JPH09274948A - フラットケーブルとジョイント端子との接合体 - Google Patents

フラットケーブルとジョイント端子との接合体

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JPH09274948A
JPH09274948A JP9022944A JP2294497A JPH09274948A JP H09274948 A JPH09274948 A JP H09274948A JP 9022944 A JP9022944 A JP 9022944A JP 2294497 A JP2294497 A JP 2294497A JP H09274948 A JPH09274948 A JP H09274948A
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芳行 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルとジョイント端子との接続
部の保護と、信頼性の向上を提供する。 【解決手段】 複数のブスバー1の一端側を導体1bの
配設ピッチに合わせて配列し、絶縁樹脂性で形成された
第1ブスバー樹脂層6aにより該一端側を固定してブス
ハーホルダ7を形成し、導体が平板端子部2aとブスバ
ーホルダのブスバー5との間に重ね合わされて溶接接続
され、フラットケーブルの絶縁被覆層1aが第1端子樹
脂層3aと第1ブスバー被覆層とに挟まれて保持され
る。また、ブスバーホルダが絶縁性樹脂で形成された第
2ブスバー樹脂層をブスバーの他端側に有し、フラット
ケーブルの導体の先端に残された先端被覆層が、第2端
子樹脂層と第2ブスバー樹脂層とで挟まれて保持され
る。更に、先端被覆層を挿着する挿着穴が第2ブスバー
樹脂層又は第2端子樹脂層に形成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のステアリン
グ機構用信号伝送装置におけるフラットケーブル(正確
には、フレキシブルフラットケーブル、略してFFC)
と、ジョイント端子との接合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリング機構用信号伝送装置
は、ステアリングホイールによって回転する回転部と、
ステアリングホイールの回転とは無関係に静止状態の固
定部との間で信号等を伝達するのに使用される。回転部
から外部の固定部へ信号等を伝達する手段として、例え
ばフラットケーブルの一端側を回転部に接続し、他端側
を、コネクタを介して固定部に接続する手段である。フ
ラットケーブルの他端側とコネクタとの接続は、該他端
側とジョイント端子の一端側とを接続し、ジョイント端
子の他端側をコネクタに挿入することにより行う。
【0003】従来提案されているフラットケーブルとジ
ョイント端子との接合体は、図9に示すような接合体a
である。すなわち、図9において、複数のジョイント端
子bが一端側を平板端子部b1、他端側をコネクタ端子
部b2 として形成されている。フラットケーブルcから
絶縁被覆層c1 を剥離して露出された導体c2 と平板端
子部b1 とが超音波溶接等の方法で溶接接続され、コネ
クタ端子部b2 がコネクタの端子収容室dに挿入係止さ
れる。そして、平板端子部b1 導体c2 との接続部e
を、絶縁性樹脂で成形した例えば上ケースf1 と下ケー
スf2 とに挟み込んで保持し、上ケースf1と下ケース
2 とをロック等の手段で固定し、フラットケーブルc
とジョイント端子bとの接合体aを形成する。
【0004】また、例えば特公平6−30270号公報
記載と同様なフラットケーブルとジョイント端子との接
合体が従来提案されている。すなわち、図10におい
て、複数のジョイント端子bの一端側を平板端子部b 1
としてフラットケーブルcの導体c2 の配設ピッチに合
わせて配列すると共に、他端側をコネクタ端子部b2
してコネクタの端子収容室dに対応させて配列し、平板
端子部b1 とコネクタ端子部b2 とを各々絶縁樹脂層h
