JP3601298B2 - 欠陥検査装置および欠陥検査方法 - Google Patents

欠陥検査装置および欠陥検査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、Oリングやオイルシールなどの環状の被検査部を有する検査対象物の欠陥を検査する欠陥検査装置および欠陥検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
Oリング等のシールリングのシール面は、シールリングに挿入される軸の方向から見ると環状であり、この環状のシール面が変形したり、シール面に傷が存在したり、ゴミ等の異物が付着しているとシールリングのシール機能を十分に発揮させることができない。
このため、シールリングを出荷する前に、シール面に欠陥が存在しないかを検査する必要がある。
また、シールリングは、ゴム等の成形材料を成形機により成形することによって生産されるが、成形工程において、シールリングの成形に用いられる成形型は、通常、分割型であるため、シールリングの内周および外周にバリが発生する。このバリは、バリを除去する工程で完全に除去されないこともあり、バリの検査を行なう必要もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来においては、上記のシールリングの欠陥検査は、作業者が目視によって行なっていた。
このため、欠陥の有無の判断を誤ることもあり、製品品質の安定化が十分ではなかった。
また、大量のシールリングの欠陥検査を行なうには、複数の作業者が必要であり、省人化が難しかった。
【0004】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、シールリングのシール面等の環状の被検査部の欠陥検査を自動化でき、かつ、確実に欠陥の検査を行なうことができる欠陥検査装置および欠陥検査方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の欠陥検査装置は、環状の被検査部を有する検査対象物の欠陥検査装置であって、前記検査対象物の被検査部を軸方向から撮像する撮像手段と、前記検査対象物の被検査部の背後から前記撮像手段に向けて光を照射する照明手段と、前記撮像手段からの画像データの前記検査対象物の環状の被検査部の形状に対応する領域を、前記画像データの各画素の受光量に基づいて、明領域と暗領域との2つの領域に区分けする区分手段と、前記明領域と暗領域との境界線上の任意の3点を決定し、この3点を通る円の中心点を算出する中心位置算出手段と、前記中心点と前記中心点を中心として所定角度間隔で前記境界線上に位置する各点との距離をそれぞれ算出する距離算出手段と、前記境界線を複数の領域に分割し、各領域内における前記境界線上の各点と前記中心点との距離の最大値と最小値との差を算出する距離差算出手段と、前記距離差算出手段によって算出された前記各領域内における各距離差に基づいて前記検査対象物の欠陥を判別する判別手段とを有する画像処理手段とを具備する。
【0006】
本発明では、照明手段から照射された光は、一部が検査対象物の環状の被検査部によって遮られ、残りは撮像手段に入射する。
撮像手段からの画像データは、検査対象物の被検査部に対応する領域では、検査対象物の被検査部によって遮られた領域は暗く、この領域から被検査部の側方領域に向けて徐々に明るくなる。
この画像データは、各画素の受光量に基づいて、区分手段によって明領域と暗領域の2つの領域に区分けされる。そして、中心位置算出手段によって、明領域と暗領域の境界線で形成される円周上の任意の3点を通る円の中心点が算出される。
距離算出手段によって、中心点を中心として所定角度間隔で境界線の全周に渡って中心点と境界線上の各位置との距離が算出される。
距離差算出手段によって、境界線は複数の領域に分割され、各領域内における境界線上の各点と中心点との距離の最大値と最小値との差がそれぞれの領域について算出される。
したがって、検査対象物の環状の被検査部に傷が存在したり、変形したり、被検査部にバリ等の突起物が存在すると、境界線の各点と中心点との距離がばらつくことになり、境界線上の各点と中心点との距離の最大値と最小値との距離差が大きくなる。
このため、判別手段は、距離差算出手段によって算出された各領域内における各距離差に基づいて検査対象物の欠陥を判別することができる。
【0007】
本発明の欠陥検査方法は、環状の被検査部を有する検査対象物の欠陥検査方法であって、前記検査対象物の被検査部の背後から光を照射して、軸方向から当該検査対象物を撮像するステップと、前記検査対象物の画像データの前記検査対象物の環状の被検査部に対応する領域を、前記画像データの各画素の受光量に基づいて、明領域と暗領域との2つの領域に区分けするステップと、前記明領域と暗領域との境界線上の任意の3点を決定し、この3点を通る円の中心点を算出するステップと、前記中心点と前記中心点を中心として所定角度間隔で前記境界線上に位置する各点との距離をそれぞれ算出するステップと、前記境界線を前記中心点を中心として複数の領域に分割し、各領域内における前記境界線上の各点と前記中心点との距離の最大値と最小値との差を算出するステップと、前記距離差算出手段によって算出された前記各領域内における各距離差に基づいて前記検査対象物の欠陥を判別するステップとを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る欠陥検査システムの構成を示す説明図であって、図1は側面図であり、図2は上面図である。
