JPH0930617A - 搬送制御システム - Google Patents

搬送制御システム

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Publication number
JPH0930617A
JPH0930617A JP18274595A JP18274595A JPH0930617A JP H0930617 A JPH0930617 A JP H0930617A JP 18274595 A JP18274595 A JP 18274595A JP 18274595 A JP18274595 A JP 18274595A JP H0930617 A JPH0930617 A JP H0930617A
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JP
Japan
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transfer
data
transport
load
control device
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JP18274595A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Koizumi
浩 小泉
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】荷の移載を同期させて搬送指示データを制御装
置から次の制御装置へと出力し、搬送機器に迅速に搬送
作業を行わせる。 【構成】搬送システムは、搬送機器として、自動倉庫内
で荷を搬送するスタッカクレーン、有軌道台車、荷受け
用コンベヤ及び入出庫用コンベヤを備えている。クレー
ンはクレーン制御装置22に、有軌道台車は台車制御装
置23に、各コンベヤはコンベヤ制御装置24にて制御
される。そして、搬送作業を指示するためのデータ(搬
送指示データ)を作成する在庫管理コンピュータ21及
び各制御装置22〜24は同一の通信回線Tにて接続さ
れている。従って、在庫管理コンピュータ21から出力
された搬送指示データは、通信回線Tを介して順次制御
装置から制御装置へと出力され、各制御機器ではその搬
送指示データに従って搬送作業が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷を搬送する搬送
機器を制御するための搬送制御システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫及び有軌道台車等を使用
した搬送システムを制御するための搬送制御システムが
提案されている。
【0003】この搬送制御システムでは、図5に示すよ
うに、自動倉庫の各収納部の在庫管理を行う在庫管理コ
ンピュータ61が通信回線T1によって同期制御装置6
2と接続されている。同期制御装置62には、自動倉庫
のスタッカクレーンを制御するクレーン制御装置63、
無人搬送車を制御する台車制御装置64及び各種のコン
ベヤを制御するコンベヤ制御装置65が通信回線T2〜
T4によってそれぞれ並列に接続されている。
【0004】例えば、この制御システムにて、出庫作業
を行う場合には、まず、作業者は端末装置から在庫管理
コンピュータ61に出庫すべき荷の品番及び数量等を示
す出庫要求データを出力する。在庫管理コンピュータ6
1は出庫要求データに基づいて同期制御装置62へ出庫
指示を行う。そして、同期制御装置62はこの出庫指示
に従って前記要求された荷を出庫させるための搬送経路
を決定し、搬送経路データを作成する。更に、同期制御
装置62は各制御装置63〜65にて行わせる搬送作業
の内容を示す搬送指示データを作成する。
【0005】図6に示すように、同期制御装置62は、
まず、搬送経路データに基づいてクレーン制御装置63
に搬送指示データを出力して搬送指示を行う。すると、
クレーン制御装置63は、スタッカクレーンを駆動し
て、自動倉庫の目的の収納部から荷を取り出し、荷受け
コンベヤ上へと荷を載置させる。この作業が完了する
と、クレーン制御装置63は同期制御装置62に完了信
号を出力する。
【0006】同期制御装置62は、この完了信号を受信
すると、搬送経路データに基づいてコンベヤ制御装置6
5に搬送指示データを出力して搬送指示を行う。する
と、コンベヤ制御装置65は荷受け用コンベヤを駆動し
て、荷を荷受け用コンベヤから有軌道台車へと受け渡
