JPH09284433A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09284433A
JPH09284433A JP8092164A JP9216496A JPH09284433A JP H09284433 A JPH09284433 A JP H09284433A JP 8092164 A JP8092164 A JP 8092164A JP 9216496 A JP9216496 A JP 9216496A JP H09284433 A JPH09284433 A JP H09284433A
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JP
Japan
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image forming
image
performance
unit
forming apparatus
Prior art date
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Application number
JP8092164A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Harada
知史 原田
Hiroyasu Sumita
浩康 住田
Toshiya Tagawa
敏哉 田川
Koichi Kanetani
浩一 金谷
Moriyuki Koike
守幸 小池
Hiroshi Mori
弘 森
Hiroomi Motohashi
弘臣 本橋
Michio Doke
教夫 道家
Takahiko Uno
高彦 宇野
Takeshi Endo
剛 遠藤
Hisashi Ishiguro
久 石黒
Yasuhiro Hattori
康広 服部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成性能が保証されない画像形成動作が
行なわれることを未然に防止する。 【解決手段】 属性読出手段Cが画像記憶手段Aの属性
を読み出した後、性能保証可否判断手段Eがその属性と
属性記憶手段Dに記憶されている属性(画像形成手段B
の画像形成性能を保証できる記憶装置の属性)とを比較
して画像記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を
保証できるか否かを判断し、保証できない場合に画像形
成動作禁止手段Fが画像形成手段Bによる画像形成動作
を禁止する(その旨の警告を行なってもよい)。また、
画像記憶手段Aの性能(アクセス速度又は時間)を測定
し、その性能が規定値以下の場合に画像形成手段Bによ
る画像形成動作を禁止したり、画像記憶手段Aが画像形
成手段Bの画像形成性能を保証できない旨の警告を行な
ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写機
等の各種画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機のような画像形成装置で
は、スキャナ等の画像入力手段から入力される画像デー
タを画像記憶手段に順次記憶し、これらの画像データの
ソーティング,並べ換え等の編集処理を行なった後、そ
の編集後の画像データに基づいて転写紙上に画像を形成
する画像形成動作を行なうようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置では、画像記憶手段として半導
体記憶装置と比較して性能が劣る(アクセス速度が遅
い)ハードディスクドライブ(HDD)ユニット等の記
憶装置を使用する場合、所定の画像形成速度(画像形成
性能)、例えばA4で1分間に50枚といった規格値を
満足できない可能性があり、画像形成速度の遅延につな
がるという問題があった。
【0004】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、上述のような画像記憶手段を備えた画像形成装
置において、画像形成性能が保証されない画像形成動作
が行なわれることを未然に防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、図1〜図4
の機能ブロック図に示すように、スキャナ等の画像入力
手段から入力される画像データを順次記憶し、これらの
画像データのソーティング,並べ換え等の処理を行なう
ための画像記憶手段Aと、該手段Aに記憶された画像デ
ータに基づいて転写紙上に画像を形成する画像形成動作
を行なう画像形成手段Bとを有する画像形成装置におい
て、上記の目的を達成するため、次の各手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1の発明は、図1の機能ブロック図
に示すように、画像記憶手段Aの属性を読み出す属性読
出手段Cと、画像形成手段Bの画像形成性能を保証でき
る記憶装置の属性を予め記憶している属性記憶手段D
と、属性読出手段Cによって読み出された属性と属性記
憶手段Dに記憶されている属性とを比較して画像記憶手
段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証できるか否
かを判断する性能保証可否判断手段Eと、該手段Eによ
って画像記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を
保証できないと判断された場合に画像形成手段Bによる
画像形成動作を禁止する画像形成動作禁止手段Fとを設
けたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、画像記憶手段Aを用いる必要がある画像形
成モードの場合にのみ、画像形成動作禁止手段Fによる
画像形成動作の禁止を可能にする手段を設けたものであ
る。
【0008】請求項3の発明は、図2の機能ブロック図
に示すように、画像記憶手段Aの属性を読み出す属性読
出手段Cと、画像形成手段Bの画像形成性能を保証でき
る記憶装置の属性を予め記憶している属性記憶手段D
と、属性読出手段Cによって読み出された属性と属性記
憶手段Dに記憶されている属性とを比較して画像記憶手
段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証できるか否
かを判断する性能保証可否判断手段Eと、該手段Eによ
って画像記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を
保証できないと判断された場合にその旨の警告を行なう
警告手段Gとを設けたものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、画像記憶手段Aを用いる必要がある画像形
成モードの場合にのみ、警告手段Gによる警告を可能に
する手段を設けたものである。
【0010】請求項5の発明は、図3の機能ブロック図
に示すように、画像記憶手段Aの性能を測定する性能測
定手段Hと、該手段Hによって測定された性能が規定値
以下の場合に画像形成手段Bによる画像形成動作を禁止
する画像形成動作禁止手段Iとを設けたものである。請
求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、画
像記憶手段Aを用いる必要がある画像形成モードの場合
にのみ、画像形成動作禁止手段Iによる画像形成動作の
禁止を可能にする手段を設けたものである。
【0011】請求項7の発明は、図4の機能ブロック図
に示すように、画像記憶手段Aの性能を測定する性能測
定手段Hと、該手段Hによって測定された性能が規定値
以下の場合に画像記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形
成性能を保証できない旨の警告を行なう警告手段Jとを
設けたものである。請求項8の発明は、請求項7の画像
形成装置において、画像記憶手段Aを用いる必要がある
画像形成モードの場合にのみ、警告手段Jによる警告を
可能にする手段を設けたものである。
【0012】請求項9の発明は、請求項5〜8のいずれ
かの画像形成装置において、画像記憶手段Aが交換され
た時にその旨を検知する交換検知手段と、該手段によっ
て画像記憶手段Aが交換された旨が検知された時に、性
能測定手段Hに交換後の画像記憶手段Aの性能の測定を
自動的に行なわせる手段とを設けたものである。
【0013】請求項1,2の発明による画像形成装置で
は、図1の属性読出手段Cが画像記憶手段Aの属性を読
み出した後、性能保証可否判断手段Eがその属性と属性
記憶手段Dに記憶されている属性(画像形成手段Bの画
像形成性能を保証できる記憶装置の属性)とを比較して
画像記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証
