JPH09235077A - 自動車用エレベータの制御装置 - Google Patents
自動車用エレベータの制御装置Info
- Publication number
- JPH09235077A JPH09235077A JP8043563A JP4356396A JPH09235077A JP H09235077 A JPH09235077 A JP H09235077A JP 8043563 A JP8043563 A JP 8043563A JP 4356396 A JP4356396 A JP 4356396A JP H09235077 A JPH09235077 A JP H09235077A
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- JP
- Japan
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- hall
- call
- car
- hall call
- floor
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運行効率を高めることによって、使い勝手の
悪さ、操作性の煩わしさ、出会いの問題及びドライバー
の苛立ちを解消することのできる自動車用エレベータの
制御装置を提供する。 【解決手段】 複数の階床の乗場に出入り可能に自動車
を運搬するに当たり、各乗場にホール呼び及び行先階呼
びを発生する乗場操作手段(1)を設けて登録手段(1
1,15)に登録する一方、自動車がかご内の所定位置
に入っていることを検出する位置検出手段(5)を設
け、運転制御手段(2)は登録されたホール呼びに応じ
てかごを移動させると共に、ドアの開指令を出力し、自
動車がかご内の所定位置に入ったとき、位置検出手段
(5)の出力信号に応じてドアの閉指令を出力すると共
に、登録手段(11)の行先階呼びに応じてかごを移動
させる構成にしたものである。
悪さ、操作性の煩わしさ、出会いの問題及びドライバー
の苛立ちを解消することのできる自動車用エレベータの
制御装置を提供する。 【解決手段】 複数の階床の乗場に出入り可能に自動車
を運搬するに当たり、各乗場にホール呼び及び行先階呼
びを発生する乗場操作手段(1)を設けて登録手段(1
1,15)に登録する一方、自動車がかご内の所定位置
に入っていることを検出する位置検出手段(5)を設
け、運転制御手段(2)は登録されたホール呼びに応じ
てかごを移動させると共に、ドアの開指令を出力し、自
動車がかご内の所定位置に入ったとき、位置検出手段
(5)の出力信号に応じてドアの閉指令を出力すると共
に、登録手段(11)の行先階呼びに応じてかごを移動
させる構成にしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の階床の乗場
に出入り可能に自動車を運搬する自動車用エレベータの
制御装置に関する。
に出入り可能に自動車を運搬する自動車用エレベータの
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を駐車場に格納するための駐車施
設において、建物内の特定の階に自動車を1台づつ運搬
する自動車専用のエレベータが、一般に使用されている
エレベータとは別に、自動車用エレベータと呼ばれてい
る。従来の自動車用エレベータは、概略、下記の順序で
動作する。ある階でホール呼びを登録すると、かごはそ
のホール呼びに応答し、その階に到着後、ドアは開き、
自動車が乗込む。このとき、かごに乗込むのは、人間と
は違い、自動車であるので、1台しか運ぶことができな
い。自動車の乗込みが完了した後、ドライバはかご内に
設置されたかご呼びボタンを押して目的とする階を指定
する。すなわち、かご呼び登録を行う。かご呼び登録
後、ドアは閉まりかごは目的階に向かって動き出す。エ
レベータは一度に1台しか運べないので、エレベータの
使用中、すなわち、目的階に着床後、ドアが開いて自動
車が降車するまで他階のホール呼びには応答しない。し
かし、ホール呼びの登録だけは、たとえエレベータの使
用中であっても複数登録を許可している方式もあり、最
近ではこの方式が普及しつつある。
設において、建物内の特定の階に自動車を1台づつ運搬
する自動車専用のエレベータが、一般に使用されている
エレベータとは別に、自動車用エレベータと呼ばれてい
る。従来の自動車用エレベータは、概略、下記の順序で
動作する。ある階でホール呼びを登録すると、かごはそ
のホール呼びに応答し、その階に到着後、ドアは開き、
自動車が乗込む。このとき、かごに乗込むのは、人間と
は違い、自動車であるので、1台しか運ぶことができな
い。自動車の乗込みが完了した後、ドライバはかご内に
設置されたかご呼びボタンを押して目的とする階を指定
する。すなわち、かご呼び登録を行う。かご呼び登録
後、ドアは閉まりかごは目的階に向かって動き出す。エ
レベータは一度に1台しか運べないので、エレベータの
使用中、すなわち、目的階に着床後、ドアが開いて自動
車が降車するまで他階のホール呼びには応答しない。し
