JPH09259263A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09259263A
JPH09259263A JP9318096A JP9318096A JPH09259263A JP H09259263 A JPH09259263 A JP H09259263A JP 9318096 A JP9318096 A JP 9318096A JP 9318096 A JP9318096 A JP 9318096A JP H09259263 A JPH09259263 A JP H09259263A
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JP
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JP9318096A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Harada
知史 原田
Koichi Kanetani
浩一 金谷
Hiroomi Motohashi
弘臣 本橋
Michio Doke
教夫 道家
Hiroyasu Sumita
浩康 住田
Toshiya Tagawa
敏哉 田川
Moriyuki Koike
守幸 小池
Hiroshi Mori
弘 森
Takahiko Uno
高彦 宇野
Takeshi Endo
剛 遠藤
Hisashi Ishiguro
久 石黒
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ディジタル複写機等における画像形成処理に
おいて、画像データが格納された画像メモリへのアクセ
スを効率よく行うことにより、画像形成の生産性の低下
を防止することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像メモリ66に1次記憶装置106お
よび2次記憶装置107を設けることにより、画像情報
と、記憶装置の管理情報とを分けて格納させる。記憶装
置をアクセスする際、記憶装置上の管理情報にアクセス
することなく、画像情報だけを連続的にアクセスするこ
とが可能となり、画像形成の生産性の低下を防止でき
る。また、記憶装置の管理情報のうち、不良ブロック情
報と正常な情報を分けることにより、記憶装置へのアク
セス量を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
にディジタル複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル複写機による画像形成
機能は、例えば特開昭62−249562において開示
されているようなコピーソート処理がある。この装置で
は、原稿の画像データがスキャナにより読み込まれ、読
み込まれた画像データは原稿ごとに記憶装置に格納され
ていた。また、格納された画像データは、CPUの指示
により必要とされるコピーの供出順番に応じて記憶装置
から読み出され、読み出された画像データがプリンタに
より再生されて、コピーが出力されていた。
【0003】しかし、この装置では、記憶装置内の画像
データの読み出しを行う際、記憶装置上の管理情報と画
像データとをアクセスしなければならないため、記憶装
置へのアクセスを効率的に行うことができず、再生する
画像形成の生産性が低下するという問題が発生してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の欠点
を解消し、画像情報が記憶されている記憶装置へのアク
セスを効率よく行うことにより画像形成の生産性の低下
を防ぐことができ、また記憶装置の管理情報を効率よく
管理することができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、ディジタル画像情報が格納される画像メモリと、画
像メモリを制御するメモリ制御手段とを有し、画像メモ
リは第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有し、メモリ
制御手段は第1の記憶手段にディジタル画像情報を格納
し、第1の記憶手段の管理情報を第2の記憶手段に転送
し、格納して、第2の記憶手段に格納された管理情報に
より前記第1の記憶手段を管理する。
【0006】本発明の画像形成装置はまた、メモリ制御
手段が第1の記憶手段にディジタル画像情報および第1
の記憶手段の管理情報のうち第1の記憶手段の不良情報
を格納し、不良情報を除く第1の記憶手段の管理情報を
第2の記憶手段に転送し、格納する。
【0007】本発明の画像形成装置はさらに、第1の記
憶手段が不揮発性の記憶媒体でり、第2の記憶手段が揮
発性の記憶媒体である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、本発明による画像形成
装置の一実施形態の概略構成図が示されている。
【0009】自動原稿送り装置(ADF)1に配設され
た原稿台2の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作
者により操作部30のスタートキー34が押下される
と、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によ
ってコンタクトガラス6の所定の位置に給送される。
【0010】コンタクトガラス6上に給送された原稿
は、読み取りユニット50によりその画像データが読み
取られる。読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4お
