JPH09235429A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物

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JPH09235429A
JPH09235429A JP6890896A JP6890896A JPH09235429A JP H09235429 A JPH09235429 A JP H09235429A JP 6890896 A JP6890896 A JP 6890896A JP 6890896 A JP6890896 A JP 6890896A JP H09235429 A JPH09235429 A JP H09235429A
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ethylene
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polypropylene resin
resin composition
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JP6890896A
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Tatsuo Teraya
竜男 寺屋
Satoshi Shimizu
聡 清水
Tetsuya Kawamura
哲也 河村
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ弾性率、表面硬度などの剛性が低下する
ことなく、常温および低温での耐衝撃性がより優れる、
すなわちより優れた機械的物性をバランス良く有するポ
リプロピレン系樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)ポリプロピレン系樹脂50〜97
重量%、(B)エチレン−プロピレン共重合体ゴム0.
1〜50重量%、および(C)エチレン系重合体0.1
〜50重量%からなり、しかも(B)成分の配合割合
は、(B)成分および(C)成分の合計量に対して、2
0〜95重量%であって、さらに(B)成分は、エチレ
ン含有量が50〜60重量%であり、結晶化発熱量が2
0〜35J/gであり、(C)成分は、JIS K72
15により測定したデュロメータ硬さ(タイプA)が6
5以上で、かつエチレン含有量が60重量%以上である
ポリプロピレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン系
樹脂組成物に関する。さらに詳しくいえば、ポリプロピ
レン系樹脂に、エチレン含有量が50〜60重量%であ
り、結晶化発熱量が20〜35J/gであるエチレン−
プロピレン共重合体ゴムおよびJIS K7215によ
り測定したデュロメータ硬さ(タイプA)が65以上
で、かつエチレン含有量が60重量%以上であるエチレ
ン系重合体を配合してなるポリプロピレン系樹脂組成物
に関する。このようなポリプロピレン系樹脂組成物は、
曲げ弾性率、表面硬度などの剛性が低下することなく、
常温および低温における耐衝撃性がより優れる、すなわ
ちより優れた機械的物性をバランス良く有するという特
徴がある。特にバンパ−などの自動車の内外装品、電気
部品、スポ−ツ用品、レジャ−用品、その他の工業部品
の材料などとして有用である。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は低比重で、成形
性に優れるとともに、高い曲げ弾性率、良好な表面硬
度、高い熱変形温度などの機械的物性、電気絶縁性、耐
薬品性などに優れていることから、自動車の内外装品、
電装部品、家電製品、スポ−ツ用品、家具、事務用品な
どの材料として広く利用されている。しかしポリプロピ
レン系樹脂は、耐衝撃性が低く、脆いという問題があ
る。かかる問題を解決する一般的な手段として、ポリプ
ロピレン系樹脂にポリオレフィン系共重合体ゴムを配合
することにより、耐衝撃性の向上がおこなわれてきた。
【0003】エチレン−プロピレン共重合体ゴムを配合
