JPH09295827A - 基板用ガラス、それを用いたセラミック基板 - Google Patents

基板用ガラス、それを用いたセラミック基板

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JPH09295827A JP8337444A JP33744496A JPH09295827A JP H09295827 A JPH09295827 A JP H09295827A JP 8337444 A JP8337444 A JP 8337444A JP 33744496 A JP33744496 A JP 33744496A JP H09295827 A JPH09295827 A JP H09295827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、化学的に安定なホウケイ酸ガラス
の組成物およびそのガラスを含有したセラミック基板お
よびその製造方法を提供するものである。 【解決手段】 酸化ケイ素をSiO2 に換算して55〜
67 mol%、酸化アルミニウムをAl23 に換算して
3〜11 mol%、酸化ホウ素をB23 に換算して16
〜26 mol%ならびに酸化ストロンチウム、酸化カルシ
ウム、酸化マグネシウムおよび酸化亜鉛のうちの少なく
とも1種以上をそれぞれSrO,CaO,MgO,Zn
Oに換算して総計3〜11 mol%を含有する基板用ガラ
スとした。この基板用ガラスはオルトホウ酸の生成量が
少なく、セラミック基板を作成する上で、製造上の不都
合を生じない。また、この基板用ガラスを用いたセラミ
ック基板は低温で焼結でき、さらに低比誘電率、低誘電
正接および高抗折強度をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的に安定なガ
ラスセラミックスコンポジット基板用ガラス、さらに
は、このガラスを用いた低比誘電率、低誘電正接および
実用上十分な抗折強度をもち、低温焼成が可能なセラミ
ック基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターの高速化、民生機
器の高周波化に伴い、それら一般に使用される多層セラ
ミック基板は回路信号伝達を高速化する上で、以下のよ
うな要件が必要である。(a)比誘電率が低いこと。
(b)誘電損失が低いこと。(c)配線回路用材料とし
て抵抗が低く、融点が低い導体材料を使用するために、
同時焼成が可能なような焼結温度であること。さらに、
(d)回路を保持するための基板としては抗折強度も高
くすることが挙げられる。
【0003】このような目的を達成するためには、従
来、特開昭62−113758号公報に記載されている
ような低比誘電率で、低融点のホウケイ酸ガラスをガラ
ス成分とした多層セラミック基板が用いられてきた。こ
のガラスは骨材混合時で、SiO2 :18〜35wt%
(約27.1〜33.3 mol%)、Al2 3 :50〜
72wt%(約48.1〜52.6 mol%)、CaO+M
gO:4〜27.5wt%(約13.8〜16.0 mol
%)、B2 3 :15wt%(約4.1〜8.5 mol%)
以下である。
【0004】しかしながら、従来のホウケイ酸ガラスを
用いて多層セラミック基板を作成する場合、以下のよう
な問題点がある。
【0005】一般的に、ホウケイ酸ガラスは、Si
2 、B2 3 が主成分である。この成分中のB2 3
は、化学的に不安定であるために大気中の水分等と反応
してオルトホウ酸(H3 BO3 )を生成する。このオル
トホウ酸の発生により、多層セラミック基板を作成する
上でハンドリング上の問題を生じる。例えば、多層セラ
ミック基板を作成する課程でのシート成形後のグリーン
シート表面にオルトホウ酸が生成し、続いて積層した場
合にシートの密着性が悪くなる。また、仮に密着性が良
くても焼成した場合、オルトホウ酸の分解蒸発により、
基板がポーラスとなる。このことは、信頼性に問題を生
じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オル
トホウ酸が生成しにくいような化学的に安定なホウケイ
酸ガラスおよびそのガラスを含有したセラミック基板を
提供することである。
【0007】また、本発明の他の目的は低比誘電率、低
誘電正接であり、低温焼成が可能であり、実用十分な抗
折強度をもち、さらに絶縁抵抗が高い高周波回路基板用
のセラミック基板を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ホウケイ酸