す。この作業が完了すると、コンベヤ制御装置65は完
了信号を同期制御装置62に出力する。
【0007】同期制御装置62は、この完了信号を受信
すると、搬送経路データに基づいて台車制御装置64に
搬送指示データを出力して搬送指示を行う。すると、台
車制御装置64は有軌道台車を駆動して、荷を入出庫用
コンベヤへと受け渡す。この作業が完了すると、台車制
御装置64は完了信号を同期制御装置62に出力する。
【0008】同期制御装置62は、この完了信号を受信
すると、搬送経路データに基づいてコンベヤ制御装置6
5に搬送指示データを出力して搬送指示を行う。する
と、コンベヤ制御装置65は入出庫用コンベヤを駆動し
て、例えば所定の出庫位置まで荷を搬送する。この作業
が完了すると、コンベヤ制御装置65は完了信号を同期
制御装置62に出力する。すると、同期制御装置は、搬
送経路データに従って、前記出庫要求データに基づく一
連の搬送作業が完了したと判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各制御
装置63〜65は同期制御装置62に対して並列に接続
されている。このため、同期制御装置62は各制御装置
63〜65からの完了信号が出力されると、次の搬送を
行う搬送機器を判断し、その搬送機器を制御する制御装
置63〜65に搬送指示データを出力しなければなら
ず、同期制御装置62での負荷が大きいという問題があ
る。
【0010】しかも、この搬送システムの規模を大きく
して、搬送機器の数を増加させると、当該搬送機器を制
御する制御装置も増加し、更に同期制御装置62の負荷
が増加するという問題がある。又、通常、同期制御装置
62には、当該同期制御装置62の処理能力上の問題か
ら所定の数以上の制御装置を接続することができないた
め、搬送システムの拡張性に劣るという問題がある。
【0011】更に、この同期制御装置62の負荷の増大
が、搬送システムにおける搬送能力、即ち、自動倉庫に
おける入庫又は出庫能力に影響を及ぼし、搬送システム
の信頼性に劣るという問題がある。又、並列に各制御装
置63〜65等が接続されることから、メンテナンスが
面倒であるという問題がある。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、同期した状態で制御装
置から制御装置へと順次搬送指示データを出力して、搬
送機器に搬送作業を行わせる搬送制御システムを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、荷を搬送する複数の搬送機
器と、前記搬送される荷を管理し、荷の搬送を要求する
要求データに基づいて、当該荷を搬送させる経路を示す
搬送経路データ及び各搬送機器に搬送作業を行わせるた
めの搬送指示データを作成する管理制御手段と、前記搬
送機器を搬送指示データに基づいて制御する搬送制御手
段とを備えた搬送制御システムにおいて、前記各搬送制
御手段と、管理制御手段とは同一の通信回線にて接続
し、前記管理制御手段は、搬送経路データに基づいて最
先に搬送作業を行う搬送機器を制御する搬送制御手段に
搬送指示データ及び搬送経路データを前記通信回線を介
して通信し、前記搬送制御手段は、搬送指示データに基
づく搬送機器での搬送作業が完了すると、搬送経路デー
タに基づいて判断した次の搬送作業を行う搬送機器を制
御する搬送制御手段に、前記通信回線を介して搬送経路
データ及び搬送指示データを通信することをその要旨と
する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記管理制御手段及び搬送制御手段は、搬
送される荷の荷データを搬送指示データ及び搬送経路デ
ータと共に前記通信回線を介して通信するようにしたこ
とをその要旨とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記搬送機器は自動倉庫にて荷を搬
送するクレーン装置を、前記搬送制御手段は当該クレー
ン装置を制御するためのクレーン制御装置を備え、前記
荷の搬送作業によって自動倉庫に対して入庫作業及び出
庫作業が行われることをその要旨とする。
【0016】従って、請求項1記載の発明によれば、管
理制御手段は荷の搬送を要求する要求データに基づいて
搬送すべき荷の搬送経路を示す搬送経路データ及び搬送
機器に搬送作業を行わせる搬送指示データを作成する。
そして、搬送経路データに従って、各搬送制御手段は搬
送指示データに基づいて搬送機器を制御し、荷を搬送す
