JPH09259294A - 表示倍率に対応するグリッド表示方法 - Google Patents

表示倍率に対応するグリッド表示方法

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JPH09259294A
JPH09259294A JP8062197A JP6219796A JPH09259294A JP H09259294 A JPH09259294 A JP H09259294A JP 8062197 A JP8062197 A JP 8062197A JP 6219796 A JP6219796 A JP 6219796A JP H09259294 A JPH09259294 A JP H09259294A
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JP
Japan
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grid
display
display screen
interval
auxiliary
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JP8062197A
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Yasunori Kawai
保則 川井
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DAITETSUKU KK
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DAITETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面の拡大・縮小操作を繰り返し実行す
るCADシステムで、拡大・縮小の前後を通してピック
サイズとグリッド間隔のサイズ比が適正に保たれるよう
にする。 【解決手段】 拡大時には補助グリッドを追加表示し、
縮小時には間引き表示する。このとき、追加後のグリッ
ド間隔又は間引き後のグリッド間隔がピックサイズの1
倍以上で2倍以下となるように追加又は間引き表示を行
う。カーソル中に複数のグリッド点が含まれることはな
いという範囲内で細かくグリッド点が表示される。操作
性を損ねず、精度の良い仕事を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCAD(コ
ンピュータ援用設計)システムで多用される、表示装置
にグリッド(格子点群)を表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のCADシステムで多用さ
れている表示画面の一例を示し、動作領域10内に格子
状にグリッド12が表示されている(図示では十字が各
グリッド点を示している)。図中14はカーソルを示
し、そのカーソルはピックサイズPicを有している。
カーソル14をカーソル移動手段によって移動し、所望
の1つのグリッド点12aがカーソル14内に位置した
状態でクリックすることで、その1つのグリッド点12
aが指定される。この機能を用いることで、オペレータ
は例えば(100,100)という座標点を正確に指定
できる。グリッド点がない場合には、オペレータが座標
を知るすべがないばかりでなく、例えば(99,99)
という座標位置でなく(100,100)という座標位
置を指定することが著しく困難となる。グリッド点は通
常処理対象物上における距離の単位、(例えば建築設計
の場合には1000mm,大規模土木設計の場合には2
0m,IC基板設計の場合には10μm等)がオペレー
タによって選ばれる。図中()内の数字は処理対象物上
での座標を示し、〔 〕内の数字は表示画面内での座標
を示している。
【0003】グリッドが高密度に配置されていれば細か
な単位で座標点を指定することが可能となるが、反面、
グリッド点の数が多すぎて煩わしいことになる。そこで
グリッド表示方法には各種技術が提案されており、例え
