JPH06201612A - ボトルシールの外観検査方法及び装置 - Google Patents
ボトルシールの外観検査方法及び装置Info
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- JPH06201612A JPH06201612A JP5002219A JP221993A JPH06201612A JP H06201612 A JPH06201612 A JP H06201612A JP 5002219 A JP5002219 A JP 5002219A JP 221993 A JP221993 A JP 221993A JP H06201612 A JPH06201612 A JP H06201612A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボトルシールの欠陥を自動的に、かつ確実に
検出することが可能な、ボトルシール外観検査装置及び
方法を提供する。 【構成】 清涼飲料水用等のボトルシールの外観検査方
法において、ボトルシールの上方に口径がボトルの口径
よりも大きなリング形照明装置、及びボトルシールの周
辺部に複数のTVカメラを配設するとともに、画像処理
装置を設置し、TVカメラに入射されたボトルシールの
反射映像を、画像処理装置で2値画像に処理してボトル
シールの入射光画像を求め、次いで、入射光画像の垂直
方向画像成分図を作成し、更に、垂直方向画像成分図の
水平方向画像成分図14を作成し、水平方向画像成分図
14を予め画像処理装置に記憶させてあるパターン画像
と比較して、ボトルシールの外観の良否を判断する。
検出することが可能な、ボトルシール外観検査装置及び
方法を提供する。 【構成】 清涼飲料水用等のボトルシールの外観検査方
法において、ボトルシールの上方に口径がボトルの口径
よりも大きなリング形照明装置、及びボトルシールの周
辺部に複数のTVカメラを配設するとともに、画像処理
装置を設置し、TVカメラに入射されたボトルシールの
反射映像を、画像処理装置で2値画像に処理してボトル
シールの入射光画像を求め、次いで、入射光画像の垂直
方向画像成分図を作成し、更に、垂直方向画像成分図の
水平方向画像成分図14を作成し、水平方向画像成分図
14を予め画像処理装置に記憶させてあるパターン画像
と比較して、ボトルシールの外観の良否を判断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボトルシールの外観検査
方法に係り、特に清涼飲料水用等のボトル口を塞いであ
るボトルシールの外観検査方法に関する。
方法に係り、特に清涼飲料水用等のボトル口を塞いであ
るボトルシールの外観検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボトル口を塞いであるボトルシールの外
観検査には、従来では、ボトル口部を環状照明器(リン
グライト)により照射し、ボトルの内周部及び外周部か
らの環状反射光を検査する方法が用いられている。な
お、特開昭62−69154号公報には、関連技術が開
示されている。
観検査には、従来では、ボトル口部を環状照明器(リン
グライト)により照射し、ボトルの内周部及び外周部か
らの環状反射光を検査する方法が用いられている。な
お、特開昭62−69154号公報には、関連技術が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
ボトルの口部の欠けなどは検出できるが、口部にシール
されてあるアルミ箔の破れ、皺及び剥がれなどの欠陥や
外観の異常を確実に検査することができなかった。この
ため、アルミ箔のボトルシールに対しては目視検査が行
われているが、ボトル内の液の漏洩や腐敗などを見落と
してしまう危険性があった。
ボトルの口部の欠けなどは検出できるが、口部にシール
されてあるアルミ箔の破れ、皺及び剥がれなどの欠陥や
外観の異常を確実に検査することができなかった。この
ため、アルミ箔のボトルシールに対しては目視検査が行
