JP3914353B2 - 自動倉庫の入出庫制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、生産ライン等における効率的な物流を実現するために、物品を格納するための複数の格納部と、入庫口および出庫口と、物品を入庫口から格納部に移動させ、かつ、格納部から出庫口に移動させるための移動手段とを備えた自動倉庫において、該自動倉庫へ入出庫作業指示をする搬送制御装置とを備えた自動倉庫の入出庫制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、生産ラインや組立ラインなど、例えば、車輌組立ラインの様に予め加工あるいは組立がなされた複数種の物品(以下「ワーク」と呼ぶ)を組立ラインに供給するにあたり、予め加工あるいは組立がなされた複数種のワークを一旦ワーク格納庫に種類別に入庫し、組立ラインの要求に応じてワーク格納庫に入庫されているワークを選択的にワーク格納庫から出庫し、出庫されたワークを組立ラインへと搬送するように構成された自動倉庫が知られている。
【0003】
このような自動倉庫の制御方法については、例えば、特開平7−25425号公報に開示されているように、ワークの入庫作業に際しては、格納部のワーク有・無情報により自動倉庫の入庫口から最短時間で入庫可能な空き収納部を検索して最初に検出される空き収納部への入庫を指示し、ワークの出庫作業に際しては、格納部の在庫情報により必要とされるワークと同種のワークであり、かつ、最先に入庫されたワークの出庫を指示するようにされている。このようにして、ワークの入出庫作業の1サイクルに要される時間の短縮を図り、自動倉庫を効率的に稼働させる方法が提案されている。
【0004】
ところで、従来の自動倉庫の制御方法は、一般に入庫口と出庫口がそれぞれ1つである自動倉庫を対象としているため、自動倉庫に対しては、入庫口もしくは出庫口の在荷状態に変化があった時に、入庫作業もしくは出庫作業を指示するようにされていた。しかしながら、近年、ワークの出し入れが頻繁に行われる自動倉庫においては、ワーク格納部に複数の入庫口と出庫口をもつ形態が一般的であり、更に、搬送装置の走行経路がワーク格納部を挟んで複列に構成されているものがある。
【0005】
このような自動倉庫の入出庫制御では、自動倉庫に対して1度に指示する作業内容が多くなるため、どのワークを入庫作業もしくは出庫作業の対象にするかを自動倉庫に作業指示することが、効率面で非常に重要な要素とされている。また、ワーク格納部が複数の搬送装置の走行経路に挟まれているいることから、ワークを出庫する際の出庫口の選択も重要な要素とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方式によると、ワークの入庫時に入庫棚を決定するために空き棚を検索する場合、入庫口が複数あるために入庫口から棚までの距離は入庫口毎に異なり、必ずしも入庫口から最短距離の空き棚を見つけることはできないという問題があった。また、無人搬送車などの搬送装置により自動倉庫の入庫口にワークを降ろす際に、入庫口に入庫作業待ちのワークがあった場合、搬送してきたワークを降ろせないことによる搬送ロスが発生するという問題点があった。
【0007】
上記問題点に鑑み、本発明は、それぞれ少なくとも1つ以上の入庫口と出庫口を有する自動倉庫に対して効率的な作業指示を与えるとともに、無人搬送車などの搬送装置の稼働率向上が図れる自動倉庫の入出庫制御システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物品を格納するための複数の格納部と、物品を自動倉庫に入庫する際および自動倉庫から出庫する際に一時的に待機させるための、複数の入庫口および少なくとも1つ以上の出庫口と、物品を入庫口から格納部に移動させ、かつ、格納部から出庫口に移動させるための移動手段とを備えた自動倉庫において、自動倉庫から出庫されて搬送された物品を処理する生産装置と、自動倉庫の入庫口に物品を卸すため搬送しかつ出庫口および生産装置との間で物品の搬送を行うための搬送装置と、該自動倉庫へ入出庫作業指示をする搬送制御装置とを備え、該搬送制御装置は、自動倉庫から送信される格納部の在荷情報および入庫口および出庫口の在荷情報と、前記搬送装置から送信される入庫口への物品卸し待ち情報と、生産装置から送信される物品の搬入を要求する搬入要求情報とを受信して、これら受信した情報に基づき、自動倉庫に入出庫作業指示をすると共に、自動倉庫へ物品を入庫する場合に、入庫口の在荷情報および搬送装置の卸し待ち搬送情報に基づき、複数の入庫口で格納部への移動待ちの物品がある場合は先に入庫口に置かれた物品の格納部への移動作業を優先して行い、特に入庫口に入庫作業待ちの物品があるために物品をその入庫口に卸すことができない搬送装置がある場合は、その入庫口の物品の格納部への移動作業を最優先で行うように自動倉庫に対して入庫作業指示することを特徴とする自動倉庫の入出庫制御システムである。