する場合、エチレン含有量は、通常70〜80重量%で
あるが、低温においても耐衝撃性を向上するために、エ
チレン含有量を50〜60重量%に下げることが考えら
れた。しかしこのようなポリプロピレン系樹脂は、低温
において耐衝撃性が向上するものの、逆に曲げ弾性率、
表面硬度などの剛性が低下する。このため優れた機械的
物性が、バランス良く得られないという欠点がある。す
なわち曲げ弾性率、表面硬度などの剛性を低下すること
なく、常温および低温での耐衝撃性を向上したポリプロ
ピレン系樹脂が望まれていた。
【0004】この問題を解決するために多くの試みがな
された。例えば特公平4−25974号公報には、結晶
性ポリプロピレンホモポリマ−および/または結晶性プ
ロピレン−エチレン共重合体に、特定のエチレン−α−
オレフィン系共重合ゴムを配合してなる、曲げ弾性率、
硬度、低温での耐衝撃性に優れるとともに、塗膜の接着
性の高いポリプロピレン樹脂組成物が記載されている。
ここで上記の特定のエチレン−α−オレフィン系共重合
ゴムは、特に示差走査熱量計で測定した50〜100℃
の範囲の融解熱量が、全融解熱量の6%以上である。さ
らに実施例は、塗膜剥離強度と低温での耐衝撃性は優れ
るものの、曲げ弾性率と表面硬度が低いことを示してい
る。
【0005】また、特公平4−25975号公報には、
結晶性ポリプロピレン樹脂に、特定のエチレン−α−オ
レフィン系共重合ゴムを配合してなる、曲げ弾性率、耐
衝撃性に優れるとともに塗装性が改善された樹脂組成物
が記載されている。ここで上記の特定のエチレン−α−
オレフィン系共重合ゴムは、特に分子量分布の異なる二
種類のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴムの混合組
成物である。さらに実施例は、耐衝撃性は優れるもの
の、曲げ弾性率が低いことを示している。
【0006】また、特開平7−207080号公報に
は、ポリプロピレンに、特定のエチレン−プロピレン共
重合ゴムを配合してなる、曲げ弾性率、硬度などの剛性
を低下することなく低温での耐衝撃性を改善したポリプ
ロピレン樹脂組成物が記載されている。ここで特定のエ
チレン−プロピレン共重合ゴムは、プロピレン含有量が
15〜30重量%のときに、示差走査熱量計で測定した
結晶化発熱のピ−ク温度が一つで15〜25℃の範囲に
あり、結晶化発熱量の総量が30〜50J/gである。
【0007】すなわち、前記従来の技術のいずれにおい
ても、曲げ弾性率、硬度などの剛性が低下することな
く、常温および低温での耐衝撃性をバランス良く、かつ
充分に改善したポリプロピレン系樹脂を得ることができ
なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来の技術を改善し、曲げ弾性率、表面硬度などの剛性
が低下することなく、常温および低温での耐衝撃性がよ
り優れる、すなわちより優れた機械的物性をバランス良
く有するポリプロピレン系樹脂組成物を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】我々は、ポリプロピレン
系樹脂組成物の剛性および耐衝撃性について鋭意検討を
重ねた結果、ポリプロピレン系樹脂に、エチレン含有量
が50〜60重量%であり、結晶化発熱量が20〜35
J/gであるエチレン−プロピレン共重合体ゴムおよび
JIS K7215により測定したデュロメータ硬さ
(タイプA)が65以上で、かつエチレン含有量が60
重量%以上であるエチレン系重合体を配合したポリプロ
ピレン系樹脂組成物は、曲げ弾性率、表面硬度などの剛
性を低下することなく、常温および低温における耐衝撃
性がより著しく向上する、すなわちより優れた機械的物
性をバランス良く有することを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0010】したがって本発明は、(A)ポリプロピレ
ン系樹脂50〜97重量%、(B)エチレン−プロピレ
ン共重合体ゴム0.1〜50重量%、および(C)エチ
レン系重合体0.1〜50重量%からなり、しかも
(B)成分の配合割合は、(B)成分および(C)成分
の合計量に対して、20〜95重量%であって、さらに