できるか否かを判断し、保証できない場合に画像形成動
作禁止手段Fが画像形成手段Bによる画像形成動作を禁
止するので、画像形成性能が保証されない画像形成動作
を行なうことがなくなる。
【0014】また、画像記憶手段Aが不当に交換された
場合にはそのことを知ることもでき、保守作業に対する
情報を提供することができる。なお、画像記憶手段Aを
用いる必要がある画像形成モードの場合にのみ、画像形
成動作禁止手段Fによる画像形成動作の禁止を可能にす
ることにより、画像記憶手段Aを用いる必要がない画像
形成モードの場合は画像形成手段Bによる画像形成動作
を確実に行なえるため、この画像形成装置の使用を妨げ
る機会を低減することができる。
【0015】請求項3,4の発明による画像形成装置で
は、図2の属性読出手段Cが画像記憶手段Aの属性を読
み出した後、性能保証可否判断手段Eがその属性と属性
記憶手段Dに記憶されている属性(画像形成手段Bの画
像形成性能を保証できる記憶装置の属性)とを比較して
画像記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証
できるか否かを判断し、保証できない場合に警告手段G
がその旨の警告を行なって使用者に知らせるため、画像
形成性能が保証されない画像形成動作を抑止することが
できる。
【0016】また、画像形成手段Bの画像形成性能が保
証されなくても問題がないと使用者が判断した場合に
は、画像形成手段Bに画像形成動作を行なわせることも
可能になり、稼動性が高まる。なお、画像記憶手段Aを
用いる必要がある画像形成モードの場合にのみ、警告手
段Gによる警告を可能にすることにより、画像記憶手段
Aを用いる必要がない画像形成モードの場合はその画像
記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証でき
ない旨の警告が行なわれることがないため、使用者に対
して余計な情報を与えることがなくなる。
【0017】請求項5,6の発明による画像形成装置で
は、図3の性能測定手段Hが画像記憶手段Aの性能(ア
クセス速度又は時間)を測定し、その性能が規定値以下
の場合に画像形成動作禁止手段Iが画像形成手段Bによ
る画像形成動作を禁止するので、画像形成性能が保証さ
れない画像形成動作を行なうことがなくなる。また、画
像記憶手段Aの性能測定を必ず行なうため、そのメーカ
等が限定されることがない。
【0018】なお、画像記憶手段Aを用いる必要がある
画像形成モードの場合にのみ、画像形成動作禁止手段I
による画像形成動作の禁止を可能にすることにより、画
像記憶手段Aを用いる必要がない画像形成モードの場合
は画像形成手段Bによる画像形成動作を確実に行なえる
ため、この画像形成装置の使用を妨げる機会を低減する
ことができる。
【0019】請求項7,8の発明による画像形成装置で
は、図4の性能測定手段Hが画像記憶手段Aの性能を測
定し、その性能が規定値以下の場合に警告手段Jが画像
記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証でき
ない旨の警告を行なって使用者に知らせるため、画像形
成性能が保証されない画像形成動作を抑止することがで
きる。
【0020】また、画像形成手段Bの画像形成性能が保
証されなくても問題がないと使用者が判断した場合に
は、画像形成手段Bに画像形成動作を行なわせることも
可能になり、稼動性が高まる。なお、画像記憶手段Aを
用いる必要がある画像形成モードの場合にのみ、警告手
段Jによる警告を可能にすることにより、画像記憶手段
Aを用いる必要がない画像形成モードの場合はその画像
記憶手段Aが画像形成手段Bの画像形成性能を保証でき
ない旨の警告が行なわれることがないため、使用者に対
して余計な情報を与えることがなくなる。
【0021】また、請求項5〜8の画像形成装置におい
て、画像記憶手段Aが交換された時にその旨を検知し、
性能測定手段Hに交換後の画像記憶手段Aの性能の測定
を自動的に行なわせるようにすれば、接続されている画
像記憶手段Aの状態を確実に知ることができるため、画
像形成性能が保証されない画像形成動作を確実に抑止す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図5は、この発明の一実
施形態であるデジタル複写機の機構部の一例を示す概略
構成図である。
【0023】このデジタル複写機において、自動原稿給
送装置(以下「ADF」という)1に設けられている原
稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、図6の操
作部30上のプリントキー34が押下されると、一番下
の原稿から給送ローラ3,給送ベルト4によって順次コ
ンタクトガラス6上の所定の位置に給送されて停止す
る。
【0024】その後、スキャナ(読み取りユニット)5
0によってコンタクトガラス6上の原稿の画像が読み取
られ、その読み取りが終了した原稿は給送ベルト4及び
排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット
検知センサ7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知
した場合、その原稿は前の原稿と同様にコンタクトガラ
ス6上に給送される。給送ローラ3,給送ベルト4,排
送ローラ5は図示しない搬送モータによって駆動され
る。
【0025】第1給紙トレイ8,第2給紙トレイ9,第
3給紙トレイ10に積載された転写紙は、それぞれ第1
給紙装置11,第2給紙装置12,第3給紙装置13に
よって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体ド
ラム15に当接する位置まで搬送される。なお、実際に
は各給紙トレイ8〜10のうちのいずれか1つが選択さ
れ、そこから転写紙が給紙される。
【0026】一方、スキャナ50によって読み込まれた
画像データはそのまま、あるいは図9の画像メモリ66
に一旦記憶させた後、プリンタ80内の書き込みユニッ
ト57に送られ、その書き込みユニット57によりレー
ザビームとして感光体ドラム15の予め帯電された面
(図示しない帯電器によって帯電される)上に書き込ま
れ、その部分が現像ユニット27を通過することによ
り、そこにトナー像が形成される。
【0027】そして、選択された給紙トレイから給紙さ
れた転写紙は感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベル
ト(転写ベルト)16によって搬送されながら、一方の
面に感光体ドラム15上のトナー像(画像)が転写さ
れ、そのトナー像が定着ユニット17によって熱定着さ
れる。その後、その転写紙は片面コピーモード時には排
紙ユニット18によって後処理装置であるフィニシャ1
00に搬送され、分岐偏向板101によりスタッカ搬送
ローラ102側又はステープラ搬送ローラ105側へ選
択的に導かれる。
【0028】すなわち、分岐偏向板101が上向きに切
り替えられている場合には、複写機本体からの転写紙を
スタッカ搬送ローラ102及びスタッカ排紙ローラ10
3を経由してスタッカトレイ104に排出することがで
きる。スタッカトレイ104は前後に移動可能な排紙ト
レイであり、原稿毎あるいは画像メモリによってソーテ
ィングされたコピー部毎に前後に移動し、排出される転
写紙(コピー紙)を簡易的に仕分けするものである。
【0029】また、分岐偏向板101が下向きに切り替
えられている場合には、複写機本体からの転写紙をステ
ープラ搬送ローラ105及びステープラ排紙ローラ10
7を経由してステープルトレイ108に排出することが
できる。ステープルトレイ108上では、転写紙が1枚
排出される毎に、その端部が揃え用のジョガー(落下ス
トッパ)109によって揃えられ、1部のコピー完了に
よりステープラ106によって綴じられる。ステープラ
106で綴じられた転写紙群は、自重によってステープ
ル完了排紙トレイ(落下トレイ)110に収納される。
【0030】一方、両面コピーモード時には、各給紙ト
レイ8〜10のうちのいずれか選択されたものから給紙
され、上述と同様に画像形成処理が施された転写紙は、
経路切り替えのための分岐爪112を上向き(仮想線で
示す位置)にセットすることにより、フィニシャ100
へは搬送されず、両面給紙ユニット111に搬送され、
そこに一旦ストックされる。
【0031】その後、両面給紙ユニット111にストッ
クされた転写紙は再び感光体ドラム15に形成されたト
ナー像を転写するために、両面給紙ユニット111から
再給紙され、さらに経路切り替えのための分岐爪112
が下向き(実線で示す位置)にセットされることによ
り、フィニシャ100に導かれる。このように、転写紙
の両面に画像形成処理を施す場合に両面給紙ユニット1
11が使用される。
