JPH09308263A - 系統連系インバータ装置 - Google Patents

系統連系インバータ装置

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JPH09308263A
JPH09308263A JP8121731A JP12173196A JPH09308263A JP H09308263 A JPH09308263 A JP H09308263A JP 8121731 A JP8121731 A JP 8121731A JP 12173196 A JP12173196 A JP 12173196A JP H09308263 A JPH09308263 A JP H09308263A
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直樹 西尾
Hiroyasu Shiichi
広康 私市
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波雑音が少なく効率の良い系統連系インバ
ータ装置を得る。 【解決手段】 フルブリッジに接続されたスイッチング
素子の出力にリアクトルとコンデンサからなるフィルタ
ー回路を接続し、そのコンデンサの一端をリアクトル
に、もう一端を直流電源の低電圧側または高電圧側に接
続し、フルブリッジに接続されたスイッチング素子の一
方のアームはPWM動作し、もう一方のアームは電源に
同期してスイッチング動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽電池等の直
流電源を交流電力系統へ連系するための系統連系インバ
ータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24に、例えば特開平7−29862
6号公報に示されている従来の太陽電池と連系する系統
連系インバータ装置回路を示す。この構成においてフル
ブリッジの高電圧側と低電圧側のスイッチング素子の接
続点にリアクトル6を接続して各々のリアクトル6のも
う一方の端子間にコンデンサ7を接続しフイルタ5を構
成している。このフイルタ5と商用電力系統3の間にて
電力系統の電圧を検出し、これと同期する電流が流れる
ようにインバータを制御回路4にて制御している。
【0003】また、系統連系インバータ装置として、例
えば特開平7−245876号公報の例を図26に示
す。この構成において系統の電圧を電圧検出器10検出
してこれと同相の電流が流れるようにインバータをフィ
ードバック制御している。
【0004】また、特開昭63−240377号公報に
記載されているパルス幅補正PWM電力変換装置では、
図28に示すインバータ2のA,Dの組とB、Cの組を
切り替える際にアーム短絡が発生しないよう全てのスイ
ッチング素子にオフ期間を設け、このデッドタイムによ
り出力電流が少なくなるので予めこのデッドタイム分を
補うように電流指令値を補正している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の系統連系インバ
ータ装置、例えば、図24は、特開平7−298626
号公報に示されている回路であるが、フルブリッジの各
々のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイ
ッチング素子の接続点にリアクトルを接続して、各々の
リアクトルのもう一方の端子間にコンデンサを接続し、
フィルタを構成している。しかしながら、このフィルタ
構成には、以下の問題点がある。図25(a)は、直流
回路で一般に広く使用されているリアクトルとコンデン
サからなる高周波をカットするためのLCフィルタであ
る。このフィルタの原理は、入力が高周波になるほど、
リアクトルのインピーダンスZLが増加、コンデンサの
インピーダンスZCが減少する。出力はZC/(ZL+Z
C)で決まるので、高周波分ほど入力に対する出力の分
圧比が大きくなり、出力には高周波分が現れない。系統
連系インバータ装置のような交流回路においては、正負
の両極に対して、上記のようなフィルタを構成するの
で、特開平7−298626号公報に示すようなフィル
タ構成となるが、電流が流れる回路として図25(b)
のように、反対側のアームのリアクトルがコンデンサに
直列に接続されてしまうため、出力と入力の分圧比は|
ZL−ZC|/(2ZL+ZC)となり、図25(c)に示
すように高周波分をカットする能力が妨げられてしま
う。この為、直流電源からの不要輻射すなわち電波雑音
が多くなり、系統連系インバータ装置の発生する電波雑
音が多くなると言う問題点がある。また、特開平7−2
98626号公報では、低出力時には、PWMのスイッ
チング周波数を下げることで、スイッチング損失を減ら
して、インバータの変換効率を高める方法が提案されて
いるが、スイッチング周波数を下げた場合、波形が歪ん
でしまうという問題がある。このため従来のインバータ
装置では、波形が歪んでしまうため電力品質が悪くなる
ため効率を上げることが出来なかった。また、効率を上
げることが出来ないためインバータ内部の発熱が多くな
り小型化等が困難であった。
【0006】また、従来の系統連系インバータ装置で
は、図26の構成の如く、直流電源の直流電力はインバ
ータブリッジ2により交流電力に変換され、この交流電
力はリアクトル6とコンデンサ7からなるフィルタ5に
て高周波分が除去されて負荷に供給される。一方、交流
電力系統3から交流電力が負荷9に供給されており、イ
ンバータの出力電力は交流電力系統3と同期するように
運転する。負荷に供給される交流電圧は、電圧検出器1
0によって検出され、バンドパスフィルタ16を介して
電流基準回路に電流位相基準VSとして入力される。電
流基準発生器13は増幅器11から出力される制御信号
VCと内部に持つ正弦波基準を乗算して電流位相基準と
位相が一致するように電流基準I*を出力する。この電
流基準I*と電流検出器で検出されたインバータの出力
電流Iが、増幅器13に入力されPWM制御部14、駆
動部15を介して電流基準I*と電流偏差がゼロになる
ようにインバータ2をPWM制御する。しかしながら、
上記従来の系統連系インバータ装置には以下の様な問題
点がある。交流電力系統から系統連系インバータ装置の
フィルタのコンデンサに流れ込む電流が存在するので、
図27に示すようにこの電流により、フィルタの前で電
流が系統電圧と一致するように制御したとしても、フィ
ルタ後の出力電流すなわち系統電流は系統電圧よりも遅
れた位相となってしまう。この為、系統連系インバータ
装置の出力する電力は力率が1とならず無効電力が発生
し効率が悪い。
【0007】また、従来の系統連系インバータ装置で
は、特開昭63−240377号公報のようなデッドタ
イムの補正を行う制御装置では、図28に示す如く直流
電源1の電力はインバータ・ブリッジ2により交流電力
に変換され、フィルタ5により高周波成分が除去された
後、図示しない負荷に接続されている。インバータ・ブ
リッジ2は4個のスイッチ素子A〜Dにより構成され、
図示しない駆動手段によりPWM制御され交流正弦波を
出力する。4個のスイッチ素子の内AとB又はCとDが
同時にオンすると直流電源1は短絡され、スイッチ素子
の故障を招く。また、スイッチ素子A〜Dは、その駆動
信号の変化につれて、オン又はオフするまでの時間遅れ
があるため、スイッチの駆動信号にはあらかじめAとB
又はCとDが共にオフの期間いわゆるデッドタイムを設
ける。しかしながらこの期間は、直流電源1の電圧が、
負荷に接続されるかどうかが、インバータ・ブロックの
出力電流の極性によって変化するため、駆動パルスと出
力電圧の関係に誤差を生じるようになる。これを防ぐた
め前もって駆動パルスの幅を変えておくこと、すなわち
Td補正を行う。一般的にTd補正は、インバータ・ブ
ロックの出力電流の極性を検知して、デッドタイムに相
当するパルス幅をあらかじめ加算又は減算することによ
り行う。
【0008】モータを負荷とするインバータでは、イン
バータ・ブリッジの出力にモータが接続されるが、モー
タ自体が大きなインダクタとなっているため、インバー
タ・ブリッジの出力電流はほとんど正弦波状となり、ス
イッチングによるリップル電流は小さく、出力電流は正
弦波の半周期毎にほぼ1点で極性が変化する。これに対
し系統連系インバータでのフィルタ5は、一般的に形
状、効率及びコストの制約によりインバータ・ブリッジ
のパルス出力を完全には平滑しきれないため、インバー
タ・ブリッジ2の出力電流にはリップルを生じる。フィ
ルタ5の出力電流は概ね正弦波なので、インバータ・ブ
リッジ2の出力電流は正弦波に前記リップル電流が重畳
された形となり、電流が0に近い付近では、何度も電流
