JPH09292797A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JPH09292797A
JPH09292797A JP8129142A JP12914296A JPH09292797A JP H09292797 A JPH09292797 A JP H09292797A JP 8129142 A JP8129142 A JP 8129142A JP 12914296 A JP12914296 A JP 12914296A JP H09292797 A JPH09292797 A JP H09292797A
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JP8129142A
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Masaaki Yamaji
雅章 山路
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成手段の異なる画像を混載使用する
場合に、全体のプリント時間を短縮できる画像形成装置
を提供すること。 【解決方法】 画像形成手段として、フルカラー画像
を形成する多色画像形成手段としての画像形成ユニット
U1と、単色画像を形成する単色画像形成手段としての
画像形成ユニットU2とを備え、搬送経路重複部として
搬送ベルト74を有し、ユニットU1と、ユニットU2
で、同時に画像形成でき、かつ、搬送ベルト74で転写
材が重ならないようにレジストローラ55、56を制御
する、搬送制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真記録方法等に
より画像を形成する画像形成装置に関するものであり、
特に、カラー画像形成と白黒画像形成を共用する画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像が広く浸透し、プレゼ
ンテーション等に於いて、様々の色調の画像を記録する
用途が拡がっている。しかも、これらのカラー画像を簡
便に速く形成することが望まれている。
【0003】カラー画像形成装置としては、電子写真記
録方式が一般に知られている。この電子写真記録方式と
しては、一様に帯電された感光体上に像露光を行ない静
電潜像を形成した後、この静電潜像を顕画像化して得た
トナー像を転写紙上に転写する方法が広く知られてい
る。
【0004】上述の電子写真記録方式を用いたカラー画
像形成装置には、1個の感光体を用いる方式と4個の感
光体を用いる方式とがあり、前者は、1個の感光体の周
囲に4個の現像器を配置して、感光体を帯電・露光し潜
像を形成後これを現像し顕像化する画像形成工程と、顕
像化されたトナー像を転写する転写工程を、交互に4回
繰り返して1枚のカラー画像を得るものである。そのた
め、プリント速度は遅いものであった。これに対して後
者の4感光体方式は、各感光体に夫々現像器を配置し
て、1回の転写材の搬送で感光体を帯電・露光し潜像を
形成後これを現像し顕像化した画像を1つの転写材に順
次転写させて1枚のカラー画像を得るものである。4感
光体方式は1回の転写材の搬送で1枚のカラー画像を得
るので、1感光体方式と比較してカラー画像のプリント
速度が速いと言う利点があった。
【0005】しかしながら、4感光体方式のカラー画像
形成装置を用いて黒画像(単色画像)をプリントする
に、1枚の転写材が4個の感光体を通過するので、プリ
ント時間は単色プリントの場合もカラープリントの場合
も同等であった。
【0006】また、複数感光体方式で黒画像プリントの
速度を速くする従来技術としては、特開昭61−235
866号、特開昭62−269175号、公報がある。
特開昭61−235866号に記載されているように各
感光体に独立した(分割された)転写材搬送手段を配置
し、更に夫々黒現像器,定着器,給紙カセット及び排紙
トレイを配置して、黒画像プリントモード時には、各感
光体に黒画像を形成して専用の紙パスで給紙・転写・定
着・排紙を行なうことによりほぼ感光体の数に相当する
だけプリント速度を速くする方法が知られている。ま
た、特開昭62−269175号に記載されているよう
に複数の感光体へ転写材を搬送する経路において複数の
分割された転写材搬送手段を配置し、各転写材搬送手段
間で転写材が引き渡される構成で、各感光体に夫々黒現
像器,給紙カセットを配置して、黒画像プリントモード
時には、各感光体に対して各別の給紙カセットより給紙
を行ない、異なった経路を通って重なり合わない状態で
定着器に搬送することによりプリント速度を速くする方
法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では白黒画像単独の場合はプリント速度を速くする
ことができるものの、カラー画像形成中は白黒画像の形
成を待機していたので、カラー画像と白黒画像が混載し
た場合は、プリント時間はあまり短縮されていなかっ
た。
【0008】なお、特開昭61−235866号公報に
記載された上記従来例では単色画像単独の場合はプリン
ト速度を速くすることができるものの、すべての感光体
に給紙・転写・定着・排紙を設けるため、構成が複雑に
なり装置のコストが高くなるという問題点があった。ま
た、カラー画像と単色画像が混載した場合は単色画像の
プリント時間を短くすることが開示されていなかった。
【0009】また、特開昭62−269175号に記載
された上記従来例では白黒画像単独の場合のプリント速
度を速くすることができるものの、前述と同様にカラー
画像と白黒画像が混載した場合は白黒画像のプリント時
間を短くすることが開示されていなかった。
【0010】このようにカラー画像/白黒画像のような
画像形成時間の異なる複数種類の画像を形成できる画像
形成装置において、画像形成時間の短い画像(例えば、
白黒画像)単独使用の場合は画像形成時間の長い画像
(例えば、カラー画像)よりもかなりプリント時間を短
縮できるが、両者(例えば、カラー画像/白黒画像)混
載使用の場合はプリント時間はあまり短縮されていなか
った。
【0011】上記問題点に鑑み、本発明の目的は、画像
形成手段の異なる画像を混載使用する場合でも、全体の
プリント時間を短縮できるようにした画像形成装置を提
供することである。
【0012】特に、カラー画像/白黒画像を混載使用す
る場合でも、カラー画像形成中の白黒画像形成の待機時
間を短くし、白黒画像のプリント時間を短縮できるよう
にした画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る発明は、複数の画像形成手段を備えた
画像形成装置において、該画像形成手段がそれぞれ転写
材を搬送する搬送経路を有し、該搬送経路が一部におい
て重複しており、該搬送経路重複部への、各搬送経路上
の転写材の搬送を制御する搬送制御手段を有することを
特徴とする。
【0014】前記制御手段は複数の画像形成手段によっ
て同時に画像形成することが可能なように各搬送経路上
の転写材の搬送を制御する制御手段であることを特徴と
する。
【0015】上記構成によれば、複数の画像形成手段に
よって同時に画像形成する場合に、搬送経路重複部にお
いて複数の搬送経路を搬送されてきた転写材が重なるこ
となく、効率的に画像形成できる。
【0016】前記複数の搬送経路に、経路長さの異なる
2つの搬送経路として、長搬送経路と短搬送経路と、を
有し、該長搬送経路を有する第一の画像形成手段と、該
短搬送手段を有する第二の画像形成手段と、を備えてい
ると良い。
【0017】上記構成によれば、短搬送経路上と長搬送
経路上に同時に転写材を搬送し、かつ、短搬送経路の転
写材と長搬送経路の転写材が重ならないように転写材の
搬送を制御する手段により、長搬送経路上に転写材が存
在していても、その画像形成が終わるのを待つことなく
短搬送経路上に転写材を搬送でき、画像形成時間の異な
る画像を混載使用する場合でも、画像形成時間の短い画
像のプリント時間を短縮できる。
【0018】前記制御手段は前記短搬送経路上を搬送さ
れる転写材が前記搬送経路重複部入口を完全に通過する
までの時間Aと、前記長搬送経路上を搬送される転写材
が前記搬送経路重複部入口へ到達するまでの時間Bとを
計算し、A<B の場合は、長搬送経路上に転写材が存
在しても、短搬送経路上に転写材を搬送させるよう制御
する制御手段であるとよい。
【0019】また、前記制御手段は前記長搬送経路上を
搬送される転写材が前記搬送経路重複部入口を完全に通
過するまでの時間Cと、前記短搬送経路上を搬送される
転写材が前記搬送経路重複部入口へ到達するまでの時間
Dとを計算し、C<D の場合は、長搬送経路上に転写
材が存在しても、短搬送経路上に転写材を搬送させるよ
う制御する制御手段であるとよい。
【0020】上記構成によれば、短搬送経路上と長搬送
経路上に同時に転写材を搬送し、かつ、短搬送経路の転
写材と長搬送経路の転写材が重ならないように転写材の
搬送を制御できる。
【0021】前記第一の画像形成手段の後段に前記第二
の画像形成手段を備え、両画像形成手段へ転写材を搬送
する搬送経路と、第二の画像形成手段のみへ転写材を搬
送する搬送経路と、を有するとよい。
【0022】また、複数の画像形成手段を有する画像形
成装置において、該複数の画像形成手段のすべてを通る
第一の搬送経路と、該第一の搬送経路に途中から合流し
前記複数の画像形成手段の一部を通る第二の搬送経路と
を備え、該第一、第二の搬送手段の合流部分において転
写材が重ならないように制御する搬送制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0023】ここで、複数の画像形成手段には、多色画
像形成手段と、単色画像形成手段とが含まれているとよ
い。
【0024】また、前記単色画像形成手段が黒画像形成
手段であるとよい。上記構成によれば、多色画像形成中
に単色画像を形成させる制御手段により、カラー画像/
白黒画像を混載使用する場合でも、白黒画像のプリント
時間を短縮できる。
【0025】また、上記目的を達成するため、本出願に
係る発明は、画像形成装置において、転写材を一時的に
保管するスタッカを備え、入力画像順に画像を出力する
ように、スタッカからの排出時期を制御する制御手段を
有することを特徴とする。
【0026】上記構成によれば、搬送制御手段によって
入力画像と順序を異にすることとなった出力画像順序を
入力画像通りの順序に適正化することができる。
【0027】上記目的を達成するため、本出願に係る発
明は、複数の画像形成手段を有する画像形成装置の制御
手段において、該画像形成手段が、それぞれ転写材を搬
送する搬送経路を有し、該搬送経路が一部において重複
している場合に、各搬送経路上の転写材の搬送を制御す
ることを特徴とする。
【0028】前記制御方法において、複数の画像形成手
段によって同時に画像形成することが可能なように各搬
送経路上の転写材の搬送を制御するとよい。
【0029】前記制御方法において、前記複数の搬送経
路に、経路長さの異なる2つの搬送経路として、長搬送
経路と短搬送経路と、を有する場合に、該短搬送経路上
を搬送される転写材が前記搬送経路重複部入口を完全に
通過するまでの時間Aと、該長搬送経路上を搬送される
転写材が前記搬送経路重複部入口へ到達するまでの時間
