JPH09237830A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09237830A
JPH09237830A JP4191696A JP4191696A JPH09237830A JP H09237830 A JPH09237830 A JP H09237830A JP 4191696 A JP4191696 A JP 4191696A JP 4191696 A JP4191696 A JP 4191696A JP H09237830 A JPH09237830 A JP H09237830A
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淳志 川島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボーダーレス配線構造のヴァイアホールへの
バリア層形成工程におけるステップカバレッジの問題を
解決し、信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 TiN層やTi層からなるバリア層を、
プラズマCVD法により成膜する。 【効果】 アスペクト比の大きなヴァイアホールにおい
ても、バリア層が薄膜化したり欠落することなくステッ
プカバレッジ良く成膜できる。500℃以下の低温で成
膜できるので、Al系金属からなる下層配線上のヴァイ
アホールにも適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、さらに詳しくは、配線密度を高めた半導体装
置における層間接続を信頼性高く実現することが可能な
半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置のデザインルール
がハーフミクロンからクォータミクロンあるいはそれ以
下のレベルへと微細化し、かつ多層配線構造が多用され
るに伴い、配線層間を接続するための接続孔のアスペク
ト比も増大する傾向にある。例えば、0.18μmルー
ルの半導体装置においては、接続孔の開口径0.2μm
に対し、層間絶縁膜の厚さは1.0μm程度であるの
で、アスペクト比は5に達する。
【0003】さらに半導体装置の内部配線レイアウトに
おける設計自由度の向上や、CAD(Computer
Aided Design)適用の容易化等の要求か
ら、下層配線と上層配線を接続するヴァイアプラグにお
いては、下層配線/ヴァイアホール間の合わせ余裕を縮
小あるいは省略したボーダーレス配線(オーバーラップ
レス配線)構造が提案され、この構造は例えば第56回
応用物理学会学術講演会(1995年秋季年会)講演予
稿集p613、講演番号26p−ZQ−10に報告され
ている。このボーダーレス配線構造につき、従来からの
一般的な合わせ余裕部を有する配線構造と対比しつつ、
図5および図6を参照して説明する。
【0004】図6は合わせ余裕部2aを有する下層配線
2上にヴァイアプラグ7aを形成した多層配線構造を示
し、同図(a)はその概略断面図、同図(b)はその概
略平面図である。かかる冗長部を下層配線2に予め設け
ておけば、ヴァイアホール5開口のためのフォトリソグ
ラフィ時に多少のアライメントずれが生じても、ヴァイ
アプラグ7aが下層配線2上から逸脱する可能性は小さ
い。しかしこの合わせ余裕部2aを予め設けておくと、
同図(b)に示すように下層配線2の実質的な幅が拡大
するために、隣り合う配線(図示せず)間隔、すなわち
L/S(ラインアンドスペース)間隔のスペース部分が
増え、高集積化のネックとなる。符号6はバリア層であ
る。なお図6では、合わせ余裕部2aは下層配線2の片
側に形成した構造を示すが、この合わせ余裕部2aを下
層配線2の両側に設ける場合もある。
【0005】一方、図5は下層配線2に合わせ余裕部を
設けない場合のボーダーレス配線構造を示し、同図
(a)はその概略断面図、同図(b)は概略平面図であ
る。ボーダーレス配線は、ヴァイアホール開口時のアラ
イメントずれを予め見越し、これを許容して集積度を優
先する構造であり、隣り合う配線(図示せず)とのスペ
ース間隔に冗長部分は不要である。このボーダーレス配
線構造においては、下層配線2の上面の少なくとも一部
および側面の少なくとも一部で下層配線とヴァイアプラ
グ7aが接続される場合がむしろ通常である。
【0006】いずれのコンタクト構造においても、ヴァ
イアホール5内にTi層やTiN層等のバリア層6をコ
