JP2002280449A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
埋め込み性を改善し得る半導体装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体基板、或いは下層配線上に接続孔
4設けた絶縁膜3にバリアメタル膜5を形成する工程
と、前記バリアメタル膜5上に第1の金属膜6を成膜す
る工程と、前記接続孔4底部の前記第1の金属膜6cを
残して、前記接続孔4の内側壁部の前記第1の金属膜6
bをエッチング除去する工程と、前記エッチング工程
後、第2の金属膜7を成膜して前記接続孔4の内部に前
記第2の金属膜7を埋め込む工程とを具備する。これに
より、接続孔4への金属膜7の埋め込みにおいて、接続
孔4底部の前記金属膜7の厚みが増し、カバレッジの向
上とボイド8の縮小がはかれる。
Description
方法に関し、特に半導体基板の導電層、或いは下層配線
上の絶縁膜に設けた接続孔内に金属を埋め込む方法に関
するものである。
置においては、高集積・高密度化の要求に対応して、パ
ターンの微細化が進められており、そのために配線・素
子間や各配線間の接続孔(コンタクトホール、ビアホー
ル)のアスペクト比は急速に上昇している。例えば、孔
径0.18μmに対し深さ0.8μmでアスペクト比4
にもなる。
理気相成長法による接続孔の埋め込みでは、接続孔底部
において段切れが発生したり、接続孔内部にボイドが発
生し、抵抗値が増大するといった問題が生じた。
有する接続孔の埋め込みには、ブランケットタングステ
ン化学気相成長法が用いられるようになってきた。
長法を用いた接続孔へのタングステンの埋め込みは、ま
ず、図8(a)に示すように、シリコン基板101の拡
散層等の導電層102上に設けられたシリコン酸化膜等
の絶縁膜103に接続孔104を形成した後、前記接続
孔104の内壁面を含む前記絶縁膜103上に、バリア
メタル膜としてのTi(チタン)膜105a、TiN
(窒化チタン)膜105bを、順次、成膜して、TiN
/Ti膜の積層膜のバリアメタル膜105を形成する。
スとして六フッ化タングステン、シラン、水素を用い、
シリコン基板を適当な温度に保って還元反応を促進させ
て、前記接続孔104内を含む前記絶縁膜103上にタ
ングステン膜106を堆積して、前記接続孔104内に
前記タングステン膜106を埋め込んでいる。
クト比の高い接続孔内には、タングステンの原料ガスが
充分に回り込まなくなる傾向があり、その結果、接続孔
底部では、接続孔肩口部に比べ、タングステンの還元が
行われ難くなり、接続孔底部がタングステンで完全に埋
め込まれる前に、肩口が閉じ、図8(c)に示すよう
に、接続孔104内部に大きなボイド(中空)108が
発生してしまう。
フッ化タングステン)をより多く流すことも考えられる
が、ガスの供給系などを考慮すると、限界がある。
で、高アスペクト比を有する接続孔に金属膜を埋め込む
際、カバレッジの向上とボイドの縮小を図れ、配線の信
頼性を高めることができる半導体装置の製造方法を提供
することにある。
に、本発明(請求項1)に係わる半導体装置の製造方法
では、半導体基板の導電層、或いは下層配線上に接続孔
を設けた絶縁膜にバリアメタル膜を形成する工程と、前
記バリアメタル膜上に第1の金属膜を成膜する工程と、
前記接続孔底部の前記第1の金属膜を残して、前記接続
孔の内側壁部の前記第1の金属膜をエッチング除去する
工程と、前記エッチング工程後、第2の金属膜を成膜し
て前記接続孔の内部に前記第2の金属膜を埋め込む工程
とを具備することを特徴としている。
は、前記接続孔の孔径の1/2以下の膜厚に成膜するこ
とが好ましい。
側壁部における前記第1の金属膜に対するエッチング速
度(V1)と前記絶縁膜表面上における前記第1の金属
膜に対するエッチング速度(V2)とが、V1>V2の
関係にあることが好ましい。
面上おいて最密面に優先配向しており、前記接続孔の内
側壁部では最密面の配向が前記絶縁膜上の配向より小さ
いことが好ましい。
絶縁膜表面上において最密面に優先配向しており、前記
接続孔の内側壁部では最密面の配向が前記絶縁膜上の配
向より小さいことが好ましい。
ローエッチング、又はRIEのいずれかであることが好
ましい。
からなり、下層膜がチタン、タンタル、ニッケル、コバ
ルトのいずれかからなり、上層膜が窒化チタン、窒化タ
ングステン、窒化タンタル、窒化ニッケル、窒化コバル
トのいずれかからなる。
ステン、アルミニウム、ルテニウムのいずれかである。
ステン、アルミニウム、ルテニウム、銅、銀、金のいず
れかである。
膜を残して、接続孔の内側壁部の第1の金属膜をエッチ
ング除去した後、第2の金属膜を成膜するため、前記接
続孔底部の埋め込み性が改善され、接続孔底部の金属膜
の厚みが増し、カバレッジの向上とボイドの縮小が図
れ、配線の信頼性を高めることが可能になる。
の実施の形態について説明する。
導体基板の導電層(拡散層)上に設けた接続孔に金属を
埋め込む、所謂オーミックコンタクト構造の形成につい
て、本発明を適用したものである。
形成工程を示す工程断面図である。まず、図1(a)に
示すように、拡散層等の導電層2を有する半導体基板1
上に、例えばシリコン酸化膜からなる絶縁膜3を周知の
CVD法で約0.8μm成膜した後、周知のリソグラフ
ィ法及び反応性イオンエッチング法を用いて、前記絶縁
膜3をエッチングして高アスペクト比、例えば直径0.