(B)成分は、エチレン含有量が50〜60重量%であ
り、結晶化発熱量が20〜35J/gであり、(C)成
分は、JIS K7215により測定したデュロメータ
硬さ(タイプA)が65以上で、かつエチレン含有量が
60重量%以上であるポリプロピレン系樹脂組成物を提
供する。
【0011】本発明は上記のようなポリプロピレン系樹
脂組成物であるが、その好ましい態様として、次のもの
を包含する。 (1)(A)成分の配合割合が、60〜95重量%であ
り、(B)成分の配合割合が、1〜40重量%であり、
(C)成分の配合割合が、1〜40重量%であり、しか
も(B)成分の配合割合が、(B)成分および(C)成
分の合計量に対して、30〜90重量%である前記ポリ
プロピレン系樹脂組成物。 (2)(A)成分のASTM D1238により測定し
たメルトフロ−レ−ト(以下、MFRともいう。)が、
0.5〜300g/10分であり、かつ13C−NMRで
測定したメソ平均連鎖長(Nm)とメルトフロ−レ−ト
(MFR)とが、次式 Nm≧97+29.5log(MFR) で表される関係を有する高結晶性ホモポリプロピレンま
たは高結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体の
単独組成物または混合組成物である前記ポリプロピレン
系樹脂組成物、または上記(1)記載のポリプロピレン
系樹脂組成物。 (3)(B)成分のMFRが、0.1〜50g/10分
である前記ポリプロピレン系樹脂組成物、または上記
(1)〜上記(2)記載のうちのいずれか1のポリプロ
ピレン系樹脂組成物。 (4)(C)成分のMFRが、0.1〜100g/10
分である前記ポリプロピレン系樹脂組成物、または上記
(1)〜上記(3)記載のうちのいずれか1のポリプロ
ピレン系樹脂組成物。 (5)(C)成分のデュロメータ硬さ(タイプA)が7
0以上である前記ポリプロピレン系樹脂組成物、または
上記(1)〜上記(4)記載のうちのいずれか1のポリ
プロピレン系樹脂組成物。 (6)(C)成分が、エチレン−ブテン共重合体ゴム
(以下、EBRともいう。)または高密度ポリエチレン
(以下、HDPEともいう。)である前記ポリプロピレ
ン系樹脂組成分、または上記(1)〜上記(5)記載の
うちのいずれか1のポリプロピレン系樹脂組成物。 (7)ポリプロピレン系樹脂組成物100重量部に対し
て、無機充填材5〜70重量部を配合した前記ポリプロ
ピレン系樹脂組成物、または上記(1)〜上記(6)記
載のうちのいずれか1のポリプロピレン系樹脂組成物。 (8)無機充填材が、タルクである上記(7)記載のポ
リプロピレン系樹脂組成物。
【0012】以下に、本発明を詳細に説明する。 (ポリプロピレン系樹脂組成物)本発明のポリプロピレ
ン系樹脂組成物は、(A)ポリプロピレン系樹脂、
(B)エチレン−プロピレン共重合体ゴム、および
(C)エチレン系重合体からなる。さらに本発明のポリ
プロピレン系樹脂組成物は、所望により(D)無機充填
材および/または(E)その他の配合剤を配合すること
ができる。(A)成分の配合割合は、(A)成分、
(B)成分および(C)成分の合計量に対して、50〜
97重量%であり、好ましくは60〜95重量%であ
る。また(B)成分の配合割合は、(A)成分、(B)
成分および(C)成分の合計量に対して、0.1〜50
重量%であり、好ましくは1〜40重量%であり、かつ
(B)成分および(C)成分の合計量に対して、20〜
95重量%であり、好ましくは30〜90重量%であ
る。さらに(C)成分の配合割合は、(A)成分、
(B)成分および(C)成分の合計量に対して、0.1
〜50重量%であり、好ましくは1〜40重量%であ
り、かつ(B)成分および(C)成分の合計量に対し
て、5〜80量%であり、好ましくは10〜70重量%
である。
【0013】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物に対
して、(B)成分および/または(C)成分の配合割合
が0.1重量%未満の場合には、ポリプロピレン系樹脂
組成物の低温での耐衝撃性が低くなり、(B)成分およ
び/または(C)成分の配合割合が50重量%を超える
場合には、曲げ弾性率、表面硬度(ASTM D−78
