JPH09230656A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09230656A
JPH09230656A JP8037824A JP3782496A JPH09230656A JP H09230656 A JPH09230656 A JP H09230656A JP 8037824 A JP8037824 A JP 8037824A JP 3782496 A JP3782496 A JP 3782496A JP H09230656 A JPH09230656 A JP H09230656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
length
image forming
conveying
material conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8037824A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yamaji
雅章 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8037824A priority Critical patent/JPH09230656A/ja
Publication of JPH09230656A publication Critical patent/JPH09230656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成をコンパクトにしながら鮮明で高画
質な画像を得ること、及びシート材のサイズに対応して
プリント時間を短くすること。 【解決手段】 少なくとも1つ画像形成手段と、前記画
像形成手段にて形成された顕画像をシート材に転写する
ための転写手段と、前記シート材上の顕画像を定着する
ための定着手段と、を有し、前記転写手段と定着手段の
間隔を最大サイズのシート材の搬送方向の長さよりも短
くすると共に、前記転写手段と定着手段の間のシート材
搬送経路の長さを最大サイズのシート材の搬送方向の長
さよりも長くしたことを特徴とする。また、前記転写手
段と定着手段の間のシート材搬送経路は、少なくとも最
大サイズのシート材の搬送方向の長さよりも長いシート
材搬送経路と、最小サイズのシート材の搬送方向の長さ
よりも長く且つ最大サイズのシート材の搬送方向の長さ
よりも短いシート材搬送経路を備えていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリン
タ,ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に電子写
真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式等により画像を形成
する画像形成装置において定着手段としては、例えば加
熱圧接された一対のローラ間にシート材を通過せしめる
ことにより定着を行う熱ローラ定着手段があり、効率の
高いものとして広く用いられている。この定着手段のロ
ーラ間にシート材が突入するときに衝撃を受け、該シー
ト材の後端が揺れる場合がある。この時、シート材の後
端が転写中であれば転写ズレを起こすことから、転写手
段と定着手段の間隔を最大サイズのシート材の搬送方向
の長さよりも長くすることが知られている。特に、フル
カラー画像形成装置においては、上記転写ズレが生じる
と色ズレとなり、画質が更に低下する。
【0003】尚、特開昭52-20841号公報に、フルカラー
画像形成装置の転写手段と定着手段の間隔を最大サイズ
のシート材の搬送方向の長さよりも長くする方法が開示
されている。
【0004】電子写真方式によるフルカラープリント
は、通常、シアン,マゼンタ,及びイエローの減色法の
3色カラートナーにより形成され、必要に応じて黒トナ
ーを加えることもある。シート材上の粉体カラートナー
は一般に未定着の場合は勿論、半溶融状態においても透
明性が悪いので、減色法による色再現を行うためには、
フルカラープリント時に現像された2色或いは3色のト
ナーの重層画像を完全に溶融させて混色させなければな
らない。この溶融混色が不十分であると、得られる画像
の色調はトナーの重なり部分において最後に現像された
トナーの色が支配的となり、良好な色再現が困難とな
る。従って、フルカラープリントの加熱定着には十分な
加熱能力が要求される。このことから、従来のフルカラ
ー画像形成装置では、多色プリント時に画像形成手段の
速度よりも定着手段の速度を遅くしているが、転写手段
と定着手段の間隔を最大サイズのシート材の搬送方向の
長さよりも長くすることにより、転写手段から定着手段
へのシート材の受け渡し時に、該シート材が滑ったりル
ープをつくったりすることなく、確実に受け渡しが行え
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、転写手段と定着手段の間隔を最大サイズのシ
ート材の搬送方向の長さよりも長くしているので、装置
構成が大型化するという問題があった。特に、像担持体
等からなる複数組の画像形成手段を有するフルカラー画
像形成装置では、元々装置構成が大きい上に、更に転写
手段と定着手段の間隔を最大サイズのシート材の搬送方
向の長さよりも長くするため、更に装置構成が大型化す
るという問題があった。
【0006】また、使用するシート材が小サイズの場合
でも、転写手段と定着手段の間隔が過大に長いため、プ
リント時間が必要以上に長くなるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、装置構成をコ
ンパクトにしながら鮮明で高画質な画像を得ること、及
びシート材のサイズに対応してプリント時間を短くする
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の構成は、少なくとも1つ画像形成手段
と、前記画像形成手段にて形成された顕画像をシート材
に転写するための転写手段と、前記シート材上の顕画像
を定着するための定着手段と、を有し、前記転写手段と
定着手段の間隔を最大サイズのシート材の搬送方向の長
さよりも短くすると共に、前記転写手段と定着手段の間
のシート材搬送経路の長さを最大サイズのシート材の搬
送方向の長さよりも長くしたことを特徴とする。また前
記転写手段と定着手段の間のシート材搬送経路は、少な
くとも最大サイズのシート材の搬送方向の長さよりも長
いシート材搬送経路と、最小サイズのシート材の搬送方
