JP2000298385A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000298385A
JP2000298385A JP11105733A JP10573399A JP2000298385A JP 2000298385 A JP2000298385 A JP 2000298385A JP 11105733 A JP11105733 A JP 11105733A JP 10573399 A JP10573399 A JP 10573399A JP 2000298385 A JP2000298385 A JP 2000298385A
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rotation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期的な駆動変動に対応して1つのカラー画
像として忠実に再現可能でありながら、同じ径の像担持
体を用いても装置自身の大きさをコンパクトにでき、オ
フィス環境での設置面積を極力抑えることのできる画像
形成装置を提供すること。 【解決手段】 感光体ドラム222a〜222dの回転
に同調して回転する基準マークQをセンサS1〜S4に
より検出し、該センサの検出結果に基づいて複数の感光
体ドラムの回転停止位置が所定の位置関係となるように
位相を合わせる回転停止制御を行なう制御部CONを備
え、その制御部CONは最後に転写を行う感光体ドラム
222d上に形成された記録画像の用紙Pへの転写が完
了後に、記録画像の転写に使用した全ての感光体ドラム
222a〜222dの位相合わせ停止制御を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動される像
担持体(感光体ドラム)の転写部表面に対して所定の位
置関係でもって当接する転写搬送ベルトにより転写材を
支持搬送し、像担持体上に形成されたトナー像を転写材
上に転写再現する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像をYMCKの画像デー
タとして記録部に転送して、各色の色画像毎に再現しな
がら順次重ね合わせてカラー画像として再現するカラー
画像形成装置がある。このようなカラー画像形成装置に
おいては、各色の画像を正確に重ね合わせなければ、カ
ラー画像を忠実に再現できないといった問題を抱えてお
り、この問題を如何に解決するかが技術開発の大きな課
題となっていた。
【0003】無数の構成部品からなる画像形成装置にお
いては、各部品毎の部品精度に細かなばらつきがあった
り、またこれらの部品を組み立てていく際の組立精度な
どにより画像形成装置毎にばらつきが発生する。そこ
で、従来より、各色のパターン画像を試験的に形成さ
せ、この各色のパターン画像の位置関係を互いに確認し
て画像形成位置調整を各色の画像形成部毎に行うレジス
ト調整を実施している(登録特許2642351号公報
参照)。
【0004】ところが、上記のようなレジスト調整を実
施しても、画像の書込開始位置のずれによる色ずれは補
正できるが、感光体ドラムを駆動させる駆動ギヤ等の駆
動系の周期的な駆動ムラにて生じる感光体ドラムに不規
則な速さ変動に起因する色ずれを補正することはできな
かった。つまり、このような画像形成装置においては、
従来から各記録部における周期的な駆動ムラが問題とな
っており、この周期的な駆動ムラが各記録部においてそ
れぞれ発生することにより、各色の色材で記録された画
像を順次重ね合わせてカラー画像として再現する際に、
色ずれが発生して忠実なカラー画像として再現できない
といった問題を抱えていた。
【0005】そこで、従来のカラー画像形成装置におい
ては、各記録部における感光体ドラム上に形成された画
像が転写材上に転写部において転写される場合に、周期
的に発生する駆動ムラの条件が同一となるように、感光
体ドラムへの画像書き込み位置から転写位置までの距離
(時間)と駆動機構の駆動変動周期の関係をN倍の関係
となるように配置することが考えられている(特公平7
−31446号公報、特公平8−14731号公報な
ど)。
【0006】図6に、上記の手法が採用された従来のカ
ラー画像形成装置の各画像形成部及び各画像形成部にて
形成された画像を転写する転写材を搬送する転写搬送ベ
ルト周辺の構成を示す。図において、向かって右側から
順にブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローの各記
録部を構成する感光体ドラム322a、322b、32
2c、及び322d(322と略記する場合がある)で
ある。これら感光体ドラム322で形成された各色の画
像は、転写搬送ベルト316の移動に伴って、該転写搬
送ベルト316に支持されて搬送される転写材上に、感
光体ドラム322と転写搬送ベルト316とが近接する
転写部Aにて、ブラックから順に重ねて転写される。こ
こで、各感光体ドラム322は、同時に回転が開始され
るようになっており、各感光体ドラム322は、その回
転駆動ムラが同一位相となるように取り付けらている。
【0007】具体例を挙げると、各感光体ドラム322
のシャフトが嵌合される駆動ギヤを、その駆動ムラの周
期を示すある基準(例えば図のような鍵型の穴ha)が
全て同じ方向に揃うように取り付けられる。これによ
り、同時スタートにおいて各感光体ドラム322が常に
同じ駆動ムラで回転するようになる。したがって、各感
光体ドラム322の転写部間A−Aの各距離L’を、感
光体ドラム322の直径をdとして、L’=Nπd‥‥
(Nは整数)となるように設定することで、図面に向か
って並列配置された4本の感光体ドラム322の各転写
部Aにおける画像の転写工程においては、転写材上に対
して常時同等の駆動ムラ周期でもって各色の色材で形成
された画像が順次重ね合わされることとなり、その結
果、駆動ムラを起因とする色ずれを無くすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、並列配置された各記録部間A−Aの距離
関係を周期的な駆動変動に合わせて配置しなければなら
ないため、この周期的な駆動変動に合わせて各記録部間
の距離を確定していると、整数Nをたとえ1としても、
感光体ドラム322の周囲長に相当する距離が必ず必要
となる。その結果、画像形成装置自身の大きさが大きく
なり、ユーザより望まれる小型化を図ることができな
い。特に、上述したように、感光体ドラム322を、
Y、M、C、及びBkの4色分備えた画像形成装置にお
いては、甚だ問題である。また、画像形成時に位相合わ
せ制御を行なうために感光体ドラム322の速度を制御
ことにより画像にムラや色ずれを与えてしまうことが起
こることも問題である。
【0009】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、並列配置された各記録部における
