JPH08198412A - 自動倉庫の制御方法及びその装置 - Google Patents

自動倉庫の制御方法及びその装置

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JPH08198412A
JPH08198412A JP1185495A JP1185495A JPH08198412A JP H08198412 A JPH08198412 A JP H08198412A JP 1185495 A JP1185495 A JP 1185495A JP 1185495 A JP1185495 A JP 1185495A JP H08198412 A JPH08198412 A JP H08198412A
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JP
Japan
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control means
warehouse
data
work
computer
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Application number
JP1185495A
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English (en)
Inventor
Yasushi Taguchi
康 田口
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動倉庫を制御する上位制御手段の負荷を軽減
する。 【構成】在庫管理コンピュータ21には第1,第2統括
コンピュータ24,25が接続されている。第1統括コ
ンピュータ24には有軌道台車M、コンベア7〜11及
び第1,第2倉庫コンピュータ26a,26bを介して
自動倉庫1a,1bが接続されている。又、第2統括コ
ンピュータ25には第3倉庫コンピュータ26cを介し
て自動倉庫1cが接続されている。各倉庫コンピュータ
26a〜26cは在庫データを記憶したデータベースD
Ba〜DBcを備えている。在庫管理コンピュータ21
は荷の入庫等を要求する要求信号を各倉庫コンピュータ
26a〜26cに出力する。すると、各倉庫コンピュー
タ26a〜26cは入庫できるか否かを示す応答信号を
在庫管理コンピュータ21に出力し、在庫管理コンピュ
ータ21は応答信号に基づき入庫すべき自動倉庫を選択
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫の制御方法及び
そのシステムに係り、詳しくはコンベア等の搬送機器を
備えた自動倉庫の制御方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示す自動倉庫の制御システ
ムが提案されている。この制御システムは、3台の自動
倉庫51a〜51c、複数の有軌道台車M及び各種コン
ベア52からなる搬送システムを制御する。
【0003】この搬送システムにて、荷を入庫する場合
には、入庫用のコンベア52から有軌道台車Mに荷を受
け渡す。その受け渡された荷は当該有軌道台車Mによっ
て搬送され、自動倉庫51a〜51cのいずれか1つの
スタッカクレーン53に受け渡される。そして、スタッ
カクレーン53は荷を所定の収納部54まで搬送し、そ
の収納部54に荷を収納する。
【0004】又、荷を出庫する場合には、スタッカクレ
ーン53が所定の収納部54から荷を取り出して搬送
し、有軌道台車Mに荷を受け渡す。そして、有軌道台車
Mは荷を搬送し、出庫用のコンベア52に荷を受渡すこ
とによって、荷を出庫する。
【0005】このように構成された搬送システムを制御
する制御システムにおいて、在庫管理コンピュータ55
は、各収納部54の在庫データを記憶したデータベース
56のデータに基づいて、入出庫すべき荷の収納部54
を指定する入庫又は出庫作業指示データを作成する。そ
して、在庫管理コンピュータ55は、有軌道台車Mを制
御する第1機器制御コンピュータ57、自動倉庫51a
〜51cのスタッカクレーン53等を制御する第2機器
制御コンピュータ58、各種のコンベア52を制御する
第3機器制御コンピュータ59に、作業指示データを出
力する。
【0006】そして、各機器制御コンピュータ57〜5
9が作業指示データに基づいて、スタッカクレーン5
3、有軌道台車M、コンベア52等の各種機器を制御す
ることによって、この搬送システムにおける入出庫作業
が行われる。尚、自動倉庫51a〜51cのスタッカク
レーン53は倉庫制御コンピュータ60〜62を介して
第2機器制御コンピュータ58にて制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
自動倉庫51bが故障した状態において、在庫管理コン
ピュータ55が自動倉庫51bの収納部54に対して荷
の入出庫作業を行わせる作業指示データを出力したと
き、有軌道台車M及びコンベア52等は駆動されるが、
スタッカクレーン53は駆動されない。このため、有軌
道台車Mはスタッカクレーンとの間で荷の受渡し作業を
行うことができない。又、在庫管理コンピュータ55は
その作業指示データによる作業が未だ行われていないと
して、次の作業指示データを出力しない。従って、搬送
システム全体が停止してしまうという問題がある。
【0008】この搬送システムの停止状態を復旧させる