図1および図2において、本実施形態に係る欠陥検査システムは、撮像部1と、回転テーブル5と、製品供給部6と、不良品排出部7と、良品排出部8と、画像処理装置11とから基本的に構成されている。
なお、本実施形態では、検査対象物としてOリングの場合について説明し、特に、Oリングの内周を被検査部として欠陥検査を行なう場合について説明する。
【0009】
回転テーブル5は、図2の矢印方向に回転可能に支持されており、図示しない駆動モータによって回転位置が制御され、回転テーブル5上にOリング51が載置されることによって、Oリング51の移動が行なわれる。
回転テーブル5には、回転テーブル5に入射される光を拡散して透過する機能を有する拡散板が使用され、たとえば、半透明のアクリル板から形成することができる。
【0010】
撮像部1は、撮像カメラ3と照明装置2とを有している。
撮像カメラ3は、回転テーブル5の上方に配置されており、回転テーブル5の上に載置されたOリング51を上方から、すなわち、Oリング51の中心軸方向から撮像する。
撮像カメラ3には、たとえば、CCD(charge coupled device) を用いたCCDカメラを使用することができる。CCDカメラには、NTSC規格のものを使用するのが望ましい。
撮像カメラ3は、信号ケーブル4を介して画像処理装置11に接続されている。
【0011】
照明装置2は、回転テーブル5の下方に設置されており、回転テーブル5を通じて撮像カメラ3に光を照射する。
これにより、回転テーブル5に載置されたOリング51は背後から光が照射されることになる。
照明装置2からの光は、光を拡散する回転テーブル5によって拡散され、光量が均等化された状態で撮像カメラ3に入射する。
照明装置2には、例えば、ハロゲンランプなどの光源を用いることができる。
【0012】
製品供給部6は、多数のOリング51を収容しており、これらのOリング51をひとつづつ順次回転テーブル5上に排出する排出機構を有している。
製品供給部6から排出されたOリング51は、回転テーブル5の上方に近接して配設されたOリングガイド61に当接し、回転テーブル5上の所定の半径位置に載置される。
【0013】
不良品排出部7は、不良品と判別された回転テーブル5に載置されたOリング51を回転テーブル5上から移動して取り込む。
不良品排出部7は、回転テーブル5の上方に近接して設けられた直動可能なアーム72と、アーム72の先端に設けられたハンド部71とを有している。
回転テーブル5上を移動してきて不良品排出部7の前方に運ばれてきた不良品と判断されたOリング51は、アーム72の不良品排出部7へ向かう直動動作によってハンド部71に係合して不良品排出部7内に取り込まれる。
【0014】
良品排出部7は、回転テーブル5の回転方向の不良品排出部7の前方に配設されており、良品と判断されたOリング51を排出光82を通じて取り込む。
回転テーブル5上には、ガイド81が設けられており、回転テーブル5によって移動されてきた良品のOリング51は、このガイド81に当接して排出口82に向けて案内され、回転テーブル5上から落下する。
【0015】
図3は、画像処理装置11の構成例を示す図である。
画像処理装置11は、区分部12と、中心位置算出部13と、距離算出部14と、距離差算出部15と、判別部16とを有している。
画像処理装置11は、たとえば、パーソナルコンピュータによって構成することができ、区分部12、中心位置算出部13、距離算出部14、距離差算出部15および判別部16はソフトウエアによって実現される。
【0016】
区分部12は、撮像カメラ3から出力されたOリング51の画像データを、画像データの各画素の受光量に基づいて、明領域と暗領域との2つの領域に区分けする。
明領域と暗領域との2つの領域に区分けは、光が十分に入射した領域とOリング51によって光が遮られて光が入射しない領域との間で、光が十分に入射した領域の画素の受光量を基準として、光が入射しない領域に向かって各画素の受光量が所定の割合に変化した位置を境界位置とすることにより行なう。
この明領域と暗領域との2つの領域の区分けによって、暗領域はOリングの形状に対応して環状となる。
画素の受光量の変化の割合は、たとえば、1/3〜2/3の範囲のうちの所定の割合とすることが望ましい。
【0017】
中心位置算出部13は、Oリング51の画像データの明領域と暗領域との境界線L上の任意の3点を決定し、この3点を通る円の中心点Oを算出する。
これら境界線L上の位置は、互いに重なり合わない位置を選択する。
【0018】
距離算出部14は、所定角度θ1 の間隔で境界線L上に位置する各点と、中心点Oとの距離を全周に渡って算出する。