周期的な駆動変動に対応して1つのカラー画像として忠
実に再現可能でありながら、同じ径の感光体ドラム32
2を用いても装置自身の大きさをコンパクトにでき、オ
フィス環境での設置面積を極力抑えることのできる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】また、次回の画像形成のために画像形成を
終了した感光体ドラム322の位相を所定の状態に合わ
せる回転停止制御を行なうときに、画像形成を完了して
いない記録部の画像形成に悪影響を与えずに、短時間で
各像担持体の無駄な回転動作を極力防止する画像形成装
置を提供することをも目的とする。
【0011】さらにまた、像担持体と、該像担持体の転
写部に当接する転写搬送ベルトの当接部におけるお互い
の駆動開始、および停止のタイミングずれから発生する
像担持体の摩耗による像担持体表面の劣化を抑え、像担
持体全周に渡って忠実な画像を再現することのできる画
像形成装置を提供することをも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
像担持体の回転に同期して回転するマークをセンサによ
り検出し、該センサの検出結果に基づいて複数の像担持
体の回転停止位置が各像担持体間で所定の位置関係とな
るように位相を合わせる回転停止制御を行なう制御手段
とを備え、前記制御手段は、最後に転写を行う像担持体
上に形成された記録画像の記録媒体への転写が完了後
に、記録画像の転写に使用した全ての像担持体の位相合
わせ回転停止制御を開始する画像形成装置である。
【0013】請求項2の発明は、前記センサによる回転
するマークの検出は、最後に転写を行う像担持体から記
録媒体への記録画像の転写完了までに行なうことを特徴
とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0014】請求項3の発明は、前記制御手段が回転停
止制御の開始時には、該像担持体と記録媒体を該像担持
体に搬送する記録媒体搬送手段とを離間することを特徴
とする請求項1又は2記載の画像形成装置である。
【0015】請求項4の発明は、像担持体の回転に同期
して回転するマークをセンサにより検出し、該センサの
検出結果に基づいて複数の像担持体の回転停止位置が各
像担持体間で所定の位置関係となるように位相を合わせ
る回転停止制御を行なう制御手段とを備え、前記制御手
段は、像担持体上に形成された記録画像の記録媒体への
転写が完了した像担持体より順次に位相合わせ回転停止
制御を開始する画像形成装置である。
【0016】請求項5の発明は、前記センサによる回転
するマークの検出は、像担持体から記録媒体への記録画
像の転写完了までに行なうことを特徴とする請求項4記
載の画像形成装置である。
【0017】請求項6の発明は、前記制御手段が回転停
止制御の開始時には、該像担持体と記録媒体を該像担持
体に搬送する記録媒体搬送手段とを離間することを特徴
とする請求項4又は5記載の画像形成装置である。
【0018】請求項1の発明によれば、最後に転写を行
う像担持体上に形成された記録画像を記録媒体に転写が
完了した時点より各像担持体の位相を所定の状態に合わ
せる回転停止制御が開始されるために、全ての像担持体
の位相状態を考慮して予め設定した回転停止位置に停止
させるための最適制御が可能となり、像担持体の無駄な
回転動作を減らすことができ、像担持体のライフサイク
ルを延ばすことができる。さらに、全ての像担持体の回
転位相が所定の状態になって停止するため、次のフルカ
ラー画像形成等の複数の像担持体を同時に使用する画像
形成時のスタート時に像担持体の回転位相状態を所定の
状態に合せる制御を行わなくともすぐに画像形成をスタ
ートできる。
【0019】請求項2の発明によれば、最後に転写を行
う像担持体が記録画像を記録媒体に転写を完了するまで
に他の像担持体の位相状態(回転位置)の検出を完了し
ておくことで、像担持体を予め設定された停止位置へ停
止させる最適動作タイミングを準備でき、最終の記録画
像を記録媒体に転写後すぐに全像担持体を予め設定され
た回転停止位置へ停止できる。これにより、最終の記録
画像の転写完了後にマークを検知して、転写した全ての
像担持体を予め設定された回転停止位置へ停止させる場
合に比べて、短時間での回転停止位置制御が可能とな
る。また、像担持体の無駄な回転動作を極力減らすこと
ができ像担持体等の寿命を延ばすことができる。
【0020】請求項3の発明によれば、像担持体と記録
媒体搬送手段との離間を行った後に像担持体の位相合わ
せ回転停止制御を開始するので、像担持体と記録媒体搬
送手段との速度差による相互の磨耗や、停止完了後の像
担持体と記録媒体搬送手段との接触による像担持体の停
止位置ずれの発生を防止することができる。
【0021】請求項4の発明によれば、転写を行う像担
持体に形成された記録画像を記録媒体への転写が完了し
た時点よりその像担持体の回転停止制御が開始されるの
で、最後に転写を行った像担持体の転写完了時における
最適なタイミングでの停止位置に他の像担持体の回転停
止制御の停止タイミングを調整できることとなり、短時
間で全像担持体を停止できる。さらに、全ての像担持体
の回転位相が合った状態の組み合わせで回転停止制御が
完了するため、次のフルカラー画像形成等の複数の像担
持体を同時に使用する画像形成時のスタート時に像担持
体の回転位相状態を所定の状態に合わせる制御を行なわ
なくともすぐに画像形成をスタートできる。
【0022】請求項5の発明によれば、像担持体が記録
画像を記録媒体に転写完了までに像担持体の位相状態
(回転位置)の検出を完了しておくことで、その像担持
体を予め設定された停止位置へ停止させる最適動作タイ
ミングを準備でき、記録画像を記録媒体に転写後すぐに
像担持体を予め設定された回転停止位置へ停止できる。
これにより、記録画像の転写完了後にマークを検知して
像担持体を予め設定された回転停止位置へ停止させる場
合に比べて、短時間での回転停止位置制御が可能とな
る。また、像担持体の無駄な回転動作を極力減らすこと
ができ像担持体等の寿命を延ばすことができる。
【0023】請求項6の発明によれば、形成された画像
を記録媒体に転写を完了した後、像担持体と記録媒体を
搬送する記録媒体搬送手段との離間を行った後に像担持
体の回転位相を所定の状態に合わせる停止制御を開始す
るので、記録画像の記録媒体への転写が完了していない
像担持体の画像形成動作に悪影響を与えずに所定の位相
状態への位相合わせ停止制御を行うことができる。ま
た、回転停止制御を行っている像担持体と記録媒体搬送
手段との速度差による相互の磨耗や、停止完了後の像担
持体と記録媒体搬送手段との接触による像担持体の停止
位置ずれの発生を防止し、像担持体の寿命を延ばすこと
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。本発明に係る実施の一形態
