JP2006261942A - 画像処理装置、傾き差検出・通知方法、傾き差検出・通知プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、傾き差検出・通知方法、傾き差検出・通知プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出すると共に、傾き差が検出された場合、ユーザに通知することを目的とする。
【解決手段】 1枚以上の原稿画像を記憶する画像記憶手段Aと、該画像記憶手段Aに記憶されている原稿画像を定型原稿画像とし、該定型原稿画像と、画像入力手段Bから入力される入力原稿画像と、を合成する画像合成手段Cと、を有する画像処理装置200において、画像合成手段Cにおける画像合成の際に、定型原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であることを検出する傾き差検出手段Eと、傾き差検出手段Eにおいて、定型原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であると検出された場合、警告を発する警告手段Fと、を有することによって上記課題を解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置、傾き差検出・通知方法、傾き差検出・通知プログラム及び記憶媒体に関する。
従来、デジタル複写機等の画像形成装置では、1枚以上の原稿画像(又はパターン)を電気信号として記憶しておき、該記憶している原稿画像(以下、フォーマット原稿画像という)にスキャナ等の画像入力手段から電気信号として入力される原稿画像(以下、入力原稿画像という)を合成し、該合成した画像(以下、合成画像という)を例えば用紙上に画像形成する等して出力していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平05−308508号公報
以下、従来の画像形成装置における問題点の一例を、図1に示す。図1は、従来の画像形成装置における問題点の一例を示す図である。
図1に示されるように、従来の画像形成装置では、例えば図1の(b)に示されるような表を表すフォーマット原稿画像に、図1の(a)に示されるような文字列を表す入力原稿画像を画像合成する際、フォーマット原稿画像が傾いて読み込まれ、記憶されていた場合、図1の(c)に示されるように、フォーマット原稿画像の表と、入力原稿画像の文字列と、が平行にならず、ユーザが意図したものとは異なる合成画像が出力されてしまい、用紙等が無駄になったりする問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出すると共に、傾き差が検出された場合、ユーザに通知することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、1枚以上の原稿画像を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶されている原稿画像を定型原稿画像とし、該定型原稿画像と、画像入力手段から入力される入力原稿画像と、を合成する画像合成手段と、を有する画像処理装置において、前記画像合成手段における画像合成の際に、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であることを検出する傾き差検出手段と、前記傾き差検出手段において、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であると検出された場合、警告を発する警告手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、1枚以上の原稿画像を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶されている原稿画像を定型原稿画像とし、該定型原稿画像と、画像入力手段から入力される入力原稿画像と、を合成する画像合成手段と、を有する画像処理装置において、前記画像合成手段における画像合成の際に、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であることを検出する傾き差検出手段と、前記傾き差検出手段において、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であると検出された場合、警告を発する警告手段と、を有することにより、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出すると共に、傾き差が検出された場合、ユーザに通知することができる。
なお、画像処理装置は、例えば後述する画像形成装置200等に対応する。また、画像記憶手段は、例えば後述する画像記憶手段A等に対応する。また、画像入力手段は、例えば後述する画像入力手段B等に対応する。また、画像合成手段は、例えば後述する画像合成手段C等に対応する。また、傾き差検出手段は、例えば後述する傾き差検出手段E等に対応する。また、警告手段は、例えば後述する警告手段F等に対応する。
また、上記課題を解決するための手段として、傾き差検出・通知方法、傾き差検出・通知プログラム及び記憶媒体としてもよい。
本発明によれば、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出すると共に、傾き差が検出された場合、ユーザに通知することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図2は、画像形成装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図2に示されるように、画像形成装置200は、機能構成として、画像記憶手段Aと、画像入力手段Bと、画像合成手段Cと、画像出力手段Dと、傾き差検出手段Eと、警告手段Fと、を含む。
画像記憶手段Aは、1枚以上のフォーマット原稿画像を電気信号として記憶する。画像入力手段Bは、例えばスキャナ等であり、原稿を読み込んで、入力原稿画像を生成する。
画像合成手段Cは、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、を合成し、合成画像を生成する。画像出力手段Dは、画像合成手段Cが生成した合成画像を出力する。