には、まず、自動倉庫51bの故障を修復した後、有軌
道台車Mやコンベア52側の指示、即ち、第1,第3機
器制御コンピュータ57,59等の作業指示データを消
去する。そして、在庫管理コンピュータ55は再度作業
指示データを第1,第3機器制御コンピュータ57,5
9に出力する必要がある。よって、搬送システムにおけ
る故障の復旧作業に時間がかかるという問題がある。
【0009】又、入出庫作業を行う場合、在庫管理コン
ピュータ55が全て各自動倉庫51a〜51cにおいて
荷の受渡しが可能か否かデータベース56の在庫データ
に基づいて判断している。従って、在庫管理コンピュー
タ55の負荷が大きくなっていた。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は自動倉庫を制御する上位
制御手段の負荷を軽減することができる自動倉庫の制御
方法及びその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数の収納部が形成された
複数の自動倉庫と、各自動倉庫毎に設けられ、対応する
自動倉庫に対して入出庫のための荷受渡し作業を行わせ
る下位制御手段と、各下位制御手段毎に設けられ、それ
ぞれ対応する自動倉庫の在庫データを記憶する記憶手段
とを備え、上位制御手段から各下位制御手段に対して入
出庫を要求する要求信号が出力されたとき、各下位制御
手段はそれぞれ記憶手段に記憶された在庫データに基づ
いて要求信号に応答する応答信号を上位制御手段に出力
し、その各応答信号に基づいて上位制御手段は各下位制
御手段のいずれか1つの下位制御手段を選択し、その選
択した下位制御手段に対応する自動倉庫に対して入出庫
のための荷受渡し作業を行わせるようにしたことをその
要旨とする。
【0012】請求項2記載の発明は、複数の収納部が形
成された複数の自動倉庫と、各自動倉庫毎に設けられ、
対応する自動倉庫に対して入出庫のによる荷受渡し作業
のための作業データを作成し、その作業データに基づい
て制御を行う下位制御手段と、各下位制御手段に対して
接続され、各下位制御手段に入出庫を要求する要求信号
と各下位制御手段のいずれか1つに対して作業指示デー
タを出力する上位制御手段とを備え、前記下位制御手段
は、それぞれ対応する自動倉庫の在庫データを記憶する
記憶手段を備え、その自動倉庫の在庫データを作成し、
記憶手段に記憶するとともに、その在庫データと前記上
位制御手段からの要求信号とに基づいて入出庫のための
荷受渡し作業が可能か否か判断し、応答信号を出力し、
前記上位制御手段からの作業指示データに応答して作業
データを作成し、その作業データに基づいて自動倉庫を
制御し、前記上位制御手段は、各下位制御手段からの応
答信号に基づいていずれか1つの下位制御手段を選択
し、その選択した下位制御手段に作業指示データを出力
するようにしたことをその要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上位制御手段は、複数の下位制御手段から
の応答信号があったとき、少なくとも先の応答信号で選
択した下位制御手段を除いた下位制御手段の中からいず
れか1つの下位制御手段を選択し、その選択した下位制
御手段に作業指示データを出力するようにしたことをそ
の要旨とする。
【0014】
【作用】従って、請求項1記載の発明によれば、上位制
御手段から各下位制御手段に対して入出庫を要求する要
求信号が出力されたとき、各下位制御手段はそれぞれ記
憶手段に記憶された在庫データに基づいて要求信号に応
答する応答信号を上位制御手段に出力する。そして、そ
の各応答信号に基づいて上位制御手段は各下位制御手段
のいずれか1つの下位制御手段を選択し、その選択した
下位制御手段に対応する自動倉庫に対して入出庫のため
の荷受渡し作業を行わせる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、上位制御手
段から各下位制御手段に対して入出庫を要求する要求信
号が出力されたとき、各下位制御手段はそれぞれ記憶手
段に記憶された在庫データと要求信号に基づいて入出庫
のための荷受渡し作業が可能か否か判断し、要求信号に
応答する応答信号を上位制御手段に出力する。
【0016】そして、上位制御手段は、各下位制御手段
からの応答信号に基づいていずれか1つの下位制御手段
を選択し、その選択した下位制御手段に作業指示データ
又は作業指示データに基づくデータを出力する。更に、
下位制御手段は前記上位制御手段からの作業指示データ
に基づくデータに応答して作業データを作成し、その作
業データに基づいて自動倉庫を制御する。
【0017】請求項3記載の発明によれば、上位制御手
段は、複数の下位制御手段からの応答信号があったと
き、少なくとも先の応答信号で選択した下位制御手段を
除いた下位制御手段の中からいずれか1つの下位制御手
段を選択する。そして、上位制御手段は、その選択した
下位制御手段に作業指示データを出力する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1,
図2に従って説明する。図1は、自動倉庫を備えた搬送
システムを示す概略構成図である。
【0019】この搬送システムTには、3台の自動倉庫
1a〜1cが設けられている。各自動倉庫1a〜1cは
枠組棚2を備え、枠組棚2には収納部3が形成されてい
る。収納部3は各枠組棚2の段方向(上下方向)及び連
方向(奥行き方向)に対して複数形成されている。各自