を、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。 図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で
あるデジタルカラー複写機1の構成を示す正面断面の略
図である。複写機本体1の上面には、原稿台111及び
図示しない操作パネルが設けられ、複写機本体1の内部
に画像読み取り部110および画像形成部210が設け
られた構成である。原稿台111の上面には該原稿台1
11に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台111
面に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿送り装
置(RADF;Reversing Automati
c Document Feeder)112が装着さ
れている。
【0025】両面自動原稿送り装置112は、まず、原
稿の一方の面が原稿台111の所定位置において画像読
み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、この一方
の面についての画像読み取りが終了した後に、他方の面
が原稿台111の所定位置において画像読み取り部11
0に対向するよう原稿を反転して原稿台111に向かっ
て搬送するようになっている。そして、両面自動原稿送
り装置112は、1枚の原稿について両面の画像読み取
りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿について
の両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送および表
裏反転の動作は、複写機1全体の動作に関連して制御さ
れるものである。
【0026】前記画像読み取り部110は、両面自動原
稿送り装置112により原稿台111上に搬送されてき
た原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に
配置されている。画像読み取り部110は、該原稿台1
11の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体11
3,114と、光学レンズ115と、光電変換素子であ
るCCDラインセンサ116とを有している。
【0027】前記原稿走査体113,114は、第1の
走査ユニット113と第2の走査ユニット114とから
構成されている。第1の走査ユニット114は原稿画像
表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所
定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿
台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の
走査速度で平行に往復移動するものである。第2の走査
ユニット114は、第1の走査ユニット113の第1ミ
ラーにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定
の方向に向かって偏向する第2および第3ミラーとを有
し、第1の走査ユニット113と一定の速度関係を保っ
て平行に往復移動するものである。
【0028】光学レンズ115は、第2の走査ユニット
の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮
小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の
所定位置に結像させるものである。
【0029】CCDラインセンサ116は、結像された
光像を順次光電変換して電気信号として出力するもので
ある。CCDラインセンサ116は、白黒画像あるいは
カラー画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B
(青)、の各色成分に色分解したラインデータを出力す
ることのできる3ラインのカラーCCDである。このC
CDラインセンサ116により電気信号に変換された原
稿画像情報、さらに、図示しない画像処理部に転送され
て所定の画像データ処理が施される。
【0030】次に、画像形成部210の構成、および画
像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部210の下方には、用紙トレイTR内に積載
収容されている用紙(例えば、紙、OHP用紙などの記
録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像形成部210に向か
って供給する給紙機構211が設けられている。そして
1枚ずつ分離供給された用紙Pは、画像形成部210の
手前に配置された一対のレジストローラ212によりタ
イミングが制御されて画像形成部210に搬送される。
さらに、片面に画像が形成された用紙Pは、画像形成部
210の画像形成にタイミングを合わせて画像形成部2
10に再供給搬送される。
【0031】画像形成部210の下方には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構
213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間
に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト21
6に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となってい
る。そして、転写搬送ベルト216の回転軌道下側に近
接して、転写搬送ベルト216上に形成されたテストパ
ターンを検出するパターン画像検出ユニット300が設
けられている。
【0032】さらに、用紙搬送路における転写搬送ベル
ト機構213の下流側に駆動ローラ214に近接して、
用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定着さ
せるための定着装置217が配置されている。この定着
装置217の一対の定着ロ−ラ間におけるニップ部を通
過した用紙Pは、搬送方向切り換えゲート218を経
て、排出ローラ219により複写機本体1の外壁に取り
付けられている排紙トレイ220上に排出される。
【0033】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体1へ用紙Pを排出する経路
と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する経
路との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲ
ート218により再び画像形成部210に向かって搬送