傾き差検出手段Eは、画像合成手段Cにおける画像合成の際に、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を求め、該傾き差が予め定められた傾き差以上あるか否かを判定し、予め定められた傾き差以上であると判定すると、傾き差を検出したとして、警告手段F等に通知する。警告手段Fは、傾き差検出手段Eからの通知等に基づいて、警告を発する。
以下、画像形成装置200の機構系(又は機構部)の構成の一例を、図3に示す。図3は、画像形成装置の機構系の構成の一例を示すブロック図である。
画像形成装置200において、自動原稿給送装置(以下、ADF(Auto Document Feeder)という)1に設けられている原稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、後述する図4の操作部30上のプリントキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3及び給送ベルト4によって順次コンタクトガラス6上の所定の位置に給送されて停止する。
その後、例えば図2の画像入力手段Bに相当する読み取りユニット(又はスキャナ)50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像が読み取られ、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。
更に、原稿セット検知センサ7において、原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、該原稿は前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。なお、給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は、図示していない搬送モータによって駆動される。
第1給紙トレイ8、第2給紙トレイ9、第3給紙トレイ10等に積載された転写紙(又は用紙)は、それぞれ第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13等によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。なお、実際には各給紙トレイ8〜10のうちのいずれか1つが選択され、そこから転写紙が給紙される。
一方、読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは書き込みユニット57からのレーザビームによって感光体ドラム15に書き込まれ、書き込まれた部分が現像ユニット27を通過することにより、トナー像が形成される。
そして、選択されたトレイから給紙された転写紙は感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体ドラム15上のトナー像が転写される。更に、定着ユニット17にてトナー像(画像)が定着され、排紙ユニット18によって機外の排紙トレイ19に排出される。
ところで、転写紙の両面に上述のような画像形成処理を施す場合は、各給紙トレイ8〜10のうちのいずれか選択されたものから給紙され、画像形成処理が施された転写紙は、経路切り替えのための分岐爪112を上側(仮想線で示す位置)にセットされることにより、排紙トレイ19側に導かれず、両面給紙ユニット111側に導かれ、そこに一旦ストックされる。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体ドラム15に形成されたトナー像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、更に経路切り替えのための分岐爪112が下側(実線で示す位置)にセットされることにより、排紙トレイ19に導かれる。このように、転写紙の両面に画像形成処理を施す場合に両面給紙ユニット111が使用される。
なお、感光体ドラム15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は、後述する図6のメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動が各々図6の給紙クラッチ22〜24により伝達されて駆動される。また、縦搬送ユニット14は、メインモータ25の駆動が図6の中間クラッチ21によって伝達されて駆動される。
なお、上述した書き込みユニット57を含む画像形成用の各部が画像形成部を構成しており、該画像形成部が図2の画像出力手段Dに相当する。
以下、画像形成装置200の操作部30の一例を、図4に示す。図4は、画像形成装置の操作部の一例を示す図である。
図4に示されるように操作部30は、液晶ディスプレイ31と、テンキー32と、クリア/ストップキー33と、プリントキー34と、モードクリアキー35と、を備えている。液晶ディスプレイ31は、表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、機器の状態を示すメッセージ等を表示することができる。
以下、液晶ディスプレイ31の通常画面の表示例を、図5に示す。図5は、液晶ディスプレイの通常画面の表示例を示す図である。例えばユーザが、液晶ディスプレイ31に表示されているいずれかの機能キーにタッチすることにより、機能キーの枠内に表示されている機能が選択され、該機能の白黒表示が反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、ユーザは該機能の機能キーにタッチすることにより、詳細な機能の設定画面を液晶ディスプレイ31に表示させる。液晶ディスプレイ31は、ドット表示器を使用しているため、最適な表示をグラフィカルに行なうことができる。
以下、画像形成装置200の制御系(又は制御部)の構成の一例を、図6に示す。図6は、画像形成装置の制御系の構成の一例を示すブロック図である。
メインコントローラ20は、画像形成装置200全体を統括的に制御する。メインコントローラ20には、表示制御やキー入力制御を行なう操作部30、読み取りユニット50の制御や画像メモリに対する画像データの読み書き制御等を行なう画像処理ユニット(又はIPU(Image Processing Unit))49、原稿の給排送動作を行なうADF1等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20とは、必要に応じて機器の状態を示す情報や動作指令のやりとりを行なっている。また、メインコントローラ20には、紙搬送等に必要な各種クラッチ21〜24及びメインモータ25も接続されている。
