JP2001133092A - 製氷清水機 - Google Patents

製氷清水機

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JP2001133092A
JP2001133092A JP31700499A JP31700499A JP2001133092A JP 2001133092 A JP2001133092 A JP 2001133092A JP 31700499 A JP31700499 A JP 31700499A JP 31700499 A JP31700499 A JP 31700499A JP 2001133092 A JP2001133092 A JP 2001133092A
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Japan
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ice
ice making
fresh water
water
plate
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JP31700499A
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English (en)
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Kazumi Toritani
千美 鳥谷
Fumio Maruyama
文雄 丸山
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/04Producing ice by using stationary moulds
    • F25C1/045Producing ice by using stationary moulds with the open end pointing downwards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シュートで飛沫水の飛散を防止することがで
き、また除氷時の離氷水を清水にすることができ、氷塊
をヒーター等で融解する必要のない製氷清水機の提供を
目的とする。 【解決手段】原水を循環供給して氷結させかつ除氷を行
う製氷機構19と、製氷機構19で得られた氷塊を貯蔵
する貯氷庫21と、製氷機構19で得られた清水及び氷
塊の一部を冷温状態で貯蔵する清水タンク22と、除氷
時に製氷機構19から落下供給される氷塊の一部に当接
して清水タンク22へ供給される氷塊の量を調節し、清
水温度を調節するためのストッパー49及び50とで製
氷清水機を構成する。また製氷機構19の製氷板28の
下方から貯氷庫21の氷塊投入口領域の範囲にわたって
揺動自在なシュート20を設け、製氷時は貯氷庫21の
氷塊投入口の領域へ位置させて製氷用水の飛沫水が飛散
するのを防止し、除氷時は製氷板の下方へ位置させて製
氷された氷塊を貯氷庫21へ搬出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水から不純物を
凍結法により除去して氷塊及び清水を製造する製氷清水
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の製氷清水機としては、例えば図1
4に示す特公昭59−2551号公報に記載された技術
がある。この先行技術の製氷機構1は、蒸発器2によっ
て冷却される製氷部3を有しており、給水源4から自動
弁5を介して所要量の製氷用水を導入し、さらにこれを
製氷用水タンク6とポンプ7とを経て循環させている。
そして、その循環途中において、製氷部3に対して製氷
用水を噴水方式又は流下方式等により供給して氷結層を
成長させている。このようにして得られる氷は、原水中
の不純物を残して製氷部において氷結が次第に成長する
ので、製氷が完了した後の不純物が多く含まれた製氷用
水の残水は、製氷用水タンク6から排水除去される。
【0003】一方、製氷部3では、ホットガスを蒸発器
2に供給して除氷操作を行い、除氷された氷塊を製氷機
構1の下方に設けた貯氷室8で回収している。そして、
回収された氷塊を加温装置9で融解し、清水タンク10
に清水を得るようにしている。この場合の加温装置9
は、圧縮器2の冷媒吐出口側に設けられる凝縮器11を
貯氷室8の底部に格子状に配設することにより、氷塊の
融解と冷媒の凝縮とを経済的に達成するようにしたもの
である。