向の長さよりも長く且つ最大サイズのシート材の搬送方
向の長さよりも短いシート材搬送経路を備えていること
を特徴とする。
【0009】上記構成によれば、装置構成をコンパクト
にしながら、転写ズレを生じることなく、鮮明で高画質
な画像を得ることができる。また、シート材のサイズに
対応してプリント時間を短くすることができる。
【0010】また、複数組の画像形成手段と、前記画像
形成手段にて形成された顕画像をシート材に転写するた
めの転写手段と、前記シート材上の顕画像を定着するた
めの定着手段と、を有し、前記複数組の画像形成手段の
最終工程の転写手段と定着手段の間隔を最大サイズのシ
ート材の搬送方向の長さよりも短くすると共に、前記最
終工程の転写手段と定着手段の間のシート材搬送経路の
長さを最大サイズのシート材の搬送方向の長さよりも長
くしたことを特徴とする。また、前記複数組の画像形成
手段の最終工程の転写手段と定着手段の間のシート材搬
送経路は、少なくとも最大サイズのシート材の搬送方向
の長さよりも長いシート材搬送経路と、最小サイズのシ
ート材の搬送方向の長さよりも長く且つ最大サイズのシ
ート材の搬送方向の長さよりも短いシート材搬送経路を
備えていることを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、装置構成をコンパクト
にしながら、転写ズレを生じることなく、鮮明で高画質
な画像を得ることができる。また、シート材のサイズに
対応してプリント時間を短くすることができる。
【0012】また、前記転写手段と定着手段の間のシー
ト材搬送経路は、最大サイズのシート材の搬送方向の長
さよりも長い第1シート材搬送手段と、最小サイズのシ
ート材の搬送方向の長さよりも長く且つ最大サイズのシ
ート材の搬送方向の長さよりも短い第2シート材搬送手
段とからなり、シート材の搬送方向の長さに応じて前記
第1シート材搬送手段と第2シート材搬送手段を切り換
え制御することを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、シート材の搬送方向の
長さに基づいて第1シート材搬送手段と第2シート材搬
送手段を切換制御することにより、該シート材のサイズ
に対応したシート材搬送経路を設定することができるの
で、シート材のサイズに対応してプリント時間を短くす
ることができる。
【0014】また、前記第1シート材搬送手段は位置変
更可能であり、該第1シート材搬送手段の位置をシート
材の搬送方向の長さに応じて変更することにより、該第
1シート材搬送手段が第2シート材搬送手段の一部分と
しても機能することを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、第1シート材搬送手段
の位置を変更することにより、該第1シート材搬送手段
が第2シート材搬送手段の一部分として機能するため、
装置構成を簡素化することができる。
【0016】また、前記第1シート材搬送手段と前記第
2シート材搬送手段は一体であり、該シート材搬送手段
の位置をシート材の搬送方向の長さに応じて変更するこ
とにより、該シート材搬送手段によるシート材搬送経路
の長さが変化することを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、第1シート材搬送手段
と第2シート材搬送手段とが一体となったシート材搬送
手段の位置を変更することにより、シート材搬送経路の
長さが変化するため、装置構成を簡素化することができ
る。
【0018】また、前記画像形成装置は転写手段と定着
手段の間のシート材搬送経路として複数のシート材搬送
経路を有し、且つ該複数のシート材搬送経路を切り換え
制御する搬送経路切換制御手段を有し、シート材の搬送
方向の長さに応じて前記複数のシート材搬送経路の中で
最適な長さのシート材搬送経路を選択制御することを特
徴とする。また、最適な長さのシート材搬送経路とは、
搬送されるシート材の搬送方向の長さよりも長いシート
材搬送経路であり、且つ該シート材搬送経路の中でシー
ト材の搬送方向の長さが最も短いシート材搬送経路であ
る。
【0019】上記構成によれば、シート材の搬送方向の
長さに基づいて複数のシート材搬送経路の中で最適な長
さのシート材搬送経路を選択制御するため、該シート材
のサイズに対応して効率的にプリント時間を短くするこ
とができる。
【0020】また、前記シート材搬送手段にシート材を
保持するためのグリッパを設けたことを特徴とする。
【0021】上記構成によれば、シート材をより確実に
搬送することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した画像形成
装置の実施の形態について図面を参照して具体的に説明
する。尚、以下の実施形態では画像形成装置として電子
写真複写機を例示して説明するが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えばプリンタやファクシミリ等
の他の画像形成装置にも適用可能である。
【0023】〔第1実施形態〕第1実施形態に係る画像
形成装置について図面を参照して説明する。図1は本実
施形態に係るデジタル電子写真複写機の概略構成を示す
模式断面図、図2は転写手段から定着手段までの間の主
要部分の構成を示す断面図、図3は本実施形態に係るデ
ジタル電子写真複写機の制御系の構成を示すブロック図
である。
【0024】図1において、1はイメージスキャナ部で
あり、原稿Gの画像を読み取りデジタル画像信号処理を
行う。また、2はプリンタ部であり、イメージスキャナ
部1で読み取られた原稿画像に対応した画像をシート材
にプリントする部分である。尚、本実施形態では、イメ
ージスキャナ部1、プリンタ部2ともに400dpiの
解像力を有するものとしている。
【0025】まず、原稿台3上に原稿Gを画像面を下側
にしてセットする。次にコピーボタンを押すことにより
複写が開始される。イメージスキャナ部1において、原
稿照射用ランプ4a、短焦点レンズアレイ4b、CCD
センサ4cが一体のユニット4となって原稿Gの画像面
を照射しながら矢印方向に走査することにより、その画
像面からの反射光が、短焦点レンズアレイ4bによって
結像されてCCDセンサ4cに入射される。CCDセン
サ4cは、図示してしないが、受光部、転送部、出力部
により構成されている。そして、CCD受光部において
光信号が電気信号に変換され、転送部でクロックパルス
に同期して順次出力部へ転送され、出力部において電荷
信号が電圧信号に変換され、増幅,低インピーダンス化
されて出力される。このようにして得られたアナログ信
号が周知の画像処理が行われてデジタル信号に変換され