1 ,h2 で固定して端子ホルダgを形成する。
【0005】平板端子部b1 と導体c2 とが超音波溶接
等の方法で溶接接続され、接続部e′が例えば上ケース
1 と下ケースf2 とに挟み込まれて保持され、両ケー
スf 1 ,f2 をロック等の手段で固定する。こうして、
フラットケーブルcとジョイント端子bとの接合体a′
が形成される。
【0006】しかしながら、接続部e(e′)が両ケー
スf1 ,f2 に挟み込まれているだけだから、接続部e
(e′)と両ケースf1 ,f2 との取り付け状態の強度
が機械的に不充分であり、また接続部e(e′)を両ケ
ースf1 ,f2 で保持する力が弱いという欠点があっ
た。また、保持する力が弱いから、例えばフラットケー
ブルcが引っ張られた場合、引っ張り力が接続部e
(e′)に集中し易いために、接続部e(e′)が直接
力を受けて破壊されることがあった。更に、上ケースf
1 と下ケースf2 との固定がロック等で行われるから、
例えばフラットケーブルcが引っ張られた場合、両ケー
スf1 ,f2 にガタが生じることで予測できない力が発
生し、接続部e(e′)が破壊される恐れがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、フラットケーブルとジョイント端子との接続部
を、絶縁性樹脂で成形したケース等に挟み込んで保持せ
ずに、例えばフラットケーブルが引っ張られた場合で
も、接続部が破壊されるのを防止し、また接続部の信頼
性を高めるフラットケーブルとジョイント端子との接合
体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のジョイント端子の一端側を平板端
子部としてフラットケーブルの導体の配設ピッチに合わ
せて配列し、絶縁性樹脂で形成された第1端子樹脂層に
より該平板端子部を固定して端子ホルダを形成し、該平
板端子部と該導体とを重ね合わせて溶接接続して成るフ
ラットケーブルとジョイント端子との接合体において、
複数のブスバーの一端側を前記導体の配設ピッチに合わ
せて配列し、絶縁性樹脂で形成された第1ブスバー樹脂
層により該一端側を固定してブスバーホルダを形成し、
前記導体が前記平板端子部と該ブスバーホルダのブスバ
ーとの間に重ね合わされて溶接接続され、前記フラット
ケーブルの絶縁被覆層が前記第1端子樹脂層と該第1ブ
スバー樹脂層とに挟まれて保持される、フラットケーブ
ルとジョイント端子との接合体を基本とする(請求項
1)。また、前記ブスバーホルダが絶縁性樹脂で形成さ
れた第2ブスバー樹脂層を前記ブスバーの他端側に有
し、前記端子ホルダが絶縁性樹脂で形成された第2端子
樹脂層を前記ジョイント端子の他端側に有し、前記フラ
ットケーブルの導体の先端に残された先端被覆層が、該
第2端子樹脂層と第2ブスバー樹脂層とで挟まれて保持
されるフラットケーブルとジョイント端子との接合体も
有効である(請求項2)。前記ブスバーホルダが絶縁性
樹脂で形成された第2ブスバー樹脂層を前記ブスバーの
他端側に有し、前記端子ホルダが絶縁性樹脂で形成され
た第2端子樹脂層を前記ジョイント端子の他端側に有
し、前記フラットケーブルの導体の先端に残された先端
被覆層を挿着する挿着穴が該第2ブスバー樹脂層又は第
2端子樹脂層に形成されたフラットケーブルとジョイン
ト端子との接合体を併せて採用する(請求項3)。
【0009】請求項1によれば、フラットケーブルの導
体が端子ホルダの平板端子部とブスバーホルダのブスバ
ーとに重ね合わされて溶接接続されるから、フラットケ
ーブルの絶縁被覆層が端子ホルダの第1端子樹脂層とブ
スバーホルダの第1ブスバー樹脂層とによって挟まれて
保持される。これにより、例えばフラットケーブルが引
っ張られた場合でも、溶接接続された部分が安定する。
請求項2によれば、フラットケーブルの導体の先端に残
された先端被覆層が第2端子樹脂層と第2ブスバー樹脂
層とで挟まれて保持されるから、接続された部分が更に
安定する。
【0010】請求項3によれば、ブスバーホルダの第2
ブスバー樹脂層の端子ホルダ側、又は端子ホルダのブス
