JP3677830B2 - 搬送システムにおける作業指示装置 - Google Patents

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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は搬送システムにおける作業指示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷を収納する収納部を備えた自動倉庫、荷を搬送するための有軌道台車及び荷を入庫又は出庫するための複数の作業コンベア等を備えた搬送システムが提案されている。この搬送システムには、自動倉庫の在庫を管理する在庫管理コンピュータが設けられている。
【0003】
この搬送システムにて、入庫又は出庫作業を行わせる場合には、作業者はキーボードを操作して、在庫管理コンピュータに入庫又は出庫要求データを入力するようになっている。入庫又は出庫要求データとは、入庫又は出庫すべき荷の品番及び数量を示すデータである。入庫又は出庫要求データが入力されると、在庫管理コンピュータは入庫又は出庫作業指示データを作成するようになっている。入庫作業指示データは、どの作業コンベアからどの収納部へ荷を入庫するかを示すデータ等からなる。出庫作業指示データは、どの収納部からどの作業コンベアへ荷を出庫させるかを示すデータからなる。
【0004】
通常、入庫又は出庫要求データの入力は、例えば午前の仕事の開始とともに行われ、午前の仕事時間中に行わなければならない全入庫又は出庫を要求するための全入庫又は出庫要求データを一度に入力する。
【0005】
全入庫又は出庫要求データの入力が完了すると、在庫管理コンピュータは入力された全入庫又は出庫要求データに対してそれぞれ入庫又は出庫作業指示データを順次作成する。全入庫又は出庫要求データに対する入庫又は出庫作業指示データの作成が完了すると、在庫管理コンピュータは全出庫作業指示データの内容等をプリンタにて印字する。即ち、荷の品番、数量、搬送先(作業コンベア)等のデータが記載された作業指示リストを印字する。
【0006】
又、在庫管理コンピュータは、全入庫又は出庫作業指示データの作成が完了すると、可能な限りの数の搬送指示データを各搬送機器を制御する制御コンピュータに出力し、作業指示を行う。即ち、在庫管理コンピュータは、各作業コンベア毎に設定された作業指示を行うことができる指示可能数を越えない範囲で、制御コンピュータに順次入庫又は出庫作業指示データを出力する。すると、出力された入庫又は出庫作業指示データに基づいて自動倉庫のスタッカクレーン、有軌道台車及び作業コンベア等が駆動され、荷を入庫又は出庫する。
【0007】
一方、前記作業指示データ毎に印字された作業指示リストは、各作業コンベアにて作業を行う作業者に渡され、作業者は作業指示リストを見ながら、作業コンベアにて、荷の入庫又は出庫作業を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、在庫管理コンピュータは、入力された全入庫又は出庫要求データに対する入庫又は出庫作業指示データを一度に作成するため、入庫又は出庫作業中に例えばある一つの作業コンベアに故障等の異常が発生し、その作業コンベアでの作業ができなくなると、既に作成された異常な作業コンベアに対する入庫又は出庫作業の全てができなくなる。このため、自動倉庫のスタッカクレーン及び有軌道台車等の搬送機器への既に行われた作業指示の関係から、異常な作業コンベアのみならず、他の正常な作業コンベアに対する入庫又は出庫作業もできなくなったり、作業効率が低下したりするという問題がある。
【0009】
そこで、異常な作業コンベアが発生した場合には、異常な作業コンベアに対する入庫又は出庫の作業指示を正常な他の作業コンベアに振り分けなければならない。この振り分けは作業者が手動で行っていた。そして、その振り分け後の作業指示を示す作業指示リストを印字し、その作業指示リストを作業者に再度手渡す必要があった。
【0010】
又、開平5−139507号公報には、荷のFROM(搬送元)側又はTO(搬送先)側のいずれかを優先して、有軌道台車Mに作業指示を行うことにより、後続台車の待ちを極力排除して、効率良く荷の搬送作業を行わせる技術が提案されている。しかしながら、この搬送システムにおいても出庫要求データの完了とともに、全出庫要求データに対するFROM−TOデータ(作業指示データ)を作成し、その作成したFROM−TOデータを組替えることにより、FROM側又はTO側を優先した出庫指定リスト(作業指示リスト)を作成している。従って、上記と同様な課題を有する。