われているが、ボトル内の液の漏洩や腐敗などを見落と
してしまう危険性があった。
【0004】本発明の目的は、搬送状態にあるボトルに
ついて、ボトルシールの外観検査を行う際、ボトルの保
持方法や搬送方法などが正常でないために、ボトルが傾
いていても、この傾きがボトルシールの外観の良否判定
精度に影響を与えることなく、ボトルシールの外観の不
良品を高精度で検出可能なボトルシールの外観検査方法
を提供することにある。
ついて、ボトルシールの外観検査を行う際、ボトルの保
持方法や搬送方法などが正常でないために、ボトルが傾
いていても、この傾きがボトルシールの外観の良否判定
精度に影響を与えることなく、ボトルシールの外観の不
良品を高精度で検出可能なボトルシールの外観検査方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次のように
して達成することができる。
して達成することができる。
【0006】(1)清涼飲料水用等のボトルの口部を塞
いであるボトルシールの外観検査方法において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、及びボトルシールの周辺部に複数のTVカ
メラを配設するとともに、画像処理装置を設置し、TV
カメラに入射されたボトルシールの反射映像を、画像処
理装置で2値画像に処理してボトルシールの入射光画像
を求め、次いで、入射光画像の垂直方向画像成分図を作
成し、更に、垂直方向画像成分図の水平方向画像成分図
を作成し、水平方向画像成分図を予め画像処理装置に記
憶させてあるパターン画像と比較して、ボトルシールの
外観の良否を判断すること。
いであるボトルシールの外観検査方法において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、及びボトルシールの周辺部に複数のTVカ
メラを配設するとともに、画像処理装置を設置し、TV
カメラに入射されたボトルシールの反射映像を、画像処
理装置で2値画像に処理してボトルシールの入射光画像
を求め、次いで、入射光画像の垂直方向画像成分図を作
成し、更に、垂直方向画像成分図の水平方向画像成分図
を作成し、水平方向画像成分図を予め画像処理装置に記
憶させてあるパターン画像と比較して、ボトルシールの
外観の良否を判断すること。
【0007】(2)清涼飲料水用等のボトルの口部を塞
いであるボトルシールの外観検査方法において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、及びリング形照明装置の中心軸上のリング
形照明装置の上方にTVカメラを配設するとともに、画
像処理装置を設置し、TVカメラに入射されたボトルシ
ールの映像を2値画像に処理し、2値画像の輪郭及び面
積を、予め画像処理装置に記憶させてあるパターン輪郭
及びパターン面積と比較して、ボトルシールの外観の良
否を判断すること。
いであるボトルシールの外観検査方法において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、及びリング形照明装置の中心軸上のリング
形照明装置の上方にTVカメラを配設するとともに、画
像処理装置を設置し、TVカメラに入射されたボトルシ
ールの映像を2値画像に処理し、2値画像の輪郭及び面
積を、予め画像処理装置に記憶させてあるパターン輪郭
及びパターン面積と比較して、ボトルシールの外観の良
否を判断すること。
【0008】(3)清涼飲料水用等のボトルの口部を塞
いであるボトルシールの外観検査方法において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、ボトルシールの周辺部に複数のTVカメラ
(A)、及びリング形照明装置の中心軸上のリング形照明
装置の上方にTVカメラ(B)を、それぞれ配設するとと
もに、画像処理装置を設置し、TVカメラ(A)に入射さ
れたボトルシールの反射映像を、画像処理装置で2値画
像に処理してボトルシールの入射光画像を求め、次い