よび排送ローラ5によって排出される。
【0011】原稿セット検知7により、原稿台2に次の
原稿が有ることが検知されると、前原稿と同様にコンタ
クトガラス6に給送され、上記と同様の動作が行われ
る。給送ローラ3、給送ベルト4、および排送ローラ5
は、搬送モータにより駆動される。
【0012】第1トレイ8、第2トレイ9、および第3
トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置1
1、第2給紙装置12、および第3給紙装置13によっ
て給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に
当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50に
て読み込まれた画像データは、書き込みユニット57か
らのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニ
ット27を通過することによってトナー像が形成され
る。
【0013】転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベ
ルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナ
ー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像
を定着させ、排紙ユニット18によって機外に排出され
る。
【0014】転写紙の両面に画像を作像する場合は、各
給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排
出トレイ104側に導かないで、経路切替えのため分岐
爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニ
ット111にストックする。
【0015】次に、両面給紙ユニット111にストック
された転写紙は、再び感光体15に作像されたトナー画
像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給
紙され、経路切替えのための分岐爪112を下側にセッ
トし、排紙トレイ104に導く。このように両面給紙ユ
ニット111は、転写紙の両面に画像を形成する場合に
使用される。
【0016】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18、および現像ユニット27
は、メインモータ25により駆動され、各給紙装置11
〜13は、メインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ
22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット1
4は、メインモータの駆動を中間クラッチ21により伝
達駆動される。
【0017】図2には、操作部30の概略図が示されて
いる。操作部30は、主に液晶タッチパネル31、テン
キー32、クリア/ストップキー33、プリントキー3
4、およびモードクリアキー35が配設され、液晶タッ
チパネル31には、機能キー37、部数、および画像形
成装置の状態を示すメッセージ等が表示される。
【0018】図3には、操作部30の液晶タッチパネル
31の表示例が示されている。操作者(オペレータ)が
液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチするこ
とで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。ま
た、機能の詳細を指定しなければならない場合(例え
ば、変倍であれば変倍値等)は、キーにタッチすること
で詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶
タッチパネルは、ドット表示器を使用しているため、そ
の時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能であ
る。
【0019】図4には、メインコントローラ20を中心
に構成された制御装置の構成が示されている。メインコ
ントロー20は、画像形成装置全体を制御する。メイン
コトローラ20は、オペレータに対する表示、オペレー
タからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナ
の制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メ
モリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット
(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1等の分
散制御装置が接続されている。
【0020】各分散制御装置とメインコントローラ20
は、必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行
っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ25、
各種クラッチ21〜24も接続されている。
【0021】ここで、図1を使用して、画像の読み取り
および画像の記録面上への潛像形成の動作を説明する。
なお、潛像とは、感光体面上に画像を光情報に変換して
照射することにより生じる電位分布である。
【0022】読み取りユニット50は、原稿を載置する
コンタクトガラス6と光学走査系で構成され、光学走査