【0011】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、荷載置機器に対して作業指示が可能なだけの作業指示データを作成し、作業指示データの作成と同時に作業指示を行うことによって、効率良く入庫又は出庫作業を行うことができる搬送システムにおける在庫管理装置。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、荷を収納する複数の収納部を備えた枠組棚と、前記収納部へ入庫する荷、又は、収納部から出庫された荷を載置する複数の荷載置機器と、前記収納部と荷載置機器との間で荷を搬送する搬送機器とを備えた搬送システムにおいて、各荷載置機器に対して作業指示を行うことができる最大指示数を各荷載置機器毎に記憶する記憶手段と、作業者の操作に基づき入庫又は出庫要求データを出力する手段と、該手段からの入庫又は出庫要求データの入力に基づいて、各荷載置機器の内、前記記憶手段に記憶された最大可能数よりも実指示数が小さい荷載置機器を検索するとともに、荷載置機器側から出力される異常信号に基づいて荷載置機器が異常であるか否かを判別して異常でない正常な荷載置機器を検索し、前記実指示数が小さく、且つ異常でない正常な荷載置機器を作業指示可能な荷載置機器として検索する指示可能判別手段と、前記指示可能判別手段が作業指示可能な荷載置機器を検索した場合には、前記入庫又は出庫要求データを出力する手段から入力した入庫又は出庫要求データに基づき、前記作業指示可能な荷載置機器を使用して入庫又は出庫をするための入庫又は出庫作業指示データを作成するとともに、その入庫又は出庫作業指示データの作成と同時に、前記作業指示可能な荷載置機器に対して作業指示を行う作業指示手段と、前記荷載置機器側に設けられ、作業指示手段が出力した入庫又は出庫作業指示データの内容を表示する表示手段とを備えたことをその要旨とする。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記指示可能判別手段が異常であると判別した荷載置機器に対して行われた作業指示の全てを取り消す取消手段と、前記取消手段により取り消された作業指示に基づく作業を前記指示可能判別手段により検索された作業指示可能な荷載置機器を使用して行うための入庫又は出庫作業指示データを前記作業指示手段で作成するための入庫又は出庫再要求データを作成する再要求手段とをさらに備えたことをその要旨とする。
【0016】
従って、請求項1記載の発明によれば、例えば複数の入庫又は出庫要求データの入力が完了すると、指示可能判別手段は、各荷載置機器の内、作業指示可能な荷載置機器があるか否かを検索する。そして、作業指示が可能な荷載置機器がある場合には、作業指示手段は前記検索した荷載置機器を使用して入庫又は出庫をするための入庫又は出庫作業指示データを作成する。更に、作業指示手段は、その入庫又は出庫作業指示データの作成と同時に、前記検索した荷載置機器に対して作業指示を行う。すると、荷載置機器側に設けられた表示手段には、作業指示手段が出力した入庫又は出庫作業指示データの内容が表示される。この場合、作業者は、表示手段に表示された入庫又は出庫作業指示データの内容に基づいて荷載置機器にて荷の入庫又は出庫のための作業を行う。
【0017】
また、記憶手段には各荷載置機器に対して作業指示を行うことができる最大指示数が各荷載置機器毎に記憶され、指示可能判別手段は、記憶手段に記憶された最大指示数よりも実指示数が小さく、且つ正常な荷載置機器を作業指示可能な荷載置機器として検索する。
【0019】
請求項記載の発明によれば、前記請求項記載の指示可能判別手段が異常であると判別した荷載置機器に対して行われた作業指示の全てを取り消す。そして、再要求手段は、取消手段により取り消された作業指示に基づく作業を指示可能判別手段により検索された作業指示可能な荷載置機器を使用して行うための入庫又は出庫作業指示データを作業指示手段で作成するための入庫又は出庫再要求データを作成する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、自動車の部品等の各種の荷を搬送する搬送システム1を示し、この搬送システム1は第1自動倉庫Z1、第2自動倉庫Z2、有軌道台車M、第1作業コンベアC1、第2作業コンベアC2、第3作業コンベアC3等から構成されている。
【0021】
第1,第2自動倉庫Z1,Z2は共に同一の構成からなり、一対の枠組棚2a,2bを備え、各枠組棚2a,2bには荷を収納するための複数の収納部3が設けられている。各収納部3はどちらの自動倉庫Z1,Z2に位置するかを示す倉庫データ、どちらの枠組棚2a,2bに位置するかを示す列データ、どの連に位置するかを示す連データ及びどの段(上下方向)に位置するかを示す段データからなる収納部データによって特定される。
【0022】
各枠組棚2a,2b間には荷を搬送するための搬送機器としてのスタッカクレーン4が設けられている。又、各自動倉庫Z1,Z2の前部にはそれぞれ荷受けコンベア5が設けられている。更に、各自動倉庫Z1,Z2には当該自動倉庫Z1,Z2を制御する第1,第2倉庫コントローラ6,7が設けられている。