Bとを計算し、A<Bの場合は、長搬送経路上に転写材
が存在しても、短搬送経路上に転写材を搬送させるよう
制御するとよい。
【0030】上記方法によれば、複数の搬送経路を効率
よく、同時に動作させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ただし、この実施の形態に記
載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配
置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の
範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。 (実施の形態1) 図1は、本発明を適用した画像形成
装置としてフルカラーデジタル電子写真複写機の一実施
の形態を示す全体構成図である。1はイメージスキャナ
ー部で原稿を読み取りデジタル画像信号処理を行なう。
また、2はプリンタ部であり、イメージスキャナー部1
で原稿を読み取られた原稿画像に対応した画像を転写材
にプリントする部分である。スキャナー、プリンタ共に
400dpiの解像力を有する。
【0032】まず、原稿台3上に原稿Gを複写すべき面
を下側にしてセットする。次にコピーボタンを押すこと
により複写が開始される。イメージスキャナー部1にお
いて、原稿照射用ランプ、短焦点レンズアレイ、CCD
センサーが一体のユニット4となって原稿を照射しなが
ら走査することにより、その照明走査光の原稿面反射光
が、短焦点レンズアレイによって結像されてCCDセン
サーに入射される。CCDセンサーは受光部、転送部、
出力部より構成されている。CCD受光部において光信
号が電気信号に変えられ、転送部でクロックパルスに同
期して順次出力部へ転送され、出力部において電荷信号
を電圧信号に変換し、増幅、低インピーダンス化して出
力する。このようにして得られたアナログ信号を周知の
画像処理を行なってデジタル信号に変換してプリンタ部
に送られる。
【0033】次にプリンタ部2について説明する。プリ
ンタ部2には、画像形成手段として、フルカラー画像を
形成する多色画像形成手段としての画像形成ユニットU
1と、単色画像を形成する単色画像形成手段としての画
像形成ユニットU2と、が備えられており、各々専用の
給紙カセットが備えられている。画像形成ユニットU1
について説明する。画像形成ユニットU1は矢印方向に
回転駆動される潜像担持体としての電子写真感光体ドラ
ム11と感光体ドラム11の周囲にわたってドラム回転
方向に順次設けられている帯電器12、2成分現像剤を
収納した現像装置13M,13C,13Y,13Kを備
えた回転現像装置13、転写帯電器15、クリーニング
手段16、と前記感光体ドラム11の上方に設けられた
レーザービームスキャナー10とを具備している。現像
装置13M,13C,13Y,13Kは従来より広く用
いられている2成分磁気ブラシ現像装置を用いている。
現像スリーブには、交流電圧に直流電圧を重畳した振動
バイアス電圧が印加されている。各現像装置は非磁性ト
ナーと磁性粒子(キャリア)を含有する2成分現像剤を
感光体ドラム11に供給する。現像装置13Mの現像剤
はマゼンタトナーを、現像装置13Cの現像剤はシアン
トナーを、現像装置13Yの現像剤はイエロートナー
を、現像装置13Kの現像剤は黒トナーを含有する。レ
ーザービームスキャナー10は、半導体レーザー、ポリ
ゴンミラー、fθレンズ等から成り、電気デジタル画素
信号の入力を受けて、該信号に対応して変調されたレー
ザービームを前記帯電器12と現像器28との間でドラ
ム母線方向に走査してドラム面を露光するようになって
いる。
【0034】フルカラープリンタ全体のシーケンスにつ
いて、フルカラーモードの場合を例として簡単に説明す
ると、まず、感光体ドラム11は帯電器12によって、
均等に帯電される。次に、原稿Gのマゼンタ画像信号に
より変調されたレーザービーム光Eにより画像露光が行
なわれ、感光体ドラム11上に静電潜像が形成され、そ
の後、予め現像位置に定置されたマゼンタ現像器13M
によって現像が行なわれる。
【0035】51はプリンタ装置本体、52はカラー画
像専用の第1給紙カセットで、転写材53を収容してい
る。本体上部に設けられた操作部内の選択ボタンでフル
カラーモードを選択すると、感光体ドラム11の回転と
共に給紙ローラ54で転写材53を給紙カセット52か
ら送り出す。給紙ローラ54から送り出された転写材5
3は給紙ガイド58、送りローラを経てレジストローラ
55に至る。この転写材53はレジストローラ55によ
り所定タイミングに同期してグリッパ61により保持さ
れ、当接ローラ62とその対向極によって静電的に転写
ドラム60に巻き付けられる。転写ドラム60は感光体
ドラム11と同期して図示矢印方向に回転しており、マ
ゼンタ現像器13Mで現像された顕画像は、転写部にお
いて転写帯電器15によって転写材53に転写される。
感光体ドラム60はそのまま、回転を維持し、次の色
(図1においてはシアン)の転写に備える。
【0036】一方、感光体ドラム11は、除電帯電器1
7により除電され、クリーニング手段16によってクリ
ーニングされ、再び帯電器12により帯電され、次のシ
アン画像信号により前記のような露光を受ける。この間
に回転現像装置13は回転して、シアン現像器13Cが
所定の現像位置に定置されていて所定のシアン現像を行
なう。
【0037】続いて、以上のような工程を、夫々イエロ
ー及びブラックに対して行ない、4色分の転写が終了す
ると、転写材53上の4色顕画像は除電帯電器により除
電され、前記グリッパ61を解除すると共に、転写材5
3は分離爪66によって転写ドラム60より分離され、
転写材搬送手段としての搬送ベルト74で定着器76に
送られ、トナーが転写された転写材53に熱と圧力を加
えてトナーを転写材53に定着させる。77は排紙ロー
ラで、画像形成が終了した転写材53を排紙スタッカ7
8又は79に排紙する。一連のフルカラープリントシー
ケンスが終了し、所要のフルカラープリントシーケンス
画像が形成される。
【0038】次に画像形成ユニットU2について説明す
る。画像形成ユニットU2は矢印方向に回転駆動される
潜像担持体としての電子写真感光体ドラム21と感光体
ドラム21の周囲にわたってドラム回転方向に順次設け
られている帯電器22、2成分現像剤を収納した現像装
置23K,23R,23B、転写帯電器25、クリーニ
ング手段26、と前記感光体ドラム21の上方に設けら
れたレーザービームスキャナー20とを具備している。
現像装置23K,23R,23Bは従来より広く用いら
れている2成分磁気ブラシ現像装置を用いている。現像
スリーブには、交流電圧に直流電圧を重畳した振動バイ
アス電圧が印加されている。各現像装置は非磁性トナー
と磁性粒子(キャリア)を含有する2成分現像剤を感光
体ドラム21に供給する。現像装置23Kの現像剤は黒
色トナーを、現像装置23Rの現像剤は赤色トナーを、
現像装置23Bの現像剤は青色トナーを含有する。レー
ザービームスキャナー20は、半導体レーザー、ポリゴ
ンミラー、fθレンズ等から成り、電気デジタル画素信
号の入力を受けて、該信号に対応して変調されたレーザ
ービームを前記帯電器22と現像器23Kとの間でドラ
ム母線方向に走査してドラム面を露光するようになって
いる。
【0039】次にプリンタ全体のシーケンスについて、
黒画像モード(黒画像形成手段として画像形成ユニット
U2を使用)の場合を例として簡単に説明する。前述の
第1給紙カセット52の転写材搬送経路とは別に、画像
形成ユニットU2のみに転写材を搬送する転写材搬送バ
イパス経路を設けている。57は画像形成ユニットU2
専用(単色画像専用)の第2給紙カセットで、転写材5
3を収容している。本体上部に設けられた操作部内の選
択ボタンで黒モードを選択すると、感光体ドラム21の
回転と共に給紙ローラで転写材53を給紙カセット57
から送り出す。給紙ローラから送り出された転写材53
は給紙ガイド、送りローラを経てレジストローラ56に
至る。この転写材53はレジストローラ56により所定
タイミングに同期して、画像形成ユニットU2へ送られ
て、画像形成ユニットに形成された顕画像(黒トナー
像)が転写された後、搬送ベルト74により定着器76
へ搬送される。定着器76により、トナーが転写された
転写材53に熱と圧力が加えられてトナーが転写材53
に定着される。排紙ローラ77により、画像形成が終了
した転写材53が排紙スタッカ78又は79に排紙され
る。
【0040】次に、画像形成ユニットU1(フルカラー
画像用)でフルカラー画像を形成し、画像形成ユニット
U2(単色画像専用)で白黒画像を形成する場合を例に
説明する。
【0041】図2は、転写材搬送経路の位置関係を説明
するための図である。図2(a)は、転写材搬送経路の
概略の位置と長さを示し、図2(b)は、図2(a)を
展開したものである。図2(a)にて、第一の画像形成
手段としての画像形成ユニットU1が有する、カラー画
像の搬送経路は、L11,L12,L14,L3で、第
二の画像形成手段としての画像形成ユニットU2が有す
る、黒画像の搬送経路は、L2,L3であり、L3はカ
ラー画像(画像形成ユニットU1)の搬送経路と黒画像
(画像形成ユニットU2)の搬送経路が重複している搬
送経路重複部である。P1はレジストローラ55の位置
を示し、P11はレジストローラ55から送られた転写
材の先端がグリッパ61に保持された時の位置を示し、
L11はP1とP11の間の長さである。P12は前記
グリッパ61が解除された瞬間のグリッパ(転写材の先
端)の位置を示し、L12はP11とP12間の長さで
ある。L13はP12とP11間の長さであり、転写ド
ラム60の周長は「L12+L13」である。P3は搬
送経路重複部入口、つまり、カラー画像の搬送経路と黒
画像の搬送経路が重複する入り口、の位置を示し、L1
4はP12とP3間の長さである。P4は排紙ローラ7
7の位置を示し、L3はP3とP4間の長さであり、カ
ラー画像と黒画像の搬送経路重複部の長さである。P2
はレジストローラ56の位置を示し、L2はP2とP3
の間の長さである。
【0042】図2(b)は、図2(a)を展開した図で
あり、長搬送経路あるいは第一の搬送経路としてのカラ
ー画像の搬送経路は上段に示す位置P1〜位置P3〜位
置P4で、短搬送経路あるいは第二の搬送経路としての
白黒画像の搬送経路は下段の位置P2〜位置P3及び上
段の位置P3〜位置P4である。L15は多重転写によ
りカラー画像を形成するために転写ドラム60が回転す
る長さであり、4色の多重転写をするフルカラーの場
合、L15=(L12+L13)×3である。
【0043】次にカラー画像と白黒画像が混載した場合
のプリント時間の短縮方法について説明する。カラー画
像(画像形成ユニットU1)の形成時間が白黒画像(画
像形成ユニットU2)の形成時間よりも長いことを利用
し、カラー画像形成中に白黒画像をも同時に形成するこ
とにより、プリント時間を短縮するものである。
【0044】図3は、カラー画像と白黒画像が混載した
場合のプリント時間の短縮方法である、搬送制御手段に
ついて説明するための図である。図3(a),(b)
は、カラー画像形成中に白黒画像を形成するタイミング
を説明するものであり、図3(a)は、カラー画像に先
行して白黒画像を形成する場合(追越し)のタイミング
