JP2002369543A - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

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JP2002369543A
JP2002369543A JP2001170182A JP2001170182A JP2002369543A JP 2002369543 A JP2002369543 A JP 2002369543A JP 2001170182 A JP2001170182 A JP 2001170182A JP 2001170182 A JP2001170182 A JP 2001170182A JP 2002369543 A JP2002369543 A JP 2002369543A
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power
photovoltaic power
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power generator
tertiary winding
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JP2001170182A
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Hiroyuki Otake
宏之 大嶽
Chuzo Ninagawa
忠三 蜷川
Koji Toyama
浩司 外山
Shinichi Kobayashi
真一 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮遊容量による漏洩電流を低減させ、コモン
モードコイルの騒音レベルを低下させることができる太
陽光発電装置を提供する。 【解決手段】 太陽電池の発電電力を片相制御の単相イ
ンバータによって交流電力に変換して出力する太陽光発
電装置において、入力側または出力側に配設する高周波
ノイズ抑制のためのコモンモードトランスに3次巻線を
設け、この3次巻線の発生電力を抵抗で消費させること
を特徴とする。そして、前記太陽光発電装置は交流電力
系統と連系運転を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽光発電装置
に関し、特に片相制御の単相インバータによって交流電
力に変換して出力する太陽光発電装置のノイズフィルタ
の騒音防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池の発電電力を単相インバータに
よって交流電力に変換して出力する太陽光発電装置の構
成を図2に示す。この図の太陽電池10で発電された電
力は、DC側のノイズフィルタ11を通してDC/DC
コンバータ13に入力され、所定の直流電圧に昇圧され
る。昇圧された直流電圧はインバータ14に与えられ、
ここで交流電力系統16と連系可能な交流電圧に変換
し、AC側のノイズフィルタ15を経て交流電力系統1
6に接続する。
【0003】インバータ14は、スイッチング素子とし
てIGBTを使用した単相ブリッジ構成になっており、
一のアームのスイッチング素子は出力周波数の半サイク
ル毎にオン/オフを繰り返し、他のアームのスイッチン
グ素子は所定の電圧および出力波形を得るために半サイ
クル内でPWM制御を行う、いわゆる片相制御を行って
いる。ノイズフィルタ11および15は、どちらも高周
波ノイズ吸収を目的とし、電源ラインの両線に介挿され
たコモンモードトランスの入出力側にそれぞれ並列にコ
ンデンサを接続した構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の片相制
御を行う単相インバータによる太陽光発電装置では、対
地電圧の変動が大きく、図2に示した高周波吸収用コン
デンサ12、点線で示した浮遊容量1、2および3を通
して図3に示すような繰り返し周期が出力周波数の2倍
の周期Tのスパイク状の漏洩電流が対地間に流れ、この
電流によりノイズフィルタ11または15のコモンモー
ドトランスのコイルを振動させ、騒音が発生するという
課題があった。
【0005】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、浮遊容量による漏洩電流を低減させ、コモンモー
ドコイルの騒音レベルを低下させることができる太陽光
発電装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、太陽電池の発電電力を片相制御の単相インバータに
よって交流電力に変換して出力する太陽光発電装置にお
いて、入力側または出力側に配設する高周波ノイズ抑制
のためのコモンモードトランスに3次巻線を設け、この
3次巻線の発生電力を抵抗で消費させることを特徴とす
る太陽光発電装置を提供する。
【0007】この発明によれば、ノイズフィルタのコモ
ンモードトランスに3次巻線を設け、ここに発生した電
力を抵抗で消費することによって片相制御の単相インバ
ータで発生する漏洩電流によるコモンモードトランスの
振動を抑制し、騒音レベルを低下させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
太陽光発電装置において、前記太陽光発電装置は、交流
電力系統と連系運転を行うことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、交流電力系統と連系運
転を行う太陽光発電装置のノイズフィルタの騒音を低下
させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
の形態による太陽光発電装置の構成を示す回路図であ
る。この図の構成が従来の技術による太陽光発電装置の
構成を示す図2と異なるのは、ノイズフィルタ21およ
び25のコモンモードトランスの部分である。図1の太
陽電池10で発電された直流電力は、DC側のノイズフ
ィルタ21を通してDC/DCコンバータ13に入力さ
れ、所定の直流電圧に昇圧される。昇圧された直流電圧
はインバータ14に与えられ、ここで交流電力系統16
と連系可能な交流電圧に変換し、AC側のノイズフィル
タ25を経て交流電力系統16に接続する。
【0011】インバータ14は、スイッチング素子とし