系は、主に露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ5
3、およびCCDイメージセンサ54等で構成されてい
る。
【0023】露光ランプ51および第1ミラー52は、
図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー5
5および第3ミラー56は、図示しない第2キャリッジ
上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路
長が変化しないように、第1キャリッジと第2キャリッ
ジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光
学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにより駆動
される。
【0024】原稿画像は、CCDイメージセンサ54に
よって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図1にお
いて左右方向に移動させることにより、画像倍率を変化
させることができる。すなわち、指定された倍率に対応
してレンズ53およびCCDイメージセンサ54が左右
方向に移動され、所定の位置に設定される。
【0025】書き込みユニット57は、レーザ出力ユニ
ット58、結像レンズ59、およびミラー60で構成さ
れ、レーザ出力ユニット58の内部にはレーザ光源であ
るレーザダイオードおよびモータにより高速で定速回転
する多面鏡(ポリゴンミラー)が備えられている。レー
ザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回
転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通
り、ミラー60で折り返され、感光体面上に集光結像す
る。
【0026】偏光されたレーザ光は、感光体が回転する
方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後
述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信
号のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録
密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによ
って、感光体面上に画像(静電潛像)が形成される。
【0027】上述のように、書き込みユニット57から
出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射
される。図示しない感光体15の一端近傍のレーザビー
ムを照射させる位置に主走査同期信号を発生するビーム
センサが配置されている。この主走査同期信号をもとに
主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後
述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を
行う。
【0028】図5には、画像処理部(IPU)49の構
成が示されている。露光ランプ51から照射された光は
原稿面を照射し、原稿面からの反射光はCCDイメージ
センサ54にて図示しない結像レンズにより結像、受光
して光電変換され、A/Dコンバータ61によりデジタ
ル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信
号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理
部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。
【0029】セレクタ64では、画像信号の送出先を、
変倍部71または画像メモリコントローラ65への切替
えが行われる。変倍部71を経由した画像信号は、変倍
率71を経由した画像信号は変倍率に合わせて拡大また
は縮小され、書き込みユニット57に送られる。画像メ
モリコントローラ65とセレクタ64との間は、双方向
に画像信号を入出力可能な構成になっている。
【0030】画像処理部(IPU)には、読み取り部5
0から入力される画像データ以外にも外部から供給され
る画像データ(例えば、パーソナルコンピュータ等のデ
ータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよ
う、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有してい
る。
【0031】画像メモリコントローラ65等への設定
や、読み取り部50、書き込み部57の制御を行うCP
U68、およびそのプログラムやデータを格納するRO
M69、RAM70を備えている。また、CPU68
は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66
のデータの書き込み、および読み出しを行うことができ
る。
【0032】図6には、メモリコントローラ65の詳細
構成と、メモリコントローラ65と画像メモリ66の関
係図が示されている。
【0033】メモリコントローラ65は、主に入力デー
タセレクタ101、画像合成102、1次圧縮/伸張1
03、出力データセレクタ104、および2次圧縮/伸
張105を有している。各ブロックへの制御データの設
定は、CPU68により行われる。図5に示されている
アドレス、データは画像データを示しており、CPU6
8に接続されるデータ、アドレスは図示していない。
【0034】画像メモリ66は、1次記憶装置106お