方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経
路221を介して表裏反転された後、画像形成部210
へと再度供給される。
【0034】また、画像形成部210における転写搬送
ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接
して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形
成ステーションPb、第3の画像形成ステーションP
c、および第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬
送経路上流側から順に設けている。
【0035】転写搬送ベルト216は、駆動ローラ21
4によって、図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動
され、前述したように給紙機構211を通じて給送され
る用紙Pを把持し、用紙Pを画像形成ステーションPa
〜Pdへと順次搬送する。各画像ステーションPa〜P
dは、実質的に同一の構成を有している。各画像ステー
ションPa,Pb,Pc,Pdは、図1に示す矢印F方
向に回転駆動される感光体ドラム222a,222b,
222c、および222dをそれぞれ含んでいる。
【0036】各感光体ドラム222a〜222d(感光
体ドラム222と略記する場合がある)の周辺には、感
光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯電す
る帯電器223a,223b,223c,223dと、
感光体ドラム222a〜222d上に形成された静電潜
像をそれぞれ現像する現像装置224a,224b,2
24c,224dと、現像された感光体ドラム222a
〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用放電
器225a,225b,225c,225dと、感光体
ドラム222a〜222d上に残留するトナーを除去す
るクリーニング装置226a,226b,226e,2
26dとが感光体ドラム222a〜222dの回転方向
に沿ってそれぞれ順次配置されている。
【0037】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザービームスキャナユニット227
a,227b,227c,227dがそれぞれ設けられ
ている。各レーザービームスキャナユニット227a〜
227dは、画像データに応じて変調されたドット光を
発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素
子からのレーザービームを主走査方向に偏向させるため
のポリゴンミラー(偏向装置)240と、ポリゴンミラ
ー240により偏向されたレーザビームを感光体ドラム
222a〜222d表面に結像させるためのfθレンズ
241やミラー242,243などから構成されてい
る。
【0038】レーザービームスキャナ227aにはカラ
ー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レーザ
ービームスキャナ227bにはカラー原稿画像のシアン
色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャ
ナ227cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に対
応する画素信号が、そして、レーザービームスキャナ2
27dにはカラー原稿画像のイエロー色成分像に対応す
る画素信号がそれぞれ入力される。
【0039】これにより色変換された原稿画像情報に対
応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上
に形成される。そして、現像装置227aには黒色のト
ナーが、現像装置227bにはシアン色のトナーが、現
像装置227cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置2
27dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されてお
り、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、
これら各色のトナーにより現像される。これにより、画
像形成部210にて色変換された原稿画像情報が各色の
トナー像として再現される。
【0040】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器
228が設けられており、この吸着用帯電器228は転
写搬送ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211
から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上に確
実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPa
から第4の画像形成ステーションPdの間をずれること
なく搬送させる。
【0041】一方、第4の画像ステーションPdと定着
装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には
陰電器(図示せず)が設けられている。この除電器には
搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬
送ベルト216から分離するための交流電流が印加され
ている。
【0042】上記構成のデジタルカラー複写機において
は、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。こ
の用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構2
11の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用
紙Pの先端部分がセンサー(図示せず)にて検知され、
このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレ
ジストローラ212により一旦停止される。そして、用
紙Pは各画像ステーションPa〜Pdとタイミングをと
って図1の矢印Z方向に回転している転写搬送ベルト2
16上に送られる。このとき転写搬送ベルト216には
前述したように吸着用帯電器228により所定の帯電が
施されているので、用紙Pは、各画像ステーションPa
〜Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
【0043】各画像ステーションPa〜Pdにおいて