角度θ1 は、特に限定されないが、たとえば、0.1〜1度程度の値とするのが好ましい。角度間隔θ1 が狭すぎると、算出処理に時間を要し、角度θ1 が広すぎると、欠陥検出の精度が低下することになる。
【0019】
距離差算出部15は、Oリング51の画像データの明領域と暗領域との境界線Lを複数の領域に分割し、各領域内における境界線L上の各点と中心点Oとの距離の最大値と最小値との距離差δを算出する。
境界線Lを複数の領域に分けて、各領域内における境界線L上の各点と中心点Oとの距離の最大値と最小値との距離差δを算出するのは、たとえば、Oリング51が理想的な環状でない場合や、算出した中心点OがOリング51の実際の中心とずれている場合に、距離差δから欠陥を検出することが困難になるためである。
すなわち、Oリング51が理想的な環状でない場合や、算出した中心点OがOリング51の実際の中心とずれている場合には、これらの誤差が距離差δに大きく含まれることになるからである。
したがって、境界線Lを複数の領域に分けることにより、その各領域内での境界線L上の各点と中心点Oとの距離の最大値と最小値との距離差δに含まれる上記の誤差の割合を減少させることができる。
境界線Lの分割方法は、中心点Oを中心として、所定の角度θ2 で等間隔に分割する。角度θ2 は、上記の距離算出部14の角度間隔θ1 よりも当然に大きくする必要があるが、たとえば、10〜30度の範囲とするのが上記の角度θ1 の範囲との兼ね合いからは好ましい。
【0020】
判別部16は、距離差算出部15によって算出された各領域内における各距離差δに基づいてOリング51の欠陥を判別する。
具体的には、分割された境界線Lの各領域について算出された距離差δが所定の基準値を越える場合には、当該領域には欠陥箇所が存在すると判断して、このOリング51を不良品と判断する。
【0021】
次に、上記構成の欠陥検査システムによる検査対象物の欠陥検査の一例を図4に示すフローチャートおよび図5〜図9を参照して説明する。
【0022】
まず、Oリング51が製品供給部6から回転テーブル5上に供給され、回転テーブル5上の所定の半径位置に載置される(ステップS1)。
次いで、所定の回転角度で回転テーブル5が回転し、撮像カメラ3の下方の所定の撮像位置にOリング51が移動される(ステップS2)。
【0023】
このとき、照明装置2からは回転テーブル5を通じてOリング51の配合から光が照射された状態にある。
この状態で、撮像カメラ3によってOリング51が撮像される(ステップS3)。
撮像カメラ3からの画像信号は、画像処理装置11に出力される。
【0024】
画像処理装置11では、以下の処理が行なわれる。
まず、画像処理装置11の区分部12において、画像データの区分け処理が行なわれる(ステップS4)。
Oリング51を撮像した画像データは、この処理により、図5に示すように、Oリング51に対応する形状の暗領域RD と明領域RL に区分けされる。
本実施形態では、たとえば、1/2の割合で受光量が変化した位置を結んだ線を境界線Lとした。
なお、本実施形態では、欠陥検査を行なう被検査部は、Oリング51の内周に対応する暗領域RD と明領域RL との境界線Lの領域においてである。
【0025】
次いで、画像処理装置11の中心位置算出部13において、図6に示すように、境界線L上の互いに重ならない点P1,P2およびP3が選択される(ステップS5)。
これら3点P1,P2およびP3を通る円の中心点Oが算出される(ステップS6)。互いに重ならない点P1,P2およびP3が決定されれば、中心点Oは一意に決定される。
【0026】
次いで、画像処理装置11の距離算出部14において、中心点Oを中心として所定角度θ1 の間隔で境界線L上に位置する各点Qnと中心点Oとの距離rn が境界線Lの全周に渡って算出される(ステップS7)。
本実施形態では、角度θ1 を0.5度とした。したがって、境界線L上の720個の点Pn と中心点Oとの各距離rn が算出される。
ここで、図9は、Oリング51の内周にたとえば、バリや異物が付着した不良品の場合の画像である。
図9に示すように、暗領域RD の内周には、突起状部Tが形成されている。
突起状部Tに位置する境界線L上の点Pbと中心点Oとの距離rbと、突起状部Tが形成されていない境界線L上の点Pcと中心点Oとの距離rcとの距離差δは、点Paと中心点Oとの距離raと距離rcとの差より大きくなる。
なお、図9では、バリや異物が付着した不良品の場合に突起状部Tが形成される場合について説明したが、たとえば、変形や傷等がOリング51の内周に存在した場合には、傷などの位置での反射光量が他の内周面とは異なるため、画像上では凹状に映し出される場合もありうる。
【0027】
次いで、画像処理装置11の距離差算出部15において、図8に示すように、中心点Oを中心に所定角度θ2 の間隔で、境界線Lが複数の領域Rnに分割され、各領域Rn内で境界線L上の各点Pn と中心点Oとの各距離rn の最大値と最小値との距離差δが算出される( ステップS8)。
本実施形態では、角度θ2 を24度とした。したがって、15個の距離差δが算出される。