18μm、深さ0,8μm、アスペクト比4の接続孔4
を前記導電層2上に形成する。
ば、周知のスパッタ法を用い、前記半導体基板1側か
ら、順に、Ti(チタン)膜5aを30〜50nm、T
iN(窒化チタン)膜5bを5〜20nm成膜して、T
iN/Ti膜の積層構造のバリアメタル膜5を形成す
る。スパッタ条件は下記のとおりとした。 <Tiスパッタ条件> ガス圧 1.0〜5.0E−2Pa パワー 1.0〜5.0kW 基板温度 〜400℃ <TiNスパッタ条件> ガス圧 5.0E−2〜1.0E−1Pa パワー 4.0〜8.0kW 基板温度 〜400℃ この工程では、前記バリアメタル膜5における前記Ti
膜5aを(002)配向に成膜させる。こうすると前記
Ti膜5a上に成膜された前記TiN膜5bは、面間隔
に近い(111)配向を有し、後述するタングステン膜
を所定の配向にする機能を有する。
の自然酸化膜を還元してオーミック性を確保し、前記T
iN膜5bは、タングステンの成膜時のガスの拡散を防
ぐ機能を有する。
を成膜した後、アニールを施し、Ti膜表面を窒化して
形成してもよい。
膜とは、例えば下層膜のTi膜と上層膜のTiN膜とを
成膜に形成したものと、下層膜のTi膜を窒化処理した
ものとの両方を意味する。
ケットタングステンCVD法により、前記接続孔4を含
む前記絶縁膜3上に第1の金属膜としてのタングステン
膜6を成膜する。このタングステン膜6は、接続孔4の
孔径の1/2の膜厚に成膜する。この成膜条件は下記の
とおりとした。 <CVD−W成膜条件> ガス WF6/SiH4/H2=80/40/1400sccm 圧力 40Torr WF6−分圧 0.5Torr 基板温度 400℃ この工程で得られたタングステン膜6の面方位は、下地
のバリアメタル膜5のTiN膜5bの配向性に影響を受
け、図7に示すように、主に、(110)で、この(1
10)と垂直な方向である(200)が、前記接続孔4
上部の上向き方向に現れる。
ローエッチング法により、前記タングステン膜6をエッ
チングする。このエッチング条件は下記のとおりとし
た。 <エッチング条件> ガス O2/CF4/Cl2=200〜400/50〜100/20〜6 0sccm 圧力 10〜50Pa パワー 500〜1000W 基板温度 〜50℃ このダンフローエッチングは、図1(c)に示す前記接
続孔4の内側壁のタングステン膜部分6bが前記絶縁膜
3上面及び前記接続孔4の底面部のタングステン膜部分
6a及び6cより選択的に行われ、前記接続孔4の底面
部のタングステン膜部分6cは完全にエッチング除去さ
れずに残存する。
6の面方位は、主に(110)で、この(110)と垂
直な方向である(200)は、図7に示す如く前記接続
孔4上部の上向きの方向となる。そして、エッチング速
度は、タングステンの面方位に依存する。例えば、W
(110)のエッチング速度は、67.4Å/分、W
(200)のエッチング速度は、792Å/分であり、
およそ両者には、12倍程度のエッチング速度差があ
る。従って、ダウンフローエッチングでは、(200)
配向している図中の斜線部で示す前記接続孔4の内側壁
面部の前記タングステン膜部分6bが選択的にエッチン
グされるため、上述したように、前記接続孔4底部と前
記絶縁膜3上では、前記タングステン膜部分6a、6c
が残存することになる。
ブランケットタングステンCVD法により、前記接続孔
4を含む前記絶縁膜3上に第2の金属膜としてのタング
ステン膜7を成膜する。このタングステン膜7は、約
0.2〜0.4μmの膜厚に成膜し、前記接続孔4内に
タングステン膜7を埋め込む。この成膜条件は、最初の
成膜と同様に下記のとおりとした。 <CVD−W成膜条件> ガス WF6/SiH4/H2=80/40/1400sccm 圧力 40Torr WF6−分圧 0.5Torr 基板温度 400℃ このブランケットタングステンCVD法による成膜で
は、前記接続孔4底部に前記タングステン膜6cが残存
しているのために、成膜ガスを流してからタングステン
が成膜をはじめるまでの時間が無くなり、前記接続孔4
底部の埋め込み性が改善される。その結果、ボイド8
は、発生するが従来に比べて極めて小さい。
高アスペクト比4の前記接続孔において、従来、サイド
カバレッジ70%のタングステン埋め込みに対して、サ