と各転写材の位置関係を示し、図3(b)は、カラー画
像に追送して白黒画像を形成する場合(追送)のタイミ
ングと各転写材の位置関係を示す。図3(c)は、カラ
ー画像形成時に次のカラー画像を形成する場合のタイミ
ングと各転写材の位置関係を示し、図3(d)は、白黒
画像形成時に次の白黒画像を形成する場合のタイミング
と各転写材の位置関係を示す。なお、カラー画像と白黒
画像の転写材の移動速度は同一とする。
【0045】図3(a)において、Wは転写材の長さ、
LAは転写材の搬送間隔で転写材が重ならないための余
裕の長さである。太斜線で示した53a,53a′はカ
ラー画像用転写材であり、破斜線で示した53b,53
b′は白黒画像用転写材である。53aは先に画像形成
されたカラー画像用転写材の先端が位置P3に到達した
時の位置を示し、53bはその時に後で画像形成された
白黒画像用転写材がカラー画像用転写材53aに先行し
て搬送された位置を示し、このとき白黒画像用転写材5
3bの後端とカラー画像用転写材53aの先端の間隔は
LAである。53b′は白黒画像用転写材の先端が位置
P2にある時を示し、LBは白黒画像用転写材が53b
に存在するときと53b′に存在するときの距離を示
し、LB=L2+LA+Wである。53a′は白黒画像
用転写材が53b′に存在するときのカラー画像用転写
材の位置を示し、カラー画像用転写材が53aに存在す
るときと53a′に存在するときの距離はLBであり、
カラー画像用転写材53a′の先端位置と位置P1の距
離はL1−LBである。つまり、カラー画像用転写材の
先端が53a′の位置にきたときに、即ち位置P1から
距離[L1−LB]だけ搬送されたときに、レジストロ
ーラ56を駆動すれば、同時にその先端が位置P2にあ
る白黒画像用転写材の搬送が開始され、更に両者が距離
LBだけ搬送されると、カラー画像用転写材は53aの
位置に、白黒画像用転写材は53bの位置に搬送される
ので、カラー画像用転写材と白黒画像用転写材が重なり
あうことなく、後段の白黒画像を前段のカラー画像に先
行させることができる。
【0046】図3(b)は、カラー画像に追送して白黒
画像を形成する場合(追送)のタイミングと各転写材の
位置関係を示す。図3(b)において、Wは転写材の長
さ、LAは転写材の搬送間隔で転写材が重ならないため
の余裕の長さである。太斜線で示した53a,53a′
はカラー画像用転写材であり、破斜線で示した53b,
53b′は白黒画像用転写材である。53aは先に画像
形成されたカラー画像用転写材の後端が位置P3に到達
した時の位置を示し、53bはその時に白黒画像用転写
材がカラー画像用転写材53aに少し遅れて搬送された
位置を示し、このときカラー画像用転写材53aの後端
と白黒画像用転写材53bの先端の間隔はLAである。
53b′は白黒画像用転写材の先端が位置P2にある時
を示し、LCは白黒画像用転写材が53bに存在すると
きと53b′に存在するときの距離を示し、LC=L2
−LAである。53a′は白黒画像用転写材が53b′
に存在するときのカラー画像用転写材の位置を示し、カ
ラー画像用転写材が53aに存在するときと53a′に
存在するときの距離はLCであり、カラー画像用転写材
53a′の先端位置と位置P1の距離はL1+W−LC
である。つまり、カラー画像用転写材の先端が53a′
の位置にきたときに、即ち位置P1から距離[L1+W
−LC]だけ搬送されたときに、レジストローラ56を
駆動すれば、同時にその先端が位置P2にある白黒画像
用転写材の搬送が開始され、更に両者が距離LCだけ搬
送されると、カラー画像用転写材は53aの位置に、白
黒画像用転写材は53bの位置に搬送されるので、カラ
ー画像用転写材と白黒画像用転写材が重なりあうことな
く、前段のカラー画像に間隔LAを保って、後段の白黒
画像を追送(追走)させることができる。
【0047】図3(c)は、カラー画像形成時に次のカ
ラー画像を形成する場合のタイミングと各転写材の位置
関係を示す。図3(c)において、53a,53a′は
先に画像形成された前段のカラー画像用転写材であり、
図の上段に示し、53b,53b′は後から画像形成す
る後段のカラー画像用転写材であり、図の下段に示す。
53aは、前段のカラー画像用転写材が画像形成終了後
転写ドラム60より分離され、搬送ベルト74へと搬送
された時に、転写材が転写ドラム60から分離されずに
そのまま進行すると想定した場合にグリッパ61が給紙
位置に到達した時の位置を示し、53bはその時に後段
のカラー画像用転写材の先端が転写ドラム60のグリッ
パ61の位置P11に到達した時の位置を示す。このと
き前段のカラー画像用転写材53aの先端の仮想位置と
後段のカラー画像用転写材53bの先端の位置は同じ位
置である。53b′は後段のカラー画像用転写材の先端
が位置P1にある時を示し、53bと53b′の距離は
L11である。53a′は後段のカラー画像用転写材が
53b′に存在するときの前段のカラー画像用転写材の
仮想位置を示し、53aと53a′の距離はL11にあ
る。従って、前段のカラー画像用転写材先端の仮想位置
53a′と位置P1の距離はL1−L11=L4=(L
12+L13)×4である。つまり、前段のカラー画像
用転写材の先端が53a′の仮想位置にきたときに、即
ち位置P1から距離[L4]だけ搬送されたときに、レ
ジストローラ55を駆動すれば、同時にその先端が位置
P1にある後段のカラー画像用転写材の搬送が開始さ
れ、更に両者が距離L11だけ搬送されると、後段のカ
ラー画像用転写材の先端が転写ドラム60のグリッパ6
1の位置P11に同期して到達する。従って、後段のカ
ラー画像用転写材は前段のカラー画像用転写材と重なり
あうことなく、搬送される。
【0048】図3(d)は、白黒画像形成時に次の白黒
画像を形成する場合のタイミングと各転写材の位置関係
を示す。図3(d)において、Wは転写材の長さ、LA
は転写材の搬送間隔で転写材が重ならないための余裕の
長さである。破斜線で示した53a,53bは各々白黒
画像用転写材である。53aは先の画像形成された前段
の白黒用転写材の先端が位置P2からW+LA進んだ時
の位置を示し、53bはその時に後段の白黒画像用転写
材の先端が前段の白黒用転写材53aに少し遅れて位置
P2に到達した時の位置を示し、このとき前段の白黒画
像用転写材53aの後端と後段の白黒画像用転写材53
bの先端の間隔はLAである。従って、前段の白黒画像
用転写材先端が位置P2からW+LA進んだ時に、レジ
ストローラ56を駆動すれば、同時にその先端が位置P
1にある後段の白黒画像用転写材の搬送が開始され、間
隔LAを保って搬送される。
【0049】図4は、本発明を適用したデジタル電子写
真複写機の搬送制御手段の一実施の形態を示すブロック
図である。図において、201は原稿画像の読み取りを
行なうCCD、202はCCDからの画像情報をアナロ
グ信号からデジタル信号へ変換するA/D変換部、20
3は複写装置の再現特性を考慮して入力信号を変換して
出力するための変換テーブル、204は光量にかかる信
号を濃度にかかる信号に変換する濃度変換回路、205
はCCD201により検出された情報に基づき原稿が有
彩色か無彩色かを判定する色判定部、206はプリント
シーケンスを統括的に制御するメインの制御部、220
は転写材の搬送位置を演算する転写材搬送演算部、20
7は色判定部205により判定された色画像を記憶する
色画像メモリー回路1、208は色判定部205により
判定された色画像を記憶する色画像メモリー回路2、2
09は色判定部205により判定された黒画像を記憶す
る黒画像メモリー回路1、210は色判定部205によ
り判定された黒画像を記憶する黒画像メモリー回路2、
211は各画像の入力順序・色黒の種別・サイズ等を記
憶する色サイズメモリー回路、225は画像ユニット1
用(カラー画像用)のレジストローラの駆動を制御する
画像ユニット1用レジローラ駆動制御部、226は画像
ユニット1用の書き込みを制御する画像ユニット1用書
込制御部、227は画像ユニット2用(白黒画像用)の
レジストローラの駆動を制御する画像ユニット2用レジ
ローラ駆動制御部、228は画像ユニット2用の書き込
みを制御する画像ユニット2用書込制御部である。
【0050】転写材搬送演算部220は、既に画像形成
処理が開始されているカラー画像を追越して後段の白黒
画像を形成する場合のタイミングを演算(計算1)する
転写材搬送演算回路1(221)、既に画像形成処理が
開始されているカラー画像に追送して後段の白黒画像を
形成する場合のタイミングを演算(計算2)する転写材
搬送演算回路2(222)、既に画像形成処理が開始さ
れているカラー画像に追送して後段のカラー画像を形成
する場合のタイミングを演算(計算3)する転写材搬送
演算回路3(223)、既に画像形成処理が開始されて
いる白黒画像に追送して後段の白黒画像を形成する場合
のタイミングを演算(計算4)する転写材搬送演算回路
4(224)からなる。
【0051】例えば、計算1は、前記短搬送経路上を搬
送される転写材が前記搬送経路重複部入口を完全に通過
するまでの時間Aと、前記長搬送経路上を搬送される転
写材が前記搬送経路重複部入口へ到達するまでの時間B
とを計算し、さらに、A<Bとなるかどうか計算するも
のであり、計算2は、前記長搬送経路上を搬送される転
写材が前記搬送経路重複部入口を完全に通過するまでの
時間Cと、前記短搬送経路上を搬送される転写材が前記
搬送経路重複部入口へ到達するまでの時間Dとを計算
し、さらに、C<D となるかどうか計算するものであ
る。
【0052】転写材搬送演算部220により、カラー画
像や白黒画像の各種転写材の重なり合わないタイミング
を演算して、この演算結果に基づき、制御部206によ
り搬送・書込のタイミング(225〜228)を制御し
ている。従って、カラー画像と白黒画像が混載した場
合、カラー画像の形成時間が白黒画像の形成時間よりも
長いことを利用し、カラー画像形成中に白黒画像をも同
時に形成して効率よく転写材を搬送することにより、プ
リント時間を短縮することができる。
【0053】図5はカラー画像/白黒画像を混載使用す
る場合における転写材の搬送制御動作を説明するための
フローチャートである。電子写真複写機に原稿Gをセッ
トして複写を開始すると(301)、原稿画像を読み取
り(302)、先行する画像(転写材)があるか否か判
断する(303)。先行画像がない場合は最新の画像が
色画像であるか否か判断して(304)、黒画像の場合
は黒画像メモリに画像を記憶すると共にサイズメモリに
転写材のサイズを記憶処理し(305)、給紙及びレジ
駆動を開始する(306)。色画像の場合は色画像メモ
リに画像を記憶処理すると共にサイズメモリに転写材の
サイズを記憶処理し(307)、給紙及びレジ駆動を開
始する(308)。
【0054】一方、先行する画像があるか否かの判断
(303)に対して、先行画像がある場合は、最新の画
像が色画像であるか否かの判断(309)へと進み、最
新の画像が色画像の場合は色画像メモリに画像を記憶処
理すると共にサイズメモリに転写材のサイズを記憶処理
して(310)、先行画像に色画像があるか否か判断す
る(311)。先行画像に色画像がない場合は、直ぐに
給紙及びレジ駆動を開始する(312)。また、先行画
像に色画像がある場合は計算3の処理を行い(31
3)、先行する色画像に最新の色画像が重ならないよう