で、入射光画像の垂直方向画像成分図を作成し、更に、
垂直方向画像成分図の水平方向画像成分図を作成し、水
平方向画像成分図を予め画像処理装置に記憶させてある
パターン画像と比較して、ボトルシールの外観の良否を
判断する方法と、TVカメラ(B)に入射されたボトルシ
ールの映像を2値画像に処理し、2値画像の輪郭及び面
積を、予め画像処理装置に記憶させてあるパターン輪郭
及びパターン面積と比較して、ボトルシールの外観の良
否を判断する方法とを併用すること。
いであるボトルシールの外観検査方法において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、ボトルシールの周辺部に複数のTVカメラ
(A)、及びリング形照明装置の中心軸上のリング形照明
装置の上方にTVカメラ(B)を、それぞれ配設するとと
もに、画像処理装置を設置し、TVカメラ(A)に入射さ
れたボトルシールの反射映像を、画像処理装置で2値画
像に処理してボトルシールの入射光画像を求め、次い
で、入射光画像の垂直方向画像成分図を作成し、更に、
垂直方向画像成分図の水平方向画像成分図を作成し、水
平方向画像成分図を予め画像処理装置に記憶させてある
パターン画像と比較して、ボトルシールの外観の良否を
判断する方法と、TVカメラ(B)に入射されたボトルシ
ールの映像を2値画像に処理し、2値画像の輪郭及び面
積を、予め画像処理装置に記憶させてあるパターン輪郭
及びパターン面積と比較して、ボトルシールの外観の良
否を判断する方法とを併用すること。
【0009】(4)(1)において、水平方向画像成分
図を予め画像処理装置に記憶させてあるパターン画像と
比較する場合、水平方向画像成分図の分布強度方向の2
箇所における分布幅の差分値を求め、予め画像処理装置
に記憶させてあるパターン差分値と比較してボトルシー
ルの外観の良否を判断すること。
図を予め画像処理装置に記憶させてあるパターン画像と
比較する場合、水平方向画像成分図の分布強度方向の2
箇所における分布幅の差分値を求め、予め画像処理装置
に記憶させてあるパターン差分値と比較してボトルシー
ルの外観の良否を判断すること。
【0010】(5)清涼飲料水用等のボトルの口部を塞
いであるボトルシールの外観検査装置において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、ボトルシールの周辺部に複数のTVカメラ
(A)、及びリング形照明装置の中心軸上のリング形照明
装置の上方にTVカメラ(B)を配設してあり、TVカメ
ラ(A)及びTVカメラ(B)のうちの少なくとも一つが捕
らえた映像を2値画像に処理し、2値画像と予め記憶さ
せてあるパターン画像とを比較して、ボトルシールの外
観の良否を判断する画像処理装置を設置してあること。
いであるボトルシールの外観検査装置において、ボトル
シールの上方に口径がボトルの口径よりも大きなリング
形照明装置、ボトルシールの周辺部に複数のTVカメラ
(A)、及びリング形照明装置の中心軸上のリング形照明
装置の上方にTVカメラ(B)を配設してあり、TVカメ
ラ(A)及びTVカメラ(B)のうちの少なくとも一つが捕
らえた映像を2値画像に処理し、2値画像と予め記憶さ
せてあるパターン画像とを比較して、ボトルシールの外
観の良否を判断する画像処理装置を設置してあること。
【0011】
【作用】本発明では、リング形照明装置によりボトルシ
ールを照射し、ボトルシールの周辺部に配置した複数の
TVカメラが捕らえた反射映像を、画像処理装置により
ボトルシールの上縁部を明部とし、その他の部分を暗部
とする2値画像に処理してボトルシールの入射光画像を
求め、次いで、入射光画像に対して直交座標の水平・垂
直の両軸を設定し、入射光画像の垂直方向の成分を水平
軸に垂直に水平軸の方向に移動させて、水平軸の軸上に
底辺を有する入射光画像の垂直方向画像成分図を作成
し、更に垂直方向画像成分図の水平方向の成分を垂直軸
に垂直に垂直軸の方向に移動させて、垂直軸の軸上に底
辺を有する垂直方向画像成分図の水平方向画像成分図を