ば特開平7−239874号公報では、カーソルの周囲
にだけ高密度でグリッドを表示する技術を提案してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】表示画面を見ながら処
理を行うシステムにおいて、表示画面の倍率が可変なシ
ステムが開発されている。例えば全体レイアウトの処理
時には全体レイアウトが表示画面内に表示される倍率と
しておき、細部の処理時にはその一部のみを拡大して表
示する。図2は図1を拡大して示した様子を示し、図1
では処理対象物の100cmが画面上の1cmで表示さ
れ、図2では3cmで表示される。すなわち図2は図1
よりも3倍に拡大されている。この結果、例えば処理対
象物上での1000mm間隔に対応するグリッドが、図
1の場合よりも図2の方が低密度となり、図1では位置
12aに示されていたグリッド点が図2では22aの位
置に表示される。一方、カーソルのピックサイズは表示
画面での寸法で定められており、図1におけるカーソル
14と図2におけるカーソル24は表示画面上同一サイ
ズで表示される。この結果、画面を拡大表示して細部の
処理をしようとしているにもかかわらず、グリッドによ
って指定可能な座標分解能が変わらないことになる。図
1において処理対象物上での1000mmごとにグリッ
ドを表示することになっていれば、図2のように画面を
拡大してもグリッド間隔は1000mmごとであり、図
面を拡大した利益が得られない。逆に、図3は図1の表
示画面を1/2に縮小した画面を示し、図1では位置1
2aに示されていたグリッド点が図3では32aの位置
に示される。この場合にもカーソル34のピックサイズ
は変わらない。このために、表示画面を縮小した結果、
1つのカーソル34中に複数のグリッド点が含まれるよ
うになり、特定のグリッド点を指定することが不可能若
しくは著しく困難となる。
【0005】本発明は、上述の欠点を解決するためのも
のであり、表示画面が拡大されればその拡大した意図に
追従して表示画面上グリッドが細かく表示されて細かな
分解能で位置を指定することを可能とし、表示画面が縮
小されればそれに応じてグリッドの間引きを行って、特
定のグリッド点の指定を可能若しくは容易とする技術を
実現するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様で
は、表示画面の拡大操作に伴って補助グリッドを追加表
示し、縮小操作に伴ってグリッドを間引き表示する。例
えば図1から図2のように表示画面を拡大操作すること
に伴って、図4,5,6に例示するように補助グリッド
を追加表示する。図4〜6において、黒丸が追加表示さ
れた補助グリッドを示している。図4は表示画面を3倍
に拡大したのに対応して基本グリッド(十字で示され
る)の1/3の間隔の補助グリッドを追加した例を示
す。図5は3倍に拡大したのに対応して1/2間隔の補
助グリッドを追加した例を示す。図6は3倍に拡大した
のに対応して1/4間隔の補助グリッドを追加した例を
示す。このようにして表示画面の拡大に伴って、補助グ
リッドを追加表示するようにすると、画面の拡大ととも
に、グリッド点によって指定可能な座標の分解能が細か
くなる。一方、図7は、図1の表示画面を1/2に縮小
したのに対応してグリッドを2個おきに間引いた様子を
示している。この結果、画面座標上〔1,1〕の位置
に、処理対象物上では(200,200)の座標に相当
するグリッド点が表示される。図7と図3との比較から
も明らかなように、表示画面の縮小に伴ってグリッドを
間引き表示すると、1つのカーソル内に複数のグリッド
点が属するようになって、特定のグリッド点の指定が不
可能若しくは困難となるといったことが防止される。
【0007】表示画面を見ながら処理を実行するシステ
ムの場合、カーソルのピックサイズが可変となっている
ものが存在する。例えば図8は、図1でのカーソルのピ
ックサイズを1/2のサイズに切換えた場合を例示して
いる。あるいは図9は、ピックサイズを2倍のサイズに
切換えた場合を例示している。このようにピックサイズ
が可変となっている場合には、ピックサイズの縮小操作
