JPH09304288A - 金属リング検査装置 - Google Patents
金属リング検査装置Info
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- JPH09304288A JPH09304288A JP14521396A JP14521396A JPH09304288A JP H09304288 A JPH09304288 A JP H09304288A JP 14521396 A JP14521396 A JP 14521396A JP 14521396 A JP14521396 A JP 14521396A JP H09304288 A JPH09304288 A JP H09304288A
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- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 99
- 238000007689 inspection Methods 0.000 title claims abstract description 31
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 6
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- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 7
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- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 1
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属リングの傷、または異径、または変形を
自動的に検査する金属リング検査装置を提供する。 【解決手段】 垂直面内で間欠的に回転する円板3の円
周に沿って円周の内側に接続されたフリーローラ6A,
6Bと、フリーローラ6A,6Bの外方に円板3と同心
に配置されたガイドレール5とを備え、フリーローラ6
A,6Bとガイドレール5とで支持して金属リング8を
間欠的に搬送する搬送部と、搬送停止位置に配置され金
属リング8に接触して金属リング8を自転させるドライ
ブローラ12を備えた自転部10と、自転部10におい
て金属リング8を検査する検査部とからなり、検査部は
金属リング8に傷があるかどうかを検査するものであ
り、金属リング8の側面に投光する照明20A,20B
と、斜め上方向および斜め下方向から金属リング8を撮
影するカメラ21A,21B,21C,21Dとからな
る。
自動的に検査する金属リング検査装置を提供する。 【解決手段】 垂直面内で間欠的に回転する円板3の円
周に沿って円周の内側に接続されたフリーローラ6A,
6Bと、フリーローラ6A,6Bの外方に円板3と同心
に配置されたガイドレール5とを備え、フリーローラ6
A,6Bとガイドレール5とで支持して金属リング8を
間欠的に搬送する搬送部と、搬送停止位置に配置され金
属リング8に接触して金属リング8を自転させるドライ
ブローラ12を備えた自転部10と、自転部10におい
て金属リング8を検査する検査部とからなり、検査部は
金属リング8に傷があるかどうかを検査するものであ
り、金属リング8の側面に投光する照明20A,20B
と、斜め上方向および斜め下方向から金属リング8を撮
影するカメラ21A,21B,21C,21Dとからな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング状の物品の
うち特に円形の金属リングの外観検査装置に関する。
うち特に円形の金属リングの外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フランジガスケットとしてOリングの形
状で金属製のもの(金属リング)がある。金属リングの
欠陥として、表面の傷、またはリング径(線径ではなく
リング外周径)の大きいリング異径、または楕円等のリ
ング変形がある。従来、欠陥検査は、リングの束に指を
とおしてリングを廻しながら目視でなされている。
状で金属製のもの(金属リング)がある。金属リングの
欠陥として、表面の傷、またはリング径(線径ではなく
リング外周径)の大きいリング異径、または楕円等のリ
ング変形がある。従来、欠陥検査は、リングの束に指を
とおしてリングを廻しながら目視でなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た人手作業では見逃しや個人差があるので、検査の自動
化が要望されていた。本発明は、上述した事情に鑑みな
されたもので、金属リングの傷、または異径、または変
形を自動的に検査する金属リング検査装置を提供するこ
とを目的とする。
た人手作業では見逃しや個人差があるので、検査の自動
化が要望されていた。本発明は、上述した事情に鑑みな
されたもので、金属リングの傷、または異径、または変
形を自動的に検査する金属リング検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の第1の態様は、垂直面内で間欠的に回転