【0004】図15は、従来の製氷部3の一例を示すも
のである。同図に示すように、この製氷部3は、下向き
に開口した製氷板12に向けて製氷用水タンク6の製氷
用水を散水器13から噴水し、製氷板12の区画された
製氷室内に氷結層を成長させて製氷を行っている。そし
て、散水器13の上方には噴水に支障を来さないように
スノコ状のシュート14が傾斜して配設されており、除
氷された氷塊を貯氷室8へ自然落下供給するようにして
いる。ところで、この製氷部3においては、製氷中に散
水器13から噴水される製氷用水が、製氷板12以外の
所へかからないように氷塊の排出口15にカーテン16
が垂下設置されている。また貯氷室8の氷塊を融解させ
る方式として、ヒーター17が設置されている。このヒ
ーター17は、清水タンク10に設けた温度センサー
(サーモセンサー)等からの信号によって制御され、氷
塊の融解をコントロールし、清水タンク10内の清水の
温度を制御するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図14
に示す従来の製氷清水機は、清水タンク10内の清水を
生成するのに、凝縮器11の熱によって氷塊を融解させ
ることによって行っている。また清水タンク10内の清
水の温度調節は凝縮器11の格子の大きさを変更するこ
とによって貯氷室8から清水タンク10内へ落下する氷
塊の大きさをコントロールすることによって行ってい
る。一方、図15に示す、製氷部3にあっては、貯氷室
8の下方に設けたヒーター16で貯氷室8の氷塊を融解
することによって清水を生成し、また清水タンク10内
に設けた温度センサー等によって前記ヒーター16を制
御することにより、清水タンク10内の清水温度をコン
トロールするようにしている。
【0006】ところが、このように清水の生成を氷塊を
融解させることのみによって行う場合、融解のための装
置(凝縮器11)やヒーター16が必要であり、融解状
況の制御が煩雑であった。
【0007】また図12に示す製氷部3では、製氷時に
散水器13から噴水される製氷用水が製氷室の周囲に飛
散しないように、氷塊排出口15にカーテン16を垂下
配設することが必要であり、カーテン16のめくれや汚
れの付着成長により隙間が発生し、完全に飛沫水の飛散
を防止することができないことがあった。そのため、清
水タンク10に不純物を含む製氷用水が混入したり、製
氷部3の周辺機器に飛沫水がかかって汚れの原因になる
等の問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、シュートで
飛沫水の飛散を防止することができ、また除氷時の離氷
水を清水にすることができ、氷塊をヒーター等で融解す
る必要のない製氷清水機を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請
求項1の手段は、原水を循環供給して氷結させかつ除氷
を行う製氷機構と、製氷機構で得られた氷塊を貯蔵する
貯氷庫と、製氷機構で得られた清水及び氷塊の一部を冷
温状態で貯蔵する清水タンクと、除氷時に製氷機構から
落下供給される氷塊の一部に当接して清水タンクへ供給
される氷塊の量を調節し、清水温度を調節するためのス
トッパーとで構成したことを特徴とする製氷清水機であ
る。また前記ストッパーは請求項2に示すように、スラ
イド自在である。この請求項1の発明によれば、除氷時
に製氷機構から落下供給される氷塊の一部に当接して清
水タンクへ供給される氷塊の量を調節し、清水温度を調
節するようにしたストッパーを設けているので、清水温
度の調節を前記清水タンクへ供給される氷塊の量によっ
てコントロールすることができ、従来の融解装置(凝縮
器や専用のヒーター)が不要である。また請求項2に示
すように、ストッパーをスライド自在とすることによ
り、清水タンクへ供給される氷塊の量を、ストッパーの
スライド動作のみでコントロールでき、極めて容易であ
る。
【0009】本発明が採用した請求項3の手段は、原水
を循環供給して氷結させかつ除氷を行う製氷機構と、製
氷機構で得られた氷塊を貯蔵する貯氷庫と、製氷機構で
得られた清水及び氷塊の一部を冷温状態で貯蔵する清水
タンクと、製氷機構の製氷板の下方から貯氷庫の氷塊投
入口領域の範囲にわたって揺動自在なシュートとで構成
したことを特徴とする製氷清水機である。また前記シュ
ートは、請求項4に示すように、除氷開始初期は、貯氷
庫の氷塊投入領域に位置しており、除氷からしばらくし
た後は製氷機構の製氷板の下方へ位置して傾斜姿勢を成
し、製氷板の離氷水を清水タンクへ案内するものであ
る。請求項3の発明によれば、シュートが製氷機構の製