バーホルダ側に形成さた挿着穴へフラットケーブルの先
端被覆層が挿着された状態で、フラットケーブルがブス
バーホルダと端子ホルダとに組付られる。これにより、
先端被覆層が挿着穴に挿着されると、フラットケーブル
がブスバーホルダ又は端子ホルダに仮固定される。
【0011】
【発明の実施の形態】車両のステアリング機構用信号伝
送装置において、ステアリングホイールによって回転す
る回転部から外部の固定部へ信号等を伝達する場合、回
転部にフラットケーブルの一端側を接続し、他端側を、
コネクタを介して固定部に接続する場合を説明する。
【0012】図1〜図4は本発明に係るフラットケーブ
ルとジョイント端子との接合体の第一実施例を示すもの
である。図1及び図2において、接合体Aは次のように
構成されている。即ち、フラットケーブル1の他端側
(以下、単にフラットケーブルという)の絶縁被覆層1
a(以下、被覆層という)を剥離して導体1bを露出さ
せ、複数のジョイント端子2を絶縁性樹脂で形成された
第1絶縁樹脂層3a(以下、ジョイント端子2側の絶縁
樹脂層を端子樹脂層という)と第2端子樹脂層3bとに
より固定して端子ホルダ4を形成する。
【0013】そして、複数のブスバー5を絶縁樹脂層で
形成された第1絶縁樹脂層6a(以下、ブスバー5側の
絶縁樹脂層をブスバー樹脂層という)により固定してブ
スバーホルダ7を形成し、端子ホルダ4とブスバーホル
ダ7とでフラットケーブル1を挟み、ジョイント端子
2、導体1b及びブスバー5との三層の重ね合わせ部8
を超音波溶接、圧着、半田付け等により、溶接接続して
接続部9を形成し、それと共に被覆層1aを第1端子樹
脂層3aと第1ブスバー樹脂層6aとで挟んで保持して
構成される。
【0014】図2に示すように、フラットケーブル1は
複数の導体1bを有する。端子ホルダ4は、図3の如く
に、複数のジョイント端子2の一端側を平板端子部2a
として導体1bの配設ピッチに合わせて配列すると共
に、他端側をコネクタ端子部2bとしてコネクタの端子
収容室d(図9又は図10参照)に対応させて配列し、
そして絶縁性樹脂を用いて平板端子部2aとコネクタ端
子部2bとをそれぞれジョイント端子2の長手方向と直
交する方向に第1端子樹脂層3aと第2端子樹脂層3b
とで固定して成る。
【0015】第1端子樹脂層3aの上壁面3a1 が被覆
部1aの下面1a1 (図1)の形状に対応して形成さ
れ、前壁3a2 の上部には平板端子部2aの端部が固定
されている。なお、最も好ましい位置は前壁3a2 の上
壁面3a1 近傍である。また、上壁面3a1 の横X1
被覆層1aの幅D1 (図1)以上、すなわちX1 ≧D1
が好ましい。上壁面3a1 の縦X2 は所望の長さに設定
されている。第1端子樹脂層3aの厚さX3 は平板端子
部2aの厚さL1 より大きい、すなわちX3 ≧L 1 が好
ましい。
【0016】第2端子樹脂層3bの前壁3b2 の上部と
後壁3b3 の上部との間にはコネクタ端子部2bが貫通
固定されている。第2端子樹脂層3bの厚さX3 ′はコ
ネクタ端子部2bの厚さL2 より大きい。すなわち
3 ′>L2 が好ましい。また、第1端子樹脂層3aと
第2端子樹脂層3bとの間の間隔L3 は導体1bの長さ
2 (図1)に略等しい、すなわちL3 ≒D2 である。
【0017】ブスバーホルダ7は、図4のように、複数
のブスバー5の一端側5aを導体1b(図1)の配設ピ
ッチに合わせて配列し、絶縁性樹脂を用いて複数のブス
バー5を、ブスバー5の長手方向と直交する方向に第1
ブスバー樹脂層6aで固定して成る。
【0018】第1ブスバー樹脂層6aの下壁面6a1
被覆層1aの上面1a2 (図1)の形状に対応して形成
され、前壁6a2 の下部にはブスバー5の一端側5aが
固定されている。なお、最も好ましい位置は前壁6a2
の下壁面6a1 近傍である。また、下壁面6a1 の横Y
1 は被覆層1aの幅D1 (図1)以上、すなわちY1
1 が好ましい。下壁面6a1 の縦Y2 は所望の長さに
設定されている。第1ブスバー樹脂層6aの厚さY3
ブスバー5の一端側5aの厚さL1 ′より大きい、すな