ガラスについて検討を重ねた結果、ガラス組成に不可欠
なB2 3 はその含有量に応じてオルトホウ酸を生成す
るが、アルカリ土類元素等の一部の元素からなる酸化物
を所定量添加すれば、オルトホウ酸の生成量を抑えるこ
とができることを見いだした。
【0009】具体的には、上記目的は下記(1)〜(1
0)の構成により達成される。 (1) 酸化ケイ素をSiO2 に換算して55〜67 m
ol%、酸化アルミニウムをAl2 3 に換算して3〜1
1 mol%、酸化ホウ素をB2 3 に換算して16〜26
mol%ならびに酸化ストロンチウム、酸化カルシウム、
酸化マグネシウムおよび酸化亜鉛のうちの少なくとも1
種以上を、それぞれSrO,CaO,MgO,ZnOに
換算して総計3〜11 mol%を含有する基板用ガラス。 (2) さらに酸化アンチモンをSb2 3 に換算して
3 mol%以下含有する上記(1)の基板用ガラス。 (3) 上記(1)または(2)の基板用ガラスと骨材
とを含有するセラミック基板。 (4) 1MHzでの比誘電率が5.3以下である上記
(3)のセラミック基板。 (5) 1MHzでの誘電正接が0.1%以下である上記
(3)または(4)のセラミック基板。 (6) 抗折強度が130MPa以上である上記(3)〜
(5)のいずれかのセラミック基板。 (7) 熱膨張係数が4.0×10-6/K以上である上
記(3)〜(6)のいずれかのセラミック基板。 (8) 950℃以下で焼成された上記(3)〜(7)
のいずれかのセラミック基板。 (9) 上記(1)または(2)の基板用ガラスを65
〜85 vol%含有し、残部に骨材としてストロンチウム
長石、α−石英、アルミナおよびムライトのうちの1種
以上を含有する上記(3)〜(8)のいずれかのセラミ
ック基板。 (10) 前記ストロンチウム長石は、酸化ケイ素、酸
化ストロンチウムおよび酸化アルミニウムを含有し、こ
れらをそれぞれSiO2 、SrO、Al2 3 に換算
し、SiO2 のモル比をX、SrOのモル比をY、Al
2 3 のモル比をZと表示した場合のそれぞれのモル比
率(X+Y+Z=1)が、三成分系組成図において以下
の組成点の各点A、B、C; A(X:0.72、Y:0.14、Z:0.14) B(X:0.60、Y:0.25、Z:0.15) C(X:0.60、Y:0.10、Z:0.30) を結ぶ三角形の各辺上および内部の領域の組成である上
記(9)のセラミック基板。
【0010】
【作用】本発明のホウケイ酸ガラスは、それぞれ化学量
論組成の酸化物として、SiO2 55〜67 mol%、A
2 3 3〜11 mol%、B2 3 16〜26 mol%お
よびSrO、CaO、MgO若しくはZnOのうち少な
くとも1種3〜11 mol%の組成であり、この組成によ
りオルトホウ酸の生成量を抑えることができる。また、
上記のガラス組成に酸化アンチモンをSb2 3 換算で
3 mol%以下添加することにより、ガラス転移点温度T
gを下げることができ、低温焼結が可能となる。Sb2
3 の添加は、低温焼結剤としての特性を持つB2 3
の含有量を減らすことができ、オルトホウ酸の生成がよ
り一層抑えられ好ましい結果を得ることができる。
【0011】なお、特開昭62−113758号公報の
実施例のガラスは、SiO2 が50〜54.4wt%(約
51.6〜59.6 mol%)、Al2 3 が11.9〜
15wt%(約7.6〜9.0 mol%)、CaOが0〜2
7.3wt%(約0〜30.8mol%)、MgOが0〜1
6.7wt%(約0〜25.0 mol%)、B2 3 が8.
2〜16.7wt%(約7.4〜14.5 mol%)、Na
2 O+K2 Oが1.8wt%以下(約1.9 mol%以下)
であり、本発明の効果は実現しない。また、特開平3−
40933号公報には、ほう素を含有しない非ホウケイ
酸ガラスにSb2 3 を0.5重量%以下含有させた基
板用ガラスが記載されている。しかし、この公報の発明
の詳細な説明には、「必須成分ではないが、清澄剤とし
て用いることができる。合量で0.5%を超えると着色
等の欠点を生じやすくなるので好ましくない。」と記載
されており、本発明のSb2 3 添加とはその作用が全
く異なるものである。
【0012】さらに、本発明の基板用ガラスを含有した
セラミック基板は、化学的に安定であり、抗折強度が高
く、比誘電率が低い等の特徴がある。
【0013】また、本発明のホウケイ酸ガラス65〜8
5 vol%と、ストロンチウム長石、α−石英、アルミナ
およびムライトの1種以上の骨材とを含有するセラミッ
ク基板は、低温焼成が可能であり、実用上十分な抗折強
度をもち、低比誘電率、低誘電正接であり、さらに絶縁