【0032】なお、感光体ドラム15,搬送ベルト1
6,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニッ
ト27は図8のメインモータ25によって駆動され、各
給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動が各々図
8の給紙クラッチ22〜24により伝達されて駆動され
る。縦搬送ユニット14は、メインモータ25の駆動が
図8の中間クラッチ21によって伝達されて駆動され
る。また、上述した書き込みユニット57を含む画像形
成処理用の各部が図9のプリンタ80を構成しており、
それが図1〜図4の画像形成手段Bに相当する。
【0033】図6は、このデジタル複写機の操作部の構
成例を示すレイアウト図である。この操作部30は、液
晶ディスプレイ31,テンキー32,クリア/ストップ
キー33,プリントキー34,モードクリアキー35,
及び初期設定キー36を備えている。液晶ディスプレイ
31はその表面にタッチパネルを備えており、機能キー
や部数,機械の状態を示すメッセージなどを表示するこ
とができる。
【0034】図7は、液晶ディスプレイ31の通常画面
の表示例を示す図である。オペレータ(使用者)が、液
晶ディスプレイ31に表示されているいずれかの機能キ
ーにタッチすることにより、その機能キーの枠内に表示
されている機能が選択され、その白黒表示が反転する。
また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例え
ば変倍であれば変倍値等)は、その機能キーにタッチす
ることにより、詳細な機能の設定画面が表示される。液
晶ディスプレイ31は、ドット表示器を使用しているた
め、その時の最適な表示をグラフィカルに行なうことが
可能である。
【0035】図8は、このデジタル複写機の制御系の構
成例を示すブロック図である。メインコントローラ20
は、このデジタル複写機全体を統括的に制御する。メイ
ンコントローラ20には、オペレータに対する表示やオ
ペレータによるキー入力の制御を行なう操作部30,ス
キャナ50の駆動部の制御や画像メモリに対する画像デ
ータの読み書き制御等を行なう画像処理ユニット(IP
U)49,原稿の給排送動作を行なうADF1等の分散
制御装置が接続されている。
【0036】その各分散制御装置とメインコントローラ
20は、必要に応じて機械の状態を示す情報や動作指令
のやりとりを行なっている。また、メインコントローラ
20には、紙搬送等に必要な各種クラッチ21〜24及
びメインモータ25も接続されている。
【0037】次に、図5を用い、スキャナ50によって
原稿の画像を読み取り、その画像データに対応する静電
潜像を感光体ドラム15の表面に形成するまでの動作を
説明する。なお、静電潜像とは感光体ドラム15の表面
(帯電器によって帯電された面)に画像データをレーザ
ビームによって書き込むことにより生じる電位分布のこ
とである。
【0038】スキャナ50は、原稿を載置するコンタク
トガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系
は露光ランプ51,第1ミラー52,レンズ53,CC
Dイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ
51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上
に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示
しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿の画像
を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1
キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機
械的に走査される。光学走査系は、図示しないスキャナ
駆動モータ等の駆動部によって駆動される。
【0039】スキャナ50は、原稿の画像を光学的に読
み取って画像データ(電気信号)に変換する。すなわ
ち、光学走査系の露光ランプ51によって原稿の画像面
を照明し、その画像面からの反射光像を第1ミラー5
2,第2ミラー55,第3ミラー56,レンズ53を介
してCCDイメージセンサ54の受光面に結像させ、そ
のCCDイメージセンサ54によって画像データに変換
する。このとき、レンズ53及びCCDイメージセンサ
54を図5の左右方向に移動させることにより、画像倍
率が変わる。すなわち、指定されたコピー倍率に対応し
てレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向
の位置が設定される。
【0040】書き込みユニット57は、レーザ出力ユニ
ット58,結像レンズ59,ミラー60等で構成され、
レーザ出力ユニット58の内部にはレーザ光源であるレ
ーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する
ポリゴンミラー(回転多面鏡)が備わっている。レーザ
出力ユニット58より照射されるレーザビームは、定速
回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を
通り、ミラー60で折り返され、感光体ドラム15の帯
電面に集光されて結像される。
【0041】すなわち、偏光されたレーザビームは感光
体ドラム15が回転する方向と直交する方向(主走査方
向)に露光走査され、図8の画像処理ユニット49より
出力される画像データのライン単位の書き込みを行な
う。感光体ドラム15の回転速度と走査密度(記録密
度)に対応する所定の周期で主走査を繰り返すことによ
り、感光体ドラム15の帯電面に静電潜像が形成され
る。
【0042】なお、感光体ドラム15上を走査する直前
のレーザビームは図示しない同期検知センサ(ビームセ
ンサ)によって検知される。そして、図示しないレーザ
書込制御部が同期検知センサから出力される主走査同期
信号を用い、1走査毎にレーザダイオードの点灯開始タ
イミング及び画像データの入出力を行なうための制御信
号の生成を行なう。
【0043】図9は、画像処理ユニット(IPU)49
の構成例を示すブロック図である。原稿面からの反射光
像(画像)はCCDイメージセンサ54によって画像デ
ータに変換され、さらにA/Dコンバータ61によって
アナログ値からデジタル値に変換される。デジタル値に
変換された画像データは、シェーディング補正部62に
よってシェーディング補正がなされた後、画像処理部6
3によってMTF補正及びγ補正等の画像処理がなされ
る。
【0044】セレクタ64は、画像データの送り先を切
り替える。つまり、変倍部71又はメモリコントローラ
65を画像データの送り先とする。変倍部71を経由し
た画像データは指定されたコピー変倍率に合わせて拡大
又は縮小され、プリンタ80の書き込みユニット57に
送られる。メモリコントローラ65とセレクタ64との
間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となって
いる。
【0045】CPU68は中央処理装置であり、メモリ
コントローラ65を介して画像メモリ66に対する画像
データの書き込み及び読み出しを行なったり、スキャナ
50及び書き込みユニット57の制御を行なう。ROM
69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動作
させるための制御プログラムを含む各種固定データを記
憶している。RAM70は読み書き可能なメモリであ
り、各種データを一時的に記憶する。
【0046】印字ユニット74は、CPUバスに接続さ
れ、ページ印字用のキャラクタ(文字)イメージデー
タ,任意のスタンプ用イメージデータ等の印字イメージ
データを発生する。この印字ユニット74で発生された
印字イメージデータは印字合成部72,73に入力さ
れ、そこで画像処理部63からの画像データ又はメモリ
コントローラ65からの画像データに合成することがで
きる。
【0047】なお、図9には図示していないが、画像処
理ユニット49には、スキャナ50から入力される画像
データ以外に、外部から供給される画像データ(例えば
パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力さ
れる画像データ)も処理できるように、複数の画像デー
タの入出力を選択するための回路も備えている。しか
し、以後はスキャナ50から入力される画像データに対
する動作(コピー動作)に関してのみ説明する。
【0048】ここで、図10を用いて、セレクタ64に
おける1ページ分の画像データ及び制御信号について説
明する。/FGATE(「/」はローアクティブを示
