JPH09236365A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JPH09236365A
JPH09236365A JP4370296A JP4370296A JPH09236365A JP H09236365 A JPH09236365 A JP H09236365A JP 4370296 A JP4370296 A JP 4370296A JP 4370296 A JP4370296 A JP 4370296A JP H09236365 A JPH09236365 A JP H09236365A
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JP
Japan
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ice making
water tray
water
ice
cooler
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JP4370296A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kuratani
忠志 倉谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化によりコストダウンと信頼性の
向上を図った製氷機を提供することを目的とする。 【解決手段】 支持部材2に取り付けられ、下向きに開
口する多数の製氷室を有する冷却器3と、この冷却器3
の下側に位置し、回動軸5を中心として回動することに
より傾復動可能とされると共に、前記製氷室の開口下面
を閉じた状態で、各製氷室に噴水する水皿4と、この水
皿4及び前記支持部材2、若しくは水皿4及び冷却器3
に取り付けられ、水皿4閉状態で磁着する極性変更が可
能な磁性体19、20とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却器の開口下面
を閉じる水皿の傾動により離氷を行う、所謂逆セル型の
製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、特開
昭63−75460号公報(F25C1/22)には、
下向きに開口する多数の製氷室を有する冷却器の開口面
側に、駆動装置によって傾復動する水皿を配設し、水皿
の下方に製氷用水を溜める水タンクを設置している。水
皿内には製氷用水路と給水用水路とを設け、製氷用水路
には製氷室側に連通する噴水孔を設けている。
【0003】そして、製氷動作時は、水タンク内の製氷
用水を循環ポンプによって水皿の製氷用水路に供給し、
噴水孔を介して製氷室に製氷用水を噴水する。このと
き、製氷室が冷却器よって冷やされているため、製氷用
水が製氷室内で凍って、氷が形成される。そして、製氷
後は、水皿の給水用水路に水を供給し、供給された水の
温度によって水皿の上面を温め、氷と水皿を剥離させ
る。更に、冷却器に一時的にホットガスを流し、製氷室
を温めて氷を剥離させる。
【0004】そして、電動モータ等から成る駆動装置に
よって、水皿を傾動させて製氷室を開放すると、製氷室
から離脱した氷が傾斜した水皿の表面を滑降し、貯蔵庫
へ落下して貯氷される。こうした製氷機の水皿を傾復動
させる駆動装置は、駆動カムをモータによって回動自在
に支持し、駆動カムの先端と水皿をコイル状バネによっ
て接続していた。そして製氷時は、駆動カムのコイル状
バネの接続部が上になるように駆動カムを保持して、水
皿を製氷室に当接させ、その下面開口を閉じる。また離
氷時は、モータによって駆動カムを回転させて、駆動カ
ムのコイル状バネの接続部を下にすると、水皿が下に傾
動する。その後、再びモータを回転させて、駆動カムの
コイル状バネの接続部が上になるようにすると、水皿が
復動して製氷室に当接するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
モータと駆動カムを使用して水皿の傾復動を行っていた
ため、減速ギヤやカムシャフトなどの複数の関連部品が
必要となり、コストの高騰を招いていた。また、高負荷
の駆動部品が組み合わせられ、可動部品が多くなるた
め、氷結などの過負荷によりモータの焼き付きなどの故
障が生じ易く、信頼性の問題もあった。
【0006】本発明は係る問題点に鑑みてなされたもの
