記フロントサイ
    ドメンバの車幅方向外側壁部に形成された切欠から前記
    フロントサイドメンバの内部に挿嵌されており、前記補
    強部材の車幅方向内側端部の上壁部が前記フロントサイ
    ドメンバの上壁部に接合され、前記補強部材の車幅方向
    内側端部に形成された縦壁部が前記フロントサイドメン
    バの車幅方向内側壁部に接合されていることを特徴とす
    る自動車の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 前記フロントサイドメンバの前記切欠の
    上部に上壁と下壁を結合するリインフォースメントを設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    自動車の車体前部構造。
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