JP3797102B2 - 倉庫設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷の自動格納を行う自動倉庫や荷の搬入出に使用されるコンベヤやこれら自動倉庫とコンベヤ間の荷の搬送を行う自走搬送台車などの荷役設備機器を備えた倉庫設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記倉庫設備の構成の一例を図4の配置図に基づいて説明する。
図4の倉庫設備は、荷1を収納する複数の荷収納部(荷収納手段の一例)2を有する棚3と、棚3に沿って一定経路4上を自走し、所定の搬入出口(入出庫位置)と棚3との間で荷1の入出庫を行うスタッカークレーン(荷搬送手段の一例)5と、クレーン5の入出庫位置と荷1の積込み積卸し位置間の荷1の搬送を行う2台の入出庫コンベヤ(荷捌手段の一例)6を備えた6セットの自動倉庫(棚設備の一例)8と、入出庫コンベヤ6と荷1の積込み積卸しを行い、ループ状の一定経路9上を自走して荷1の搬送を行う6台の自走搬送台車(搬送手段の一例)10と、自走搬送台車10と荷1の積込み積卸しを行う荷1の搬入、搬出用の3台のコンベヤ11を備えた4セットのステーション12と、荷1の仮置き場などのエリアとの間で荷1の搬入出を行う搬入出コンベヤ装置13から構成されている。
【0003】
そして図5に示すように、各ステーション12のコンベヤ11はコンベヤ制御装置14にそれぞれ接続され、また各自動倉庫8のクレーン5は光送受信器17を介して、さらに入出庫コンベヤ6は直接自動倉庫の制御装置15にそれぞれ接続されている。また自動倉庫の制御装置15において、棚3の各荷収納部2の荷1の情報(荷1が収納された荷収納部2における荷1を特定するデータ)、すなわち在庫情報が管理されている。
【0004】
そして、各機器の制御装置14,15は統括制御装置18に接続され、この統括制御装置18に、各自走搬送台車10がフィーダ線16を介して無線で接続され、さらに搬入出コンベヤ13が接続されている。またこの統括制御装置18は、図6に示すようにパーソナルコンピュータにより構成され、ディスプレイ装置19と操作用のキーボード20が接続されている。また統括制御装置18において、ステーション12および搬入出コンベヤ13上の荷1の情報、自走搬送台車10上の荷1の情報が管理されている。
【0005】
上記構成により、統括制御装置18は、予め設定された荷1の搬送スケジュールに基づいて、あるいは上位のコンピュータ(図示せず)の搬送指示に基づいて、あるいはキーボード20の操作信号により、荷1の搬送を制御している。すなわち、ステーション12および搬入出コンベヤ13上の荷1の情報、自走搬送台車10上の荷1の情報、あるいは自動倉庫の制御装置15において管理されている在庫情報に基づいて、制御装置14,15に接続された各機器、またはフィーダ線16を介して自走搬送台車10、または搬入出コンベヤ13へ駆動信号を出力して荷1を搬送させ、またそのフィードバック信号により各機器の駆動を確認することによって、荷1の位置を確認し管理情報を更新している。
【0006】
なお、コンベヤ制御装置14を設けずに、各ステーション12のコンベヤ11を統括制御装置18へ接続し、統括制御装置18より各ステーション12のコンベヤ11を制御するようにすることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の倉庫設備では、統括制御装置18において、荷1の情報が壊れて異常が発生してしまうと、どのような荷1を搬送していたか不明となるため、作業者が自動倉庫8のスタッカークレーン5と自走搬送台車10とステーション12と搬入出コンベヤ13を回って荷1をチェックしなければならず、膨大な手間と時間がかかり、復旧に時間がかかるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、管理情報が壊れた場合に復旧を迅速に行うことができる倉庫設備を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、荷を収納する複数の荷収納手段と、この荷収納手段と所定の搬入出口との間で前記荷の搬送を行う荷搬送手段を有し、前記搬入出口において荷の出し入れを行う棚設備と、前記棚設備との間で入出庫を行う荷捌手段を少なくとも備えた倉庫設備であって、
前記荷搬送手段および荷捌手段毎に、搬送中の荷の情報を記憶する記憶手段を有し、この記憶手段により前記荷搬送手段上および荷捌手段上の荷の情報を管理する管理手段を備え、前記管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記荷搬送手段および荷捌手段へ荷の払いだし指令を出力し、荷搬送手段上および荷捌手段上に有る荷を搬出させることを特徴とするものである。