する円板の円周に沿って円周の内側に接続されたフリー
ローラと、フリーローラの外方に円板と同心に配置され
たガイドレールとを備え、フリーローラとガイドレール
とで支持して金属リングを間欠的に搬送する搬送部と、
搬送停止位置に配置され金属リングに接触して金属リン
グを自転させるドライブローラを備えた自転部と、自転
部において金属リングを検査する検査部とからなり、前
記検査部は金属リングに傷があるかどうかを検査するも
のであり、金属リングの側面に投光する照明と、斜め上
方向および斜め下方向から金属リングを撮影するカメラ
とからなることを特徴とする。
ため、本発明の第1の態様は、垂直面内で間欠的に回転
する円板の円周に沿って円周の内側に接続されたフリー
ローラと、フリーローラの外方に円板と同心に配置され
たガイドレールとを備え、フリーローラとガイドレール
とで支持して金属リングを間欠的に搬送する搬送部と、
搬送停止位置に配置され金属リングに接触して金属リン
グを自転させるドライブローラを備えた自転部と、自転
部において金属リングを検査する検査部とからなり、前
記検査部は金属リングに傷があるかどうかを検査するも
のであり、金属リングの側面に投光する照明と、斜め上
方向および斜め下方向から金属リングを撮影するカメラ
とからなることを特徴とする。
【0005】本発明の第1の態様によれば、金属リング
はフリーローラ、即ち、回転自在のローラとガイドレー
ルとに支持されて垂直面内を間欠的に、即ち、起動停止
を繰り返しながらガイドレールに沿って搬送される。金
属リングは停止位置でドライブローラ、即ち、駆動され
るローラに接触するので一回転以上自転する。このとき
金属リングの側面に照明をして斜め方向から撮影する
と、傷があるときは反射光がカメラに入射する。従っ
て、暗い背景のなかに明るく映る部分があると傷と判定
できる。
はフリーローラ、即ち、回転自在のローラとガイドレー
ルとに支持されて垂直面内を間欠的に、即ち、起動停止
を繰り返しながらガイドレールに沿って搬送される。金
属リングは停止位置でドライブローラ、即ち、駆動され
るローラに接触するので一回転以上自転する。このとき
金属リングの側面に照明をして斜め方向から撮影する
と、傷があるときは反射光がカメラに入射する。従っ
て、暗い背景のなかに明るく映る部分があると傷と判定
できる。
【0006】本発明の第2の態様は、垂直面内で間欠的
に回転する円板の円周に沿って円周の内側に接続された
フリーローラと、フリーローラの外方に円板と同心に配
置されたガイドレールとを備え、フリーローラとガイド
レールとで支持して金属リングを間欠的に搬送する搬送
部と、搬送停止位置に配置され金属リングに接触して金
属リングを自転させるドライブローラを備えた自転部
と、自転部において金属リングを検査する検査部とから
なり、前記検査部は金属リング異径のものがあるかどう
かを検査するものであり、ドライブローラの移動変位を
検出するセンサからなることを特徴とする。
に回転する円板の円周に沿って円周の内側に接続された
フリーローラと、フリーローラの外方に円板と同心に配
置されたガイドレールとを備え、フリーローラとガイド
レールとで支持して金属リングを間欠的に搬送する搬送
部と、搬送停止位置に配置され金属リングに接触して金
属リングを自転させるドライブローラを備えた自転部
と、自転部において金属リングを検査する検査部とから
なり、前記検査部は金属リング異径のものがあるかどう
かを検査するものであり、ドライブローラの移動変位を
検出するセンサからなることを特徴とする。
【0007】本発明の第2の態様によれば、金属リング
はフリーローラとガイドローラとに支持されて起動停止
を繰り返しながらガイドレールに沿って搬送され、金属
リングは停止位置でドライブローラに接触する。このと
きリング径が大きいとドライブローラはフリーローラか
ら離れる方向へ移動する。従って、ドライブローラの移
動変位を検出すると異径かどうか、即ち、リング径が大
きいかどうか判定できる。
はフリーローラとガイドローラとに支持されて起動停止
を繰り返しながらガイドレールに沿って搬送され、金属
リングは停止位置でドライブローラに接触する。このと
きリング径が大きいとドライブローラはフリーローラか
ら離れる方向へ移動する。従って、ドライブローラの移
動変位を検出すると異径かどうか、即ち、リング径が大
きいかどうか判定できる。
【0008】本発明の第3の態様は、垂直面内で間欠的
に回転する円板の円周に沿って円周の内側に接続された
フリーローラと、フリーローラの外方に円板と同心に配
置されたガイドレールとを備え、フリーローラとガイド
レールとで支持して金属リングを間欠的に搬送する搬送
部と、搬送停止位置に配置され金属リングに接触して金
属リングを自転させるドライブローラを備えた自転部
と、自転部において金属リングを検査する検査部とから
なり、前記検査部は金属リング変形のものがあるかどう
かを検査するものであり、フリーローラの回転変位を検
出するセンサからなることを特徴とする。
に回転する円板の円周に沿って円周の内側に接続された
フリーローラと、フリーローラの外方に円板と同心に配
置されたガイドレールとを備え、フリーローラとガイド
レールとで支持して金属リングを間欠的に搬送する搬送
部と、搬送停止位置に配置され金属リングに接触して金