に搬送調整した後(314)、給紙及びレジ駆動を開始
する(315)。
【0055】また、最新の画像が色画像であるか否かの
判断(309)に対して、最新の画像が黒画像の場合は
黒画像メモリに画像を記憶処理すると共にサイズメモリ
に転写材のサイズを記憶処理して(316)、直前の画
像が色画像であるか否か判断する(317)。直前の画
像が黒画像の場合は、計算4の処理を行い(318)、
直前の黒画像に最新の黒画像が重ならないように搬送調
整して給紙駆動を開始して(319)、先行画像に色画
像があるか否かの判断(320)へと進む。そして、直
前の画像が色画像の場合は、先行画像に色画像があるか
否か判断して(320)、先行画像に色画像がない場合
は、直ぐに給紙及びレジ駆動を開始する(321)。ま
た、ステップ(320)で先行画像に色画像がある場合
は、更に先行する色画像があるか否か判断する(32
2)。更に先行する色画像がない場合はそのまま計算1
の処理(327)へと進み、更に先行する色画像がある
場合は、計算2の処理を行い(323)、更に先行する
色画像に対して最新の黒画像が重ならないように追送で
きるか否か判断して(324)、追送できる場合はその
まま計算1の処理(327)へと進み、追送できない場
合は搬送調整した後(325)、再び計算2の処理を行
い(326)、計算1の処理(327)へと進む。計算
1の処理(327)を行った後、先行する色画像に対し
て最新の黒画像が重ならないように追越しできるか否か
判断して(328)、追越しできる場合はそのまま給紙
及びレジ駆動を開始し(331)、追い越しできない場
合は搬送調整した後(329)、再び計算1の処理を行
ってから(330)、給紙及びレジ駆動を開始する(3
31)。
【0056】上述で説明したように、カラー画像/白黒
画像を混載使用する場合、カラー画像/白黒画像の画像
形成順序を変更することにより、効率的に画像形成する
ことができ、プリント時間を短縮することができる。し
かし、排出される画像の順序は入力順序通りになること
が好ましい。本実施例では入力順序通りに画像を排出し
ており、その方法を説明する。
【0057】画像形成順序が入力順序通りの転写材は、
そのまま排紙スタッカ79に排出されるが、画像形成順
序が入力順序よりも先行して画像形成された転写材
(例.黒画像)は、一旦排紙スタッカ78に保管され、
その転写材の順序になったときに排紙スタッカ78から
排紙スタッカ79へと搬送される。
【0058】次に、排紙スタッカ78から排紙スタッカ
79への搬送方向について説明する。図6は、排紙スタ
ッカ78の転写材を排紙スタッカ79へ搬送する搬送方
法について説明するための図である。この図6は、図1
の排紙スタッカ78,79の垂直方向の断面図である。
排紙スタッカ78において、回転軸78a,78bには
分割された容器78c,78dが回動可能に固設されて
いる。53aは排紙スタッカ79に排出された入力順序
通りの転写材であり、53bは入力順序よりも先行して
画像形成され、入力順序通りに排出するために一旦排紙
スタッカ78に保管された転写材である。図6(a)は
各転写材53a,53bが排紙スタッカ78,79に排
出/保管された状態を示す。排紙スタッカ78に保管さ
れた転写材が排出する順序となったときに、容器78
c,78dは図6(b)に示すように回動を開始して容
器の下方が開口し、更に図6(c)に示すように回動を
完了して容器の下方が完全に開口すると、転写材53b
が落下して、排紙スタッカ79に排出収納される。
【0059】次に具体的数値例をもとにどの程度プリン
トの時間が短縮されるかを説明する。
【0060】感光体ドラム11,21、転写ドラム6
0、搬送ベルト74の移動速度をV1=100mm/s
ec、感光体ドラム11,21の外径を夫々80mm、
転写ドラム60の外径を夫々160mm、レジストロー
ラ55の位置P1と転写材の先端がグリッパ61に保持
された時の位置P11迄の距離をL11=60mm、位
置P11と感光体ドラム11の転写位置P12迄の転写
ドラム60上の距離をL12=300mm、位置P12
と位置P11迄の転写ドラム60上の距離をL13=2
02.6mm、感光体ドラム11の転写位置P2と画像
ユニット1用(カラー画像用)画像の搬送経路と画像ユ
ニット2用(白黒画像用)画像の搬送経路が重複する入
り口の位置P3との搬送距離をL14=140mm、位
置P3と排紙ローラ77の位置P4との搬送距離をL3
=660mm、レジストローラ56の位置P2と位置P
3との搬送距離をL2=60mmとする。また、フルカ
ラーにおいて多重転写のために転写ドラム60が回転す
る長さをL15=1508mmとする。そうすると、フ
ルカラーの搬送経路における画像ユニット2用(白黒画
像用)画像の搬送経路と重複しない部分、即ち位置P1
〜位置P3の搬送距離はL1=2008mmとなる。従
って、フルカラーの搬送距離はL1+L3=2668m
mとなり、画像ユニット2用(白黒画像用)画像の搬送
距離はL2+L3=720mmとなる。また、転写材の
搬送間隔をLA=30mmとする。プリントボタンを押
して給紙ローラ24により給紙カセット22から転写材
がレジストローラ55に到達してレジストローラが駆動
を開始する迄の時間を0.3secとする。A4判の画
像を読取/計算する時間を1.1sec、A3判の画像
を読取/計算する時間を2.2secとする。
【0061】例えば移動方向の長さ420mmのA3判
の転写材を色,黒,黒,黒,色,黒,黒,黒の順序で8
枚プリントする場合のプリントの時間を表1に示す。
【0062】
【表1】 転写材種類及び位置に関して先頭の英文字は画像の種類
を表わし、Cがフルカラー画像をKが白黒画像を表わ
す。英文字の次の数字は画像の入力順序を数字で表わ
し、その次の数字は転写材の先端の位置を数字で表わ
す。転写材の位置については、カラー画像の搬送経路と
黒画像の搬送経路が重複する入り口の位置P3を基点に
転写材先端位置との距離を数値(単位はmm)で示した
ものであり、位置P3が0で、転写材の進行方向に対し
て位置P3より手前を−、先を+で示す。従って、フル
カラー画像用転写材がレジストローラ55に位置すると
きは−2008(L1=2008mm)であり、白黒画
像用転写材がレジストローラ56に位置する時は、−6
0(L2=60mm)である。なお、フルカラー画像用
転写材及び白黒画像用転写材が給紙位置にあるときは、
便宜上各々−2038、−90とした。つまり、C1は
入力順序が1番目のフルカラー画像を示し、K2は入力
順序が2番目の白黒画像を示す。この場合、本実施例で
は画像の順序はC1、K2、K3、K4、C5、K6、
K7、K8となり、画像の形成順序(プリント完了順
序)はK2、K3、K4、C1、K6、K7、K8、C
5となり、プリントの時間は53.5secとなる。
【0063】転写材が重なることなく搬送させるための
計算例について簡単に説明すると、表1において、例え
ば、ステップ3のK2読取・計算では時間4.7sec
経過時、C1−1788/K2−90なので、演算回路
1(221)により計算1を行うと、転写材K2の後端
が位置P3に到達するとき、C1−1278/K2+4
20(9.8sec経過時)となり、転写材K2と転写
材C1の距離は420−(−1278)=1698mm
で転写材の長さは420mmなので、転写材K2の後端
と転写材C1の先端の間隔は1698−210=148
8mmとなり、そのまま、転写材K2を搬送させても転
写材K2と転写材C1は重なることなく搬送させること
ができる。
【0064】また、例えば、ステップ5のK3読取・計
算では時間7.2sec経過時、K2+160/K3−
90なので、転写材K2と転写材K3の距離は「160
−(−90)=250mm」で転写材の長さ420mm
よりも短いので、そのまま転写材K2を給紙搬送する
と、転写材K2と転写材K3は重なることになる。演算
回路4(224)により計算4を行うと、転写材K2の
先端が位置P2から「転写材の長さW+余裕の搬送間隔
LA」進んだ時の位置は「−60+420+30=39
0mm」であり、そのときの経過時間は「7.2+(3
90−160)÷100=9.5」secとなる。
【0065】また、例えば、ステップ9のC5読取・計
算では時間16.2sec経過時、C1−638/C5
−2038なので、転写材C1と転写材C5の距離は
「−618−(−2038)=1420mm」であり、
カラー画像用転写材の給紙搬送のタイミングがあってい
ない。演算回路3(223)により計算3を行うと、前
段のカラー画像用転写材C1の先端の仮想位置53a′
が位置P1から距離「(L2+L3)×4=160π×
4=2012mm」である。つまり、カラー画像用転写
材C1の先端が仮想位置「−2008+2012+4m
m」にきたときに、レジストローラ55を駆動するタイ
ミングにすればよく、そのときの経過時間は「16.2
+{4−(−638)}÷100=22.62」sec
となる。
【0066】また、例えば、ステップ11のK2読取・
計算では時間24.82sec経過時、C1+224/
K6−90なので、転写材C1と転写材K6の距離は
「224−(−90)=314mm」で転写材の長さ4
20mmよりも短いので、そのまま転写材K6を給紙搬
送すると、転写材K6と転写材C1は重なることにな
る。従って、転写材C1が距離「420+30−314
=136mm」進むまでの間に、転写材K6がレジスト
ローラ56の位置P2に到達するように搬送調整する
と、経過時間が「24.82+(136)÷100=2
6.48」secのときに、C1+390/K6−60
となり、転写材C1と転写材K6の距離は「390−
(−60)=450mm」で転写材の長さW=420m
mよりも余裕の搬送間隔LA=30mmだけ長いので、
そのまま転写材K6を給紙搬送しても、転写材K6と転
写材C1は重なることなく搬送させることができる。経
過時間が26.48secのときに、演算回路2(22
2)により計算2を行うと、転写材C1の後端が位置P
3に到達するとき、C1+420/K2−30(26.
78sec経過時)となり、転写材K2と転写材C1は
重なることなく搬送させることが計算できる。
【0067】比較のため、画像ユニット1用(カラー画
像用)だけで画像形成した場合、即ち、フルカラー画像
が白黒画像を追い越すことなく入力順序通りに画像形成
した場合、上述の8枚の画像のプリントの時間は83.
6secとなる。従って、本実施例によると、83.6
sec−53.5sec=30.1secプリント時間
を短縮できる。従って、この例では(30.1sec÷
83.6sec)×100=36.0%プリント時間を
短縮できる。
【0068】比較例のプリント時間計算例;8枚の画像
の中でフルカラー画像が2枚あるので、2×4+6=1
4回、感光体ドラム11上に画像形成し、転写ドラム6
0上に転写する必要がある。従って、1枚目と8枚目の
間隔は14−1=13回分の転写ドラム60上の距離が
必要となる。この距離は160π×13=6534.5
mmである。A3判の転写材の移動方向の長さは420
mmなので、1枚の単色画像がレジストローラ55から
排紙ローラ77を完全に排出されるまでの距離は60+
300+140+660+420=1580mmであ
る。A3判の画像の読取時間が2.2secで、給紙ロ
ーラ24からレジストローラ25までの搬送時間は0.