【0010】
上記構成によれば、管理手段において前記記憶部の荷の情報が壊れたことが確認されると、管理手段より荷搬送手段および荷捌手段へ荷の払いだし指令が出力され、荷が荷搬送手段および荷捌手段より搬出される。よって、再搬入を行うことで管理情報を復活させることができる。
【0011】
また請求項2に記載の発明は、荷を収納する複数の荷収納手段と、この荷収納手段と所定の搬入出口との間で前記荷の搬送を行う荷搬送手段を有し、前記搬入出口において荷の出し入れを行う棚設備と、荷を取り扱いを行うステーションと、これら棚設備とステーション間において荷の搬送を行う搬送手段を備えた倉庫設備であって、
前記荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段毎に、搬送中の荷の情報を記憶する記憶手段を有し、この記憶手段により前記荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上の荷の情報を管理する管理手段を備え、前記管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段へ荷の払い出し指令を出力し、前記荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上に有る荷を全て払い出させることを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、管理手段において前記記憶部の荷の情報が壊れたことが確認されると、管理手段より荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段へ荷の払いだし指令が出力され、荷が荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上より搬出される。よって、再搬入を行うことで管理情報を復活させることができる。
【0013】
また請求項3に記載の発明は、上記請求項1または請求項2に記載の発明であって、管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記記憶部の荷の情報を消去することを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、管理手段において前記記憶部の荷の情報が壊れたことが確認されると、管理手段はこの荷の情報を消去し、壊れた荷の情報による荷の搬送を停止する。
また請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、管理手段は、全ての荷が搬出されると、出力した荷の払いだし指令を削除することを特徴とするものである。
【0015】
上記構成によれば、全ての荷が搬出されると、管理手段は出力した、荷の払いだし指令を削除する。
また請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明であって、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出し、または荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しを選択する選択手段を備え、前記管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記選択手段により、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しが選択されているとき、ステーション上および搬送手段上に有る荷を、搬送手段を介して払い出させ、前記選択手段により、荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しが選択されているとき、荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上に有る荷を、前記荷搬送手段および搬送手段を介して全て払い出させることを特徴とするものである。
【0016】