ンフォーマルに、すなわち下地の段差形状を忠実に倣っ
て形成した後、タングステンや多結晶シリコン等を埋め
込みヴァイアプラグ7aを形成する。このバリア層6の
形成工程は、バルクのTi金属をターゲット材料とした
スパッタリングや、反応性スパッタリングにより通常施
される。中でも、例えば特開平6−140359号公報
に開示されている、スパッタリング粒子の垂直入射成分
を高めたコリメーティッドスパッタリングや、ターゲッ
ト距離をとった遠距離スパッタリングが注目されてい
る。これらのスパッタリング法によれば、従来のスパッ
タリング法と比較してコンタクト抵抗の低減やバリア性
の向上が確認されている。しかしこれらのスパッタリン
グ方法は、スパッタリングされた粒子の被処理基板への
垂直入射成分を高めた手法であるため、アスペクト比の
大きい微細な接続孔の肩部や側面に、膜厚が極端に薄い
部分が不可避的に形成される。この場合、次工程でWの
ブランケットCVD等を施すと、原料ガスであるWF6
が膜厚の薄い部分から浸入し、Wが異常成長したり、T
i金属層やTiN層が剥離する不都合が生じる。とりわ
けボーダーレス配線構造においては、ヴァイアホール5
下部に微細なトレンチ部5aが形成され、実質的なアス
ペクト比はさらに上昇するので、バリア層6のステップ
カバレッジの問題は一層重要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コリメーション法等を
も含めたこれらスパッタリング方法では解決されないス
テップカバレッジの問題を解決するため、被処理基板表
面での化学反応を利用したCVD法によるコンフォーマ
ルなTi金属層やTiN層の形成方法が期待されてい
る。
【0008】現在提案されているTi系材料層のCVD
方法は、大別して、半導体・集積回路技術第44回シン
ポジウム講演論文集31ページ(1993)等に報告さ
れているTiCl4 等の無機系金属ハロゲン化物を用い
る方法と、Proc.11th.Int.IEEE V
MIC,p440(1994)等に報告されているTD
MAT(Tetrakis(dimethylamino)titanium)やTDEA
T(Tetrakis(diethylamino)titanium) 等の有機金属化
合物を用いる方法との2種類がある。
【0009】ところで、金属ハロゲン化物であるTiC
4 のH2 分子を用いた熱CVD法による還元反応は、
次式(1)で与えられる吸熱反応であり、熱力学的には
反応の進みにくい系である(ΔGは標準生成熱を表
す)。 TiCl4 +2H2 →Ti+4HCl ΔG=393.3kJ/mol (1) このため成膜には通常600℃以上の高温を必要とし、
下層配線がAl系金属の場合には適用できない。式
(1)の反応系に窒化性ガスを混合してTiNを成膜す
る場合も同様である。また有機Ti化合物を用いた場合
には、膜中に残留炭素が多く取り込まれ易く、バリア層
の比抵抗値が大きくなるのでやはり適用は困難である。
【0010】本発明は、上述した実質的なアスペクト比
の大きいボーダーレス配線のヴァイアホールへのバリア
層形成時におけるステップカバレッジや成膜温度の問題
点に鑑みて提案するものである。すなわち本発明の課題
は、ボーダーレス配線のヴァイアホールへバリア層を形
成するにあたり、ステップカバレッジに優れ、かつAl
系金属からなる下層配線上にも適用できる成膜法を提案
し、信頼性に優れた高集積度の半導体装置の製造方法を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために提案するものであり、下層配線上の層間絶
縁膜に、この下層配線の上面の少なくとも一部および側
面の少なくとも一部をともに臨む接続孔を開口する工
程、この接続孔内部にバリア層をコンフォーマルに形成
する工程を有する半導体装置の製造方法において、この
バリア層の形成工程は、プラズマCVD法によることを
特徴とするものである。本発明で採用するバリア層は、
Ti層およびTiN層のうちの少なくともいずれか一種
であることが望ましい。また本発明は下層配線はAl系
金属配線である場合に好ましく適用することができる。
【0012】TiCl4 等のハロゲン化チタンのプラズ
マ励起水素活性種による還元反応は、次式(2)で示さ
れる発熱反応となる。 TiCl4 +4H→Ti+4HCl ΔG=−478.6kJ/mol (2)
【0013】したがって、プラズマCVDによるTi系