す)はフレームゲート信号であり、1ページの画像デー
タの副走査方向の有効期間を表わしている。/LSYN
Cは1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立
ち上がった後の所定クロックで画像データが有効とな
る。/LGATEはラインゲート信号であり、画像デー
タの主走査方向の有効期間を示す。
【0049】これらの信号は、画素クロック信号VCL
Kに同期しており、その1周期に対して1画素のデータ
が送られてくる。画像処理ユニット(IPU)49は、
画像データの入力及び出力に対してそれぞれ別個の/F
GATE,/LSYNC,/LGATE,VCLKの発
生回路を有しており、読み取った画像データの直接出力
を行なう場合などの位相調整等を行なうことにより、様
々な画像データの入出力の組み合わせが実現可能にな
る。
【0050】図11は、メモリコントローラ65及び画
像メモリ66の構成例を示すブロック図である。なお、
CPU68からのアドレスバスの図示を省略している。
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ81,
画像合成部82,1次圧縮/伸長部83,出力データセ
レクタ84,2次圧縮/伸長部85等からなる。それら
への制御データの設定はCPU68より行なわれる。
【0051】画像メモリ66は、1次記憶装置86及び
2次記憶装置87からなる。1次記憶装置86には、画
像データ入力時のメモリの指定した領域へのデータの書
き込み、または画像データ出力時のメモリの指定した領
域からのデータの読み出しが、画像データ入力又は出力
時に要求されるデータ転送速度に略同期して行なえるよ
うに、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリ
を使用する。また、1次記憶装置86は、処理を行なう
画像データの大きさにより、複数のエリア(バンク)に
分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成を
とっている。
【0052】すなわち、各分割エリアに対する画像デー
タの入力(書き込み)及び出力(読み出し)をそれぞれ
並行して行なえるように、メモリコントローラ65との
間に書き込み用と読み出し用の2組のアドレスバス及び
データバスからなるインタフェース部を接続している。
それによって、エリア(バンク)1に画像データを書き
込む動作とエリア2内の画像データを読み出す動作とを
並行して行なうことができる。
【0053】2次記憶装置87は、図1〜図4の画像記
憶手段Aに相当し、スキャナ50側から入力される画像
データを順次蓄積して、これらの画像データの合成,ソ
ーティング,並べ換え等の処理を行なうためのものであ
る。
【0054】ここで、1次記憶装置86が画像データの
処理を行なうために十分な容量を有していれば、2次記
憶装置87への画像データの入出力は行なわれない。2
次記憶装置87が、画像データの入出力時に要求される
データ転送速度に略同期して画像データの書き込み/読
み出しが可能であれば、入出力画像データを直接2次記
憶装置87へ書き込んだり、2次記憶装置87から読み
出すことも可能である。また、1次記憶装置86,2次
記憶装置87の区別なく、画像データの処理を行なうこ
とが可能となる。
【0055】2次記憶装置87が、画像データの入出力
時に要求されるデータ転送速度に略同期して画像データ
の書き込み/読み出しが可能でない場合、例えば2次記
憶装置87にハードディスク(HDD)や光磁気ディス
ク等の記憶媒体を使用するような場合でも、2次記憶装
置87への画像データの入出力を1次記憶装置86を介
在させることにより、2次記憶装置87のデータ転送能
力に応じた処理が可能となる。
【0056】このような構成により、デジタル複写機の
画像データ処理速度に応じて記憶装置を選択でき、また
圧縮率,伸長率が画像データによって異なる(データの
種類によってメモリへのデータアクセス速度が異なる)
ような方式を採用しても対応可能となる。圧縮率,伸長
率が可変であると、記憶装置の容量の節約ができる場合
も考えられる。
【0057】この実施形態においては、以後2次記憶装
置87としてハードディスクドライブ(HDD)ユニッ
トを使用した場合について説明する。次に、メモリコン
トローラ65の動作例を説明する。ここでは、HDDユ
ニット87が画像データの入出力時に要求されるデータ
転送速度に略同期して画像データの書き込み/読み出し
ができない場合の例を示す。
【0058】<1>画像データの入力(画像メモリ66
への保存) 入力データセレクタ81は、スキャナ50から画像処理
ユニット49の各部を介して入力される画像データのう
ち、画像メモリ66(1次記憶装置86)への書き込み
を行なう画像データの選択を行なう。
【0059】入力データセレクタ81によって選択され
た画像データは画像合成部82に供給され、そこで必要
に応じて既に画像メモリ66に記憶されている画像デー
タと合成された後、1次圧縮/伸長部83によって圧縮
(可変長圧縮)処理が行なわれ、1次記憶装置86に書
き込まれる。1次記憶装置86に書き込まれた画像デー
タは、必要に応じて2次圧縮/伸長部85によって更に
圧縮処理が行なわれた後、HDDユニット87に書き込
まれて保存される。
【0060】<2>画像データの出力(画像メモリ66
からの読み出し) 出力対象画像データとして指定された画像データが1次
記憶装置86に記憶されている場合は、その画像データ
が読み出された後、1次圧縮/伸長部83によって伸長
処理が行なわれ、伸長後の画像データ、もしくはその画
像データとスキャナ50側から入力される画像データと
の合成処理が行なわれた後の画像データが出力データセ
レクタ84により選択され、出力される。
【0061】画像合成部82は、1次記憶装置86から
入力される画像データと、スキャナ50側から入力され
る画像データとの合成(画像データの位相調整機能を有
する)、合成後の画像データの出力先の選択(画像デー
タの出力,1次記憶装置86へのライトバック,両方の
出力先への同時出力等)等の処理を行なう。
【0062】出力対象画像データとして指定された画像
データが1次記憶装置86にではなくHDDユニット8
7に記憶されている場合は、その画像データが読み出さ
れた後、2次圧縮/伸長部85で伸長処理が行なわれ、
その伸長後の画像データが一旦1次記憶装置86に書き
込まれ、以後上述と同様の出力動作が行なわれる。
【0063】ここで、上述した任意のスタンプ用イメー
ジデータは、使用者(ユーザ)が必要に応じて登録させ
ることが可能になっている。つまり、使用者が操作部3
0上のキー操作によってスタンプイメージ登録モードを
選択することにより、スキャナ50側の画像処理部63
からの画像データが画像メモリ66のHDDユニット8
7に登録され、その後使用者が操作部30上のキー操作
によって所望のスタンプ用イメージデータを選択するこ
とにより、そのスタンプ用イメージデータがHDDユニ
ット87から読み出されて印字合成部72,73に入力
され、画像処理部63からの画像データに合成される。
【0064】次に、この発明に直接係わる部分につい
て、図12〜図22も参照して具体的に説明する。ま
ず、HDDユニット87の属性の読み出しについて説明
する。
【0065】SCSI規格のHDDユニットの場合、標
準化されているインクワイアリ(問い合わせ)コマンド
によってHDDユニットの属性である識別情報(識別関
連情報)を要求することができるようになっている。H
DDユニットは、インクワイアリコマンドを受信する
と、多くの場合、製造メーカ名や製品型式やファームウ
ェアのバージョン等の情報を返送してくるように作られ
ている。
【0066】ここで、2次記憶装置87として、半導体
記憶装置(RAM等)と比較して性能が劣る(アクセス
速度が遅い)HDDユニットを使用しているため、プリ
ンタ80の所定の画像形成速度(画像形成性能)、例え
ばA4で1分間に50枚といった規格値を満足できない
可能性があり、このような場合には画像形成速度の遅延
につながる。したがって、一定の性能を満足しているH
DDユニットを使用する必要があり、そうでないHDD
ユニットの場合はこのデジタル複写機とのインタフェー
スに互換があるものであっても、適用不可となる。
【0067】そこで、この実施形態のデジタル複写機の
制御部(メインコントローラ20及び画像処理ユニット
49)は、予めHDDユニット87にインクワイアリコ
マンドを送ってHDDユニットの識別情報を読み出し、
図8のメインコントローラ20内の図示しないROMに
記憶されている識別情報テーブルの各識別情報(プリン
タ80の画像形成性能を保証できるHDDユニットの識
別情報)と比較することによってプリンタ80による画
像形成動作の可否判定を行なう。次頁の表1に、識別情
報テーブルの各識別情報の一例を示す。