上記構成によれば、管理手段において前記記憶部の荷の情報が壊れたことが確認されると、前記選択手段により、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しが選択されているとき、ステーション上および搬送手段上に有る荷が、搬送手段を介して払い出され、前記選択手段により、荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しが選択されているとき、荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上に有る荷が、前記荷搬送手段および搬送手段を介して全て払い出される。よって、選択手段の設定により、払い出される荷の範囲が設定される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、従来例の図4および図5と同一の自動倉庫設備機器が設備されているものとし、従来例の図4,図5と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態における倉庫設備の統括制御装置の制御構成図である。なお、各機器(3セットのステーション12のコンベヤ11、6台の自走搬送台車10、6セットの自動倉庫8のスタッカークレーン5と2台の入出庫コンベヤ6、搬入出コンベヤ13)は機器上の荷1の有無を検出する在荷検出機能を有しているものとする。
【0019】
従来の統括制御装置18に相当する統括制御装置(管理手段の一例)30は、図1に示すように、
上記各機器上の荷1の情報(荷を特定するデータ)を管理する管理部31と、
制御装置14,15に接続された各機器へ駆動信号を出力し、またはフィーダ線16を介して自走搬送台車10へ駆動信号を出力し、搬入出コンベヤ13へ駆動信号を出力して荷1を搬送させ、そのフィードバック信号により駆動を確認し、荷1の位置を確認して管理部31へ出力し、管理情報を更新させる通常機能(詳細は後述する)と、管理部31において管理情報に異常が生じたときに荷1の払い出しを行う緊急機能(詳細は後述する)を有するシーケンサからなる制御部32と、
ディスプレイ装置19とキーボード20とのデータとの受渡しを行うとともに、制御部32の機能を設定する設定部33
から構成されている。
【0020】
上記管理部31は、図2に示すように、上記各機器に相当するメモリ(記憶手段)41を有し、制御部32からの荷1の位置情報に基づいてメモリ41を更新することにより、荷1の情報を管理しており、何らかの異常によりメモリ41の情報が消去されるなどにより壊れると、管理異常のデータを制御部32へ出力する。メモリ41は、機器名と搬送中の荷1のコードから構成されている(荷1を搬送していないときは、“0”が記憶される)。上記異常とは、通常でないことを示し、トラブル、停電等である。
【0021】
また上記設定部33には、設定の一つとして、キーボード19を使用した選択によって、3セットのステーション12のコンベヤ11、6台の自走搬送台車10、搬入出コンベヤ13上の荷1を払い出す「周辺払い出しモード」と、さらに自動倉庫8のスタッカークレーン5と2台の入出庫コンベヤ6を加えた搬送中の荷1を全て払いだす「全体払い出しモード」の一つが選択されることにより“払い出しモード”が設定されており、この払い出しモードは制御部32へ出力される。
【0022】
上記統括制御装置30の制御部32の通常機能を各機器の動作とともに詳細に説明する。なお、制御部32は、各機器の在荷データにより各機器上の荷1の有無を確認し、各機器からのフィードバック信号に応じて各機器上の荷1のデータを管理部31へ出力している(管理部31はこの情報により管理情報を更新する)。
「荷1の搬出」
荷1の搬出に際しては、予め設定された荷1の搬送スケジュールまたは上位のコンピュータ(図示せず)からの搬送指示に基づく、あるいはキーボード20の操作信号による荷1の搬出指示(荷1を特定するデータと搬出先のステーション12の位置からなる)に基づいて、自動倉庫の制御装置15に記憶された在庫管理情報より荷1を収納した棚3の荷収納部2(棚位置)を求め、指示された荷1の棚位置を認識し、対応する自動倉庫8へ搬出指示(荷1を特定するデータおよび出庫する入出庫コンベヤ6のデータを含む)を出力する。
【0023】
自動倉庫8は、スタッカークレーン5において指示された荷1の出庫を実行させるともに、出庫中はフィードバック信号としてスタッカークレーン5上の荷1のコードを統括制御装置30に送出する。
【0024】
制御部32はこのフィードバック信号を入力すると、フィードバック信号によるスタッカークレーン5上の荷1のコードを管理部31へ出力する。管理部31はこの情報により管理情報を更新する。
【0025】
自動倉庫8は、荷1を棚3より入出庫コンベヤ6に搬出し終えると、統括制御装置30に搬出信号を送出する。
制御部32はこの搬出信号を入力すると、入出庫コンベヤ6上の荷1のコードを管理部31へ出力する。管理部31はこの情報により管理情報を更新する。
【0026】
次に、制御部32は入出庫コンベヤ6に搬送指令(荷1を特定するデータを含む)を出力し、入出庫コンベヤ6は搬送を完了した時点で統括制御装置30に完了信号を送出する。
【0027】