3secなので、1枚の単色画像がプリントされる時間
は2.2+0.3+(1580÷100)=18.3s
ecである。従って、8枚の画像がプリントされる時間
は18.3+(6534.5÷100)=83.6se
cである。
【0069】次に、移動方向の長さ210mmのA4判
の転写材を色,黒,黒,黒,黒,黒,黒,黒,色,黒,
黒,黒の順序で12枚プリントする場合のプリントの時
間を表2に示す。フルカラー画像をCで白黒画像をKで
表わし、画像の入力順序を数字表わす。即ち、C1は入
力順序が1番目のフルカラー画像を示し、K2は入力順
序が2番目の白黒画像を示す。この場合、本実施例では
画像の入力順序はC1,K2,K3,K4,K5,K
6,K7,K8,C9,K10,K11,K12とな
り、画像の形成順序(プリント完了順序)はK2,K
3,K4,K5,K6,K7,K8,C1,K10,K
11,K12,C9となり、プリントの時間は50.3
secとなる。
【0070】
【表2】 比較のため、画像ユニット1用(カラー画像用)だけで
画像形成した場合、即ちフルカラー画像が白黒画像を追
い越すことなく入力順序通りに画像形成した場合、上述
の12枚の画像のプリントの時間は80.4secとな
る。従って、本実施例によると、80.4sec−5
0.3sec=30.1secプリント時間を短縮でき
る。従って、この例では(30.1sec÷80.4s
ec)×100=37.4%プリント時間を短縮でき
る。
【0071】比較例のプリント計算例;A4判の画像は
転写ドラム60上に2枚貼りできるものとする。
【0072】12枚の画像の中でフルカラー画像(C
1,C9)が2枚あるので、フルカラー画像の転写回数
は合計2×4=8回、K2/K3,K4/K5,K6/
K7,K10/K11は2枚貼り、K8,K12は1枚
貼りなので白黒画像の転写回数は合計6回、従って、1
2枚の画像の転写回数は合計8+6=14回であり、1
枚目と12枚目の間隔は14−1=13回分の転写ドラ
ム60上の距離が必要となる。この距離は160π×1
3=6534.5mmである。A4判の転写材の移動方
向の長さは210mmなので、1枚の単色画像がレジス
トローラ55から排紙ローラ77を完全に排出されるま
での距離は60+300+140+660+210=1
470mmである。A4判の画像の読取時間が1.1s
ecで、給紙ローラ24からレジストローラ25までの
搬送時間は0.3secなので、1枚の単色画像がプリ
ントされる時間は1.1+0.3+(1470÷10
0)=15.1secである。従って、12枚の画像が
プリントされる時間は15.1+(6534.5÷10
0)=80.4secである。
【0073】この様に本実施例によれば、カラー画像と
白黒画像を混載使用する場合でも、白黒画像の画像形成
の際、カラー画像の画像形成を待つことなく同時に画像
形成でき、全体のプリント時間を短縮することができ
る。
【0074】また、短搬送経路用の画像形成手段で黒画
像を形成できるようにしているので、使用頻度の高い白
黒画像のプリント時間を効率的に短縮することができ
る。
【0075】また、転写材を一時的に保管するスタッカ
を備え、一時保管用のスタッカからの排出時期を制御し
ているので、入力画像順に出力画像順序を適正化するこ
とができる。また、画像ユニット2用の短搬送経路上と
画像ユニット1用の長搬送経路上に同時に転写材を搬送
し、且つ短搬送経路の転写材と長搬送経路の転写材が重
ならないように転写材の搬送を制御しているので、画像
形成時間の異なる画像を混載使用する場合でも、画像形
成時間の短い画像(本実施例では黒画像等の画像ユニッ
ト2で画像形成する単色画像)のプリント時間を短縮で
きる。
【0076】また、多色画像形成手段としての画像ユニ
ット1の後段に単色画像形成手段としての画像ユニット
2を備え、多色画像形成手段と単色画像形成手段の両者
へ転写材を搬送する経路を有する長搬送経路と、単色画
像形成手段のみへ転写材を搬送する短搬送経路とを備
え、多色画像形成中に単色画像を形成させるように制御
しているので、多色画像/単色画像を混載使用する場合
でも、単色画像(本実施例では画像ユニット2で画像形
成する単色画像)のプリント時間を短縮できる。
【0077】また、短搬送経路上を搬送される転写材
が、長短重複搬送経路入り口を完全に通過するまでの時
間Aと長搬送経路上を搬送される転写材が、長短重複搬
送経路入り口へ到達するまでの時間Bとを計算し、A<
Bの場合は長搬送経路上に転写材が存在しても、短搬送
経路上に転写材を搬送させるよう制御しているので、転
写材が重なることなく先行する長搬送経路用転写材を追
い越して短搬送経路用転写材を搬送することができ、プ
リント時間を効率的に短縮することができる。
【0078】また、本実施例のように多色画像形成手段
と単色画像形成手段別々に有し、多色画像と単色画像で
転写材の搬送経路を異ならせる装置において、多色画像
形成手段として多重転写によるフルカラー画像を形成す
る例では、多色画像の転写材の搬送経路が単色画像と比
較して極めて長くなり、従って多色画像のプリント時間
が単色画像と比較して極めて長くなるが、このような装
置に対して本発明は特に大きな効果がある。
【0079】次に本発明の他の実施態様を説明する。 (実施の形態2)図7は、本発明を適用したデジタル電
子写真複写機の一実施例を示す全体構成図である。本実
施例は、実施例1とはプリンター部2の構成が異なって
いるだけで、イメージスキャナー部1は同様の構成なの
で、説明は省略する。
【0080】次にプリンター部2について説明する。5
2はカラープリント用給紙カセットで、57は白黒プリ
ント用給紙カセットで、各々転写材53を収容してい
る。54は給紙ローラで、給紙カセット52,57に収
容された転写材53をレジストローラ55,56が配置
されている位置まで給送する。70,74は各々転写材
搬送手段で、レジストローラ55又は56から送られた
転写材53を定着器76へ搬送する。
【0081】転写材搬送手段70には、給紙カセット5
2側から順に画像形成ユニットU1,U2,U3,U4
が並設されている。この画像形成ユニットU1,U2,
U3,U4は現像装置が異なる他は実質的に同一の構成
である。これらの現像装置は従来より広く用いられてい
る2成分磁気ブラシ現像装置を用いている。現像スリー
ブには、交流電圧に直流電圧を重畳した振動バイアス電
圧が印加されている。現像剤は非磁性トナーと磁性粒子
(キャリア)からなる2成分現像剤を用いた。イエロー
用画像形成ユニットU1にはイエロー用現像装置13
が、マゼンタ用画像形成ユニットU2にはマゼンタ用現
像装置23が、シアン用画像形成ユニットU3にはシア
ン用現像装置33が、黒用画像形成ユニットU4には黒
用現像装置43が配設されており、現像装置13にはイ
エロー色のトナーが、現像装置23にはマゼンタ色のト
ナーが、現像装置33にはシアン色のトナーが、現像装
置43には黒色のトナーが夫々収容されている。例えば
画像形成ユニットU1(又はU2,U3,U4)は図1
矢印方向に回転駆動される潜像担持体即ち本実施例では
電子写真感光体ドラム11(又は21,31,41)と
これら各々のドラムの周囲にわたってドラム回転方向に
順次設けられている帯電器12(又は22,32,4
2)、現像装置13(又は23,33,43)、転写用
放電器15(又は25,35,45)、クリーニング手
段16(又は26,36,46)、と前記感光体ドラム
11(又は21,31,41)の上方に夫々設けられた
レーザービームスキャナー10(又は20,30,4
0)とを具備している。レーザービームスキャナー10
(又は20,30,40)は、半導体レーザー、ポリゴ
ンミラー、fθレンズ等から成り、電気デジタル画素信
号の入力を受けて、該信号に対応して変調されたレーザ
ービームを前記帯電器12(又は22,32,42)と
現像装置13(又は23,33,43)との間でドラム
母線方向に走査してドラム面を露光するようになってい
る。転写ベルト51と潜像担持体11,21,31,4
1は公知の方法により1つの駆動モータで同一の駆動速
度となる様に制御している。
【0082】フルカラープリンタ全体のシーケンスにつ
いて、フルカラーモードの場合を例として簡単に説明す
ると、スキャナーユニット4によって原稿Gから読み込
まれたレッド、グリーン、ブルーの各色画像情報をイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックに色分解して夫々の
信号に変換された各画像形成ユニットへと送られる。一
方、感光体ドラム11(又は21,31,41)は帯電
器12(又は22,32,42)によって、均等に帯電
される。次に、原稿Gのイエロー(又はマゼンタ、シア
ン、ブラック)画像信号により変調されたレーザービー
ム光により画像露光が行なわれ、感光体ドラム11(又
は21,31,41)上に静電潜像が形成され、イエロ
ー(又はマゼンタ、シアン、ブラック)現像装置13
(又は23,33,43)によって現像が行なわれる。
【0083】給紙ローラ54によりカラープリント用給
紙カセット52aから送り出された転写材53は給紙ガ
イドを経てレジストローラ55aに至る。レジストロー
ラ55aにより所定タイミングに同期して転写材搬送手
段としての転写ベルト70に送られた転写材53はイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成ユニッ
トU1,U2,U3,U4へと順次搬送され、画像形成
ユニットU1,U2,U3,U4を通過するとき、各々
の画像形成ユニットに形成されたイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの顕画像(トナー像)が順次転写され
る。4色の顕画像が転写された転写材53は転写材搬送
手段としての搬送ベルト74を経て定着器76により定
着され、排紙ローラ77により排紙スタッカ78に排紙
される。このように本実施例では転写材の搬送に関し
て、1つの転写ベルト70で4個の画像形成ユニット間
を搬送しているので、その間で転写材が引き渡される構
成となっていないため、引き渡し部における転写材の搬
送ずれの問題が全くなく、転写材上に転写される画像が
ずれる所謂「画像ずれ」を防止でき、良好な画像を得る
ことができる。このようにして、一連のフルカラープリ
ントシーケンスが終了し、所要のフルカラープリントシ
ーケンス画像が形成される。
【0084】次に、白黒プリントモードについて説明す
る。給紙ローラ54により白黒プリント用給紙カセット
57から送り出された転写材53は給紙ガイド、送りロ
ーラを経てレジストローラ56に至る。レジストローラ
56により所定タイミングに同期して転写材搬送手段と
しての転写ベルト70に送られた転写材53はブラック
の各画像形成ユニットU4へと搬送され、画像形成ユニ
ットに形成されたブラックの顕画像(トナー像)が転写
される。ブラックの顕画像が転写された転写材53は転
写材搬送手段としての搬送ベルト74を経て定着器76
により定着され、排紙ローラ77により排紙スタッカ7
8に排紙される。このように、白黒プリントモードで
は、転写材の搬送を専用の短かい搬送経路で搬送するの
で、プリント時間を短くすることができる。
【0085】図8は、転写材搬送経路の位置関係を説明
するための図である。図8(a)は、転写材搬送経路の
概略の位置と長さを示したものである。図8(a)に
て、画像形成ユニットU1,U2,U3,U4を使用す
る長搬送経路としてのカラー画像の搬送経路はL1,L
3で、画像形成ユニットU2を使用する短搬送経路とし
ての黒画像の搬送経路はL2,L3であり、L3はカラ
ー画像(画像形成ユニットU1)の搬送経路と黒画像
(画像形成ユニットU2)の搬送経路が重複している長
短重複搬送経路部分である。P1はレジストローラ55
の位置を示し、P2はレジストローラ56の位置を示
し、P3はカラー画像の搬送経路と黒画像の搬送経路が
重複する入り口の位置を示し、P4は排紙ローラ77の
位置を示す。L1はP1とP3間の長さであり、カラー
画像専用部分の搬送経路の長さである。L2はP2とP
3の間の長さであり、白黒画像専用部分の搬送経路の長
さである。L3はP3とP4間の長さであり、カラー画
像と黒画像の搬送経路が重複する部分の長さである。図
8(b)は、図8(a)をより詳細に示したものであ
り、左から右へ時間軸で示したものである。図8(b)
にて、長搬送経路あるいは第一の搬送経路としてのカラ