かし、ホール呼びの登録だけは、たとえエレベータの使
用中であっても複数登録を許可している方式もあり、最
近ではこの方式が普及しつつある。
【0003】また、自動車専用のエレベータということ
で、かご内には、自動車が確実に乗り込んだか否かをチ
ェックする位置検出器及びチェック結果を報知する表示
器、すなわち、車誘導灯が設けられている。したがっ
て、ドライバはエレベータに乗込んだ後、その表示器に
よって所定の位置に入ったことを確認した後、かご呼び
ボタンで目的階を指定することになる。
で、かご内には、自動車が確実に乗り込んだか否かをチ
ェックする位置検出器及びチェック結果を報知する表示
器、すなわち、車誘導灯が設けられている。したがっ
て、ドライバはエレベータに乗込んだ後、その表示器に
よって所定の位置に入ったことを確認した後、かご呼び
ボタンで目的階を指定することになる。
【0004】このように、自動車用エレベータではホー
ル呼び登録からかごに乗込み、目的階に着床し降車する
まで、いわば独占的な使用状態となるため、別のホール
呼びに対する応答は、先に使用している自動車が降車す
るまで待たされることとなる。
ル呼び登録からかごに乗込み、目的階に着床し降車する
まで、いわば独占的な使用状態となるため、別のホール
呼びに対する応答は、先に使用している自動車が降車す
るまで待たされることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】デパート等の混雑が予
想される駐車場に設置した自動車用エレベータを使用す
る場合、同一階のホール呼びが一つしか登録できないた
め、使い勝手が悪かった。
想される駐車場に設置した自動車用エレベータを使用す
る場合、同一階のホール呼びが一つしか登録できないた
め、使い勝手が悪かった。
【0006】一方、ホール呼びを登録すると、エレベー
タが応答してその階に停止する。その後、ドアが開き、
自動車が乗込むことになる。自動車が乗込み、所定位置
に停止した後に、運転席の窓を開けてかご呼びボタンを
押して目的階を指定することになる。このため、エレベ
ータに乗込んだ後の操作が煩わしかった。
タが応答してその階に停止する。その後、ドアが開き、
自動車が乗込むことになる。自動車が乗込み、所定位置
に停止した後に、運転席の窓を開けてかご呼びボタンを
押して目的階を指定することになる。このため、エレベ
ータに乗込んだ後の操作が煩わしかった。
【0007】さらに、車が同一階に2台以上待機してい
るとき、先頭の車が呼び登録して乗込むまで、後ろの車
の呼び登録ができず、また、エレベータ使用中の車が登
録した目的階にホール呼び登録した車が待機している
と、かごの到着後、エレベータに乗り込もうとして降車
する自動車と乗車する自動車とが鉢合わせする、いわゆ
る、出会いの問題を生じる。
るとき、先頭の車が呼び登録して乗込むまで、後ろの車
の呼び登録ができず、また、エレベータ使用中の車が登
録した目的階にホール呼び登録した車が待機している
と、かごの到着後、エレベータに乗り込もうとして降車
する自動車と乗車する自動車とが鉢合わせする、いわゆ
る、出会いの問題を生じる。
【0008】また、ホール呼びボタンにて登録後、何時
になったらエレベータが応答するかが分からず、前の自
動車が降車した後、再び戻ってくるまで苛立ちを感ずる
ことが多かった。
になったらエレベータが応答するかが分からず、前の自
動車が降車した後、再び戻ってくるまで苛立ちを感ずる
ことが多かった。
【0009】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、運行効率を高めることによって、使い勝手
の悪さ、操作性の煩わしさ、出会いの問題及びドライバ
ーの苛立ちを解消することのできる自動車用エレベータ
の制御装置を提供することを目的とする。
れたもので、運行効率を高めることによって、使い勝手
の悪さ、操作性の煩わしさ、出会いの問題及びドライバ
ーの苛立ちを解消することのできる自動車用エレベータ
の制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の階床の
乗場に出入り可能に自動車を運搬するに当たり、各乗場
にホール呼び及び行先階呼びを発生する乗場操作手段を
設けて登録手段に登録する一方、自動車がかご内の所定
位置に入っていることを検出する位置検出手段を設け、
運転制御手段は登録されたホール呼びに応じてかごを移
動させると共に、ドアの開指令を出力し、自動車がかご
内の所定位置に入ったとき、位置検出手段の出力信号に
応じてドアの閉指令を出力すると共に、登録手段の行先
階呼びに応じてかごを移動させる構成にしたもので、こ
れによって従来装置で余儀なくされたかご内での到着階
を指定する操作が不要となり、運行効率が高められ、使
い勝手の悪さも解消される。
乗場に出入り可能に自動車を運搬するに当たり、各乗場
にホール呼び及び行先階呼びを発生する乗場操作手段を
設けて登録手段に登録する一方、自動車がかご内の所定
位置に入っていることを検出する位置検出手段を設け、