は、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で重ね合わされる。第4の画像ステーションPd
による画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部
分から順次、陰電用放電器により転写搬送ベルト216
上から剥離され、定着装置217へと導かれる。最後
に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙排出口(図
示せず)から排紙トレイ220上へと排出される。な
お、上述の説明ではレーザービームスキャナユニット2
27a〜227dによって、レーザービームを走査して
露光することにより、感光体への光書き込みを行なう。
【0044】尚、レーザービームスキャナユニットの代
わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイから
なる書き込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。
LEDヘッドはレーザービームスキャナーユニットに比
べ、サイズも小さく、また可動部分がなく無音である。
よって、複数個の光書き込みユニットを必要とするタン
デム方式のデジタルカラー複写機などの画像形成装置で
は、好適に用いることができる。
【0045】次に、本実施形態の特徴部分である各感光
体ドラムの回転位相制御について説明する。本実施形態
のデジタルカラー複写機では、図2に示すように、前述
した図6に示す従来構成の画像形成装置とは異なり、各
画像形成ステーションPa〜Pdの4つの感光体ドラム
222a〜222dが、感光体ドラムの回転駆動ムラ
(位相が合っていれば各感光体ドラムで共通)の位相が
所定分ずつずれた状態(画像上では各色成分画像の伸び
縮みの位相が合致した状態)で回転駆動される。具体的
には、各感光体ドラムは同時に回転を開始し、同時に回
転を停止する構成であるので、その停止位置(回転開始
位置)をずらして停止する。今後は、画像上での各色成
分画像の伸び縮みが合致している状態になる様に実際に
は各感光体ドラムの位相をずらして回転させているが、
各感光体ドラムの回転位相状態が所定の状態になってい
るという記載で説明する。
【0046】図2においては、図6と同様に、各感光体
ドラムにおける位相のずれを、感光体ドラムのシャフト
に取り付けられる駆動ギヤの鍵型の穴(又は凸部)ha
を基準に示す。
【0047】いま、ブラックの感光体ドラム222aを
基準とすると、その隣のシアンの感光体ドラム222b
の位相は、約60度進んでいる。同様に、マゼンタの感
光体ドラム222cの位相は120度、イエローの感光
体ドラム222dの位相は180度進んでいる。このよ
うに、各感光体ドラムにおける駆動ムラの位相をずらす
ことで、位相をずらせた分、各画像形成ステーションP
a〜Pdに対応した転写部A−A間の距離を、感光体ド
ラムの周囲長より縮めても、各感光体ドラム間の駆動ム
ラを転写部Aを通過する転写材に対して同一とできる。
また、逆方向にずらすことによりA−A間の距離を感光
体ドラムの周長よりも伸ばすことも可能である。
【0048】上記のように、隣接する感光体ドラム間で
駆動ムラの周期を60度進めることで、感光体ドラムの
直径をdとすると、転写部A−A間の距離に相当するL
は、L=感光体ドラムの周長πd×((360−60)
度/360度)となる。
【0049】尚、ここでは説明の便宜上、各感光体ドラ
ムにおける位相のずれ分を基に転写部A−A間の距離を
設定するように説明したが、実際は、転写部A−A間の
距離Lを決定し、それを基に、各感光体ドラムの位相の
ずれ分を設定すればよい。例えば、ドラム径40mmの
感光体ドラムを用いて、転写部A−A間の距離Lを10
5mmとした場合は、上記のように隣接する感光体ドラ
ム間で停止位置が上記のように、各駆動ムラが約60度
ずつ位相がずれるように設定する。
【0050】ここで、図3を用いて、各感光体ドラム毎
の画像が駆動ムラによる色ずれなく重ね合わされる様子
を説明する。いま、図3に示すような状態で4つの感光
体ドラムが回転しているとする。ブラックの感光体ドラ
ム222aの「G」の位置(明示のため駆動ムラの基準
をラインaで示す)に(1)のタイミングで書き込まれた
画像は、(4)のタイミング(感光体ドラム222aの1
80°回転に要する時間経過後)で転写搬送ベルト21
6上に転写され、(9)のタイミングでシアンの感光体ド
ラム222bの画像と重ね合わされる。ここで、シアン
の感光体ドラム222bには、既に(6)のタイミングで
レーザビームにより画像が形成されている。図3(a)
に(1)〜(6)のタイミングにおけるシアンの感光体ドラム
222bのラインaの位置を示す。図より明らかなよう
に(9)のタイミングにおけるラインaは、(4)のタイミン
グにおけるブラックの感光体ドラム222aと同じ位置
にある。したがって、重ね合わされる像の駆動ムラは同
一となり、駆動ムラの影響による色ずれはない。
【0051】同様に、マゼンタの感光体ドラム222c
に形成された画像とは、(14)のタイミングで重ね合わさ
れる。ここで、マゼンタの感光体ドラム222cには、
既に(11)のタイミングで画像が形成されている。図3
(b)に(1)〜(11)のタイミングにおけるマゼンタの感
光体ドラム222cのラインaの位置を示す。図より明
らかなように、(11)のタイミングにおけるラインaは、
(1)(6)のタイミングにおけるブラック、シアンの感光体
ドラムと同じ位置にある。したがって、重ね合わされる
像は、駆動ムラが同一となり、駆動ムラの影響による色
ずれはない。
【0052】同様に、イエローの感光体ドラム222d
に形成された画像とは、(19)のタイミングで重ね合わさ
れる。従って、イエローの感光体ドラム222dには、
既に(16)のタイミングで画像が形成されている。図3
(c)に(1)〜(16)のタイミングにおけるイエローの感
光体ドラム222dのラインaの位置を示す。図より明
らかなように、(16)のタイミングにおけるラインaは、
(1)(6)(11)のタイミングにおけるブラック、シアンの感
光体ドラムと同じ位置にある。したがって、重ね合わさ
れる像は、駆動ムラが同一となり、駆動ムラの影響によ
る色ずれはない。このような4つの感光体ドラム222
a〜dの回転駆動は、各感光体ドラムの駆動ムラを特定
できる基準マークQを基に、図4に示す制御部CONよ
り制御されている。
【0053】以下、図4及び図5を基に、感光体ドラム
の回転駆動制御について説明する。図4に示すように本
実施形態のデジタルカラー複写機における感光体ドラム
222a〜dに回転駆動力を伝達する駆動ギアG1〜G
4の穴には、鍵型の印(凸部)haがついているので、
図4に示すように、駆動ギアG1〜G4の鍵型の印ha
に合わせて矩形の基準マークQを設けている。そしてデ
ジタルカラー複写機は、この基準マークQを光学センサ