5により測定したロックウェルR60スケ-ル)などの
剛性が低下する。(B)成分および(C)成分の合計量
に対する(C)成分の配合割合が上記範囲外の場合に
は、耐衝撃性が低下する。さらに(D)成分の配合割合
は、本発明のポリプロピレン系樹脂組成物100重量部
に対して、5〜70重量部であり、好ましくは5〜50
重量部である。(D)成分の配合割合が5重量部未満の
場合には、ポリプロピレン系樹脂組成物の曲げ弾性率の
向上効果が小さく、70重量部を超える場合には、成形
加工が困難である。
【0014】(A)ポリプロピレン系樹脂 本発明で使用する(A)ポリプロピレン系樹脂は、プロ
ピレンのホモポリマ−、すなわちホモポリプロピレンに
限らず、プロピレンと他のオレフィンとのブロック共重
合体またはランダム共重合体を使用することができる。
他のオレフィンとしては、エチレンが好ましく、プロピ
レン−エチレンブロック共重合体またはプロピレン−エ
チレンランダム共重合体を使用することができる。他の
オレフィンの含有量は、0〜30重量%であり、好まし
くは0〜20重量%である。他のオレフィンの含有量
が、30重量%を超える場合には、曲げ弾性率、表面硬
度(ロックウェルR60スケ-ル)などの剛性が低下す
る。またホモポリプロピレン、プロピレンと他のオレフ
ィンとのブロック共重合体またはランダム共重合体は、
単独組成物または混合組成物を使用することができる。
【0015】ポリプロピレン系樹脂の重量平均分子量
は、50,000〜1,000,000である。このよ
うなポリプロピレン系樹脂は、0.5〜300g/10
分のMFR(ASTM D−1238により、230
℃、荷重2.16kgの条件で測定した値)、好ましく
は10〜200g/10分のMFRを有する。MFRが
0.5g/10分未満の場合には、ポリプロピレン系樹
脂組成物の剛性、成形性、外観などが不良となり、30
0g/10分を超える場合には、常温および低温におけ
る耐衝撃性が劣る。
【0016】またホモポリプロピレンが高結晶タイプで
ある場合、またはプロピレンと他のオレフィンとのブロ
ック共重合体中のホモポリプロピレン部分が高結晶タイ
プである場合に、本発明のポリプロピレン系樹脂組成物
の剛性および耐衝撃性が、顕著に向上する。すなわちこ
のような高結晶性ポリプロピレン系樹脂は、MFRが
0.5〜300g/10分、好ましくは10〜200g
/10分であり、かつ13C−NMRで測定したメソ平均
連鎖長(Nm)とMFRが、次式、 Nm≧97+29.5log(MFR) で表される関係を有する。
【0017】ここでメソ平均連鎖長(Nm)は、「Po
lymer Sequence Determinat
ion(p.37,Academic Press,L
ondon,1977)」(James C. Ran
dall)記載の方法に従って、13C−NMR装置で測
定したメソ−メソトライアッド[mm]とメソ−ラセミ
トライアッド[mr]から、次式により求めることがで
きる。
【0018】
【数1】
【0019】高結晶性ポリプロピレン系樹脂は、特開平
7−133319号公報に記載されている方法によって
製造することができる。すなわち、(a)マグネシウ
ム、チタン、ハロゲンおよび電子供与性化合物を必須成
分とする固体成分を、(b)有機アルミニウム化合物お
よび(c)化学式
【0020】
【化1】 (ただし、R1は環内にエ−テルもしくはチオエ−テル
結合含有環状置換基、環内エ−テル結合含有環状置換基
のオキシ基、環内ケトン結合含有環状置換基、窒素原子
含有複素環式置換基、珪素原子含有複素環式置換基、ラ
クトン骨格構造を有する置換基、R2は炭素数1〜10
個の炭化水素基、R4O−、R5 3Si−もしくはR6 3
iO−、R3はメチル基もしくはエチル基、xは1もし
くは2、yは0もしくは1、zは2もしくは3、x+y
+z=4であり、R4は炭素数3〜10の炭化水素基、
5およびR6は炭素数1〜10個の炭化水素基であ
る。)で示される有機珪素化合物の存在下、(d)オレ
フィンと接触させてなるα−オレフィン重合用触媒成
分、を用いてプロピレンを重合することにより、高結晶
性ポリプロピレンを製造することができる。
【0021】高結晶性ポリプロピレンは、MFRが0.