氷板の下方から貯氷庫の氷塊投入口領域の範囲にわたっ
て揺動自在であり、製氷時は氷塊投入口の領域へ位置し
てへ製氷用水の飛沫水が飛散するのを防止し、除氷時は
製氷板の下方へ位置して製氷された氷塊を貯氷庫へ搬出
するようにしている。従って、飛沫水の飛散防止用のカ
ーテン等は不要である。またこのシュートは、請求項4
に示すように、除氷時に除氷開始からしばらくした後、
製氷板の下方へ位置して傾斜姿勢をとるので、離氷水を
清水にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1乃至図12は、本発明の一実施の形態に係る製
氷清水機18を示すものであり、図13はその制御例を
示すタイムチャートである。同図に示す如く、この製氷
清水機18は、製氷部19と、シュート20と、貯氷庫
21と、清水タンク22と、清水受け台23と、ポンプ
24,コンプレッサー25,その他の付属機器群とで構
成されている。製氷部19と、シュート20と、貯氷庫
21と、清水タンク22とは、ハウジング本体26の冷
凍冷蔵室27内に組み込まれており、清水受け台23は
ハウジング本体26の前面板下方の位置に取り付けられ
ており、付属機器群24は冷凍冷蔵室27の下方又は背
面側に組み込まれている。
【0011】製氷部19は、冷凍冷蔵室27の奥部上方
に、前面側へ向かって下り勾配となるように傾斜して取
り付けられた製氷板28と、その下方に取り付けられた
製氷用水タンク29と、該タンク29の上部側に製氷板
28と平行となるように傾斜して取り付けられた散水器
30とを有している。製氷板28は、図3及び図4に最
も良く表されているように、熱伝導率に優れた銅板から
なる冷却プレート31と、銅板よりも熱伝導率の低いス
テンレス製の製氷枠32とをカシメ及びろう付けによっ
て一体化して形成されており、これにより下面側が開口
し、縦横に区画された多数の製氷室33が形成されてい
る。二種類の熱伝導率の異なる材料を用いたのは、全体
を銅板で形成する場合よりも、ステンレス製の製氷枠3
2を用いた場合は、枠表面側における氷の成長が遅く、
各製氷室33で成長した角氷どうしが下面側で相互に連
結する度合いが低く、除氷時の落下衝撃によって各製氷
室33の角氷を容易にバラバラに分割できるからであ
る。
【0012】また製氷板28の冷却プレート31の上面
側には、蛇行して配設された冷却パイプ34が溶接され
ており、また空気抜き孔35と、前述した製氷枠32の
カシメ用スリット36とが形成されている。冷却パイプ
34の下り勾配側のU字状のベント部34aは、冷却プ
レート31の端面よりも外側に突出して取り付けられて
おり、ベント部34aと冷却プレート31との間には空
間37が形成されている。この空間37は、除氷時に冷
却パイプ34及び冷却プレート31に付着した霜等の融
水を下方の製氷用水タンク29へ自然流下させるための
ものである。製氷用水タンク29は、前記製氷板28の
下方に位置し、図示しない給水機構によって外部から給
水を受け、これをポンプ24で汲み上げて散水器30か
ら上方の製氷室33へ向けて原水を噴水する。そして、
落下して来た原水を回収する。
【0013】シュート20は、図1,図2,図4等に示
すように、平板38の両端側にフランジ39,39が形
成され、枢軸40が挿通されている。枢軸40は、ハウ
ジング本体26の側板を貫通してこれに枢支されてお
り、その側板41を貫通した部分には揺動アーム42が
装着されている。この揺動アーム42の長孔43には、
駆動モーター44によって各図の時計方向へ回転するカ
ム円板45の突起46が嵌合装着されている。またカム
円板45の外周面には、スイッチ操作用の凸部46が形
成されている。そして、この凸部46の回転軌跡上の二
箇所には、二つのスイッチSW1,SW2が対向配置さ
れている。従って、駆動モーター44の回転駆動は、カ
ム円板45及び揺動アーム42を介して枢軸40に伝達
され、シュート20を揺動させるようになる。シュート
20の揺動は、前記スイッチSW1及びSW2によりO
N,OFF制御され、図7〜図10に示す範囲で往復揺
動することになる。
【0014】貯氷庫21は、図1及び図2に示すよう
に、製氷板28の斜め下方に位置し、ハウジング本体2
6の前面側に設けられた把手47を押し引き操作するこ
とにより、前面側下部の枢軸48を中心に回動自在であ
り、外部へ開いて内部の角氷を取り出すことが可能であ
る。また図1,図5,図11に示すように、貯氷庫21
の角氷の投入口領域で、製氷板28と貯氷庫21との中
間に位置するハウジング本体26には、スライド自在な
ストッパー49が取り付けられている。ストッパー49