抵抗及び絶縁破壊電圧が高い基板が得られる。
【0014】また、1MHzでの比誘電率は5.3以下と
することができ、回路信号伝達の高速化が可能であり、
高周波領域での使用において好ましく、1MHzでの誘電
正接を0.1%以下とすることができ、回路信号伝達の
高速化が可能であり、高周波領域での使用において好ま
しい。また、抗折強度を130MPa以上とすることがで
き、基板の信頼性が向上する。さらに、熱膨張係数を
4.0×10-6/K以上とすることができ、内部導体パ
ターンとの熱膨張率係数の差が少なくなり、応力が減少
し、クラックなどの発生が減少する。
【0015】さらに、焼成温度を950℃以下とできる
ので、低融点の配線用低抵抗導体材料と同時焼成するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(基板用ガラス)本発明の基板用ガラスは、いわゆる、
ホウケイ酸ガラスである。
【0017】このホウケイ酸ガラスの成分組成は、それ
ぞれの成分を化学量論酸化物に換算したとき、SiO2
が55〜67 mol%、Al2 3 が3〜11 mol%、B
2 3 が16〜26 mol%、SrO、CaO、MgOお
よびZnOのうち少なくとも1種以上が3〜11 mol%
である。
【0018】ここで、それぞれの組成の限定理由を以下
に示す。まず、本発明のホウケイ酸ガラスを形成する主
たる成分、すなわち、SiO2 、Al2 3 、B2 3
の限定理由は以下の通りである。
【0019】SiO2 は、ガラス骨格を形成するもの
で、この含有量範囲より少なすぎると、ガラスの比誘電
率が大きくなりすぎ、多すぎると、溶融が困難になる。
【0020】Al2 3 は、主にガラスの化学的安定性
を与えると同時にガラスの溶融温度を調整するためのも
ので、この含有量範囲より少なすぎると化学的に不安定
となることから、本発明においては欠くことができず、
また、多すぎても溶融が困難となるため、いずれも好ま
しくない。ここで化学的安定とは、前記のように、ガラ
ス成分中のB2 3 が、大気中の水分等と反応してオル
トホウ酸(H3 BO3)を生成するが、この生成が抑え
られることをいう。
【0021】B2 3 は、ガラス骨格を形成すると同時
にガラスの溶融温度を調整するために添加するもので、
この含有量範囲より少なすぎると、溶融が困難となり、
多すぎると、ガラスの化学的安定性が低下する。B2
3 の添加量は、オルトホウ酸の析出と、比誘電率との関
係で決められ、16〜26 mol%、さらには18〜23
mol%、特に19.5〜22.5 mol%の範囲が好まし
い。さらに、他の成分の限定理由は以下の通りである。
【0022】SrOはガラスの化学的安定性を与えると
共にガラスの電気的特性を調整するもので、多すぎると
比誘電率が大きくなり、一方、少なすぎると化学的に不
安定となる。
【0023】CaOはガラスの化学的安定性を与えるこ
とが目的であり、これが多すぎると失透が生じ、すなわ
ち結晶化しやすくなり、セラミック基板組成物の原料と
した場合、その焼結性に不都合を生ずる。一方、少なす
ぎると化学的に不安定になる。
【0024】ZnOはSrOと同様にガラスの化学的安
定性を与え、低比誘電率化に効果がある。
【0025】MgOは膨張係数を大きくし、また比誘電
率を低下させるために必要である。
【0026】これらSrO,CaO,ZnO,MgOの
1〜4種を用いるが、2種以上用いるときその量比は任
意である。ただしCaOを必須とし、CaOとこれらの
混合物の全体の総計が3〜11 mol%を占める。つま
り、CaOにSrO,ZnO,MgOの1〜3種を併用
することが好ましい。
【0027】上記組成のホウケイ酸ガラスを用いた基板
組成物は基板作成の際、オルトホウ酸の生成を抑えるこ
とができ、化学的安定特性のものが得られるが、本発明
では、ホウケイ酸ガラス成分として、上記成分の他にさ
らにSb2 3 を含むことが好ましい。これは、以下の
理由による。
【0028】Sb2 3 は焼結温度の低下に効果があ
る。ガラスが化学的不安定となる場合とは、前記したよ
うに、主に組成中のB2 3 が大気中の水分等と反応し
てオルトホウ酸(H3 BO3 )を生成することであり、
基板を作成する上でハンドリング上の問題を生じる。こ
れに対して上記のような組成とすることで、オルトホウ
酸(H3 BO3 )の生成を抑えることができるが、B2
3 の含有量を少なくすることにも効果的である。しか
し、B2 3 の含有量の少ないガラスは、Tgが高くな
り低温焼成には不向きである。したがって、それを補償
するために低温焼結剤としてのSb2 3 を含有させる