る。この場合、搬送管理手段及び各搬送制御手段は搬送
作業の完了後に、搬送制御手段間で通信するので、各搬
送制御手段間での搬送指示データ等の各種データの通信
をスムーズに行うことができ、荷の搬送作業をスムーズ
に行うことができる。
【0017】即ち、前記管理制御手段は、搬送経路デー
タに基づいて最先に搬送作業を行う搬送機器を制御する
搬送制御手段に搬送指示データ及び搬送経路データを通
信回線を介して通信する。すると、搬送制御手段は、搬
送指示データに基づいて搬送作業を行い、その搬送作業
が完了すると、搬送経路データに基づいて判断した次の
搬送作業を行わせる搬送機器を制御する搬送制御手段
に、前記通信回線を介して搬送経路データ及び搬送指示
データを通信する。このように各搬送制御装置が順次搬
送機器の制御を行い、搬送経路データが示す全ての搬送
機器での搬送作業を完了すると、その最終の搬送機器を
制御する搬送制御手段は管理制御手段に例えば完了信号
を出力し、一連の搬送作業を完了する。
【0018】請求項2記載の発明によれば、搬送指示デ
ータ及び搬送経路データとともに、荷データが通信され
るので、各搬送制御手段はその荷データに基づいて搬送
中の荷の荷データを確認できる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、荷の搬送に
基づいて自動倉庫に対して入庫又は出庫作業が行われ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、自動車
の部品等を搬送する搬送システム1を示している。
【0021】この搬送システム1は、自動倉庫2、有軌
道台車M、荷受け用コンベヤ3及び入出庫用コンベヤ4
等から構成されている。自動倉庫2は一対の枠組棚2
a,2bを備え、各枠組棚2a,2bには荷Wを収納す
るための収納部5が設けられている。又、枠組棚2a,
2b間には荷Wを搬送するためのスタッカクレーン6が
走行可能に配設されている。このスタッカクレーン6に
はキャリッジ7が設けられ、このキャリッジ7には荷W
を受け渡すためのフォーク8がスライド可能に設けられ
ている。又、前記荷受け用コンベヤ3は各枠組棚2a,
2bの前部にそれぞれ配置されている。
【0022】有軌道台車Mは、自動倉庫2の前方に敷設
された走行用レール9に沿って走行するようになってい
る。この走行用レール9は有軌道台車Mを走行させるた
めの閉ループ状の軌道Kを形成している。又、前記入出
庫用コンベヤ4は、軌道Kの自動倉庫2が配設された側
とは反対側に設置されている。尚、前記スタッカクレー
ン6、有軌道台車M、荷受け用コンベヤ3及び入出庫用
コンベヤ4は、荷Wを搬送する搬送機器である。
【0023】この搬送システム1には、自動倉庫2の在
庫を管理する管理制御手段としての在庫管理コンピュー
タ21(図2参照)、スタッカクレーン6を制御するク
レーン制御装置22、有軌道台車Mを制御する台車制御
装置23、各種コンベヤ3,4を制御するコンベヤ制御
装置24が設けられている。これら各制御装置22〜2
4はそれぞれ搬送制御手段を構成している。クレーン制
御装置22はスタッカクレーン6の隣部に設けられ、ス
タッカクレーン6に設けられたクレーンコントローラ2
5を介してスタッカクレーン6を制御するようになって
いる。台車制御装置23は軌道Kに隣接する部位に設け
られ、有軌道台車Mに設けられた台車コントローラ26
を介して有軌道台車Mを制御するようになっている。コ
ンベヤ制御装置24は入出庫用コンベヤ4の隣部に設け
られ、荷受け用コンベヤ3及び入出庫用コンベヤ4にそ
れぞれ設けられたコンベヤコントローラ27,28(各
コントローラ25〜28は図2参照)を介して各コンベ
ヤ3,4を制御するようになっている。
【0024】この搬送システム1にて、入庫作業を行う
には、まず、入出庫用コンベヤ4の所定位置に荷Wを載
置する。次に、入出庫用コンベヤ4を駆動して荷Wを搬
送し、入出庫コンベヤ4から有軌道台車Mへと荷Wを受
け渡す。次に、有軌道台車Mを駆動して荷Wを搬送し、
荷受け用コンベヤ3へと荷Wを受け渡す。次に、荷受け
用コンベヤ3を駆動して荷Wを搬送し、荷Wをスタッカ
クレーン6へと受け渡す。最後に、スタッカクレーン6
を駆動して荷Wを搬送し、荷Wを目的の収納部5に収納
する。
【0025】出庫作業を行うには、まず、スタッカクレ
ーン6を駆動して、目的の収納部5から荷Wを取り出
し、荷Wを搬送し、荷受け用コンベヤ3上に載置する。
次に、荷受け用コンベヤ3を駆動して荷Wを搬送して、