の極性が変化する場合がある。この部分は本来Td補正
の要らない部分であり、この部分について従来と同様な
Td補正を行うと、出力電圧及び電流波形が歪むという
問題点があった。
【0009】この発明は、系統連系インバータ装置の上
記のような課題を解決するためになされたものであり、
効率が良く信頼性が高い装置を得ることが目的である。
また、インバータ出力波形の良好な高性能で、かつ他へ
の影響のない出力が可能な装置を得ようと言うものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る系統連系インバータ装置は、交流電力系統に接続さ
れ、直流電力をフルブリッジ構成のスイッチング素子に
よりスイッチングし、コンデンサとリアクトルからなる
フィルタにて高周波成分を除去して交流電力に変換し出
力する電力変換手段と、電力変換手段に交流電力系統の
系統電圧に同期した交流電力を発生させる制御手段と、
を備えた系統連系インバータ装置において、フルブリッ
ジの各々のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧
側スイッチング素子の間にリアクトルの一方を接続し
て、リアクトルの他方に各々コンデンサを接続して、こ
のコンデンサの他方をフルブリッジ入力の高電圧側また
は、低電圧側の少なくとも一方に接続するフィルタと、
交流電力系統の高電圧側になった方のアームは所定の出
力電流が得られるように、高電圧側スイッチング素子を
PWM駆動して、低電圧側スイッチング素子を高電圧側
スイッチング素子に対し反転駆動させるとともに、反対
側のアームの高電圧側スイッチング素子をオフ、低電圧
側スイッチング素子をオンする制御手段と、を備えたも
のである。
【0011】この発明の請求項2に係る系統連系インバ
ータ装置は、交流電力系統に接続され、直流電力をフル
ブリッジ構成のスイッチング素子によりスイッチング
し、コンデンサとリアクトルからなるフィルタにて高周
波成分を除去して交流電力に変換し出力する電力変換手
段と、この電力変換手段に交流電力系統の系統電圧に同
期した交流電力を発生させる制御手段と、を備えた系統
連系インバータ装置において、前記フルブリッジの各々
のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッ
チング素子の間にリアクトルの一方を接続して、各々の
リアクトルの他方にコンデンサを接続して、リアクトル
とコンデンサの間からフルブリッジ入力の低電圧側に、
電流が流れるようにスイッチング素子を各々接続したフ
ィルタと、交流電力系統の高電圧側になった方のアーム
は所定の出力電流が得られるように、高電圧側スイッチ
ング素子をPWM駆動して、低電圧側スイッチング素子
を高電圧側スイッチング素子に対し反転駆動させるとと
に、反対側のアームの高電圧側スイッチング素子をオ
フ、低電圧側スイッチング素子をオンし、かつ、PWM
駆動していない方のアームのリアクトルとコンデンサの
間とフルブリッジ入力の低電圧側とに設けられたスイッ
チング素子をオン、もう一方のスイッチング素子をオフ
とする制御手段と、を備えたものである。
【0012】この発明の請求項3に係る系統連系インバ
ータ装置は、交流電力系統に接続され、直流電力をスイ
ッチング素子によりスイッチングし、コンデンサとリア
クトルからなるフィルタにて高周波成分を除去して交流
電力に変換し出力する電力変換手段と、この電力変換手
段に交流電力系統の系統電圧に同期した交流電力を発生
させる制御手段と、を備えた系統連系インバータ装置に
おいて、直流電力の出力に接続したアームに直列にスイ
ッチング素子を設けたハーフブリッジと、このハーフブ
リッジの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッチ
ング素子の間にリアクトルの一方を接続して、このリア
クトルの他方と直流電力の低電圧側との間にコンデンサ
を接続したフィルタと、コンデンサの両端に接続された
複数のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側ス
イッチング素子の間と交流電力系統を接続したフルブリ
ッジと、を備え、所定の出力電流が得られるように、ハ
ーフブリッジの高電圧側スイッチング素子をPWM駆動
して、低電圧側スイッチング素子を高電圧側スイッチン
グ素子に対し反転駆動させるとともに、交流電力系統の
高電圧側になった方のアームの高電圧側スイッチング素
子をオン、低電圧側スイッチング素子をオフ、反対側の
アームの高電圧側スイッチング素子をオフ、低電圧側ス
イッチング素子をオンにするものである。
【0013】この発明の請求項4に係る系統連系インバ
ータ装置は、交流電力系統に接続され、直流電力をフル
ブリッジ構成のスイッチング素子によりスイッチング
し、コンデンサとリアクトルからなるフィルタにて高周
波成分を除去して交流電力に変換し出力する電力変換手
段と、この電力変換手段に交流電力系統の系統電圧に同
期した交流電力を発生させる制御手段と、を備えた系統
連系インバータ装置において、フルブリッジの各々のア
ームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッチン
グ素子の間にリアクトルの一方を接続して、リアクトル
の他方に各々コンデンサの一方を接続して、コンデンサ
の他方をフルブリッジ入力の高電圧側もしくは、低電圧
側の少なくとも一方に接続するようにフィルタを形成す
るか、または、フルブリッジの各々のアームの高電圧側
スイッチング素子と低電圧側スイッチング素子の間にリ
アクトルの一方を接続して、各々のリアクトルの他方に
コンデンサを接続して、リアクトルとコンデンサの間か
らフルブリッジ入力の低電圧側に電流が流れるようにス
イッチング素子を接続してフィルタを形成し、フルブリ
ッジの一方のアームの高電圧側スイッチング素子と低電
圧側スイッチング素子の間からリアクタに流れる電流
と、他方のアームに接続されたフィルタのコンデンサに
流れる電流との電流を検出する電流検出器を備えたもの
である。
【0014】この発明の請求項5に係る系統連系インバ
ータ装置は、直流電力の高圧側と低圧側に流れる差電流
を検出する電流検出器を設け、この電流検出器の出力が
所定値以上の場合は、フルブリッジまたはハーフブリッ
ジのスイッチング素子の駆動を停止するものである。
【0015】この発明の請求項6に係る系統連系インバ
ータ装置は、交流電力系統に接続され、直流電力をスイ
ッチング素子によりスイッチングし、コンデンサとリア
クトルからなるフィルタにて高周波成分を除去して交流
電力に変換し出力する電力変換手段と、この電力変換手
段に交流電力系統の系統電圧に同期した交流電力を発生
させる制御手段とを備えた系統連系インバータ装置にお
いて、フィルタによる位相遅れ分を演算し、位相遅れ分
を相殺できるように、系統電圧波形より位相を進めた目
標電流信号を生成し、スイッチング素子とフィルタとの
間に設けられた電流検出手段で検出される出力電流が目
標電流と一致するように制御するものである。
【0016】この発明の請求項7に係る系統連系インバ
ータ装置は、フィルタによる位相遅れ分は出力電流に応
じて設定する手段を備えたものである。
【0017】この発明の請求項8に係る系統連系インバ
ータ装置は、フィルタによる位相遅れ分は系統電圧と予
め記憶されているフィルタのコンデンサ容量からコンデ
ンサに流れる電流を演算し、この値と出力電流から遅れ
分を演算する手段を備えたものである。
【0018】この発明の請求項9に係る系統連系インバ
ータ装置は、交流電力系統に接続され、直流電力を複数
のアームのスイッチング素子によりスイッチングして交
流電力に変換し出力する電力変換手段と、アームに直列
に接続されたスイッチング素子が同時にオン状態になら
ないように、一方のスイッチング素子がオンからオフに
なった後、所定の時間をおいてもう一方のスイッチング
素子をオフからオンにするデッドタイムを設けるデッド
タイム設定手段と、交流電力系統電圧と同極性の電流を
出力する場合は、高電圧側スイッチング素子のオン時間
をデッドタイム分長くし、系統電圧と逆極性の電流を出
力する場合は、低電圧側スイッチング素子のオン時間を
デッドタイム分長くするデッドタイム補正手段と、前記
インバータの出力電流に重畳しているリップル電流を計
算もしくは検出して求めるリップル電流検出手段と、前
記インバータの出力電流の平均値検出手段を介して読み
込まれた出力電流の平均値に前記リップル電流検出手段
にて検出されたリップルのプラス側ピーク値を加算した
値と、出力電流の平均値にリップル電流のマイナス側ピ
ーク値を減算した値とが異なる極性か、同一の極性かを
判別するとともに、判別された極性に応じて、デッドタ
イム補正の有無を弁別する補正弁別手段と、を備えたも