よび2次記憶装置107から構成されている。1次記憶
装置106は、メモリの指定した領域へのデータ書き込
み、または画像出力時のメモリの指定した領域からのデ
ータ読み出しが画像データの入力/出力時に要求される
データ転送速度に略同期して行えるように、例えばDR
AM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
【0035】また、1次記憶装置106は、処理を行う
画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像
データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコント
ローラとのインターフェース部)を有している。
【0036】2次記憶装置107は、入力された画像の
合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく
大容量のメモリである。1次記憶装置106が画像デー
タの処理を行うために十分な容量を有していれば、2次
記憶装置107へのデータの入出力は行われない。
【0037】2次記憶装置107が、画像入出力時に要
求されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み
/読み出しが可能であれば、入出力画像データを直接2
次記憶装置107へ書き込みまたは2次記憶装置107
から読み出しも可能である。また、1次、2次の区別な
くデータの処理を行うことが可能になる。
【0038】2次記憶装置107が画像入出力時に要求
されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/
読み出しが可能でない場合、例えば、2次記憶装置10
7にハードディスク、光磁気ディスク等の記録媒体を使
用するような場合でも、2次記憶装置107へのデータ
の入出力を1次記憶装置106を介在させることによ
り、2次記憶装置107のデータ転送能力に応じて処理
が可能な構成となっている。
【0039】以上のような構成により、画像形成装置の
画像データ処理速度に応じて、記憶素子を選択でき、ま
た、圧縮率、伸長率がデータによって異なる(データの
種類によってメモリへのデータアクセス速度が異なる)
ような方式を採用しても対応可能となる。圧縮率、伸張
率が可変であると、記憶装置の容量の節約ができる場合
も考えられる。本例では、大容量2次記憶装置として、
ハードディスクドライブユニットを使用している。
【0040】次に、メモリコントローラ65の動作例を
説明する。ここでは、2次記憶装置107が画像入出力
時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書
き込み/読み出しが可能でない場合の例を示す。
【0041】〈画像入力(画像メモリへの保存)〉ま
ず、画像入力(画像メモリへの保存)についての動作例
を説明する。入力データセレクタ101は、複数のデー
タの中から、画像メモリ(1時記憶装置106)への書
き込みを行う画像データの選択を行う。入力データセレ
クタ101によって選択された画像データは、画像合成
102に供給され、既に画像メモリに保存されているデ
ータとの合成を行う。
【0042】画像合成102によって処理された画像デ
ータは、1次圧縮/伸張103によりデータを圧縮し、
圧縮後のデータを1次記憶装置106に書き込む。1次
記憶装置106に書き込まれたデータは、必要に応じて
2次圧縮/伸張105でさらに、圧縮を行った後にハー
ドディスク(HDD)107に保存される。
【0043】〈画像出力(画像メモリからの読み出
し)〉次に、画像出力(画像メモリからの読み出し)に
ついての動作例を説明する。画像出力時は、1次記憶装
置106に記憶されている画像データの読み出しを行
う。出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納さ
れている場合、1次圧縮/伸張103で1次記憶装置1
06の画像データの伸張を行い、伸張後のデータ、もし
くは、伸張後のデータと入力データとの画像合成を行っ
た後のデータを出力データセレクタ104で選択し、出
力する。
【0044】画像合成102は、1次記憶装置106の
データと、入力データとの合成(画像データの位相調整
機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像
出力、1次記憶装置106へのライトバック、両方の出
力先への同時出力も可能)等の処理を行う。出力対象と
なる画像が1次記憶装置106に格納されていない場合
には、HDD107に格納されている出力対象画像デー
タを2次圧縮/伸張105で伸張を行い、伸張後のデー
タを1次記憶装置106に書き込んでから、上述した画
像出力動作を行う。
【0045】また、印字イメージデータを発生する装置
である印字ユニット74は、CPUバスに接続され、ペ
ージ印字用のキャラクタ(文字)イメージ、任意のスタ
ンプ用イメージ等を発生する。この印字ユニット74で
発生させた画像イメージデータは、印字合成1装置7
2、印字合成2装置73に入力され、原稿画像、メモリ
からの画像に任意のイメージを合成することが可能にな
っている。
【0046】特に、任意のスタンプ用イメージはユーザ
が必要に応じて登録できるように構成されている。スタ
ンプイメージ登録モードになるとスキャナからの画像を
上述のHDDに登録しておき、後で、ユーザが必要なス
タンプイメージを選択すると、このスタンプイメージデ
ータがHDDから読みだされて印字合成装置72および
73に送られて原稿画像に合成される。