次に、再び図3を用いて、読み取りユニット50によって原稿の画像を読み取り、該画像に対応する静電潜像を感光体ドラム15の表面に形成するまでの動作の詳細を説明する。なお、静電潜像とは感光体ドラム15の表面に画像データをレーザビームによって書き込むことにより生じる電位分布のことである。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系は露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は第1キャリッジ(図示せず)上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は第2キャリッジ(図示せず)上に固定されている。原稿の画像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。なお、光学走査系は、スキャナ駆動モータ(図示せず)によって駆動される。
読み取りユニット50は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データ(電気信号)に変換する。即ち、光学走査系の露光ランプ51によって原稿の画像面を照明し、該画像面からの反射光像を第1ミラー52、第2ミラー55、第3ミラー56、レンズ53を介してCCDイメージセンサ54の受光面に結像させ、CCDイメージセンサ54によって画像データに変換する。このとき、レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図3の左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。即ち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向の位置が設定される。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60等で構成され、レーザ出力ユニット58の内部にはレーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転するポリゴンミラー(又は回転多面鏡)が備わっている。レーザ出力ユニット58より照射されるレーザビームは、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体ドラム15の表面に集光されて結像される。
即ち、偏光されたレーザビームは感光体ドラム15が回転する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、図6に示した画像処理ユニット49より出力される画像データのライン単位の書き込みを行なう。感光体ドラム15の回転速度と走査密度(記録密度)とに対応する所定の周期で主走査を繰り返すことにより、感光体ドラム15の表面に静電潜像が形成される。
なお、感光体ドラム15上を走査する直前のレーザビームは同期検知センサ(図示せず)によって検知される。そして、レーザ書込制御部(図示せず)が同期検知センサから出力される主走査同期信号を用い、1走査毎にレーザダイオードの点灯開始タイミング及び画像データの入出力を行なうための制御信号の生成を行なう。
以下、画像処理ユニット49の構成の一例を、図7に示す。図7は、画像処理ユニットの構成の一例を示すブロック図である。
原稿面からの反射光像(画像)はCCDイメージセンサ54によって画像データに変換され、更にA/Dコンバータ61によってアナログ値からデジタル値に変換される。デジタル値に変換された画像データは、シェーディング補正部62によってシェーディング補正がなされた後、画像処理部63によってMTF(Modulation Transfer Function)補正及びγ補正等の画像処理がなされる。
セレクタ64は、画像データの送り先を切り替える。つまり、セレクタ64は、変倍部71又はメモリコントローラ65を画像データの送り先とする。変倍部71を経由した画像データは指定された変倍率に合わせて拡大又は縮小され、書き込みユニット57に送られる。メモリコントローラ65とセレクタ64との間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となっている。
CPU68は中央処理装置であり、メモリコントローラ65を介して画像メモリ66に対する画像データの書き込み及び読み出しを行なったり、読み取りユニット50及び書き込みユニット57の制御を行ったりする。ROM69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを記憶している。RAM70は読み書き可能なメモリであり、各種データを一時的に記憶する。
印字ユニット74は、CPUバスに接続され、ページ印字用のキャラクタ(文字)イメージデータ、任意のスタンプ用イメージデータ等の印字イメージデータを発生する。この印字ユニット74で発生された印字イメージデータは、印字合成部72及び/又は73に入力され、画像処理部63からの画像データ又はメモリコントローラ65からの画像データに任意の印字イメージデータを合成することができる。
なお、図7には図示していないが、画像処理ユニット49には、読み取りユニット50から入力される画像データ以外に、外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力される画像データ)も処理できるように、複数の画像データの入出力を選択するための回路も備えている。しかし、以後は読み取りユニット50から入力される画像データに対する動作(コピー動作)に関してのみ説明する。
以下、セレクタ64における1ページ分の画像データ及び制御信号の一例を、図8に示す。図8は、セレクタにおける1ページ分の画像データ及び制御信号の一例を示す図である。
図8において、/FGATE(「/」はローアクティブを示す)は、フレームゲート信号であり、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表わしている。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、該主走査同期信号が立ち上がった後の所定クロックで画像データが有効となる。/LGATEは、ラインゲート信号であり、画像データの主走査方向の有効期間を示す。