で、構造の簡素化によりコストダウンと信頼性の向上を
図った製氷機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明では、支持部材に取り付
けられ、下向きに開口する多数の製氷室を有する冷却器
と、この冷却器の下側に位置し、回動軸を中心として回
動することにより傾復動可能とされると共に、前記製氷
室の開口下面を閉じた状態で、各製氷室に噴水する水皿
と、この水皿及び前記支持部材、若しくは水皿及び冷却
器に取り付けられ、水皿閉状態で磁着する極性変更が可
能な磁性体とよりなる製氷機を提供する。
【0008】このため、磁性体の磁着力を利用するた
め、水皿の閉状態を、従来の如きギヤモータ等を用いる
ことなく保つことができる。また、請求項2の発明で
は、製氷時には磁性体の極性を異なるものとし、製氷完
了時に磁性体の極性を同一とする請求項1記載の製氷機
を提供する。このため、離氷時に磁性体の極性を同一と
して、磁性体同士の反発力により、水皿と氷の剥離が助
長され、剥離後、水皿は自重により回動軸を中心として
傾動することができるようになる。従って、水皿の傾復
動のために、従来の如き高負荷のギヤモータを用いる必
要が無くなる。
【0009】また、請求項3の発明では、製氷完了時、
若しくは製氷完了時付近に磁性体の極性変更を繰り返す
請求項1又は2記載の製氷機を提供する。このため、製
氷完了前から離氷時にかけて、水皿を振動させることが
でき、水皿と氷の剥離が助長され、剥離後、水皿は自重
により回動軸を中心として傾動することができるように
なる。従って、水皿の傾復動のために、従来の如き高負
荷のギヤモータを用いる必要が無くなる。
【0010】また、請求項4の発明では、復動する手段
を、支持部材と水皿間に取り付けられた定荷重バネから
構成すると共に、水皿の傾動時に前記定荷重バネの支持
部材側の支点を前記水皿の回動軸側に移動し、復動時に
は前記支点を回動軸から離間する方向に移動する移動手
段を設けた請求項1乃至4記載の製氷機を提供する。こ
のため、復動する手段を支持部材と水皿間に取り付けら
れた定荷重バネから構成し、移動手段により、水皿の傾
動時に定荷重バネの支持部材側の支点を水皿の回動軸側
に移動するようにしたので、水皿の傾動時には定荷重バ
ネのバネ力が水皿を引き上げる方向に作用しなくなり、
水皿は円滑に傾動できるようになる。
【0011】また、移動手段は水皿の復動時には支点を
回動軸から離間する方向に移動するので、今度は定荷重
バネのバネ力が水皿を引き上げる方向に作用するように
なる。従って、係る構造により従来の如き高負荷のギヤ
モータを用いることなく、定荷重バネにより水皿の傾復
動を円滑に行えるようになる。また、請求項5の発明で
は、移動手段を、形状記憶合金を用いる請求項4記載の
製氷機を提供する。
【0012】このため、ギヤモータ等を用いることな
く、定荷重バネを移動させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の製氷機の水皿開時
の斜視図、図2は本発明の製氷機の側面図、図3は定荷
重バネの周辺部を示す斜視図、図4は本発明の磁性体の
作用構成図である。図1及び図2の1は所謂逆セル式製
氷機で、支持部材2に取り付けられ、下向きに開口する
多数の製氷室と、この製氷室の天面に熱良導関係に設け
られ、図示しない凝縮器、圧縮機等の冷凍装置と冷凍サ
イクルを構成する冷却パイプPとから成る冷却器3と、
製氷室の開口下面側に、回動軸5を中心に傾復動可能に
配設された水皿4と、この水皿4の下方に取り付けら
れ、前記水皿4と共に傾復動し、ポンプ装置7を備えた
貯水タンク8と、前記水皿4の回動軸側に設けられ、離
氷時、水皿4表面に散水する複数の散水口9Aを備えた
散水器9とよりなるものである。
【0014】また、前記水皿4の表面には製氷用水を噴
水する噴水孔10、及びこの噴水孔10から噴水した未
氷結の製氷用水を前記貯水タンク8に戻す戻り孔11と
が形成されている。尚、12は水皿4の閉状態を検知す
る水皿スイッチである。また、水皿4の回動軸5の反対
側、即ち水皿4の先端側には回動板13が取り付けら
れ、この回動板13に定荷重バネ14のバネ片14Aが
接続されている。
【0015】この定荷重バネ14は、前記支持部材2に
設けられており、図3に示す如く、支持部材2に固定さ
れた固定棒15と、この固定棒15に接続される形状記
憶合金で形成された伸張部材16と、この伸張部材16