バリア層の形成は、ステップカバレッジに優れることは
勿論、反応が容易に進行しやすく500℃以下の比較的
低温での成膜も可能となる。とりわけ、ECR−CVD
法、誘導結合プラズマCVD法やヘリコン波プラズマC
VD法のような高密度プラズマ発生源によるプラズマC
VD法を採用すれば還元反応はさらに容易になり、低温
プロセスであっても膜中の残留塩素含有量が例えば1m
ol%以下となる。したがって、下層配線にAl系金属
配線を採用しても不所望の配線リフローが発生すること
はなく、またアフターコロージョン発生の虞れも少な
い。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき添付図面
を参照して説明する。以下の実施例は、プラズマCVD
装置としてECRプラズマCVD装置を採用し、TiC
4 /H2 系あるいはTiCl4 /N2 /H2 系の混合
ガスを用いてボーダーレス配線のヴァイアホールにTi
層あるいはTiN層をコンフォーマルに形成した例であ
る。なおボーダーレス配線の説明に供した図5中の構成
要素と同様の部分には、同一の参照符号を付すものとす
る。
【0015】実施例1 本実施例は通常のボーダーレス配線において、微細なト
レンチ部が形成されて実質的なアスペクト比が高まった
ヴァイアホールに本発明を適用した例であり、これを図
1(a)〜(d)および図2(e)〜(g)を参照して
説明する。
【0016】本実施例で採用した被処理基板は、図1
(a)に示すように下層絶縁膜1上にAl系金属からな
る下層配線2およびSiO2 等からなる層間絶縁膜3が
形成され、さらにヴァイアホール開口用のレジストマス
ク4がパターニングされたものである。このうち、層間
絶縁膜3の厚さは例えば1.0μmでありその表面はC
MP(Chemical Mechanical Po
lishing)等で平坦化されていてもよい。レジス
トマスク4の開口径は例えば0.2μmであり、フォト
リソグラフィ時のアライメントずれによりその開口位置
はAl系金属配線2の直上から偏っている。なお下層配
線2はバリア層/Al系金属層/反射防止層等からなる
積層構造であってもよく、多結晶シリコンや高融点金属
等他の導電材料であってもよい。ただしその平面形状は
配線集積度向上のための合わせ余裕部を有していない。
【0017】図1(a)に示す被処理基板を平行平板型
RIE装置に搬入し、一例として下記エッチング条件に
よりヴァイアホール5を開口する。開口後の状態を図1
(b)に示す。同図に示されるように、ヴァイアホール
5下部には下層配線2の上面の一部および側面の一部が
露出している。もちろん、下層配線2の側面を全部露出
するまでエッチングを継続してもよい。 CHF3 50 sccm(可変) CF4 10 sccm(一定) Ar 150 sccm ガス圧力 27 Pa RFパワー 1.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 5 ℃
【0018】この後レジストマスク4をアッシング除去
した状態を図1(c)に示す。ヴァイアホール5下部に
は下層配線2の上面の一部および下面の一部が露出して
おり、これにより微細なトレンチ部5aが形成されてい
る。このトレンチ部5aの存在は、ボーダーレス配線に
おけるバリア層のコンフォーマルな成膜を困難なものに
している。
【0019】つぎにヴァイアホール5内部を常法により
清浄化後、ECRプラズマCVD装置により下記条件に
よりTiNからなるバリア層6を図1(d)に示すよう
に例えば30nmの厚さに成膜する。 バリア層プラズマCVD条件 TiCl4 20 sccm N2 8 sccm H2 26 sccm Ar 170 sccm ガス圧力 0.4 Pa マイクロ波パワー 2.8 kW(2.45GHz) 被処理基板温度 460 ℃ 本プラズマCVD工程によれば、バリア層6は微細なト
レンチ部5aにおいても薄膜化や欠落を生じることな
く、コンフォーマルに形成される。被処理基板温度はA
lの融点660℃より充分に低いので、下層配線2が変
形することもない。バリア層6中の残留塩素濃度は1m
ol%以下であった。
【0020】この後の工程を図2(e)〜(g)に示
す。ヴァイアプラグ形成のため、ブランケットCVDに
よりタングステンからなるヴァイアプラグ材料層7を下