のである。また請求項10に係わるこの発明は、出力電
流の平均値にリップル電流のプラス側ピーク値を加算し
た値と、出力電流の平均値にリップル電流のマイナス側
ピーク値を減算した値とが異なる極性の場合は、デッド
タイム補正は行わず、同極性の場合は、デッドタイム補
正を行う手段を備えたものである。また請求項11に係
わるこの発明は、リアクトルとコンデンサの間からフル
ブリッジ入力の低電圧側に接続されるスイッチング素子
が前記リアクトルの電力系統側に接続される接続点より
も前記交流電力側であって、かつ前記コンデンサがリア
クトルから前記交流系統につながる回路に接続される接
続点よりもリアクトル側に、電流を検出する電流検出器
を設けたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1である系統連系インバー
タ装置の構成図であり、1は太陽電池、2は半導体スイ
ッチング素子がフルブリッジをなすインバータ回路、3
は商用電力系統であり、負荷は省略してある。4はイン
バータ回路を駆動して直流電源からの直流を交流電力系
統に合わせて交流を出力させる制御回路、5はリアクト
ル6とコンデンサ7からなるフィルタである。
【0020】制御回路4は系統電圧を検出してゼロ点を
検出するゼロ点電圧検出手段31、系統電圧実効値や系
統周波数を系統電圧から演算する系統データ演算手段3
2、電流センサ40からの信号を使用し、地絡電流を検
出し所定値以上検出した場合はインバータを停止させる
保護装置33、直流電流・直流電圧の検出値と基準値か
ら太陽電池の目標電圧を演算する目標値演算手段34、
比較器35、目標出力電流IOUTを決める目標電流設定
手段36、正弦波信号発生手段37、正弦波と目標電流
を乗じて信号とする乗算手段38、PWM信号生成手段
39、から構成されている。
【0021】図1は直流電力源として太陽電池を用いた
例であるが、直流電源なら何でも良い。まず太陽電池の
出力電流と出力電圧から太陽電池の目標動作電圧を演算
する。目標動作電圧と実際の太陽電池電圧とを比較し
て、インバータの目標出力電流IOUTを決定する。次
に、交流電力系統電圧のゼロ点を検出して、交流電力系
統電圧と同期した正弦波信号を生成する。これに目標出
力電流IOUTを乗じて、インバータの出力電流と比較
し、両者が一致するようにPWM信号を発生する。図1
において、フィルタのコンデンサを2個にして、各々の
リアクトルに個々にコンデンサを接続し、コンデンサの
もう一方の端子をフルブリッジの入力の低電圧側に接続
し、かつ、図2の様に、フルブリッジの半導体スイッチ
ング素子を駆動する。図2は交流電力系統電圧と同期し
た正弦波信号に応じたPWM信号によりスイッチング素
子のオンオフしている状況を示す動作説明図であり、ス
イッチング素子A、Bのアームは最初の半波でPWM信
号に応じたスイッチングを行い直流電圧を交流電圧に変
換するが、スイッチング素子Aに対しスイッチング素子
Bは、AのPWM信号と反転した信号で制御を行ってい
る。一方この区間、スイッチング素子Cはオフ状態のま
まであり、スイッチング素子Dはオン状態のままであ
る。
【0022】これらの素子を駆動する信号は、PWM信
号生成手段39により乗算手段38の出力とインバータ
の出力電流を比較し、両者が一致するように発生したP
WM信号を基に生成される。すなわちスイッチング素子
Aは発生したPWM信号と同じ信号で駆動し、スイッチ
ング素子Bは発生したPWM信号を反転した信号で駆動
する。またスイッチング素子Cには駆動信号を出力せ
ず、スイッチング素子Dは半波の区間全て駆動する信号
を出力する。
【0023】以上の動作を次の半波の区間ではアーム
A、BとアームC、Dを逆転させて行う。すなわちアー
ムA、Bのスイッチング素子AとアームC、Dのスイッ
チング素子Cは交互に同一の動作を繰り返し、素子Bと
素子Dも同様である。これによって出力波形は交流系統
電圧し略等しい電圧となるようなPWM波形となりイン
バータ回路2より系統電圧に同期した電流が出力され
る。
【0024】一方、インバータ回路の各アームに接続さ
れるリアクトル各6は、それぞれコンデンサ7を介して
低電圧側に直接接続されるように構成されており、これ
によりコンデンサ7はリアクトル6を介さずに低電圧側
に直接接続されるので、高周波分をカットする能力が高
められ、太陽電池からの不要輻射を減らすことができ
る。また、PWM駆動しているアームの反対側の低電圧
側スイッチング素子は、常時オンとなっているので、こ
の部分はスイッチング損失がなくなり、インバータの変
換効率が高められ、出力波形が歪むこともない。さら
に、図3の様にコンデンサの端点をフルブリッジ入力の
高電圧側に接続した場合でも、図4の様に片方のコンデ
ンサの端点をフルブリッジ入力の低電圧側、もう一方の
コンデンサの端点をフルブリッジ入力の高電圧側に接続
した場合でも、また図5の様に各リアクトル間をコンデ
ンサで接続し、このコンデンサの両端近傍からインバー
タ回路の低電圧側へそれぞれ別々のコンデンサで直接接
続した場合でも同様の効果が望める。
【0025】図6は従来のようにフルブリッジの高電圧
側と低電圧側のスイッチング素子の間から出力線2本を
とり各リアクトルを介してリアクトル間にコンデンサを
入れたフィルターであるが、コンデンサ両端の近傍から
それぞれスイッチング素子E、Fをインバータ回路の低
電圧側に接続し、低電圧側へリアクトルから電流が流れ
るようにこのスイッチング素子を制御する。図7にこの
制御方法をしめす。
【0026】図7は交流電力系統電圧と同期した正弦波
信号に応じたPWM信号によりスイッチング素子のオン
オフしている状態を示す動作説明図であり、スイッチン
グ素子A、B、C、Dの動作は図2の場合と同様であ
る。スイッチング素子Eは、最初の半波の区間つまりス
イッチング素子A、BがPWM信号に応じてスイッチン
グを行っている区間ではオフしており、次の半波の区間
つまりスイッチング素子C、DがPWM信号に応じてス
イッチングを行っている区間ではオンする。また、スイ
ッチング素子Fは、スイッチング素子Eの反転動作つま
り最初の半波の区間ではオン、次の半波の区間ではオフ
するように動作する。
【0027】以上のようにスイッチング素子E、Fによ
り直接低電圧側に接続され電流はリアクトルを介さずに
流れるので、高周波分をカットする能力が高められ、太
陽電池からの不要輻射を減らすことができる。また、P
WM駆動しているアームの反対側の低電圧側スイッチン
グ素子は、常時オンとなっているので、この部分はスイ
ッチング損失がなくなり、インバータの変換効率が高め
られ、出力波形が歪むこともない。さらに、図3の様に
コンデンサの端点をフルブリッジ入力の高電圧側に接続
した場合でも、図4の様に片方のコンデンサの端点をフ
ルブリッジ入力の低電圧側、もう一方のコンデンサの端
点をフルブリッジ入力の高電圧側に接続した場合でも、
また図5の様に各リアクトル間をコンデンサで接続し、
このコンデンサの両端近傍からインバータ回路の低電圧
側へそれぞれ別々のコンデンサで直接接続した場合でも
同様の効果が望める。
【0028】図8は高速のスイッチング素子A、Bによ
りハーフブリッジ構成とし、その出力にリアクタ6とコ
ンデンサ7によるフィルタ5を接続し、コンデンサ7の
一端は直接低電圧側に接続される。また、フィルタ5の
出力は、低速のスイッチング素子C、D、E、Fにより
フルブリッジ構成としたインバータのスイッチング素子
C、Eに接続されスイッチング素子D、Fは直接低電圧
に接続される。
【0029】図9は上記構成での各スイッチング素子の
オンオフしている状態を示す動作説明図である。スイッ
チング素子AはPWM生成手段39により乗算手段38
の出力とインバータの出力電流を比較し、両者が一致す
るように発生したPWM信号を基に駆動されスイッチン
グ素子Bは、発生したPWM信号を反転した信号にて駆
動される。スイッチング素子A、Bを駆動する信号は、
最初の半波の区間では前述の図2、図7の場合と同じで
あるが次の半波の区間でも最初の半波の区間と同じ信号
にて駆動される。一方スイッチング素子C、D、E、F
は、PWM生成手段39からの駆動信号により最初の半
波の区間は、C、Fがオン状態となりスイッチング素子
D、Eがオフ状態となる。次の半波の区間では、最初の
半波区間とは逆にスイッチング素子D、Eがオン状態
に、スイッチング素子C、Fがオフ状態となる。
【0030】以上のように動作することによりスイッチ
ング素子A、Bにより交流系統電圧の半周期と略等しい
電圧を発生し、その出力を次のスイッチング素子C、
D、E、Fで構成されたフルブリッジにより交流系統電
圧に合うようにスイッチング素子を動作させ交流系統電
圧に同期した電流が出力させる。このような構成、動作