有軌道台車Mへと受け渡す。次に、有軌道台車Mを駆動
して荷Wを搬送し、荷Wを入出庫用コンベヤ4上に載置
する。最後に、入出庫用コンベヤ4を駆動して荷Wを搬
送し、荷Wを所定位置に搬送する。
【0026】次に、搬送制御システムの電気的構成につ
いて説明する。在庫管理コンピュータ21、クレーン制
御装置22、台車制御装置23及びコンベヤ制御装置2
4は、同一の通信回線(バス型の通信回線)Tにて接続
されている。在庫管理コンピュータ21はCPU(中央
演算処理装置)等からなり、キーボード及びディスプレ
イ等が接続されている。各制御装置22〜24はそれぞ
れCPU等からなるコンピュータを備え、コンピュータ
の処理に基づいて各種制御を行うようになっている。更
に、各制御装置22〜24はディスプレイ及びキーボー
ド等を備え、キーボードの操作に基づいて各種のデータ
をディスプレイに表示できるようになっている。
【0027】又、クレーン制御装置22にはクレーンコ
ントローラ25が、台車制御装置23には台車コントロ
ーラ26が、コンベヤ制御装置24にはコンベヤコント
ローラ27,28がそれぞれ接続されている。
【0028】在庫管理コンピュータ21には作業者の操
作に基づいて各種のデータ等を当該在庫管理コンピュー
タ21に入力するための端末装置29が接続されてい
る。例えば端末装置29は作業者の操作に基づいて荷W
の搬送を要求する要求データを出力する。この要求デー
タには、自動倉庫2に荷Wを入庫するために荷Wの搬送
を要求する入庫要求データ及び自動倉庫2から荷Wを出
庫するために荷Wの搬送を要求する出庫要求データの2
種類がある。入庫要求データは自動倉庫2へ入庫する荷
Wの品番及び数量等の荷データからなるデータである。
又、出庫要求データは自動倉庫2から出庫する荷Wの品
番及び数量等の荷データからなるデータである。
【0029】在庫管理コンピュータ21は要求データに
基づいて搬送すべき荷Wの経路を示す搬送経路データを
作成する。この搬送経路データは、荷Wの搬送を行うた
めに、どの搬送装置を、どの順番で駆動するかを示すデ
ータである。即ち、在庫管理コンピュータ21は入庫要
求データに基づいて入庫搬送経路データを作成し、出庫
要求データに基づいて出庫搬送経路データを作成する。
本実施の形態では、入庫搬送経路データは、入出庫用コ
ンベヤ4、有軌道台車M、荷受け用コンベヤ3、スタッ
カクレーン6の順で各搬送機器を駆動する旨を示すデー
タである。又、出庫搬送経路データは、スタッカクレー
ン6、荷受け用コンベヤ3、有軌道台車M、入出庫用コ
ンベヤ4の順で各搬送機器を駆動する旨を示すデータで
ある。
【0030】更に、在庫管理コンピュータ21は要求デ
ータに基づいて各搬送機器にて行う搬送作業の内容を示
す搬送指示データを作成する。即ち、在庫管理コンピュ
ータ21は入庫要求データに基づいて入庫搬送指示デー
タを作成し、出庫要求データに基づいて出庫搬送指示デ
ータを作成する。
【0031】在庫管理コンピュータ21は、入庫又は出
庫作業に先立ち、搬送経路データに基づいて最先に駆動
すべき搬送機器を判断し、その最先に駆動する搬送機器
を制御する制御装置22〜24に、搬送指示データとと
もに、搬送経路データ及び荷データを出力することによ
り、搬送指示を行うようになっている。
【0032】各制御装置22〜24は、入力された荷デ
ータに基づいて搬送する荷Wの認識番号(ID)を認識
するようになっている。各制御装置22〜24は、入力
された搬送指示データ及び搬送経路データに基づいて自
己が制御する搬送機器での搬送作業の内容を認識し、当
該搬送機器にその搬送作業を行わせるようになってい
る。
【0033】即ち、クレーン制御装置22は入庫又は出
庫搬送指示データ、並びに、入庫又は出庫搬送経路デー
タに基づいてスタッカクレーン6を駆動して入庫又は出
庫のための搬送作業を行わせるようになっている。台車
制御装置23は入庫又は出庫搬送指示データ、並びに、
入庫又は出庫搬送経路データに基づいて有軌道台車Mを
駆動して入庫又は出庫のための搬送作業を行わせるよう
になっている。コンベヤ制御装置24は入庫又は出庫搬
送指示データ、並びに、入庫又は出庫搬送経路データに
基づいて荷受け用コンベヤ3及び入出庫用コンベヤ4を
駆動して入庫又は出庫のための搬送作業を行わせるよう
になっている。
【0034】各制御装置22〜24は、その搬送作業が
完了すると、搬送経路データに基づいて次に駆動すべき
搬送機器を判断し、その搬送機器を制御する制御装置2
2〜24に搬送指示データとともに、搬送経路データ及