が接続され、前記定荷重バネ14の中心を挿通する中心
軸14Bと、この中心軸14Bの定荷重バネ14の左右
両側に設けられ、前記支持部材2上を摺動するローラ1
7と、前記中心軸14Bの左右両端に取り付けられ、一
定方向(引きつけ方向)に付勢するバネ部材18と、前
記伸張部材16を加熱する図示しないヒータとを備える
ものである。
【0016】また、前記水皿4の側部には、磁性変更が
可能な磁性体19が設けられており、前記支持部材2に
も同様に磁性変更が可能な磁性体20が設けられてい
る。これら磁性体19、20は、製氷工程中には一方を
S極とすると他方をN極とする。また、製氷完了(離
氷)時には、一方をN極とすると他方もN極とし、一方
をS極とすると他方もS極とする。尚、磁性体20は冷
却器3に取り付けても良い。
【0017】前記定荷重バネ14は一定のバネ力にて吸
引する作用を奏するもので、前述した如く、そのバネ片
14A先端は回動板13を介して水皿4の先端部に接続
されている。また、中心軸Bが水皿4の先端側に位置す
る状態では定荷重バネ14のバネ片14Aは垂下する状
態となる。以上の構成で次に動作を説明すると、まず、
製氷行程を行う時、前記貯水タンク8に給水する。この
給水動作は、図1に示す水皿4閉の状態で行う。この状
態では定荷重バネ14は水皿4の先端側に位置してお
り、前述の如く定荷重バネ14のバネ片14Aは垂下し
ている関係上、そのバネ力(吸引力)は水皿4を引き上
げる方向に働き、それによって、水皿4は冷却器3に当
接し、その製氷室の開口下面を閉じた状態に保持されて
いる。更に、前記各磁性体19、20の極性を異なる極
性とすることにより、水皿4の閉状態の保持を助長する
ものである。
【0018】そして、水道からの水道水を一度図示しな
いシスターンに貯溜した後、若しくは直接、図示しない
給水管を介して前記散水器9に供給する。散水器9に供
給された水は各散水口9Aから水皿4の表面向けて噴水
された後、水皿4に形成した戻り孔11から流下し、前
記貯水タンク8内に流入する。以上により、貯水タンク
8に給水され、貯水タンク8内に設けた図示しない水位
センサーが一定量貯溜されたことを検知すると、給水が
停止されると共に、ポンプ装置7が動作を開始する。更
に、冷却パイプPに冷媒を流して冷却器3の製氷室の冷
却を開始する。ポンプ装置7が動作すると、水皿4の噴
水孔10から製氷室に噴水される。
【0019】そして、徐々に氷を作り製氷タイマー等で
所定時間経過すると、離氷行程に移る。尚、氷とならな
かった製氷残水は、水皿4の戻り孔11から下方に落下
し、貯水タンク8に回収される。離氷行程(製氷完了
時)では、ポンプ装置7を停止し、冷却パイプPにホッ
トガスを流して氷表面を溶かすと共に、散水器9から水
皿4の表面に散水する。
【0020】また、同時に図示しないヒータに通電する
ことにより、前記伸張部材16は形状記憶合金で形成さ
れている関係上、定荷重バネ14を水皿4の回動軸5方
向に付勢する。更に、バネ部材18がその付勢を助長す
る事になる。更に、前記各磁性体19、20の極性を同
じ極性とする。これにより、各磁性体19、20は互い
に反発し、水皿4と製氷室内の氷との剥離を助長するも
のである。
【0021】尚、この製氷完了付近、即ち、製氷完了の
間際、若しくは製氷完了時に各磁性体19、20の極性
を異なるものとしたまま、極性変更を繰り返し頻繁に行
う。これにより、水皿4に振動を与えることができるた
め、水皿4と製氷室内の氷との剥離を更に助長するもの
である。即ち、請求項1の発明では、支持部材2に取り
付けられ、下向きに開口する多数の製氷室を有する冷却
器3と、この冷却器3の下側に位置し、回動軸5を中心
として回動することにより傾復動可能とされると共に、
前記製氷室の開口下面を閉じた状態で、各製氷室に噴水
する水皿4と、この水皿4及び前記支持部材2、若しく
は水皿4及び冷却器3に取り付けられ、水皿4閉状態で
磁着する極性変更が可能な磁性体19、20とよりなる
製氷機1を提供する。
【0022】このため、磁性体19、20の磁着力を利
用するため、水皿4の閉状態を、従来の如きギヤモータ
等を用いることなく保つことができ、構造の簡素化によ
るコストの低減と信頼性の向上を図ることが可能とな
る。また、請求項2の発明では、製氷時には磁性体1
9、20の極性を異なるものとし、製氷完了時に磁性体
19、20の極性を同一とする請求項1記載の製氷機1
を提供する。