によりフィルタ5のコンデンサ7は、リアクトルを介さ
ずに低電圧側に直接接続されるので高周波分をカットす
る能力が高められ太陽電池からの不要輻射を減らすこと
ができ装置を安価に構成することができる。また、低速
のスイッチング素子は一般にオン電圧を低くすることが
出来るのでスイッチング素子の損失を減らすことができ
インバータの変換効率を高めることができる。
【0031】すなわち、図8のように、フルブリッジで
直流電力を交流電力に変換する前にフィルタを設けて、
図9の様なスイッチングを行う。この構成でもコンデン
サは常にフルブリッジ入力の低圧側に接続されているの
で、高周波分をカットする能力が高められ、太陽電池か
らの不要輻射を減らすことができる。さらに、この構成
は、リアクトルとコンデンサが1個で構成できるので小
型にすることができる。また、フルブリッジ回路は交流
電力系統の周波数と同じ低周波で駆動しているので、ス
イッチング損失が少なく、インバータの変換効率が高め
られ、出力波形が歪むこともない。
【0032】次に図1の回路の電流センサCT40を図
10により説明する。図1の様にフィルタ部に、接続点
からリアクタに流れる電流と、反対側アームに接続され
たフィルタのコンデンサに流れる電流を検出できるよう
に電流検出器40を取り付けると、インバータの出力電
流の極性に関係なく、電流検出器40の検出する電流は
コンデンサに流れる電流と交流電力系統に出力される電
流との和となる。すなわち、図10において、半導体ス
イッチング素子C,DがPWM駆動している場合は、電
流センサの検出電流は、○1の電流を検出する。この電
流は○2の交流電力系統に流れる電流と○3のフィルタ
のコンデンサに流れる電流の和である。一方、半導体ス
イッチング素子A,BがPWM駆動している場合は、電
流センサの検出電流は、○5の交流電力系統に流れる電
流と○6のフィルタのコンデンサに流れる電り○4の電
流を検出していることになる。これにより、図2におい
て、A,Bが高周波でスイッチングしている場合でも、
C,Dが高周波でスイッチングしている場合でも、検出
電流はコンデンサに流れる電流と交流電力系統に出力さ
れる電流との和であるので、同じ制御ゲインで制御する
ので、制御性を損なうことがない。すなわち、いずれか
一方のリアクトルと他方のコンデンサに流れる電流を計
測すれば精度の良い電流を計測できる。また、図3、図
4、図5の場合も上記と全く同じ構成となるが図6の場
合はスイッチング素子EとFの間の電流を計測すれば前
述と全く同じ効果が期待できる。また、図8の場合はリ
アクタ6に流れる電流を計測すればよい。
【0033】次にインバータ回路と交流電力系統の間に
この発明のようなフィルタ5を設けてスイッチング素子
によりPWM動作を行った場合の太陽電池の地絡検出を
行う例を図1、図2、図11にて説明する。図1に示す
構成で図2に示す動作を行った場合、最初の半波の区間
ではスイッチング素子Dがオンしているため交流系統の
一端が直流母線の低電圧側すなわち太陽電池1の低電圧
側に接続される。また、次の半波の区間ではスイッチン
グ素子Bがオンしているため交流系統の他の一端が直流
母線の低電圧側すなわち太陽電池1の低電圧側に接続さ
れる。したがって交流系統は、スイッチング素子Dおよ
びBによりどちらか一端が必ず太陽電池1の低電圧側に
接続されるため太陽電池の対地電圧は図11に示すよう
な太陽電池の電圧に交流系統の2倍の周波数成分が重畳
された波形となる。ただし、ここで交流系統電源は単相
3線式の電気方式とし、その中性線は接地されているも
のとする。
【0034】一方、電流センサ41には、太陽電池1の
低電圧側、高電圧側を一括して電流を流すように構成さ
れているので高電圧側と低電圧側に流れる電流が等しい
場合はお互いに打ち消し合い電流センサの出力にはなに
も出力されない。ここで、例えば太陽電池の高圧側があ
るインピーダンスをもって地絡すると地絡電流は太陽電
池の高電圧側の対地電圧に比例した電流が流れ電流セン
サ41には低電圧側と高電圧側に流れる電流の差つまり
地絡電流が検出される。なお、一般的にこのような用途
に用いる電流センサは特に零相変流器(ZCT)と呼ば
れ、特に高感度の特性を有しているものの直流分は検出
できない。したがって地絡電流は実際には直流成分と交
流成分を有するが、直流成分と交流成分には強い相関が
あるので地絡電流は交流成分のみを検出することにより
検出できる。したがって、電流センサの交流系統の2倍
の周波数の交流成分が所定値以上であれば地絡事故が発
生したと判断し、インバータを停止することにより簡単
に地絡事故を検出できインバータの安全性が向上する。
なお、低電圧側が地絡事故した場合でも動作は全く同一
である。
【0035】実施の形態2 図12は、この発明の実施の形態2である系統連系イン
バータ装置の構成図であり、1は太陽電池、2は半導体
スイッチング素子がフルブリッジをなすインバータ回
路、3は商用電力系統であり、負荷は省略してある。4
はインバータ回路を駆動して直流電源からの直流を交流
電力系統に合わせて交流を出力させる制御回路、6はリ
アクタ、7はコンデンサである。
【0036】制御回路4は系統電圧を検出してゼロ点を
検出するゼロ点電圧検出手段31、系統電圧実効値や系
統周波数を系統電圧から演算する系統データ演算手段3
2、系統の電圧、周波数よりコンデンサ7に流れる電流
Icを演算するコンデンサ電流演算手段42、直流電流
・直流電圧の検出値と基準値から太陽電池の目標電圧を
演算する目標値演算手段34、比較器35、目標出力電
流IOUTを決める目標電流設定手段36、目標出力電流
IOUTとコンデンサに流れる電流Icより位相補正量θ
を演算する位相補正量演算手段43、ゼロ点検出手段3
1により検出したゼロ点よりθだけ位相を進めた正弦波
信号を発生させる正弦波信号発生手段44、正弦波と目
標電流を乗じて信号とする乗算手段37、PWM信号生
成手段39から構成されている。
【0037】図13は系統電圧VKと系統電流IKおよび
インバータ出力電流IOUTの波形およびベクトル図を示
す説明図で、図のように系統電圧VKと系統電流IKの位
相を等しくするためにはコンデンサ電流ICとインバー
タ出力電流IOUTにより求められるθだけ系統電圧VKに
対してインバータ出力電流IOUTを進めて出力すれば良
い。
【0038】この発明は、コンデンサに流れる電流によ
る遅れ分を相殺できるように予めインバータの出力電流
の位相を進ませる。進ませる量は、インバータの出力電
流と系統電圧とコンデンサの容量により下式の様に演算
する。 θ=ARC SIN (IC/IOUT) IOUT:出力電流 IC:コンデンサ電流でIC=VK/2πfCで計算され
る。 VK:系統電圧実効値 f :系統電圧周波数 C :コンデンサ容量 π :円周率 すなわち、図12は直流電力源として太陽電池を用いた
例である。太陽電池の出力電流と出力電圧から太陽電池
の目標動作電圧を演算する。目標動作電圧と実際の太陽
電池電圧とを比較して、インバータの目標出力電流IOU
Tを決定する。一方、交流電力系統電圧の実効値VKと周
波数fを演算して、この値からコンデンサ電流ICを演
算する。演算式は、 IC=VK/2πfC である。ここでCはコンデンサの容量で、この値は予め
制御手段に記憶されている。次に、目標出力電流IOUT
とコンデンサ電流ICから位相補正量θを演算する。演
算式は θ=ARC SIN (IC/IOUT) である。交流電力系統電圧のゼロ点を検出して、これよ
りも位相がθだけ進んでいる正弦波信号を生成する。こ
れに目標出力電流IOUTを乗じて、インバータの出力電
流と比較し、両者が一致するようにPWM信号を発生す
る。以上の制御により、各部の波形およびそのベクトル
は図13の様になり系統電圧VKと系統電流IKの位相を
等しくすることができる。この発明により系統連系イン
バータ装置の出力電流が交流電力系統の位相と完全に一
致でき、従来0.98から0.99程度であった力率を1
にできる。これにより、出力電力に含まれる無効電力が
なくなり、変換効率の高い系統連系インバータ装置を実
現できる。また、ここでは、位相をθ進めるように説明
したが例えば(2π−θ)ラジアン遅らせても同様であ
る。
【0039】実施の形態3 図14は、本発明の実施の形態3である系統連系インバ
ータ装置の構成図であり、1は直流電源である太陽電
池、2はスイッチング素子A〜Dからなるフルブリッジ
のインバータ・ブリッジ回路、3は交流電力系統であり
負荷は省略してある。4はインバータ回路を駆動する制
御回路、5は、リアクトル6、コンデンサ7からなるフ
ィルタである。
【0040】制御回路4は系統電圧のゼロクロス点を検
出するゼロ点電圧検出手段31、系統電圧の実効値を検
出する系統データ演算手段32、系統電圧の実効値から