続いて制御部32は、この完了信号を入力すると、管理部31の管理情報に基づいて搬送を担当する自走搬送台車10の割当を決定し、その自走搬送台車10へフィーダ線16を介して搬出先のステーション12への搬送の指示(荷1を特定するデータを含む)を出力する。
【0028】
自走搬送台車10は、入出庫コンベヤ6より荷1を搬入するとこの荷1のコードを統括制御装置30に出力する。
制御部32はこのフィードバック信号を入力すると、このフィードバック信号による自走搬送台車10上の荷1のコードを管理部31へ出力する。管理部31はこの情報により管理情報を更新する。
【0029】
自走搬送台車10は、搬送を完了した時点で、統括制御装置30に完了信号を出力する。最後に、制御部32はこの完了信号によりステーション12に搬送指令(荷1を特定するデータを含む)を送出する。
【0030】
ステーション12は自走搬送台車10より荷1を搬入すると、ステーション12上の荷1のコードを統括制御装置30に送出する。
制御部32はこのフィードバック信号を入力すると、フィードバック信号によるステーション12上の荷1のコードを管理部31へ出力する。管理部31はこの情報により管理情報を更新する。
「荷1の搬入」
搬入に際しては、まず荷1が搬送元のステーション12に設定されると、自動倉庫制御装置15に記憶された在庫管理情報より自動倉庫8の荷収納部2の空き状態をチェックし、格納位置を決定し、搬出の際と同様に入出庫コンベヤ6まで搬送され、最後に自動倉庫8によって荷1は荷収納部2に格納される。そして統括制御装置30は自動倉庫の制御装置15へ、入庫した荷1の荷1を特定するデータを出力する。
【0031】
このように荷1の搬入・搬出が行われるとともに、管理部31において荷1の管理情報が更新されている。
上記制御部32の緊急機能の動作を、各機器の動作とともに図3のフローチャートにしたがって説明する。
ステップ−1(前処理)
管理異常のデータを入力すると、各機器または制御装置14,15を介して各機器へ停止指令信号を出力して各機器を停止させ、管理部31へ管理情報の削除指令を出力し、報知信号を設定部33を介してディスプレイ装置19へ出力する。
【0032】
これにより各機器は停止し、管理部31において管理情報が消去される。また報知信号がディスプレイ装置19へ表示される。
続いて、荷1の払い出しを実行する。
ステップ−2(搬入出コンベヤ13からの荷1の払い出し)
まず、搬入出コンベヤ13上の荷1の在荷データを確認し、荷1を確認すると、払い出し指令信号を搬入出コンベヤ13へ出力する。(荷1が確認されないと次のステップへ進む。)これにより搬入出コンベヤ13により荷1が搬出される。
【0033】
そして搬入出コンベヤ13の荷1の在荷データにより荷1の搬出を確認する。
ステップ−3(自走搬送台車10からの荷1の払い出し)
次に、フィーダ線16を介して各自走搬送台車10上の荷1の在荷データを確認し、荷1を積載した自走搬送台車10を確認すると、荷1を積載した自走搬送台車10に対して搬送先を搬入出コンベヤ13とする搬送指令を出力し、搬入出コンベヤ13へ搬出指令を出力する。(荷1が確認されないと次のステップへ進む。)これにより、自走搬送台車10によって積載されていた荷1が搬入出コンベヤ13へ搬出され、荷1を受け取った搬入出コンベヤ13により荷1が搬出される。
【0034】
そして自走搬送台車10上の荷1の在荷データにより自走搬送台車10からの荷1の搬出を確認する。
ステップ−4(ステーション12からの荷1の払い出し)
次に各ステーション12のコンベヤ11上の荷1の在荷データを確認し、荷1を積載したステーション12を確認すると、ステーション12へ荷1の搬出指令を出力し、自走搬送台車10に対して搬送元をステーション12、搬送先を搬入出コンベヤ13とする搬送指令を出力し、さらに搬入出コンベヤ13へ搬出指令を出力する。(荷1が確認されないと次のステップへ進む。)これにより、ステーション12より自走搬送台車10へ荷1が搬出され、自走搬送台車10に積載された荷1が搬入出コンベヤ13へ搬送され、荷1を受け取った搬入出コンベヤ13により荷1が搬出される。
【0035】
そしてステーション12のコンベヤ11上の荷1の在荷データによりステーション12のコンベヤ11からの荷1の搬出を確認する。
ステップ−5(払い出しモードの確認)
次に、設定されている払い出しモードが、「全体払い出しモード」かどうかを確認する。確認するとさらに次のステップを実行する。
ステップ−6(入出庫コンベヤ6からの荷1の払い出し)