作成し、水平方向画像成分図を予め画像処理装置に記憶
させてあるパターン画像と、幅及び面積などを比較して
いる。
ールを照射し、ボトルシールの周辺部に配置した複数の
TVカメラが捕らえた反射映像を、画像処理装置により
ボトルシールの上縁部を明部とし、その他の部分を暗部
とする2値画像に処理してボトルシールの入射光画像を
求め、次いで、入射光画像に対して直交座標の水平・垂
直の両軸を設定し、入射光画像の垂直方向の成分を水平
軸に垂直に水平軸の方向に移動させて、水平軸の軸上に
底辺を有する入射光画像の垂直方向画像成分図を作成
し、更に垂直方向画像成分図の水平方向の成分を垂直軸
に垂直に垂直軸の方向に移動させて、垂直軸の軸上に底
辺を有する垂直方向画像成分図の水平方向画像成分図を
作成し、水平方向画像成分図を予め画像処理装置に記憶
させてあるパターン画像と、幅及び面積などを比較して
いる。
【0012】すなわち、比較の結果、水平方向画像成分
図がパターン画像と異なる場合、ボトルシールの外観は
不良であると判定できるので、ボトルシールの外観の良
否を精度良く判断することができる。
図がパターン画像と異なる場合、ボトルシールの外観は
不良であると判定できるので、ボトルシールの外観の良
否を精度良く判断することができる。
【0013】また、ボトルシールの上方に設置してある
TVカメラが捕らえた映像を2値化処理することによ
り、2値画像を生成させ、この2値画像と予め画像処理
装置に記憶させてあるパターン画像とを、輪郭及び面積
について比較するので、この方法によっても、ボトルシ
ールの外観の良否を精度良く判断することができる。
TVカメラが捕らえた映像を2値化処理することによ
り、2値画像を生成させ、この2値画像と予め画像処理
装置に記憶させてあるパターン画像とを、輪郭及び面積
について比較するので、この方法によっても、ボトルシ
ールの外観の良否を精度良く判断することができる。
【0014】更に、上記の2方法を併用するので、ボト
ルシールの外観の良否を、より精度良く、一層的確に判
断することができる。
ルシールの外観の良否を、より精度良く、一層的確に判
断することができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例のボトルシール外観検査装
置の斜視図、図2は図1の要部拡大図である。
る。図1は本発明の一実施例のボトルシール外観検査装
置の斜視図、図2は図1の要部拡大図である。
【0016】図1において、搬送機構2による搬送中の
ボトル1が、リング形照明器具4の真下に到達した場合
は、センサ7がこれを検出し、検出信号を送信してい
る。この時、ボトルシール3の周辺部に配置してある複
数のTVカメラ6a〜6dは、検出信号を受信して稼働
を開始し、ボトルシール3を映像で捕らえ、映像信号を
画像処理装置8に送っている。
ボトル1が、リング形照明器具4の真下に到達した場合
は、センサ7がこれを検出し、検出信号を送信してい
る。この時、ボトルシール3の周辺部に配置してある複
数のTVカメラ6a〜6dは、検出信号を受信して稼働
を開始し、ボトルシール3を映像で捕らえ、映像信号を
画像処理装置8に送っている。
【0017】画像処理装置8は、受信した映像信号を2
値化処理して、ボトルシール3の外観の良否の判断処理
を、後述のようにして行い、ボトルシール3が不良品の
場合には仕分け装置9に不良信号を送り、不良品を自動
的に排除するようにしてある。
値化処理して、ボトルシール3の外観の良否の判断処理
を、後述のようにして行い、ボトルシール3が不良品の
場合には仕分け装置9に不良信号を送り、不良品を自動
的に排除するようにしてある。
【0018】図2には、ボトルシール3、リング形照明
器具4及びTVカメラ6a〜6dの配置関係を示してあ
る。すなわち、TVカメラ6a〜6dはボトルシール3
の周辺部にボトルシール3の全周をカバーするように配
設してある。
器具4及びTVカメラ6a〜6dの配置関係を示してあ
る。すなわち、TVカメラ6a〜6dはボトルシール3
の周辺部にボトルシール3の全周をカバーするように配