これらの信号(つまり、/FGATE、/LSYNC、/LGATE)は、画素クロック信号VCLKに同期しており、画素クロック信号VCLKの1周期に対して1画素のデータが送られてくる。画像処理ユニット49は、画像データの入力及び出力に対してそれぞれ別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE、VCLKの発生回路を有しており、読み取った画像データの直接出力を行なう場合等の位相調整等を行なうことより、様々な画像データの入出力の組み合わせが実現できる。
以下、メモリコントローラ65及び画像メモリ66の一例の構成を、図9に示す。図9は、メモリコントローラ及び画像メモリの一例の構成を示すブロック図である。なお、図9において、アドレスバスの図示を省略している。
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ101、画像合成部102、1次圧縮/伸長部103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長部105等からなる。これらへの制御データの設定はCPU68より行なわれる。
画像メモリ66は、例えば図2の画像記憶手段Aに相当し、1次記憶装置106及び2次記憶装置107からなる。1次記憶装置106には、画像データ入力時のメモリの指定した領域へのデータ書き込み、又は画像データ出力時のメモリの指定した領域からのデータ読み出しが、画像データ入力又は出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行えるように、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
また、1次記憶装置106は、処理を行なう画像データの大きさにより、複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な回路(メモリコントローラ65とのインタフェース部)を有している。2次記憶装置107は、読み取りユニット50側から入力される画像データを順次蓄積して、画像データの合成、ソーティング、並べ換え等の処理を行なうためのものである。
ここで、1次記憶装置106、2次記憶装置107とも高速アクセス可能な記憶媒体(メモリ)を使用すれば、その各記憶装置の区別なくデータの処理を行なえ、制御も比較的簡単になるが、DRAM等のメモリは高価なため、2次記憶装置107にはアクセス速度はあまり速くないが、安価で大容量の記憶媒体(例えばハードディスク装置や光磁気ディスク装置)を使用し、入出力データの処理を、1次記憶装置106を介して行なうようにしている。このような構成により、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置200を安価で且つ比較的簡単な構成で実現することができる。
次に、メモリコントローラ65の動作例を説明する。
<1>画像データの入力(画像メモリ66への保存)
入力データセレクタ101は、読み取りユニット50から画像処理ユニット49の各部を介して入力される画像データ(電気信号として入力される原稿画像)のうち、画像メモリ66(1次記憶装置106)への書き込みを行なう画像データの選択を行なう。
入力データセレクタ101によって選択された画像データは、画像合成部102に供給され、そこで既に画像メモリ66に記憶されている画像データと合成された後、1次圧縮/伸長部103によって圧縮(可変長圧縮)処理が行なわれ、1次記憶装置106に書き込まれる。
1次記憶装置106に書き込まれた画像データは、必要に応じて2次圧縮/伸長部105によって更に圧縮処理が行なわれた後、2次記憶装置107に書き込まれて保存される。
<2>画像データの出力(画像メモリ66からの読み出し)
出力対象画像データとして指定された画像データが1次記憶装置106に記憶されている場合は、該画像データが読み出された後、1次圧縮/伸長部103によって伸長処理が行なわれ、伸長後の画像データ、若しくは該画像データと読み取りユニット50から入力される画像データとの合成処理が行なわれた後の画像データが、出力データセレクタ104により選択され、出力される。
画像合成部102は、1次記憶装置106から入力される画像データと、読み取りユニット50から入力される画像データと、の合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後の画像データの出力先の選択(画像データの出力、1次記憶装置106へのライトバック、両方の出力先への同時出力等)等の処理を行なう。
出力対象画像データとして指定された画像データが1次記憶装置106にではなく2次記憶装置107に記憶されている場合は、該画像データが読み出された後、2次圧縮/伸長部105で伸長処理が行なわれ、該伸長後の画像データが一旦1次記憶装置106に書き込まれ、以後上述と同様の出力動作が行なわれる。
また、画像形成装置200の制御部(メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49)は、以下の(1)〜(6)に示す機能を有している。
(1)画像メモリ66に電気信号として記憶されている原稿画像(複数の原稿画像のうちの指定された原稿画像)をフォーマット原稿画像とし、読み取りユニット50から電気信号として入力される原稿画像(入力原稿画像)と合成する画像合成手段(例えば、画像合成部102)としての機能(画像合成機能)。
(2)画像合成部102による画像合成の際に、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差が予め定められた所定の値以上であるかどうかを検出する傾き差検出手段としての機能(傾き差検出機能)。
(3)傾き差検出手段によって傾き差が所定の値以上であると検出された時に警告を発する警告手段としての機能(警告機能)。
(4)画像合成手段によって合成するフォーマット原稿画像の傾き又は入力原稿画像の傾きを自動調整する傾き調整手段としての機能(傾き調整機能)。
(5)操作部30上のユーザによるキー操作により、傾き差検出機能の有効/無効を切り替える有効/無効切り替え手段としての機能(有効/無効切り替え機能)。
以下、画像形成装置200における合成画像出力処理の一例を図10に示す。図10は、画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その1)である。なお、以下の合成画像出力処理は、合成画像の出力要求があった時に開始される。
ステップS10において、読み取りユニット50は、原稿画像の読み取り処理を行なう。ステップS10に続いてステップS11に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示されている画面をフォーマット出力画面に切り替える。