び荷データを出力する。
【0035】各制御装置22〜24は、搬送経路データ
に基づいて自己の行った搬送作業が最終の搬送作業であ
ると判断すると、在庫管理コンピュータ21に完了信号
を出力する。
【0036】次に、上記のように構成した搬送制御シス
テムの作用及び効果について説明する。例えば自動倉庫
1から荷Wを出庫する場合について説明する。図1,図
2に示すように、端末装置29から、出庫要求データが
在庫管理コンピュータ21に出力されると、在庫管理コ
ンピュータ21は出庫要求データに基づいて荷Wを自動
倉庫1から出庫するための出庫搬送経路データを作成す
る。
【0037】更に、在庫管理コンピュータ21は、出庫
作業を行うために、各搬送機器、即ち、入出庫用コンベ
ヤ4、有軌道台車M、荷受け用コンベヤ3、スタッカク
レーン6を制御する制御内容を示す出庫搬送指示データ
を作成する。
【0038】在庫管理コンピュータ21は、出庫搬送経
路データに基づいて、最先に駆動するスタッカクレーン
6を制御するクレーン制御装置22に出庫搬送指示デー
タとともに、出庫搬送経路データ及び荷データを出力す
る。
【0039】すると、クレーン制御装置22は、出庫搬
送指示データ及び出庫搬送経路データに基づいてスタッ
カクレーン6にて行う搬送作業の内容を認識し、当該ス
タッカクレーン6にその搬送作業を行わせる。この時、
クレーン制御装置22はスタッカクレーン6を駆動し
て、出庫すべき目的の荷Wを収納部5から取り出し、荷
受け用コンベヤ3へと搬送させる。この作業が完了する
と、クレーン制御装置22はコンベヤ制御装置24に通
信回線Tを介して出庫搬送指示データとともに、出庫搬
送経路データ及び荷データを出力する。即ち、クレーン
制御装置22はコンベヤ制御装置24に対して搬送指示
を行う。
【0040】コンベヤ制御装置24は、これら各データ
を受信すると、出庫搬送指示データ及び出庫搬送経路デ
ータに基づいて荷受け用コンベヤ3にて行う搬送作業の
内容を認識し、当該荷受け用コンベヤ3にその搬送作業
を行わせる。この時、コンベヤ制御装置22は荷受け用
コンベヤ3を駆動して、荷Wを荷受け用コンベヤ3から
有軌道台車Mへと受け渡す。この作業が完了すると、コ
ンベヤ制御装置24は通信回線Tを介して出庫搬送指示
データとともに、出庫搬送経路データ及び荷データを台
車制御装置23に出力する。即ち、コンベヤ制御装置2
4は台車制御装置23に搬送指示を行う。
【0041】台車制御装置23は、これら各データを受
信すると、出庫搬送指示データ及び出庫搬送経路データ
に基づいて台車制御装置23にて行う搬送作業の内容を
認識し、当該有軌道台車Mにその搬送作業を行わせる。
この時、台車制御装置23は有軌道台車Mを駆動して、
荷Wを入出庫用コンベヤ4へと受け渡す。この作業が完
了すると、台車制御装置23はコンベヤ制御装置24に
通信回線Tを介して出庫搬送指示データとともに、出庫
搬送経路データ及び荷データを出力する。
【0042】コンベヤ制御装置24は、これら各データ
を受信すると、出庫搬送指示データ及び出庫搬送経路デ
ータに基づいて入出庫用コンベヤ4にて行う搬送作業の
内容を認識し、当該入出庫用コンベヤ4にその搬送作業
を行わせる。この時、コンベヤ制御装置24は入出庫用
コンベヤ4を駆動して、例えば所定の出庫位置まで荷W
を搬送する。この搬送作業が完了すると、コンベヤ制御
装置24は完了信号を在庫管理コンピュータ21に出力
する。
【0043】在庫管理コンピュータ21は、コンベヤ制
御装置24から完了信号を受信すると、前記出庫要求デ
ータに基づく出庫作業のための搬送作業が完了したとし
て、次の入庫又は出庫要求データに基づく搬送作業を開
始する。
【0044】次に、入庫作業の場合について説明する。
入庫作業は、出庫作業の場合と基本的に同様な制御によ
って行われる。即ち、在庫管理コンピュータ21は、端
末装置29からの入庫要求データに基づいて入庫搬送指
示データ及び入庫搬送経路データを作成し、最先に駆動
する入出庫用コンベヤ4を制御するコンベヤ制御装置2
4に前記入庫搬送指示データ、入庫搬送経路データ及び
荷データを通信回線Tを介して出力する。以下、荷Wの
搬送とともに、入庫搬送指示データ、入庫搬送経路デー
タ及び荷データは通信回線Tを介して台車制御装置2
3、コンベヤ制御装置24、クレーン制御装置22の順
に順次出力されることによって、入庫作業が行われる。
そして、最終の搬送作業を行うスタッカクレーン6を駆
動するクレーン制御装置22が在庫管理コンピュータ2