5〜300g/10分であることが必要であり、0.5
g/10分未満では成形性が低下し、300g/10分
を超えると耐衝撃性が低下する。さらに高結晶性ポリプ
ロピレンは、メソ平均連鎖長(Nm)とMFRとが Nm≧97+29.5log(MFR) 好ましくは、 Nm≧103+29.5log(MFR) さらに好ましくは、 Nm≧109+29.5log(MFR) なる関係を満足することが必要であり、Nm<97+2
9.5log(MFR)では剛性および耐熱性が不十分
である。
【0022】(B)エチレン−プロピレン共重合体ゴム 本発明で使用する(B)エチレン−プロピレン共重合体
ゴムは、エチレンとプロピレンの共重合体でゴム状のも
のを使用することができる。エチレン−プロピレン共重
合体ゴムのエチレン含有量は、50〜60重量%であ
り、エチレン含有量が、50重量%未満の場合は、ポリ
プロピレン系樹脂組成物の曲げ弾性率、表面硬度(ロッ
クウェルR60スケ-ル)などの剛性が不充分となり、
60重量%を超える場合は、常温および低温における衝
撃強度が向上しない。
【0023】さらに示差走査熱量計で測定した結晶化発
熱量は、20〜35J/gである。結晶化発熱量が、2
0J/g未満の場合は、ポリプロピレン系樹脂組成物の
曲げ弾性率、表面硬度(ロックウェルR60スケ-ル)
などの剛性が不充分となり、35J/gを超える場合
は、常温および低温における衝撃強度が向上しない。ま
たMFRは、0.1〜50g/10分であり、好ましく
は0.5〜20g/10分である。さらにGPC法で測
定した重量平均分子量は、30,000〜500,00
0である。
【0024】結晶化発熱量は、示差走査熱量計(以下、
DSCとも言う)に試料を装填し、試料を200℃まで
加熱して完全に融解させた後、−10℃/分で冷却した
時に得られる曲線において、結晶化に伴う発熱ピ−クの
面積から結晶化発熱量を求めることができる。具体的に
は、図1に例示する曲線において、発熱ピークが始まる
点(A点)よりも十分に高温側からベ−スラインに接線
を引き、該接線がさらに曲線と交わる点をB点とし、接
線と曲線で囲まれた部分(斜線部)の面積を結晶化発熱
量とした。
【0025】(C)エチレン系重合体 本発明で使用するエチレン系重合体は、エチレンの単独
重合体、またはエチレンとエチレン以外のオレフィンと
の共重合体、またはエチレンとエチレン以外のオレフィ
ンと非共役ジエンもしくはトリエンとの三元共重合体を
使用することができる。ただしエチレンとエチレン以外
のオレフィンとの共重合体を使用する場合は、本発明で
いう(B)成分(エチレン含有量が50〜60重量%で
あり、結晶化発熱量が20〜35J/gであるエチレン
−プロピレン共重合体ゴム)は含まない。エチレン以外
のオレフィン、非共役ジエンおよびトリエンは、1種以
上を使用することができる。例えば低密度ポリエチレン
(LDPE)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、エチレン−ブテン共重合体ゴム(EBR)、エチ
レン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)などを挙
げることができる。好ましくはEBRおよびHDPEで
ある。
【0026】本発明で使用するエチレン系重合体は、J
IS K7215により測定したデュロメータ硬さ(タ
イプA)が65以上、好ましくは70以上であり、かつ
エチレン含有量が60重量%以上である。デュロメータ
硬さ(タイプA)が65未満の場合は、ポリプロピレン
系樹脂組成物の曲げ弾性率、表面硬度(ロックウェルR
60スケ-ル)が低下する。またエチレン含有量が60
重量%未満の場合も、同様にポリプロピレン系樹脂組成
物の曲げ弾性率、表面硬度(ロックウェルR60スケ-
ル)が低下する。さらにMFRは、0.1〜100g/
10分であり、好ましくは0.5〜50g/10分であ
る。MFRが0.1g/10分未満のときは、流動性が
低下し、各成分の分散性不良となる。また、MFRが1
00g/10分を超えると、耐衝撃性が著しく低下す
る。
【0027】エチレン以外のオレフィンとしては、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−
ペンテンなどを挙げることができる。好ましくは1−ブ
テンである。非共役ジエンとしては、1,4−ヘキサジ
エン、2−メチル−1,4−ペンタジエン、2−メチル
−1,4−ヘキサジエン、1,6−オクタジエン、1,
7−オクタジエン、3,6−ジメチル−1,7−オクタ