【0023】
有軌道台車Mは、前記第1,第2自動倉庫Z1,Z2の前部に敷設された走行レール8に沿って走行する。即ち、走行レール8は有軌道台車Mを走行させる軌道Kを構成し、当該軌道Kは閉ループを形成している。そして、この軌道Kに沿って複数台(本実施の形態では3台)の有軌道台車Mが走行するようになっている。この場合、荷は有軌道台車Mの上部に載置され、有軌道台車Mの走行に従って荷が搬送される。又、軌道Kの側方には、各有軌道台車Mの運行等を制御する台車コントローラ10が設けられている。尚、有軌道台車Mは搬送機器を構成している。
【0024】
第1〜第3作業コンベアC1〜C3は荷載置機器を構成し、前記軌道Kの第1,第2自動倉庫Z1,Z2が設置された側とは反対側に設けられている。第1〜第3作業コンベアC1〜C3は荷の入出庫等の作業を行わせるためのコンベアであって、各作業コンベアC1〜C3は同一のコンベアから構成されている。
【0025】
各作業コンベアC1〜C3には、それぞれ端末装置T1,T2,T3が設置されている。一方、第1作業コンベアC1の隣部には、コンベアコントローラ11が設けられている。このコンベアコントローラ11は各作業コンベアC1〜C3及び荷受けコンベア5を制御するためのコントローラである。
【0026】
更に、管理事務室内には、指示可能判別手段及び作業指示手段としての在庫管理コンピュータ21が設けられている。在庫管理コンピュータ21には、キーボード22及びディスプレイ23が接続されている。
【0027】
このように構成された搬送システム1では、荷を第1,第2自動倉庫Z1,Z2へ入庫する入庫作業及び荷を第1,第2自動倉庫Z1,Z2から出庫する出庫作業が行われるようになっている。即ち、入庫作業では、まず、所定の第1〜第3作業コンベアC1〜C3に荷を載置する。すると、第1〜第3作業コンベアC1〜C3は荷を搬送し、有軌道台車Mへと受け渡す。次に、有軌道台車Mは荷を搬送し、目的の第1,第2自動倉庫Z1,Z2の荷受けコンベア5へと受け渡す。荷受けコンベア5は荷を搬送して、スタッカクレーン4へと受け渡し、スタッカクレーン4は荷を目的の収納部3に収納する。
【0028】
出庫作業では、第1,第2自動倉庫Z1,Z2の目的の収納部3からスタッカクレーン4が荷を取り出し、その荷を搬送し、荷受けコンベア5へと受け渡す。荷受けコンベア5は荷を搬送して、有軌道台車Mへ受け渡す。有軌道台車Mは荷を搬送し、目的の作業コンベアC1〜C3へと受け渡す。そして、作業者は作業コンベアC1〜C3上の荷を箱ごと取り出す(通常出庫作業)。又は、前記目的の作業コンベアC1〜C3上に載置された荷を、作業者は所定の数の品物だけを取り出す。そして、残りの品物からなる荷を前記入庫作業と同様に搬送して元の収納部3に収納する(ピッキング出庫作業)。この場合、荷は箱と箱内に収納された品物とからなるものとする。
【0029】
尚、以下で述べる「作業コンベアC1〜C3上での入庫のための各種作業」とは、例えば、作業者が入庫すべき荷を作業コンベアC1〜C3上に載置する作業等を意味する。又、「作業コンベアC1〜C3上での出庫のための各種作業」とは、例えば通常出庫作業時では、作業コンベアC1〜C3上に搬送された荷を箱ごと取り出すことを意味し、ピッキング出庫作業時では、作業コンベアC1〜C3上に搬送された荷の中から所定の数の品物を取り出すピッキング作業等を意味する。
【0030】
次に、上記のように構成した搬送システムにおける作業指示装置の電気的構成について説明する。
図2に示すように、在庫管理コンピュータ21には、キーボード22及びディスプレイ23が接続されている。キーボード22は作業者の操作に基づいて各種の信号及びデータを在庫管理コンピュータ21に出力するようになっている。ディスプレイ23には各種のデータ及び情報が表示されるようになっている。又、在庫管理コンピュータ21はイーサネットからなるネットワーク24に接続されている。
【0031】
ネットワーク24には制御コンピュータ25が接続されている。制御コンピュータ25は管理事務室内に設けられている。又、ネットワーク24には第1,第2倉庫コントローラ6,7、台車コントローラ10及びコンベアコントローラ11が接続されている。更に、ネットワーク24には端末装置T1〜T3が接続されている。
【0032】
在庫管理コンピュータ21はCPU(中央演算処理装置)等からなり、各種データを記憶するためのメモリ21aを備えている。メモリ21aには、第1,第2自動倉庫Z1,Z2の全収納部3に対する在庫データが記憶されている。在庫データは収納部3を特定する収納部データ並びにその収納部3に収納された荷の品番及び数量を示す荷データからなる。そして、在庫管理コンピュータ21は、メモリ21aに記憶された在庫データに基づいて第1,第2自動倉庫Z1,Z2の在庫管理を行うようになっている。