に伴って補助グリッドを追加表示し(図8の例示参
照)、ピックサイズの拡大操作に伴ってグリッドを間引
き表示する(図9の例示参照)ことが有用である。
【0008】これによると、ピックサイズに比してグリ
ッド分解能が粗すぎてピックサイズを縮小した意味がな
いとか、あるいは、ピックサイズに比してグリッド分解
能が密すぎて、特定の1つのグリッド点の指定が不可能
若しくは困難となることが防止される。
【0009】図4は、表示画面をN倍に拡大したのに対
応して基本グリッドのI/N間隔の補助グリッドを追加
した例を示す。図7は表示画面をI/N倍に縮小したの
に対応して基本グリッドのN倍間隔のグリッドのみを残
してこれ以外を間引きした例を示す。図8はピックサイ
ズをI/N倍に縮小したのに対応して基本グリッドのI
/N間隔の補助グリッドを追加した例を示す。図9はピ
ックサイズをN倍に拡大したのに対応して基本グリッド
のN倍間隔のグリッドのみを残してそれ以外を間引きし
た例を示す。以上の条件下では、表示画面の倍率の変更
及び/又はカーソルのピックサイズの変更の前後を通し
て、表示画面上のグリッド間隔とカーソルのピックサイ
ズとの相対的比率が一定に保たれる。
【0010】表示画面の倍率の変更及び/又はピックサ
イズの変更の前後を通して、表示画面上のグリッド間隔
とカーソルのピックサイズとの相対的比率が一定に保た
れていると、倍率の変更やピックサイズの変更に抗し
て、グリッド間隔とピックサイズの関係が適正に保た
れ、グリッドによって指定可能な座標分解能がピックサ
イズに比して粗すぎたり密すぎたりといった問題の発生
が予防される。
【0011】本発明の一つの態様では、表示画面の倍率
の変更及び/又はカーソルのピックサイズの変更操作に
伴って、補助グリッドの追加後のグリッド間隔及び/又
は、間引き後のグリッド間隔が、ピックサイズの1倍以
上で2倍以下となるようにするために必要な補助グリッ
ドの分割数(図4は1/3に分割した補助グリッドを追
加表示した例を示し、図5は1/2に分割した補助グリ
ッドを追加した例を示し、図6は1/4に分割した補助
グリッドを追加した例を示し、分割数はそれぞれ3,
2,4となる)及び/又は間引き数(例えば図7,図9
は基本グリッドの2本のうちから1本を間引いた場合を
例示しており、間引き数は2となる。5本中4本を間引
いて1本を残すときには間引き数を5と数える)を演算
する。
【0012】このようにすると、1つのピックサイズ中
に複数のグリッド点が属することなく(グリッド間隔≧
ピックサイズだから)、かつ、1つのグリッド間隔内に
2以上のカーソルが入り込んでしまうこともなく(グリ
ッド間隔≦2×ピックサイズだから)、カーソルのピッ
クサイズとグリッド密度が適切に選ばれる。なおここで
いう以上又は以下とは、数学でいう厳密なものである必
要はなく、等しい場合を含んでも含まなくてもよい。ま
た以上の演算結果に基づいて直ちにグリッドの表示密度
を変えるようにしてもよいし、オペレータの操作を待っ
て、演算された分割数の補助グリッドを追加表示した
り、或いは間引き表示するようにしてもよい。例えば表
示画面を1.2倍に拡大するといった微妙な拡大・縮小
をする場合、オペレータの操作によって、グリッドの追
加表示や間引き表示が行われるようにするシステムに有
用性が認められる。この場合、オペレータはピックサイ
ズとグリッド間隔を適切に修正するように指示する操作
をすれば足り、グリッド点やグリッド間隔を計算しなお
す必要はない。
【0013】図4における黒丸は十字で表される基本グ
リッドの1/2の間隔を保つ補助グリッドを示してい
る。この補助グリッドが基本グリッドと異なるシンボル
で(ここでは色で区分することも含めて異なるシンボル
で表示するという)表示されているために、オペレータ
は拡大後の表示画面内でのサイズと処理対象物上でのサ
イズ関係を正しく把握することができる。
【0014】このように、補助グリッドを追加したとき
にはその分割数に応じたシンボルで追加した補助グリッ
ドの種類を示すことが好ましい。例えば基本グリッドの
1/2の間隔(処理対象物上でのサイズ)の補助グリッ