イドカバレッジが73%に改善され、特に、ボイド8は
極めて小さく、接続孔底部における配線の信頼性向上が
図れた。 (第2の実施の形態)本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様の適用分野において、接続孔に埋め込む金属
にアルミニウムを用いたものである。本実施の形態の製
造方法について、図3及び図4を用いて説明する。
ト構造の形成工程を示す工程断面図である。まず、図3
(a)に示すように、拡散層等の導電層12を有する半
導体基板11上に、例えばシリコン酸化膜からなる絶縁
膜13を周知のCVD法で約0.8μm成膜した後、周
知のリソグラフィ法及び反応性イオンエッチング法を用
いて、前記絶縁膜13をエッチングして高アスペクト
比、例えば直径0.18μm、深さ0,8μm、アスペ
クト比4の接続孔14を前記導電層12上に形成する。
スパッタ法を用い、前記半導体基板側から、順に、Ti
(チタン)膜15aを30〜50nm、TiN(窒化チ
タン)膜15bを5〜20nm成膜して、TiN/Ti
膜の積層構造のバリアメタル膜15を形成する。スパッ
タ条件は、上記第1の実施の形態と同様とした。
上にTiN膜15bを成膜して積層形成したが、TiN
膜15bは、Ti膜を成膜した後、アニールを施し、T
i膜表面を窒化して形成してもよい。
H(Di Methyal Aluminum Hydride)の熱分解によるC
VD法により、前記接続孔14を含む前記絶縁膜13上
に第1の金属膜としてのアルミニウム(Al)膜16を
成膜する。このアルミニウム膜16は、接続孔14の孔
径の1/2の膜厚に成膜する。この成膜条件は下記のと
おりとした。 <CVD−Al成膜条件> ガス DMAH=300〜600sccm 圧力 10〜30Torr 基板温度 150〜300℃ 次いで、図4(d)に示すように、ダウンフローエッチ
ング法により、前記アルミニウム膜16をエッチングす
る。このエッチング条件は下記のとおりとした。 <エッチング条件> ガス BCl3/Cl2/CHF3=各5〜80sccm 圧力 5〜20mTorr パワー 600から1000W 基板温度 〜50℃ このダウンフローエッチングは、図3(e)に示す前記
接続孔14の内側壁のアルミニウム膜部分16bが前記
絶縁膜14上面及び前記接続孔14の底面部のアルミニ
ウム膜部分16a及び16cより選択的に行われ、前記
接続孔14の底面部のアルミニウム膜部分16cは完全
にエッチング除去されずに残存する。
ム膜15上に成膜した前記アルミニウム膜16の面方位
は、主に(111)で、この(111)と異なる方向で
ある(200)、又は(220)は、図示の如く前記接
続孔14上部の上向きの方向である。そして、エッチン
グ速度は、アルミニウムの面方位に依存する。従って、
ダウンフローエッチングでは、(200)、又は(22
0)配向している図中の斜線部で示す前記接続孔14の
内側壁面部の前記アルミニウム膜部分16bが選択的に
エッチングされ、前記接続孔14底部と前記絶縁膜13
上では、前記アルミニウム膜部分16a、16cが残存
することになる。
CVD法により、前記接続孔14を含む前記絶縁膜13
上に第2の金属膜としてのアルミニウム膜17を成膜す
る。このアルミニウム膜17は、0.2〜0.4μmの
膜厚に成膜し、前記接続孔14内にアルミニウム膜17
を埋め込む。この成膜条件は、最初の成膜条件と同様に
下記のとおりとした。 <CVD−Al成膜条件> ガス DMAH=300〜600sccm 圧力 10〜30Torr 基板温度 150〜300℃ このアルミニウムの熱分解によるCVD法による成膜で
は、前記接続孔14底部に前記アルミニウム膜16cが
残存しているのために、成膜ガスを流してからアルミニ
ウムが成膜をはじめるまでの時間が無くなり、前記接続
孔14底部の埋め込み性が改善される。その結果、ボイ
ド18は、発生するが、従来に比べて極めて小さい。
ウムの埋め込みにおいても、第1の実施形態と同様に、
カバレッジが改善され、特に、ボイドは極めて小さく、
接続孔底部における配線の信頼性向上が図れた。 (第3の実施の形態)本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様の適用分野において、接続孔に埋め込む金属