ステップS11に続いてステップS12に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット出力画面上のキー操作に応じた処理を行なう。ここで、フォーマット出力画面は、出力するフォーマット原稿画像を指定するためのフォーマット番号キー(フォーマット原稿画像の種類に対応する)等からなる画面である。何れかのフォーマット番号キーがユーザによってタッチされた場合、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該ユーザによってタッチされたキーに対応する種類のフォーマット原稿画像を選択する。また、フォーマット出力画面において、処理結果(フォーマット原稿画像の選択結果)を確定する(設定して閉じる)ためのキーがユーザによってタッチされると、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該確定を行なって、液晶ディスプレイ31の表示画面を通常画面に戻す。
ステップS12に続いてステップS13に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾き差検出処理を行なう。即ち、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像とを比較し、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との傾き差が予め定められた傾き差以上かどうかを検出する。なお、予め定められた傾き差は、例えばROM69等に格納されている。
ステップS13に続いてステップS14に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、ステップS13において傾き差が予め定められた傾き差以上であると検出したと判定すると(ステップS14においてYES)、ステップS15に進み、ステップS13において傾き差が予め定められた傾き差以上でないと検出したと判定すると(ステップS14においてNO)、ステップS16に進む。
ステップS15では、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「傾き差あり」の警告に係る文字列を表示させる。ステップS16では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との画像合成処理を行う。
ステップS16に続いてステップS17に進み、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「プリントキーを押してください」の文字列を表示させる。ステップS17に続いてステップS18に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたか否かを判定する。メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたと判定すると(ステップS18においてYES)、ステップS19に進み、プリントキーが押されていないと判定すると(ステップS18においてNO)、ステップS18の処理を繰り返す。
ステップS19では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット合成処理によって得られた合成画像を書き込みユニット57に出力し、該合成画像を転写紙上に形成させる合成画像出力処理を行なう。
図10に示したような処理を行うことによって、画像形成装置200は、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出し、該傾き差が予め定められた所定の値以上であった場合は、液晶ディスプレイ31等に「傾き差あり」の表示を行い、ユーザに警告を行うことができる。したがって、例えば用紙が無駄に使われること等を防止することができる。
以下、画像形成装置200における合成画像出力処理の他の例を図11に示す。図11は、画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その2)である。なお、以下の合成画像出力処理は、合成画像の出力要求があった時に開始される。
ステップS20において、読み取りユニット50は、原稿画像の読み取り処理を行なう。ステップS20に続いてステップS21に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示されている画面をフォーマット出力画面に切り替える。
ステップS21に続いてステップS22に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット出力画面上のキー操作に応じた処理を行なう。ここで、フォーマット出力画面は、出力するフォーマット原稿画像を指定するためのフォーマット番号キー(フォーマット原稿画像の種類に対応する)等からなる画面である。何れかのフォーマット番号キーがユーザによってタッチされた場合、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該ユーザによってタッチされたキーに対応する種類のフォーマット原稿画像を選択する。また、フォーマット出力画面において、処理結果(フォーマット原稿画像の選択結果)を確定する(設定して閉じる)ためのキーがユーザによってタッチされると、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該確定を行なって、液晶ディスプレイ31の表示画面を通常画面に戻す。
ステップS22に続いてステップS23に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾き差検出処理を行なう。即ち、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像とを比較し、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との傾き差が予め定められた傾き差以上かどうかを検出する。
ステップS23に続いてステップS24に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、ステップS23において傾き差が予め定められた傾き差以上であると検出したと判定すると(ステップS24においてYES)、ステップS25に進み、ステップS23において傾き差が予め定められた傾き差以上でないと検出したと判定すると(ステップS24においてNO)、ステップS27に進む。