わちY3 >L1 ′が好ましい。なお、第一実施例では、
ブスバー5の他端側を絶縁性樹脂で固定していないが、
固定することも可能である。
【0019】次に、接合体Aを形成する場合を説明す
る。最初に、端子ホルダ4の平板端子部2aとフラット
ケーブル1の導体1bとを重ね合わせると共に、第1端
子樹脂層3aの上壁面3a1 にフラットケーブル1の被
覆層1aを載置する。それから、導体1bにブスバーホ
ルダ7のブスバー5を重ね合わせると共に、第1ブスバ
ー樹脂層6aの下壁面6a1 を被覆層1aに載せる。こ
うして、導体1bを平板端子部2aとブスバー5とで挟
んで三層重ね合わせ部8が形成される。最後に、重ね合
わせ部8を超音波溶接等で溶接接続して接続部9を形成
し、それと共に被覆部1aを上壁面3a1 と下壁面6a
1 とでサンドイッチ状に挟んで保持する。こうして、接
合体Aが形成される。
【0020】フラットケーブル1の被覆層1aが、第1
端子樹脂層3aの上壁面3a1 と第1ブスバー樹脂層6
aの下壁面6a1 とで挟まれてサンドイッチ状になるか
ら、例えばフラットケーブルが引っ張られても、接合体
Aから導体1bが離れることがない。これにより、フラ
ットケーブル1の引っ張りに対する接合体Aの強度が増
し、接続部9が破壊されるのが防止される。従って、製
品としての信頼性が高まり、安定した製品が得られる。
【0021】図5及び図6は本発明に係るフラットケー
ブルとジョイント端子との接合体の第二実施例を示すも
のである。なお、第一実施例と同一構成部材には、同一
名称を付けて詳細な説明を省略する。図5及び図6にお
いて、接合体Bは次のような構成をしている。即ち、ブ
スバーホルダ7が、ブスバー5の他端側5bに絶縁性樹
脂で形成された第2ブスバー樹脂層6bを有し、フラッ
トケーブル1の導体1bの先端に残された先端被覆層1
cを有する場合である。
【0022】そして、端子ホルダ4とブスバーホルダ7
とでフラットケーブル1を挟み、ジョイント端子2、導
体1b及びブスバー5との三層の重ね合わせ部8を超音
波溶接等により溶接接続して接続部9を成形し、それと
共に被覆層1aを第1端子樹脂層3aと第1ブスバー樹
脂層6aとで挟んで保持し且つ、先端被覆層1cを第2
端子樹脂層3bと第2ブスバー樹脂層6bとで挟んで保
持して構成される。第2端子樹脂層3bの上壁面3b1
の形状が先端被覆層1cの下面1c1 の形状に対応する
と共に、第2ブスバー樹脂層6bの下壁面6b1 の形状
が先端被覆層1cの上面1c2 の形状に対応している。
【0023】次に、接合体Bを形成する場合を説明す
る。図6に示すように、先ず、端子ホルダ4の平板端子
部2aとフラットケーブル1の導体1bを重ね合わせ、
第1端子樹脂層3aにフラットケーブル1の被覆層1a
を載置し、第2端子樹脂層3bにフラットケーブル1の
先端被覆層1cを載せる。
【0024】それから、ブスバーホルダ7のブスバー5
と導体1bとを重ね合わせ、被覆層1aに第1ブスバー
樹脂層6aを載置し、先端被覆層1cに第2ブスバー樹
脂層6bを載せる。これにより、導体1bを平板端子部
2aとブスバー5とに挟んで重ね合わせ部8が形成され
る。最後に、重ね合わせ部8を超音波溶接して接続部9
を形成し、被覆層1aを第1端子樹脂層3aと第1ブス
バー樹脂層6aとで挟むと共に、先端被覆層1cを第2
端子樹脂層3bと第2ブスバー樹脂層6bとで挟む。こ
うして、接合体Bが形成される。
【0025】フラットケーブル1の先端被覆層1cが第
2端子樹脂層3bと第ブスバー樹脂層6bとで挟まれて
保持されているから、第一実施例に比べて、更にフラッ
トケーブル1の引っ張りに対する接合体Bの強度が増加
する。
【0026】図7及び図8は、本発明に係るフラットケ
ーブルとジョイント端子との接合体の第三実施例を示す
ものである。なお、第一及び第二実施例と同一構成部材
には同一名称と同一番号とを付けて詳細な説明を省略す
る。図7及び図8において、接合体Cは、ブスバーホル
ダ5の第2ブスバー樹脂層6bに挿着穴10を形成し、
フラットケーブル1の先端被覆層1dを挿着穴10に挿