にルテニウムを用いたものである。本実施の形態の製造
方法について、図5及び図6を用いて説明する。
ト構造の形成工程を示す工程断面図である。まず、図5
(a)に示すように、拡散層等の導電層22を有する半
導体基板21上に、例えばシリコン酸化膜からなる絶縁
膜23を周知のCVD法で約0.8μm成膜した後、周
知のリソグラフィ法及び反応性イオンエッチング法を用
いて、前記絶縁膜23をエッチングして高アスペクト
比、例えば直径0.18μm、深さ0,8μm、アスペ
クト比4の接続孔24を前記導電層22上に形成する。
スパッタ法を用い、前記半導体基板側から、順に、Ti
(チタン)膜25aを30〜50nm、TiN(窒化チ
タン)膜25bを5〜20nm成膜して、TiN/Ti
膜の積層構造のバリアメタル膜25を形成する。スパッ
タ条件は、上記第1の実施の形態と同様とした。
5a上にTiN膜25bを成膜して積層形成したが、T
iN膜25bは、Ti膜を成膜した後、アニールを施
し、Ti膜表面を窒化して形成してもよい。
法により、前記接続孔24を含む前記絶縁膜23上にル
テニウム(Ru)膜26を成膜する。このルテニウム膜
26は、接続孔24の孔径の1/2の膜厚に成膜する。
この成膜条件は下記のとおりとした。 <CVD−Ru成膜条件> ガス Ru(EtCp)2=200sccm以下 圧力 50〜200Pa 基板温度 250〜400℃ 次いで、図6(d)に示すように、ダウンフローエッチ
ング法により、前記ルテニウム膜26をエッチングす
る。このエッチング条件は下記のとおりとした。 <エッチング条件> ガス O2/Cl2=450/50sccm 圧力 100mTorr パワー 400W 基板温度 80℃ このダウンフローエッチングは、前記接続孔24の内側
壁のルテニウム膜部分26bが前記絶縁膜24上面及び
前記接続孔24の底面部のルテニウム膜部分26a及び
26cより選択的に行われ、前記接続孔24の底面部の
ルテニウム膜部分26cは完全にエッチング除去されず
に残存する。
膜25上に成膜した前記ルテニウム膜26の面方位は、
主に(002)で、この(002)と垂直な方向である
(100)、又は(110)は、図示の如く前記接続孔
24上部の上向きの方向である。そして、エッチング速
度は、ルテニウムの面方位に依存する。従って、ダウン
フローエッチングでは、(100)、又は(110)配
向している図中の斜線部で示す前記接続孔24の内側壁
面部の前記ルテニウム膜部分26bが選択的にエッチン
グされ、前記接続孔24底部と前記絶縁膜23上では、
前記ルテニウム膜部分26a、26cが残存することに
なる。
CVD法により、前記接続孔24を含む前記層間絶縁膜
23上に第2の金属膜としてのルテニウム膜27を成膜
する。このルテニウム膜27は、0・2〜0.4μmの
膜厚に成膜し、前記接続孔24内にルテニウム膜27を
埋め込む。この成膜条件は、最初の成膜条件と同様に下
記のとおりとした。 <CVD−Ru成膜条件> ガス Ru(EtCp)2=200sccm以下 圧力 50〜200Pa 基板温度 250〜400℃ このCVD法による成膜では、前記接続孔24底部に前
記ルテニウム膜26cが残存しているのために、成膜ガ
スを流してからルテニウムが成膜をはじめるまでの時間
が無くなり、前記接続孔24底部の埋め込み性が改善さ
れる。その結果、ボイド28は、発生するが、従来に比
べて極めて小さい。
テニウムの埋め込みにおいても、第1の実施形態と同様
に、カバレッジが改善され、特に、ボイド28は極めて
小さく、接続孔底部における配線の信頼性向上が図れ
た。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々、変形し
て実施できることは言うまでもない。例えば、上記実施
形態では、バリアメタル膜は、チタン(Ti)膜と窒化
チタン(TiN)膜の組み合わせとしたが、タングステ
ンと窒化タングステン、タンタルと窒化タンタル、ニッ
ケルと窒化ニッケル、コバルトと窒化コバルト等の組み
合わせでもよい。
第2の金属膜とに同じ金属を用いたが、異なる金属を用
いてもよい。
属膜として、タングステン、アルミニウム、ルテニウム
を用いたが、金、銀、銅であってもよい。