動倉庫1a〜1cには、走行用レール4が設置され、走
行用レール4に沿ってスタッカクレーン5が走行するよ
うになっている。そして、このスタッカクレーン5に設
けられた昇降キャリッジ6上に荷を載置することによっ
て荷は自動倉庫1a〜1c内の各収納部3に搬送され
る。
【0020】又、自動倉庫1a〜1cには、荷受渡し用
のコンベア(以下、「受渡しコンベア」という。)7,
8が設けられている。更に、搬送システムTには、荷を
搬送する有軌道台車Mが設けられ、有軌道台車Mは予め
定められた走行経路に沿って走行するようになってい
る。
【0021】この走行経路の外側には、入庫すべき荷を
搬送する入庫用コンベア9、出庫される荷を搬送する出
庫用コンベア10及びピッキング作業を行う荷を搬送す
るピッキングコンベア11が設けられている。
【0022】この搬送システムTにて、入庫作業を行う
には、まず、入庫すべき荷を入庫用コンベア9上に載置
する。すると、入庫用コンベア9は荷を搬送し、有軌道
台車Mに荷を受け渡す。そして、有軌道台車Mは走行経
路に沿って走行し、荷を所定の自動倉庫1a〜1cの受
渡しコンベア7上に載置する。更に、受渡しコンベア7
上の荷はスタッカクレーン5に受け渡され、スタッカク
レーン5はその荷を所定の収納部3まで搬送し、その収
納部3に荷を収納することにより入庫作業を行う。
【0023】出庫作業を行うには、まず、荷を出庫すべ
き自動倉庫1a〜1cのスタッカクレーン5が出庫すべ
き収納部3から荷を取り出し、受渡しコンベア8上に載
置する。受渡しコンベア8上の荷は、有軌道台車Mに載
置され、有軌道台車Mが荷を搬送し、出庫用コンベア1
0上に載置することによって出庫作業は行われる。
【0024】このように構成された搬送システムTは、
図2に示す制御システムによって制御される。この制御
システムには、上位制御手段としての在庫管理コンピュ
ータ21が設けられている。この在庫管理コンピュータ
21にはキーボード22が接続され、作業者はキーボー
ド22を操作することによって各種のデータを在庫管理
コンピュータ21に出力するようになっている。又、在
庫管理コンピュータ21はデータベース23を備えてい
る。更に、在庫管理コンピュータ21は第1ネットワー
クNW1に接続されている。
【0025】第1ネットワークNW1には、第1機器統
括制御コンピュータ(以下、「第1統括コンピュータ)
24及び第2機器統括制御コンピュータ(以下、「第2
統括コンピュータ)25が接続されている。
【0026】第1統括コンピュータ24は、有軌道台車
M及び各種コンベア7〜11が接続されている。更に、
第1統括コンピュータ24は、第2ネットワークNW2
を介して下位制御手段としての第1倉庫制御手段として
の第1倉庫制御コンピュータ(以下、「第1倉庫コンピ
ュータ」という。)26aと、第2倉庫制御コンピュー
タ(以下、「第2倉庫コンピュータ」という。)26b
とが接続されている。第1倉庫コンピュータ26aは、
第1自動倉庫1aを制御するとともに、同自動倉庫1a
の在庫管理を行うようになっている。又、第2倉庫コン
ピュータ26bは、第2自動倉庫1bを制御するととも
に、同自動倉庫1bの在庫管理を行うようになってい
る。
【0027】各第1,第2倉庫コンピュータ26a,2
6bは、それぞれ記憶手段としてのデータベースDB
a,DBbを備えている。データベースDBaには、第
1自動倉庫1aの各収納部3の在庫データが記憶されて
いる。データベースDBbには、第2自動倉庫1bの各
収納部3の在庫データが記憶されている。
【0028】即ち、第1倉庫コンピュータ26aは、デ
ータベースDBaの在庫データを作成するとともに、在
庫データに基づいて入庫が可能か否か及び出庫が可能か
否かを判断する。又、第1倉庫コンピュータ26aは、
データベースDBaの在庫データ等に基づいて入庫又は
出庫のための荷受渡し作業を実行するための作業データ
を作成し、そのデータに基づいてスタッカクレーン5及
び昇降キャリッジ6を駆動制御するようになっている。
【0029】同様に、第2倉庫コンピュータ26bは、
データベースDBbの在庫データを作成するとともに、
在庫データに基づいて入庫が可能か否か及び出庫が可能
か否かを判断する。又、第2倉庫コンピュータ26b
は、データベースDBbの在庫データ等に基づいて入庫
又は出庫のための荷受渡し作業を実行するための作業デ
ータを作成し、そのデータに基づいてスタッカクレーン
5及び昇降キャリッジ6を駆動制御するようになってい
る。
【0030】又、第2統括コンピュータ25には下位制
御手段としての第3倉庫制御コンピュータ26c(以
下、「第3倉庫コンピュータ」という。)が接続されて
いる。この第3倉庫コンピュータ26cには記憶手段と
してのデータベースDBcが設けられている。このデー
タベースDBcには第3自動倉庫1cの各収納部3に対
する在庫データが記憶されている。尚、データベースD
Ba〜DBcの在庫データは所定時間毎に在庫管理コン
ピュータ21のデータベース23に送信され記録され
る。即ち、データベース23には各データベースDBa
〜DBcの在庫データが記憶されている。
【0031】第3倉庫コンピュータ26cは、データベ
ースDBcの在庫データを作成するとともに、在庫デー
タに基づいて入庫が可能か否か及び出庫が可能か否かを
判断する。又、第3倉庫コンピュータ26cは、データ
ベースDBcの在庫データ等に基づいて入庫又は出庫の
ための荷受渡し作業を実行するための作業データを作成