【0028】
次いで、画像処理装置11の判別部16において、上記の各距離差δが所定の基準値より大きいか否かが判断され、大きい場合には、たとえば図9に示したように、Oリング51の内周に欠陥が存在すると判断される(ステップS9)。
不良品と判断されたOリング51は、回転テーブル5によって不良品排出部7の位置まで運ばれ、不良品排出部7に排出される(ステップS10)。
【0029】
以上のように、本実施形態によれば、Oリングの内周に存在する変形、傷、異物の付着、バリの残存などの欠陥を画像処理装置11によって検出でき、欠陥検査を自動化することができる。
また、画像処理装置11によって欠陥を検出するため、作業者による場合のように検査にムラがなく、確実に欠陥を検出することができる。
【0030】
なお、本実施形態では、Oリング51の内周を被検査部として欠陥検査する場合について説明したが、Oリング51の外周についても当然に適用可能である。また、本実施形態では、検査対象物としてOリングの場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。
また、他の種類のシールリングのシール面の欠陥検出に適用が可能であり、またリング状の検査対象物に限らず、円盤状の検査対象物の環状の外周面にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、環状の被検査部を有する検査対象物の欠陥を画像処理手段によって自動化することができ、検査ミスや検査のバラツキを低減することができ、検査労力を軽減でき、省人化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る欠陥検査システムの一構成例を示す側面図である。
【図2】図1の欠陥検査システムの上面図である。
【図3】画像処理装置の構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る欠陥検査システムの動作例を示すフローチャートである。
【図5】画像処理装置において区分け処理された画像の一例を示す図である。
【図6】画像処理装置において境界線上の3点を通る円の中心点を求める方法を示す図である。
【図7】画像処理装置において中心点と境界線上の各点との距離を算出する方法を示す図である。
【図8】画像処理装置において境界線を複数の領域に分割する方法を示す図である。
【図9】欠陥が存在する場合の画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…撮像部
2…照明装置
3…撮像カメラ
5…回転テーブル
7…不良品排出部
8…良品排出部
11…画像処理装置
12…区分部
13…中心位置算出部
14…距離算出部
15…距離差算出部
16…判別部
51…Oリング

Claims (2)

  1. 環状の被検査部を有する検査対象物の欠陥検査装置であって、
    前記検査対象物の被検査部を軸方向から撮像する撮像手段と、
    前記検査対象物の被検査部の背後から前記撮像手段に向けて光を照射する照明手段と、
    前記撮像手段からの画像データの前記検査対象物の環状の被検査部の形状に対応する領域を、前記画像データの各画素の受光量に基づいて、明領域と暗領域との2つの領域に区分けする区分手段と、
    前記明領域と暗領域との境界線上の任意の3点を決定し、この3点を通る円の中心点を算出する中心位置算出手段と、
    前記中心点と前記中心点を中心として所定角度間隔で前記境界線上に位置する各点との距離をそれぞれ算出する距離算出手段と、
    前記境界線を複数の領域に分割し、各領域内における前記境界線上の各点と前記中心点との距離の最大値と最小値との差を算出する距離差算出手段と、
    前記距離差算出手段によって算出された前記各領域内における各距離差に基づいて前記検査対象物の欠陥を判別する判別手段とを有する画像処理手段と
    を具備する欠陥検査装置。
  2. 環状の被検査部を有する検査対象物の欠陥検査方法であって、
    前記検査対象物の被検査部の背後から光を照射して、軸方向から当該検査対象物を撮像するステップと、
    前記検査対象物の画像データの前記検査対象物の環状の被検査部に対応する領域を、前記画像データの各画素の受光量に基づいて、明領域と暗領域との2つの領域に区分けするステップと、
    前記明領域と暗領域との境界線上の任意の3点を決定し、この3点を通る円の中心点を算出するステップと、
    前記中心点と前記中心点を中心として所定角度間隔で前記境界線上に位置する各点との距離をそれぞれ算出するステップと、
    前記境界線を前記中心点を中心として複数の領域に分割し、各領域内における前記境界線上の各点と前記中心点との距離の最大値と最小値との差を算出するステップと、
    前記距離差算出手段によって算出された前記各領域内における各距離差に基づいて前記検査対象物の欠陥を判別するステップと
    を有する欠陥検査方法。
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