ドにはそれが分かるシンボルを使い、1/10間隔の補
助グリッドにはそれが分かるシンボルを使う。同様にグ
リッドを間引く際にも間引き数に応じたシンボルで間引
き後のシンボルを表示することが好ましい。図7,図9
は1/2本づつ間引いたことを示すために白抜丸のシン
ボルが使用されている。当然グリッドの色で種類を示す
ようにしてもよい。色で表示すると、グリッドの表示に
要する時間が短縮化される。補助グリッドを追加表示す
る場合、基本グリッド間隔の1/2,1/4,1/10
のいずれかの間隔を持つ補助グリッドを追加表示し、間
引き表示する場合、基本グリッド間隔の2、4、10倍
のいずれかの間隔を持つグリッドとなるように間引き表
示することが好ましい。この倍率はオペレータによって
認識し易い数であり、使い勝手が大変によい。
【0015】以下に説明する実施例の記載を通して本発
明はよりよく理解される。
【0016】
【発明の実施の形態】図10は、本発明を組込んだCA
Dシステムのハードウェア構成の一実施例を示してい
る。なおCADのための構成については図示省略されて
いる。図中101はカラーディスプレイ,102はコン
ピュータ本体,107はキーボード,108はマウスで
ある。コンピュータ本体102は中央処理装置104を
中核として構成され、インターフェイス103を介して
カラーディスプレイ101に接続され、インターフェイ
ス106を介してキーボード107とマウス108に接
続されている。インターフェイス103はカラーディス
プレイ101のためのビデオRAMを内蔵し、このビデ
オRAM内のデータを書き換えることでカラーディスプ
レイ101上での表示画面が変化する。この機構によっ
て、表示画面の倍率の変更、グリッドの表示の有無或い
は補助グリッドの追加表示やグリッドの間引き表示が実
行される。これらの処理は、中央処理装置104による
データ処理機能で実現される。この他インターフェイス
103はマウス108によるクリック操作時に、カーソ
ル内に位置していたグリッド点を示す情報を取り込ん
で、その情報を中央処理装置104に送る機能も有して
いる。中央処理装置104には後述する処理を実施する
ための各種プログラム等を記憶しておくROM105が
接続されている。またデータ等を一時的に記憶しておく
ためのRAM109も接続されている。図11はROM
105に記憶されているプログラムの実行によってカラ
ーディスプレイ101に表示される表示画面の一例を示
し、この表示画面によってオペレータはグリッドの表示
の有無、表示するグリッドの種類、表示するグリッドの
パラメータ等を入力することができる。入力されたデー
タはRAM109に記憶される。すなわち、直交グリッ
ドを選んだ場合には、X軸方向の間隔がGr(X)に記
憶され、Y軸方向の間隔がGr(Y)に記憶される。こ
の間隔は処理対象物上での距離で示され、例えばGr
(X)=1000mmとした場合、表示画面が1/10
0で倍率されれば1cm間隔でグリッドが表示され、1
/50の倍率の場合には2cm間隔でグリッドが表示さ
れる。オペレータが斜めグリッドを選んだ場合には、図
23に示す角度αの他、距離βが記憶される。この距離
βも処理対象物上での距離で入力される。
【0017】このシステムの場合、カーソルのピックサ
イズも可変となっており、これを変えるときには、ピッ
クサイズの変更のための画面を呼び出して、X方向のピ
ックサイズをPic(X)に入力し、Y方向のピックサ
イズをPic(Y)に入力する。このピックサイズPi
c(X),Pic(Y)は表示画面上でのサイズで入力
される。
【0018】この他RAM109内には、カラーディス
プレイ101に表示する図形を示す情報も記憶されてい
る。この情報は図示しないCAD機能を用いて準備され
る。またこの情報はどんどん書き替えられて完成されて
ゆく。この情報は処理対象物上でのサイズによって定義
されている。
【0019】更にRAM109には表示倍率Wを入力す
ることができる。これは例えば処理対象物上での100
0mmをカラーディスプレイ101では何cmで表わす
かを示すもので、1/100が入力されていれば1cm
で表示され、1/10が入力されていれば10cmで表