等からなる検出センサSl〜S4によりそれぞれ検出す
ることで、感光体ドラム222a〜dの回転位相状態を
検知可能としている。
【0054】各センサSl〜S4は、各々の転写部Aよ
り同じ位置に取り付けられている。そのセンサ出力は、
制御部CONに送られ、これを基に制御部CONが、各
感光体ドラムをそれぞれ独立して回転駆動する各モータ
Mを制御するようになっている。
【0055】制御部CONは、各センサからの検出結果
(信号)を基に、各感光体ドラムの停止位置が所定の位
置関係となるようにをそれぞれの停止位置に確実に停止
させ、コピー開始時には同時に回転を開始させる。
【0056】図5に、感光体ドラムを停止させる時の各
センサS1〜S4の出力のタイミングチャートを示す。
下流側に位置する感光体ドラム222dのセンサS4か
ら順に、基準マークQを検出してONし、最も上流側に
位置する感光体ドラム222aのセンサSlが最後にO
Nする。この最後のセンサSlがONしてから、図4に
示す基準マークQが転写部Aに到達する時間または回転
ステップ数(ここでは、約90度回転する時間、または
90度回転するステップ数)を余裕時間(余裕角)と
し、余裕時間経過後、感光体ドラム222aを停止す
る。そして、基準の感光体ドラム222a以外の感光体
ドラム222b〜dにおいては、各々のセンサS2〜4
の検出結果とセンサSlの検出結果より、補正量を検出
し、補正量を余裕時間(余裕角)に加算し、各センサS
1がONした後その時間が経過した(または角度に達し
た)時点で停止させる。
【0057】例えば、シアンの感光体ドラム222bに
ついて考えると、感光体ドラム222bと基準となる感
光体ドラム222aとは、60度のずれがある。そこ
で、センサSlがONしたタイミングとセンサS2がO
Nしたタイミングとから、感光体ドラム222bの補正
量を計算する。ここでもし、間隔が61度分であり1度
進んでいる場合は、1度戻す必要があるので、補正量を
−1とし、これを余裕時間の90度分に加算し、余裕時
間を89度分として、センサSlがONした後、89度
分の余裕時間経過後、停止させる。
【0058】もし、上記の余裕時間が設定されていなか
ったとすると、補正量がプラスの場合はその分感光体ド
ラム222bをさらに回転させて停止させればよいが、
マイナスの場合は、既に停止位置を過ぎてしまっている
ので、正しい位置に停止させるには、さらにもう一回転
させる必要があり、そうなると、転写搬送ベルト216
表面や感光体ドラム表面を接触により傷つけることとな
るが、上記構成により、損傷等を抑制しながら、短時間
で理想的な画像の記録が行える状態で停止させることが
でき、引き続き行われる画像の記録もスムーズに行え
る。
【0059】また、上記各感光体ドラムを個別駆動する
モータとしては、ステッピングモータが最も適してい
る。すなわちパルスモータは、通電し励磁することによ
りホールディングトルクを発生し一定個所で回転せずに
ロックさせることが容易にでき、画像形成を行わない像
担持体の外力による回転移動を阻止することができ、ま
た、パルスモータは設定された駆動パルス信号に応じて
高精度の回転がオープンループででき、設定された回転
位置に位置決めも容易にできるからである。従って、使
用しない感光体ドラムは確実にロックすることができ、
画像形成に使用した感光体ドラムは使用しなかった感光
体ドラムとの回転位相が所定の位相状態になる様に精度
よく容易に位置決めができる。また、パルスモータを使
用することで全ての感光体ドラムが動作時に感光体ドラ
ムの回転位相が所定の状態のまま高精度な回転動作をオ
ープンループで実現できる。
【0060】さらに、いくら精度よく転写部A−A間の
寸法を設定したとしても、感光体ドラムの取り付け位置
がずれたりして、その寸法にわずか100μmの誤差が
あると、600dpi(1ドットの径:43μm程度)
といった高密度記録の画像形成装置では、大きな色ずれ
として現れてしまう。そこで、感光体ドラムの駆動ムラ
とは関係なく、各感光体ドラムの停止位置を調整できる
手段も別途設けている方が望ましい。同じく、上述した
センサSl〜4の取り付け位置にも誤差が生じ易いの
で、このような誤差を補正できる構成であることが望ま
しい。
【0061】具体的には、前述の余裕時間(余裕角)
を、各感光体ドラム毎に調整できる構成であればよい。
つまり、上記の説明では、4つの感光体ドラムとも余裕
時間を90度分としていたが、センサの取り付け誤差、
及び転写部間の寸法誤差に応じて、各々予め補正してお
き、その補正した余裕時間に対して、新たに停止時の補
正量を加算(減算)すればよい。
【0062】さらにまた、感光体ドラム222と転写搬
送ベルト216の停止位置を毎回同じ位置に設定してお
くと、感光体ドラム222表面の摩耗による劣化、記録
再現される画像画質の低下につながる。これは、感光体
ドラム222と転写搬送ベルト216の駆動開始時、お
よび駆動の停止時において、それぞれの駆動の開始と停
止のタイミングのずれにより感光体ドラム222と転写
搬送ベルト216が摺接することを原因とするものであ
る。そこで、感光体ドラム222の回転停止状態におけ
る転写搬送ベルト216との接触部位を所定タイミング
に基づき変更することで、感光体ドラム222表面が局
部的に劣化することを防ぐものとする。例えば、転写時
間や複写機使用期間、又は転写回数等をパラメータとし
て、該パラメータが所定値以上となった場合に前記した
余裕時間(余裕角)を変更することで、感光体ドラム2
22の回転停止状態における転写搬送ベルト216との
接触部位を所定タイミングで変更できる。これにより、
感光体ドラム222の局部的な劣化を防ぎ、感光体ドラ
ム222のライフサイクルを延ばすことができる。
【0063】また、各感光体ドラム222a〜222d
間を所定の回転位相状態にするために、感光体ドラム2
22の回転を制御する時に、該感光体ドラム222を転
写搬送ベルト216から離間して行うことで、感光体ド
ラム222と転写搬送ベルト216の駆動停止のタイミ
ングのずれにより生じる摩擦を防ぐことができる。上記
感光体ドラム222と転写搬送ベルト216の離間は、
感光体ドラム222を転写搬送ベルト216から上方
(斜め方向を含む)に移動させる場合と、転写搬送ベル
ト216を下方(斜め方向を含む)に平行、揺動、又は
傾斜しながら移動する場合と、両方をそれぞれ上下方向
に移動することで離間させることが可能であるが、複写
機1内部の他の部品との取り付け、位置関係等により適
宜選択するものである。
【0064】次に、上記説明した感光体ドラム222a
〜222d間の回転位相状態を制御するデジタル複写機
1の動作について説明する。まず、各感光体ドラム22
2a〜222dへ形成された画像は、転写搬送ベルト2
16によって搬送されてきた用紙Pに各色成分画像が順
次に重ね転写され、最終画像を形成することとなる。す
なわち、用紙Pの流れ方向最下流側に位置する感光体ド