ジエン、4,5−ジメチル−1,7−オクタジエン、ジ
シクロペンタジエン、5−メチレン−2−ノルボルネ
ン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ブテン−
2−イル−2−ノルボルネン、1,4−シクロヘプタジ
エン、1,5−シクロオクタジエン、4,7,8,9−
テトラヒドロインデン、ビシクロ[3,2,0]2,6
−ヘプタジエン、1,2−ジビニルシクロブタン、1,
2,4−トリビニルシクロヘキサンなどを挙げることが
できる。好ましくは5−エチリデン−2−ノルボルネン
(ENB)およびジシクロペンタジエン(DCP)であ
る。トリエンの具体例としては、1,4,7−オクタト
リエン、1,4,9−デカトリエンなどを挙げることが
できる。好ましくは1,4,7−オクタトリエンであ
る。
【0028】(D)無機充填材 無機充填材は、樹脂組成物に使用する公知のものを使用
することができる。例えば炭酸カルシウム、タルク、ク
レ−、シリカ、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化
チタン、アルミナ、石膏、ガラス繊維、ケイ酸カルシウ
ム、ガラスビ−ズ、カ−ボンブラック、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、ゼオライト、けい藻土、炭
素繊維、合成けい酸系ファイバ−などを挙げることがで
きる。
【0029】また、無機充填材は、その表面を未処理の
まま使用してもよく、また表面処理剤で表面処理しても
かまわない。表面処理した無機充填材は、(A)成分、
(B)成分および(C)成分のそれぞれと無機充填材と
の接着性が向上し、分散性が向上する。表面処理剤とし
ては、公知のシランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤および高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪
酸アミド、高級脂肪酸塩類などの界面活性剤を使用する
ことができる。
【0030】これらの表面処理剤は、(D)成分をあら
かじめ表面処理剤で処理した後、(A)成分、(B)成
分、(C)成分および所望により次に述べる(E)成分
と、溶融混練して使用することができる。または(A)
成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分および所望
により次に述べる(E)成分を溶融混練する際に、直接
に表面処理剤を添加して使用することができる。
【0031】(E)その他の配合剤 その他の配合剤は、本発明のポリプロピレン系樹脂組成
物の目的を損なわない範囲で、所望により樹脂組成物に
使用する公知の配合剤を使用することができる。これら
の配合剤は1種または2種以上を適宜組み合わせて使用
することができる。その具体例として、その他の樹脂、
酸化防止剤(フェノ−ル系、イオウ系、りん系)、紫外
線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、銅害防止剤、難燃剤、造
核剤、可塑剤、架橋剤、顔料、中和剤などを挙げること
ができる。
【0032】(ポリプロピレン系樹脂組成物の製造方
法)本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、(A)ポ
リプロピレン系樹脂に、(B)エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、(C)エチレン系重合体および所望により
(D)無機充填材および/または(E)その他の配合剤
を溶融混練して製造することができる。
【0033】溶融混練の方法としては、公知の製造方法
を採用することができる。すなわち(A)成分、(B)
成分、(C)成分および所望により(D)成分および/
または(E)成分は、例えばヘンシェルミキサ−、ドラ
ムタンブラ−などの混合機を用いて予備混合し、この混
合物を一軸押出機、二軸押出機、バンバリ−ミキサ−、
混練ロ−ル、ブラベンダ−、ニ−ダ−などの混練機を用
いて、100〜250℃、好ましくは120〜230℃
で溶融混練する方法を用いることができる。混練時間は
0.1〜20分程度である。(D)成分および/または
(E)成分は、予め(A)成分、(B)成分および
(C)成分とドライブレンドしておくことができる。さ
らに押出機などを使用する場合には、(A)成分、
(B)成分および(C)成分をドライブレンドした後、
(D)成分および/または(E)成分を、重量式フィ−