設してある。
【0019】図3は、TVカメラ6a〜6dに対して傾
いて入射された映像信号を2値化して得られた2値画像
を、明暗(白黒)部を反転して表示した図の一例であ
る。ここに、横軸をX軸、縦軸をY軸にとってある。な
お、以下、図4〜図6も同様に、明暗(白黒)部を反転
して表示してあり、また、横、縦各軸とX、Y各軸との
関係も、図3の場合と同じである。
いて入射された映像信号を2値化して得られた2値画像
を、明暗(白黒)部を反転して表示した図の一例であ
る。ここに、横軸をX軸、縦軸をY軸にとってある。な
お、以下、図4〜図6も同様に、明暗(白黒)部を反転
して表示してあり、また、横、縦各軸とX、Y各軸との
関係も、図3の場合と同じである。
【0020】図3において、ボトル外周コーナ10から
の反射光がTVカメラ6a〜6d(図2参照)に入射し
たとき、入射光の画像は入射光画像11のようになる。
の反射光がTVカメラ6a〜6d(図2参照)に入射し
たとき、入射光の画像は入射光画像11のようになる。
【0021】図4は図3の入射光画像11の水平方向画
像成分図の説明図であり、Y軸に分布幅、X軸に分布強
度をとってあり、12は水平方向画像成分図である。
像成分図の説明図であり、Y軸に分布幅、X軸に分布強
度をとってあり、12は水平方向画像成分図である。
【0022】図3の入射光画像11が傾いている場合
は、図4の水平方向画像成分図12の分布幅が大きくな
る。したがって、水平方向画像成分図12の分布幅を、
画像処理装置8に予め記憶させてあるパターン分布幅と
比較して、ボトルシール3の外観の良否を判断する場
合、ボトル1が傾いているときは、良品を不良品と誤判
断してしまう危険性がある。
は、図4の水平方向画像成分図12の分布幅が大きくな
る。したがって、水平方向画像成分図12の分布幅を、
画像処理装置8に予め記憶させてあるパターン分布幅と
比較して、ボトルシール3の外観の良否を判断する場
合、ボトル1が傾いているときは、良品を不良品と誤判
断してしまう危険性がある。
【0023】本実施例では、ボトルシール3からの入射
光がTVカメラ6a〜6dに傾いて入射された場合であ
っても、誤判断することなく、良品と不良品とを確実に
見分けられるようにしてある。これを次に説明する。
光がTVカメラ6a〜6dに傾いて入射された場合であ
っても、誤判断することなく、良品と不良品とを確実に
見分けられるようにしてある。これを次に説明する。
【0024】すなわち、図5には、図3の入射光画像1
1の垂直方向画像成分図を示してある。この場合は、X
軸に分布幅、Y軸に分布強度をとってあり、13が垂直
方向画像成分図である。
1の垂直方向画像成分図を示してある。この場合は、X
軸に分布幅、Y軸に分布強度をとってあり、13が垂直
方向画像成分図である。
【0025】更に、図6には、図5の垂直方向画像成分
図13の水平方向画像成分図を示してある。この場合
は、図4の場合と同様に、Y軸に分布幅、X軸に分布強
度をとってあり、14が水平方向画像成分図である。
図13の水平方向画像成分図を示してある。この場合
は、図4の場合と同様に、Y軸に分布幅、X軸に分布強
度をとってあり、14が水平方向画像成分図である。
【0026】そして、図6において、例えば、X軸(分
布強度)方向のx1とx2との2箇所における分布幅
(Y値)w1とw2とを計測して差分値(w1−w2)
を求め、これを画像処理装置8に予め記憶させてあるパ
ターン差分値と比較して、一致しないときは、ボトルシ
ール3の外観を不良品と判断している。ボトルシール3
に破れや皺などの欠陥がある場合は、分布幅w1及びw
2も変化するので、これらの差分値によりボトルシール
3の異常を検出することができる。
布強度)方向のx1とx2との2箇所における分布幅
(Y値)w1とw2とを計測して差分値(w1−w2)
を求め、これを画像処理装置8に予め記憶させてあるパ
ターン差分値と比較して、一致しないときは、ボトルシ
ール3の外観を不良品と判断している。ボトルシール3
に破れや皺などの欠陥がある場合は、分布幅w1及びw