し、そのデータに基づいてスタッカクレーン5及び昇降
キャリッジ6を駆動制御するようになっている。
【0032】在庫管理コンピュータ21は作業者のキー
ボード22の操作に基づいて各種の要求信号を第1ネッ
トワークNW1上に出力するようになっている。各種の
要求信号は、第1,第2統括コンピュータ24,25を
介して各第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜26cに
出力される。
【0033】各種要求信号には、制御要求信号、空棚要
求信号、在庫要求信号、データ要求信号及び終了要求信
号がある。制御要求信号は、データベースDBa〜DB
cに記憶された在庫データを変更したり、所望のデータ
ベースDBa〜DBcを初期化するための要求信号であ
る。
【0034】空棚要求信号は、荷を入庫するための要求
信号であって、第1〜第3自動倉庫1a〜1cの収納部
3に荷を入庫することができる空棚(荷が収納されてい
ない収納部3)があるか否かを確認するための要求信号
である。
【0035】在庫要求信号は、荷を出庫するための要求
信号であって、出庫すべき荷の品番及び数量等を示すデ
ータである。データ要求信号は、各自動倉庫1a〜1c
の各収納部3の現在の荷の在庫状態を確認するための要
求信号であって、各データベースDBa〜DBcの在庫
データを在庫管理コンピュータ21に送信させるための
要求信号である。
【0036】終了要求信号は、自動倉庫1a〜1c(例
えばスタッカクレーン)や各種制御コンピュータ24,
25,26a〜26cの電源を落とすための要求信号で
ある。この場合、例えば第2統括コンピュータ25の電
源を落とすことによって、第1統括コンピュータ24に
て駆動制御される各種設備機器のシステムが構築され
る。一方、第1統括コンピュータ24の電源を落とすこ
とによって、第2統括コンピュータ25にて駆動制御さ
れる各種設備機器のシステムが構築される。即ち、第
1,第2統括コンピュータ24,25のいずれか一方の
電源を落とすことによって本搬送システムの一部だけを
切り離して稼働させることができる。
【0037】又、第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜
26cは、各要求信号に応答して応答信号を在庫管理コ
ンピュータ21に対して出力する。応答信号には、「R
DY」信号、「BUSY」信号、「ERR」信号及び
「ACK」信号がある。又、第1〜第3倉庫コンピュー
タ26a〜26cは、要求信号に対して応答しない場合
もある。
【0038】「RDY」信号は、空棚要求信号及び在庫
要求データに対して応答する応答信号である。空棚要求
信号に対して応答した「RDY」信号は、荷を入庫すべ
き空棚があることを意味する。又、在庫要求信号に対し
て応答した「RDY」信号は、在庫要求信号にて指令さ
れた荷が収納されている収納部3があることを意味す
る。
【0039】「BUSY」信号は、「RDY」信号の場
合と同様に、空棚要求信号に対しては荷を入庫すべき空
棚があり、在庫要求信号に対してはその在庫要求信号が
示す荷が収納された収納部3があることを示す応答信号
である。しかし、現在例えばスタッカクレーン11等に
て他の入出庫作業中であり、直ちに出力された空棚要求
信号及び在庫要求信号の示す作業を行うことができない
ことを意味する。
【0040】「ERR」信号は、スタッカクレーン11
等の自動倉庫1a〜1c側に故障が発生したことを意味
する。「ACK」信号は、空棚要求信号及び在庫要求デ
ータに対して応答する応答信号であって、出力された空
棚要求信号及び在庫要求データが示す入庫又は出庫作業
が完了したことを意味する。
【0041】又、第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜
26cが空棚要求信号に対して応答しなかった場合に
は、その第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜26cが
管理する自動倉庫1a〜1cには空棚がないことを意味
する。又、在庫要求データに対して応答しなかった場合
には、在庫要求データが要求する荷がその自動倉庫には
無いことを意味している。
【0042】次に、上記のように構成した自動倉庫の制
御システムの作用及び効果について説明する。まず、荷
を自動倉庫に入庫する場合について説明する。
【0043】入庫作業時には、在庫管理コンピュータ2
1はキーボード22の操作に基づいて空棚要求信号を、
各第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜26cに出力す
る。すると、第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜26
cは、データベースDBa〜DBcの在庫データに基づ
いて自己が管理する自動倉庫1a〜1cの収納部3に空
棚があるか否かを判断する。そして、空棚がある場合に
は、「RDY」信号を在庫管理コンピュータ21に出力
する。例えば第1,第2自動倉庫1a,1bに空棚があ
る場合には、第1,第2倉庫コンピュータ26a,26
bが在庫管理コンピュータ21に「RDY」信号を出力
する。
【0044】この場合、在庫管理コンピュータ21は荷
を入庫すべき自動倉庫を自動倉庫1a,1bの中から選
択する。この選択時において、在庫管理コンピュータ2
1は、先に行った入庫時にどの自動倉庫1a〜1cに荷