てプリンタ部2に送られる。
【0026】次にプリンタ部2について説明する。52は
給送カセットであり、シート材Sを収容している。54は
給送ローラであり、給送カセット52に収容されたシート
材Sをレジストローラ55に向かって給送するものであ
る。56,61,62,63は各々シート材搬送手段である。シ
ート材搬送手段61は小さいサイズのシート材を搬送する
ための第1シート材搬送手段であり、シート材搬送手段
62,63は大きいサイズのシート材を搬送するための第2
シート材搬送手段である。従って、レジストローラ55に
よって後述する画像形成手段に送り込まれた小さいサイ
ズのシート材Sはシート材搬送手段56,61を経て定着手
段57へ搬送され、大きいサイズのシート材Sはシート材
搬送手段56,62,63を経て定着手段57へ搬送される。
【0027】前記シート材搬送手段56は、駆動ローラ56
2 とアイドルローラ563 ,564 に巻き回され、調節ロー
ラ565 によって引っ張り力が調節自在な無端のシート材
搬送帯である転写ベルト561 が設けられている。前記第
1シート材搬送手段61は、駆動ローラ612 とアイドルロ
ーラ613 に巻き回され、調節ローラ614 によって引っ張
り力が調節自在な無端のシート材搬送帯である搬送ベル
ト611 が設けられている。前記第2シート材搬送手段6
2,63は、それぞれ駆動ローラ622 ,632 とアイドルロ
ーラ623 ,633 に巻き回され、調節ローラ624 ,634 に
よって引っ張り力が調節自在な無端のシート材搬送帯で
ある搬送ベルト621 ,631 が設けられている。
【0028】シート材搬送手段56のアイドルローラ563
から駆動ローラ562 に至る区間には、転写ベルト561 に
近接せしめられた画像形成手段、即ち画像形成ユニット
P1,P2,P3,P4が給送カセット52側から順に並
設されている。転写ベルト561 は、駆動ローラ562 によ
って矢印方向に駆動されるようになっており、前記レジ
ストローラ55から送られたシート材Sを画像形成ユニッ
トP1,P2,P3,P4へと順次搬送するものであ
る。シート材Sは画像形成ユニットP1,P2,P3,
P4を通過するとき、各々の画像形成ユニットにて形成
された顕画像(トナー像)が順次転写される。また、前
記第1シート材搬送手段61及び第2シート材搬送手段6
2,63は、駆動ローラによって矢印方向に駆動されるよ
うになっており、前記転写ベルト561 から搬送されたシ
ート材Sを定着手段57へ搬送するものである。
【0029】57は定着手段であり、前記第1シート材搬
送手段61又は第2シート材搬送手段62,63から搬送さ
れ、トナー像が転写されたシート材Sに熱と圧力を加え
てトナー像を定着させるものである。58は排出ローラで
あり、画像形成が終了したシート材Sを排出スタッカ59
上に排出するものである。
【0030】前記各画像形成ユニットP1,P2,P
3,P4の構成は、現像器が異なる他は実質的に同一の
構成である。画像形成ユニットP1にはイエロー用現像
器13が、画像形成ユニットP2にはマゼンタ用現像器23
が、画像形成ユニットP3にはシアン用現像器33が、画
像形成ユニットP4には黒用現像器43が各々配設されて
おり、現像器13にはイエロー色のトナーが、現像器23に
はマゼンタ色のトナーが、現像器33にはシアン色のトナ
ーが、現像器43には黒色のトナーが夫々収容されてい
る。例えば、画像形成ユニットP1(又はP2,P3,
P4)は、図1矢印方向に回転駆動される像担持体、即
ち本実施形態では電子写真感光体ドラム11(又は21,3
1,41)とこれら各々のドラムの周囲にわたってドラム
回転方向に順次設けられている帯電器12(又は22,32,
42)と、現像器13(又は23,33,43)と、転写用放電器
15(又は25,35,45)と、クリーニング手段16(又は2
6,36,46)と、前記感光体ドラム11(又は21,31,4
1)の上方に夫々設けられたレーザービームスキャナ10
(又は20,30,40)とを具備している。レーザービーム
スキャナ10(又は20,30,40)は、図示してしないが、
半導体レーザー、ポリゴンミラー、fθレンズ等からな
り、電気デジタル画素信号の入力を受けて、該信号に対
応して変調されたレーザービームを前記帯電器12(又は
22,32,42)と現像器13(又は23,33,43)との間でド
ラム母線方向に走査してドラム表面を露光するようにな
っている。このように黒色用の画像形成ユニットP4を
複数組の画像形成ユニットP1,P2,P3の最終工程
に配置しているので、シート材Sの最上部の転写像が黒
画像となり、引き締まった高品位の画像が得られる。
【0031】次に最終工程の画像形成ユニットP4の転
写手段と定着手段の間のシート材搬送経路について図2
を用いて詳しく説明する。図2において、Lは最終工程
の画像形成ユニットP4の転写手段と定着手段の間隔で
あり、最大サイズのシート材の搬送方向の長さWmax よ
りも短くなっている(L<Wmax )。64はシート材Sを
シート材搬送手段56から第1シート材搬送手段61若しく
は第2シート材搬送手段62,63へ搬送するための搬送ガ
イ部材であり、シート材搬送経路を変更すべく位置を変
更できる構成になっている。65はシート材Sを第1シー
ト材搬送手段61若しくは第2シート材搬送手段62,63か
ら定着入口ガイド部材66へ搬送するための搬送ガイド部
材であり、シート材搬送経路を変更すべく位置を変更で
きる構成となっている。従って、搬送ガイド部材64,65
を実線の位置に設定すると、シート材Sは矢印Aに示す
第1シート材搬送手段61を通過し、搬送ガイド部材64,
65を点線の位置に設定すると、シート材53は矢印Bに示
す第2シート材搬送手段62,63を通過する。
【0032】そして、最終工程の画像形成ユニットP4
の転写手段と定着手段の間のシート材搬送経路におい
て、矢印Aに示す第1搬送経路はその長さL1が最小サ
イズのシート材の搬送方向の長さWmin よりも長く、且
つ最大サイズのシート材の搬送方向の長さWmax よりも
短くなっており(Wmin ≦L1≦Wmax )、矢印Bに示
す第2搬送経路はその長さL2が最大サイズのシート材
の搬送方向の長さWmaxよりも長くなっている(Wmax
≦L2)。
【0033】ここで、従来技術では、シート材が定着手
段のローラ間に進入したときに発生する転写ズレ等の不
具合を防止するために、転写手段と定着手段のシート材
搬送経路の長さ(=間隔)Lxをシート材のサイズW
(搬送方向の長さ)よりも長くしていた。即ち、「Lx