ことが好ましい。含有させる場合、その量は3 mol%以
下、特に0.1〜3 mol%、さらには0.1〜2.5 m
ol%の範囲が好ましい。3 mol%を越える場合、ガラス
の比誘電率が大きくなり、高周波回路基板用材料として
好ましくない。
【0029】また、ガラスは、さらに上記成分の他にN
2 O、Fe2 3 、ZrO2 等を通常0.2〜0.5
wt%程度含有してもよい。これは、原料の不純物に由来
されるもので、この程度の含有量であれば特性に影響は
ない。
【0030】(骨材)フィラー成分としての骨材は、通
常使用されるものであれば何れのものでもよいが、特に
アルミナ、ムライト、α−石英、ストロンチウム長石等
が好ましい。
【0031】ここで、ストロンチウム長石とは、一般的
にバリウム長石(celsian、BaO・Al2 3 ・2S
iO2 )とよばれる三成分系の無機酸化物のうち、Ba
をSrに置き変えたものを言う。ただし、厳密に言うと
BaO−Al2 3 −SiO2 系はその平衡状態図にお
いてバリウム長石(celsian )すなわち、BaO・Al
2 3 ・2SiO2 となりうる領域をさすが、ここで言
うストロンチウム長石とはSrO−Al2 3 −SiO
2 系のうちSrO・Al2 3 ・2SiO2 をとりうる
点だけでなく、それ以外の領域も含み、SrO・Al2
3 ・2SiO2 を生成しうる領域の無機酸化物のこと
である。換言すれば、SrO、Al2 3 、SiO2
らなる組成物であると言うことができる。
【0032】ストロンチウム長石の組成を、図1に示
す。SiO2−SrO−Al23三成分系組成図におい
て表されている三角形で示される領域内、すなわち前記
したようにSiO2をX、SrOをY、Al23をZと
したときのモル比がX=0.72、Y=0.14、Z=
0.14からなる点、X=0.60、Y=0.25、Z
=0.15からなる点およびX=0.60、Y=0.1
0、Z=0.30からなる点を結ぶ三角形の各辺上およ
び内部で表されるものである。
【0033】上記領域外の組成のストロンチウム長石は
製造過程において、クリストバライトが残留する、焼成
温度が高い等の問題があり好ましくない。なお、クリス
トバライトは基板の焼成時、半田付け時にクラックが発
生し問題となる。
【0034】ストロンチウム長石はセラミック基板の抗
折強度を高める効果をもつ。したがってストロンチウム
長石を添加する場合、その不足は抗折強度の低下をまね
く。また比誘電率を上昇させる作用と、焼成温度を上昇
させる作用をもつため、必要以上に加えると、比誘電率
と焼成温度の上昇をまねく。ストロンチウム長石の好ま
しい添加量はガラス成分の残量(15〜35 vol%)で
あるが、0〜35 vol%の範囲であってよい。
【0035】α−石英は、比誘電率を低下させる効果を
もつ。したがって、比誘電率の制御が可能である。また
α−石英は抗折強度を低下させる作用をもつ。したがっ
てα−石英を添加する場合、必要以上の添加は抗折強度
の低下を招き好ましくない。α−石英の好ましい添加量
はガラス成分の残量(15〜35 vol%)であるが、0
〜35 vol%の範囲であってよい。
【0036】アルミナは、ストロンチウム長石と同様な
効果を持つ。すなわち、セラミック基板の抗折強度を高
める作用、比誘電率を上昇させる作用、焼成温度を上昇
させる作用をもつ。したがってアルミナを添加する場
合、その不足は抗折強度の低下をまねく。また、必要以
上に加えると、比誘電率と焼成温度の上昇をまねく。ア
ルミナの好ましい添加量はガラス成分の残量(15〜3
5 vol%)であるが、0〜20 vol%の範囲であってよ
い。
【0037】ここで、アルミナは、本発明に係る基板用
ガラス成分としても含有しているが、焼成後の基板中に
おいて、フィラー成分のアルミナとガラス成分のアルミ
ナは、互いに影響を及ぼさない。すなわち、拡散して、
ガラス中またはフィラー中のアルミナ量が変動すること
はない。これは、ストロンチウム長石とガラス成分中の
Si、Sr等についても同様である。
【0038】ムライトもまたアルミナ、ストロンチウム
長石と同様の効果がある。よって、添加する場合も同様
な注意が必要である。ムライトの好ましい添加量は、ガ
ラス成分の残量(15〜35 vol%)であるが0〜30
vol%の範囲であってよい。
【0039】これらフィラー成分は、セラミック基板の
用途等から抗折硬度、比誘電率等の調整をするために1
種または2種以上から適宜選択され添加される。2種以
上を用いる場合の量比は任意であり、これらの総計が1
5〜35 vol%を占めることが好ましい。
【0040】(製造方法)本発明のホウケイ酸ガラスの