1に完了信号を出力することにより、入庫作業は完了す
る。
【0045】本実施の形態によれば、下記(イ)〜
(ハ)に示す特徴(効果)を有する。 (イ)同一の通信回線Tに在庫管理コンピュータ21及
び各制御装置22〜24が接続されているので、在庫管
理コンピュータ21と、各制御装置22〜24との間、
更には、各制御装置22〜24同士間で各種のデータの
通信を直接行うことができる。従って、荷Wの搬送作業
時等において、荷Wを搬送するための各種のデータを、
迅速に通信することができ、荷Wの搬送作業を迅速に行
うことができる。このため、自動倉庫1に対する入庫及
び出庫作業を迅速且つ効率良く行うことができる。
【0046】(ロ)同一の通信回線Tに在庫管理コンピ
ュータ21及び各制御装置22〜24が接続されている
ので、各搬送機器22〜24は、当該搬送機器22〜2
4に入力された搬送指示データ及び搬送経路データを、
次に駆動すべき搬送機器を制御する制御装置22〜24
に直接出力することができる。従って、従来技術に示す
同期制御装置のように、各制御装置22〜24に同期を
とって搬送指示を送る装置が不用となり、荷Wの搬送制
御のシステムを簡略化できる。又、従来、この同期につ
いて、同期制御装置を使用せず、例えば在庫管理コンピ
ュータにて行うシステムも提案されているが、そのシス
テムに比べて、在庫管理コンピュータの負荷を低減でき
る。
【0047】(ハ)この搬送システム1において、例え
ば搬送機器を増やすことによって拡張する場合には、増
やした搬送機器を制御する制御装置(この制御装置は前
記制御装置22〜24と同様の制御を行うことができる
ものとする。)を単に通信回線Tに接続するだけでよ
い。従って、搬送システム1の拡張性を向上できる。更
に、異常が発生した搬送機器は、例えばその搬送機器を
制御する制御装置ごと取り外して修理することができる
ので、メンテナンス性を向上できる。
【0048】(ニ)本実施の形態では、従来技術のよう
に同期制御装置が各搬送機器に対する搬送指示を行わ
ず、各制御装置22〜24がそれぞれ独立して搬送作業
完了と同時に、次の搬送作業を行わせる制御装置22〜
24に対して搬送指示を行っている。このため、例えば
従来では同期制御装置に異常が起きると、荷Wの搬送作
業が中止されてしまう。しかし、本実施の形態では、同
期制御装置の作用を在庫管理コンピュータ21や各制御
装置22〜24に分散することによって、同期制御装置
を不用とし、少ない装置で、即ち、異常の要因を極力減
らした状態で搬送システム1を制御できる。従って、搬
送システム1の信頼性を向上できる。
【0049】(ホ)前記通信回線Tによって、前記搬送
指示データ及び搬送経路データとともに、荷データが通
信される。従って、各制御装置22〜24は、荷Wの搬
送作業時において、荷データに基づいてどの荷Wを搬送
しているかを認識できる。即ち、例えば各制御装置22
〜24のキーボードを操作して、ディスプレイに現在搬
送中の荷データを表示させることにより、作業者は容易
に搬送中の荷Wの荷データ確認することができる。
【0050】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して次のように実施してもよい。 (1)上記実施の形態において、図4に示すように、経
路管理装置31を通信回線Tに接続してもよい。この経
路管理装置31では、搬送経路データが作成され、在庫
管理コンピュータ21の負荷を低減できる。
【0051】(2)上記実施の形態では、バス型の通信
回線Tを使用したが、環状のリング型の通信回線を使用
してもよい。 (3)上記実施の形態において、自動倉庫1を使用せ
ず、例えば有軌道台車Mやコンベヤ3,4等のみで、搬
送システムを構成してもよい。更に、例えば無人フォー
クリフト等を搬送機器として使用してもよい。
【0052】(4)上記実施の形態において、荷Wに荷
Wの品番及び数量等を示す荷データを記載したバーコー
ドを取着し、そのバーコードに基づいて各制御装置22
〜24が荷データを認識するようにしてもよい。即ち、
各搬送機器に、対応する制御装置22〜24に接続され
たバーコードリーダを設け、当該荷Wの搬送機器への搬
送時には、バーコードリーダにて荷Wのバーコードを読
み取り、各制御装置22〜24に荷データが入力され
る。又、IDタグに荷データと搬送経路データとを持た
せてもよい。
【0053】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1)請求項2記載の搬送制御システムにおいて、各制