=W+X」にしていた。Xは余裕の長さである。そし
て、シート材のサイズWは「Wmin ≦W≦Wmax 」なの
で、「Lx=Wmax +X」にすれば、どのようなシート
材に対しても適応できる。これをシート材搬送経路の必
要最大長さとする。そして、転写手段と定着手段の間の
シート材搬送経路を略直線にして、該転写手段と定着手
段の間隔がLxとなっていた。
【0034】そこで、本発明では、最終工程の画像形成
ユニットP4の転写手段と定着手段の間隔Lを最大サイ
ズのシート材の搬送方向の長さWmax よりも短く(L<
Wmax )すると共に、最終工程の画像形成ユニットP4
の転写手段と定着手段の間のシート材搬送経路におい
て、矢印Aに示す第1搬送経路の長さL1を最小サイズ
のシート材の搬送方向の長さWmin よりも長く、且つ最
大サイズのシート材の搬送方向の長さWmax よりも短く
(Wmin ≦L1≦Wmax )し、矢印Bに示す第2搬送経
路の長さL2を最大サイズのシート材の搬送方向の長さ
Wmax よりも長く(Wmax ≦L2)している。
【0035】従って、本構成によれば、画像形成装置の
長さが「Lx−L」だけ小さくなり、装置構成をコンパ
クトにする効果がある。特に、複数の電子写真感光体を
並列配置した図1に示す如きフルカラー画像形成装置の
ように、シート材搬送方向の長さが長い装置に本発明を
適用することにより極めて大きな効果がある。
【0036】尚、第1搬送経路の長さL1は「Wmin ≦
L1≦Wmax 」であり、第2搬送経路の長さL2は「W
max ≦L2」である。従って、前記長さの関係は「Wmi
n ≦L1≦Wmax ≦L2」である。シート材のサイズW
が「Wmin ≦W+X≦L1」のとき、即ち「Wmin ≦W
≦L1−X」のとき、小さいサイズのシート材Sは、第
1搬送経路(L1)を通り第1シート材搬送手段61によ
って搬送されるので、第2搬送経路(L2)を通る場合
と比較して、搬送経路が「L2−L1」短縮でき、その
分だけプリント時間を短縮できる。また、シート材のサ
イズWが「L1−X<W≦Wmax 」のとき、大きいサイ
ズのシート材Sは、十分に長い第2搬送経路(L2)を
通り第2シート材搬送手段62,63によって搬送されるの
で、シート材の先端が定着手段のローラ間に進入すると
きには、該シート材の後端は転写手段から既に離れてお
り、転写ズレや色ズレを生じることなく、鮮明で高画質
な画像を得ることができる。
【0037】このように、本実施形態によれば、装置構
成をコンパクトにしながら、鮮明で高画質な画像を得る
ことができると共に、小さいサイズのシート材を使用す
るときは、プリント時間を短縮することができる。
【0038】図3は、本発明を適用したデジタル電子写
真複写機の制御系の構成を示すブロック図である。図3
において、301 は給送カセット52に収容されたシート材
Sのサイズを検知するサイズ検知手段、302 は使用すべ
き給送カセット52を選択するカセット選択手段、303 は
サイズ検知手段301 とカセット選択手段302 によりシー
ト材Sのサイズを設定するサイズ設定手段、304 はプリ
ントシーケンスを統括的に制御するメインの制御部、30
5 はシート材の搬送経路を切り換え制御する切換制御手
段、306 ,307 は各々切換制御手段305 により制御され
る第1搬送経路及び第2搬送経路である。
【0039】前記サイズ設定手段303 によりシート材の
サイズが第1搬送経路の長さL1よりも小さいサイズに
設定されると、切換制御手段305 により搬送ガイド部材
64,65の位置が切換制御されてシート材の搬送経路は第
1搬送経路306 に制御される。或いは、前記サイズ設定
手段303 によりシート材のサイズが第1搬送経路の長さ
L1よりも大きいサイズに設定されると、切換制御手段
305 により搬送ガイド部材64,65の位置が切換制御され
てシート材の搬送経路は第2搬送経路に制御される。こ
のようにして、シート材のサイズに応じて転写手段と定
着手段の間の搬送経路が適宜切換制御され、所望のプリ
ント画像を得ることができる。
【0040】次に数値例について説明する。例えば感光
体ドラムの周速をV= 100mm/sec、最小サイズのシート
材(B5判横送り)の搬送方向の長さをWmin = 182m
m、最大サイズのシート材(A3判縦送り)の搬送方向
の長さをWmax = 420mm、余裕の長さをX=30mmとし
て、最終画像形成工程の感光体ドラム41の転写位置から
定着手段57までの距離をL= 320mm、第1搬送経路の長
さをL1= 320mm(Wmin≦L1≦Wmax )、第2搬送
経路の長さをL2= 450mm(L2=Wmax )とする。こ
のときの各種サイズのシート材の搬送経路の長さ及びプ
リント時間の短縮について表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】このように、本実施形態によれば、装置構
成をコンパクトにしながら、鮮明で高画質な画像を得る
ことができると共に、小さいサイズのシート材を使用す
るときは、プリント時間を短くすることができる。
【0043】〔第2実施形態〕次に第2実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照して説明する。図4は
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式断
面図、図5は転写手段から定着手段までの間の主要部分
の構成を示す断面図である。尚、前述した実施形態と同
様の機能を有する部材には同一符号を付し、その説明は
省略する。
【0044】本実施形態は画像形成ユニットが1つのデ
ジタル電子写真複写機を用いており、前述した第1実施
形態と比べて、装置構成の長さ(距離)と、転写手段か
ら定着手段までの間のシート材搬送経路の構成が異なる
が、他の条件は同様の構成である。即ち、前述した第1
実施形態では第1シート材搬送手段と第2シート材搬送
手段を独立して設け、搬送ガイド部材の位置を切換設定
することにより、夫々第1搬送経路と第2搬送経路を作
成していたが、本実施形態では第1シート材搬送手段の
位置を切換設定可能とすることにより、該第1シート材
搬送手段が第2搬送経路の一部を兼用する構成となって
いる。
【0045】図5を用いて転写手段と定着手段の間のシ
ート材搬送経路について詳しく説明する。図5におい
て、61は第1搬送経路を作成する第1シート材搬送手段
であり、62はシート材搬送手段61と共同して第2搬送経
路を作成する第2シート材搬送手段である。即ち、シー
ト材搬送手段61とシート材搬送手段62で第2シート材搬