は、図6に示すように、除氷時にシュート20を通じて
落下供給される角氷の一部をこれに衝突させて下方の清
水タンク22内へ供給し、その他の大部分を貯氷庫21
へ供給して角氷の供給量を振り分けるためのものであ
る。ストッパー49は、スライド片50をスライドさせ
て全体の長さを調節することにより、清水タンク22へ
供給される角氷の量を調節することが可能である。
【0015】清水タンク22は、図6の図(A)及び図
(B)に最も良く表されているように、前面側(図6の
左側方向)へ引き出し自在になっている。これは、タン
クを取り出して清掃ができるようにしたものである。ま
た清水タンク22内には、清水の量を検知するためのフ
ロートスイッチ51が配設されている。このフロートス
イッチ51は、ハウジング本体26側に固定されてお
り、引き出した時に清水タンク22と干渉しないよう
に、スプリング52によって跳ね上げ式とされている。
また清水タンク22の前面側には、清水吐出用の水栓5
3が取り付けられている。清水受け台23は、この水栓
53の下方においてハウジング本体26の前面側に固定
されており、通常は、コップ等を載置して水栓53から
の清水を受けるようにしている。またドレンポート54
を有し、製氷用水タンク29のオーバーフロー水と、貯
氷庫21の融水と、清水タンク22のオーバーフロー水
とを集めて排水管(図示せず)等へ排出するようになっ
ている。
【0016】次に、このように構成された製氷清水機1
8の動作態様を、図13のタイムチャートを参照して説
明する。先ず、電源を投入すると、駆動モーター44
と、図示しないウォーターバルブ及びタイマーがON動
作する。駆動モーター44は、シュート20を時計方向
に回転させる。この回転は、図4に示すカム円板45の
凸部46がスイッチSW1の移動子54を押し込んでO
N動作させるまで行われる。SW1がONになった時点
では、図1,図2及び図7に示すように、シュート20
の平板38が製氷板28と貯氷庫21との間を遮断する
ように、両者の中間に位置する。しかも、平板38の一
部は、製氷用水タンク29の上方にその一部が入り込ん
で位置し、タンク29側へ下り勾配の傾斜した姿勢を採
るようになる。一方、ウォーターバルブのON動作によ
り、製氷用水タンク29に原水が供給される。この供給
は、タイマーがタイムアップするまで行われ、所定量の
給水が行われる。
【0017】前記タイマーのタイムアップにより、コン
プレッサー25、ファン、製氷用水循環用のポンプ24
がON動作し、製氷運転となる。そのため、製氷板28
の冷却パイプ34に冷媒が流れ、冷却プレート31が冷
却されると同時に、製氷用水タンク29内の製氷用水が
汲み上げられて散水器30の噴出口から製氷板28の複
数個の製氷室33に向けて噴水させられる。このとき、
シュート20は製氷板28と貯氷庫21との間を遮断す
るように位置しており、前記噴水の飛沫が清水タンク2
2等へ流出するのを防止し、シュート20の平板38に
かかった飛沫水は自然落下により製氷用水タンク29内
へ流下するようになる。また製氷運転開始初期にあっ
て、一部の製氷用水は空気抜き孔35から冷却プレート
31の上面へ流出し、氷結するがすぐに空気抜き孔35
が凍結により閉塞するので、以後は製氷室33内におい
て氷結の成長が行われる。そして、氷結の成長度合いが
製氷室33の開口面まで一杯になったことを見計らって
ファンモーター及びポンプ24のモーターを停止させ、
製氷運転を終了させる。この氷結の成長の検知は、図示
しないタイマーによるタイムアップ又は製氷板28の温
度検知により行う。
【0018】次に、除氷運転へと移行する。除氷運転
は、ホットガスを冷却パイプ34内に循環させて冷却プ
レート31を加熱して開始する。このホットガスによる
加熱により、先ず、冷却パイプ34及び冷却プレート3
1の上面に付着した霜及び空気抜き孔35から冷却プレ
ート31の上面へ流出して凍結した氷等が融解する。こ
の融解水は、傾斜した冷却プレート31の上面を図1及
び図2の左方向へ流下し、冷却プレート31と冷却パイ
プ34のベント部34aとの間の空間37からシュート
31の平板38に流れ落ち、製氷用水タンク29に回収
される。これらの融解水を製氷用水タンク29へ回収す
るようにしたのは、前記霜等には不純物が含まれている
ことがあり、清水タンク22内へ流下するのは好ましく
ないからである。なお、製氷用水タンク29内の製氷用
水及び融解水は、1回の製氷運転ごとにその全部が排水
され、常に新しい原水が供給されるようになっている。
【0019】ホットガスによる加熱から所定時間が経過