【0033】
メモリ21aには、第1〜第3作業コンベアC1〜C3の最大指示数nmax が記憶されている。最大指示数nmax とは、各コンベアC1〜C3に対して作業指示を行うことができる数であって、例えば作業者が作業コンベアC1〜C3上で荷を滞らせることなく、スムーズに入庫又は出庫のための各種作業を行うことができる荷の数である。
【0034】
メモリ21aには、第1〜第3作業コンベアC1〜C3に対して実際に作業指示を行った実指示数nが記憶されるようになっている。
キーボード22は、作業者の操作に基づいて、入庫要求データ又は出庫要求データを出力するようになっている。入庫又は出庫要求データは、入庫又は出庫すべき荷の品番及び数量等とからなるデータであって、在庫管理コンピュータ21に入庫又は出庫の要求を行うデータである。
【0035】
在庫管理コンピュータ21は、キーボード22から入力された入庫要求データに基づいて入庫作業指示データを作成し、出庫要求データに基づいて出庫作業指示データを作成するようになっている。入庫作業指示データとは、入庫要求された荷を入庫するために各搬送機器に対して作業指示を行うためのデータであって、入庫すべき収納部3の収納部データ、及び、どの作業コンベアC1〜C3から荷を入庫するかを示す作業コンベアを特定するコンベアデータ等からなる。出庫作業指示データとは、出庫要求された荷を出庫するために各搬送機器に対して作業指示を行うデータであって、出庫すべき荷を収納した収納部3の収納部データ、及び、どの作業コンベアC1〜C3へ荷を出庫するかを示すコンベアデータ等からなる。尚、各作業コンベアC1〜C3及び荷受けコンベア5は搬送機器としての役割も果たす。
【0036】
在庫管理コンピュータ21は、入庫又は出庫要求データの入力が完了すると、作業指示を行うことができる作業コンベアC1〜C3があるか否かを判別するための指示可能判別処理を行うようになっている。
【0037】
この指示可能判別処理は、各作業コンベアC1〜C3の内で、実際に指示された作業数(実指示数n)が設定された最大指示数nmax より小さい作業コンベアを検索する処理と、前記検索した作業コンベアC1〜C3が正常であるか否かを判別する処理とからなる。即ち、在庫管理コンピュータ21は、正常であって、実指示数nが最大指示数nmax よりも小さい作業コンベアC1〜C3を指示可能な作業コンベアとして検索する。尚、在庫管理コンピュータ21は各作業コンベアC1〜C3側から出力される後記する異常信号に基づいて各作業コンベアC1〜C3の異常及び正常を判別する。
【0038】
前記指示可能判別処理にて、在庫管理コンピュータ21が指示可能な作業コンベアC1〜C3を検索した場合には、在庫管理コンピュータ21はその作業コンベアに対して荷を入庫又は出庫するための入庫又は出庫作業指示データを作成し、作成と同時に入庫又は出庫作業指示データを制御コンピュータ25に出力するとともに、メモリ21aに記憶するようになっている。この場合、在庫管理コンピュータ21は制御コンピュータ25に入庫又は出庫作業指示データを出力することにより、各搬送機器(作業コンベアC1〜C3を含む)に作業指示を行うようになっている。
【0039】
この作業指示時には、在庫管理コンピュータ21はメモリ21aに記憶された該当する作業コンベアC1〜C3に対する実指示数nを「1」だけ加算するようになっている。又、作業指示した入庫又は出庫作業の完了を示す後記する入庫完了信号又は出庫完了信号が入力されると、在庫管理コンピュータ21は、メモリ21aに記憶された該当する作業コンベアC1〜C3に対する実指示数nを「1」だけ減算するようになっている。
【0040】
又、前記指示可能判別処理にて、指示可能な作業コンベアC1〜C3が無い場合には、在庫管理コンピュータ21は作業指示データの作成を行わない。
前記指示可能判別処理にて、異常である作業コンベアC1〜C3を検索すると、在庫管理コンピュータ21は、異常な作業コンベアC1〜C3に対して入庫又は出庫の作業を行わせないための異常処理を行うようになっている。
【0041】
制御コンピュータ25は、入庫又は出庫作業指示データが入力されると、その入力された入庫又は出庫作業指示データを各第1,第2倉庫コントローラ6,7、台車コントローラ10及びコンベアコントローラ11に出力するようになっている。
【0042】
第1倉庫コントローラ6は、入庫又は出庫作業指示データに基づいてスタッカクレーン4を駆動して、第1自動倉庫Z1に対する入庫又は出庫作業のための荷の搬送を行うようになっている。第2倉庫コントローラ7は、入庫又は出庫作業指示データに基づいてスタッカクレーン4を駆動して、第2自動倉庫Z2に対する入庫又は出庫作業のための荷の搬送を行うようになっている。
【0043】