上記「全体払い出しモード」のとき、自動倉庫制御装置15を介して各自動倉庫8の入出庫コンベヤ6上の荷1の在荷データを確認し、荷1を積載した入出庫コンベヤ6を確認すると、自動倉庫制御装置15を介して入出庫コンベヤ6へ荷1の搬出指令を出力し、自走搬送台車10に対して搬送元を入出庫コンベヤ6、搬送先を搬入出コンベヤ13とする搬送指令を出力し、さらに搬入出コンベヤ13へ搬出指令を出力する。(荷1が確認されないと次のステップへ進む。)これにより、入出庫コンベヤ6より自走搬送台車10へ荷1が搬出され、自走搬送台車10に積載された荷1が搬入出コンベヤ13へ搬送され、荷1を受け取った搬入出コンベヤ13により荷1が搬出される。
【0036】
そして入出庫コンベヤ6のコンベヤ11上の荷1の在荷データにより入出庫コンベヤ6からの荷1の搬出を確認する。
ステップ−7(スタッカークレーン5からの荷1の払い出し)
次に自動倉庫制御装置15を介して各自動倉庫8のスタッカークレーン5上の荷1の在荷データを確認し、荷1(入庫中、出庫中の荷1が混載していることもある)を積載したスタッカークレーン5を確認すると、自動倉庫の制御装置15へスタッカークレーン5からの荷1の出庫指令を、出庫する入出庫コンベヤ6を指定して出力し、続いて自動倉庫制御装置15を介して指定した入出庫コンベヤ6へ荷1の搬出指令を出力し、自走搬送台車10に対して搬送元を入出庫コンベヤ6、搬送先を搬入出コンベヤ13とする搬送指令を出力し、さらに搬入出コンベヤ13へ搬出指令を出力する。(荷1が確認されないと次のステップへ進む。)これにより、スタッカークレーン5から荷1が入出庫コンベヤ6へ出庫され、入出庫コンベヤ6より自走搬送台車10へ荷1が搬出され、自走搬送台車10に積載された荷1が搬入出コンベヤ13へ搬送され、荷1を受け取った搬入出コンベヤ13により荷1が搬出される。
【0037】
そしてスタッカークレーン5上の荷1の在荷データによりスタッカークレーン5からの荷1の搬出を確認する。
ステップ−8(後処理)
上記ステップ−5において「全体払い出しモード」ではないとき(「周辺払い出しモード」のとき)、ステーション12のコンベヤ11からの荷1の搬出を確認すると、またはステップ−7においてスタッカークレーン5からの荷1の搬出を確認すると、搬送信号を全て消去して、終了する。
【0038】
このように、管理情報に異常が発生し、どのような荷1を搬送していたかが不明になると、「周辺払い出しモード」のとき、搬入出コンベヤ13上、自走搬送台車10上、およびステーション12上の荷1が払い出され、「全体払い出しモード」のとき、さらに自動倉庫8の入出庫コンベヤ6上およびスタッカークレーン5上の荷1が払い出される。よって、搬送中の荷1を無くすことができ、荷1のコードを確認しながら搬入出コンベヤ13を介して再搬入を行うことで管理情報を復活させることができる。その結果、従来のように、作業者が自動倉庫8のスタッカークレーン5と自走搬送台車10とステーション12と搬入出コンベヤ13を回って荷1をチェックする必要がなくなり、膨大な手間と時間がかかり、復旧に時間がかかるという問題を解決することができる。
【0039】
また払い出しのモードを選択することができることにより、荷1を払い出す範囲を設定することができる。
なお、本実施の形態では、荷1の払い出し先を搬入出コンベヤ13としているが、このコンベヤ13に限ることはなく、特定のステーション12などを指定して荷1を払い出しを行うようにしてもよい。
【0040】
また本実施の形態では、統括制御装置30は、管理情報が壊れたとき、この管理情報を先に消去しているが、全ての機器上の荷1の払い出しが終了した時点で、一旦電源を落として再起動することにより、管理情報を消去するようにしてもよい。
【0041】
また本実施の形態では、倉庫設備として、自動倉庫やコンベヤ装置や自走搬送台車を備えた自動倉庫設備を示しているが、倉庫設備としては、それぞれ単独の荷役設備機器で構成してもよく、また自動倉庫設備以外の倉庫設備、たとえば無人車システム、モノレールシステム、吊下式リニアモータ式搬送システムなどの機器により倉庫設備で構成してもよい。また棚設備(棚3とスタッカークレーン5)との間で入出庫を行う荷捌手段は、入出庫コンベヤ6のみで構成してもよい。
【0042】
また本実施の形態では、払い出す荷1の順番を予め決めているが、その順序は予め決めずに、荷1を搬送している機器を見出した順に、荷1を1個ずつ払い出すようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、管理手段において記憶部の荷の情報が壊れたことが確認されると、管理手段より荷搬送手段および荷捌手段へ荷の払いだし指令が出力され、荷が荷搬送手段および荷捌手段より搬出されることにより、搬送中の荷を無くすことができ、再搬入を行うことで管理情報を復活させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における倉庫設備である自動倉庫設備の制御構成図である。