すると、前記霜等の融解水は全部製氷用水タンク29へ
回収される。然る後は、図示しないタイマーによる設定
時間のタイムアップにより、シュート20の駆動モータ
ー44を駆動させてカム円板45を図7の時計方向へ回
転させ、シュート20を同図の状態から図8の状態を経
て図9の状態まで時計方向へ回転させる。このシュート
20の回転は、カム円板45の外周側面に設けられた凸
部46がスイッチSW2の移動子55を押し込んでON
動作させるまで行われ、図11及び図12の状態とな
る。シュート20は、この位置で待機する。
【0020】そして、ホットガスによる加熱により、除
氷が進むと、製氷板28の各製氷室33で製造された氷
塊のうち冷却プレート31及び製氷枠32との間の界面
の氷が融け出し、離氷水(清水)となって下方のシュー
ト20の平板38に落下してその表面を流下し、やがて
下方の清水タンク22内へ落下供給される。また各製氷
室33の氷塊は、下方のシュート20の平板38に落下
してその衝撃で隣位の氷塊どうしがバラバラに分割され
て角氷となり、平板38上を滑走してその勢いで斜め下
方に位置する貯氷庫21内へ落下供給される。このと
き、シュート20の平板38から滑空する角氷の一部が
ストッパー49及び50に衝突して清水タンク22側へ
落下供給される。なお、ストッパー49のスライド片5
0の長さを調節することにより、清水タンク22側へ落
下供給される角氷の量をコントロールすることができ、
清水タンク22内の清水温度を所望する温度範囲に調節
することが可能である。
【0021】除氷運転の開始から所定時間が経過するか
又は製氷板28の温度が設定値に達すると、ホットガス
の供給を停止し、冷却プレート31へ冷媒を流通させて
製氷運転へ移行する。この製氷運転は、給水バルブが所
定時間開いて製氷用水タンク29へ所定量の製氷用水を
供給すると共に、シュート20回転用の駆動モーター4
4がON動作してシュート20を図9の状態から図10
の状態を経て図7の位置まで(カム円板45の凸部46
がスイッチSW1の移動子54を押し込んでON動作さ
せるまで)回転させて開始する。以後は、上述した動作
を繰り返して角氷の製造及び清水の製造を行う。
【0022】一方、貯氷庫21内の角氷と冷たく温度管
理された清水を、図示しない貯氷サーモスイッチ及びフ
ロートスイッチ51によって所定量(満氷、満水)に達
したか否かを検出し、共に所定量に達していると検出し
た場合には、製氷運転を停止する。また、少なくとも一
方が所定量に達していないと検出した場合には製氷運転
を開始するようになっている。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
原水を循環供給して氷結させかつ除氷を行う製氷機構
と、製氷機構で得られた氷塊を貯蔵する貯氷庫と、製氷
機構で得られた清水及び氷塊の一部を冷温状態で貯蔵す
る清水タンクと、除氷時に製氷機構から落下供給される
氷塊の一部に当接して清水タンクへ供給される氷塊の量
を調節し、清水温度を調節するためのストッパーとで製
氷清水機を構成している。そのため、前記ストッパーに
よって、除氷時に、製氷機構から落下供給される氷塊の
一部を衝突させて清水タンクへ供給する氷塊の量を調節
し、清水温度を所望する温度範囲に調節することができ
る。従って、従来必要としていた融解装置(凝縮器や専
用のヒーター)が不要である。またストッパーをスライ
ド自在とすることにより、清水タンクへ供給される氷塊
の量を、ストッパーのスライド動作のみでコントロール
でき、調節機構の構成が容易である。
【0024】また本発明の製氷清水機にあっては、製氷
機構の製氷板の下方から貯氷庫の氷塊投入口領域の範囲
にわたって揺動自在なシュートとを設けるようにしてい
る。このシュートは、製氷時は貯氷庫の氷塊投入口の領
域へ位置してへ製氷用水の飛沫水が飛散するのを防止
し、除氷時は製氷板の下方へ位置して製氷された氷塊を
貯氷庫へ搬出するようにしている。従って、飛沫水の飛
散防止用のカーテン等は不要である。またこのシュート
は、除氷時に除氷運転開始からしばらくした後、製氷板
の下方へ位置させることができ、離氷水を清水として取
り込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る製氷清水機の側板
を取り外した状態を示す製氷時の側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る製氷清水機の天板
及び側板を取り外した状態を示す製氷時の斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態に係るものであり、製氷