送手段を構成している。64aはシート材Sをシート材搬
送手段56から第1シート材搬送手段61へ搬送するための
搬送ガイド部材である。64bはシート材Sをシート材搬
送手段56から第2シート材搬送手段62へ搬送するための
搬送ガイド部材であり、シート材搬送経路を変更すべく
位置を変更できる構成になっている。66はシート材Sを
第1搬送経路若しくは第2搬送経路に設定されたシート
材搬送手段61から定着手段57へ搬送するための定着入口
搬送ガイド部材である。従って、前記搬送ガイド部材64
b及びシート材搬送手段61を実線の位置に設定すると、
シート材Sは矢印Aに示す第1搬送経路を通過し、搬送
ガイド部材64b及びシート材搬送手段61を点線の位置に
設定すると、シート材Sは矢印Bに示す第2搬送経路を
通過する。
【0046】尚、転写手段と定着手段の間の長さL、第
1搬送経路の長さL1、第2搬送経路の長さL2、シー
ト材のサイズW、Wmin 、Wmax 、余裕の長さXの関係
は前述した第1実施形態と同様であるため、ここでは詳
しい説明は省略する。
【0047】このように、本実施形態によれば、シート
材搬送手段61が第1搬送経路の構成と第2搬送経路の一
部分の構成を兼用しているので、装置構成を簡素化する
ことができる。更に、前述した実施形態と同様に、装置
構成をコンパクトにしながら、鮮明で高画質な画像を得
ることができると共に、小サイズのシート材を使用する
ときは、プリント時間を短くすることができる。
【0048】〔第3実施形態〕次に第3実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照して説明する。図6は
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式断
面図、図7は転写手段から定着手段までの間の主要部分
の構成を示す断面図である。
【0049】本実施形態は感光体ドラムが1つのデジタ
ルフルカラー電子写真複写機を用いており、前述した実
施形態と比べて、現像装置の配置構成と、転写ドラム80
を用いていることと、転写手段から定着手段までの間の
シート材の搬送経路の構成が異なるだけであり、他の条
件は同様の構成である。
【0050】図6に示すように、プリント部2は矢印方
向に回転駆動される像担持体としての電子写真感光体ド
ラム11と、感光体ドラム11の周囲にわたってドラム回転
方向に順次設けられている帯電器12と、2成分現像剤を
収納した現像器13M、13Y、13C、13Kを備えた回転現
像器13と、転写帯電器15と、クリーニング手段16と、前
記感光体ドラム11の上方に設けられたレーザービームス
キャナ10とを具備している。現像器13M、13Y、13C、
13Kは従来より広く用いられている2成分磁気ブラシ現
像器を用いている。尚、該現像器内に設けられた現像ス
リーブには、交流電圧に直流電圧を重畳した振動バイア
ス電圧が印加されている。各現像器は非磁性トナーと磁
性粒子(キャリア)を含有する2成分現像剤を感光体ド
ラム11に供給する。尚、現像器13Mの現像剤はマゼンタ
トナーを、現像器13Cの現像剤はシアントナーを、現像
器13Yの現像剤はイエロートナーを、現像器13Kの現像
剤は黒トナーを含有する。前記レーザービームスキャナ
10は、図示していないが、半導体レーザー、ポリゴンミ
ラー、fθレンズ等からなり、電気デジタル画素信号の
入力を受けて、該信号に対応して変調されたレーザービ
ームを前記帯電器12と現像器13との間でドラム母線方向
に走査してドラム表面を露光するようになっている。
【0051】次に上記構成のデジタルフルカラー電子写
真複写機のシーケンスについて、フルカラーモードの場
合を例として簡単に説明する。まず、感光体ドラム11は
帯電器12によって均等に帯電される。次に原稿Gのマゼ
ンタ画像信号により変調されたレーザー光(画像光)に
より画像露光が行われ、感光体ドラム11上に静電潜像が
形成される。その後、予め現像位置に定置されたマゼン
タ現像器13Mによって現像が行われる。
【0052】図6において、52は給送カセットであり、
シート材Sを収容している。本体上部に設けられた操作
部内の選択ボタン(不図示)で上下いずれかの給送カセ
ット52を選択すると、感光体ドラム11の回転と共に給送
ローラ54でシート材Sを給送カセット52から送り出す。
給送ローラ54から送り出されたシート材Sは給送ガイ
ド、送りローラを経てレジストローラ55に至る。このシ
ート材Sはレジストローラ55により所定タイミングに同
期してグリッパ81により保持され、当接ローラ82とその
対向極によって静電的に転写ドラム80に巻き付けられ
る。該転写ドラム80は感光体ドラム11と同期して図6矢
印方向に回転しており、マゼンタ現像器13Mで現像され
た顕画像は、転写手段において転写帯電器15によってシ
ート材Sに転写される。そして、転写ドラム80はそのま
ま回転を維持し、次の色(図6においてはシアン)の転
写に備える。
【0053】一方、感光体ドラム11は除電帯電器17によ
り除電され、クリーニング手段16によってクリーニング
され、再び帯電器12により帯電され、次のシアン画像信
号により前述したような露光を受ける。この間に回転現
像器13は回転してシアン現像器13Cが所定の現像位置に
定置され、該シアン現像器13Cにより所定のシアン現像
が行われる。
【0054】続いて、以上のような工程を、夫々イエロ
ー及びブラックに対して行い、4色分の転写が終了す
る。転写が終了すると、4色の顕画像が転写されたシー
ト材Sは各除電帯電器(不図示)により除電され、且つ
前記グリッパ81が解除されて分離爪86によって転写ドラ
ム80から分離される。そして、第1シート材搬送手段61
若しくは第2シート材搬送手段67により第1搬送経路若
しくは第2搬送経路を経て定着手段57に送られる。そし
て、前記シート材Sは定着手段57にて熱と圧力が印加さ
れて前記トナー像が定着される。58は排出ローラであ
り、画像形成が終了したシート材Sを排出スタッカ59上
に排出するものである。これで、一連のフルカラープリ
ントシーケンスが終了し、所要のフルカラープリントシ
ーケンス画像が形成される。尚、単色プリントの場合
は、前記現像器13C、13M、13Y、13Kのいずれかで現
像する。
【0055】次に、シート材の移動速度について説明す
る。感光体ドラム11と転写ドラム80は公知の方法により
1つの駆動モータで同一の移動速度Vとなるように制御
している。また、第1シート材搬送手段61及び第2シー
ト材搬送手段67と定着手段57は公知の方法により別の独
立した1つの駆動モータで同一の移動速度となるように