【0047】図7には、ハードディスクの領域構成が示
されている。ハードディスクは、大きく分けて管理デー
タ領域、原稿画像データ領域、およびスタンプ画像デー
タ領域の3エリアから構成されている。管理データ領域
にはハードディスクに発生した不良ブロックの位置情報
が、原稿画像データ領域には電子ソートモードにおいて
複数の原稿画像データが、スタンプ画像データ領域には
ユーザが登録したユーザスタンプ画像データが記録され
る。
【0048】ハードディスクの最小割り当て単位は、通
常512バイトのセクタであるが、あまり細かい単位で
割り当てを管理しようとすると必要となる管理情報が増
大してしまうため、複数セクタをひとまとめにしたブッ
ロクを単位として管理されることが多い。本実施形態で
は、原稿画像データは64KB/ブロックで、スタンプ
画像データは1KB/ブロックで記憶領域を割り当てて
いる。
【0049】ブロックサイズを固定していない理由は、
原稿画像データは圧縮しても1枚あたり数MBのオーダ
となるのに対して、ユーザスタンプ画像はスタンプ1つ
あたり1KBとデータサイズが大きく異なるため、ブロ
ックサイズを固定してしまうと記憶領域を有効に活用す
るとがきないためである。原稿画像データ領域は64K
B×8192(2000H)ブロックで512MB、ス
タンプ画像領域は16KB×10ブロックで160KB
を用意している。
【0050】一般に、ハードディスクには記憶媒体上の
微細な欠陥などにより、正常に読み書きできない不良セ
クタが存在する。これは記憶媒体の製造工程でも発生す
るが、使用時に外部から強い衝撃が加えられた時などに
も発生することがある。そこで本実施形態ではブロック
内に1つでも不良セクタが存在する場合は、そのブロッ
クを不良ブロックとして登録し、通常のコピー動作時に
そのような不良ブロックに画像データを書き込もうとす
ることがないように構成している。
【0051】ネットワークファイルサーバ等ではデータ
の書き込み後にベリファイ動作を行って正しく書き込み
が行えたかどうかを確認し、もしエラーが発生すればそ
の領域を不良セクタとして登録すると同時に書き込むべ
きデータを改めて別のセクタに書き込むというようなホ
ットフィクス動作が実現されているが、複写機の場合
は、ハードディスクのアクセスエラーの発生でコピー生
産性が低下することは許容されないため、工場出荷時お
よびコピー待機状態等の空き時間中に不良セクタがない
かチェックする動作を行っている。
【0052】図7では、原稿画像データおよびスタンプ
画像データが不良ブロックを避けてハードディスクに格
納されている様子を示している。不良ブロック管理領域
には各ブロック毎に1ビットのフラグが用意されてお
り、不良ブロックが見つかるとそのブロック番号に対応
するビットをセットすることで、不良ブロック箇所が管
理されている。
【0053】コピー稼働時には、不良ブロック管理デー
タに対して頻繁にアクセスする必要があるため、データ
が必要になるたびに毎回ハードディスクにアクセスして
いてはコピー生産性の低下をまねきかねない。そこで、
機器の電源投入時に不良ブロック管理データはメモリ上
に読み込まれ、通常のコピー動作時はこのメモリ上のコ
ピーを参照するように構成されている。不良ブロックの
登録時にはメモリ上の管理データを更新すると同時にハ
ードディスクに対しても書き込みを行うことで、不良ブ
ロック管理データの同一性を保っている。
【0054】原稿画像データは、可変長圧縮が掛けられ
てからハードディスクに格納されるため、原稿画像デー
タサイズは圧縮率に応じて変化する。したがって、1枚
の原稿画像データは不定個数のブロックに分割して記録
されることになる。そこで、各原稿に対応するブロック
番号を管理するために、本実施形態では図8に示されて
いるように、ディレクトリテーブルとブロックアロケー
ションテーブルがメモリ上に構築されている。
【0055】ディレクトリテーブルには最大原稿枚数分
のエントリがあり、それぞれが1枚の原稿に対応してい
る。各エントリには原稿画像データが分割記録されてい
る複数のブロック群の最初のブロック番号が保持されて
いる。ブロックアロケーションテーブルにはハードディ
スクの総ブロック数分のエントリがあり、それぞれが1
つのブロックに対応している。各エントリには、そのブ
ロックに引き続いて画像データが記録されている次のブ
ロック番号が保持されている。
【0056】ただし、そのブロックが1枚の原稿画像デ
ータを構成する最後のブロックの場合は、エンドマーク
としてFFFFHが保持される。したがって、ディレク
トリテーブルとブロックアロケーションテーブルの両方
を参照することによって、1枚の原稿画像に対応する一
つながりのブロック番号のチェーンを得ることができ
る。
【0057】不良セクタの存在するブロックの情報のみ
をハードディスクに記録し、各ブロックが使用中か否か
を表すディレクトリテーブルとブロックアロケーション
テーブは、メモリ上に構築しているため、例えば、画像
情報が記憶された状態のままに電源を切って初期化して
しまったような場合は、不良ブロック情報のみが正常に
残り、画像情報は自動的に未記憶状態になる。
【0058】図10には、ハードディスクに不良セクタ
がないか否かをチェックする際の動作フローが示されて
いる。ブロック0から順番に不良セクタの存在を確認し
ていき、もし不良セクタがみつかれば不良ブロック管理
領域にそのブロック番号を登録していく。
【0059】不良セクタのチェック方法としては、いく
つか考えられるが、本実施形態では、ブロックに含まれ
る前セクタに対するリードコマンドをハードディスクに
発行して、ハードディスクから返される終了ステータス