ステップS25では、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「傾き差あり」の警告に係る文字列を表示させる。ステップS25に続いてステップS26に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット原稿画像の傾きを調整する。より具体的には液晶ディスプレイ31上の傾き調整ボタンを押されることによって、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾きを調整し新しいフォーマット原稿画像とする。
ステップS27では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との画像合成処理を行う。
ステップS27に続いてステップS28に進み、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「プリントキーを押してください」の文字列を表示させる。ステップS28に続いてステップS29に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたか否かを判定する。メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたと判定すると(ステップS29においてYES)、ステップS30に進み、プリントキーが押されていないと判定すると(ステップS29においてNO)、ステップS29の処理を繰り返す。
ステップS30では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット合成処理によって得られた合成画像を書き込みユニット57に出力し、該合成画像を転写紙上に形成させる合成画像出力処理を行なう。
図11に示したような処理を行うことによって、画像形成装置200は、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出し、該傾き差が予め定められた所定の値以上であった場合は、液晶ディスプレイ31等に「傾き差あり」の表示を行い、ユーザに警告を行うことと共に、ユーザからの要求に応じて、フォーマット原稿画像の傾きを調整し、ユーザの意図した合成画像を作成し、出力することができる。したがって、例えば用紙が無駄に使われること等を防止することができる。
以下、画像形成装置200における合成画像出力処理の他の例を図12に示す。図12は、画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その3)である。なお、以下の合成画像出力処理は、合成画像の出力要求があった時に開始される。
ステップS40において、読み取りユニット50は、原稿画像の読み取り処理を行なう。ステップS40に続いてステップS41に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示されている画面をフォーマット出力画面に切り替える。
ステップS41に続いてステップS42に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット出力画面上のキー操作に応じた処理を行なう。ここで、フォーマット出力画面は、出力するフォーマット原稿画像を指定するためのフォーマット番号キー(フォーマット原稿画像の種類に対応する)等からなる画面である。何れかのフォーマット番号キーがユーザによってタッチされた場合、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該ユーザによってタッチされたキーに対応する種類のフォーマット原稿画像を選択する。また、フォーマット出力画面において、処理結果(フォーマット原稿画像の選択結果)を確定する(設定して閉じる)ためのキーがユーザによってタッチされると、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該確定を行なって、液晶ディスプレイ31の表示画面を通常画面に戻す。
ステップS42に続いてステップS43に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾き差検出処理を行なう。即ち、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像とを比較し、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との傾き差が予め定められた傾き差以上かどうかを検出する。
ステップS43に続いてステップS44に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、ステップS43において傾き差が予め定められた傾き差以上であると検出したと判定すると(ステップS44においてYES)、ステップS45に進み、ステップS43において傾き差が予め定められた傾き差以上でないと検出したと判定すると(ステップS44においてNO)、ステップS47に進む。
ステップS45では、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「傾き差あり」の警告に係る文字列を表示させる。ステップS45に続いてステップS46に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、入力原稿画像の傾きを調整する。より具体的には液晶ディスプレイ31上の傾き調整ボタンを押されることによって、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾きを調整し新しい入力原稿画像とする。
ステップS47では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との画像合成処理を行う。
ステップS47に続いてステップS48に進み、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「プリントキーを押してください」の文字列を表示させる。ステップS48に続いてステップS49に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたか否かを判定する。メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたと判定すると(ステップS49においてYES)、ステップS50に進み、プリントキーが押されていないと判定すると(ステップS49においてNO)、ステップS49の処理を繰り返す。