【0009】
本発明の1つの態様として、自動倉庫には、出庫口が複数設けられており、前記搬送制御装置は、自動倉庫から物品を出庫する場合に、格納部の在荷情報および出庫口の在荷情報に基づき、複数の出庫口のうちで物品が格納されている格納部から最も近い出庫口を検索し、この検索した出庫口から出庫するように自動倉庫に対して出庫作業指示をすることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の他の態様として、前記搬送制御装置は、自動倉庫へ物品を入庫する場合に、格納部の在荷情報と、入庫口の在荷情報に基づき、複数の格納部のうちで入庫口から最も近い空き格納部を検索し、この検索した格納部に物品を移動させるように自動倉庫に対して入庫作業指示をすることを特徴とするものを含む。
【0012】
更に、本発明の1つの態様として、自動倉庫から生産装置に現時点以後に出庫する出庫待ち物品のリストを記憶する記憶部を設けており、前記搬送制御装置は、現時点で搬送手段からの卸し待ち情報、または、生産装置からの搬入要求によっては、自動倉庫に対して指示する入出庫作業が無い場合、上記リストに基づき出庫待ちになっている物品を現在の格納部から出庫口に移動する前に出庫口近くの空き格納部に移動させておく移動作業を、自動倉庫に対して指示することを特徴とするものを含む。
【0013】
本発明による自動倉庫の入出庫制御システムによれば、自動倉庫に入出庫作業指示をする搬送制御装置が、自動倉庫から送信される格納部の在荷情報および入庫口および出庫口の在荷情報と、前記搬送装置から送信される入庫口への物品卸し待ち情報と、生産装置から送信される物品の搬入を要求する搬入要求情報とを受信して、これら受信した情報に基づき、自動倉庫に入出庫作業指示をするので、無人搬送車などの搬送装置及び生産装置の稼働率向上も考慮した自動倉庫の入出庫制御が可能となり、生産ライン等で効率的な物流を実現することができる。
また、前記搬送制御装置を、自動倉庫へ物品を入庫する場合に、入庫口の在荷情報および搬送装置の卸し待ち搬送情報に基づき、複数の入庫口で格納部への移動待ちの物品がある場合は先に入庫口に置かれた物品の格納部への移動作業を優先して行い、特に入庫口に入庫作業待ちの物品があるために物品をその入庫口に卸すことができない搬送装置がある場合は、その入庫口の物品への移動作業を最優先で行うように自動倉庫に対して入庫作業指示するようにしたことにより、搬送装置の卸し待ちの発生を抑えることができ、搬送装置の卸し待ちが発生した場合でも迅速に解消することができるため、搬送ロスの低減を図ることができる。
【0014】
本発明において、前記搬送制御装置を、自動倉庫からワークを出庫する場合に、格納部の在荷情報および出庫口の在荷情報に基づき、複数の出庫口のうちで物品が格納されている格納部から最も近い出庫口を検索し、この検索した出庫口から出庫するように自動倉庫に対して出庫作業指示するようにしたことにより、出庫作業のサイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0015】
また、前記搬送制御装置を、自動倉庫へワークを入庫する場合に、格納部の在荷情報と、入庫口の在荷情報に基づき、複数の格納部のうちで入庫口から最も近い空き格納部を検索し、この検索した格納部に物品を移動させるように自動倉庫に対して入庫作業指示するようにしたことにより、入庫口から最も近い空き収納部に入庫することができ、入庫作業のサイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0017】