【図2】同自動倉庫設備の統括制御装置設定部の説明図である。
【図3】同自動倉庫設備の統括制御装置制御部における管理情報異常時の処理フローチャートである。
【図4】自動倉庫設備の機器の配置図である。
【図5】従来の自動倉庫設備の制御構成図である。
【図6】従来の自動倉庫設備の統括制御装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 荷
2 荷収納部
3 棚
5 スタッカークレーン
6 入出庫コンベヤ
8 自動倉庫
10 自走搬送台車
11 コンベヤ
12 ステーション
13 搬入出コンベヤ
30 統括制御装置
31 管理部
32 制御部
33 設定部
41 メモリ
Claims (5)
- 荷を収納する複数の荷収納手段と、この荷収納手段と所定の搬入出口との間で前記荷の搬送を行う荷搬送手段を有し、前記搬入出口において荷の出し入れを行う棚設備と、前記棚設備との間で入出庫を行う荷捌手段を少なくとも備えた倉庫設備であって、
前記荷搬送手段および荷捌手段毎に、搬送中の荷の情報を記憶する記憶手段を有し、この記憶手段により前記荷搬送手段上および荷捌手段上の荷の情報を管理する管理手段を備え、
前記管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記荷搬送手段および荷捌手段へ荷の払いだし指令を出力し、荷搬送手段上および荷捌手段上に有る荷を搬出させること
を特徴とする倉庫設備。 - 荷を収納する複数の荷収納手段と、この荷収納手段と所定の搬入出口との間で前記荷の搬送を行う荷搬送手段を有し、前記搬入出口において荷の出し入れを行う棚設備と、
荷を取り扱いを行うステーションと、
前記棚設備とステーション間において荷の搬送を行う搬送手段
を備えた倉庫設備であって、
前記荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段毎に、搬送中の荷の情報を記憶する記憶手段を有し、この記憶手段により前記荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上の荷の情報を管理する管理手段を備え、
前記管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段へ荷の払い出し指令を出力し、前記荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上に有る荷を全て払い出させること
を特徴とする倉庫設備。 - 管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、前記記憶部の荷の情報を消去すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の倉庫設備。 - 管理手段は、全ての荷が搬出されると、出力した荷の払いだし指令を削除すること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の倉庫設備。 - ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出し、または荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しを選択する選択手段を備え、
前記管理手段は、前記記憶部の荷の情報が壊れたことを確認すると、
前記選択手段により、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しが選択されているとき、ステーション上および搬送手段上に有る荷を、搬送手段を介して払い出させ、
前記選択手段により、荷搬送手段、ステーションおよび搬送手段に有る荷の払い出しが選択されているとき、荷搬送手段上、ステーション上および搬送手段上に有る荷を、前記荷搬送手段および搬送手段を介して全て払い出させること
を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の倉庫設備。
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Cited By (2)
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US9778625B2 (en) | 2011-09-20 | 2017-10-03 | Daifuku Co., Ltd. | Facility control system and facility control method |
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