ステップS50では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット合成処理によって得られた合成画像を書き込みユニット57に出力し、該合成画像を転写紙上に形成させる合成画像出力処理を行なう。
図12に示したような処理を行うことによって、画像形成装置200は、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出し、該傾き差が予め定められた所定の値以上であった場合は、液晶ディスプレイ31等に「傾き差あり」の表示を行い、ユーザに警告を行うことと共に、ユーザからの要求に応じて、入力原稿画像の傾きを調整し、ユーザの意図した合成画像を作成し、出力することができる。したがって、例えば用紙が無駄に使われること等を防止することができる。
以下、画像形成装置200における合成画像出力処理の他の例を図13に示す。図13は、画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その4)である。なお、以下の合成画像出力処理は、合成画像の出力要求があった時に開始される。
ステップS60において、読み取りユニット50は、原稿画像の読み取り処理を行なう。ステップS60に続いてステップS61に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示されている画面をフォーマット出力画面に切り替える。
ステップS61に続いてステップS62に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット出力画面上のキー操作に応じた処理を行なう。ここで、フォーマット出力画面は、入力原稿画像とフォーマット原稿画像との傾き差を検出するかしないかを選択するための傾き差検出選択キーや、出力するフォーマット原稿画像を指定するためのフォーマット番号キー(フォーマット原稿画像の種類に対応する)等からなる画面である。
メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、操作部30等より、ユーザが傾き差検出選択キーを用いて「入力原稿画像とフォーマット原稿画像との傾き差を検出する」を選択した旨の情報を取得すると、傾き差検出機能を有効にし、ユーザが傾き差検出選択キーを用いて「入力原稿画像とフォーマット原稿画像との傾き差を検出しない」を選択した旨の情報を取得すると、傾き差検出機能を無効にする。例えばメインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、RAM70等に格納されている、傾き差検出機能が有効か無効かを表すフラグに、有効又は無効を表す値を設定し、傾き差検出機能を有効にしたり、傾き差検出機能を無効にしたりする。
また、何れかのフォーマット番号キーがユーザによってタッチされた場合、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該ユーザによってタッチされたキーに対応する種類のフォーマット原稿画像を選択する。また、フォーマット出力画面において、処理結果(フォーマット原稿画像の選択結果)を確定する(設定して閉じる)ためのキーがユーザによってタッチされると、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、該確定を行なって、液晶ディスプレイ31の表示画面を通常画面に戻す。
ステップS62に続いてステップS63に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾き差検出機能が有効か無効かを判定する。メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾き差検出機能が有効であると判定すると(ステップS63においてYES)、ステップS64に進み、傾き差検出機能が無効であると判定すると(ステップS63においてNO)、ステップS68に進む。
例えばメインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、RAM70等に格納されている傾き差検出機能が有効か無効かを表すフラグを参照し、該フラグに有効を表す値が設定されているか、無効を表す値が設定されているかに基づいて、傾き差検出機能が有効か無効かを判定する。
ステップS64ではメインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、傾き差検出処理を行なう。即ち、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像とを比較し、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との傾き差が予め定められた傾き差以上かどうかを検出する。
ステップS64に続いてステップS65に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、ステップS64において傾き差が予め定められた傾き差以上であると検出したと判定すると(ステップS65においてYES)、ステップS66に進み、ステップS64において傾き差が予め定められた傾き差以上でないと検出したと判定すると(ステップS65においてNO)、ステップS68に進む。
ステップS66では、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「傾き差あり」の警告に係る文字列を表示させる。ステップS66に続いてステップS67に進み、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、フォーマット原稿画像の傾きを調整する。より具体的には液晶ディスプレイ31上の傾き調整ボタンを押されることによって、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49は、傾きを調整し新しいフォーマット原稿画像とする。
ステップS68では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との画像合成処理を行う。