インバータ出力電流の目標力率を計算する目標力率演算
手段46、太陽電池の出力電流と電圧から太陽電池の目
標動作電圧を演算する目標値演算手段34、太陽電池の
目標動作電圧と太陽電池電圧を比較する比較器35、比
較器の出力によりインバータの目標出力電流を決定する
目標電流設定手段36、インバータ出力電流の目標力率
及び系統電圧のゼロクロス点信号から、系統電圧に対し
てθだけ進相した正弦波信号を発生する進相正弦波信号
発生手段47、目標出力電流と正弦波信号の積を求める
ことにより出力目標電流の瞬時値を計算する乗算手段3
8、CTで検出したインバータ・ブリッジの出力電流か
らリプルを取り除いた出力電流の平均値を検出する電流
平均値検出手段48、出力目標電流の瞬時値と出力電流
平均値からPWM制御の元となる基本PWM信号を生成
する基本PWM信号生成手段49、系統電圧からインバ
ータ・ブリッジ2の出力電流リップル成分を求める、電
流リップル演算手段45、基本PWM信号と出力電流平
均値ならびに出力電流リップル成分からTd補正したP
WM信号を生成するTd補正手段50、Td補正された
PWM信号からデッドタイム信号を生成するデッドタイ
ム生成手段51、Td補正されたPWM信号とデッドタ
イム信号からスイッチング素子A〜Dの駆動信号を生成
する、スイッチング信号生成手段52、とにより構成さ
れる。
【0041】制御回路4の動作を図14を用いて説明す
る。まず太陽電池の出力電流と出力電圧から太陽電池の
目標動作電圧を演算する。目標動作電圧と実際の太陽電
池電圧とを比較して、インバータの目標出力電流IOUT
を決定する。次に、交流電圧のゼロクロス点を検出す
る。また、交流電圧の実効値を検出して、この実効値に
応じてインバータ出力電流の目標力率を計算する。イン
バータ出力電流の目標力率及び交流電圧のゼロクロス点
信号から、交流電圧に対してθだけ進相した正弦波信号
を発生し、この正弦波信号と目標出力電流Ioutの積を
求めることで出力目標電流の瞬時値を算出する。次に、
出力電流からリプルを取り除いた出力電流平均値を検出
し、前記出力目標電流の瞬時値と前記出力平均電流とを
比較し、両者が一致するようにPWM制御の元となる基
本PWM信号を生成する。次に系統電圧からインバータ
・ブリッジ2の出力電流リップル成分を求め、基本PW
M信号と出力電流平均値ならびに出力電流リップル成分
からTd補正したPWM信号を生成する。次に、Td補
正されたPWM信号からデッドタイム信号を生成し、T
d補正されたPWM信号とデッドタイム信号からスイッ
チング素子A〜Dの駆動信号を生成する。スイッチング
素子A〜Dの駆動信号はそれぞれインバータブリッジの
対応する素子A〜Dを駆動し、フィルタ5により高周波
成分が除去されて交流電力系統に電力を送出する。
【0042】次に、図15のインバータ構成図、図16
の波形説明図、図17の制御動作説明図を用いてデッド
タイム補正について説明する。
【0043】図15において交流電力系統3は図16
(1)の系統電圧で示す電圧波形となっており、太陽電
池の直流電圧1をスイッチ素子A〜Dをオン/オフ制御
し、フィルタ5を介して接続した交流電力系統3に図1
6(1)の出力電流で示す電流を流すものである。
【0044】図16は系統電圧と同位相の電流をインバ
ータから出力した場合の系統電圧、出力電流及びインバ
ータブリッジの各スイッチ素子A〜Dのオン/オフのタ
イミングを示した。正弦波で示した系統電圧を元にし
て、系統電圧が負の半周期では、スイッチ素子A,Bを
図で示すように高速でPWM動作させるとともに、スイ
ッチ素子Cはオフ、スイッチDはオン状態として、破線
の正弦波(1)で示した出力電流を流すように制御す
る。一方、系統電圧が正の半周期では、スイッチ素子
C,Dを図のように高速でPWM動作させるとともに、
スイッチ素子Aはオフ、スイッチBはオン状態として、
破線の正弦波で示した出力電流を流すように制御する。
インバータ・ブリッジ2の出力電流はスイッチ素子A〜
Dのスイッチング動作にともない図16(2)で示すよ
うにリップル電流を含む波形となる。この例では、系統
電圧と出力電流の位相が一致しているためインバータ・
ブリッジの出力電流は系統電圧とほぼ同じ時点で極性が
反転している。
【0045】図16において、低電圧側のスイッチ素子
Bは、高電圧側のスイッチ素子Aの逆論理で駆動してお
り、低電圧側のスイッチ素子Dは、高電圧側のスイッチ
素子Cの逆論理で駆動している。従ってスイッチ素子A
がオンのときBは必ずオフとなる。しかしながら、たと
えば、スイッチ素子Aがオフからオンになる時に、同時
にBをオンからオフにすると、各スイッチ素子の動作速
度のばらつき、低電圧側スイッチ素子の駆動回路の遅れ
により、スイッチ素子A及びBが同時にオンの状態とな
り、短絡電流がスイッチ素子A,B間を流れスイッチ素
子を破壊してしまう恐れがある。これを防止するため、
通常は、Bをオンからオフにしてから、所定時間待って
Aをオフからオンにしている。この時間のことをTdす
なわちデッドタイムと呼んでいる。
【0046】図17は図16の内、系統電圧の負の半周
期の一部を拡大したもので、基本PWM信号を元に、ス
イッチ素子駆動パルスを生成するタイミングの詳細を示
している。図において、基本PWM信号(1)の状態の
変化点から一定時間Tdだけ高レベルとなるデッドタイ
ム・パルス(2)を発生する。スイッチ素子Aは図中
(3)で示すように、基本PWM信号(1)が高レベル
でしかもデッドタイム・パルス(2)が低レベルの時だ
けオンするように制御する。また、スイッチ素子Bは図
中(4)で示すように、基本PWM信号(1)が低レベ
ルでしかもデッドタイム・パルス(2)が低レベルの時
だけオンするように制御する。
【0047】これにより、高電圧側と低電圧側のスイッ
チ素子が同時にオンしてしまうという事故は防止される
ようになったが、図15のP,Q間に印加されるインバ
ータ・ブリッジ出力電圧は、Qを通過する電流の向によ
り図17の(5)及び(6)で示すように変化する。す
なわち、図15においてインバータ・ブリッジ出力電流
がQからSの方向に流れている場合は、スイッチ素子A
がオンしない限り太陽電池電圧1はQ点に接続されない
ため、インバータ・ブリッジの出力電圧が−Vとなる時
間幅は図17(5)で示す様にt1となり、基本PWM
信号よりTd分だけ短くなる。一方、図15においてイ
ンバータ・ブリッジ出力電流がSからQの方向に流れて
いる場合は、スイッチ素子Bがオフしている間は太陽電
池電圧1はQ点に接続されるため、インバータ・ブリッ
ジの出力電圧が−Vとなる時間幅は図17(6)で示す
様にt2となり、基本PWM信号よりTd分だけ長くな
る。つまりインバータ・ブリッジを制御する基本PWM
パルスに対して実際にインバータ・ブリッジから太陽電
池電圧1が出力される時間は、インバータ・ブリッジの
出力電流の向きによってTd分だけ大きくなったり、小
さくなったりするために、インバータ・ブリッジの等価
的な出力電圧も変化してしまう。
【0048】この問題点を解決するために、デッド・タ
イムを付加することで変化してしまう分だけ、基本PW
M信号のパルス幅をあらかじめ調整しておき、その後デ
ッド・タイムを付加して高電圧側、及び低電圧側のスイ
ッチ素子の駆動波形を作り出すデッドタイム補正という
方法がある。図18はこの一例を示している。図17
(5)で示したスイッチAの駆動パルス幅が小さくなっ
てしまう場合を示しており、図18(2)で基本パルス
幅をTh分だけ長くする。その後、デッド・タイム
(3)を付加してスイッチAの駆動パルス(4)、スイ
ッチBの駆動パルス(5)を生成する。インバータ・ブ
リッジの出力電圧が−Vとなる時間幅t3はTd分小さ
くなるが、あらかじめTh分だけ幅が広げられているた
め、t3=t0+Th−Tdとなり、ThをTdと等し
くすればt3はt0となり基本PWM信号で指定した電
圧をインバータ・ブロックから出力することができる。
【0049】通常、系統連系インバータ装置は、図16
で示したように系統電圧と出力電流の位相が一致する様
に運転するが、系統電圧が高い場合には、インバータか
らの出力電流によって系統電圧が一定値以上に上昇しな
いように、インバータは系統電圧に対して進み位相の電
流を出力する。この時の各部の波形を示したのが図19
である。インバータ・ブリッジの出力電流(2)には、
リップル成分が含まれるが、図16(2)で示した場合
と異なり電流の極性が変化する辺りでのリップルも大き
く、リップルによって何度も極性が変わっている。
【0050】図20に、この部分についての詳細な波形
を示した。基本PWM信号(1)として、スイッチング
周期Tの内t0の時間だけインバータ・ブリッジの出力
に電源電圧Vを出力しようとした場合、デッド・タイム