【0068】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20,画像処理ユニット49)によるこ
の発明に係る処理の第1例について、図12〜図14を
参照して説明する。この場合、上記制御部が、図1に示
した属性読出手段C,属性記憶手段D,性能保証可否判
断手段E,及び画像形成動作禁止手段Fとしての機能を
果たすものとする。
【0069】
【表1】
【0070】図12は、このデジタル複写機の制御部に
よる画像形成動作の可否判定処理の第1例を示すフロー
チャートである。このルーチンは、立ち上げ(電源投
入)時の初期設定の一環として、あるいはサービスマン
専用のメンテナンスモード中に図示しないメインルーチ
ンによりコールされてスタートし、まずHDDユニット
87にインクワイアリコマンドを送ってその識別情報を
読み出し、次にメインコントローラ20内のROMに記
憶されている識別情報テーブルの読み出し位置を先頭に
セットした後、その読み出し位置から識別情報を取り出
す。
【0071】次いで、その識別情報をHDDユニット8
7から読み出した識別情報と比較して両者が一致する
(HDDユニット87がプリンタ80の画像形成性能を
保証できる)か否かを判断し、一致した場合は使用可能
なHDDユニットであるため、そのままメインルーチン
へリターンするが、一致しない場合は識別情報テーブル
の読み出し位置を次の位置へ移動し、その位置から識別
情報を取り出して再びHDDユニット87から読み出し
た識別情報と比較して両者が一致するか否かの判断を繰
り返す。
【0072】そして、識別情報テーブルの読み出し位置
が最後まで進み、次の識別情報がなくなった場合、つま
りHDDユニット87がプリンタ80の画像形成性能
(作像性能)を保証できない場合は、プリンタ80によ
る画像形成動作(実際にはスキャナ50も含めたコピー
動作)を禁止すると共に、図13又は図14に示すよう
なHDDユニット(ハードディスク装置)の交換を促す
画面を操作部30の液晶ディスプレイ31に表示し、メ
インルーチンへリターンする。なお、その画面表示後、
一切の操作を行なえなくしてもよい。
【0073】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の識別情報(属性)を読み出し
た後、その識別情報とメインコントローラ20内のRO
Mに記憶されている識別情報とを比較してHDDユニッ
ト87がプリンタ80の画像形成性能を保証できるか否
かを判断し、保証できない場合にプリンタ80による画
像形成動作を禁止することにより、画像形成性能が保証
されない(予期しない)画像形成動作を行なうことがな
くなる。また、HDDユニット87が不当に交換された
場合にはそのことを知ることもでき、保守作業に対する
情報を提供することができる。
【0074】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20,画像処理ユニット49)によるこ
の発明に係る処理の第2例について、図15〜図17を
参照して説明する。この場合、上記制御部が、図2に示
した属性読出手段C,属性記憶手段D,性能保証可否判
断手段E,及び警告手段Gとしての機能を果たすものと
する。
【0075】図15は、このデジタル複写機の制御部に
よる画像形成動作の可否判定処理の第2例を示すフロー
チャートである。このルーチンも、立ち上げ時の初期設
定の一環として、あるいはサービスマン専用のメンテナ
ンスモード中にメインルーチンによりコールされてスタ
ートし、まずHDDユニット87にインクワイアリコマ
ンドを送ってその識別情報を読み出し、次にメインコン
トローラ20内のROMに記憶されている識別情報テー
ブルの読み出し位置を先頭にセットした後、その読み出
し位置から識別情報を取り出す。
【0076】次いで、その識別情報をHDDユニット8
7から読み出した識別情報と比較して両者が一致するか
否かを判断し、一致した場合は使用可能なHDDユニッ
トであるため、そのままメインルーチンへリターンする
が、一致しない場合は識別情報テーブルの読み出し位置
を次の位置へ移動し、その位置から識別情報を取り出し
て再びHDDユニット87から読み出した識別情報と比
較して両者が一致するか否かの判断を繰り返す。
【0077】そして、識別情報テーブルの読み出し位置
が最後まで進み、次の識別情報がなくなった場合、つま
りHDDユニット87がプリンタ80の画像形成性能を
保証できない場合は、図16又は図17に示すような画
像形成性能(コピー速度)を保証できない旨を示す警告
画面を操作部30の液晶ディスプレイ31に表示して待
機状態にした後、警告画面上の確認キーがタッチされた
時点でその警告画面の表示を解除してプリンタ80によ
る画像形成動作を可能にし、メインルーチンへリターン
する。
【0078】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の識別情報(属性)を読み出し
た後、その識別情報とメインコントローラ20内のRO
Mに記憶されている識別情報とを比較してHDDユニッ
ト87がプリンタ80の画像形成性能を保証できるか否
かを判断し、保証できない場合に操作部30の液晶ディ
スプレイ31にその旨を示す警告画面を表示して使用者
に知らせることにより、画像形成性能が保証されない画
像形成動作を抑止することができる。また、プリンタ8
0の画像形成性能が保証されなくても問題がないと使用
者が判断した場合には、プリンタ80に画像形成動作を
行なわせることも可能になり、稼動性が高まる。
【0079】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20,画像処理ユニット49)によるこ
の発明に係る処理の第3例について、図16〜図20を
参照して説明する。この場合、上記制御部が、図1に示
した属性読出手段C,属性記憶手段D,性能保証可否判
断手段E,及び画像形成動作禁止手段Fとしての機能を
果たすものとする。
【0080】図18は、このデジタル複写機の制御部に
よる画像形成動作の可否判定処理の第3例を示すフロー
チャートである。このルーチンも、立ち上げ時の初期設
定の一環として、あるいはサービスマン専用のメンテナ
ンスモード中にメインルーチンによりコールされてスタ
ートし、まずHDDユニット87にインクワイアリコマ
ンドを送ってその識別情報を読み出し、次にメインコン
トローラ20内のROMに記憶されている識別情報テー
ブルの読み出し位置を先頭にセットした後、その読み出
し位置から識別情報を取り出す。
【0081】次いで、その識別情報をHDDユニット8
7から読み出した識別情報と比較して両者が一致するか
否かを判断し、一致した場合は使用可能なHDDユニッ
トであるため、そのままメインルーチンへリターンする
が、一致しない場合は識別情報テーブルの読み出し位置
を次の位置へ移動し、その位置から識別情報を取り出し
て再びHDDユニット87から読み出した識別情報と比
較して両者が一致するか否かの判断を繰り返す。
【0082】そして、識別情報テーブルの読み出し位置
が最後まで進み、次の識別情報がなくなった場合、つま
りHDDユニット87がプリンタ80の画像形成性能を
保証できない場合は、画像形成動作を禁止するか否かを
示す動作禁止フラグを“1”にセットし、メインルーチ
ンへリターンする。
【0083】図19は、このデジタル複写機の制御部に
よるプリントキー押下処理の一例を示すフローチャート
である。このルーチンは、図6のプリントキー34が押
下された時にメインルーチンによりコールされてスター
トし、まずHDDユニット必要性の判定処理を行ない、
次にその判定処理によってHDDユニット必要フラグが
“1”にセットされたか否かを判断し、“1”にセット
されていなければプリンタ80により画像形成動作(実
際にはスキャナ50も含めたコピー動作)を行なってメ
インルーチンへリターンする。
【0084】また、HDDユニット必要フラグが“1”
にセットされた場合は、動作禁止フラグの状態を参照
し、それが“1”にセットされていなければやはりプリ
ンタ80により画像形成動作を行なってメインルーチン
へリターンし、“1”にセットされていれば図16又は
図17に示したような画像形成性能(コピー速度)を保
証できない旨を示す警告画面を操作部30の液晶ディス
プレイ31に表示して待機状態にした後、警告画面上の
確認キーがタッチされた時点でその警告画面の表示を解
除し、画像形成動作を行なわずに(禁止して)メインル
ーチンへリターンする。
【0085】図20は、図19におけるHDDユニット
必要性の判定処理のサブルーチンの一例を示すフローチ
ャートである。このルーチンでは、ソータを用いずに電
子的にソーティングするためのソートモード(画像形成
モード)が設定されているか否かを判断し、設定されて
いればHDDユニット必要フラグを“1”にセットし、