属リングを自転させるドライブローラを備えた自転部
と、自転部において金属リングを検査する検査部とから
なり、前記検査部は金属リング変形のものがあるかどう
かを検査するものであり、フリーローラの回転変位を検
出するセンサからなることを特徴とする。
【0009】本発明の第3の態様によれば、金属リング
はフリーローラとガイドローラとに支持されて起動停止
を繰り返しながらガイドレールに沿って搬送され、金属
リングは停止位置でドライブローラに接触するので、金
属リングは一回転以上自転する。このとき金属リングを
支持しているフリーローラも同一の量だけ回転するはず
であるが、変形があるときは金属リングを支持している
フリーローラが一回転しない。従って、フリーローラの
回転変位を検出すると変形しているかどうか判定でき
る。
はフリーローラとガイドローラとに支持されて起動停止
を繰り返しながらガイドレールに沿って搬送され、金属
リングは停止位置でドライブローラに接触するので、金
属リングは一回転以上自転する。このとき金属リングを
支持しているフリーローラも同一の量だけ回転するはず
であるが、変形があるときは金属リングを支持している
フリーローラが一回転しない。従って、フリーローラの
回転変位を検出すると変形しているかどうか判定でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る金属リング検査装置の一
実施例を図1乃至図5を参照して説明する。図1は金属
リング検査装置の立面断面図であり、図2は図1のII矢
視図である。図1において、符号1はフレームであり、
フレーム1上にはインデックスドライブ2が設けられて
いる。インデックスドライブ2の回転軸2aには円板3
が固定されており、円板3は垂直面内で間欠的に回転す
るようになっている。またフレーム1には垂直方向に伸
びる支持部材4が固定されており、この支持部材4には
ガイドレール5が固定されている。
実施例を図1乃至図5を参照して説明する。図1は金属
リング検査装置の立面断面図であり、図2は図1のII矢
視図である。図1において、符号1はフレームであり、
フレーム1上にはインデックスドライブ2が設けられて
いる。インデックスドライブ2の回転軸2aには円板3
が固定されており、円板3は垂直面内で間欠的に回転す
るようになっている。またフレーム1には垂直方向に伸
びる支持部材4が固定されており、この支持部材4には
ガイドレール5が固定されている。
【0011】図2に示されるように、円板3上には、円
板3の円周に沿って円周の内側に所定間隔で配置された
複数対のフリーローラ6A,6Bが回転可能に設けられ
ている。前記ガイドレール5は、回転軸2aの軸心Oを
中心として矢印方向に回転する円板3と同心に配置され
ている。円板3に隣接して供給ガイド7が設置されてお
り、この供給ガイド7によって、金属リング8は一対の
フリーローラ6A,6B間に供給される。供給された金
属リング8は、フリーローラ6A,6Bとガイドレール
5とで支持されつつ、インデックスドライブ2の作動に
よって垂直面内を円周に沿って間欠的に搬送される。即
ち、フリーローラ6A,6B、ガイドレール5及びイン
デックスドライブ2は搬送部を構成しており、この搬送
部によって各金属リング8は、60゜ずつ間欠的に搬送
される。
板3の円周に沿って円周の内側に所定間隔で配置された
複数対のフリーローラ6A,6Bが回転可能に設けられ
ている。前記ガイドレール5は、回転軸2aの軸心Oを
中心として矢印方向に回転する円板3と同心に配置され
ている。円板3に隣接して供給ガイド7が設置されてお
り、この供給ガイド7によって、金属リング8は一対の
フリーローラ6A,6B間に供給される。供給された金
属リング8は、フリーローラ6A,6Bとガイドレール
5とで支持されつつ、インデックスドライブ2の作動に
よって垂直面内を円周に沿って間欠的に搬送される。即
ち、フリーローラ6A,6B、ガイドレール5及びイン
デックスドライブ2は搬送部を構成しており、この搬送
部によって各金属リング8は、60゜ずつ間欠的に搬送
される。
【0012】隣接する一対のフリーローラ6A,6B間
の間隙に金属リング8が入り込むのを防止するために、
この部分にじゃま板9が配設されている。搬送停止位置
の2ヶ所には金属リング8を自転させる自転部10が設
けられている。自転部10は、アーム11と、アーム1
1に支持されるとともに金属リング8に接触して金属リ
ング8を自転させるモータに連結されたドライブローラ
12とを備えている。前記フリーローラ6A,6B、金
属リング8及びドライブローラ12は同一外径に設定さ
れている。
の間隙に金属リング8が入り込むのを防止するために、
この部分にじゃま板9が配設されている。搬送停止位置
の2ヶ所には金属リング8を自転させる自転部10が設
けられている。自転部10は、アーム11と、アーム1
1に支持されるとともに金属リング8に接触して金属リ
ング8を自転させるモータに連結されたドライブローラ
12とを備えている。前記フリーローラ6A,6B、金
属リング8及びドライブローラ12は同一外径に設定さ
れている。
【0013】上流側の自転部10には、異径の金属リン
グを検出する異径リング検査部が配置されている。異径
リング検査部は、アーム11の端部11aを挟むように