ダ−などを用いて押出機の途中から供給することもでき
る。
【0034】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
曲げ弾性率、表面硬度(ロックウェルR60スケ-ル)
などの剛性が低下することなく、常温および低温におけ
る耐衝撃性がより優れることから、広範囲に用途を展開
することができる。代表的な用途として自動車の内外装
品材料や電装部品材料(例えば、バンパ−材、インスト
ルメントパネル材、エア−クリ−ナ−ケ−ス材、カ−ヒ
−タ−ケ−ス材、トリム材など)、家電製品材料(例え
ば、洗濯槽材、テレビパネル材、アイロン把手材、ファ
ン材、ビデオテ−プカセット材、ラジオカセットハウジ
ング材など)、事務用品材料(例えば、複写機ハウジン
グ材、コンピュ−タ−ハウジング材など)、スポ−ツ用
品材料、家具材料などが挙げられる。
【0035】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて、本発
明をさらに詳細に説明する。なお本発明は、以下の実施
例によって何等限定されるものではない。また以下の実
施例および比較例では、次の成分を使用した。
【0036】(A)ポリプロピレン系樹脂 HPP:ホモポリプロピレンであるHJ240(東燃化
学(株)製)を使用した。MFR40g/10分であ
る。 BPP:ブロックポリプロピレンであるBJ530(東
燃化学(株)製)を使用した。エチレンプロピレン共重
合体12重量%、共重合体のエチレン含有量50重量
%、MFR30g/10分である。ホモポリプロピレン
部分のMFRは53g/10分である。
【0037】(B)エチレン−プロピレン共重合体ゴム EPR1:MDV91−9(エクソン化学(株)製)を
使用した。エチレン含有量54重量%、MFR1.9g
/10分、結晶化発熱量28.3J/gである。 EPR2:EP02P(日本合成ゴム(株)製)を使用
した。エチレン含有量73重量%、MFR3.2g/1
0分、結晶化発熱量50.1J/gである。なおEPR
2は、本発明で使用する(B)成分の物性値を満足しな
い。
【0038】(C)エチレン系重合体 EBR1:EBM2011P(日本合成ゴム(株)製)
を使用した。JIS K7215によるデュロメ−タ硬
さ(タイプA)90、MFR1.5g/10分、エチレ
ン含有量80重量%である。 HDPE1:J6170(東燃化学(株)製)を使用し
た。JIS K7215によるデュロメ−タ硬さ(タイ
プA)は100以上で測定不能、MFRは11g/10
分である。 (D)無機充填材 タルク:LMS−300(富士タルク(株)製)を使用
した。
【0039】なお、上記の(A)成分、(B)成分およ
び(C)成分が示す力学的物性の測定方法は以下の通り
である。 (1)MFR:ASTM D−1238により、230
℃、荷重2.16kgの条件で測定した。 (2)エチレン含有量:「Macromolecule
s」[James C.Randall:Vol.1
1,No.1,33〜36(1978)]に記載の方法
により、核磁気共鳴スペクトルから求めた。 (3)結晶化発熱量:示差走査熱量計(セイコ−電子
(株)製、DSC220C)を使用し、試料量約10m
g、室温で示差走査熱量計に装填し、200℃まで加熱
して完全に融解させた後、−10℃/分で−100℃ま
で冷却した時に得られる曲線において、結晶化に伴うピ
ーク面積から結晶化発熱量を求めた。 (4)デュロメ−タ硬さ(タイプA):JIS K72
15により、測定した。結果は、デュロメ−タ硬さ(タ
イプA)で表した。
【0040】(実施例1〜実施例12および比較例1〜
比較例18)表1、表2および表3に示す配合割合で、
(A)ポリプロピレン系樹脂(HPP、BPP)、
(B)エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR1、
EPR2)、(C)エチレン系重合体(EBR1、HD
PE1)および(C)無機充填材(タルク)を、ヘンシ
ェルミキサ−でドライブレンドした後、直径30mmの
二軸押出機のメインホッパ−より投入した。バレル温度
230℃で混練し、ポリプロピレン系樹脂組成物を得
た。得られたポリプロピレン系樹脂組成物について、曲
げ弾性率(23℃)、アイゾット衝撃強度(23℃、−
30℃)および表面硬度(23℃)(ロックウェルR6
0スケ−ル)を測定した。その結果を併せて表1、表2
および表3に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】なお表1、表2および表3に示した各機械