膜のエッチングにダンフローエッチングを用いたが、反
応性イオンエッチング(RIE)等を用いてもよい。
ル膜の形成にスパッタ法を用いたが、CVD法等を用い
てもよい。
ミックコンタクト構造に限らず、下層配線と上層配線と
の間の層間絶縁膜等の絶縁膜に設けた接続孔内に金属を
埋め込む、所謂配線構造にも適用できることは勿論であ
る。
造方法によれば、アスペクト比の高い接続孔に対しての
金属の埋め込み性が改善でき、配線の信頼性の向上を図
ることができる。
タングステンの埋め込み工程を示す工程断面図である。
タングステンの埋め込み工程を示す工程断面図である。
アルミニウムの埋め込み工程を示す工程断面図である。
アルミニウムの埋め込み工程を示す工程断面図である。
ルテニウムの埋め込み工程を示す工程断面図である。
ルテニウムの埋め込み工程を示す工程断面図である。
ルテニウム膜の面方位を示す図である。
を示す工程断面図である。
ン)膜 6…第1のタングステン膜(第1の金属膜) 7…第2のダングステン膜(第2の金属膜)第2のルテ
ニウム膜) 8、18,28,108…ボイド 16…第1のアルミニウム膜(第1の金属膜) 17…第2のアルミニウム膜(第2の金属膜) 26…第1のルテニウム膜(第1の金属膜) 27…第2のルテニウム膜(第2の金属膜) 106…タングステン膜
Claims (9)
- 【請求項1】半導体基板の導電層、或いは下層配線上に
接続孔を設けた絶縁膜にバリアメタル膜を形成する工程
と、 前記バリアメタル膜上に第1の金属膜を成膜する工程
と、 前記接続孔底部の前記第1の金属膜を残して、前記接続
孔の内側壁部の前記第1の金属膜をエッチング除去する
工程と、 前記エッチング工程後、第2の金属膜を成膜して前記接
続孔の内部に前記第2の金属膜を埋め込む工程とを具備
することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】前記第1の金属膜は、前記接続孔の孔径の
1/2以下の膜厚に成膜することを特徴とする請求項1
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】前記エッチングは、前記接続孔の内側壁部
における前記第1の金属膜に対するエッチング速度(V
1)と前記絶縁膜表面上における前記第1の金属膜に対
するエッチング速度(V2)とが、V1>V2の関係に
あることを特徴とする請求項1、又は2に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項4】前記第1の金属膜は、前記絶縁膜表面上お
いて最密面に優先配向しており、前記接続孔の内側壁部
では最密面の配向が前記絶縁膜上の配向きより小さいこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】前記バリアメタル膜は、前記絶縁膜上にお
いて最密面に優先配向しており、前記接続孔の内側壁部
では最密面の配向が前記絶縁膜上の配向より小さいこと
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項6】前記エッチングは、ダウンフローエッチン
グ、又はRIEのいずれかであることを特徴とする請求
項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】前記バリアメタル膜は積層膜からなり、下
層膜がチタン、タンタル、ニッケル、コバルトのいずれ
かからなり、上層膜が窒化チタン、窒化タングステン、
窒化タンタル、窒化ニッケル、窒化コバルトのいずれか
からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】前記第1の金属膜は、タングステン、アル
ミニウム、ルテニウムのいずれかであることを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項9】前記第2の金属膜は、タングステン、アル
ミニウム、ルテニウム、銅、銀、金のいずれかであるこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
半導体装置の製造方法。
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