【0023】このため、離氷時に磁性体19、20の極
性を同一として、磁性体19、20同士の反発力によ
り、水皿4と氷の剥離が助長され、剥離後、水皿4は自
重により回動軸5を中心として傾動することができるよ
うになる。従って、水皿4の傾復動のために、従来の如
き高負荷のギヤモータを用いる必要が無くなり、構造の
簡素化によるコストの低減と信頼性の向上を図ることが
可能となる。
【0024】また、請求項3の発明では、製氷完了時、
若しくは製氷完了時付近に磁性体19、20の極性変更
を繰り返す請求項1又は2記載の製氷機1を提供する。
このため、製氷完了前から離氷時にかけて、水皿4を振
動させることができ、水皿4と氷の剥離が助長され、剥
離後、水皿4は自重により回動軸5を中心として傾動す
ることができるようになる。従って、水皿4の傾復動の
ために、従来の如き高負荷のギヤモータを用いる必要が
無くなり、構造の簡素化によるコストの低減と信頼性の
向上を図ることが可能となる。
【0025】また、請求項4の発明では、復動手段を、
支持部材2と水皿4間に取り付けられた定荷重バネ14
から構成すると共に、水皿4の傾動時に前記定荷重バネ
14の支持部材2側の支点を前記水皿4の回動軸5側に
移動し、復動時には前記支点を回動軸5から離間する方
向に移動する伸張部材16(移動手段)を設けた請求項
1乃至4記載の製氷機1を提供する。
【0026】このため、復動手段を、支持部材2と水皿
4間に取り付けられた定荷重バネ14から構成し、伸張
部材16により、水皿4の傾動時に定荷重バネ14の支
持部材2側の支点を水皿4の回動軸5側に移動するよう
にしたので、水皿4の傾動時には定荷重バネ14のバネ
力が水皿4を引き上げる方向に作用しなくなり、水皿4
は円滑に傾動できるようになる。
【0027】また、伸張部材16は水皿4の復動時には
支点を回動軸5から離間する方向に移動するので、今度
は定荷重バネ14のバネ力が水皿4を引き上げる方向に
作用するようになる。従って、係る構造により従来の如
き高負荷のギヤモータを用いることなく、定荷重バネ1
4により水皿4の傾復動を円滑に行えるようになり、コ
ストの低減と信頼性の向上を図ることができるものであ
る。
【0028】また、請求項5の発明では、伸張部材16
を、形状記憶合金を用いる請求項4記載の製氷機1を提
供する。このため、ギヤモータ等を用いることなく、定
荷重バネ14を移動させることができ、コストの低減と
信頼性の向上を図ることができるものである。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
ると、支持部材に取り付けられ、下向きに開口する多数
の製氷室を有する冷却器と、この冷却器の下側に位置
し、回動軸を中心として回動することにより傾復動可能
とされると共に、前記製氷室の開口下面を閉じた状態
で、各製氷室に噴水する水皿と、この水皿及び前記支持
部材、若しくは水皿及び冷却器に取り付けられ、水皿閉
状態で磁着する極性変更が可能な磁性体とよりなる製氷
機を提供する。
【0030】このため、磁性体の磁着力を利用するた
め、水皿の閉状態を、従来の如きギヤモータ等を用いる
ことなく保つことができ、構造の簡素化によるコストの
低減と信頼性の向上を図ることが可能となる。また、請
求項2の発明によると、製氷時には磁性体の極性を異な
るものとし、製氷完了時に磁性体の極性を同一とする請
求項1記載の製氷機を提供する。
【0031】このため、離氷時に磁性体の極性を同一と
して、磁性体同士の反発力により、水皿と氷の剥離が助
長され、剥離後、水皿は自重により回動軸を中心として
傾動することができるようになる。従って、水皿の傾復
動のために、従来の如き高負荷のギヤモータを用いる必
要が無くなり、構造の簡素化によるコストの低減と信頼
性の向上を図ることが可能となる。
【0032】また、請求項3の発明によると、製氷完了
時、若しくは製氷完了時付近に磁性体の極性変更を繰り
返す請求項1又は2記載の製氷機を提供する。このた
め、製氷完了前から離氷時にかけて、水皿を振動させる
ことができ、水皿と氷の剥離が助長され、剥離後、水皿
は自重により回動軸を中心として傾動することができる
ようになる。従って、水皿の傾復動のために、従来の如
き高負荷のギヤモータを用いる必要が無くなり、構造の
簡素化によるコストの低減と信頼性の向上を図ることが
可能となる。
【0033】また、請求項4の発明によると、復動する
手段を、支持部材と水皿間に取り付けられた定荷重バネ