的物性の測定方法は、次のようである。 (1)曲げ弾性率:ASTM D−790により、23
℃で測定した。 (2)アイゾット衝撃強度:ASTM D−256によ
り、23℃および−30℃で測定した(Vノッチ付)。 (3)表面硬度:樹脂組成物の表面硬度は、ASTM
D−785により、23℃で測定した。結果は、ロック
ウエルR60スケ−ルで表した。
【0045】表1の実施例1〜実施例6は、比較例1〜
比較例6に比べると、23℃および−30℃でのアイゾ
ット衝撃強度が顕著に向上している。一方表2に示すよ
うに、タルクを配合した樹脂組成物においても、実施例
7〜実施例12は、比較例7〜比較例12に比べると、
表1におけると同様、23℃および−30℃のアイゾッ
ト衝撃強度が顕著に向上している。また表3に示す
(C)成分を含まない比較例13〜比較例15および比
較例16〜比較例18は、表1、2に示す実施例1〜実
施例3および実施例7〜実施例9に比べて、曲げ弾性率
および表面硬度(ロックウエルR60スケ−ル)はほぼ
同等であるが、アイゾット衝撃強度が著しく劣ってい
る。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的に説明したよう
に、本発明によれば、ポリプロピレン系樹脂、エチレン
−プロピレン共重合体ゴムおよびエチレン系重合体から
なることを特徴とする新規、かつ曲げ弾性率、表面硬度
(ロックウエルR60スケ−ル)などの剛性が低下する
ことなく、常温および低温における耐衝撃性がより優れ
る、すなわちより優れた機械的物性をバランス良く有す
るポリプロピレン系樹脂組成物が提供され、特にバンパ
−などの自動車の内外装品、電気部品、スポ−ツ用品、
レジャ−用品、その他の工業部品の材料として有用であ
る。
【0047】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物が、
上述のようにより優れた効果を発揮する理由は、次のよ
うなところにあるとも考えられる。すなわちエチレン−
プロピレン共重合体ゴムのエチレン含有量が高い場合
は、ポリプロピレン系樹脂組成物の結晶性が高くなって
剛性が向上するものの、脆くなって耐衝撃性が低下し、
逆にエチレン含有量が低い場合は、剛性が低くなるもの
の、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの分子運動性は
高くなり、耐衝撃性が向上することが、一般的に知られ
ている。したがってエチレン含有量が低いにも関わら
ず、ある程度高い結晶性を有している本発明のエチレン
−プロピレン共重合体ゴムの場合に、剛性と耐衝撃性と
をバランスよく兼ね備えたポリプロピレン系樹脂組成物
を得ることが可能になり、さらにJIS K−7215
により測定したデュロメ−タ硬さ(タイプA)の高いエ
チレン系重合体の併用が、相乗的効果を発現したものと
考えられる。しかし我々は本発明の効果に関する、この
ような機構の当否にこだわるものではない。
【0048】かくして、本発明のポリプロピレン系樹脂
組成物は、曲げ弾性率、表面硬度(ロックウエルR60
スケ−ル)などの剛性を低下することなく、常温および
低温におけるアイゾット衝撃強度がよりより優れ、かつ
バランス良く向上したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】示差走査熱量計(DSC)を使用して測定した
曲線の例で、結晶化発熱量を求める方法を示す図であ
る。
【符号の説明】 A 発熱ピ−クが始まる点 B ベ−スラインとの接線が曲線と交わる点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリプロピレン系樹脂50〜97
    重量%、(B)エチレン−プロピレン共重合体ゴム0.
    1〜50重量%、および(C)エチレン系重合体0.1
    〜50重量%からなり、しかも(B)成分の配合割合
    は、(B)成分および(C)成分の合計量に対して、2
    0〜95重量%であって、さらに(B)成分は、エチレ
    ン含有量が50〜60重量%であり、結晶化発熱量が2
    0〜35J/gであり、(C)成分は、JIS K72
    15により測定したデュロメータ硬さ(タイプA)が6
    5以上で、かつエチレン含有量が60重量%以上である
    ポリプロピレン系樹脂組成物。
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