記CVD条件により成膜する。 第1ステップ(核成長工程) WF6 10 sccm SiH4 7 sccm H2 300 sccm ガス圧力 70 Pa 被処理基板温度 450 ℃ 成膜時間 20 秒 第2ステップ(バルク成膜工程) WF6 25 sccm H2 500 sccm ガス圧力 700 Pa 被処理基板温度 450 ℃ ヴァイアプラグ材料層7は層間絶縁膜3上の平坦部で例
えば300nmの厚さに形成する。この状態を図2
(e)に示す。
【0021】つぎにタングステンからなるヴァイアプラ
グ材料層7およびTiNからなるバリア層6をエッチバ
ックする。このエッチバックは、一例として基板バイア
ス印加型ECRプラズマエッチング装置により下記条件
により連続的に施す。 ヴァイアプラグ材料層エッチバック条件 SF6 20 sccm ガス圧力 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45GHz) RFバイアスパワー150 W(13.56MHz) 被処理基板温度 100 ℃ バリア層エッチバック条件 Cl2 40 sccm O2 10 sccm ガス圧力 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45GHz) RFバイアスアパワー200 W(13.56MHz) 被処理基板温度 100 ℃ エッチバック終了後、ヴァイアプラグ7aが平坦に埋め
込まれた状態を図2(f)に示す。最後にAl系金属層
をスパッタリングにより堆積後、パターニングして上層
配線8を形成する。この状態を図2(g)に示す。
【0022】本実施例によれば、ヴァイアホール下部に
微細なトレンチが形成された複雑な形状のボーダーレス
配線においても、信頼性の高いバリア層を形成すること
が可能である。
【0023】実施例2 本実施例は同じくボーダーレス配線において、ヴァイア
ホール下部に露出した下層配線の肩の部分を予めエッチ
ングにより落としてなだらかな形状とした後、バリア層
を形成した例であり、これを図3(a)〜(d)および
図4(e)〜(h)を参照して説明する。
【0024】本実施例で採用した被処理基板、ヴァイア
ホール形成工程およびレジストアッシング工程までは前
実施例1と同様であり、ここまでの工程に相当する図3
(a)〜(c)の重複する説明は省略する。
【0025】次にヴァイアホール5底部に露出した下層
配線2の肩部分を、平行平板型スパッタエッチング装置
により、一例として下記条件によりスパッタエッチング
する。 Ar 170 sccm ガス圧力 0.4 Pa RFパワー 150 W(13.56MHz) 被処理基板温度 460 ℃ 本スパッタエッチング工程により、ヴァイアホール5の
形状は図3(d)に示すようになり、微細なトレンチ部
5aは解消される。
【0026】つぎにヴァイアホール5内部を清浄化後、
ECRプラズマCVD装置により下記条件によりTi層
およびTiN層の積層からなるバリア層6を図4(e)
に示すように各々例えば20nmの厚さに成膜する。 バリア層(Ti層)プラズマCVD条件 TiCl4 3 sccm H2 100 sccm Ar 170 sccm ガス圧力 0.4 Pa マイクロ波パワー 2.8 kW(2.45GHz) 被処理基板温度 460 ℃ バリア層(TiN層)プラズマCVD条件 TiCl4 20 sccm N2 8 sccm H2 26 sccm Ar 170 sccm ガス圧力 0.4 Pa マイクロ波パワー 2.8 kW(2.45GHz) 被処理基板温度 460 ℃ 本プラズマCVD工程によれば、バリア層6は微細なト
レンチ部5aにおいても薄膜化や欠落を生じることな
く、コンフォーマルに形成される。被処理基板温度はA
lの融点660℃より充分に低いので、下層配線2が変
形することもない。バリア層6中の残留塩素濃度はいず
れも1mol%以下であった。
【0027】この後の図4(f)〜(h)に示すヴァイ
アプラグ形成工程から上層配線形成工程は前実施例1と
同様であるので重複する説明は省略する。本実施例によ
れば、ヴァイアホール下部の微細なトレンチを修正して
なだらかな形状とすることにより、バリア層のステップ
カバレッジはさらに向上し、信頼性の高いバリア層を形
成することが可能である。またバリア層をTi層/Ti
N層の2層構造とすることにより、下層配線とヴァイア
プラグとの密着性やコンタクト抵抗値の改善を図ること
も可能である。
【0028】以上、本発明の半導体装置の製造方法につ
き2例の実施例により説明を加えたが、本発明はこれら
実施例に限定されることなく各種の実施態様が可能であ
る。例えばボーダーレス配線以外にも、アスペクト比の