設けられた投受光センサ13から構成されている。図3
は図2の要部拡大図であり、図3(a)は平面図、図3
(b)は側面図である。図3に示すように、アーム11
は、スプリング等の付勢手段によって枢支部14を中心
として揺動可能になっている。投受光センサ13は端部
11aの移動変位を検出してドライブローラ12の移動
変位を検出するように設定されており、これによって、
異径の金属リング8が検出可能に構成されている。な
お、符号15はアーム11のフリーローラ側への過剰な
揺動を規制するストッパである。
グを検出する異径リング検査部が配置されている。異径
リング検査部は、アーム11の端部11aを挟むように
設けられた投受光センサ13から構成されている。図3
は図2の要部拡大図であり、図3(a)は平面図、図3
(b)は側面図である。図3に示すように、アーム11
は、スプリング等の付勢手段によって枢支部14を中心
として揺動可能になっている。投受光センサ13は端部
11aの移動変位を検出してドライブローラ12の移動
変位を検出するように設定されており、これによって、
異径の金属リング8が検出可能に構成されている。な
お、符号15はアーム11のフリーローラ側への過剰な
揺動を規制するストッパである。
【0014】また、上流側の自転部10には変形した金
属リングを検出する変形リング検査部が配置されてい
る。変形リング検査部は、図1に示すように投受光セン
サ17から構成されている。図4は図1の要部拡大図で
あり、図4(a)は断面図、図4(b)は側面図であ
る。図4に示すように、搬送停止位置にあるときに、一
方のフリーローラ6Aの回転軸6aに固定された円板1
8が投受光センサ17間に位置するようになっている。
円板18には所定円周上に多数の小孔18aが形成され
ており、この小孔18aを介して投受光センサ17間で
投受光がなされ、フリーローラ6Aの回転変位が検出さ
れるようになっている。
属リングを検出する変形リング検査部が配置されてい
る。変形リング検査部は、図1に示すように投受光セン
サ17から構成されている。図4は図1の要部拡大図で
あり、図4(a)は断面図、図4(b)は側面図であ
る。図4に示すように、搬送停止位置にあるときに、一
方のフリーローラ6Aの回転軸6aに固定された円板1
8が投受光センサ17間に位置するようになっている。
円板18には所定円周上に多数の小孔18aが形成され
ており、この小孔18aを介して投受光センサ17間で
投受光がなされ、フリーローラ6Aの回転変位が検出さ
れるようになっている。
【0015】図2に示すように、下流側の自転部10に
は、金属リング8に傷があるかどうかを検査する傷リン
グ検査部が配置されている。傷リング検査部は、図5
(図2のV-V線断面図)に示すように金属リング8の側
面に投光する対向して配置された照明20A,20B
と、斜め上方向及び斜め下方向から金属リング8を撮影
するカメラ21A,21B,21C,21Dとから構成
されている。
は、金属リング8に傷があるかどうかを検査する傷リン
グ検査部が配置されている。傷リング検査部は、図5
(図2のV-V線断面図)に示すように金属リング8の側
面に投光する対向して配置された照明20A,20B
と、斜め上方向及び斜め下方向から金属リング8を撮影
するカメラ21A,21B,21C,21Dとから構成
されている。
【0016】円板3には一対のフリーローラ6A,6B
間に矩形上の開口3aが形成されており、また支持部材
4にも下流側の自転部10の位置にて前記開口3aに対
向した位置に開口4aが形成されている。従って、開口
3a,4aを介して照明20A,20Bからの光は金属
リング8に入射し、金属リング8に傷があるときは金属
リング8からの反射光がカメラ21A〜21Dに入射す
る。なお符号19はドライブローラ12を駆動するモー
タである。
間に矩形上の開口3aが形成されており、また支持部材
4にも下流側の自転部10の位置にて前記開口3aに対
向した位置に開口4aが形成されている。従って、開口
3a,4aを介して照明20A,20Bからの光は金属
リング8に入射し、金属リング8に傷があるときは金属
リング8からの反射光がカメラ21A〜21Dに入射す
る。なお符号19はドライブローラ12を駆動するモー
タである。
【0017】次に、前述のように構成された金属リング
検査装置の作用を説明する。複数対のフリーローラ6
A,6Bを保持した円板3は、インデックスドライブ2
によって間欠的に回転される。円板3が停止状態にある
ときに、供給ガイド7より金属リング8が一対のフリー
ローラ6A,6B間に供給される。供給された金属リン
グ8はフリーローラ6A,6Bとガイドレール5とで支
持されつつ、インデックスドライブ2の作動によって垂
直面内で円周に沿って間欠的に搬送される。
検査装置の作用を説明する。複数対のフリーローラ6
A,6Bを保持した円板3は、インデックスドライブ2
によって間欠的に回転される。円板3が停止状態にある
ときに、供給ガイド7より金属リング8が一対のフリー
ローラ6A,6B間に供給される。供給された金属リン
グ8はフリーローラ6A,6Bとガイドレール5とで支
持されつつ、インデックスドライブ2の作動によって垂
直面内で円周に沿って間欠的に搬送される。
【0018】上流側の自転部10で停止した金属リング
8は、ドライブローラ12に接触する。このときリング