を入庫したかに基づいて入庫すべき自動倉庫を選択す
る。例えば、在庫管理コンピュータ21は、入庫する順
番を自動倉庫1a、自動倉庫1b、自動倉庫1c、自動
倉庫1a、・・・の順に、サイクリックに入庫すべき自
動倉庫を選択する。尚、本実施例では、説明の便宜上、
在庫管理コンピュータ21はサイクリックな順番に基づ
いて第2自動倉庫1b、即ち、第2倉庫コンピュータ2
6bからの「RDY」信号を選択する。
【0045】そして、在庫管理コンピュータ21は、第
2自動倉庫1bに荷の入庫作業を行わせるための入庫作
業指示データを、第1統括コンピュータ24に出力す
る。すると、第1統括コンピュータ24は入庫作業指示
データに基づいて第2自動倉庫1bに対して入庫作業を
行わせるために有軌道台車M、入庫コンベア9及び受渡
しコンベア7等をそれぞれ駆動制御する。
【0046】又、第1統括コンピュータ24は、その入
庫作業指示データを第2倉庫コンピュータ26bに対し
てのみ出力する。すると、第2倉庫コンピュータ26b
は、データベースDBbに記憶された在庫データに基づ
いて第2自動倉庫1bの空棚の中から荷を入庫すべき空
棚を選択する。そして、第2倉庫コンピュータ26b
は、選択した収納部3に荷を入庫させるための作業デー
タを作成し、その作業データに基づいて第2自動倉庫1
bのスタッカクレーン5及び昇降キャリッジ6を駆動制
御することによって入庫作業を行わせる。
【0047】そして、入庫作業が完了すると、第2倉庫
コンピュータ26bは在庫管理コンピュータ21に「A
CK」信号を出力する。この場合、在庫管理コンピュー
タ21は「ACK」信号に基づいて入庫作業が完了した
と判断する。
【0048】一方、在庫管理コンピュータ21からの空
棚要求信号に応答して、例えば第1倉庫コンピュータ2
6aから「BUSY」信号が、第2倉庫コンピュータ2
6bから「RDY」信号が在庫管理コンピュータ21に
出力された場合には、在庫管理コンピュータ21は「R
DY」信号を優先して選択する。
【0049】又、在庫管理コンピュータ21からの空棚
要求信号に応答して、例えば第1,第2倉庫コンピュー
タ26a,26bから「BUSY」信号が出力された場
合には、在庫管理コンピュータ21は「RDY」信号の
場合と同様にサイクリックに選択する。
【0050】尚、在庫管理コンピュータ21が入庫作業
を行う自動倉庫として第1自動倉庫1aを選択した場合
には、第1統括コンピュータ24に入庫作業指示データ
を出力し、第1統括コンピュータ24はその入庫作業指
示データを第1倉庫コンピュータ26aに出力する。す
ると、第1倉庫コンピュータ26aは第2倉庫コンピュ
ータ26bと同様に作業データを作成し、第1自動倉庫
1aのスタッカクレーン5及び昇降キャリッジ6を駆動
制御して入庫作業を行わせる。
【0051】又、在庫管理コンピュータ21が入庫作業
を行う自動倉庫として第3自動倉庫1cを選択した場合
には、第2統括コンピュータ25にその入庫作業指示デ
ータを出力し、第2統括コンピュータ25は入庫作業指
示データを第3倉庫コンピュータ26cに出力する。す
ると、第3倉庫コンピュータ26cは第2倉庫コンピュ
ータ26b等と同様に作業データを作成し、第3自動倉
庫1cのスタッカクレーン5及び昇降キャリッジ6を駆
動制御して入庫作業を行わせる。
【0052】次に、出庫作業の場合について説明する。
出庫作業時には、在庫管理コンピュータ21はキーボー
ド22の操作に基づいて在庫要求信号を、各第1〜第3
倉庫コンピュータ26a〜26cに出力する。すると、
第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜26cは、データ
ベースDBa〜DBcの在庫データに基づいて自己が管
理する自動倉庫1a〜1cの収納部3に在庫要求信号が
示す荷が収納されているかを判断する。そして、在庫要
求信号が示す荷が収納されている場合には、「RDY」
信号を在庫管理コンピュータ21に出力する。例えば第
1,第2自動倉庫1a,1bに在庫要求信号が示す荷が
ある場合には、第1,第2倉庫コンピュータ26a,2
6bが在庫管理コンピュータ21に「RDY」信号を出
力する。
【0053】この場合、在庫管理コンピュータ21は荷
を出庫すべき自動倉庫を自動倉庫1a,1bの中から選
択する。この選択時において、在庫管理コンピュータ2
1は、入庫時の場合と同様に、サイクリックな順番に基
づいて荷を収納する自動倉庫を選択する。例えば、サイ
クリックな順番に基づいて第2自動倉庫1b、即ち、第
2倉庫コンピュータ26bからの「RDY」信号を選択
する。
【0054】そして、在庫管理コンピュータ21は、第
2自動倉庫1bに荷の出庫作業を行わせるための出庫作
業指示データを、第1統括コンピュータ24に出力す
る。すると、第1統括コンピュータ24は、出庫作業指
示データに基づいて第2自動倉庫1bに対して出庫作業
を行わせるために有軌道台車M、出庫コンベア10及び
受渡しコンベア8等をそれぞれ駆動制御する。
【0055】又、第1統括コンピュータ24は、その出
庫作業指示データ第2倉庫コンピュータ26bに対して
のみ出力する。すると、第2倉庫コンピュータ26b
は、出庫すべき荷が収納された収納部3から荷を出庫さ
せるための作業データを作成し、その作業データに基づ
いてスタッカクレーン5及び昇降キャリッジ6を駆動制
御することによって出庫作業を行わせる。
【0056】そして、出庫作業が完了すると、第2倉庫
コンピュータ26bは在庫管理コンピュータ21に「A