制御しており、且つ移動速度(定着速度)をV,V2
(V2<V)の2段階に切り換えて駆動できるように制
御している。尚、本実施形態では超音波モータを用いて
おり、速度制御が高精度にできるという利点がある。超
音波モータで速度制御すること自体は公知なので、詳細
は略すがエンコーダの信号と共にPLLをかけることに
より一定速度に制御して、圧電素子の振幅を変化させる
ことで速度を変化させている。
【0056】更に説明すると、画像形成して転写が終了
するまで、シート材搬送手段61若しくはシート材搬送手
段67と定着手段57は画像形成速度と同一の速度Vで移動
し、転写終了後、画像形成速度Vよりも遅い速度V2で
移動する。ここで、転写手段から定着手段までの間の長
さをシート材の搬送方向の長さよりも長く設定している
ので、転写手段から定着手段へのシート材の受け渡しが
滑ったりループをつくったりせず、確実に行われる。
【0057】尚、本実施形態では定着温度を大きくする
ことなく、トナーを完全に溶融させ混色させるために、
定着手段の速度を遅くしている。このように、定着手段
の速度と画像形成速度とを異なる設定にした場合、転写
手段から定着手段までの間の長さをシート材の搬送方向
の長さよりも長く設定することは必須技術となる。
【0058】図7を用いて転写手段と定着手段の間のシ
ート材搬送経路について詳しく説明する。図7におい
て、61は短い経路の第1搬送経路を形成して小さいサイ
ズのシート材を搬送するための第1シート材搬送手段で
あり、67は長い経路の第2搬送経路を形成して大きいサ
イズのシート材を搬送するための第2シート材搬送手段
である。第1シート材搬送手段61は、駆動ローラ612 と
アイドルローラ613 に巻き回され、調節ローラ614 によ
って引っ張り力が調節自在な無端のシート材搬送帯であ
る搬送ベルト611 が設けられている。第2シート材搬送
手段67は、駆動ローラ673 とアイドルローラ674 ,675
,676 に巻き回され、調節ローラ677 によって引っ張
り力が調節自在な無端のシート材搬送帯である搬送ベル
ト671 が設けられている。更に搬送ベルト671 にはグリ
ッパ672 が設けられている。
【0059】64はシート材Sを転写ドラム80から第1シ
ート材搬送手段61若しくは第2シート材搬送手段67へ搬
送するための搬送ガイド部材であり、シート材搬送経路
を変更すべく位置を変更できる構成になっている。65は
シート材Sを第1シート材搬送手段若しくは第2シート
材搬送手段62,63から定着入口ガイド部材66へ搬送する
ための搬送ガイド部材であり、シート材搬送経路を変更
すべく位置を変更できる構成になっている。従って、搬
送ガイド部材64,65を実線の位置に設定すると、シート
材Sは第1シート材搬送手段61によって矢印Aに示す第
1搬送経路を通過する。搬送ガイド部材64,65を点線の
位置に設定すると、シート材Sは所定タイミングに同期
して第2シート材搬送手段67のグリッパ672 により保持
され、矢印Bに示す第2搬送経路を通過する。このよう
に、シート材Sをグリッパ672 に保持することにより、
シート材をより確実に搬送することができる。更に、シ
ート材を確実に搬送することから、第2搬送経路を大き
く迂回させることができ、転写手段と定着手段の間の長
さはLを更に短くすることができる。従って、装置構成
をよりコンパクトにすることができる。
【0060】尚、転写手段と定着手段の間の長さL、第
1搬送経路の長さL1、第2搬送経路の長さL2、シー
ト材のサイズW、Wmin 、Wmax 、余裕の長さXの関係
は前述した第1実施形態と同様であるため、ここでは詳
しい説明は省略する。
【0061】このように、本実施形態によれば、前述し
た実施形態と同様の効果が得られるばかりでなく、シー
ト材を確実に搬送でき、装置構成をよりコンパクトにす
ることができる。
【0062】尚、本実施形態のように、定着手段の速度
を画像形成速度よりも遅くしている場合は、転写手段か
ら定着手段までの間の長さをシート材の搬送方向の長さ
よりも大きく設定することは必須技術となるので、装置
構成が大きくなり易いが、このような装置に対して本発
明を適用することは特に効果的である。
【0063】〔第4実施形態〕次に第4実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照して説明する。図8は
本実施形態に係る画像形成装置の転写手段から定着手段
までの間の主要部分の構成を示す断面図である。
【0064】本実施形態は、前述した第1実施形態と同
様のデジタル電子写真複写機を用いており、転写手段か
ら定着手段までの間のシート材搬送経路の構成が異なる
だけであり、他の条件は前述した第1実施形態と同様の
構成である。即ち、前述した第1実施形態では、第1シ
ート材搬送手段と第2シート材搬送手段を独立して設
け、搬送ガイド部材の位置を切換設定することにより、
夫々第1搬送経路と第2搬送経路を作成していたが、本
実施形態では、1つシート材搬送手段を用いて該シート
材搬送手段の位置を切換設定することで第1搬送経路と
第2搬送経路を作成する構成としている。即ち、1つの
シート材搬送手段が第1シート材搬送手段と第2シート
材搬送手段を兼用する構成となっている。
【0065】図8を用いて転写手段と定着手段の間のシ
ート材搬送経路について詳しく説明する。図8におい
て、70はシート材搬送手段であり、第1シート材搬送手
段と第2シート材搬送手段を兼用している。シート材搬
送手段70は、駆動ローラ703 とアイドルローラ704 ,70
5 ,706 ,707 に巻き回され、押し当てコロ709 ,71
0,711 に押し付けられ、調節ローラ708 によって引っ
張り力が調節自在な無端のシート材搬送帯である搬送ベ
ルト701 が設けられている。更に搬送ベルト701 にはグ
リッパ702 が設けられている。従って、アイドルローラ
704 ,705 ,707 と押し当てコロ711 を実線の位置に設
定すると、搬送ベルト701 は実線の位置に配置され、シ
ート材Sは矢印Aに示す第1搬送経路を通過する。アイ
ドルローラ704 ,705 ,707 と押し当てコロ711 を点線
の位置に設定すると、搬送ベルト701は点線の位置に配
置され、シート材Sは矢印Bに示す第2搬送経路を通過
する。このように、1つのシート材搬送手段で第1搬送
経路と第2搬送経路を形成しているので、装置構成を簡
略化することができる。
【0066】更に、アイドルローラ704 ,705 ,707 と
押し当てコロ711 の位置を図の実線と点線の間に設定す
ることも可能である。このようにすれば、シート材の搬