設定されていなければHDDユニット必要フラグを
“0”にリセットする。なお、このデジタル複写機の構
成が変化し、画像形成モードにも変化があれば、つまり
ソートモード以外のHDDユニット87を必要とする画
像形成モードが設定された場合は、図20の処理形態も
変化する。
【0086】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の識別情報(属性)を読み出し
た後、その識別情報とメインコントローラ20内のRO
Mに記憶されている識別情報とを比較してHDDユニッ
ト87がプリンタ80の画像形成性能を保証できるか否
かを判断し、保証できない場合にプリンタ80による画
像形成動作を禁止することにより、画像形成性能が保証
されない画像形成動作を行なうことがなくなる。
【0087】また、HDDユニット87が不当に交換さ
れた場合にはそのことを知ることもでき、保守作業に対
する情報を提供することができる。さらに、HDDユニ
ット87を用いる必要がある画像形成モードの場合はプ
リンタ80による画像形成動作を禁止可能にするが、H
DDユニット87を用いる必要がない画像形成モードの
場合はプリンタ80による画像形成動作を実行可能にす
ることにより、このデジタル複写機の使用を妨げる機会
を低減することができる。
【0088】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20,画像処理ユニット49)によるこ
の発明に係る処理の第4例について、図21,図22を
参照して説明する。なお、上記制御部は図18と同様の
画像形成動作の可否判定処理も行なうが、ここではその
説明を省略する。この場合、上記制御部が、図2に示し
た属性読出手段C,属性記憶手段D,性能保証可否判断
手段E,及び警告手段Gとしての機能を果たすものとす
る。
【0089】図21は、このデジタル複写機の制御部に
よるプリントキー押下処理の他の例を示すフローチャー
トである。このルーチンも、図6のプリントキー34が
押下された時にメインルーチンによりコールされてスタ
ートし、まずHDDユニット必要性の判定処理(図20
参照)を行ない、次にその判定処理によってHDDユニ
ット必要フラグが“1”にセットされたか否かを判断
し、“1”にセットされていなければプリンタ80によ
り画像形成動作を行なってメインルーチンへリターンす
る。
【0090】また、HDDユニット必要フラグが“1”
にセットされた場合は、動作禁止フラグの状態を参照
し、それが“1”にセットされていなければやはりプリ
ンタ80により画像形成動作を行なってメインルーチン
へリターンし、“1”にセットされていれば図22に示
すような画像形成性能(コピー速度)を保証できない旨
を示す警告画面を操作部30の液晶ディスプレイ31に
表示して待機状態にする。
【0091】その後、再びプリントキー34が押下され
た場合には、強制的にプリンタ80により画像形成動作
を行なってメインルーチンへリターンする。また、モー
ドクリアキー35が押下された場合には、画像形成動作
を行なわずにそのままメインルーチンへリターンする。
【0092】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の識別情報(属性)を読み出し
た後、その識別情報とメインコントローラ20内のRO
Mに記憶されている識別情報とを比較してHDDユニッ
ト87がプリンタ80の画像形成性能を保証できるか否
かを判断し、保証できない場合に操作部30の液晶ディ
スプレイ31にその旨を示す警告画面を表示して使用者
に知らせることにより、画像形成性能が保証されない画
像形成動作を抑止することができる。
【0093】また、プリンタ80の画像形成性能が保証
されなくても問題がないと使用者が判断した場合は、プ
リンタ30に画像形成動作を行なわせることもでき、稼
動性が高まる。さらに、HDDユニット87を用いる必
要がある画像形成モードの場合は操作部30の液晶ディ
スプレイ31にHDDユニット87がプリンタ80の画
像形成性能を保証できない旨を示す警告画面を表示可能
にするが、HDDユニット87を用いる必要がない画像
形成モードの場合はその警告画面を表示しないことによ
り、使用者に対して余計な情報を与えることがなくな
る。
【0094】なお、この実施形態では、識別情報テーブ
ルが表1に示したように複数の製造メーカ名及び製品型
式の各識別情報によって構成されているため、HDDユ
ニット87がプリンタ80の画像形成性能を保証できる
か否かの判断を、HDDユニット87の製造メーカ名及
び製品型式と識別情報テーブル内の製造メーカ名及び製
品型式とが一致するかどうかの判断によって行なってい
るが、識別情報としてファームウェアのバージョン情報
を用いることもでき、このような場合は上述したような
一致するかどうかの等号比較ではなく、特定のバージョ
ン以上であるかどうかといった不等号比較を行なうこと
も考えられる。
【0095】次に、この発明の他の実施形態のデジタル
複写機について説明する。この実施形態において、前述
の実施形態とは制御部による処理が若干異なるため、そ
の部分(この発明に直接係わる部分)についてのみ、図
23〜図27も参照して具体的に説明する。
【0096】まず、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20及び画像処理ユニット49)による
この発明に係る処理の第1例について、図23,図2
4,図13,図14を参照して説明する。この場合、上
記制御部が、図3に示した性能測定手段H及び画像形成
動作禁止手段Iとしての機能を果たすものとする。
【0097】図23は、このデジタル複写機の制御部に
よる画像形成動作の可否判定処理の第1例を示すフロー
チャートである。このルーチンは、立ち上げ(電源投
入)時の初期設定の一環として、あるいはサービスマン
専用のメンテナンスモード中にメインルーチンによりコ
ールされてスタートし、まずHDDユニットの性能検査
を行ない、次にHDDユニット87が適用可能(プリン
タ80の画像形成性能を保証できる)か否かを判断し、
適用可能であればそのままメインルーチンへリターンす
る。
【0098】また、HDDユニット87が適用可能でな
い場合、つまりHDDユニット87がプリンタ80の画
像形成性能を保証できない場合は、プリンタ80による
画像形成動作(実際にはスキャナ50も含めたコピー動
作)を禁止すると共に、図13又は図14に示したよう
なHDDユニット(ハードディスク装置)の交換を促す
画面を操作部30の液晶ディスプレイ31に表示し、メ
インルーチンへリターンする。なお、その画面表示後、
一切の操作を行なえなくしてもよい。
【0099】図24は、図23におけるHDDユニット
の性能検査のサブルーチンの一例を示すフローチャート
である。まず、図示しないアクセス時間測定用タイマ
(以下単に「タイマ」という)をスタートさせ、その直
後にHDDユニット87に対してリードコマンドを発行
する。
【0100】そして、そのリードコマンドに対する応答
があるまで待機し、読み出しが終了した時点でタイマを
停止させ、そのタイマ値(HDDユニット87のアクセ
ス時間)をプリンタ80の画像形成性能(コピー速度)
を保証できる基準値(規定値)と比較して、タイマ値が
基準値よりも小さければHDDユニット87は適用可能
と判断し、タイマ値が基準値を上回る場合はHDDユニ
ット87は適用不可と判断する。なお、HDDユニット
87のアクセス速度を測定し、その値と規定値とを比較
してHDDユニット87が適用可能か否かを判断するこ
ともできる。
【0101】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の性能(アクセス時間又は速
度)を測定し、その性能が規定値以下の場合にプリンタ
80による画像形成動作を禁止するので、画像形成性能
が保証されない画像形成動作を行なうことがなくなる。
また、HDDユニット87の性能測定を必ず行なうた
め、そのメーカ等が限定されることがない。
【0102】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20及び画像処理ユニット49)による
この発明に係る処理の第2例について、図25,図1
6,図17を参照して説明する。この場合、上記制御部
が、図4に示した性能測定手段H及び警告手段Jとして
の機能を果たすものとする。
【0103】図25は、このデジタル複写機の制御部に
よる画像形成動作の可否判定処理の第2例を示すフロー
チャートである。このルーチンも、立ち上げ時の初期設
定の一環として、あるいはサービスマン専用のメンテナ
ンスモード中にメインルーチンによりコールされてスタ
ートし、まずHDDユニットの性能検査(図24参照)
を行ない、次いでHDDユニット87が適用可能か否か
を判断し、適用可能であればそのままメインルーチンへ