又、第1,第2倉庫コントローラ6,7は、各収納部3に設けられた荷検出センサによる荷の検出に基づいて作業指示を行った入庫作業及びピッキング出庫作業の作業完了を示す入庫作業完了信号及び出庫作業完了信号を制御コンピュータ25を介して在庫管理コンピュータ21に出力するようになっている。
【0044】
台車コントローラ10は、入庫又は出庫作業指示データに基づいて有軌道台車Mを駆動して、入庫又は出庫作業のための荷の搬送を行うようになっている。
コンベアコントローラ11は、入庫又は出庫作業指示データに基づいて荷受けコンベア5及び各作業コンベアC1〜C3を駆動して、入庫又は出庫作業のための荷の搬送作業を行うようになっている。又、コンベアコントローラ11は各作業コンベアC1〜C3の異常を示す異常信号をネットワーク24を介して在庫管理コンピュータ21に出力するようになっている。異常信号は、第1作業コンベアC1の異常を示す第1異常信号、第2作業コンベアC2の異常を示す第2異常信号及び第3作業コンベアC3の異常を示す第3異常信号からなる。
【0045】
各端末装置T1〜T3は端末コントローラ31を備え、端末コントローラ31にはキーボード32及びディスプレイ33が接続されている。そして、前記端末コントローラ31がネットワーク24に接続される。キーボード32は、各作業コンベアC1〜C3の作業者の操作に基づいて各種の信号及びデータを端末コントローラ31に出力するようになっている。
【0046】
各端末コントローラ31は、在庫管理コンピュータ21からネットワーク24に出力された入庫又は出庫作業指示データの内容をディスプレイ33に表示するようになっている。この場合、各端末コントローラ31は自己の作業コンベアC1〜C3に対する入庫又は出庫作業指示データのみを受信し、そのデータの内容をディスプレイ33に表示するようになっている。即ち、端末装置T1のディスプレイ33には、作業コンベアC1に関する入庫又は出庫作業指示データの内容が、端末装置T2のディスプレイ33には、作業コンベアC2に関する入庫又は出庫作業指示データの内容が、端末装置T3のディスプレイ33には、作業コンベアC3に関する入庫又は出庫作業指示データの内容が表示される。この入庫又は出庫作業指示データの内容とは、入庫又は出庫すべき荷の品番及び数量のデータ、並びに、入庫又は出庫すべき作業コンベアC1〜C3及び自動倉庫Z1,Z2のデータ等である。
【0047】
又、通常出庫作業時において、端末コントローラT1〜T3は、キーボード32の操作に基づいて通常出庫が完了した旨を示す出庫完了信号が出力される。
次に、上記のように構成した搬送システムにおける作業指示装置の作用及び効果について図3,図4に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、明細書中の「ステップ」の記載は、図3,図4のフローチャートでは「S」と略記するものとする。
【0048】
まず、作業者はキーボード22を操作して複数の入庫又は出庫要求データを在庫管理コンピュータ21に入力する。在庫管理コンピュータ21は、全入庫又は出庫要求データの入力が完了すると、ステップ101にて、入庫又は出庫のための作業指示を行う作業コンベアC1〜C3を選択する作業があるか否かを判断する。この判断は、入庫又は出庫要求作業指示データの作成時に行われる判断であって、入力された入庫又は出庫要求データの内、未だ入庫又は出庫作業指示データが作成されていない入庫又は出庫要求データがある場合に、在庫管理コンピュータ21は作業コンベアC1〜C3を選択する作業があると判断する。
【0049】
前記作業コンベアC1〜C3を選択する作業がある場合には、ステップ102にて、在庫管理コンピュータ21は先回作業指示した作業コンベアC1〜C3に対して次の作業コンベアC1〜C3を選択する。この場合、在庫管理コンピュータ21は「作業コンベアC1」→「作業コンベアC2」→「作業コンベアC3」→「作業コンベアC1」…となるサイクリックな順番で作業コンベアC1〜C3を選択する。例えば在庫管理コンピュータ21は先回作業コンベアC1を選択した場合は、今回は作業コンベアC2を選択する。
【0050】
ステップ103にて、在庫管理コンピュータ21は、前記ステップ102で選択した作業コンベアC1〜C3における最大指示数nmax から実指示数nを減算した差を指示可能数Nとして演算する。
【0051】
ステップ104にて、在庫管理コンピュータ21は、指示可能数Nが正であるか否かを判断する。即ち、在庫管理コンピュータ21は実指示数nが最大指示数nmax より小さいかを判断する。実指示数nが最大指示数nmax 以上である場合には、その選択した作業コンベアC1〜C3に対しては作業指示を行えないとして在庫管理コンピュータ21は再度ステップ101からの処理を行う。
【0052】