ー画像の搬送経路は上段に示す位置P1〜位置P3〜位
置P4で、短搬送経路あるいは第二の搬送経路としての
白黒画像の搬送経路は下段の位置P2〜位置P3及び上
段の位置P3〜位置P4である。u1,u2,u3,u
4は各々画像形成ユニットU1,U2,U3,U4の位
置を示す。L11はP1とu1間の長さ、L12はu1
とu2間の長さ、L13はu2とu3間の長さ、L14
はu3とP3間の長さであり、L1=L11+L12+
L13+L14である。L31はP3とu4間の長さ、
L32はu4とP4間の長さであり、L3=L31+L
32である。
【0086】図9は、カラー画像と白黒画像が混載した
場合のプリント時間の短縮方法について説明するための
図である。図9(a),(b)は、カラー画像形成中に
白黒画像を形成するタイミングを説明するものであり、
図9(a)は、カラー画像に先行して白黒画像を形成す
る場合(追越し)のタイミングと各転写材の位置関係を
示し、図9(b)は、カラー画像に追送して白黒画像を
形成する場合(追走)のタイミングと各転写材の位置関
係を示す。図9(c)は、カラー画像形成時に次のカラ
ー画像を形成する場合のタイミングと各転写材の位置関
係を示し、図9(d)は、白黒画像形成時に次の白黒画
像を形成する場合のタイミングと各転写材の位置関係を
示す。なお、カラー画像と白黒画像の転写材の移動速度
は同一とする。図9(a),(b),(d)は実施の形
態1の図3(a),(b),(d)と同様なので、説明
を省略する。また、図9(c)は、カラー画像と白黒画
像が異なるだけで、基本的に図9(d)と同様なので、
従って図3(d)と同様なので、説明を省略する。
【0087】また、カラー画像/白黒画像が混在する場
合における転写材の搬送制御動作及び処理方法は実施の
形態1と同様なので、フローチャート、及びブロック図
の説明を省略する。
【0088】次に具体的数値例をもとにどの程度プリン
トの時間が短縮されるかを説明する。
【0089】感光体ドラム11,21,31,41、転
写ベルト70、搬送ベルト74の移動速度をV1=10
0mm/sec、レジストローラ55の位置P1と感光
体ドラム11の転写位置u1迄の搬送距離をL11=1
50mm、感光体ドラム11の転写位置u1と感光体ド
ラム21の転写位置u2迄の搬送ベルト70上の距離を
L12=180mm、感光体ドラム21の転写位置u2
と感光体ドラム31の転写位置u3迄の転写ベルト70
上の距離をL13=180mm、感光体ドラム31の転
写位置u3とカラー画像の搬送経路と白黒画像の搬送経
路が重複する入り口の位置P3との搬送距離をL14=
180mm、位置P3と感光体ドラム41の転写位置u
4迄の転写ベルト70上の距離をL31=90mm、感
光体ドラム41の転写位置u4と排紙ローラ77の位置
P4との搬送距離をL32=520mm、レジストロー
ラ56の位置P2と位置P3との搬送距離をL2=60
mmとする。そうすると、フルカラーの搬送経路におけ
る白黒画像の搬送経路と重複しない部分、即ち位置P1
〜位置P3の搬送距離はL1=690mmとなり、カラ
ー画像の搬送経路と黒画像の搬送経路が重複している長
短重複搬送経路部分、即ち位置P3〜位置P4の搬送距
離はL3=610mmとなる。従って、フルカラーの搬
送距離はL1+L3=1300mmとなり、白黒画像の
搬送距離はL2+L3=670mmとなる。また、転写
材の搬送距離をLA=30mmとし、プリントボタンを
押して給紙ローラ24により給紙カセット22から転写
材がレジストローラ55に到達してレジストローラが駆
動を開始する迄の時間を0.3secとする。A4判の
画像を読取/計算する時間を1.1sec、A3判の画
像を読取/計算する時間を2.2secとする。
【0090】例えばA4判の転写材を色,黒,黒,色,
黒の順序で5枚プリントする場合を例に、本実施例の転
写材の搬送形態について図10を用いて説明する。図1
0は、カラー画像と白黒画像が混載した場合の転写材の
搬送形態について説明するための概念図である。
【0091】フルカラー画像を色で白黒画像を黒で表わ
し、画像の入力順序を数字表わす。即ち、1色は入力順
序が1番目のフルカラー画像を示し、2黒は入力順序が
2番目の白黒画像を示す。この場合、画像の入力順序は
1黒,2黒,3黒,4色,5黒である。
【0092】搬送手順を説明すると、まず、最初にカラ
ー用給紙カセット52から入力順序1番目のフルカラー
画像用転写材が給紙・搬送される。次に、入力順序2番
目の白黒画像用転写材が白黒用給紙カセット57から給
紙・搬送される。白黒用給紙カセット57はフルカラー
画像よりも前方に位置しており、入力順序2番目の白黒
画像用転写材が入力順序1番目のフルカラー画像用転写
材よりも先行して搬送される。次に、入力順序3番目の
白黒画像用転写材が白黒用給紙カセット57から給紙・
搬送され、入力順序1番目のフルカラー画像用転写材よ
りも先行して搬送される。次に、入力順序4番目のカラ
ー画像用転写材がカラー用給紙カセット57から給紙・
搬送される。次に、入力順序5番目の白黒画像用転写材
が白黒用給紙カセット57から給紙・搬送される。入力
順序5番目の白黒画像用転写材は入力順序1番目のフル
カラー画像用転写材よりも後から搬送されるが、入力順
序1番目のフルカラー画像用転写材よりも先行して搬送
される。
【0093】入力順序1番目のフルカラー画像用転写材
よりも先行して搬送された入力順序2番目及び3番目の
白黒画像用転写材は一旦排紙スタッカ78に保管され、
入力順序1番目のフルカラー画像用転写材が排紙スタッ
カ79に収納された後、排紙スタッカ78から排紙スタ
ッカ79へ搬送される。次に、入力順序4番目のフルカ
ラー画像用転写材よりも先行して搬送された入力順序5
番目の白黒画像用転写材が一旦排紙スタッカ78に保管
され、入力順序4番目のフルカラー画像用転写材が排紙
スタッカ79に収納された後、排紙スタッカ78から排
紙スタッカ79へ搬送される。
【0094】このように、入力順序が1色,2黒,3
黒,4色,5黒の画像は、プリント完了順序が2黒,3
黒,1色,5黒,4色となり、プリント排出順序が1
色,2黒,3黒,4色,5黒となる。
【0095】図10で示した移動方向の長さ210mm
のA4判の転写材を色,黒,黒,色,黒の順序で5枚プ
リントする場合のプリントの時間を表3に示す。転写材
種類及び位置に関して先頭の英文字は画像の種類を表わ
し、Cがフルカラー画像をKが白黒画像を表わす。英文
字の次の数字は画像の入力順序を数字で表わし、その次
の数字は転写材の先端の位置を数字で表わす。転写材の
位置については、カラー画像の搬送経路と黒画像の搬送
経路が重複する入り口の位置P3を基点に転写材先端位
置との距離を数値(単位はmm)で示したものであり、
位置P3が0で、転写材の進行方向に対して位置P3よ
り手前を−、先を+で示す。従って、フルカラー画像用
転写材がレジストローラ55に位置するときは−690
(L1=690mm)であり、白黒画像用転写材がレジ
ストローラ56に位置するときは−60(L2=60m
m)である。なお、フルカラー画像用転写材及びフルカ
ラー画像用転写材が給紙位置にあるときは、便宜上各々
−720,−90とした。つまり、C1は入力順序が1
番目のフルカラー画像を示し、K2は入力順序が2番目
の白黒画像を示す。この場合、本実施例では画像の入力
順序はC1,K2,K3,C4,K5となり、画像の形
成順序はK2,K3,C1,K5,C4となり、プリン
トの時間は21.7secとなる。
【0096】
【表3】 転写材が重なることなく搬送させるための計算例につい
て説明すると、表3において、例えば、ステップ3のK
2読取・計算では時間2.5sec経過時、C1−58
0/K2−90なので、転写材K2の先端が位置P3に
到達するとき、C1−490/K2 0(3.4sec
経過時)となり、転写材K2と転写材C1との距離は0
−(−490)=490mmで転写材の長さは210m
mなので、転写材K2の後端と転写材C1の先端の間隔
は490−210=280mmとなり、そのまま、転写
材K2を搬送させても転写材K2と転写材C1は重なる
ことなく搬送させることができる。
【0097】また、例えば、ステップ9のK5読取・計
算では時間7.7sec経過時、C1−60/K5−9
0なので、そのまま転写材K5を搬送させると転写材C
1の後端が位置P3に到達するとき、C1+210/K
5+180(10.4sec経過時)となり、転写材C
1と転写材K5の距離は210−(+180)=30m
mで転写材の長さ210mmよりも短いので転写材K5
と転写材C1は重なることになる。そこで、転写材K5
と転写材C1は重ならないように転写材C1を十分に先
行させてから、転写材K5を搬送させればよい。その計
算例がステップ10の再計算・K5レジであり、時間1
0.1sec経過時、C1+180/K5−60なの
で、転写材C1の後端が位置P3に到達するとき、C1
+210/K2−30(10.4sec経過時)とな
り、転写材C1と転写材K5の距離は210−(−3
0)=240mmで転写材の長さは210mmなので、
転写材K2の後端と転写材C1の先端の間隔は240−
210=30mmとなり、転写材が重ならないための余
裕の搬送間隔LA=30mmを確保できることとなり、
そのまま、転写材K5を搬送させても転写材K5と転写
材C1は重なることなく搬送させることができる。ま
た、このとき、転写材K5と転写材C4の位置関係は、
C4−340/K5−60(10.1sec経過時)な
ので、転写材K5の後端が位置P3に到達するとき、C
1−70/K5+210(12.8sec経過時)とな
り、転写材K5と転写材C4の距離は210−(−7
0)=280mmで転写材の長さは210mmなので、
転写材K2の後端と転写材C1の先端の間隔は280−
210=70mmとなり、そのまま、転写材K2を搬送
させても転写材K2と転写材C1は重なることなく搬送
させることができる。
【0098】比較のため、フルカラー画像及び白黒画像
共にカラープリント用給紙カセット52を使用し、カラ
ー画像用の長搬送経路を用いて画像形成した場合、即ち
フルカラー画像が白黒画像を追い越すことなく入力順序
通りに画像形成した場合、上述の5枚の画像のプリント
時間は26.1secとなる。従って、本実施例による
と、26.1sec−21.7sec=4.4secプ
リント時間を短縮できる。従って、この例では(4.4
sec÷24.0sec)×100=18.3%プリン
ト時間を短縮できる。
【0099】比較例のプリント時間計算例;A4判の転
写材の移動方向の長さは210mmなので、転写材の搬
送間隔をLA=30mmとすると、5枚の画像の1枚目
と5枚目の距離は240×4=960mmである。1枚
の画像がレジストローラ55から排紙ローラ77を完全
に排出されるまでの距離はL1+L3+W=1510m
mである。A4判の画像の読取時間が1.1secで、
給紙ローラ24からレジストローラ25までの搬送時間
は0.3secなので、1枚の画像がプリントされる時
間は1.1+0.3+(1510÷100)=16.5
secである。従って、5枚の画像がプリントされる時
間は16.5+(960÷100)=26.1secで
ある。
【0100】この様に本実施の形態によれば、4連ドラ
ムの間に1個の給紙カセットを付け加えるだけの簡単な
構成でありながら、カラー画像と白黒画像を混載使用す
る場合でも、白黒画像の画像形成の際、カラー画像の画
像形成を待つことなく同時に画像形成でき、全体のプリ
ント時間を短縮することができる。。
【0101】また、短搬送経路用の画像形成手段で黒画
像を形成できるようにしているので、使用頻度の高い白
黒画像のプリント時間を効率的に短縮することができ
る。
【0102】また、転写材を一時的に保管するスタッカ
を備え、一時保管用のスタッカからの排出時期を制御し
ているので、入力画像順に出力画像順序を適正化するこ
とができる。
【0103】また、短搬送経路上を搬送される転写材
が、長短重複搬送経路入り口を完全に通過するまでの時
間Aと長搬送経路上を搬送される転写材が、長短重複搬
送経路入り口へ到達するまでの時間Bとを計算し、A<
Bの場合は長搬送経路上に転写材が存在しても、短搬送
経路上に転写材を搬送させるよう制御しているので、転
写材が重なることなく先行する長搬送経路用転写材を追
い越して短搬送経路用転写材を搬送することができ、プ
リント時間を効率的に短縮することができる。