更に、前記搬送制御装置が、現時点で搬送手段からの卸し待ち情報、または、生産装置からの搬入要求によっては、自動倉庫に対して指示する入出庫作業が無い場合、上記リストに基づき出庫待ちになっている物品を現在の格納部から出庫口に移動する前に出庫口近くの空き格納部に移動させておく移動作業を、自動倉庫に対して指示するようにしたことにより、出庫作業のサイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動倉庫の入出庫制御システムを示す全体図である。図2は、自動倉庫の入出庫口と棚番号を示す説明図である。
本実施形態は、図1、図2に示すように、複数のワーク(物品:図示せず)を格納するための複数の棚(図示せず)が設置された格納部1(1a、1b)と、ワークを自動倉庫5(5a、5b)に入庫する際および自動倉庫5から出庫する際に一時的に待機させるための、それぞれ複数の入庫口2(2a、2b、2c、2d)および(少なくとも1つ以上の)出庫口3(3a、3b、3c、3d)と、物品を入庫口2から格納部1に移動させ、かつ、格納部1から出庫口3に移動させるためのクレーン装置(移動手段)とを備えた自動倉庫5(5a、5b)に係るものである。
そして、自動倉庫5から出庫されて搬送されたワークを処理する生産装置7(7a、7b、7c、7d)と、自動倉庫7の入庫口に物品を卸すため搬送しかつ出庫口および生産装置との間でワークの搬送を行うための搬送装置4(4a、4b、4c、4d、4e)と、該自動倉庫5へ入出庫作業指示をする搬送制御装置6とを備え、該搬送制御装置6は、自動倉庫5から送信される格納部1の在荷情報および入庫口2および出庫口3の在荷情報と、前記搬送装置4から送信される入庫口2へのワーク卸し待ち情報と、生産装置7から送信されるワークの搬入を要求する搬入要求情報とを受信して、これら受信した情報に基づき、自動倉庫に入出庫作業指示をする自動倉庫の入出庫制御システムである。
【0019】
図1のブロック図に示すように、前記搬送制御装置6は、送受信部8、記憶部9、制御部10を備えている。前記送受信部8は、自動倉庫5及び搬送装置4、生産装置7との間での情報の送受信を行う。記憶部9は、自動倉庫5や搬送装置4を制御するのに必要となるデータを格納する場所であり、送受信部8が受け取った情報をデータとして記憶部内(図示せず)に記憶される。制御部10は、送受信部8が受け取った情報から必要に応じて記憶部内のデータを更新したり、そのデータを用いて自動倉庫5や搬送装置4に指示する作業を作成し、送受信部8を介して作業指示を行うものである。前記搬送装置4は、自動倉庫5aを挟んで対向して設置された走行経路11a、11bに沿って、搬送装置4a、4b、4dと搬送装置4d、4eが各々走行するようにされている。前記生産装置7は、各々前記走行経路11a、11bを挟んで前記自動倉庫5aと対向する位置に2個所ずつ生産装置7a、7b及び7c、7dが設置されている。
【0020】
図2は、自動倉庫5aの入庫口2と出庫口3と棚番号を示す説明図であり、本発明における1実施形態である。
【0021】
自動倉庫5aを制御するための各データは、出庫待ちワークリスト、入出庫口在荷状態テーブル、棚在荷情報テーブル、装置ブロックテーブル、入庫優先棚テーブル、出庫優先棚テーブルがあり、搬送制御装置6の記憶部9に格納されている。以下、各データについて説明する。
【0022】
図3は、出庫待ちワークリストを示す説明図である。出庫待ちワークリストには、「自動倉庫名称」、「ワークID」、「棚番号」、「搬入先装置」、「出庫可能出庫口」、「搬入要求時刻」の情報がある。
【0023】
前記搬送制御装置6は、生産装置7から送信される搬入要求を受信すると、受信情報中の「ワークID」を検索キーとして、後述する棚在庫情報テーブルから、「自動倉庫名称」、「棚番号」を取得し、「自動倉庫名称」と「生産装置名称」を検索キーとして、後述する装置ブロックテーブルから、「出庫可能出庫口」を取得して、新たに出庫待ちワークリストに登録する。ここで、出庫待ちワークリストにあるワークの出庫作業を自動倉庫5aに指示した際は、該当ワークを出庫待ちワークリストから削除する。ここで、棚番号とは自動倉庫5aの棚毎につけられた番号である。
【0024】
図4は、入出庫口在荷状態テーブルを示す説明図である。入出庫在荷状態テーブルには、「自動倉庫名称」、「入出庫口名称」、「ワークID」、「在荷時間」、「搬送装置卸し待ちフラグ」の情報がある。
【0025】
前記搬送制御装置6は、自動倉庫5aから送信される入出庫口の在荷情報、無人搬送車などの搬送装置4から送信される卸し待ち情報を受信した場合にデータを更新する。ここでの「搬送装置卸し待ちフラグ」は、入庫口2で卸し待ちとなっている搬送装置4があれば、その入庫口2の「搬送装置卸し待ちフラグ」は“Y”となり、その他の場合は“N”となる。