前記指示可能数Nが正である(実指示数nが最大指示数nmax よりも小さい)場合には、ステップ105にて、在庫管理コンピュータ21は、その選択した作業コンベアC1〜C3が異常であるか否かを判断する。正常であれば、ステップ106へ移り、在庫管理コンピュータ21は作業指示データを作成するとともに、作成と同時にその作業指示データを制御コンピュータ25に出力して作業指示を行う。更に、在庫管理コンピュータ21はメモリ21aに作成した入庫又は出庫作業指示データを記憶させる。そして、ステップ107にて在庫管理コンピュータ21は作業指示を行った実指示数nを「1」だけ加算する。
【0053】
このように在庫管理コンピュータ21に入力された1つの入庫又は出庫要求データに対する入庫又は出庫作業指示データの作成及び出力が完了すると、在庫管理コンピュータ21は再度ステップ101へと移る。そして、在庫管理コンピュータ21は、入力された入庫又は出庫要求データに対して順次入庫又は出庫作業指示データを作成し、制御コンピュータ25に出力する。
【0054】
又、作業指示を行った入庫又は出庫作業が完了すると、在庫管理コンピュータ21は、メモリ21aに記憶された該当する入庫又は出庫作業指示データを削除するとともに、実指示数nを「1」だけ減算する。
【0055】
前記ステップ101からの在庫管理コンピュータ21による入庫又は出庫作業指示データを順次作成する過程において、例えば全ての作業コンベアC1〜C3での実指示数nが最大指示数nmax と同数となった時には、前記ステップ104の処理によって作業指示を行える作業コンベアC1〜C3が無くなるため、在庫管理コンピュータ21は入庫又は出庫作業指示データの作成を行えなくなる。従って、在庫管理コンピュータ21は入庫又は出庫作業指示データの作成を行わない。
【0056】
この状態から、例えば作業指示されている入庫又は出庫作業の1つ(作業コンベアC1に対する作業)が完了し、その作業を完了した作業コンベアC1での実指示数nが減算され、作業指示可能な作業コンベアC1が生じると、在庫管理コンピュータ21は、前記入庫又は出庫作業指示データの作成を再開する。即ち、在庫管理コンピュータ21は、ステップ104にて作業指示が可能となった作業コンベアC1を検索し、ステップ106にてその作業指示が可能となった作業コンベアC1に対する入庫又は出庫作業指示データを作成する。
【0057】
一方、前記ステップ105にて在庫管理コンピュータ21が、選択した作業コンベアC1〜C3は正常でない(異常である)と判断した時には、図4のフローチャートにて示す異常処理を行う。
【0058】
この異常処理では、まず、ステップ201にて、在庫管理コンピュータ21は異常である作業コンベアC1〜C3に対して作業指示がなされているか否かを判断する。即ち、在庫管理コンピュータ21は、メモリ21aに前記異常な作業コンベアC1〜C3に対して入庫又は出庫作業を行わせる入庫又は出庫作業指示データが記憶されているか否かを検索する。
【0059】
異常である作業コンベアC1〜C3に対して作業指示がなされている場合には、ステップ202にて、在庫管理コンピュータ21は異常である作業コンベアC1〜C3に対する作業指示の取消を行う。即ち、在庫管理コンピュータ21はメモリ21aに記憶された異常な作業コンベアC1〜C3に対して作業指示を行う入庫又は出庫作業指示データに基づいて、再度入庫又は出庫作業指示データを作成させるための入庫又は出庫再要求データを作成するとともに、前記異常な作業コンベアC1〜C3に対する作業指示データを削除する。入庫又は出庫再要求データとは、前記入庫又は出庫要求データと、略同一の内容のデータからなる。
【0060】
更に、在庫管理コンピュータ21は制御コンピュータ25に取消信号を出力する。すると、制御コンピュータ25は各コントローラ6,7,10,11に対して行った異常な作業コンベアC1〜C3に対する入庫又は作業指示データに基づく作業指示を全て取り消す。
【0061】
ステップ203にて、在庫管理管理コンピュータ21は、その異常の作業コンベアC1〜C3の実指示数nを「0」とする。その後、在庫管理コンピュータ21はその処理をステップ101へと移る。同様に、ステップ201にて、異常である作業コンベアC1〜C3に作業指示がなされていなければ、在庫管理コンピュータ21は、その処理をステップ101へと移る。
【0062】
すると、在庫管理コンピュータ21はステップ101からの処理を順次行い、ステップ103にて在庫管理コンピュータ21は、先回異常であった作業コンベアC1〜C3に対して、次の順番の作業コンベアC1〜C3を選択する。即ち、先回の異常であった作業コンベアC1〜C3を選択しない。そして、在庫管理コンピュータ21は、今回選択した作業コンベアC1〜C3に対してステップ104以下の各処理を前記と同様に行う。
【0063】