製造方法は、特に限定されないがその一例を示すと、原
料としては、原料元素の酸化物、あるいはこれら元素を
もつ炭酸塩、水酸化物等で、熱処理後に酸化物となる化
合物等を用いることができる。これらの原料を、焼成後
の最終組成が前記範囲となるように秤量して混合後、例
えばるつぼ中で1500〜1600℃、30分〜5時間
程度溶融し、水砕後、ボールミル等により粉砕すること
でセラミック基板のガラス材となるホウケイ酸ガラス粉
末を得ることができる。この粉末は、好ましくは平均粒
径が3μm 以下、より好ましくは1〜2.5μm 程度の
範囲に微粉砕したものが用いられる。この平均粒径が大
きすぎると抗折強度が小さくなり、一方、小さすぎると
グリーンシート形成時にクラックが生じやすくなり、良
好なグリーンシートが得られなくなるためである。
【0041】また、骨材成分は、ストロンチウム長石以
外は、特に合成することもなく市販品等により入手しう
るものをボールミル等により粉砕することにより、セラ
ミック基板の原料となる粉末を得ることができる。この
粉末は、ホウケイ酸ガラス粉末と同様の理由により、好
ましくは平均粒径が3μm 以下、より好ましくは1.5
〜2.5μm 程度の範囲に微粉砕されたものが用いられ
る。
【0042】ストロンチウム長石の作製方法を示すと、
例えば原料元素の酸化物であるSiO2 、Al2 3
SrO等あるいはこれら元素をもつ炭酸塩、水酸化物等
で加熱後に酸化物となる化合物を用いることができる。
これら原料を、焼成後の最終組成が前記範囲となるよう
に秤量して混合後、例えばるつぼ中で1300〜145
0℃、2時間程度焼成することによりストロンチウム長
石が得られる。さらに、ボールミル等により粉砕するこ
とでセラミック基板の原料となる、ストロンチウム長石
粉末を得ることができる。この粉末は、ホウケイ酸ガラ
ス粉末と同様の理由により、好ましくは平均粒径が3μ
m 以下、より好ましくは1.5〜2.5μm 程度の範囲
に微粉砕されたものが用いられる。
【0043】さらに、α−石英は市販品等により入手し
うるものをボールミル等で粉砕することにより、セラミ
ック基板の原料となる粉末を得ることができる。この粉
末はホウケイ酸ガラス粉末と同様の理由により、好まし
くは平均粒径が3μm 以下、より好ましくは1.5〜
2.5μm 程度の範囲に微粉砕されたものが用いられ
る。
【0044】セラミック基板は、通常次のようにして形
成すればよい。
【0045】粉砕後の上記各原料を、焼成後の最終組成
が前記範囲となるように秤量して、例えば磁器製のボー
ルミルを用いて有機ビヒクル等と混合する。この混合方
法は通常用いられる方法であればどのような方法でも良
く、十分混合して各成分が均一に分散されればよい。さ
らに、用いる有機ビヒクル等についても、通常用いられ
るものであれば特に限定はなく、例えば結合剤として
は、ポリビニルブチラール(PVB)、エチルセルロー
ス、アクリル系樹脂などを単独または2種類以上を、通
常セラミック基板組成物の粉末100重量部に対して7
〜20重量部程度添加すればよい。
【0046】また、溶剤としてはメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、トル
エン、キシレン、メチルエチルケトン、アセトン等を単
独または2種類以上を、通常セラミック基板組成物の粉
末100重量部に対して40〜60重量部程度添加すれ
ばよい。
【0047】また、可塑剤としてはジエチルフタレート
(DEP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジオクチ
ルフタレート(DOP)、n−ブチルフタリルn−ブチ
ルグリコラート(BPBG)等を単独または2種類以上
を、通常セラミック基板組成物の粉末100重量部に対
して3〜7重量部程度添加すればよい。
【0048】その他、通常このような目的で用いられる
有機ビヒクル等の添加物に制限はなく、必要に応じて使
用することができる。
【0049】このようにして有機ビヒクル等とともにボ
ールミル等により均一に混合したセラミック基板組成物
のスラリーを、目的に応じて所定の厚さをもつグリーン
シートに成形する。さらに、成形したグリーンシートに
スルーホールを形成したり、目的とする製品の回路等を
形成したりした上で、必要に応じて積層化する。グリー
ンシート成形法、回路の形成方法および積層化方法につ
いては特に制限はなく、通常用いられる方法であればど
のような方法でも良く、例えばドクターブレード法等に
よりグリーンシートを成形し、スクリーン印刷法等によ
り抵抗体、コンデンサ、配線用導体等からなる回路を成