によって不良セクタか否かの判定をおこなっている。
【0060】通常、ハードディスク側では、自動的にエ
ラー訂正およびエラーリトライ処理が行われるため、も
しリードエラーが発生してもエラー訂正あるいはリトラ
イによって回復してしまうと、本体側としては何の情報
も得られないことになる。そこで、不良セクタのチェッ
ク時はハードディスク側のエラー訂正およびエラーリト
ライ処理を禁止することで、確実に不良セクタを検出で
きるように構成されている。
【0061】本実施形態では、このように読み出し処理
のみで不良セクタを検出しているが、さらに不良セクタ
検出率を高めるための方法として所定のデータパターン
を書き込み正しく読みだせるか否かを確認するような手
順も考えられる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
画像形成装置によれば、画像メモリ66に1次記憶装置
106および2次記憶装置107を有し、画像情報と記
憶装置の管理情報を分けて格納することができるため、
記憶装置をアクセスする際、記憶装置上の管理情報にア
クセスすることなく、画像情報だけを連続的にアクセス
することができるため、記憶装置へのアクセスを効率よ
く行うことができ、画像形成の生産性の低下を防止する
とができる。
【0063】また、記憶装置の管理情報のうち、不良セ
クタ等の不良ブロック情報と正常な情報とを切り離し、
必要最小限の管理情報だけを記憶装置に記憶させること
ができるため、記憶装置へのアクセス量を減少させるこ
とができ、画像形成の生産性の低下を防止するとができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す全体構
成図である。
【図2】図1の実施例の操作部30の構成図である。
【図3】図1の実施例の操作部30の表示例である。
【図4】図1の実施例の制御装置の構成図である。
【図5】図1の実施例の画像処理部49の構成図であ
る。
【図6】図5のメインコイントローラ65の詳細構成図
である。
【図7】ハードディスクの領域構成を示した図である。
【図8】ディレクトリテーブルの構造例を示した図であ
る。
【図9】ブロックアロケーションテーブルの構造例を示
した図である。。
【図10】不良セクタチェック処理のフロー図である。
【符号の説明】
20 メインコントローラ 49 画像処理部 50 読み取りユニット 57 書き込みユニット 65 画像メモリコントロール 66 画像メモリ 68 CPU 106 1次記憶装置 107 2次記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道家 教夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 住田 浩康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田川 敏哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小池 守幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 森 弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宇野 高彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 遠藤 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石黒 久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像情報が格納される画像メ
    モリと、 該画像メモリを制御するメモリ制御手段とを有する画像
    形成装置において、 前記画像メモリは、第1の記憶手段と、第2の記憶手段
    とを有し、 前記メモリ制御手段は、前記第1の記憶手段に前記ディ
    ジタル画像情報を格納し、前記第1の記憶手段の管理情
    報を前記第2の記憶手段に転送、格納し、該第2の記憶
    手段に格納された管理情報により前記第1の記憶手段を
    管理することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御手段は、前記第1の記憶
    手段に前記ディジタル画像情報および前記第1の記憶手
    段の管理情報のうち前記第1の記憶手段の不良情報を格
    納し、前記不良情報を除く第1の記憶手段の管理情報を
    前記第2の記憶手段に転送し、格納することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶手段は不揮発性の記憶媒
    体でり、前記第2の記憶手段は揮発性の記憶媒体である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装
    置。
JP9318096A 1996-03-22 1996-03-22 画像形成装置 Pending JPH09259263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7580577B2 (en) 2002-12-09 2009-08-25 Canon Kabushiki Kaisha Methods, apparatus and computer products for generating JPEG2000 encoded data in a client

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