送経路の長さを第1搬送経路の長さL1と第2搬送経路
の長さL2の間で無段階に設定することができる。従っ
て、使用するシート材のサイズWに対応して、搬送経路
の長さLxを必要最小の長さ「W+X」に設定すること
により、シート材の搬送経路を効率的に小さくできるの
で、プリント時間をどのようなシート材に対しても効率
的に短縮することができる。
【0067】更に、シート材Sをグリッパ702 に保持す
ることにより、シート材をより確実に搬送することがで
きる。また、シート材を確実に搬送することができるこ
とから、第2搬送経路を大きく迂回させることができる
ので、転写手段と定着手段の間の長さLを更に短くする
ことができ、装置構成をよりコンパクトにすることがで
きる。
【0068】このように、本実施形態によれば、装置構
成をコンパクトにしながら、鮮明で高画質な画像を得る
ことができると共に、小さいサイズのシート材を使用す
るときは、プリント時間を短くすることができる。更
に、装置構成を簡素化することができる。更に、シート
材を確実に搬送でき、装置構成をよりコンパクトにする
ことができる。
【0069】更に、シート材の搬送経路の長さを無段階
に設定することができ、どのようなシート材に対しても
プリント時間を効率的に短縮することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置構成をコンパクトにしながら、鮮明で高画質な画像
を得ることができる。更にシート材のサイズに対応して
プリント時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を
示す模式断面図である。
【図2】第1実施形態に係る画像形成装置の転写手段か
ら定着手段までの間の主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る画像形成装置の制御系の構
成を示すブロック図である。
【図4】第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を
示す模式断面図である。
【図5】第2実施形態に係る画像形成装置の転写手段か
ら定着手段までの間の主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【図6】第3実施形態に係る画像形成装置の概略構成を
示す模式断面図である。
【図7】第3実施形態に係る画像形成装置の転写手段か
ら定着手段までの間の主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【図8】第4実施形態に係る画像形成装置の転写手段か
ら定着手段までの間の主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
G…原稿 S…シート材 P1,P2,P3,P4…画像形成ユニット 1…イメージスキャナ部 2…プリンタ部 3…原稿台 4…ユニット 4a…原稿照射用ランプ 4b…短焦点レンズアレイ 4c…CCDセンサ 10,20,30,40…レーザービームスキャナ 11,21,31,41…感光体ドラム 12,22,32,42…帯電器 13,23,33,43…現像器 13M,13Y,13C,13K…現像器 15,25,35,45…転写用放電器 16,26,36,46…クリーニング手段 17…除電帯電器 52…給送カセット 54…給送ローラ 55…レジストローラ 56,61,62,63,67,70…シート材搬送手段 57…定着手段 58…排出ローラ 59…排出スタッカ 64,65…搬送ガイド部材 64a,64b…搬送ガイド部材 66…定着入口ガイド部材 80…転写ドラム 81…グリッパ 82…当接ローラ 86…分離爪 301 …サイズ検知手段 302 …カセット選択手段 303 …サイズ設定手段 304 …制御部 305 …切換制御部 306 …第1搬送経路 307 …第2搬送経路 561 ,611 ,621 ,631 ,671 ,701 …搬送ベルト 562 ,612 ,622 ,632 ,673 ,703 …駆動ローラ 563 ,613 ,623 ,633 ,674 ,675 ,676 ,704 ,70
5 ,706 ,707 …アイドルローラ 565 ,614 ,624 ,634 ,677 ,708 …調節ローラ 672 ,702 …グリッパ 709 ,710 ,711 …押し当てコロ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ画像形成手段と、 前記画像形成手段にて形成された顕画像をシート材に転
    写するための転写手段と、 前記シート材上の顕画像を定着するための定着手段と、 を有し、 前記転写手段と定着手段の間隔を最大サイズのシート材
    の搬送方向の長さよりも短くすると共に、前記転写手段
    と定着手段の間のシート材搬送経路の長さを最大サイズ
    のシート材の搬送方向の長さよりも長くしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写手段と定着手段の間のシート材
    搬送経路は、少なくとも最大サイズのシート材の搬送方
    向の長さよりも長いシート材搬送経路と、最小サイズの
    シート材の搬送方向の長さよりも長く且つ最大サイズの
    シート材の搬送方向の長さよりも短いシート材搬送経路
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 複数組の画像形成手段と、 前記画像形成手段にて形成された顕画像をシート材に転
    写するための転写手段と、 前記シート材上の顕画像を定着するための定着手段と、 を有し、 前記複数組の画像形成手段の最終工程の転写手段と定着
    手段の間隔を最大サイズのシート材の搬送方向の長さよ
    りも短くすると共に、前記最終工程の転写手段と定着手
    段の間のシート材搬送経路の長さを最大サイズのシート
    材の搬送方向の長さよりも長くしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数組の画像形成手段の最終工程の
    転写手段と定着手段の間のシート材搬送経路は、少なく
    とも最大サイズのシート材の搬送方向の長さよりも長い
    シート材搬送経路と、最小サイズのシート材の搬送方向
    の長さよりも長く且つ最大サイズのシート材の搬送方向
    の長さよりも短いシート材搬送経路を備えていることを
    特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写手段と定着手段の間のシート材