ラム222dは、その表面にトナー画像が形成した後、
搬送されてきた用紙P上にそのトナー画像を転写するこ
とで最終画像が形成される。そしてこの感光体ドラム2
22dの転写が終了した後に、全感光体ドラム222a
〜222dが、上記説明した回転位相状態を予め設定さ
れた所定の状態に合わせる停止制御が開始される。
【0065】まず、各感光体ドラム222a〜222d
の回転位相状態が、各感光体ドラム222a〜222d
に回転駆動を伝達する駆動ギアG1〜G4に設けた矩形
の基準マークQ(各感光体ドラムの回転と同調して回転
する)を対応する各センサSl〜S4が検出することに
より検出、把握される。
【0066】次に各センサSl〜S4の検出結果に基づ
いて制御部CONが、上記説明した手段に基づき予め設
定された停止位置に各々の感光体ドラム222が停止す
るように各々の感光体ドラム222a〜222dの駆動
モータMの回転を制御する。
【0067】以上の制御により、各感光体ドラム222
a〜222dは転写搬送ベルト216に対する駆動ムラ
を同一とすることが可能となり、各感光体ドラム222
a〜222dで重ね転写された最終画像がずれのない鮮
明な画質を得ることができるものである。
【0068】上記説明では各センサSl〜S4による全
ての感光体ドラム222a〜222dの回転位相状態の
検出は、最下流側に位置する感光体ドラム222dの転
写が終了した後に開始する場合について説明した。しか
しながらが、感光体ドラム222dの転写が終了して、
最終画像が完了するまでの間に各センサSl〜S4によ
って転写に使用された全ての感光体ドラム222a〜2
22dの回転位相状態の検出を開始することも可能であ
る。
【0069】この場合の制御部CONは、各センサS1
〜S4が各感光体ドラム222a〜222dと同調して
回転する基準マークQを検出してからの停止タイミング
を、予め設定された各感光体ドラム222a〜222d
の停止位置より求めておき、最終画像の転写を完了した
後にすぐに各々の感光体ドラム222a〜222dの駆
動モータMを制御し、予め設定された位置に停止させ
る。こうすることにより感光体ドラム222dによる最
終画像転写後、すぐに停止位置制御を実行でき、各感光
体ドラム222a〜222dの回転動作を減少させるこ
とができ、スピーディーな制御が可能となる。
【0070】また、最終画像転写完了後に転写搬送ベル
ト216と全ての感光体ドラム222a〜222dを離
間させることにより、感光体ドラム222a〜222d
の停止制御による転写搬送ベルト216と感光体ドラム
222a〜222dとの擦れを生ずることなく位置合わ
せ停止制御を実施することができる。
【0071】また制御部CONが、感光体ドラム222
の回転停止状態における転写搬送ベルト216との接触
部位を転写時間や複写機使用期間、又は転写回数等をパ
ラメータとする所定タイミングに基づき、余裕時間(余
裕角)等を変更することで、感光体ドラム222表面が
局部的に劣化を防ぐことができる。
【0072】次に制御部CONが、トナー画像を用紙P
に転写完了した感光体ドラム222より順次、位相合わ
せ停止制御を行なう場合について以下に説明する。
【0073】用紙Pの流れ方向最上流側に位置する感光
体ドラム222aによるトナー画像の転写が完了する
と、センサSlにより感光体ドラム222aの位相状態
が感光体ドラム222aの回転と同調して回転する基準
マークQが検出され、そのセンサS1による基準マーク
Qの検出結果に基づいて予め設定された停止位置に回転
停止するように感光体ドラム222aの駆動モータMが
制御される。
【0074】一方、用紙Pの流れ方向下流に位置する感
光体ドラム222b、222c、及び222dはこのと
きまだトナー画像の転写を行なっているが、感光体ドラ
ム222aと時間差をもってトナー画像の転写が完了す
ると、各々の感光体ドラム222b〜222dは順次設
定された停止位置において回転を停止し、全ての感光体
ドラム222が次の転写時に同時に回転を開始したとき
に予め設定された位相状態となるように停止される。
【0075】よって、制御部CONは、最下流側に位置
する感光体ドラム222dによるトナー画像の転写が完
了するのを待たずにトナー画像の転写が完了した感光体
ドラム222から順に予め設定された回転停止位置への
回転停止制御を実行することとなるので、全体として回
転停止制御に要する時間を短縮できる。
【0076】また制御部CONは、各センサSl〜S4
による各感光体の位相状態の検出を各感光体222から
用紙Pへのトナー画像の転写が完了する前に開始し、停
止タイミングを予め決定しておけば、各感光体ドラム2
22は転写完了後直ちに停止制御(停止動作)を開始で
きる。
【0077】転写搬送ベルト216が、用紙Pを搬送中
にトナー画像の転写を完了した感光体ドラム222の回
転停止制御を実行した場合には、転写搬送ベルト216
とその感光体ドラム222間での摩擦から感光体ドラム
222の劣化と、転写搬送ベルト216への悪影響を生
じるので、回転停止制御を実行する転写の完了した感光
体ドラム222から順に転写搬送ベルト216から図示
しない離接手段により離間する。そして。感光体ドラム
222を転写搬送ベルト216から離間した後に、その
感光体ドラム222の停止位置制御を実施することで、
下流の感光体ドラム222が転写動作をしていていも画
像の品質に影響を与えることなく上流の感光体ドラム2
22の停止制御を行なうことができ、かつ、感光体ドラ
ム222と転写搬送ベルト216の劣化も生じない。な
お、上記説明では制御動作の簡略化等から、トナー画像
の転写が完了した感光体ドラム222から順に転写搬送
ベルト216から離間した後に回転停止位置の制御をす
る場合につて説明したが、最下流の感光体ドラム222
dの転写動作までにその上流側の感光体ドラム222a
〜cの回転停止位置の制御をランダム又は同時に行って
も同一効果を得られることはいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、最後に転写を行う像担持体上に形成された記録画
像を記録媒体に転写が完了した時点より各像担持体の位
相を所定の状態に合わせる回転停止制御が開始されるた
めに、全ての像担持体の位相状態を考慮して予め設定し
た回転停止位置に停止させるための最適制御が可能とな
り、像担持体の無駄な回転動作を減らすことができ、像
担持体のライフサイクルを延ばすことができる。さら
に、全ての像担持体の回転位相が所定の状態になって停
止するため、次のフルカラー画像形成等の複数の像担持
体を同時に使用する画像形成時のスタート時に像担持体
の回転位相状態を所定の状態に合せる制御を行わなくと
もすぐに画像形成をスタートできる。
【0079】請求項2の発明によれば、最後に転写を行
う像担持体が記録画像を記録媒体に転写を完了するまで
に他の像担持体の位相状態(回転位置)の検出を完了し
ておくことで、像担持体を予め設定された停止位置へ停