CK」信号を出力する。この場合、在庫管理コンピュー
タ21は「ACK」信号に基づいて出庫作業が完了した
と判断する。
【0057】一方、在庫管理コンピュータ21からの在
庫要求信号に応答して、例えば第1倉庫コンピュータ2
6aから「BUSY」信号が、第2倉庫コンピュータ2
6bから「RDY」信号が在庫管理コンピュータ21に
出力された場合には、在庫管理コンピュータ21は「R
DY」信号を優先して選択する。
【0058】又、在庫管理コンピュータ21からの在庫
要求信号に応答して、例えば第1,第2倉庫コンピュー
タ26a,26b等の複数の倉庫コンピュータから「B
USY」信号が出力された場合には、在庫管理コンピュ
ータ21は「RDY」信号の場合と同様に出庫先の自動
倉庫をサイクリックに選択する。
【0059】尚、在庫管理コンピュータ21が出庫作業
を行う自動倉庫として第1自動倉庫1aを選択した場合
には、第1統括コンピュータ24に出庫作業指示データ
を出力し、第1統括コンピュータ24はその出庫作業指
示データを第1倉庫コンピュータ26aに出力する。す
ると、第1倉庫コンピュータ26aは第2倉庫コンピュ
ータ26bと同様に作業データを作成し、第1自動倉庫
1aのスタッカクレーン5及び昇降キャリッジ6を駆動
制御して出庫作業を行わせる。
【0060】又、在庫管理コンピュータ21が出庫作業
を行う自動倉庫として第3自動倉庫1cを選択した場合
には、第2統括コンピュータ25に出庫作業指示データ
を出力し、第2統括コンピュータ25は出庫作業指示デ
ータを第3倉庫コンピュータ26cに出力する。する
と、第3倉庫コンピュータ26cは第2倉庫コンピュー
タ26b等と同様に作業データを作成し、第3自動倉庫
1cのスタッカクレーン5及び昇降キャリッジ6を駆動
制御して出庫作業を行わせる。
【0061】次に、作業者が各自動倉庫1a〜1cの在
庫データを変更したい場合には、在庫管理コンピュータ
21から、在庫データを変更したい自動倉庫1a〜1c
の倉庫コンピュータ26a〜26cに対して制御要求信
号を出力する。
【0062】この場合、制御要求信号が出力された倉庫
コンピュータ26a〜26cは、制御要求信号に基づい
てデータベースDBa〜DBcの在庫データを書き換
え、又は、初期化する。
【0063】更に、作業者が各自動倉庫1a〜1cの現
状の在庫状態を把握したい場合には、作業者はキーボー
ド22を操作して在庫管理コンピュータ21から在庫状
態を把握したい自動倉庫1a〜1cを管理する倉庫コン
ピュータ26a〜26cにデータ要求信号を出力する。
すると、所望の自動倉庫1a〜1cを管理する倉庫コン
ピュータ26a〜26cはデータベースDBa〜DBc
に記憶された在庫データを在庫管理コンピュータ21に
出力する。すると、在庫管理コンピュータ21は、所望
の自動倉庫1a〜1cの在庫データをデータベース23
に記憶させ、当該在庫管理コンピュータ21のディスプ
レイ(図示せず)又はプリンタ(図示せず)等に出力す
る。
【0064】又、作業者は搬送システムTにおける作業
を終了する場合には、終了要求信号を全機器に出力す
る。即ち、第1,第2統括コンピュータ24,25及び
各倉庫コンピュータ26a〜26cに出力する。する
と、第1統括コンピュータ24は有軌道台車Mや各コン
ベアの電源を遮断し、各倉庫コンピュータ26a〜26
cは各自動倉庫1a〜1cへの電源を遮断する。このた
め、搬送システムの機能は停止することになる。
【0065】又、例えば在庫管理コンピュータ21が終
了要求信号を第2統括コンピュータ25に出力すると、
第2統括コンピュータ25により制御される第3自動倉
庫1cへの各種要求信号等が遮断される。この場合、作
業者は在庫管理コンピュータ21から各種の要求信号を
出力することによって、第1,第2自動倉庫1a,1b
に対して入出庫作業を行うことができる。
【0066】又、例えば第1自動倉庫1aのスタッカク
レーン5が故障すると、第1倉庫コンピュータ26aか
ら「ERR」信号が在庫管理コンピュータ21に出力さ
れる。すると、在庫管理コンピュータ21は第1倉庫コ
ンピュータ26aに対して終了要求信号を出力し、第1
自動倉庫1aへの電源を遮断する。
【0067】この場合、在庫管理コンピュータ21は、
第2,第3自動倉庫1b,1cに対して入出庫作業を行
わせる。従って、本実施例によれば、在庫管理コンピュ
ータ21は、各倉庫コンピュータ26a〜26cに対し
て空棚又は在庫要求信号を出力するだけで、その要求に
該当する収納部3があるか否かの応答信号が各倉庫コン
ピュータ26a〜26cから出力される。このため、在
庫管理コンピュータ21は応答信号に基づいてどの自動
倉庫1a〜1cに対して荷を入出庫するか否かを判断す
るだけで入出庫作業が行われるので、在庫管理コンピュ
ータ21による在庫データを検索するなどの負荷を軽減
することができる。
【0068】又、第2統括コンピュータ25側の設備機
器、例えば第3自動倉庫1cのスタッカクレーン5、第
3倉庫コンピュータ26c又は第2統括コンピュータ2
5自体が故障して、在庫管理コンピュータ21からの空
棚及び在庫等の各要求信号に応答しなくなっても、第1
統括コンピュータ24側の自動倉庫1a,1bが正常に
作動していれば、当該第1統括コンピュータ24側から
応答信号が在庫管理コンピュータ21に出力される。こ
のため、在庫管理コンピュータ21は、搬送システムT
の稼働を停止することなく、第1統括コンピュータ24
側からの応答信号に基づいて第1,第2自動倉庫1a,