(2)によりスイッチ素子Aの駆動波形は(3)とな
り、スイッチ素子Bの波形は(4)となる。インバータ
・ブリッジの出力電流は(5)で示すようにスイッチ素
子A及びBのオン/オフに従って上昇/下降を繰り返
し、電流値ゼロを通過する。この時のインバータ・ブリ
ッジ出力電圧は(6)で示したようになる。図よりイン
バータ・ブリッジの出力電圧が−Vとなる時間幅は、X
の部分すなわちリップルを含めたインバータ・ブリッジ
出力電流が負の場合にはt0−TdとTdだけ短くな
り、Yの部分すなわちインバータ・ブリッジ出力電流が
そのリップルによって正/負を行き来する場合にはt0
と基本PWM信号と同等となり、Zの部分すなわちリッ
プルを含めたインバータ・ブリッジ出力電流が正の場合
にはt0+TdとTdだけ長くなる。
【0051】図21に、図20で示した状況に従来のT
d補正を行った場合を示す。図中(2)で示したTd補
正の+の時は基本PWM信号(1)の高レベルの時間を
縮小し、−の時は基本PWM信号(1)の高レベルの時
間を拡大する方向に補正することを示している。従来の
ように、インバータ・ブリッジ出力電流(7)のうち、
一点鎖線で示すインバータ・ブリッジ出力電流の平均値
すなわちリップルを除いた信号の正または負で、(2)
で示すようにTd補正の極性を変更して、(3)で示す
補正PWM信号を得て、デッド・タイム(4)を付加す
ると、スイッチ素子Aの駆動パルスは(5)となり、ス
イッチ素子Bの駆動パルスは(6)となる。(7)の実
線で示したインバータ・ブリッジ出力電流の極性が何度
か変化するため、インバータ・ブリッジ出力電圧が−V
となる時間幅は○1〜○4となり、ThとTdを等しく
したとしても、○2及び○3の部分に於いて時間幅が目
的のt0に対してTh分大きいまたは小さくなってお
り、うまくTdの補正ができないため、結果として出力
電圧及び電流に歪を生じる。
【0052】これに対し、本発明として図14の構成に
対する制御内容を図22、23を用いて説明する。図1
4においてまた、系統電圧の実効値を演算して、系統電
圧が所定値以上の場合は、出力力率を1とせずに、進み
電流が流れるようにθだけ位相が進んでいる正弦波信号
を生成する。これに目標電流を乗じた信号を生成し、こ
の目標電流が出力されるような基本PWMを演算する。
続いて、フルブリッジの入力電圧Vi、系統電圧瞬時値
Vo、フィルタのリアクトルのリアクタンス値L、基本
PWM信号のオン時間Tonから下式の様にリップル電
流Irを電流リップル演算手段45にて計算する。 Ir=(Vi−Vo)×Ton/L 検出される出力電流は電流平均値検出手段48を通して
いるので、図22の検出電流で示すようにリップル電流
は取り除かれているが、インバータ・ブリッジの出力電
流には、前記計算式で求めたIrで示すリップル電流が
重畳されている。次に図23で示すように、検出電流に
Irのプラス側ピーク値を加算したものをIaとし、検
出電流からIrのマイナス側ピーク値を減算したものを
Ibとする。この演算はTd補正手段50にて行う。続
いて、交流電圧系統の極性とインバータが出力しようと
する極性とIaとIbの極性を判別してからデッドタイ
ムの補正を表1に従って行う。すなわち、IaとIbの
極性が等しく、しかも検出電圧と検出電流の極性が等し
い場合には、出力電圧の絶対値が大きくなるように基本
PWMパルス幅にTd補正分を加算する。IaとIbの
極性が等しく、しかも検出電圧と検出電流の極性が異な
る場合には、出力電圧の絶対値が小さくなるように基本
PWMパルス幅からTd補正分を減算する。IaとIb
の極性が異なる場合には、基本PWMパルス幅にTd補
正をしない。極性の判別や補正の有無の弁別はマイコン
を使用した演算装置であるTd補正手段で行う。
【0053】
【表1】
【0054】以上により、図20のXで示した部分につ
いては基本PWM信号のパルス幅をTd分増加させる方
向にTd補正されインバータ・ブリッジの出力に電圧−
Vが出力されている時間は本来出力しようとしているt
0となる。また図20Yで示した部分については基本P
WM信号のパルス幅が変更されないのでインバータ・ブ
リッジの出力に電圧−Vが出力されている時間は本来出
力しようとしているt0となる。また図20のZで示し
た部分については基本PWM信号のパルス幅をTd分減
少させる方向にTd補正されインバータ・ブリッジの出
力に電圧−Vが出力されている時間は本来出力しようと
しているt0となる。つまりいずれの場合に於いてもデ
ッド・タイムの影響によるインバータ・ブリッジの出力
電圧の誤差を補正できる。
【0055】ここで平均値検出手段は、リップルを含む
インバータ・ブリッジの出力電流のうち、平均値をよぎ
る部分はインバータ・ブリッジの各スイッチ素子のオン
/オフタイミングと常に一定の時間関係を持つので、リ
ップル電流が平均値をよぎる部分をサンプリングするこ
とにより検出遅れがほとんどない平均値の検出ができる
が、低域通過フィルタ等を通して得ることもできる。ま
た本実施例では出力電流の平均値を検出し、リップル電
流成分を計算にて求める方法を取ったが、平均値をサン
プリングで得たのと同様に、インバータ・ブリッジから
出力されるリップルを含む電流の極大、極小部分をサン
プリングすることにより得て、Td補正に使用しても同
様の効果が得られる。すなわちリップルを演算で求めて
も計測で求めても良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係るこの発明の系統連系イン
バータ装置は、フルブリッジの各々のアームの高電圧側
スイッチング素子と低電圧側スイッチング素子の間にリ
アクトルの一方を接続して、リアクトルの他方に各々コ
ンデンサの一方を接続して、この各コンデンサの他方を
フルブリッジ入力の高電圧側または、低電圧側の少なく
とも一方に接続するフィルタと、前記交流電力系統の高
電圧側になった方のアームは所定の出力電流が得られる
ように、高電圧側スイッチング素子をPWM駆動して、
低電圧側スイッチング素子を高電圧側スイッチング素子
に対し反転駆動させるとともに、反対側のアームの高電
圧側スイッチング素子をオフ、低電圧側スイッチング素
子をオンする制御手段と、を備えたので太陽電池からの
不要輻射を減らすことができ、インバータの変換効率の
高い性能の良い装置が得られる。
【0057】請求項2に係るこの発明の系統連系インバ
ータ装置は、フルブリッジの各々のアームの高電圧側ス
イッチング素子と低電圧側スイッチング素子の間にリア
クトルの一方を接続して、各々のリアクトルの他方にコ
ンデンサを接続して、リアクタとコンデンサの間からフ
ルブリッジ入力の低電圧側に、電流が流れるようにスイ
ッチング素子を接続したフィルタと、交流電力系統の高
電圧側になった方のアームは所定の出力電流が得られる
ように、高電圧側スイッチング素子をPWM駆動して、
低電圧側スイッチング素子を高電圧側スイッチング素子
に対し反転駆動させるととに、反対側のアームの高電圧
側スイッチング素子をオフ、低電圧側スイッチング素子
をオンし、かつ、PWM駆動していない方のアームのリ
アクトルとコンデンサの間とフルブリッジ入力の低電圧
側とに設けられた半導体スイッチをオン、もう一方のス
イッチング素子をオフとする制御手段と、を備えたので
太陽電池からの不要輻射を減らすことができ、小型でイ
ンバータの変換効率の高い性能の良い装置が得られる。
【0058】請求項3に係るこの発明の系統連系インバ
ータ装置は、直流電力の出力にハーフブリッジ構成のス
イッチング素子を設け、ハーフブリッジの高電圧側スイ
ッチング素子と低電圧側スイッチング素子の間にリアク
トルの一方を接続して、リアクトルの他方と直流電力の
低電圧側との間にコンデンサを接続したフィルタと、コ
ンデンサの両端をフルブリッジに接続し、フルブリッジ
の各々のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側
スイッチング素子の間を交流電力系統に接続し、所定の
出力電流が得られるように、ハーフブリッジの高電圧側
スイッチング素子をPWM駆動して、低電圧側スイッチ
ング素子を高電圧側スイッチング素子の反転駆動すると
ともに、フルブリッジの交流電力系統の高電圧側になっ
た方のアームの高電圧側スイッチング素子をオン、低電
圧側スイッチング素子をオフ、反対側のアームの高電圧
側スイッチング素子をオフ、低電圧側スイッチング素子
をオンにするので太陽電池からの不要輻射を減らすこと
ができ、安価なインバータの変換効率の高い性能の良い
装置が得られる。
【0059】請求項4に係るこの発明の系統連系インバ
ータ装置は、フルブリッジの各々のアームの高電圧側ス
イッチング素子と低電圧側スイッチング素子の間にリア
クトルの一方を接続して、リアクトルの他方に各々コン
デンサの一方を接続して、コンデンサの他方をフルブリ