径が大きいとドライブローラ12はフリーローラ6A,
6Bから離れる方向へ移動する。従って、ドライブロー
ラ12の移動変位を投受光センサ13によって検出する
と、異径かどうか、即ち、リング径が大きいかどうか判
定できる。
8は、ドライブローラ12に接触する。このときリング
径が大きいとドライブローラ12はフリーローラ6A,
6Bから離れる方向へ移動する。従って、ドライブロー
ラ12の移動変位を投受光センサ13によって検出する
と、異径かどうか、即ち、リング径が大きいかどうか判
定できる。
【0019】次に、ドライブローラ12が駆動され、金
属リング8は停止位置で一回転以上自転する。このとき
金属リング8を支持しているフリーフローラ6A,6B
も同一量だけ回転するはずであるが、変形があるときは
フリーローラ6A,6Bが一回転しない。従って、フリ
ーローラ6Aの回転変位を投受光センサ17によって検
出すると、変形しているかどうか判定できる。
属リング8は停止位置で一回転以上自転する。このとき
金属リング8を支持しているフリーフローラ6A,6B
も同一量だけ回転するはずであるが、変形があるときは
フリーローラ6A,6Bが一回転しない。従って、フリ
ーローラ6Aの回転変位を投受光センサ17によって検
出すると、変形しているかどうか判定できる。
【0020】次に、金属リング8は、搬送部によって下
流側の自転部10まで搬送され、ここで停止する。金属
リング8は停止位置でドライブローラ12に接触するの
で一回転以上自転する。このとき金属リング8の側面に
照明20A,20Bから投光し、カメラ20A〜20D
によって斜め方向から撮影すると、傷があるときは金属
リング8からの反射光がカメラ21A〜21Dに入射す
る。従って、カメラ21A〜21Dに接続された画像処
理装置(図示せず)によって得られた画像を処理するこ
とにより、暗い背景のなかに明るく映る部分があると傷
を判定できる。
流側の自転部10まで搬送され、ここで停止する。金属
リング8は停止位置でドライブローラ12に接触するの
で一回転以上自転する。このとき金属リング8の側面に
照明20A,20Bから投光し、カメラ20A〜20D
によって斜め方向から撮影すると、傷があるときは金属
リング8からの反射光がカメラ21A〜21Dに入射す
る。従って、カメラ21A〜21Dに接続された画像処
理装置(図示せず)によって得られた画像を処理するこ
とにより、暗い背景のなかに明るく映る部分があると傷
を判定できる。
【0021】以上の工程を経て検査を終了した金属リン
グ8は、搬送部により不良品排出部22まで搬送され
る。金属リング8が不良品の場合には、不良リング排出
部22におけるエアシリンダ23が作動してガイドレー
ル5の一部を構成する開閉部24が開き、不良な金属リ
ング8はここから外部に排出される。一方、金属リング
8が良品の場合には良品排出部25まで搬送され、ここ
から外部に排出される。
グ8は、搬送部により不良品排出部22まで搬送され
る。金属リング8が不良品の場合には、不良リング排出
部22におけるエアシリンダ23が作動してガイドレー
ル5の一部を構成する開閉部24が開き、不良な金属リ
ング8はここから外部に排出される。一方、金属リング
8が良品の場合には良品排出部25まで搬送され、ここ
から外部に排出される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属リングを垂直面内で支持して間欠的に円周上を搬送
し、搬送停止位置で金属リングを自転させ、自転部でカ
メラまたは変位センサで検出するので、金属リングの
傷、または異径、または変形の検査が自動化できる。
属リングを垂直面内で支持して間欠的に円周上を搬送
し、搬送停止位置で金属リングを自転させ、自転部でカ
メラまたは変位センサで検出するので、金属リングの
傷、または異径、または変形の検査が自動化できる。
【図1】本発明に係る金属リング検査装置の一実施例を
示す立面断面図である。
示す立面断面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図2の要部拡大図であり、図3(a)は平面
図、図3(b)は側面図である。
図、図3(b)は側面図である。
【図4】図1の要部拡大図であり、図4(a)は断面
図、図4(b)は側面図である。
図、図4(b)は側面図である。
【図5】図2のV-V線断面図である。
1 フレーム 2 インデックスドライブ 3,18 円板 4 支持部材 5 ガイドレール 6A,6B フリーローラ 7 供給ガイド 8 金属リング 9 じゃま板 10 検査部 11 アーム 12 ドライブローラ 13,17 投受光センサ 20A,20B 照明 21A,21B,21C,21D カメラ 22 不良品排出部 23 エアシリンダ 24 開閉部 25 良品排出部
Claims (3)
- 【請求項1】 垂直面内で間欠的に回転する円板の円周
に沿って円周の内側に接続されたフリーローラと、フリ
ーローラの外方に円板と同心に配置されたガイドレール
とを備え、フリーローラとガイドレールとで支持して金
属リングを間欠的に搬送する搬送部と、搬送停止位置に
配置され金属リングに接触して金属リングを自転させる
ドライブローラを備えた自転部と、自転部において金属
リングを検査する検査部とからなり、 前記検査部は金属リングに傷があるかどうかを検査する