ステップS68に続いてステップS69に進み、メインコントローラ20が、液晶ディスプレイ31に「プリントキーを押してください」の文字列を表示させる。ステップS69に続いてステップS70に進み、メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたか否かを判定する。メインコントローラ20は、液晶ディスプレイ31に表示された画面上で、プリントキーが押されたと判定すると(ステップS70においてYES)、ステップS71に進み、プリントキーが押されていないと判定すると(ステップS70においてNO)、ステップS70の処理を繰り返す。
ステップS71では、メインコントローラ20及び/又は画像処理ユニット49が、フォーマット合成処理によって得られた合成画像を書き込みユニット57に出力し、該合成画像を転写紙上に形成させる合成画像出力処理を行なう。
図13に示したような処理を行うことによって、画像形成装置200は、傾き差検出機能が有効であった場合は、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出し、該傾き差が予め定められた所定の値以上であった場合は、液晶ディスプレイ31等に「傾き差あり」の表示を行い、ユーザに警告を行うことと共に、ユーザからの要求に応じて、例えばフォーマット原稿画像の傾きを調整し、ユーザの意図した合成画像を作成し、出力することができる。したがって、例えば用紙が無駄に使われること等を防止することができる。また、ユーザにとっては、傾き差検出機能を有効、無効を設定することができ、例えばフォーマット原稿画像が傾いていない事等が分かっており、入力原稿画像を傾かせず、正しく読み込ませる等する場合は、傾き差検出機能を無効にし、例えば合成画像の出力処理を早めることができる。
上述したように、本発明によれば、フォーマット原稿画像と、入力原稿画像と、の傾き差を検出すると共に、傾き差が検出された場合、ユーザに通知することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来の画像形成装置における問題点の一例を示す図である。 画像形成装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 画像形成装置の機構系の構成の一例を示すブロック図である。 画像形成装置の操作部の一例を示す図である。 液晶ディスプレイの通常画面の表示例を示す図である。 画像形成装置の制御系の構成の一例を示すブロック図である。 画像処理ユニットの構成の一例を示すブロック図である。 セレクタにおける1ページ分の画像データ及び制御信号の一例を示す図である。 メモリコントローラ及び画像メモリの一例の構成を示すブロック図である。 画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その1)である。 画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その2)である。 画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その3)である。 画像形成装置における合成画像出力処理のフローチャート(その4)である。
符号の説明
A 画像記憶手段
B 画像入力手段
C 画像合成手段
D 画像出力手段
E 傾き差検出手段
F 警告手段
20 メインコントローラ
49 画像処理ユニット
50 読み取りユニット
57 書き込みユニット
66 画像メモリ

Claims (7)

  1. 1枚以上の原稿画像を記憶する画像記憶手段と、
    該画像記憶手段に記憶されている原稿画像を定型原稿画像とし、該定型原稿画像と、画像入力手段から入力される入力原稿画像と、を合成する画像合成手段と、
    を有する画像処理装置において、
    前記画像合成手段における画像合成の際に、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であることを検出する傾き差検出手段と、
    前記傾き差検出手段において、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であると検出された場合、警告を発する警告手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記定型原稿画像の傾きを調整する定型原稿画像傾き調整手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記定型原稿画像傾き調整手段における傾き調整機能の有効又は無効を切り替える切り替え手段を更に有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記入力原稿画像の傾きを調整する入力原稿画像傾き調整手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 1枚以上の原稿画像を記憶する画像記憶手段と、
    該画像記憶手段に記憶されている原稿画像を定型原稿画像とし、該定型原稿画像と、画像入力手段から入力される入力原稿画像と、を合成する画像合成手段と、
    を有する画像処理装置における傾き差検出・通知方法であって、
    前記画像合成手段における画像合成の際に、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であることを検出する傾き差検出段階と、
    前記傾き差検出段階において、前記定型原稿画像と、前記入力原稿画像と、の傾き差が所定の値以上であると検出された場合、警告を発する警告段階と、
    を有することを特徴とする傾き差検出・通知方法。
  6. 請求項5記載の傾き差検出・通知方法をコンピュータに実行させることを特徴とする傾き差検出・通知プログラム。
  7. 請求項6記載の傾き差検出・通知プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011028383A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2014112934A (ja) * 2014-02-13 2014-06-19 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2015130712A (ja) * 2015-04-17 2015-07-16 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体

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