又、入庫又は出庫作業指示データが作成され、その入庫又は出庫作業指示データがネットワーク24に出力されると、端末コントローラ31にはその入庫又は出庫作業指示データの内容が表示される。この場合、各端末装置T1〜T3のディスプレイ33には、各端末装置T1〜T3が設置された作業コンベアC1〜C3に対して作業指示がなされた入庫又は出庫作業データの内容が表示される。
【0064】
そして、作業者は各ディスプレイ33に表示されたデータの内容を視認して、該当する作業コンベアC1〜C3にて入庫又は出庫のための各種作業を行う。前記作業指示がなされた入庫又は出庫作業が完了すると、在庫管理コンピュータ21はディスプレイ33の表示を消失するための信号を出力し、該当する端末コントローラ31はその信号を受信して、ディスプレイ33の該当する作業指示データの内容の表示を消失させる。
【0065】
この実施の形態によれば、下記(イ)〜(ニ)の効果を有する。
(イ)在庫管理コンピュータ21は作業指示ができる状態の作業コンベアC1〜C3に対してのみ、作業指示データを作成し、作成と同時に作業指示を行うので、迅速且つ確実に入庫又は出庫作業を行わせることができる。この場合、作業指示された入庫又は出庫作業指示データの内容は各端末装置T1〜T3のディスプレイ23に直ちに表示されるので、作業者はその表示を視認して、作業コンベアC1〜C3上にて入庫又は出庫のための各種作業を行うことにより、より迅速かつ確実に入庫又は出庫作業を行うことができる。
【0066】
(ロ)在庫管理コンピュータ21は、各作業コンベアC1〜C3毎に設定された最大指示数nmax よりも実指示数nが小さければ、指示可能な状態であると判断する。従って、指示された作業コンベアC1〜C3上にて、滞りなく入庫又は出庫のための各種作業を行うこができ、入庫又は出庫作業をより迅速に行うことができる。
【0067】
(ハ)在庫管理コンピュータ21は、作業指示のために選択した作業コンベアC1〜C3が異常であるか否かを判断するので、異常な作業コンベアC1〜C3に対して作業指示を行う入庫又は出庫作業指示データを作成することを防止できる。
【0068】
(ニ)在庫管理コンピュータ21は、異常である作業コンベアC1〜C3を検索した時には、異常処理を行って、異常である作業コンベアC1〜C3に対して行われた作業指示の取り消しを行い、取り消した作業指示を再度行うための再要求データを作成する。従って、自動で異常なコンベアC1〜C3に対する作業を正常な作業コンベアC1〜C3に振り分けることができる。
【0069】
(ホ)前記各端末装置T1〜T3のディスプレイ33には、当該端末装置T1〜T3が設置された作業コンベアC1〜C3に対する入庫又は出庫作業指示データの内容のみが表示されるので、作業者は容易に自己の担当する作業を認識できる。従って、迅速かつ正確にその作業コンベアC1〜C3上での入出庫のための各種作業を行うことができる。更に、作業が完了した入庫又は出庫作業指示データの内容の表示は、ディスプレイ33から消失されるので、未作業の作業指示データの内容のみが表示されることになり、作業者はディスプレイ23の表示を視認してより正確に作業コンベアC1〜C3上での入庫又は出庫のための各種作業を行うことができる。
【0070】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更して次のように実施できる。
(1)上記実施の形態において、搬送システムを、有軌道台車Mを使用することなく、枠組棚2a,2b、スタッカクレーン4及び複数の荷受けコンベア5等の自動倉庫のみから構成してもよい。この場合、荷受けコンベア5が荷載置機器となる。
【0071】
(2)上記実施の形態において、荷載置機器はコンベアでなく、単なる荷を載置することができる荷受け台であってもよい。
(3)上記実施の形態において、端末装置T1〜T3のディスプレイ53には、全作業コンベアC1〜C3に対する入庫又は作業指示データの内容が表示されるように構成してもよい。
【0072】
(4)上記実施の形態において、自動倉庫Z1,Z2から各作業コンベアC1〜C3へと荷を搬送する出庫専用の搬送システムに応用してもよい。同様に、各作業コンベアC1〜C3から自動倉庫Z1,Z2へ荷を搬送する入庫専用の搬送システムに応用してもよい。
【0073】
又、上記実施の形態において、入庫又は出庫作業共に使用される作業コンベアC1〜C3に代えて、入庫専用の作業コンベア及び出庫専用の作業コンベアをそれぞれ別個に設けてもよい。
【0074】
(5)上記実施の形態において、制御コンピュータ25を使用しない搬送システムに応用してもよい。この場合、制御コンピュータ25の機能は在庫管理コンピュータ21が行い、在庫管理コンピュータ21は入庫又は出庫作業指示データをネットワーク24を介して各コントローラ6,7,10,11等に直接出力することによって作業指示を行う。
【0075】