リターンする。
【0104】また、HDDユニット87が適用可能でな
い場合、つまりHDDユニット87がプリンタ80の画
像形成性能を保証できない場合は、図16又は図17に
示したような画像形成性能(コピー速度)を保証できな
い旨を示す警告画面を操作部30の液晶ディスプレイ3
1に表示して待機状態にした後、警告画面上の確認キー
がタッチされた時点でその警告画面の表示を解除してプ
リンタ80による画像形成動作を可能にし、メインルー
チンへリターンする。
【0105】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の性能を測定し、その性能が規
定値以下の場合にHDDユニット87がプリンタ80の
画像形成性能を保証できない旨の警告を行なって使用者
に知らせるため、画像形成性能が保証されない画像形成
動作を抑止することができる。また、プリンタ80の画
像形成性能が保証されなくても問題がないと使用者が判
断した場合には、プリンタ80の画像形成動作を行なわ
せることも可能になり、稼動性が高まる。
【0106】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20及び画像処理ユニット49)による
この発明に係る処理の第3例について、図26を参照し
て説明する。なお、上記制御部は図19又は図21と同
様のプリントキー押下処理も行なうが、ここではそれら
の説明を省略する。この場合、上記制御部が、図3に示
した性能測定手段H及び画像形成動作禁止手段I、ある
いは図4に示した性能測定手段H及び警告手段Jとして
の機能を果たすものとする。
【0107】図26は、このデジタル複写機の制御部に
よる画像形成動作の可否判定処理の第3例を示すフロー
チャートである。このルーチンも、立ち上げ時の初期設
定の一環として、あるいはサービスマン専用のメンテナ
ンスモード中にメインルーチンによりコールされてスタ
ートし、まずHDDユニットの性能検査(図24参照)
を行ない、次いでHDDユニット87が適用可能か否か
を判断する。
【0108】そして、HDDユニット87が適用可能で
あればそのままメインルーチンへリターンするが、HD
Dユニット87が適用可能でない場合、つまりHDDユ
ニット87がプリンタ80の画像形成性能を保証できな
い場合は、画像形成動作を禁止するか否かを示す動作禁
止フラグを“1”にセットし、メインルーチンへリター
ンする。
【0109】このように、このデジタル複写機の制御部
が、HDDユニット87の性能を測定し、その性能が規
定値以下の場合に以下の(1)又は(2)に示す処理を
行ない、それらの処理に応じた効果を得ることができ
る。
【0110】(1)プリンタ80による画像形成動作を
禁止する。それによって、画像形成性能が保証されない
画像形成動作を行なうことがなくなる。また、HDDユ
ニット87の性能測定を必ず行なうため、そのメーカ等
が限定されることがない。さらに、HDDユニット87
を用いる必要がある画像形成モードの場合にのみ、プリ
ンタ80による画像形成動作の禁止を可能にすることに
より、HDDユニット87を用いる必要がない画像形成
モードの場合はプリンタ80による画像形成動作を確実
に行なえるため、このデジタル複写機の使用を妨げる機
会を低減することができる。
【0111】(2)HDDユニット87がプリンタ80
の画像形成性能を保証できない旨の警告を行なって使用
者に知らせる。それによって、画像形成性能が保証され
ない画像形成動作を抑止することができる。また、プリ
ンタ80の画像形成性能が保証されなくても問題がない
と使用者が判断した場合には、プリンタ80の画像形成
動作を行なわせることも可能になり、稼動性が高まる。
さらに、HDDユニット87を用いる必要がある画像形
成モードの場合にのみ、上記警告を可能にすることによ
り、HDDユニット87を用いる必要がない画像形成モ
ードの場合はそのHDDユニット87がプリンタ80の
画像形成性能を保証できない旨の警告が行なわれること
がないため、使用者に対して余計な情報を与えることが
なくなる。
【0112】次に、このデジタル複写機の制御部(メイ
ンコントローラ20及び画像処理ユニット49)による
この発明に係る処理の第4例について、図27を参照し
て説明する。この場合、上記制御部が、図3に示した性
能測定手段H及び画像形成動作禁止手段I、あるいは図
4に示した性能測定手段H及び警告手段Jとしての機能
を果たすものとする。
【0113】図27は、このデジタル複写機の制御部に
よるHDDユニットの交換処理の一例を示すフローチャ
ートである。このルーチンも、立ち上げ時の初期設定の
一環として、あるいはサービスマン専用のメンテナンス
モード中にメインルーチンによりコールされてスタート
し、まずHDDユニット87の先頭ブロック(先頭アド
レス)を読み出して、その内容を特定の文字列、例えば
「交換する(Exchange)」と比較する。
【0114】HDDユニット87が今までこのデジタル
複写機で使われていなかった新しいHDDユニットであ
れば、先頭ブロックの内容と特定の文字列「交換する」
とが一致することはないためHDDユニット87が交換
されたと判断(検知)し、以後交換済みと認識されるよ
うにその先頭ブロックに特定の文字列「交換する」を書
き込んだ後、図23,図25,又は図26に示した画像
形成動作の可否判定処理を行ない、メインルーチンへリ
ターンする。
【0115】なお、図26の処理を行なう場合は、図1
9又は図21と同様のプリントキー押下処理も行なう
が、ここではそれらの説明を省略する。このように、こ
のデジタル複写機の制御部が、HDDユニット87が交
換された時にその旨を検知し、交換後のHDDユニット
87の性能の測定を含む画像形成動作の可否判定処理を
自動的に行なうことにより、HDDユニット87の状態
を確実に知ることができ、画像形成性能が保証されない
画像形成動作を確実に抑止することができる。また、前
述したような種々の効果を得ることもできる。
【0116】なお、前述した各実施形態のデジタル複写
機では、2次記憶装置87としてHDDユニットを使用
したが、光磁気ディスク装置等の他の記憶装置を使用し
てもよい。以上、この発明をデジタル複写機に適用して
実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、レーザプリンタ,LEDプリンタ等の光プリンタや
ファクシミリ装置などの各種画像形成装置に適用可能で
ある。
【0117】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、画像形成性能が保証されない画像
形成動作が行なわれることを未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の基本構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】請求項3,4の発明の基本構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図3】請求項5,6の発明の基本構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図4】請求項7,8の発明の基本構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図5】この発明の一実施形態であるデジタル複写機の
機構部の一例を示す概略構成図である。
【図6】図5に示したデジタル複写機の操作部の構成例
を示すレイアウト図である。
【図7】図6の液晶ディスプレイ31における通常画面
の表示例を示す図である。
【図8】図5に示したデジタル複写機の制御系の構成例
を示すブロック図である。
【図9】図8の画像処理ユニット(IPU)49の構成
例を示すブロック図である。
【図10】図9のセレクタ64における1ページ分の画
像データ及び制御信号の一例を示すタイミング図であ
る。
【図11】図9のメモリコントローラ65及び画像メモ
リ66の構成例を示すブロック図である。
【図12】図8に示したデジタル複写機の制御部による
画像形成動作の可否判定処理の第1例を示すフロー図で
ある。
【図13】図6の液晶ディスプレイ31におけるHDD
ユニットの交換を促す画面の表示例を示す図である。
【図14】同じくHDDユニットの交換を促す画面の他
の表示例を示す図である。
【図15】図8に示したデジタル複写機の制御部による
画像形成動作の可否判定処理の第2例を示すフロー図で
ある。
【図16】図6の液晶ディスプレイ31におけるHDD
ユニットが画像形成性能を保証できない旨を示す警告画
面の表示例を示す図である。
【図17】同じくHDDユニットが画像形成性能を保証
できない旨を示す警告画面の他の表示例を示す図であ
る。
【図18】図8に示したデジタル複写機の制御部による