示される。拡大して表示することも可能であり、W=1
0とすると、処理対象物上での1cmが画面では10c
mに表示される。この倍率Wを書き替えることで、カラ
ーディスプレイ101の表示画面は拡大・縮小される。
なお画面の拡大・縮小にあたって不動点座標F(X),
F(Y)が用いられ、その不動点座標F(X),F
(Y)を中心として画面の拡大・縮小が実行される。図
1〜図9の説明ではF(X)=F(Y)=0の場合につ
いて説明がなされている。この不動点座標は表示画面上
での座標で定められるものであり、オペレータがマウス
108でカーソルの位置を調整してクリックすることで
定められる。
【0020】図12は、本技術に直接関係するグリッド
の表示のための処理手順を示し、この処理はROM10
5内のプログラムで中央処理装置104が作動すること
で実行される。まずこの処理では最初にRAM109内
のGr(X),Gr(Y)又はα,βの値を入力するこ
とでグリッドの条件を指定する(S121)。次にPi
c(X),Pic(Y)の値を読み出す(S122)。
そして次にグリッド間隔とピックサイズとの関係を把握
する(S123)。そしてその関係に応じたグリッド表
示を行う(S124)。ステップS123の関係とその
ときに行われるグリッド表示の対応関係が図13に示さ
れている。
【0021】図12のステップS123でいうグリッド
間隔は、処理対象物上での間隔Gr(X),Gr(Y)
自体ではなく、それに表示倍率Wを乗じて求められる表
示画面上でのグリッド間隔Gr´に変換されている。図
14はW=1/100の場合を示し、オペレータの設定
したグリッド間隔Gr(X)が画面上ではGr´となる
ことを例示している。図15はW=1/50に拡大した
場合を示し、Gr´が図14の場合の2倍となってい
る。
【0022】さて図14は、図12のステップS123
で、Pic<Gr´<=2Picとなる場合を示してい
る。この場合、Pic<Gr´であるために、1つのカ
ーソル中に複数のグリッド点が属することはない。又G
r´<=2Picのために、1つのグリッド間隔内に2
以上のカーソルが入ってしまうこともない。この場合、
カーソルのピックサイズとグリッド密度は適当であるこ
とになる。この場合はオペレータが設定したグリッド
(基本グリッドないし通常グリッドという)のみを示
し、補助グリッドの追加表示は行わない。又間引き表示
も行わない。
【0023】図15は図14から表示倍率を2倍に拡大
表示した場合を示す。この場合に示すように、オペレー
タの設定したグリッド間隔を表示画面上での寸法に直し
た値Gr´が、ピックサイズPicの2倍以上で4倍以
下であれば、基本グリッド間隔の1/2の間隔を保つ補
助グリッドを追加表示する。この結果、追加後のグリッ
ド間隔Gr´´は、ピックサイズの1倍以上で2倍以下
となり、追加後のグリッド間隔Gr´´とピックサイズ
の関係が適切となる。
【0024】図16は、図14を4倍に拡大した場合を
示し、この場合のように、拡大表示後の基本グリッド間
隔Gr´がピックサイズの4倍以上で10倍以下の場合
には、基本グリッド間隔の1/4の間隔を保つ補助グリ
ッドを追加表示する。この結果、追加後のグリッド間隔
Gr´´は、ピックサイズの1倍以上で2.5倍以下と
なる。この場合も補助グリッドの追加後のグリッド間隔
とピックサイズの関係がほぼ適切となる。これに代えて
8Pic<Gr´≦10Picのときには1/5間隔の
補助グリッドを追加表示するようにしてもよい。
【0025】図17は、表示画面上での基本グリッド間
隔Gr´がピックサイズの10倍以上20倍以下となっ
たときを例示しており、この場合には、1/10の補助
グリッドを追加表示する。このようにすると、追加後の
グリッド間隔Gr´´はピックサイズの1倍以上2倍以
下となる。
【0026】図18は、表示画面上での基本グリッド間
隔Gr´がピックサイズの20倍以上40倍以下となっ
たときを例示しており、この場合には1/20の補助グ
リッドを追加表示する。このようにすると、追加後のグ
リッド間隔Gr´´はピックサイズの1倍以上2倍以下
となる。