形して圧着して積層すればよい。
【0050】回路等の形成に用いられる配線用低抵抗導
体材料は、例えば銀(Ag)、銀−パラジウム(Ag−
Pd)、銀−白金(Ag−Pt)、金(Au)等の金属
材料が用いられ、特に銀(Ag)が好ましい。抵抗の低
い配線回路用材料を用いることにより、信号伝達遅延時
間が短く、低雑音で高周波パルス追随性に優れた基板を
形成することができ、回路信号伝達を高速化する上で好
ましいためである。また、一般的に抵抗体の材料は、R
uO2 系またはSiC系等、コンデンサの材料は、Ba
TiO3系やSrTiO3 系等の材料が用いられ、回路
が形成される。
【0051】回路形成等がなされたグリーンシートまた
はその積層体は、950℃以下、好ましくは920℃以
下、特に870℃〜900℃程度の温度で焼成する事が
好ましく、通常15分〜1時間程度焼成すればよい。焼
成温度がこの範囲より高すぎると、上記の様な低融点の
配線用低抵抗導体材料が拡散し、低すぎると得られた基
板の焼結密度が低くなり好ましくない。
【0052】(基板用ガラスおよびセラッミク基板の諸
特性)本発明のガラスにおいて、後述の評価方法により
定量されるオルトホウ酸の生成量が350ppm以下、
特に200ppm以下であることが望ましい。前記のよ
うに、ホウケイ酸ガラスを湿中雰囲気に放置したときの
オルトホウ酸の生成量が多いと、セラミック基板を作成
する場合、成形されたシート表面部分に存在するガラス
中のB2 3 と雰囲気中の水分が反応するため、シート
表面にオルトホウ酸が生成し積層時等に問題となる。し
かし、オルトホウ酸の生成量が350ppm以下のガラ
スは、基板を作成するときのシート成形後に保存期間を
置いても表面にオルトホウ酸が生成せずに製造上、特性
上の不都合を生じないからである。このオルトホウ酸の
生成量を200ppm以下とすれば、これらの問題は全
く生じない。
【0053】また、ガラスの比誘電率はセラミック基板
とした場合の比誘電率に影響を及ぼすために、低い値で
あるほど好ましい。よって、下記に示すように本発明の
セラミック基板の比誘電率が5.3以下であることが好
ましい。
【0054】一方、本発明のセラミック基板において、
1MHzでの比誘電率は5.3以下であることが好まし
く、通常4.8〜5.2程度である。また、誘電正接は
通常0.1%以下程度が好ましい。一般に高周波信号の
遅延時間は、比誘電率の平方根に比例するとされ、回路
信号の高速化のためには配線用導体の抵抗を低くするだ
けでなく、セラミック基板の比誘電率を低くすることに
より、回路信号伝達の高速化が可能となるからである。
【0055】また、セラミック基板の抗折強度は130
MPa程度以上であることが好ましく、通常130〜18
0MPa程度、より好ましくは160〜180MPa程度で
ある。抗折強度が低すぎると、機械的な強度が不足する
こととなり、基板の信頼性およびハンドリング性が低下
するためである。
【0056】さらに、セラミックス基板の熱膨張係数
(α)は、4.0×10-6/K以上であれば大きいほど
好ましく、その上限には特に制限はないが、例えばAg
を使用する場合には、その熱膨張係数は約20×10-6
/Kである。これはセラミック基板内に導体パターンを
形成したときに、熱膨張係数差が大きいと無理な応力が
働き、クラックなどが生じることになるからである。す
なわち、複雑な内部導体パターンを形成しようとするほ
ど、セラミック基板の熱膨張係数が大きいことが必要と
なる。
【0057】この熱膨張係数を大きくするには、α−石
英の含有量を増すことで調整できる。一方、α−石英を
多くして、熱膨張係数を大きくしすぎると、セラミック
基板の抗折強度が低下する。なお、ストロンチウム長石
が多いと熱膨張係数は低下する。
【0058】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示す。
【0059】<実施例1>試料 (基板用ガラス)表1に示されるような組成となるよう
に、各原料(酸化物)を秤量し、シェーカーミキサーを
使用し混合した。この混合物を、るつぼ中で1500〜
1600℃で30分〜5時間(ガラス組成によりこの範
囲から適宜選択)溶融し、水により急冷破砕後、ボール
ミル粉砕により平均粒径1.9μm 程度のホウケイ酸ガ
ラス粉末を得た。
【0060】(セラミック基板)表1に示される試料N
o.1,3,8または6、あるいは比較例としてNo.
11または12ののホウケイ酸ガラス粉末及び表3、
4、5に示されるフィラー(骨材)成分原料粉末(アル
ミナ(密度は3.98g/cc)、ムライト(密度は3.