【0026】
図5は、棚在荷情報テーブルを示す説明図である。棚在荷情報テーブルには、「自動倉庫名称」、「棚番号」、「ワークID」の情報がある。
【0027】
前記搬送制御装置6は、自動倉庫5aから入庫作業、出庫作業、移動作業の各作業完了の報告を受信した時と、自動倉庫5aに対して移動作業を指示した時に、データの更新を行う。「ワークID」の情報がない棚(例えば、図5、棚在荷情報テーブルの自動倉庫5aの棚番号102)については空き棚である。
【0028】
図6は、装置ブロックテーブルを示す説明図である。装置ブロックテーブルには、「装置名称」、「出庫口」、「走行経路」の情報があり、更新は行わない。「走行経路」は、装置が接する搬送装置走行経路の情報であり、図1の自動倉庫5aのように、複数の走行経路に接する装置については、入出庫口毎に走行経路の設定を行う。複数の走行経路にまたがる自動倉庫5aから、生産装置7にワークを搬送するときは、搬入要求のあった生産装置7(a〜d)と同一走行経路にある出庫口3(a〜d)を選択して出庫しなければならず、出庫可能な出庫口3(a〜d)がどれであるかを装置ブロックテーブルから決定する。
【0029】
図7は、入庫優先棚テーブルを示す説明図である。入庫優先棚テーブルには、「自動倉庫名称」、「入庫口名称」、「棚番号」、「優先順位」等の情報があり、更新は行わない。「優先順位」については、値が小さいほど該当入庫口と該当棚の距離が近いという意味になっている。この入庫優先棚テーブルは、入庫作業指示時の入庫棚決定に用いられる。
【0030】
図8は、出庫優先棚テーブルを示す説明図である。出庫優先棚テーブルには、「自動倉庫名称」、「出庫口名称」、「棚番号」、「優先順位」の情報があり、更新は行わない。「優先順位」については、値が小さいほど該当出庫口と該当棚の距離が近いという意味になっている。この出庫優先棚テーブルは、出庫作業指示時の出庫棚決定と移動作業指示時の移動棚選択に用いられる。
【0031】
図9は、本発明に係る自動倉庫の入出庫制御システムにおける作業指示処理手順を示すフローチャートである。以下順次作業指示処理手順について説明する。
【0032】
はじめに、前記搬送制御装置6は、生産装置7から送信されるワークの搬入要求、自動倉庫5aから送信される入出庫口の在荷情報、無人搬送車などの搬送装置4から送信される卸し待ち情報を受信する度にこの処理を開始する。
【0033】
まず、S1で、生産装置7からワークの搬入要求を受信した場合、出庫待ちワークリストを更新し、自動倉庫5aから送信される入出庫口の在荷情報または無人搬送車などの搬送装置4から送信される卸し待ち情報を受信した場合、入出庫在荷状態テーブルを更新する。
【0034】
次に、S2で、対象の自動倉庫5aに空き棚があるかについて棚在荷情報テーブルのデータをもとに判断する。ここで、空き棚がある場合は、S3にて自動倉庫5aが作業中であるかを判断する。自動倉庫5aが作業中であれば、S4で自動倉庫5aの作業完了待ちの状態になり、自動倉庫5aには作業を指示しない。自動倉庫5aが作業中でなければ、S5にて卸し待ちの搬送装置4があるかを入出庫口在荷状態テーブルにより確認する。
【0035】
S3での判断は、搬送制御装置6が自動倉庫5aに対し作業指示を送信したが、自動倉庫5aから作業完了報告が送信されなければ、自動倉庫5aは作業中ということになる。また、自動倉庫5aから作業完了報告を受信した後、自動倉庫5aに対して新たな作業指示を送信していなければ、自動倉庫5aは待機中ということになる。この場合、自動倉庫5aの作業が完了後、新たな作業を指示することになる。
【0036】
例えば、図4の入出庫口在荷状態テーブルに示す自動倉庫5aの入庫口2bのように搬送装置卸し待ちフラグが“Y”となっている入出庫口は、入庫待ちの搬送装置4があることになる。従って、S5で卸し待ちの搬送装置4があれば、S6で入庫のワークを選択する。
【0037】
また、図4のように、搬送装置が卸し待ちとなっている入庫口が2bの1つだけであれば、S6で入庫作業としてこのワーク(例では、ワークID FX13)を選択すればよいが、搬送装置卸し待ちとなっている入庫口が複数存在する場合は、その中から入庫口での在荷時間が最も長いワークを入庫作業として選択する。入庫のワークを選択した後は、S7で棚在荷情報テーブル、入庫優先棚テーブルを参照のうえ入庫棚を決定する。