【0027】図19は、表示画面上での基本グリッド間
隔Gr´がピックサイズの40倍以上100倍以下とな
ったときを例示しており、この場合には1/40の補助
グリッドを追加表示する。このようにすると、追加後の
グリッド間隔Gr´´がピックサイズに比して適正とな
る。
【0028】以下図13に示すように、100Pic<
Gr´<=200Picとなると、1/10グリッドを
さらに1/10するグリッドを追加表示し、200Pi
c<Gr´≦400Picとなると、さらにこれを1/
2するグリッドを追加表示する。以後もこれを繰り返す
と、追加後のグリッド間隔がピックサイズの1倍以上で
2(ないし2.5)倍以下という関係が維持される。
【0029】図20は、図14での倍率1/100を1
/200に変更して表示画面を縮小表示した場合を示
す。この場合のように、表示画面上での基本グリッド間
隔Gr´がピックサイズの1倍以下になってしまうと、
1つのカーソル内に複数のグリッド点が属するようにな
ってしまう。そこでPic/2<=Gr´<Picのと
きには、図20の(B)に示すように、基本グリッドの
うちから2本に1本を間引く。すると間引き後の間隔は
2Gr´となり、これはピックサイズの1倍以上で2倍
以下となる。
【0030】同様に図21は、画面を縮小した結果、P
ic/4≦Gr´≦Pic/2となったときを示し、こ
の場合には、基本グリッドの4本のうち3本を間引いて
1本を残す。このようにすると、間引き後のグリッド間
隔Gr´´は4Gr´となり、これはピックサイズの1
倍以上2倍以下となる。
【0031】以上のように、図13に示した関係ごと
に、その関係に対応するグリッド表示態様を用いると、
追加後のグリッド間隔や間引き後のグリッド間隔がピッ
クサイズの1倍以上で2倍以下(ないし2.5倍以下)
となる関係が維持される。
【0032】以上の説明は表示画面の表示倍率Wを変更
した場合について説明したが、ピックサイズPicを変
更したときにも有効であり、この場合にも追加後のグリ
ッド間隔や間引き後のグリッド間隔がピックサイズに対
して適正に保たれる。
【0033】図13に示す関係は、追加後又は間引き後
のグリッド間隔がピックサイズの1倍以上2倍以下とな
る分割数又は間引き数を求める処理でもあり、例えば図
15の関係の場合には1/2という分割数を求めること
に相当する。この実施例では表示倍率W又はピックサイ
ズPicの変更によって図13に示す関係が切換えられ
たときに自動的に補助グリッドの追加表示又は間引き表
示が行われるようにしている。これに代えて、オペレー
タが操作して始めて補助グリッドの追加表示や間引き表
示が行われるようにしてもよい。この場合、オペレータ
は仮りに1/2の補助グリッドを追加表示したらピック
サイズとグリッド間隔の関係が適正になるか否かを考慮
する必要がなく、単に「適正にしろ」という操作をする
だけで正しいグリッド表示に切り替えることができる。
【0034】図22は、追加表示する補助グリッドの分
割数と表示シンボルの一例を示しており、このようなシ
ンボル表示を用いることで、画面上でのサイズと処理対
象物上でのサイズの関係がオペレータによって分かり易
くなる。同様のことは間引き後のグリッド表示について
も行われており、例えば2本に1本の間引いた後には三
角形でグリッドが表示され、4本に3本を間引いた後に
は四角形でグリッドが表示される。このようにすると、
例えば四角形と四角形の間の距離が処理対象物上では基
本グリッド間隔の4倍となることが分かる。なお記号を
変える代わりに色を変えて種類を示してもよく、このよ
うにするとグリッドの表示に必要な時間を短くできる。
図22に示すように、この実施例では基本グリッド間隔
の1/2,1/4,1/10の間隔を持つ補助グリッド
を追加表示し、基本グリッド間隔の2倍、4倍の間隔と
なるように間引き表示する。この分割数や間引き数はオ
ペレータに把握し易いものが選ばれている。
【0035】また図23は、斜めグリッドに本技術を適
用した場合を示し、斜視図を4倍に拡大したのに対応し
て1/4に分割した補助グリッドが追加表示されたこと
を示している。