板の分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るものであり、製氷
板及びシュートの取付関係を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るものであり、スト
ッパーの位置関係を示す製氷清水機の要部斜視図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態に係る清水タンクを示す
ものであり、図(A)は収納時の状態を示す側面図、図
(B)は引出時の状態を示す側面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るシュートの製氷時
の状態を示す側面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るシュートの製氷時
から除氷時への移行途中を示す側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るシュートの除氷時
の状態を示す側面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るシュートの除氷
時から製氷時への移行途中を示す側面図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る製氷清水機の側
板を取り外した状態を示す除氷時の側面図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る製氷清水機の天
板及び側板を取り外した状態を示す除氷時の斜視図であ
る。
【図13】本発明の一実施の形態に係る製氷清水機のタ
イムチャートである。
【図14】従来の製氷清水機のシステム全体を示す構成
図である。
【図15】従来の製氷清水機の製氷板を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
18…製氷清水機、19…製氷部、20…シュート、2
1…貯氷庫、22…清水タンク、23…清水受け台、2
4…ポンプ、25…コンプレッサー、26…ハウジング
本体、27…冷凍冷蔵室、28…製氷板、29…製氷用
水タンク、30…散水器、31…冷却プレート、32…
製氷枠、33…製氷室、34…冷却パイプ、34a…ベ
ント部、44…シュートの駆動用モーター、49…スト
ッパー、50…ストッパーのスライド片、SW1…スイ
ッチ、SW2…スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水を循環供給して氷結させかつ除氷を行
    う製氷機構と、製氷機構で得られた氷塊を貯蔵する貯氷
    庫と、製氷機構で得られた清水及び氷塊の一部を冷温状
    態で貯蔵する清水タンクと、除氷時に製氷機構から落下
    供給される氷塊の一部に当接して清水タンクへ供給され
    る氷塊の量を調節し、清水温度を調節するためのストッ
    パーとで構成したことを特徴とする製氷清水機。
  2. 【請求項2】前記ストッパーがスライド自在である請求
    項1に記載の製氷清水機。
  3. 【請求項3】原水を循環供給して氷結させかつ除氷を行
    う製氷機構と、製氷機構で得られた氷塊を貯蔵する貯氷
    庫と、製氷機構で得られた清水及び氷塊の一部を冷温状
    態で貯蔵する清水タンクと、製氷機構の製氷板の下方か
    ら貯氷庫の氷塊投入口領域の範囲にわたって揺動自在な
    シュートとで構成したことを特徴とする製氷清水機。
  4. 【請求項4】前記シュートは除氷開始初期は、貯氷庫の
    氷塊投入領域に位置しており、除氷からしばらくした後
    は製氷機構の製氷板の下方へ位置して傾斜姿勢を成し、
    製氷板の離氷水を清水タンクへ案内するものである請求
    項3に記載の製氷清水機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101177014B1 (ko) 2011-04-22 2012-08-28 (주) 케어스워터 제빙수단을 구비한 먹는물 공급장치
CN103743179A (zh) * 2013-12-09 2014-04-23 常熟市雪科电器有限公司 车载制冰机
CN104075540A (zh) * 2014-07-21 2014-10-01 缪地华 一种带制冰功能的可乐机

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