    搬送経路は、最大サイズのシート材の搬送方向の長さよ
    りも長い第1シート材搬送手段と、最小サイズのシート
    材の搬送方向の長さよりも長く且つ最大サイズのシート
    材の搬送方向の長さよりも短い第2シート材搬送手段と
    からなり、シート材の搬送方向の長さに応じて前記第1
    シート材搬送手段と第2シート材搬送手段を切り換え制
    御することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1
    項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1シート材搬送手段は位置変更可
    能であり、該第1シート材搬送手段の位置をシート材の
    搬送方向の長さに応じて変更することにより、該第1シ
    ート材搬送手段が第2シート材搬送手段の一部分として
    も機能することを特徴とする請求項5に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1シート材搬送手段と前記第2シ
    ート材搬送手段は一体であり、該シート材搬送手段の位
    置をシート材の搬送方向の長さに応じて変更することに
    より、該シート材搬送手段によるシート材搬送経路の長
    さが変化することを特徴とする請求項5に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置は転写手段と定着手段
    の間のシート材搬送経路として複数のシート材搬送経路
    を有し、且つ該複数のシート材搬送経路を切り換え制御
    する搬送経路切換制御手段を有し、シート材の搬送方向
    の長さに応じて前記複数のシート材搬送経路の中で最適
    な長さのシート材搬送経路を選択制御することを特徴と
    する請求項1〜請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 最適な長さのシート材搬送経路とは、搬
    送されるシート材の搬送方向の長さよりも長いシート材
    搬送経路であり、且つ該シート材搬送経路の中でシート
    材の搬送方向の長さが最も短いシート材搬送経路である
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記シート材搬送手段にシート材を保
    持するためのグリッパを設けたことを特徴とする請求項
    1〜請求項9の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP8037824A 1996-02-26 1996-02-26 画像形成装置 Pending JPH09230656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037824A JPH09230656A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037824A JPH09230656A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09230656A true JPH09230656A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12508280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8037824A Pending JPH09230656A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09230656A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017078805A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび用紙搬送制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017078805A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび用紙搬送制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3455067B2 (ja) カラー画像形成装置
US5926670A (en) Image forming apparatus cleaning an intermediate transfer member carrying a concurrently existing plurality of toner image pages
EP1126331A1 (en) Image forming apparatus for compensating thicker image recording material with respect to is heat capacity by using a smaller amount of toner
JP3600473B2 (ja) 画像形成装置
JP3526412B2 (ja) 画像形成装置
JP2003207970A (ja) 多色画像形成装置および多色画像形成方法
JPH09230656A (ja) 画像形成装置
JP2002172817A (ja) 画像形成装置
JP2007148152A (ja) 画像形成装置
JP2003015369A (ja) 画像形成装置
JP2000293049A (ja) 画像形成装置
JPH09292797A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP3579268B2 (ja) 画像形成装置
JP3905995B2 (ja) 画像形成装置
JP2000338739A (ja) カラー画像形成装置
JP2002229296A (ja) 画像形成装置
JP2008158050A (ja) 画像形成装置
JPH1138701A (ja) 画像形成装置及びそのプロセス条件設定方法
JP2003076203A (ja) 画像形成装置の定着機構
JP4230138B2 (ja) 画像形成装置
JP2529553B2 (ja) 多色電子写真画像形成装置
JPH10161387A (ja) 画像形成装置
JP2000181245A (ja) 画像形成装置
JPH08320608A (ja) 多色画像形成装置
JP3769973B2 (ja) 画像形成装置