着した状態でブスバーホルダ7のブスバー5、フラット
ケーブル1の導体1b、及び端子ホルダ4の平板端子部
2aを溶接接続して接続部9を形成し、それと共に被覆
層1aを第1端子樹脂層3aと第1ブスバー樹脂層6a
とで挟んで保持して構成される。
【0027】挿着穴10は第2ブスバー樹脂層6bの端
子ホルダ4側にフラットケーブル1の導体1bの長手方
向とほぼ直交する方向へ穿設されている。なお、第2端
子樹脂層3bのブスバーホルダ7側に挿着穴10を穿設
することも可能である。
【0028】次に、接合体Cを形成する場合を説明す
る。先ず、フラットケーブル1の先端被覆層dをブスバ
ーホルダ7側に折り曲げ、先端被覆層1dを第2ブスバ
ー樹脂層6bの挿着穴10に挿着する。これにより、フ
ラットケーブル1がブスバーホルダ7に仮固定される
(以下、これを仮固定状態という)。この時、ブスバー
ホルダ7のブスバー5とフラットケーブル1の導体1b
との配設ピッチが合わされると共に、第1ブスバー樹脂
層6aの下壁面6a1 と被覆層の上面とが重ね合わされ
ている。
【0029】それから、フラットケーブル1の導体1a
と端子ホルダ4の平板端子部2aとの配設ピッチを合わ
せると共に、第1端子樹脂層3aの上壁面3a1 と被覆
層1aの下面1a1 とを重ね合わせる。これにより、フ
ラットケーブル1の導体1bがブスバーホルダ7のブス
バー5と端子ホルダ4の平板端子部2aとで挟まれた状
態で組付られ、重ね合わせ部8が形成される。
【0030】最後に、重ね合わせ部8を超音波溶接して
接続部9が形成される。接続部8が形成されると、被覆
層1aが第1端子樹脂層3aと第1ブスバー樹脂層6a
とで挟まれると共に、フラットケーブル1の先端被覆層
1dが第2ブスバー樹脂層6bの挿着穴10に挿着され
た状態で接合体Cが形成される。
【0031】このように、先端被覆層1dが挿着穴10
に挿着されてフラットケーブル1がブスバーホルダ7に
仮固定された状態で、フラットケーブル1が端子ホルダ
4に配置されてブスバーホルダ7と端子ホルダ4とに組
付られるから、端子ホルダ4へのフラットケーブル1の
位置ずれが無くなる。これにより、従来に比較して、ブ
スバーホルダ7及び端子ホルダ4へのフラットケーブル
1の組付性が向上する。従って、接合体Cとしての製品
の信頼性が増すから、安定した製品が確実に製造され
る。
【0032】また、先端被覆層1dがブスバーホルダ7
の挿着穴10に挿着された状態でフラットケーブル1が
組付られるから、薄くて脆いフラットケーブル1の導体
1bが,組付時にブスバーホルダ7と端子ホルダ4とに
より発生する応力の影響を受けにくくなる。これによ
り、実施例1及び実施例2よりも、フラットケーブル1
をブスバーホルダ7と端子ホルダ4とに挟んで組付る組
付性が格段に向上する。
【0033】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、フラッ
トケーブルの導体が、平板端子部とブスバーホルダのブ
スバーとに重ね合わされて溶接接続されることにより、
フラットケーブルの絶縁被覆が端子ホルダの第1端子樹
脂層と第1ブスバー樹脂層とによって挟まれて保持され
るから、例えばフラットケーブルが引っ張られた場合で
も、溶接接続された部分(以下、接続部分という)が保
護されて引っ張られない。これにより、接続部分の強度
が増すから、フラットケーブルの引っ張りに対して接続
部分が破壊されない。
【0034】また、従来とは異なり、接続部分をケース
等で挟むとをしないから、接続部分にガタが生じること
がない。更に、フラットケーブルの導体をブスバーと平
板端子部とで挟んでいるから、超音波接続する時に、直
接硬い溶接治具が突き当たらない。これにより、導体を
傷めることがない。従って、製品としての信頼性を高
め、安定した製品を得ることができる。その上、導体の
先端に残された先端被覆層が第2端子樹脂層と第2ブス
バー樹脂層とで挟まれて保持されるから、接続部分を更
に強化するとができる。
【0035】更に、先端被覆層が挿着穴に挿着される