【0038】
更に、自動倉庫5aの入庫作業として選択したワークが入庫口2bに置かれていれば、入庫優先棚テーブルの自動倉庫名称5a入庫口名称2bで、優先順位1の棚(図6の例の場合、棚番号207)から順に空き棚を検索する。空き棚であるかの判断は、棚在荷情報テーブルのデータをもとに行う。
【0039】
こうして、入庫棚が決定したら、S8において自動倉庫5aに対して入庫作業を指示し、S9で入庫口在荷テーブルのデータを更新する。次に、S10において自動倉庫5aがワークの入庫作業を終え、自動倉庫5aからの入庫作業完了の報告を受けたら、S11で棚在荷情報テーブルのデータを更新し、再びS3に戻り、自動倉庫5aが作業中かを確認して次の処理に進む。
【0040】
ここで、前に戻り、S2で自動倉庫5aに空き棚がないと判断した場合は、S12において出庫待ちワークリストに登録されたワークがあるかを判断する。まず、出庫待ちワークリストにワークがない場合について説明する。
【0041】
S20でワークの置かれた入庫口があり、S21で自動倉庫5aに空き棚がある場合は、S6の入庫ワークの選択以降、入庫作業指示の処理となる。
【0042】
次に、S12において出庫待ちワークリストにワークがある場合について、以下に示す。まず、S13で出庫待ちワークリストの出庫可能出庫口と入出庫口在荷情報テーブルの入庫口の在荷状態から、出庫可能なワークがあるかを判断する。
【0043】
出庫可能なワークがある場合、S14にて出庫のワークを選択する。出庫ワークの選択方法は、出庫可能なワークの中から最先に生産装置から搬入要求のあったワークを選択しても良いし、生産装置7の稼働状態やタクトタイムを考慮して、ワークの搬送優先度を決定し、その搬送優先度に基づいて、ワークを選択するようにしても良い。次に、S15で出庫口を決定する。出庫口の決定方法は、出庫可能な出庫口が1つである場合はその出庫口とし、複数存在する場合は出庫優先棚テーブルより、該当のワークが入っている棚から最も近い出庫口とする。こうして、出庫口が決定したら、S16にて自動倉庫5aに対して出庫作業がワークの出庫作業を指示し、S17で出庫待ちワークリストと棚在荷情報テーブルのデータを更新する。自動倉庫5aがワークの出荷作業を終え、S18で自動倉庫5aからの出庫作業完了の報告を受けたら、S19にて入出庫口在荷状態テーブルのデータを更新し、再びS3に戻り、自動倉庫5aが作業中かどうかを確認し、次の処理に進む。
【0044】
次に、S13にて出庫可能なワークがない場合、S20にてワークの置かれた入庫口があるかどうかの判断する。S20でワークの置かれた入庫口がない場合、または、S21で自動倉庫5aに空き棚がない場合は、S22にて出庫待ちワークリストにワークがあるかどうかを確認する。出庫待ちワークリストにワークがある場合は、S23で出庫待ちワークリストの中から移動するワークを選択し、S24にて移動棚を選択する。
【0045】
ここで、移動するワークの選択方法は、最先に生産装置7からの搬入要求があったワークを選択しても良く、また、前述の搬送優先度により選択しても良い。また、移動棚の決定方法は、出庫棚優先テーブルと棚在荷情報テーブルにより、出庫口に最も近い空き棚を検索し決定する。
【0046】
移動のワークと移動棚が決定したら、S25にて移動することにより出庫口に近くなるかどうかを出庫棚優先テーブルの情報をもとに判断する。出庫口に近くなる場合は、S26で自動倉庫5aに対して移動作業を指示し、S27にて棚在荷情報テーブルから該当ワークのデータを削除する。
【0047】
自動倉庫5aがワークの移動作業が終了し、S28において自動倉庫5aからの移動作業終了の報告を受けたら、S29にて棚在荷情報テーブルに該当ワークを登録して、再びS3に戻り、自動倉庫5aが作業中かどうかを確認して、次の処理に進む。
【0048】
次に、S22で出庫待ちワークリストにワークがない場合、または、S25で移動することにより出庫口が近くならない場合は、処理終了となる。ここで、生産装置から送信されるワークの搬入要求、自動倉庫5aから送信される入出庫口の在荷情報、無人搬送車などの搬送装置から送信される卸し待ち情報を受信すると、再び処理を開始する。
【0049】
【発明の効果】