大きな通常のヴァイアホールやコンタクトホールへのバ
リア層形成工程に適用することが可能である。
【0029】バリア層の材料としてTiおよびTiN以
外に、他の高融点金属やその化合物を用いてもよい。
【0030】本発明のプラズマCVDのソースガスとし
てTiCl4 (mp=−25℃、bp=136℃)を例
示したが、他のハロゲン化チタンすなわちTiBr
4 (mp=39℃、bp=230℃)、TiI4 (mp
=150℃、bp=377.1℃)等を採用してもよ
い。TiCl4 は室温で液体であり、取り扱いの簡便さ
から特に好ましく使用することができる。また有機Ti
化合物を採用してもよい。これらのハロゲン化チタンお
よび有機Ti化合物は、公知のバーニング法あるいはキ
ャリアガスを用いた加熱バブリング法でプラズマCVD
チャンバへ導入すればよい。またTiN形成時の窒化剤
として例示したN2 の他に、NH3 、N2 4 やその誘
導体、あるいはアルキルアミン化合物類等を任意に用い
てよい。このような窒化剤の例としてメチルヒドラジン
類やメチルアミン等を例示できる。
【0031】本発明で採用するプラズマCVD装置とし
ては、実施例で採用したECRプラズマCVD装置をは
じめとして、誘導結合プラズマCVD装置やヘリコン波
プラズマCVD装置のような高密度プラズマ発生源によ
るプラズマCVDの採用が成膜速度や均一性、あるいは
残留ハロゲン量低減の観点から望ましいが、通常の平行
平板型プラズマCVD装置でもよい。またプラズマ励起
と同時に低圧Hgランプやエキシマレーザ等、励起光ビ
ームを照射する光プラズマCVDを採用すれば、さらに
還元効率のよい反応を利用することが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置の製造方法によれば、ボーダーレス配線の
ヴァイアホールへのバリア層形成工程において、ステッ
プカバレッジに優れ、かつAl系金属のように耐熱性の
低い下層配線上においても適用しうる成膜法を提供でき
る。したがって、デザインルールの縮小された高集積度
の半導体装置を信頼性高く製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の、実施例1の
製造工程の前半を説明するための概略断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の、実施例1の
製造工程の後半を説明するための概略断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の、実施例2の
製造工程の前半を説明するための概略断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の、実施例2の
製造工程の後半を説明するための概略断面図である。
【図5】ボーダーレス配線構造のヴァイアプラグ部分を
示し、(a)はその概略断面図、(b)はその概略平面
図である。
【図6】下層配線に合わせ余裕部を有する一般的な配線
構造のヴァイアプラグ部分を示し、(a)はその概略断
面図、(b)はその概略平面図である。
【符号の説明】
1…下層絶縁膜、2…下層配線、2a…合わせ余裕部、
3…層間絶縁膜、4…レジストマスク、5…ヴァイアホ
ール、5a…トレンチ部、6…バリア層、7…ヴァイア
プラグ材料層、7a…ヴァイアプラグ、8…上層配線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層配線上の層間絶縁膜に、前記下層配
    線の上面の少なくとも一部および側面の少なくとも一部
    をともに臨む接続孔を開口する工程、 前記接続孔内部にバリア層をコンフォーマルに形成する
    工程を有する半導体装置の製造方法において、 前記バリア層の形成工程は、プラズマCVD法によるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 バリア層はTi層およびTiN層のうち
    の少なくともいずれか一種であることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 下層配線はAl系金属配線であることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

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