画像形成動作の可否判定処理の第3例を示すフロー図で
ある。
【図19】同じくプリントキー押下処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図20】図19におけるHDDユニット必要性の判定
処理のサブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図21】図8に示したデジタル複写機の制御部による
プリントキー押下処理の他の例を示すフロー図である。
【図22】図6の液晶ディスプレイ31におけるHDD
ユニットが画像形成性能を保証できない旨を示す警告画
面のさらに他の表示例を示す図である。
【図23】この発明の他の実施形態であるデジタル複写
機の制御部による画像形成動作の可否判定処理の第1例
を示すフロー図である。
【図24】図23におけるHDDユニットの性能検査の
サブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図25】この発明の他の実施形態であるデジタル複写
機の制御部による画像形成動作の可否判定処理の第2例
を示すフロー図である。
【図26】同じく画像形成動作の可否判定処理の第3例
を示すフロー図である。
【図27】同じくHDDユニットの交換処理の一例を示
すフロー図である。
【符号の説明】
1:自動原稿給送装置(ADF) 2:原稿台 20:メインコントローラ 30:操作部 31:液晶ディスプレイ 34:プリントキー 49:画像処理ユニット 50:スキャナ 65:メモリコントローラ 66:画像メモリ 68:CPU 69:ROM 70:RAM 72,73:印字合成部 74:印字イメージデータ発生装置 80:プリンタ 81:入力データセレクタ 82:画像合成部 83:1次圧縮/伸長部 84:出力データセレクタ 85:2次圧縮/伸長部 86:1次記憶装置 87:2次記憶装置(HDDユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 H04N 1/21 (72)発明者 金谷 浩一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小池 守幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 森 弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 本橋 弘臣 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 道家 教夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宇野 高彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 遠藤 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石黒 久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 服部 康広 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ等の画像入力手段から入力され
    る画像データを順次記憶し、これらの画像データのソー
    ティング,並べ換え等の処理を行なうための画像記憶手
    段と、該手段に記憶された画像データに基づいて転写紙
    上に画像を形成する画像形成動作を行なう画像形成手段
    とを有する画像形成装置において、 前記画像記憶手段の属性を読み出す属性読出手段と、前
    記画像形成手段の画像形成性能を保証できる記憶装置の
    属性を予め記憶している属性記憶手段と、前記属性読出
    手段によって読み出された属性と前記属性記憶手段に記
    憶されている属性とを比較して前記画像記憶手段が前記
    画像形成手段の画像形成性能を保証できるか否かを判断
    する性能保証可否判断手段と、該手段によって前記画像
    記憶手段が前記画像形成手段の画像形成性能を保証でき
    ないと判断された場合に前記画像形成手段による画像形
    成動作を禁止する画像形成動作禁止手段とを設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像記憶手段を用いる必要がある画像形成モードの
    場合にのみ、前記画像形成動作禁止手段による画像形成
    動作の禁止を可能にする手段を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 スキャナ等の画像入力手段から入力され
    る画像データを順次記憶し、これらの画像データのソー
    ティング,並べ換え等の処理を行なうための画像記憶手
    段と、該手段に記憶された画像データに基づいて転写紙
    上に画像を形成する画像形成動作を行なう画像形成手段
    とを有する画像形成装置において、 前記画像記憶手段の属性を読み出す属性読出手段と、前
    記画像形成手段の画像形成性能を保証できる記憶装置の
    属性を予め記憶している属性記憶手段と、前記属性読出
    手段によって読み出された属性と前記属性記憶手段に記
    憶されている属性とを比較して前記画像記憶手段が前記
    画像形成手段の画像形成性能を保証できるか否かを判断
    する性能保証可否判断手段と、該手段によって前記画像
    記憶手段が前記画像形成手段の画像形成性能を保証でき
    ないと判断された場合にその旨の警告を行なう警告手段
    とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記画像記憶手段を用いる必要がある画像形成モードの
    場合にのみ、前記警告手段による警告を可能にする手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 スキャナ等の画像入力手段から入力され
    る画像データを順次蓄積し、これらの画像データのソー
    ティング,並べ換え等の処理を行なうための画像記憶手
    段と、該手段に記憶された画像データに基づいて転写紙
    上に画像を形成する画像形成動作を行なう画像形成手段
    とを有する画像形成装置において、 前記画像記憶手段の性能を測定する性能測定手段と、該
    手段によって測定された性能が規定値以下の場合に前記
    画像形成手段による画像形成動作を禁止する画像形成動
    作禁止手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記画像記憶手段を用いる必要がある画像形成モードの
    場合にのみ、前記画像形成動作禁止手段による画像形成
    動作の禁止を可能にする手段を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 スキャナ等の画像入力手段から入力され
    る画像データを順次蓄積し、これらの画像データのソー
    ティング,並べ換え等の処理を行なうための画像記憶手
    段と、該手段に記憶された画像データに基づいて転写紙
    上に画像を形成する画像形成動作を行なう画像形成手段
    とを有する画像形成装置において、 前記画像記憶手段の性能を測定する性能測定手段と、該
    手段によって測定された性能が規定値以下の場合に前記
    画像記憶手段が前記画像形成手段の画像形成性能を保証
    できない旨の警告を行なう警告手段とを設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、
    前記画像記憶手段を用いる必要がある画像形成モードの
    場合にのみ、前記警告手段による警告を可能にする手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、前記画像記憶手段が交換された
    時にその旨を検知する交換検知手段と、該手段によって
    前記画像記憶手段が交換された旨が検知された時に、前
    記性能測定手段に交換後の画像記憶手段の性能の測定を
    自動的に行なわせる手段とを設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213059A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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JP2012213059A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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