1bに対して入出庫作業を行うことができる。従って、
第2統括コンピュータ25側に異常が発生しても、第1
統括コンピュータ24側のシステムを稼働させた状態
で、異常を復旧させるための作業を行うことができるの
で、異常を復旧するために搬送システムT全体を停止さ
せる場合に比べ、効率良く異常を復旧することができ
る。即ち、異常による影響を最小限に保持しつつ、異常
の復旧作業を行うことができる。
【0069】又、自動倉庫1aの在庫データはデータベ
ースDBaに、自動倉庫1bの在庫データはデータベー
スDBbに、自動倉庫1cの在庫データはデータベース
DBcに、それぞれ記憶されている。従って、たとえデ
ータベースDBaに記憶されたデータが破壊されても、
データベースDBb,DBcには影響を及ぼさず、デー
タベースDBaのデータだけ修復すればよい。この間、
搬送システムTは自動倉庫1b,1cに対して入出庫作
業を行うことができる。従って、搬送効率の低下を最小
限に保持しつつ、データの修復作業を行うことができ
る。
【0070】更に、終了要求データを第1統括コンピュ
ータ24側又は第2統括コンピュータ25側に出力する
だけで、第1統括コンピュータ24側の各設備機器又は
第2統括コンピュータ25側の設備機器の電源を容易に
遮断することができる。従って、容易に第1統括コンピ
ュータ24側だけのシステムを稼働させて入出庫作業を
行ったり、第2統括コンピュータ25側だけのシステム
を稼働させて入出庫作業を行ったりすることができる。
即ち、容易に、搬送システムTの一部を切り離して、一
部だけを稼働させることができる。よって、収納される
荷の数が少ない場合には、一部だけを稼働させることに
より、搬送システムTの省力化をすることができる。
【0071】又、各倉庫コンピュータ26a〜26cの
データベースDBa〜DBcに記憶された在庫データは
在庫管理コンピュータ21のデータベース23に記録さ
れる。従って、作業者はデータベース23に記録された
在庫データを在庫管理コンピュータ21のディスプレイ
に表示させることによって容易に各自動倉庫1a〜1c
の在庫データを確認することができる。
【0072】又、この搬送システムTにて入庫又は出庫
作業を行う場合には、在庫管理コンピュータ21は、入
庫又は出庫を行う自動倉庫1a〜1cを管理する第1又
は第2統括コンピュータ24,25に入庫又は出庫作業
指示データを出力する。すると、第1又は第2統括コン
ピュータ24,25が有軌道台車M、コンベア7〜11
及び各自動倉庫1a〜1c等を制御するための処理を行
うので、在庫管理コンピュータ21の負荷を低減するこ
とができる。
【0073】又、在庫管理コンピュータ21は、入庫又
は出庫する自動倉庫をサイクリックに選択する。即ち、
先に選択した自動倉庫とは異なる自動倉庫を選択する。
従って、入庫又は出庫される自動倉庫1a〜1cが均等
に選択されるので、特定の自動倉庫1a〜1cに偏るこ
となく均等に各自動倉庫1a〜1cに入庫又は出庫作業
を行うことができる。
【0074】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更
して実施してもよい。 (1)上記実施例において、第3自動倉庫1cを冷凍庫
の中に入れ、冷凍を必要とする荷を保管するよう構成し
てよい。この場合、空棚要求データ及び在庫要求データ
には冷凍が必要であるか否かを示すデータが付け加えら
れる。
【0075】(2)上記実施例では、在庫管理コンピュ
ータ21はサイクリックな順番に各自動倉庫1a〜1c
を選択した。これは、特に、サイクリックな順番に限定
されるものではなく、例えば自動倉庫1aを優先して選
択するように構成してもよい。
【0076】(3)上記実施例において、在庫管理コン
ピュータ21からの空棚及び在庫要求信号に応答する場
合に、各倉庫コンピュータ26a〜26cは「RDY」
信号及び「BUSY」信号に付加して、在庫データを在
庫管理コンピュータ21に対して送信してもよい。
【0077】このようにすれば、空棚要求信号に対して
各倉庫コンピュータ26a〜26cから「RDY」信号
及び「BUSY」信号の応答があった場合には、在庫管
理コンピュータ21は前記各データに付加された空棚の
在庫データに基づいてどの自動倉庫1a〜1cのどの収
納部3に荷を入庫するかを選択する。
【0078】同様に、在庫要求信号に対して各倉庫コン
ピュータ26a〜26cから「RDY」信号及び「BU
SY」信号の応答があった場合には、在庫管理コンピュ
ータ21は前記各データに付加された出庫すべき荷の在
庫データに基づいてどの自動倉庫1a〜1cのどの収納
部3から荷を出庫するかを判断する。この場合、例えば
在庫管理コンピュータ21は、自動倉庫1a〜1cへの
入庫日が古い荷から順に出庫するように出庫すべき荷が
収納された収納部3を選択してもよい。
【0079】従って、在庫管理コンピュータ21が出庫
すべき荷が収納された収納部3を選択する場合には、出
庫可能な荷の在庫データに基づいて出庫すべきより最適
な荷を選択することができる。
【0080】(4)上記実施例において、第1〜第3倉
庫コンピュータ26a〜26cを第1,第2統括コンピ
ュータ24,25等を介すことなく直接在庫管理コンピ
ュータ21に接続してもよい。
【0081】この場合、在庫管理コンピュータ21から
入庫又は出庫作業を行うべき自動倉庫1a〜1cを制御
する第1〜第3倉庫コンピュータ26a〜26cに対し
て直接入庫又は出庫作業指示データが入力される。