てIGBT141と142と143と144とを用い、
IGBT141と142とを直列に接続した第1のアー
ムとIGBT143と144とを直列に接続した第2の
アームとを並列に接続した単相ブリッジ回路となってい
る。さらに第1のアームを構成するIGBT141およ
び142の接続点に接続したリアクトル145を介して
ノイズフィルタ25の一方の端子に接続し、このノイズ
フィルタ25と並列にコンデンサ146を接続してい
る。そして、コンデンサ146が並列に接続されたノイ
ズフィルタ25の他の端子は単相ブリッジの第2のアー
ム143および144の接続点に接続されている。
【0012】ここで、このインバータ14の出力電圧値
が負である期間では、IGBT141と142のゲート
にPWM信号を与え、IGBT144にはゲート信号を
与えず休止させる。また、IGBT143には、出力電
圧値が負である期間の間ゲート信号を与え続けてリアク
トル145が接続されていない側のノイズフィルタ25
の電位を直流ラインの正側の電位に固定する。また、イ
ンバータ14の出力電圧値が正である期間では、IGB
T141および142のゲートにPWM信号を与え、I
GBT143にはゲート信号を与えずに休止させる。さ
らに、IGBT144には出力電圧値が正である期間の
間ゲート信号を与え続けてリアクトル145が接続され
ていない側のノイズフィルタ25の電位を直流ラインの
負側の電位に固定する。
【0013】つまり、インバータ14は、スイッチング
素子としてIGBTを使用した単相ブリッジ構成になっ
ており、一のアームのスイッチング素子は出力周波数の
半サイクル毎にオン/オフを繰り返し、他のアームのス
イッチング素子は所定の電圧および出力波形を得るため
に半サイクル内でPWM制御を行う、いわゆる片相制御
を行っている。
【0014】直流入力側のノイズフィルタ21は、高周
波ノイズ吸収を目的とし、直流電源ラインの両線に介挿
されたコモンモードトランス212の入出力側にそれぞ
れ並列にコンデンサ211および213を接続するとと
もに、コモンモードトランス212には3次巻線を設
け、抵抗214を接続している。交流出力側のノイズフ
ィルタ25は、高周波ノイズ吸収を目的とし、交流出力
ラインの両線に介挿されたコモンモードトランス252
の入出力側にそれぞれ並列にコンデンサ251および2
53を接続するとともに、コモンモードトランス252
には3次巻線を設け、抵抗254を接続している。
【0015】片相制御を行う単相インバータ14では、
対地電圧の変動が大きく、高周波ノイズ吸収用コンデン
サ12、浮遊容量1、2および3を通して図3に示した
繰り返し周期が出力周波数の2倍の周期Tのスパイク状
の漏洩電流が対地間に流れる。
【0016】直流入力側のノイズフィルタ21のコモン
モードトランス212の3次巻線には、前記漏洩電流に
よる誘起電圧が発生し、この電圧の持っているエネルギ
を抵抗214で消費することによってコモンモードトラ
ンス212のコイルの振動を抑制し、騒音レベルを低下
させる。
【0017】交流出力側のノイズフィルタ25のコモン
モードトランス252の3次巻線には、前記漏洩電流に
よる誘起電圧が発生し、この電圧の持っているエネルギ
を抵抗254で消費することによってコモンモードトラ
ンス252のコイルの振動を抑制し、騒音レベルを低下
させる。
【0018】以上、本発明の実施の形態の動作を図面を
参照して詳述してきたが、本発明はこれらの実施の形態
に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。たとえば
DC/DCコンバータやインバータに使用するスイッチ
ング素子はIGBTに限られるものではなく、MOSF
ET等の素子であってもよい。
【0019】
【発明の効果】これまでに説明したように、請求項1の
発明によれば、ノイズフィルタのコモンモードトランス
に3次巻線を設け、ここに発生した電力を抵抗で消費す
ることによって片相制御の単相インバータで発生する漏
洩電流によるコモンモードトランスの振動を抑制し、騒
音レベルを低下させることができるという効果が得られ
る。
【0020】また、請求項2の発明によれば、交流電力
系統と連系運転を行う太陽光発電装置のノイズフィルタ
の騒音を低下させることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による太陽光発電装置
の構成を示す回路図。
【図2】 従来の技術による太陽光発電装置の構成を示
す回路図。
【図3】 対地間に流れる漏洩電流を示す図。
【符号の説明】
1、2、3…浮遊容量 10…太陽電池 12…コンデンサ 13…DC/DCコンバータ 14…インバータ 16…交流電力系統 21、25…ノイズフィルタ 131、135…平滑コンデンサ 132、145…リアクタ 133、141〜144…IGBT 146…コンデンサ 211、213、251、253…コンデンサ 214、254…抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外山 浩司 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 小林 真一 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 Fターム(参考) 5H007 AA01 BB07 CA01 CB02 CB05 CC01 CC09 DA03 DA06 HA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池の発電電力を片相制御の単相
    インバータによって交流電力に変換して出力する太陽光
    発電装置において、 入力側または出力側に配設する高周波ノイズ抑制のため
    のコモンモードトランスに3次巻線を設け、この3次巻
    線の発生電力を抵抗で消費させることを特徴とする太陽
    光発電装置。
  2. 【請求項2】 前記太陽光発電装置は、交流電力系統
    と連系運転を行うことを特徴とする請求項1記載の太陽
    光発電装置。
JP2001170182A 2001-06-05 2001-06-05 太陽光発電装置 Withdrawn JP2002369543A (ja)

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