15g/cc)、α−石英(密度は2.65g/cc)、表
2に示される試料A〜Fのストロンチウム長石(密度は
2.88g/cc))を使用した。ここで、アルミナ(住
友化学AL41DBM:予調粒径1.3μm のため粉砕
不要であった)、ムライト、α−石英(日窒工業製 ハ
イシリカ)を平均粒径2.0μm 程度に粉砕した粉末を
使用し、ストロンチウム長石は合成した粉末を使用し
た。ストロンチウム長石粉末の製造方法は以下の通りで
ある。SiO2 、Al2 3 、SrOを、焼成後の各元
素比率の最終組成がそれぞれ、63 mol%、23 mol
%、14 mol%となるように秤量して混合後、るつぼ中
で1300〜1450℃、2時間焼成した。後にボール
ミルにより平均粒径が2.0μm 程度となるまで粉砕す
ることでストロンチウム長石粉末を得た。
【0061】次に表3、4、5の組成となるように秤量
し、この原料粉末100重量部に対し、それぞれ結合剤
としてアクリル系樹脂を15重量部、溶剤としてトルエ
ンを50重量部、可塑剤としてBPBGを5重量部から
なる有機ビヒクルと共に混合し、ドクターブレード法に
より厚さ0.2〜0.25mmのグリーンシートを成形し
た。このシートを用いて、各測定条件に合わせて所定の
大きさに成形し、焼成し、測定によっては銀電極を形成
した。
【0062】測定 (オルトホウ酸量の定量)オルトホウ酸量は、平均粒径
1.9μm に粉砕したガラス粉末2gを湿中雰囲気に2
4時間放置し、40mlの水で目的物質であるオルトホ
ウ酸を抽出し、ICP分析(シーケンシャル型プラズマ
発光分析装置 ICPS-1000II島津製作所製)により定量し
た。
【0063】(比誘電率および誘電正接)比誘電率は、
以下の方法により求めた。まず、上記方法で調製した厚
さ0.2〜0.25mmのグリーンシートを直径30mmの
円形に打ち抜き、6〜7枚重ねて温度80℃、圧力50
MPaで熱圧着する。得られた積層体を空気中で870〜
950℃、20〜30分焼成し、得られた焼結体の片面
に直径19mm、その裏面に直径20mmの銀電極を形成す
ることにより素体を作成した。ここで、電極は銀ペース
トを塗布し、焼き付けることにより形成した。次に、そ
の素体についてLCRメーター(HP−4284A ヒ
ューレットパッカード製)で周波数1MHzの条件で静電
容量を測定し、素体の有効電極面積、電極間距離(素体
の厚さ)および静電容量より求めた。誘電正接もまた上
記測定機器より測定した。
【0064】(抗折強度)抗折強度は、JIS規格に定
められている、ファインセラミックスの曲げ強さ試験方
法(R1601)に準じて求めた。試料は、以下の方法
により作成した。上記の方法で調製した厚さ0.2〜
0.25mmのグリーンシートを45mm×15mmの角形に
切断し、15〜18枚重ねて、温度80℃、圧力50M
Paで熱圧着した。得られた積層体を空気中で870〜9
50℃、20〜30分焼成することにより焼結体を得
て、規格に定められている寸法(長さ38mm、巾4mm、
厚さ3mm程度)に成形し試料とした。この試料を用い
て、3点曲げ法によりクロスヘッドの速度を0.5mm/
minで加重を加え、破壊荷重を測定することで求めた。
【0065】(体積抵抗率)体積抵抗率は、上記比誘電
率測定と同様にして得られた円形の焼結体の両面に銀電
極を形成し、絶縁抵抗計(HP−4329A ヒューレ
ットパッカード製)を用いてDC500Vを1分間印加
して抵抗値を測定し求めた。
【0066】(密度)密度は、JIS規格(C2141
−1992)に準じて測定し算出した。
【0067】(ガラス転移温度)ガラス転移温度(T
g)は常法により測定した。
【0068】(熱膨張係数)上記の抗折強度に準じ、厚
さ0.2〜0.25mmのグリーンシートを45mm×15
mmの角形に切断し、回路を形成することなく15〜18
枚重ねて、温度80℃、圧力50MPaで熱圧着した。得
られた積層体を空気中で870〜950℃、20〜30
分焼成することにより焼結体を得て、規格に定められて
いる寸法(長さ38mm、巾4mm、厚さ3mm程度)に成形
し試料とした。この試料を用いて、焼成して熱膨張係数
を求めた。
【0069】評価結果 表1に12種類の組成のホウケイ酸ガラスについて、オ
ルトホウ酸量、比誘電率、ガラス転移温度(表中Tgと
表す)および密度の各測定結果を示す。ここで、比誘電
率は1MHzにて測定した。
【0070】本発明の範囲外である、B2 3 が多いN
o. 11の組成のガラスは、オルトホウ酸量が350p
pmを超えており、前記したように基板を作成するとき
のシート成形後にその表面にオルトホウ酸が生成し、製
造上、特性上の不都合を生じ好ましくない。また、No.