上記実施の形態から把握できる技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
(1)ディスプレイ33は各作業コンベアC1〜C3毎にそれぞれ設けられ、各ディスプレイ33には対応する作業コンベアC1〜C3の入庫又は出庫作業指示データの内容のみが表示される。この構成によれば、例えば各作業コンベアC1〜C3毎に配置された各作業者は、担当する作業コンベアC1〜C3に配置されたディスプレイ33の表示を視認することによって、その作業コンベアC1〜C3での作業を容易且つ確実に確認できる。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項記載の発明によれば、作業指示手段は作業指示ができる状態の荷載置機器に対する入庫又は出庫作業指示データを作成し、作成と同時に作業指示を行うことにより、迅速且つ確実に入庫又は出庫作業を行うことができる。
【0077】
また、指示可能判別手段は、各荷載置機器毎に設定された最大指示数よりも実指示数が小さく、且つ正常であれば、指示可能な状態であると判断する。したがって、指示された荷載置機器上にて、滞りなく入庫又は出庫のための各種作業を行うこができ、入庫又は出庫作業をより迅速に行うことができる。また、入庫又は出庫作業をより確実に行うことができる。
【0079】
請求項記載の発明によれば、異常な荷載置機器に対して行われた作業指示の全てを取り消し、取り消された作業指示に基づく作業を指示可能判別手段により検索された作業指示可能な荷載置機器を使用して行うための入庫又は出庫作業指示データを作業指示手段で作成するための入庫又は出庫再要求データを作成する。したがって、異常である作業コンベアに対してなされた作業指示を、容易且つ迅速に正常な作業コンベアに対する作業指示に振り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 搬送システムを示す概略構成図。
【図2】 搬送システムの電気ブロック図。
【図3】 在庫管理コンピュータによる入庫又は出庫作業指示データ作成のための処理を示すフローチャート。
【図4】 在庫管理コンピュータによる異常処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…搬送システム、2a,2b…枠組棚、3…収納部、4…搬送装置としてのスタッカクレーン、5…荷受けコンベア、M…搬送機器としての有軌道台車、C1〜C3…荷載置機器及び搬送機器としての第1〜第3作業コンベア、21…指示可能判別手段及び作業指示手段としての在庫管理コンピュータ、21a…記憶手段としてのメモリ、23…表示手段としてのディスプレイ。

Claims (2)

  1. 荷を収納する複数の収納部を備えた枠組棚と、
    前記収納部へ入庫する荷、又は、収納部から出庫された荷を載置する複数の荷載置機器と、
    前記収納部と荷載置機器との間で荷を搬送する搬送機器と
    を備えた搬送システムにおいて、
    各荷載置機器に対して作業指示を行うことができる最大指示数を各荷載置機器毎に記憶する記憶手段と、
    作業者の操作に基づき入庫又は出庫要求データを出力する手段と、
    該手段からの入庫又は出庫要求データの入力に基づいて、各荷載置機器の内、前記記憶手段に記憶された最大可能数よりも実指示数が小さい荷載置機器を検索するとともに、荷載置機器側から出力される異常信号に基づいて荷載置機器が異常であるか否かを判別して異常でない正常な荷載置機器を検索し、前記実指示数が小さく、且つ異常でない正常な荷載置機器を作業指示可能な荷載置機器として検索する指示可能判別手段と、
    前記指示可能判別手段が作業指示可能な荷載置機器を検索した場合には、前記入庫又は出庫要求データを出力する手段から入力した入庫又は出庫要求データに基づき、前記作業指示可能な荷載置機器を使用して入庫又は出庫をするための入庫又は出庫作業指示データを作成するとともに、その入庫又は出庫作業指示データの作成と同時に、前記作業指示可能な荷載置機器に対して作業指示を行う作業指示手段と、
    前記荷載置機器側に設けられ、作業指示手段が出力した入庫又は出庫作業指示データの内容を表示する表示手段と
    を備えた搬送システムにおける作業指示装置。
  2. 前記指示可能判別手段が異常であると判別した荷載置機器に対して行われた作業指示の全てを取り消す取消手段と、
    前記取消手段により取り消された作業指示に基づく作業を前記指示可能判別手段により検索された作業指示可能な荷載置機器を使用して行うための入庫又は出庫作業指示データを前記作業指示手段で作成するための入庫又は出庫再要求データを作成する再要求手段とをさらに備えた請求項1記載の搬送システムにおける作業指示装置。
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