から構成すると共に、水皿の傾動時に前記定荷重バネの
支持部材側の支点を前記水皿の回動軸側に移動し、復動
時には前記支点を回動軸から離間する方向に移動する移
動手段を設けた請求項1乃至4記載の製氷機を提供す
る。
【0034】このため、復動する手段を、支持部材と水
皿間に取り付けられた定荷重バネから構成し、移動手段
により、水皿の傾動時に定荷重バネの支持部材側の支点
を水皿の回動軸側に移動するようにしたので、水皿の傾
動時には定荷重バネのバネ力が水皿を引き上げる方向に
作用しなくなり、水皿は円滑に傾動できるようになる。
【0035】また、移動手段は水皿の復動時には支点を
回動軸から離間する方向に移動するので、今度は定荷重
バネのバネ力が水皿を引き上げる方向に作用するように
なる。従って、係る構造により従来の如き高負荷のギヤ
モータを用いることなく、定荷重バネにより水皿の傾復
動を円滑に行えるようになり、コストの低減と信頼性の
向上を図ることができるものである。
【0036】また、請求項5の発明によると、移動手段
を、形状記憶合金を用いる請求項4記載の製氷機を提供
する。このため、ギヤモータ等を用いることなく、定荷
重バネを移動させることができ、コストの低減と信頼性
の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製氷機の水皿開時の斜視図である。
【図2】本発明の製氷機の側面図である。
【図3】定荷重バネの周辺部を示す斜視図である。
【図4】本発明の磁性体の作用構成図である。
【符号の説明】
1 製氷機 2 支持部材 3 冷却器 4 水皿 5 回動軸 14 定荷重バネ 16 伸張部材(移動手段) 19 磁性体(水皿側) 20 磁性体(支持部材側)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に取り付けられ、下向きに開口
    する多数の製氷室を有する冷却器と、この冷却器の下側
    に位置し、回動軸を中心として回動することにより傾復
    動可能とされると共に、前記製氷室の開口下面を閉じた
    状態で、各製氷室に噴水する水皿と、該水皿及び前記支
    持部材、若しくは水皿及び冷却器に取り付けられ、水皿
    閉状態で磁着する極性変更が可能な磁性体とよりなるこ
    とを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 製氷時には磁性体の極性を異なるものと
    し、製氷完了時に磁性体の極性を同一とすることを特徴
    とする請求項1記載の製氷機。
  3. 【請求項3】 製氷完了時、若しくは製氷完了時付近に
    磁性体の極性変更を繰り返すことを特徴とする請求項1
    又は2記載の製氷機。
  4. 【請求項4】 復動する手段を、支持部材と水皿間に取
    り付けられた定荷重バネから構成すると共に、水皿の傾
    動時に前記定荷重バネの支持部材側の支点を前記水皿の
    回動軸側に移動し、復動時には前記支点を回動軸から離
    間する方向に移動する移動手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の製氷機。
  5. 【請求項5】 移動手段を、形状記憶合金を用いること
    を特徴とする請求項4記載の製氷機。
JP4370296A 1996-02-29 1996-02-29 製氷機 Pending JPH09236365A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157599A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Hoshizaki Electric Co Ltd 噴射式自動製氷機
CN110513933A (zh) * 2019-08-05 2019-11-29 浙江久景制冷设备有限公司 一种喷淋式方块冰制冰机

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JP2008157599A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Hoshizaki Electric Co Ltd 噴射式自動製氷機
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