止させる最適動作タイミングを準備でき、最終の記録画
像を記録媒体に転写後すぐに全像担持体を予め設定され
た回転停止位置へ停止できる。これにより、最終の記録
画像の転写完了後にマークを検知して、転写した全ての
像担持体を予め設定された回転停止位置へ停止させる場
合に比べて、短時間での回転停止位置制御が可能とな
る。また、像担持体の無駄な回転動作を極力減らすこと
ができ像担持体等の寿命を延ばすことができる。
【0080】請求項3の発明によれば、像担持体と記録
媒体搬送手段との離間を行った後に像担持体の位相合わ
せ回転停止制御を開始するので、像担持体と記録媒体搬
送手段との速度差による相互の磨耗や、停止完了後の像
担持体と記録媒体搬送手段との接触による像担持体の停
止位置ずれの発生を防止することができる。
【0081】請求項4の発明によれば、転写を行う像担
持体に形成された記録画像を記録媒体への転写が完了し
た時点よりその像担持体の回転停止制御が開始されるの
で、最後に転写を行った像担持体の転写完了時における
最適なタイミングでの停止位置に他の像担持体の回転停
止制御の停止タイミングを調整できることとなり、短時
間で全像担持体を停止できる。さらに、全ての像担持体
の回転位相が合った状態の組み合わせで回転停止制御が
完了するため、次のフルカラー画像形成等の複数の像担
持体を同時に使用する画像形成時のスタート時に像担持
体の回転位相状態を所定の状態に合わせる制御を行なわ
なくともすぐに画像形成をスタートできる。
【0082】請求項5の発明によれば、像担持体が記録
画像を記録媒体に転写完了までに像担持体の位相状態
(回転位置)の検出を完了しておくことで、その像担持
体を予め設定された停止位置へ停止させる最適動作タイ
ミングを準備でき、記録画像を記録媒体に転写後すぐに
像担持体を予め設定された回転停止位置へ停止できる。
これにより、記録画像の転写完了後にマークを検知して
像担持体を予め設定された回転停止位置へ停止させる場
合に比べて、短時間での回転停止位置制御が可能とな
る。また、像担持体の無駄な回転動作を極力減らすこと
ができ像担持体等の寿命を延ばすことができる。
【0083】請求項6の発明によれば、形成された画像
を記録媒体に転写を完了した後、像担持体と記録媒体を
搬送する記録媒体搬送手段との離間を行った後に像担持
体の回転位相を所定の状態に合わせる停止制御を開始す
るので、記録画像の記録媒体への転写が完了していない
像担持体の画像形成動作に悪影響を与えずに所定の位相
状態への位相合わせ停止制御を行うことができる。ま
た、回転停止制御を行っている像担持体と記録媒体搬送
手段との速度差による相互の磨耗や、停止完了後の像担
持体と記録媒体搬送手段との接触による像担持体の停止
位置ずれの発生を防止し、像担持体の寿命を延ばすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカラー複写機
の側断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る並列配置された各感光
体ドラムの回転位相関係を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像形成の重なり状態
を示す作用的説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る複数の感光体ドラムの
回転停止位置を制御する説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る複数の感光体ドラムの
回転停止位置を示すタイムチャ−トである。
【図6】従来技術の並列配置された各感光体ドラムの回
転位相関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 216 転写搬送ベルト 222a〜222d 感光体ドラム M モータ Q 基準マーク CON 制御部 G1〜G4 駆動ギア S1〜S4 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檜垣 力 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA22 DA38 DA50 EB04 EC06 ED02 ED16 EE02 EE04 EE07 EF09 EF11 2H030 AA01 AA05 AB02 AD05 AD12 AD17 BB02 BB16 BB23 BB44 BB53 BB56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の回転に同期して回転するマー
    クをセンサにより検出し、該センサの検出結果に基づい
    て複数の像担持体の回転停止位置が各像担持体間で所定
    の位置関係となるように位相を合わせる回転停止制御を
    行なう制御手段とを備え、 前記制御手段は、最後に転写を行う像担持体上に形成さ
    れた記録画像の記録媒体への転写が完了後に、記録画像
    の転写に使用した全ての像担持体の位相合わせ回転停止
    制御を開始する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記センサによる回転するマークの検出
    は、最後に転写を行う像担持体から記録媒体への記録画
    像の転写完了までに行なうことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が回転停止制御の開始時に
    は、該像担持体と記録媒体を該像担持体に搬送する記録
    媒体搬送手段とを離間することを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体の回転に同期して回転するマー
    クをセンサにより検出し、該センサの検出結果に基づい
    て複数の像担持体の回転停止位置が各像担持体間で所定
    の位置関係となるように位相を合わせる回転停止制御を
    行なう制御手段とを備え、 前記制御手段は、像担持体上に形成された記録画像の記
    録媒体への転写が完了した像担持体より順次に位相合わ
    せ回転停止制御を開始する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記センサによる回転するマークの検出
    は、像担持体から記録媒体への記録画像の転写完了まで
    に行なうことを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が回転停止制御の開始時に
    は、該像担持体と記録媒体を該像担持体に搬送する記録
    媒体搬送手段とを離間することを特徴とする請求項4又
    は5記載の画像形成装置。
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