ものであり、金属リングの側面に投光する照明と、斜め
上方向および斜め下方向から金属リングを撮影するカメ
ラとからなることを特徴とする金属リング検査装置。 - 【請求項2】 垂直面内で間欠的に回転する円板の円周
に沿って円周の内側に接続されたフリーローラと、フリ
ーローラの外方に円板と同心に配置されたガイドレール
とを備え、フリーローラとガイドレールとで支持して金
属リングを間欠的に搬送する搬送部と、搬送停止位置に
配置され金属リングに接触して金属リングを自転させる
ドライブローラを備えた自転部と、自転部において金属
リングを検査する検査部とからなり、 前記検査部は金属リング異径のものがあるかどうかを検
査するものであり、ドライブローラの移動変位を検出す
るセンサからなることを特徴とする金属リング検査装
置。 - 【請求項3】 垂直面内で間欠的に回転する円板の円周
に沿って円周の内側に接続されたフリーローラと、フリ
ーローラの外方に円板と同心に配置されたガイドレール
とを備え、フリーローラとガイドレールとで支持して金
属リングを間欠的に搬送する搬送部と、搬送停止位置に
配置され金属リングに接触して金属リングを自転させる
ドライブローラを備えた自転部と、自転部において金属
リングを検査する検査部とからなり、 前記検査部は金属リング変形のものがあるかどうかを検
査するものであり、フリーローラの回転変位を検出する
センサからなることを特徴とする金属リング検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14521396A JPH09304288A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 金属リング検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14521396A JPH09304288A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 金属リング検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09304288A true JPH09304288A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15379997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14521396A Pending JPH09304288A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 金属リング検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09304288A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000046751A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Nok Corp | 検査装置 |
US6989548B2 (en) | 2004-03-29 | 2006-01-24 | Jatco Ltd. | Inspection device for metal rings of a continuously variable transmission belt |
US7089801B2 (en) | 2004-04-27 | 2006-08-15 | Jatco Ltd | Metal ring inspection method and metal ring inspection device |
US7113872B2 (en) | 2004-03-29 | 2006-09-26 | Jatco Ltd | Metal surface inspection device for metal rings of a continuously variable transmission belt |
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-
1996
- 1996-05-15 JP JP14521396A patent/JPH09304288A/ja active Pending
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US11533441B2 (en) | 2020-02-06 | 2022-12-20 | The Steelastic Company, Llc | Systems and methods for three-hundred sixty degree inspection of an object |
US11722790B2 (en) | 2020-02-06 | 2023-08-08 | The Steelastic Company, Llc | Systems and methods for three-hundred sixty degree inspection of an object |
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