御装置22〜24にはディスプレイが設けられ、当該デ
ィスプレイには各種データが表示されるようにした搬送
制御システム。この搬送制御システムによれば、作業者
はディスプレイを視認することによって、例えば搬送中
の荷Wの荷データ等を容易に確認できる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、同一の通信回線に在庫管理手段及び各搬送制
御手段が接続されているので、搬送指示データ及び搬送
経路データを通信回線を介して各搬送制御手段間にて通
信できる。従って、各搬送制御手段間での通信を効率良
く行うことができ、荷の搬送作業を迅速に行うことがで
きる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、搬送指示デ
ータ及び搬送経路データとともに、荷データが通信され
るので、各搬送制御手段は荷データに基づいて搬送中の
荷の荷データを確実に確認できる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、自動倉庫に
対する入庫及び出庫作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 搬送システムを示す概略構成図。
【図2】 搬送制御システムを示す電気ブロック図。
【図3】 搬送制御システムにおいて各制御装置に対し
て搬送指示を行う制御方法を示す説明図。
【図4】 別例における搬送制御システムを示す電気ブ
ロック図。
【図5】 従来例における搬送システムを示す概略構成
図。
【図6】 従来例における搬送制御システムにおいて各
制御装置に対して搬送指示を行う制御方法を示す説明
図。
【符号の説明】
1…搬送システム、2…自動倉庫、3…搬送機器として
の荷受け用コンベヤ、4…搬送機器としての入出庫用コ
ンベヤ、6…搬送機器及びクレーン装置としてのスタッ
カクレーン、21…管理制御手段としての在庫管理コン
ピュータ、22…搬送制御手段としてのクレーン制御装
置、23…搬送制御手段としての台車制御手段、24…
搬送制御手段としてのコンベヤ制御手段、M…搬送機器
としての有軌道台車、W…荷、T…通信回線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を搬送する複数の搬送機器と、 前記搬送される荷を管理し、荷の搬送を要求する要求デ
    ータに基づいて、当該荷を搬送させる経路を示す搬送経
    路データ及び各搬送機器に搬送作業を行わせるための搬
    送指示データを作成する管理制御手段と、 前記搬送機器を搬送指示データに基づいて制御する搬送
    制御手段とを備えた搬送制御システムにおいて、 前記各搬送制御手段と、管理制御手段とは同一の通信回
    線にて接続し、 前記管理制御手段は、搬送経路データに基づいて最先に
    搬送作業を行う搬送機器を制御する搬送制御手段に搬送
    指示データ及び搬送経路データを前記通信回線を介して
    通信し、 前記搬送制御手段は、搬送指示データに基づく搬送機器
    での搬送作業が完了すると、搬送経路データに基づいて
    判断した次の搬送作業を行う搬送機器を制御する搬送制
    御手段に、前記通信回線を介して搬送経路データ及び搬
    送指示データを通信する搬送制御システム。
  2. 【請求項2】 前記管理制御手段及び搬送制御手段は、
    搬送される荷の荷データを搬送指示データ及び搬送経路
    データと共に前記通信回線を介して通信するようにした
    請求項1記載の搬送制御システム。
  3. 【請求項3】 前記搬送機器は自動倉庫にて荷を搬送す
    るクレーン装置を、前記搬送制御手段は当該クレーン装
    置を制御するためのクレーン制御装置を備え、前記荷の
    搬送作業によって自動倉庫に対して入庫作業及び出庫作
    業が行われる請求項1又は2記載の搬送制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109720768A (zh) * 2018-12-26 2019-05-07 广东嘉腾机器人自动化有限公司 仓储系统的通讯方法及存储装置及仓储系统
CN114901570A (zh) * 2020-02-28 2022-08-12 欧姆龙株式会社 控制装置及搬送系统

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