【0082】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項2記載の自動倉庫の制御装置において、上
位制御手段は、記憶手段を備え、各下位制御手段に設け
た記憶手段の在庫データを下位制御手段を介して記録で
きるようにした自動倉庫の制御装置。
【0083】この自動倉庫の制御装置によれば、上位制
御手段側の記憶手段から作業者は容易に在庫データを確
認することができる。 (2)請求項2又は3記載の自動倉庫の制御装置におい
て、上位制御手段は、中位制御手段(第1又は第2統括
コンピュータ24,25)と第1ネットワークNW1を
介して接続され、中位制御手段は第2ネットワークNW
2を介して各下位制御手段と接続されたものであり、前
記中位制御手段は、自動倉庫に付帯するコンベア及び有
軌道台車を制御する自動倉庫の制御装置。
【0084】この自動倉庫の制御装置によれば、上位制
御手段は中位制御手段に作業指示データを出力すること
により、確実に搬送システムを駆動制御することができ
る。 (3)請求項1記載の自動倉庫の制御方法において、上
位制御手段はどの自動倉庫のどの収納部に対して荷を入
出庫するかを選択する自動倉庫の制御方法。この制御方
法によれば、上位制御手段は各自動倉庫の中から出庫す
べきより最適な収納部を選択することができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1又は2記載
の発明によれば、自動倉庫を制御する上位制御手段の負
荷を軽減することができるとともに、各自動倉庫を独立
して制御されるので、自動倉庫に異常が発生した場合に
も、異常が発生した自動倉庫を除いて搬送システムを容
易に稼働することができる。
【0086】請求項3記載の発明によれば、複数の下位
制御手段から応答データがあった時には、少なくとも先
の応答データで選択した下位制御手段を除く下位制御手
段の中からいずれか1つの下位制御手段が選択されるの
で、各自動倉庫に対して均等に荷の入出庫作業が行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 搬送システムを示す概略構成図。
【図2】 搬送システムを制御する制御システムを示す
構成図。
【図3】 従来の搬送システムを制御する制御システム
を示す構成図。
【符号の説明】
1a〜1c…第1〜第3自動倉庫、3…収納部、21…
上位制御手段としての在庫管理コンピュータ、26a〜
26c…下位制御手段としての第1〜第3倉庫制御コン
ピュータ、DBa〜DBc…記憶手段としてのデータベ
ース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収納部が形成された複数の自動倉
    庫と、 各自動倉庫毎に設けられ、対応する自動倉庫に対して入
    出庫のための荷受渡し作業を行わせる下位制御手段と、 各下位制御手段毎に設けられ、それぞれ対応する自動倉
    庫の在庫データを記憶する記憶手段とを備え、 上位制御手段から各下位制御手段に対して入出庫を要求
    する要求信号が出力されたとき、各下位制御手段はそれ
    ぞれ記憶手段に記憶された在庫データに基づいて要求信
    号に応答する応答信号を上位制御手段に出力し、その各
    応答信号に基づいて上位制御手段は各下位制御手段のい
    ずれか1つの下位制御手段を選択し、その選択した下位
    制御手段に対応する自動倉庫に対して入出庫のための荷
    受渡し作業を行わせるようにした自動倉庫の制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の収納部が形成された複数の自動倉
    庫と、 各自動倉庫毎に設けられ、対応する自動倉庫に対して入
    出庫による荷受渡し作業のための作業データを作成し、
    その作業データに基づいて制御を行う下位制御手段と、 各下位制御手段に対して接続され、各下位制御手段に入
    出庫を要求する要求信号と各下位制御手段のいずれか1
    つに対して作業指示データを出力する上位制御手段とを
    備え、 前記下位制御手段は、それぞれ対応する自動倉庫の在庫
    データを記憶する記憶手段を備え、その自動倉庫の在庫
    データを作成し、記憶手段に記憶するとともに、その在
    庫データと前記上位制御手段からの要求信号とに基づい
    て入出庫のための荷受渡し作業が可能か否か判断し、応
    答信号を出力し、前記上位制御手段からの作業指示デー
    タに応答して作業データを作成してその作業データに基
    づいて自動倉庫を制御し、 前記上位制御手段は、各下位制御手段からの応答信号に
    基づいていずれか1つの下位制御手段を選択し、その選
    択した下位制御手段に作業指示データを出力するように
    した自動倉庫の制御装置。
  3. 【請求項3】 上位制御手段は、複数の下位制御手段か
    らの応答信号があったとき、少なくとも先の応答信号で
    選択した下位制御手段を除いた下位制御手段の中からい
    ずれか1つの下位制御手段を選択し、その選択した下位
    制御手段に作業指示データを出力するようにした請求項
    2記載の自動倉庫の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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