以上により、本発明によれば、ワーク格納部に複数の入庫口と出庫口を持ち、搬送装置の走行経路がワーク格納部を挟んで複列に構成され、更に、ワークの入出庫が頻繁に行われる自動倉庫であっても、ワークの格納部の在荷情報、ワークの入出庫情報、入出庫口在荷情報、搬送装置の搬送情報を含む各テーブル管理を行うことにより、効率的な作業指示を与えることができ、更に、無人搬送車などの搬送装置の搬送ロス低減が図れるため、高効率な物流を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動倉庫の入出庫制御システムを示す全体図である。
【図2】自動倉庫の入出庫口と棚番号を示す説明図である。
【図3】出庫待ちワークリストを示す説明図である。
【図4】入出庫口在荷状態テーブルを示す説明図である。
【図5】棚在荷情報テーブルを示す説明図である。
【図6】装置ブロックテーブルを示す説明図である。
【図7】入庫口優先棚テーブルを示す説明図である。
【図8】出庫口優先棚テーブルを示す説明図である。
【図9】本発明に係る自動倉庫の入出庫制御システムにおける作業処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a、1b 格納部
2、2a〜2d 入庫口
3、3a〜3d 出庫口
4、4a〜4e 搬送装置
5、5a、5b 自動倉庫
6 搬送制御装置
7、7a〜7d 生産装置
8 送受信部
9 記憶部
10 制御部
11a、11b 走行経路

Claims (4)

  1. 物品を格納するための複数の格納部と、物品を自動倉庫に入庫する際および自動倉庫から出庫する際に一時的に待機させるための、複数の入庫口および少なくとも1つ以上の出庫口と、物品を入庫口から格納部に移動させ、かつ、格納部から出庫口に移動させるための移動手段とを備えた自動倉庫において、
    自動倉庫から出庫されて搬送された物品を処理する生産装置と、
    自動倉庫の入庫口に物品を卸すため搬送しかつ出庫口および生産装置との間で物品の搬送を行うための搬送装置と、
    該自動倉庫へ入出庫作業指示をする搬送制御装置とを備え、
    該搬送制御装置は、自動倉庫から送信される格納部の在荷情報および入庫口および出庫口の在荷情報と、前記搬送装置から送信される入庫口への物品卸し待ち情報と、生産装置から送信される物品の搬入を要求する搬入要求情報とを受信して、これら受信した情報に基づき、自動倉庫に入出庫作業指示をすると共に、
    自動倉庫へ物品を入庫する場合に、入庫口の在荷情報および搬送装置の卸し待ち搬送情報に基づき、複数の入庫口で格納部への移動待ちの物品がある場合は先に入庫口に置かれた物品の格納部への移動作業を優先して行い、特に入庫口に入庫作業待ちの物品があるために物品をその入庫口に卸すことができない搬送装置がある場合は、その入庫口の物品の格納部への移動作業を最優先で行うように自動倉庫に対して入庫作業指示することを特徴とする自動倉庫の入出庫制御システム。
  2. 自動倉庫には、出庫口が複数設けられており、
    前記搬送制御装置は、自動倉庫から物品を出庫する場合に、格納部の在荷情報および出庫口の在荷情報に基づき、複数の出庫口のうちで物品が格納されている格納部から最も近い出庫口を検索し、この検索した出庫口から出庫するように自動倉庫に対して出庫作業指示をすることを特徴とする請求項1記載の自動倉庫の入出庫制御システム。
  3. 前記搬送制御装置は、自動倉庫へ物品を入庫する場合に、格納部の在荷情報と、入庫口の在荷情報に基づき、複数の格納部のうちで入庫口から最も近い空き格納部を検索し、この検索した格納部に物品を移動させるように自動倉庫に対して入庫作業指示をすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動倉庫の入出庫制御システム。
  4. 自動倉庫から生産装置に現時点以後に出庫する出庫待ち物品のリストを記憶する記憶部を設けており、
    前記搬送制御装置は、現時点で搬送手段からの卸し待ち情報、または、生産装置からの搬入要求によっては、自動倉庫に対して指示する入出庫作業が無い場合、上記リストに基づき出庫待ちになっている物品を現在の格納部から出庫口に移動する前に出庫口近くの空き格納部に移動させておく移動作業を、自動倉庫に対して指示することを特徴とする請求項1ないし請求項のうちのいずれか1項記載の自動倉庫の入出庫制御システム。
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