2も変化するので、これらの差分値によりボトルシール
3の異常を検出することができる。
【0027】この方法により、ボトル1が若干傾いて
も、誤判断することなく高精度で、ボトルシール3の外
観を検査することが可能である。すなわち、搬送機構2
の精度、ボトル1の保持精度、及びTVカメラ5とTV
カメラ6a〜6dとの取付精度などに特別に配慮する必
要がなく、ボトル1が搬送装置上で倒れない程度の範囲
内であれば、ボトルシール3の外観の良否の判断を、自
動的に精度良く行うことができる。
も、誤判断することなく高精度で、ボトルシール3の外
観を検査することが可能である。すなわち、搬送機構2
の精度、ボトル1の保持精度、及びTVカメラ5とTV
カメラ6a〜6dとの取付精度などに特別に配慮する必
要がなく、ボトル1が搬送装置上で倒れない程度の範囲
内であれば、ボトルシール3の外観の良否の判断を、自
動的に精度良く行うことができる。
【0028】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例は、図1及び図2において、ボトルシール
3の上方に設置してあるTVカメラ5が捕らえた映像を
2値化処理して、2値画像を生成させ、この2値画像と
予め画像処理装置8に記憶させてあるパターン画像との
輪郭及び面積を比較した場合である。この場合も、ボト
ルシール3の外観の良否を精度良く、自動的に判断する
ことができる。
る。本実施例は、図1及び図2において、ボトルシール
3の上方に設置してあるTVカメラ5が捕らえた映像を
2値化処理して、2値画像を生成させ、この2値画像と
予め画像処理装置8に記憶させてあるパターン画像との
輪郭及び面積を比較した場合である。この場合も、ボト
ルシール3の外観の良否を精度良く、自動的に判断する
ことができる。
【0029】更に、本発明のその他の実施例について説
明する。本実施例は、本発明における上記の一実施例と
他の実施例との各方法を併用した場合であり、この場合
は、ボトルシールの外観の良否を、より精度良く、一層
的確に判断することができる。
明する。本実施例は、本発明における上記の一実施例と
他の実施例との各方法を併用した場合であり、この場合
は、ボトルシールの外観の良否を、より精度良く、一層
的確に判断することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ボトルシールの破れ、
皺、剥がれ、及びその他の異常変形などを、迅速に誤り
なく自動的に検査することが可能であり、ボトルシール
の姿勢が若干傾いていても、判断結果に影響なく高精度
で検査することができる。
皺、剥がれ、及びその他の異常変形などを、迅速に誤り
なく自動的に検査することが可能であり、ボトルシール
の姿勢が若干傾いていても、判断結果に影響なく高精度
で検査することができる。
【図1】本発明の一実施例のボトルシールの外観検査装
置の斜視図である。
置の斜視図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1のボトル周辺部からの反射光の2値画像の
説明図である。
説明図である。
【図4】図3の2値画像の水平方向画像成分図の説明図
である。
である。
【図5】図3の2値画像の垂直方向画像成分図の説明図
である。
である。
【図6】図5の垂直方向画像成分図における水平方向画
像成分図の説明図である。
像成分図の説明図である。
1…ボトル、2…搬送装置、3…ボトルシール、4…リ
ング形照明器具、5、6a〜6d…TVカメラ、7…セ
ンサ、8…画像処理装置、9…仕分け装置、10…ボト
ル外周コーナ、11…入射光画像、12、14…水平方
向画像成分図、13…垂直方向画像成分図。
ング形照明器具、5、6a〜6d…TVカメラ、7…セ
ンサ、8…画像処理装置、9…仕分け装置、10…ボト
ル外周コーナ、11…入射光画像、12、14…水平方
向画像成分図、13…垂直方向画像成分図。
Claims (5)
- 【請求項1】 清涼飲料水用等のボトルの口部を塞いで