【0104】次に本発明の他の実施態様を説明する。 (実施の形態3)図11は、本発明を適用したデジタル
電子写真複写機の一実施の形態を示す主要部の構成図で
ある。本実施の形態は、実施の形態2に画像形成ユニッ
トU5を配設したもので、それに伴い単色画像専用の第
2給紙カセット57の配置位置が若干異なっている他は
他の実施の形態2と同様の構成である。転写材搬送手段
70に4個の画像形成ユニットU1,U2,U3,U4
が並設されているが、画像形成ユニットU5は独立した
構成になっている。画像形成ユニットU5は、2成分現
像剤を収納した3個の現像装置23K(黒色用)、23
R(赤色用)、23B(青色用)が備えられており、実
施例1の画像形成ユニットU2と同様の構成なので、説
明を省略する。
【0105】カラープリント用給紙カセット52、転写
材搬送手段70、3個の画像形成ユニットU1,U2,
U3,U4およびこれらの転写材搬送に関しては、実施
の形態2と同様の構成なので、説明を省略し、単色プリ
ント用給紙カセット57、画像形成ユニットU5とこれ
らの転写材搬送、およびカラープリント用の転写材長搬
送経路と単色プリント用の転写材短搬送経路の搬送経路
切り換えについて説明を省略する。
【0106】57は画像形成ユニットU5専用(単色画
像専用)の第2給紙カセットで、転写材53を収容して
いる。本体上部に設けられた操作部内の選択ボタンで、
黒、赤、青のモードを選択すると、感光体ドラム41の
回転と共に給紙ローラで転写材53を給紙カセット57
から送り出す。給紙ローラから送り出された転写材53
は給紙ガイド、送りローラを経てレジストローラ56に
至る。この転写材53はレジストローラ56により所定
タイミングに同期して、画像形成ユニットU5へ送られ
て、画像形成ユニットに形成された顕画像(黒トナー像
又は赤、青トナー像)が転写された後、搬送ベルト7
2、搬送ベルト74により定着器76へ搬送される。定
着器76により、トナーが転写された転写材53に熱と
圧力が加えられてトナーが転写材53に定着される。排
紙ローラ77により、画像形成が終了した転写材53が
排紙スタッカ78又は79に排紙される。
【0107】58は、搬送ベルト74へ搬送する転写材
を、搬送ベルト70から搬送するのか搬送ベルト72か
ら搬送するのか、搬送経路を切換えるための搬送経路切
換ガイドであり、転写材搬送経路を変更すべく位置を変
更できる構成になっている。フルカラープリントモード
の場合、搬送経路切換ガイド58は図示の実線位置にあ
り、第1給紙カセット52から3個の画像形成ユニット
U1,U2,U3,U4を経て長搬送経路を搬送された
カラープリント用転写材が搬送ベルト74へと搬送され
る。その後、実施の形態2と同様に画像形成され、所望
のフルカラープリント画像を得ることができる。一方、
白黒プリントモードの場合、搬送切換ガイド58の位置
が点線位置に変更されて、第2給紙カセット57から画
像形成ユニットU4を経て短搬送経路をへて搬送された
単色プリント用転写材が搬送ベルト74へと搬送され
る。その後、実施の形態1と同様に画像形成され、所望
の単色プリント画像を得ることができる。
【0108】図12は、転写材搬送経路の位置関係を説
明するための図である。図12(a)は、転写材搬送経
路の概略の位置と長さを示したものである。図12
(a)にて、画像形成ユニットU1,U2,U3,U4
を使用する長搬送経路としてのカラー画像の搬送経路は
L1,L3で、画像形成ユニットU5を使用する短搬送
経路としての単色画像の搬送経路はL2,L3であり、
L3はカラー画像(画像形成ユニットU1,U2,U
3,U4)の搬送経路と単色画像(画像形成ユニットU
5)の搬送経路が重複している長短重複搬送経路部分で
ある。P1はレジストローラ55の位置を示し、P2は
レジストローラ56の位置を示し、P3はカラー画像の
搬送経路と単色画像の搬送経路が重複する入り口の位置
を示し、P4は排紙ローラ77の位置を示す。L1はP
1とP3間の長さであり、カラー画像専用部分の搬送経
路の長さである。L2はP2とP3の間の長さであり、
単色画像専用部分の搬送経路の長さである。L3はP3
とP4間の長さであり、カラー画像と単色画像の搬送経
路が重複する部分の長さである。図12(b)は、図1
2(a)をより詳細に示したものであり、左から右へ時
間軸で示したものである。図12(b)にて、カラー画
像の搬送経路は上段に示す位置P1〜位置P3〜位置P
4で、白黒画像の搬送経路は下段の位置P2〜位置P3
及び上段の位置P3〜位置P4である。u1,u2,u
3,u4,u5は各々画像形成ユニットU1,U2,U
3,U4,U5の位置を示す。L11はP1とu1間の
長さ、L12はu1とu2間の長さ、L13はu2とu
3間の長さ、L14はu3とu4間の長さ、L15はu
4とP3間の長さであり、L1=L11+L12+L1
3+L14+L15である。L21はP2とu5間の長
さ、L22はu5とP3間の長さであり、L2=L21
+L22である。
【0109】図9は、カラー画像と白黒画像が混載した
場合のプリント時間の短縮方法について説明するための
図である。図9(a),(b)は、カラー画像形成中に
白黒画像を形成するタイミングを説明するものであり、
図9(a)は、カラー画像に先行して白黒画像を形成す
る場合(追越し)のタイミングと各転写材の位置関係を
示し、図9(b)は、カラー画像に追送して白黒画像を
形成する場合(追走)のタイミングと各転写材の位置関
係を示す。図9(c)は、カラー画像形成時に次のカラ
ー画像を形成する場合のタイミングと各転写材の位置関
係を示し、図9(d)は、白黒画像形成時に次の白黒画
像を形成する場合のタイミングと各転写材の位置関係を
示す。なお、カラー画像と白黒画像の転写材の移動速度
は同一とする。図9は、実施の形態2と同様なので、説
明を省略する。
【0110】また、カラー画像/単色画像を混載使用す
る場合における転写材の搬送制御動作及び処理方法は実
施の形態1と同様なので、フローチャート、及びブロッ
ク図の説明を省略する。
【0111】次に具体的数値例をもとにどの程度プリン
トの時間が短縮されるかを説明する。
【0112】感光体ドラム11,21,31,41、転
写ベルト70、搬送ベルト74の移動速度をV1=10
0mm/sec、レジストローラ55の位置P1と感光
体ドラム11の転写位置u1迄の搬送距離をL11=1
60mm、感光体ドラム11の転写位置u1と感光体ド
ラム21の転写位置u2迄の搬送ベルト70上の距離を
L12=440mm、感光体ドラム21の転写位置u2
と感光体ドラム31の転写位置u3迄の転写ベルト70
上の距離をL13=440mm、感光体ドラム31の転
写位置u3と感光体ドラム41の転写位置u4迄の転写
ベルト70上の距離をL14=440mm、感光体ドラ
ム41の転写位置u4とカラー画像の搬送経路と単色画
像の搬送経路が重複する入り口の位置P3との搬送距離
をL15=160mm、レジストローラ56の位置P2
と感光体ドラム91の転写位置u5迄の距離をL21=
60mm、感光体ドラム91の転写位置u5とカラー画
像の搬送経路と単色画像の搬送経路が重複する入り口の
位置P3との搬送距離をL22=140mm、位置P3
と排紙ローラ77の位置P4との搬送距離をL3=40
0mmとする。そうすると、フルカラーの搬送経路にお
ける単色画像の搬送経路と重複しない部分、即ち位置P
1〜位置P3の搬送距離はL1=1640mmとなり、
カラー画像の搬送経路と単色画像の搬送経路が重複して
いる長短重複搬送経路部分、即ち位置P3〜位置P4の
搬送距離はL3=400mmなので、フルカラーの搬送
距離はL1+L3=2040mmとなり、単色画像の搬
送距離はL2+L3=600mmとなる。また、転写材
の搬送間隔をLA=30mmとし、プリントボタンを押
して給紙ローラ24により給紙カセット22から転写材
がレジストローラ55に到達してレジストローラが駆動
を開始する迄の時間を0.3secとする。A4判の画
像を読取/計算する時間を1.1sec、A3判の画像
を読取/計算する時間を2.2secとする。
【0113】例えばA4判の転写材を色,黒,黒,黒,
黒,黒,色,黒,黒,黒,黒,色,黒,黒,黒,黒の順
序で16枚プリントする場合のプリントの時間を表4に
示す。
【0114】
【表4】 転写材種類及び位置に関して先頭の英文字は画像の種類
を表わし、Cがフルカラー画像をKが白黒画像を表わ
す。英文字の次の数字は画像の入力順序を数字表わし、
その次の数字は転写材の先端の位置を数字表わす。転写
材の位置については、カラー画像の搬送経路と黒画像の
搬送経路が重複する入り口の位置P3を基点に転写材先
端位置との距離を数値(単位はmm)で示したものであ
り、位置P3が0で、転写材の進行方向に対してP3よ
り手前を−、先を+で示す。従って、フルカラー画像用
転写材がレジストローラ55に位置するときは−164
0(L1=1640mm)であり、白黒画像用転写材が
レジストローラ56に位置するときは−60(L2=6
0mm)である。なお、フルカラー画像用転写材及びフ
ルカラー画像用転写材が給紙位置にあるときは、便宜上
各々−1670,−90とした。つまり、C1は入力順
序が1番目のフルカラー画像を示し、K2は入力順序が
2番目の白黒画像を示す。この場合、本実施例では画像
の入力順序はC1,K2,K3,K4,K5,K6,C
7,K8,K9,K10,K11,C12,K13,K
14,K15,K16となり、画像の形成順序(プリン
ト完了順序)はK2,K3,K4,K5,K6,C1,
K8,K9,K10,K11,C7,K13,K14,
K15,K16,C12となり、プリントの時間は4
9.3secとなる。
【0115】比較のため、フルカラー画像及び白黒画像
共にカラープリント用給紙カセット52を使用し、カラ
ー画像用の長搬送経路を用いて画像形成した場合、即ち
フルカラー画像が白黒画像を追い越すことなく入力順序
通りに画像形成した場合、上述の16枚の画像のプリン
ト時間は49.3secとなる。従って、本実施例によ
ると、59.9sec−49.3sec=10.6se
cプリント時間を短縮できる。
【0116】従って、この例では(10.6sec÷5
9.9sec)×100=18.2%プリント時間を短
縮できる。
【0117】比較例のプリント時間計算例;A4判の転
写材の移動方向の長さは210mmなので、転写材の搬
送間隔をLA=30mmとすると、16枚の画像の1枚
目と16枚目の距離は240×15=3600mmであ
る。1枚の画像がレジストローラ55から排紙ローラ7
7を完全に排出されるまでの距離はL1+L3+W=2
250mmである。A4判の画像の読取時間が1.1s
ecで、給紙ローラ24からレジストローラ25までの
搬送時間は0.3secなので、1枚の画像がプリント
される時間は1.1+0.3+(2250÷100)=
23.9secである。従って、16枚の画像がプリン
トされる時間は23.9+(3600÷100)=5
9.9secである。
【0118】この様に本実施の形態によれば、カラー画
像の形成時間が白黒画像の形成時間よりも長いことを利
用し、カラー画像と白黒画像を混載使用する場合でも、
白黒画像の画像形成の際、カラー画像の画像形成を待つ
ことなく同時に画像形成でき、全体のプリント時間を短
縮することができる。
【0119】また、短搬送経路用の画像形成手段で黒画
像を形成できるようにしているので、使用頻度の高い白
黒画像のプリント時間を効率的に短縮することができ
る。
【0120】また、転写材を一時的に保管するスタッカ
を備え、一時保管用のスタッカからの排出時期を制御し
ているので、入力画像順に出力画像順序を適正化するこ
とができる。
【0121】また、短搬送経路上を搬送される転写材
が、長短重複搬送経路入り口を完全に通過するまでの時
間Aと長搬送経路上を搬送される転写材が、長短重複搬
送経路入り口へ到達するまでの時間Bとを計算し、A<
Bの場合は長搬送経路上に転写材が存在しても、短搬送
経路上に転写材を搬送させるよう制御しているので、転
写材が重なることなく先行する長搬送経路用転写材を追
い越して短搬送経路用転写材を搬送することができ、プ
リント時間を効率的に短縮することができる。
【0122】特に本実施の形態のように、4連ドラムの
間隔が広く、カラー画像の形成時間が長い装置に対し
て、プリント時間を短縮する効果が大きい。
【0123】
【発明の効果】本発明は搬送経路重複部への、各搬送経