12の組成のガラスの場合は、Tgが高く、骨材混合時
に焼成温度が高くなり好ましくない。
【0071】
【表1】
【0072】表2に、ストロンチウム長石の組成と諸特
性を示す。また、表2に示すストロンチウム長石の3成
分系組成図を図1に示す。
【0073】
【表2】
【0074】表3、表4、表5に25種類のセラミック
基板について、ホウケイ酸ガラス、骨材であるアルミ
ナ、ムライト、ストロンチウム長石並びにα−石英の配
合比率、焼成温度、比誘電率、誘電正接、抗折強度、熱
膨脹係数α、密着性の各測定結果を示す。ここで、比誘
電率および誘電正接は1MHzにて測定した。また、密着
性については、上記熱膨張係数と同様にして積層体を形
成する際、Agによるコイルを印刷してインダクターと
し、焼成後の各積層シート間、特にAgによる回路付近
に空隙が認められたものを×そうでないものを○とし
た。なお、セラミック基板の体積抵抗率は全て1015Ω
・cm以上の値が得られた。
【0075】すなわち、No. 101, 102は骨材とし
てアルミナ、No. 103,104は骨材としてムライト
を使用した場合で、それぞれの骨材量が多過ぎると比誘
電率が高くなってしまう。No. 105〜110は、骨材
としてSr長石、α−石英を用いた場合で、その組成比
を変えたものである。No. 111〜115は、ガラス含
有量を変えたもので、少なすぎると焼成温度が高くな
り、多すぎると抗折強度が小さくなる。No. 116〜1
20は、ガラスの種類を変えたものである。No.121
〜125はストロンチウム長石の種類を変えたものであ
る。
【0076】
【表3】
【0077】
【表4】
【0078】
【表5】
【0079】本発明の組成範囲のホウケイ酸ガラス、同
じく組成範囲のストロンチウム長石およびα−石英を用
いて、ホウケイ酸ガラス65〜85 vol%を含有し、ス
トロンチウム長石、α−石英、アルミナおよびムライト
の1種以上を含有するセラミック基板組成物は870℃
〜950℃での焼成が可能である。また、得られたセラ
ミック基板は、比誘電率が5.3以下、誘電正接が0.
1%以下、抗折強度は130MPa以上となった。一方、
本発明外のセラミック組成物からなるセラミック基板
は、いずれも比誘電率、誘電正接、抗折強度、密着性の
うち1または2項目で範囲外となった。すなわち、表4
の試料No.117は、原料に本発明の範囲外のホウケ
イ酸ガラスを使用したもので、焼成温度、比誘電率が範
囲外の値となった。また、No.113〜115は本発
明外のセラミック組成物からなるセラミック基板であ
り、焼成温度、抗折強度を中心として範囲外の値となっ
た。これより、本発明に係るセラミック基板は全ての項
目について、良好な値となっていることがわかる。
【0080】
【発明の効果】本発明に係るガラスは、オルトホウ酸の
生成量が少なく、セラミック基板を作成する上で、製造
上の不都合を生じない。また、そのガラスを用いたセラ
ミック基板は低温で焼結でき、さらに低比誘電率、低誘
電正接および高抗折強度をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組成物の一成分であるストロンチウム
長石の組成範囲を示す三成分系組成図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化ケイ素をSiO2 に換算して55〜
    67 mol%、酸化アルミニウムをAl2 3 に換算して
    3〜11 mol%、酸化ホウ素をB2 3 に換算して16
    〜26 mol%ならびに酸化ストロンチウム、酸化カルシ
    ウム、酸化マグネシウムおよび酸化亜鉛のうちの少なく
    とも1種以上を、それぞれSrO,CaO,MgO,Z
    nOに換算して総計3〜11 mol%を含有する基板用ガ
    ラス。
  2. 【請求項2】 さらに酸化アンチモンをSb2 3 に換
    算して3 mol%以下含有する請求項1の基板用ガラス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の基板用ガラスと骨材
    とを含有するセラミック基板。
  4. 【請求項4】 1MHzでの比誘電率が5.3以下である
    請求項3のセラミック基板。
  5. 【請求項5】 1MHzでの誘電正接が0.1%以下であ
    る請求項3または4のセラミック基板。
  6. 【請求項6】 抗折強度が130MPa以上である請求項
    3〜5のいずれかのセラミック基板。
  7. 【請求項7】 熱膨張係数が4.0×10-6/K以上で
    ある請求項3〜6のいずれかのセラミック基板。
  8. 【請求項8】 950℃以下で焼成された請求項3〜7
    のいずれかのセラミック基板。
  9. 【請求項9】 請求項1または2の基板用ガラスを65
    〜85 vol%含有し、残部に骨材としてストロンチウム
    長石、α−石英、アルミナおよびムライトのうちの1種
    以上を含有する請求項3〜8のいずれかのセラミック基
    板。
  10. 【請求項10】 前記ストロンチウム長石は、 酸化ケイ素、酸化ストロンチウムおよび酸化アルミニウ
    ムを含有し、これらをそれぞれSiO2 、SrO、Al
    2 3 に換算し、SiO2 のモル比をX、SrOのモル
    比をY、Al2 3 のモル比をZと表示した場合のそれ
    ぞれのモル比率(X+Y+Z=1)が、 三成分系組成図において以下の組成点の各点A、B、
    C; A(X:0.72、Y:0.14、Z:0.14) B(X:0.60、Y:0.25、Z:0.15) C(X:0.60、Y:0.10、Z:0.30) を結ぶ三角形の各辺上および内部の領域の組成である請
    求項9のセラミック基板。
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