【0036】本実施例で採用しているように、2倍に拡
大表示すると1/2の補助グリッドを追加表示し、4倍
に拡大表示すると1/4の補助グリッドを追加表示し、
1/4に縮小表示すると4本のうちから3本のグリッド
を間引き表示するようにすると、常時ピックサイズと追
加後又は間引き後のグリッド間隔との相対的比率が一定
となり、表示条件の切換えに抗して、グリッド間隔とピ
ックサイズの関係が適正に保たれる。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、表示条件等の切替えの
前後を通してピックサイズとグリッド間隔が適正に維持
されることになり、グリッドの存在目的が充分に発揮さ
れることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示画面の一例を示す図
【図2】図1の拡大表示を示す図
【図3】図1の縮小表示を示す図
【図4】補助グリッドの追加表示の一例を示す図
【図5】補助グリッドの追加表示の他の一例を示す図
【図6】補助グリッドの追加表示のさらに他の一例を示
す図
【図7】間引き表示の一例を示す図
【図8】ピックサイズの縮小後の表示画面の一例を示す
【図9】ピックサイズの拡大後の表示画面の一例を示す
【図10】一実施例のハードウェア構成を示す図
【図11】表示画面の一例を示す図
【図12】グリッド表示の全体処理手順を示す図
【図13】図12のS123とS124の関係を示す図
【図14】基本グリッドとピックサイズの関係を示す図
【図15】追加後グリッドとピックサイズの関係を示す
【図16】追加後グリッドとピックサイズの他の関係を
示す図
【図17】追加後グリッドとピックサイズの他の関係を
示す図
【図18】追加後グリッドとピックサイズの他の関係を
示す図
【図19】追加後グリッドとピックサイズの他の関係を
示す図
【図20】間引きグリッドとピックサイズの関係を示す
【図21】間引きグリッドとピックサイズの他の関係を
示す図
【図22】補助グリッドと間引きグリッドのシンボルの
一例を示す図
【図23】斜めグリッドでの補助グリッドの追加表示の
一例を示す図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面の拡大操作に伴って補助グリッ
    ドを追加表示し、縮小操作に伴ってグリッドを間引き表
    示することを特徴とする表示倍率に対応するグリッド表
    示方法。
  2. 【請求項2】 カーソルのピックサイズの縮小操作に伴
    って補助グリッドを追加表示し、拡大操作に伴ってグリ
    ッドを間引き表示することを特徴とするグリッド表示方
    法。
  3. 【請求項3】 表示画面の倍率の変更及び/又はカーソ
    ルのピックサイズの変更操作に伴って、表示画面上のグ
    リッド間隔がピックサイズの1倍以上で2倍以下の関係
    となる補助グリッド追加後グリッド間隔及び/又は間引
    き後グリッド間隔を演算して、追加する補助グリッドの
    分割数及び/又は間引き数を演算することを特徴とする
    グリッド表示方法。
  4. 【請求項4】 表示画面の倍率の変更及び/又はカーソ
    ルのピックサイズの変更の前後を通して、表示画面上の
    グリッド間隔とカーソルのピックサイズとの相対的比率
    が一定に保たれることを特徴とするグリッド表示方法。
  5. 【請求項5】 追加した補助グリッドの分割数及び/又
    は間引き数に応じたシンボルでグリッドの種類が表示さ
    れることを特徴とする請求項1,2,3又は4のいづれ
    かに記載のグリッド表示方法。
  6. 【請求項6】 表示画面の拡大操作に伴って基本グリッ
    ド間隔の1/2,1/4,1/10のいずれかの間隔を
    持つ補助グリッドを追加表示し、縮小操作に伴って基本
    グリッド間隔の2,4,10倍のいずれかの間隔を持つ
    グリッドに間引き表示することを特徴とする表示倍率に
    対応するグリッド表示方法。
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