路上の転写材の搬送を制御する搬送制御手段を有するた
め、複数の画像形成手段を使用する場合でも、全体のプ
リント時間を短縮することができる。
【0124】また、複数の画像形成手段によって同時に
画像形成することが可能なように各搬送経路上の転写材
の搬送を制御する、搬送制御手段を有することで、複数
の画像形成手段によって同時に画像形成でき、全体のプ
リント時間を短縮することができる。
【0125】また、複数の搬送経路に、経路長さの異な
る2つの搬送経路として、長搬送経路と短搬送経路と、
を有し、該長搬送経路を有する第一の画像形成手段と、
該短搬送手段を有する第二の画像形成手段と、を備えて
いることで、長搬送経路と短搬送経路を有する場合にも
両搬送経路上で同時に画像形成でき、全体のプリント時
間を短縮することができる。
【0126】また、短搬送経路上を搬送される転写材が
搬送経路重複部入口を完全に通過するまでの時間Aと、
長搬送経路上を搬送される転写材が搬送経路重複部入口
へ到達するまでの時間Bとを計算し、A<B の場合
は、長搬送経路上に転写材が存在しても、短搬送経路上
に転写材を搬送させるよう制御する搬送制御手段を有
し、また、長搬送経路上を搬送される転写材が搬送経路
重複部入口を完全に通過するまでの時間Cと、短搬送経
路上を搬送される転写材が搬送経路重複部入口へ到達す
るまでの時間Dとを計算し、C<D の場合は、長搬送
経路上に転写材が存在しても、短搬送経路上に転写材を
搬送させるよう制御する搬送制御手段を有するので、搬
送経路重複部において複数の転写材が重なることなく、
短搬送経路と長搬送経路の、両搬送経路上で同時に画像
形成でき、全体のプリント時間を短縮することができ
る。
【0127】また、第一の画像形成手段の後段に第二の
画像形成手段を備え、該第一の画像形成手段を通じて該
第二の画像形成手段にへ転写材を搬送する長搬送経路
と、第二の画像形成手段のみへ転写材を搬送する短搬送
経路と、を有することで、簡単な構成で有りながら、第
一の画像形成手段と画像形成手段を両方使用する場合に
同時に画像形成でき、全体のプリント時間を短縮するこ
とができる。
【0128】また、複数の画像形成手段を有する画像形
成装置において、該複数の画像形成手段のすべてを通る
第一の搬送経路と、該第一の搬送経路に途中から合流し
前記複数の画像形成手段の一部を通る第二の搬送経路と
を備え、該第一、第二の搬送手段の合流部分において転
写材が重ならないように制御する搬送制御手段を設けた
ことにより、複数の画像形成手段を同時に使用すること
ができ、全体のプリント時間を短縮することができる。
【0129】また、画像形成手段に、多色画像形成手段
と、単色画像形成手段とを備え、単色画像形成手段が、
黒画像を形成する黒画像形成手段であることで、カラー
画像と白黒画像を混載使用する場合でも、白黒画像の画
像形成の際、カラー画像の画像形成を待つことなく同時
に画像形成でき、全体のプリント時間を短縮することが
できる。
【0130】また、転写材を一時的に保管するスタッカ
を備え、入力画像順に画像を出力するように、スタッカ
からの排出時期を制御する制御手段を有することで、搬
送制御手段によって入力画像と順序を異にすることとな
った出力画像順序を入力画像通りの順序に適正化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1である、フルカ
ラーデジタル電子写真複写機の構成を示す全体構成図で
ある。
【図2】図2(a)は、本発明の実施の形態1である、
デジタル電子写真複写機の転写材搬送経路の位置関係を
説明するための図である。図2(b)は、図2(a)を
簡略化したものである。
【図3】図3(a)〜(d)は、本発明の実施の形態1
での、カラー画像と白黒画像を混載使用した場合のプリ
ント時間の短縮方法について説明するための図である。
この中で、図3(a)は、白黒画像側の転写材が、カラ
ー画像側の転写材を追い越す場合を、図3(b)は、白
黒画像側の転写材が、カラー画像側の転写材を追走する
場合を、図3(c)は、カラー画像形成時に次のカラー
画像を形成する場合を、図3(d)は、白黒画像形成時
に次の白黒画像を形成する場合を示す。
【図4】図4は、本発明の実施の形態1である、デジタ
ル電子写真複写機のブロック図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態1である、デジタ
ル電子写真複写機の、カラー画像と白黒画像を混載使用
する場合における転写材の搬送制御動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の実施の形態1である、デジタ
ル電子写真複写機の出力画像順序の適正化をする搬送方
法について説明するための図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態2である、フルカ
ラーデジタル電子写真複写機の構成を示す全体構成図で
ある。
【図8】図8は、本発明の実施の形態2である、デジタ
ル電子写真複写機の転写材搬送経路の位置関係を説明す
るための図である。図8(a)は、本発明の実施の形態
2である、デジタル電子写真複写機の転写材搬送経路の
位置関係を説明するための図である。図8(b)は、図
8(a)を簡略化したものである。
【図9】図9(a)〜(d)は、本発明の実施の形態2
及び3での、カラー画像と白黒と白黒画像を混載使用し
た場合のプリント時間の短縮方法について説明するため
の図である。この中で、図9(a)は、白黒画像側の転
写材が、カラー画像側の転写材を追い越す場合を、図9
(b)は、白黒画像側の転写材が、カラー画像側の転写
材を追走する場合を、図9(c)は、カラー画像形成時
に次のカラー画像を形成する場合を、図9(d)は、白
黒画像形成時に次の白黒画像を形成する場合を示す。
【図10】図10は、本発明の実施の形態2である、デ
ジタル電子写真複写機でのカラー画像と白黒画像を混載
使用した場合の転写材の搬送形態について説明するため
の概念図である。
【図11】図11は、本発明の実施の形態3である、フ
ルカラーデジタル電子写真複写機の構成を示す全体構成
図である。
【図12】図12は、本発明の実施の形態3である、デ
ジタル電子写真複写機の転写材搬送経路の位置関係を説
明するための図である。図12(a)は、本発明の実施
の形態3である、デジタル電子写真複写機の転写材搬送
経路の位置関係を説明するための図である。図12
(b)は、図12(a)を簡略化したものである。
【符号の説明】
11,21,31,41,91 感光体ドラム 13,23,33,43,93 現像装置 52 第1給紙カセット 57 第2給紙カセット 53 転写材 55,56 レジストローラ 70,72,74 搬送手段 76 定着器 77 排紙ローラ 78,79 排紙スタッカ 205 色判定部 206 制御部 207,208 色画像メモリー回路 209,210 黒画像メモリー回路 221,222,223,224 転写材搬送演算回路 225,227 レジローラ駆動制御部 205 色判定部 205 色判定部 L3 長短搬送経路重複長さ L1+L3 長搬送経路長さ L2+L3 短搬送経路長さ P1 長搬送経路用レジストローラ55の位置 P2 短搬送経路用レジストローラ56の位置 P3 長短搬送経路が重複する入り口の位置 P4 排紙ローラの位置 U1,U2,U3,U4,U5 画像形成ユニット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像形成手段を備えた画像形成装置
    において、該画像形成手段がそれぞれ転写材を搬送する
    搬送経路を有し、該搬送経路が一部において重複してお
    り、該搬送経路重複部への、各搬送経路上の転写材の搬
    送を制御する搬送制御手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】複数の画像形成手段によって同時に画像形
    成することが可能なように各搬送経路上の転写材の搬送
    を制御する、搬送制御手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記複数の搬送経路に、経路長さの異なる
    2つの搬送経路として、長搬送経路と短搬送経路と、を
    有し、該長搬送経路を有する第一の画像形成手段と、該
    短搬送手段を有する第二の画像形成手段と、を備えた請
    求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記短搬送経路上を搬送される転写材が前
    記搬送経路重複部入口を完全に通過するまでの時間A
    と、前記長搬送経路上を搬送される転写材が前記搬送経
    路重複部入口へ到達するまでの時間Bとを計算し、A<
    B の場合は、長搬送経路上に転写材が存在しても、短
    搬送経路上に転写材を搬送させるよう制御する搬送制御
    手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】前記長搬送経路上を搬送される転写材が前
    記搬送経路重複部入口を完全に通過するまでの時間C
    と、前記短搬送経路上を搬送される転写材が前記搬送経
    路重複部入口へ到達するまでの時間Dとを計算し、C<
    D の場合は、長搬送経路上に転写材が存在しても、短
    搬送経路上に転写材を搬送させるよう制御する搬送制御
    手段を有することを特徴とする請求項3または4に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記第一の画像形成手段の後段に前記第二
    の画像形成手段を備え、該第一の画像形成手段を通じて
    該第二の画像形成手段へ転写材を搬送する長搬送経路
    と、第二の画像形成手段のみへ転写材を搬送する短搬送
    経路と、を有することを特徴とする請求項3乃至5のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】複数の画像形成手段を有する画像形成装置
    において、該複数の画像形成手段のすべてを通る第一の
    搬送経路と、該第一の搬送経路に途中から合流し前記複
    数の画像形成手段の一部を通る第二の搬送経路とを備
    え、該第一、第二の搬送手段の合流部分において転写材
    が重ならないように制御する搬送制御手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記複数の画像形成手段が、多色画像形成
    手段と、単色画像形成手段とを含むことを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】単色画像形成手段が、黒画像を形成する黒
    画像形成手段であることを特徴とする請求項8に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】転写材を一時的に保管するスタッカを備
    え、入力画像順に画像を出力するように、スタッカから
    の排出時期を制御する制御手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】複数の画像形成手段を有する画像形成装
    置の制御手段において、該画像形成手段が、それぞれ転
    写材を搬送する搬送経路を有し、該搬送経路が一部にお
    いて重複している場合に、各搬送経路上の転写材の搬送
    を制御する制御方法。
  12. 【請求項12】複数の画像形成手段によって同時に画像
    形成することが可能なように各搬送経路上の転写材の搬
    送を制御する請求項11に記載の制御方法。
  13. 【請求項13】前記複数の搬送経路に、経路長さの異な
    る2つの搬送経路として、長搬送経路と短搬送経路と、
    を有する場合に、該短搬送経路上を搬送される転写材が
    前記搬送経路重複部入口を完全に通過するまでの時間A
    と、該長搬送経路上を搬送される転写材が前記搬送経路
    重複部入口へ到達するまでの時間Bとを計算し、A<B
    の場合は、長搬送経路上に転写材が存在しても、短搬送
    経路上に転写材を搬送させるよう制御する請求項11ま
    たは12に記載の制御方法。
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