あるボトルシールの外観検査方法において、前記ボトル
シールの上方に口径が前記ボトルの口径よりも大きなリ
ング形照明装置、及び前記ボトルシールの周辺部に複数
のTVカメラを配設するとともに、画像処理装置を設置
し、前記TVカメラに入射された前記ボトルシールの反
射映像を、前記画像処理装置で2値画像に処理して前記
ボトルシールの入射光画像を求め、次いで、前記入射光
画像の垂直方向画像成分図を作成し、更に、前記垂直方
向画像成分図の水平方向画像成分図を作成し、前記水平
方向画像成分図を予め前記画像処理装置に記憶させてあ
るパターン画像と比較して、前記ボトルシールの外観の
良否を判断することを特徴とするボトルシールの外観検
査方法。 - 【請求項2】 清涼飲料水用等のボトルの口部を塞いで
あるボトルシールの外観検査方法において、前記ボトル
シールの上方に口径が前記ボトルの口径よりも大きなリ
ング形照明装置、及び前記リング形照明装置の中心軸上
の前記リング形照明装置の上方にTVカメラを配設する
とともに、画像処理装置を設置し、前記TVカメラに入
射された前記ボトルシールの映像を2値画像に処理し、
前記2値画像の輪郭及び面積を、予め前記画像処理装置
に記憶させてあるパターン輪郭及びパターン面積と比較
して、前記ボトルシールの外観の良否を判断することを
特徴とするボトルシールの外観検査方法。 - 【請求項3】 清涼飲料水用等のボトルの口部を塞いで
あるボトルシールの外観検査方法において、前記ボトル
シールの上方に口径が前記ボトルの口径よりも大きなリ
ング形照明装置、前記ボトルシールの周辺部に複数のT
Vカメラ(A)、及び前記リング形照明装置の中心軸上の
前記リング形照明装置の上方にTVカメラ(B)を、それ
ぞれ配設するとともに、画像処理装置を設置し、前記T
Vカメラ(A)に入射された前記ボトルシールの反射映像
を、前記画像処理装置で2値画像に処理して前記ボトル
シールの入射光画像を求め、次いで、前記入射光画像の
垂直方向画像成分図を作成し、更に、前記垂直方向画像
成分図の水平方向画像成分図を作成し、前記水平方向画
像成分図を予め前記画像処理装置に記憶させてあるパタ
ーン画像と比較して、前記ボトルシールの外観の良否を
判断する方法と、前記TVカメラ(B)に入射された前記
ボトルシールの映像を2値画像に処理し、前記2値画像
の輪郭及び面積を、予め前記画像処理装置に記憶させて
あるパターン輪郭及びパターン面積と比較して、前記ボ
トルシールの外観の良否を判断する方法とを併用するこ
とを特徴とするボトルシールの外観検査方法。 - 【請求項4】 前記水平方向画像成分図を予め前記画像
処理装置に記憶させてあるパターン画像と比較する場
合、前記水平方向画像成分図の分布強度方向の2箇所に
おける分布幅の差分値を求め、予め前記画像処理装置に
記憶させてあるパターン差分値と比較して前記ボトルシ
ールの外観の良否を判断する請求項1記載のボトルシー
ルの外観検査方法。 - 【請求項5】 清涼飲料水用等のボトルの口部を塞いで
あるボトルシールの外観検査装置において、前記ボトル
シールの上方に口径が前記ボトルの口径よりも大きなリ
ング形照明装置、前記ボトルシールの周辺部に複数のT
Vカメラ(A)、及び前記リング形照明装置の中心軸上の
前記リング形照明装置の上方にTVカメラ(B)を配設し
てあり、前記TVカメラ(A)及び前記TVカメラ(B)の
うちの少なくとも一つが捕らえた映像を2値画像に処理
し、前記2値画像と予め記憶させてあるパターン画像と
を比較して、前記ボトルシールの外観の良否を判断する
画像処理装置を設置してあることを特徴とするボトルシ
ールの外観検査装置。
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JP00221993A JP3155106B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | ボトルシールの外観検査方法及び装置 |
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