ッジ入力の高電圧側もしくは、低電圧側の少なくとも一
方に接続するようにフィルタを形成するか、または、フ
ルブリッジの各々のアームの高電圧側スイッチング素子
と低電圧側スイッチング素子の間にリアクトルの一方を
接続して、リアクトルとコンデンサの間から、フルブリ
ッジ入力の低電圧側に、電流が流れるようにスイッチン
グ素子を接続してフィルタを形成し、フルブリッジの一
方のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイ
ッチング素子の間からリアクタに流れる電流と、他方の
アームに接続されたフィルタのコンデンサに流れる電流
とを検出する電流検出器を備えたので、いずれか一方の
リアクトルと他方のコンデンサに流れる電流を計測すれ
ば精度の良い電流を計測できるので高精度で安定性の良
い装置が得られる。
【0060】請求項5に係るこの発明の系統連系インバ
ータ装置は、直流電力の高圧側と低圧側に流れる差電流
を検出する電流検出器を設け、この電流検出器の出力が
所定値以上の場合は、フルブリッジまたはハーフブリッ
ジのスイッチング素子の駆動を停止しする手段を備えた
ので、簡単に地絡事故を検出でき安全性の高い装置が得
られる。
【0061】請求項6から請求項8に係るこの発明の系
統連系インバータ装置は、フィルタによる位相遅れ分を
演算し、位相遅れ分を相殺できるように、系統電圧波形
より位相を進めた目標電流信号を生成し、スイッチング
素子とフィルタとの間に設けられた電流検出手段で検出
される出力電流が目標電流と一致するように制御するの
で、系統連系インバータ装置の出力電流が交流電力系統
の位相と一致でき、これにより、出力電力に含まれる無
効電力が少なくなり、変換効率の高い装置が得られる。
又位相遅れ分を出力電流に応じて設定できるので電流が
変化しても効率の良い装置が得られる。又コンデンサ容
量から演算するので簡単な装置が得られる。
【0062】請求項9および10に係るこの発明の系統
連系インバータ装置は、インバータの出力電流に重畳し
ているリップル電流を検出するリップル電流検出手段
と、インバータの出力電流の平均値検出手段を介して読
み込まれた出力電流の平均値にリップル電流検出手段に
て検出されたリップルのプラス側ピーク値を加算した値
と、出力電流の平均値にリップル電流のマイナス側ピー
ク値を減算した値とが異なる極性か、同一の極性かを判
別するとともに、判別された極性に応じて、デッドタイ
ム補正の有無を弁別する補正弁別手段備えたのでインバ
ータ・ブリッジの出力電流にリップルが重畳され、前記
リップルにより電流の極性が何度も変わる場合でも、適
切なデッドタイム補正を行うことができる。さらに系統
電圧に対して、位相を進めた電流をインバータから出力
する場合であっても、適切なデッドタイム補正を行うこ
とができ、出力電流の波形が歪むことを防止し、高性能
な系統連系インバータ装置を実現できる。
【0063】請求項11に係るこの発明の系統連系イン
バータ装置は、リアクトルとコンデンサの間からフルブ
リッジ入力の低電圧側に接続されるスイッチング素子が
前記リアクトルの電力系統側に接続される接続点よりも
前記交流電力側であって、かつ前記コンデンサがリアク
トルから前記交流系統につながる回路に接続される接続
点よりもリアクトル側に、電流を検出する電流検出器を
設けたので、簡単に、かつ精度良く電流が検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ装
置の構成図である。
【図2】 図1のスイッチング素子のオンオフしている
状態を示す説明図である。
【図3】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ装
置のスイッチング素子とフィルタの別の実施例を示す構
成図である。
【図4】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ装
置のスイッチング素子とフィルタの別の実施例を示す構
成図である。
【図5】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ装
置のスイッチング素子とフィルタの別の実施例を示す構
成図である。
【図6】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ装
置のスイッチング素子とフィルタの別の実施例を示す構
成図である。
【図7】 図6のスイッチング素子のオンオフしている
状態を示す説明図である。
【図8】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ装
置のスイッチング素子とフィルタの別の実施例を示す構
成図である。
【図9】 図8のスイッチング素子のオンオフしている
状態を示す説明図である。
【図10】 図1の電流センサCTの電流の流れる向き
を示す説明図である。
【図11】 発明の実施の形態1の系統連系インバータ
装置の太陽電池の対地電圧を示す説明図である。
【図12】 発明の実施の形態2の系統連系インバータ
装置の構成図である。
【図13】 図12の電流波形を示す説明図である。
【図14】 発明の実施の形態3の系統連系インバータ
装置の構成図である。
【図15】 インバータの動作を説明する回路図であ
る。
【図16】 インバータの各部の動作を示す波形図であ
る。
【図17】 デッド・タイムの影響を示す波形図であ
る。
【図18】 デッド・タイム補正の動作を示す波形図で
ある。
【図19】 インバータの各部の動作を示す波形図であ
る。
【図20】 デッド・タイムの影響を示す波形図であ
る。
【図21】 デッド・タイム補正の動作を示す波形図で
ある。
【図22】 本発明に於ける各部の波形図である。
【図23】 本発明における波形の詳細図である。
【図24】 従来の系統連系インバータ装置の構成図で
ある。
【図25】 フィルタの構成と特性図である。
【図26】 従来の系統連系インバータ装置の構成図で
ある。
【図27】 従来の系統連系インバータ装置の出力電流
のベクトル図である。
【図28】 従来の系統連系インバータ装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 太陽電池 2 半導体スイッチング素子 3 交流電力系統 5 フィルタ 6 リアクタ 7 コンデンサ 32 系統データ演算手段 39 PWM信号生成手段 42 コンデンサ電流演算手段 43 位相補正量演算手段 44 正弦波信号発生手段 45 電流リップル演算手段 46 目標力率演算手段 47 進相正弦波信号発生手段 48 電流平均値検出手段 49 基本PWM信号生成手段 51 デッドタイム生成手段 52 A.B.C.D.スイッチング信号生成手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力系統に接続され、直流電力をフ
    ルブリッジ構成のスイッチング素子によりスイッチング
    し、コンデンサとリアクトルからなるフィルタにて高周
    波成分を除去して交流電力に変換し出力する電力変換手
    段と、この電力変換手段に交流電力系統の系統電圧に同
    期した交流電力を発生させる制御手段と、を備えた系統
    連系インバータ装置において、前記フルブリッジの各々
    のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッ
    チング素子の間にリアクトルの一方を接続して、前記リ
    アクトルの他方に各々コンデンサの一方を接続して、こ
    のコンデンサの他方をフルブリッジ入力の高電圧側また
    は、低電圧側の少なくとも一方に接続するフィルタと、
    前記交流電力系統の高電圧側になった方のアームは所定
    の出力電流が得られるように、高電圧側スイッチング素
    子をPWM駆動して、低電圧側スイッチング素子を高電
    圧側スイッチング素子に対し反転駆動させるとともに、
    反対側のアームの高電圧側スイッチング素子をオフ、低
    電圧側スイッチング素子をオンする制御手段と、を備え
    たことを特徴とする系統連系インバータ装置。
  2. 【請求項2】 交流電力系統に接続され、直流電力をフ
    ルブリッジ構成のスイッチング素子によりスイッチング
    し、コンデンサとリアクトルからなるフィルタにて高周
    波成分を除去して交流電力に変換し出力する電力変換手
    段と、この電力変換手段に交流電力系統の系統電圧に同
    期した交流電力を発生させる制御手段と、を備えた系統
    連系インバータ装置において、前記フルブリッジの各々
    のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッ
    チング素子の間にリアクトルの一方を接続して、この各
    々のリアクトルの他方にコンデンサを接続して、前記リ
    アクトルとコンデンサの間からフルブリッジ入力の低電
    圧側に電流が流れるようにスイッチング素子を各々接続
    したフィルタと、前記交流電力系統の高電圧側になった
    方のアームは所定の出力電流が得られるように、高電圧
    側スイッチング素子をPWM駆動して、低電圧側スイッ
    チング素子を高電圧側スイッチング素子に対し反転駆動
    させるととに、反対側のアームの高電圧側スイッチング
    素子をオフ、低電圧側スイッチング素子をオンし、か
    つ、PWM駆動していない方のアームのリアクトルとコ
    ンデンサの間とフルブリッジ入力の低電圧側とに設けら
    れたスイッチング素子をオン、もう一方のスイッチング
    素子をオフとする制御手段と、を備えたことを特徴とす
    る系統連系インバータ装置。
  3. 【請求項3】 交流電力系統に接続され、直流電力をス
    イッチング素子によりスイッチングし、コンデンサとリ
    アクトルからなるフィルタにて高周波成分を除去して交
    流電力に変換し出力する電力変換手段と、この電力変換
    手段に交流電力系統の系統電圧に同期した交流電力を発
    生させる制御手段と、を備えた系統連系インバータ装置
    において、直流電力の出力に接続したアームに直列にス
    イッチング素子を設けたハーフブリッジと、このハーフ
    ブリッジの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッ
    チング素子の間にリアクトルの一方を接続して、前記リ
    アクトルの他方と直流電力の低電圧側との間にコンデン
    サを接続したフィルタと、前記コンデンサの両端に接続
    された複数のアームの高電圧側スイッチング素子と低電
    圧側スイッチング素子の間と交流電力系統を接続して形
    成したフルブリッジと、を備え、所定の出力電流が得ら
    れるように、ハーフブリッジの高電圧側スイッチング素
    子をPWM駆動して、低電圧側スイッチング素子を高電
    圧側スイッチング素子に対し反転駆動させるとともに、
    フルブリッジの交流電力系統の高電圧側になった方のア
    ームの高電圧側スイッチング素子をオン、低電圧側スイ
    ッチング素子をオフ、反対側のアームの高電圧側スイッ
    チング素子をオフ、低電圧側スイッチング素子をオンに
    することを特徴とする系統連系インバータ装置。
  4. 【請求項4】 交流電力系統に接続され、直流電力をフ
    ルブリッジ構成のスイッチング素子によりスイッチング
    し、コンデンサとリアクトルからなるフィルタにて高周
    波成分を除去して交流電力に変換し出力する電力変換手
    段と、この電力変換手段に交流電力系統の系統電圧に同
    期した交流電力を発生させる制御手段と、を備えた系統
    連系インバータ装置において、フルブリッジの各々のア
    ームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッチン
    グ素子の間にリアクトルの一方を接続して、前記リアク
    トルの他方に各々コンデンサの一方を接続して、コンデ
    ンサの他方をフルブリッジ入力の高電圧側もしくは、低
    電圧側の少なくとも一方に接続して形成された、また
    は、フルブリッジの各々のアームの高電圧側スイッチン
    グ素子と低電圧側スイッチング素子の間にリアクトルの
    一方を接続して、各々のリアクトルの他方にコンデンサ
    の一方を接続して、前記リアクトルとコンデンサの間か
    らフルブリッジ入力の低電圧側に電流が流れるようにス
    イッチング素子を接続して形成されたフィルタと、前記
    フルブリッジの一方のアームの高電圧側スイッチング素
    子と低電圧側スイッチング素子の間からリアクタに流れ
    る電流と、他方のアームに接続されたフィルタのコンデ
    ンサに流れる電流とを検出する電流検出器を備えたこと
    を特徴とする系統連系インバータ装置。
  5. 【請求項5】 直流電力の高圧側と低圧側に流れる差電
    流を検出する電流検出器を設け、この電流検出器の出力
    が所定値以上の場合は、フルブリッジまたはハーフブリ
    ッジのスイッチング素子の駆動を停止する手段を備えた
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2または請求
    項3の系統連系インバータ装置。
  6. 【請求項6】 交流電力系統に接続され、直流電力をス
    イッチング素子によりスイッチングし、コンデンサとリ
    アクトルからなるフィルタにて高周波成分を除去して交
    流電力に変換し出力する電力変換手段と、この電力変換
    手段に交流電力系統の系統電圧に同期した交流電力を発
    生させる制御手段と、を備えた系統連系インバータ装置
    において、前記制御手段は前記フィルタによる位相遅れ
    分を演算し、位相遅れ分を相殺できるように、系統電圧
    波形より位相を進めた目標電流信号を生成し、スイッチ
    ング素子とフィルタとの間に設けられた電流検出手段で
    検出される出力電流が目標電流と一致するように制御す
    ること特徴とする系統連系インバータ装置。
  7. 【請求項7】 位相遅れ分は、出力電流に応じて設定す
    る手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の系統連
    系インバータ装置。
  8. 【請求項8】 系統電圧と予め記憶されているフィルタ
    のコンデンサ容量からコンデンサに流れる電流を演算
    し、この値と出力電流から位相遅れ分を演算する手段を
    備えたことを特徴とする請求項6記載の系統連系インバ
    ータ装置。
  9. 【請求項9】 交流電力系統に接続され、直流電力を複
    数のアームのスイッチング素子によりスイッチングして
    交流電力に変換し出力する電力変換手段と、アームに直
    列に接続されたスイッチング素子が同時にオン状態にな
    らないように、一方のスイッチング素子がオンからオフ
    になった後、所定の時間をおいてもう一方のスイッチン
    グ素子をオフからオンにするデッドタイムを設けるデッ
    ドタイム設定手段と、交流電力系統電圧と同極性の電流
    を出力する場合は、高電圧側スイッチング素子のオン時
    間をデッドタイム分長くし、系統電圧と逆極性の電流を
    出力する場合は、低電圧側スイッチング素子のオン時間
    をデッドタイム分長くするデッドタイム補正手段と、前
    記インバータの出力電流に重畳しているリップル電流を
    検出するリップル電流検出手段と、前記インバータの出
    力電流の平均値を得る電流平均値検出手段を介して読み
    込まれた出力電流の平均値に前記リップル電流検出手段
    にて検出されたリップルのプラス側ピーク値を加算した
    値と、前記出力電流の平均値にリップル電流のマイナス
    側ピーク値を減算した値とが、異なる極性か、同一の極
    性かを判別するとともに、判別された極性に応じて、デ
    ッドタイム補正の有無を弁別する補正弁別手段を備えた
    ことを特徴とした系統連系インバータ装置。
  10. 【請求項10】 出力電流の平均値に前記リップル電流
    検出手段にて検出されたリップルのプラス側ピーク値を
    加算した値と、出力電流の平均値にリップル電流のマイ
    ナス側ピーク値を減算した値とが異なる極性か、同一の
    極性かを判別するとともに、判別された極性が異なる極
    性の場合はデッドタイム補正を行わないことを特徴とす
    る請求項9記載の系統連系インバータ装置。
  11. 【請求項11】 リアクトルとコンデンサの間からフル
    ブリッジ入力の低電圧側に接続されるスイッチング素子
    が前記リアクトルの電力系統側に接続される接続点より
    も前記交流電力側であって、かつ前記コンデンサがリア
    クトルから前記交流系統につながる回路に接続される接
    続点よりもリアクトル側に、電流を検出する電流検出器
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の系統連系イン
    バータ装置。
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