と、フラットケーブルがブスバーホルダ又は端子ホルダ
に仮固定されるから、薄くて脆いフラットケーブルの導
体をブスバーホルダと端子ホルダとの間に挟んで組付る
際に、フラットケーブルの位置ずれが無くなる。これに
より、フラットケーブルの組付作業が容易になり、組付
性が向上する。従って、安定した製品が製造されると共
に、製品の信頼性が一層増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブルとジョイント端
子との接合体の第一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す接合体の分解斜視図である。
【図3】図1に示す端子ホルダの拡大斜視図である。
【図4】図1に示すブスバーホルダの拡大斜視図であ
る。
【図5】本発明に係るフラットケーブルとジョイント端
子との接合体の第二実施例を示す縦断面図である。
【図6】図5に示す接合体の分解斜視図である。
【図7】本発明に係るフラットケーブルとジョイント端
子との接合体の第三実施例を示す縦断面図である。
【図8】図7に示す接合体の分解斜視図である。
【図9】従来のフラットケーブルとジョイント端子との
接合体を示す縦断面図である。
【図10】従来の他のフラットケーブルとジョイント端
子との接合体を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A,B,C 接合体 1 フラットケーブル 1a 絶縁被覆層 1b 導体 1c,1d 先端被覆層 2 ジョイント端子 2a 平板端子部 2b コネクタ端子部 3a 第1端子樹脂層 3b 第2端子樹脂層 4 端子ホルダ 5 ブスバー 6a 第1ブスバー樹脂層 6b 第2ブスバー樹脂層 7 ブスバーホルダ 10 挿着穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のジョイント端子の一端側を平板端
    子部としてフラットケーブルの導体の配設ピッチに合わ
    せて配列し、絶縁性樹脂で形成された第1端子樹脂層に
    より該平板端子部を固定して端子ホルダを形成し、該平
    板端子部と該導体とを重ね合わせて溶接接続して成るフ
    ラットケーブルとジョイント端子との接合体において、 複数のブスバーの一端側を前記導体の配設ピッチに合わ
    せて配列し、絶縁性樹脂で形成された第1ブスバー樹脂
    層により該一端側を固定してブスバーホルダを形成し、
    前記導体が前記平板端子部と該ブスバーホルダのブスバ
    ーとの間に重ね合わされて溶接接続され、前記フラット
    ケーブルの絶縁被覆層が前記第1端子樹脂層と該第1ブ
    スバー樹脂層とに挟まれて保持されることを特徴とする
    フラットケーブルとジョイント端子との接合体。
  2. 【請求項2】 前記ブスバーホルダが絶縁性樹脂で形成
    された第2ブスバー樹脂層を前記ブスバーの他端側に有
    し、前記端子ホルダが絶縁性樹脂で形成された第2端子
    樹脂層を前記ジョイント端子の他端側に有し、前記フラ
    ットケーブルの導体の先端に残された先端被覆層が、該
    第2端子樹脂層と第2ブスバー樹脂層とで挟まれて保持
    されることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブ
    ルとジョイント端子との接合体。
  3. 【請求項3】前記ブスバーホルダが絶縁性樹脂で形成さ
    れた第2ブスバー樹脂層を前記ブスバーの他端側に有
    し、前記端子ホルダ4が絶縁性樹脂で形成された第2端
    子樹脂層を前記ジョイント端子の他端側に有し、前記フ
    ラットケーブルの導体の先端に残された先端被覆層を挿
    着する挿着穴が該第2ブスバー樹脂層又は第2端子樹脂
    層に形成されたことを特徴とする請求項1記載のフラッ
    トケーブルとジョイント端子との接合体。
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