運転制御手段は登録されたホール呼びに応じてかごを移
動させると共に、ドアの開指令を出力し、自動車がかご
内の所定位置に入ったとき、位置検出手段の出力信号に
応じてドアの閉指令を出力すると共に、登録手段の行先
階呼びに応じてかごを移動させる構成にしたもので、こ
れによって従来装置で余儀なくされたかご内での到着階
を指定する操作が不要となり、運行効率が高められ、使
い勝手の悪さも解消される。
【0011】他の発明は、乗場に設けられた乗場操作手
段から発生するホール呼びをその発生順にホール呼び応
答テーブルに格納する一方、乗場にかごの応答順位を表
示するための乗場表示手段を設け、ホール呼び応答テー
ブルに格納された情報に従って乗場表示手段に応答順位
を表示するようにしたので、同一階から複数のホール呼
びが発生してもこれらのホール呼びが受け付けられるの
で、運行効率が高められて待ち時間が短縮され、さら
に、応答順位の表示によって、ドライバの苛立ちを解消
することができる。
段から発生するホール呼びをその発生順にホール呼び応
答テーブルに格納する一方、乗場にかごの応答順位を表
示するための乗場表示手段を設け、ホール呼び応答テー
ブルに格納された情報に従って乗場表示手段に応答順位
を表示するようにしたので、同一階から複数のホール呼
びが発生してもこれらのホール呼びが受け付けられるの
で、運行効率が高められて待ち時間が短縮され、さら
に、応答順位の表示によって、ドライバの苛立ちを解消
することができる。
【0012】さらに、もう一つの発明は、乗場操作手段
によるホール呼びをホール呼び登録手段に登録し、さら
に、ホール呼びの発生順にホール呼び応答テーブルに格
納する一方、かご内操作手段から発生するかご呼びをか
ご呼び登録手段に登録し、ホール呼び登録手段に登録さ
れたホール呼びとかご呼び登録手段に登録されたかご呼
びとで一致する階があるとき、一致した階床が最優先さ
れるようにホール呼び応答テーブルの登録内容を並べ替
える応答順位変換手段を備えているので、他の階に応答
し降車させてからかごを応答させる場合と比較して運行
効率が高められ、エレベータの使い勝手も良くなる。
によるホール呼びをホール呼び登録手段に登録し、さら
に、ホール呼びの発生順にホール呼び応答テーブルに格
納する一方、かご内操作手段から発生するかご呼びをか
ご呼び登録手段に登録し、ホール呼び登録手段に登録さ
れたホール呼びとかご呼び登録手段に登録されたかご呼
びとで一致する階があるとき、一致した階床が最優先さ
れるようにホール呼び応答テーブルの登録内容を並べ替
える応答順位変換手段を備えているので、他の階に応答
し降車させてからかごを応答させる場合と比較して運行
効率が高められ、エレベータの使い勝手も良くなる。
【0013】この場合、乗場にかごへの乗り込み禁止を
表示する乗場表示手段を設け、応答順位が最優先される
かごの到着階の乗場表示手段を乗り込み禁止表示にする
ので、降車時に、順番待ちの自動車が乗込もうとする出
会いのトラブルを解消して、運行効率を高めることがで
きる。
表示する乗場表示手段を設け、応答順位が最優先される
かごの到着階の乗場表示手段を乗り込み禁止表示にする
ので、降車時に、順番待ちの自動車が乗込もうとする出
会いのトラブルを解消して、運行効率を高めることがで
きる。
【0014】もう一つ、他の発明は、車のかご内への乗
り込みに際して抜取るべきチケットを発行するチケット
発券器と、チケットが抜取られた時刻を計時する受付け
タイマを乗場に設けると共に、チケットが抜取られたチ
ケット発券器の設置階床データ及び抜取り時刻を検出す
るチケット抜取り検出器を設け、チケットの抜き取りが
検出された設置階床データをホール呼びとして、その抜
取り時刻と合わせてホール呼び登録手段に登録し、さら
に、これらのホール呼びを、時系列的にホール呼び応答
テーブルに格納して、かごを移動させるので、かご呼び
の操作が不要化されて運転効率が高められ、人手を介さ
ずに自動車用エレベータを利用できる効果がある。
り込みに際して抜取るべきチケットを発行するチケット
発券器と、チケットが抜取られた時刻を計時する受付け
タイマを乗場に設けると共に、チケットが抜取られたチ
ケット発券器の設置階床データ及び抜取り時刻を検出す
るチケット抜取り検出器を設け、チケットの抜き取りが
検出された設置階床データをホール呼びとして、その抜
取り時刻と合わせてホール呼び登録手段に登録し、さら
に、これらのホール呼びを、時系列的にホール呼び応答
テーブルに格納して、かごを移動させるので、かご呼び
の操作が不要化されて運転効率が高められ、人手を介さ
ずに自動車用エレベータを利用できる効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第
1の実施形態の構成を、適用対象エレベータと併せて示
したブロック図である。同図において、建物の乗場に
は、それぞれ行先階の指定が可能な、乗場操作手段とし
ての乗場行先階ボタン1が設けられている。この乗場行
先階ボタン1の操作信号がホール呼び変換部10に加えら
れ、操作された階を示す信号すなわち乗場呼びと、行先
階を示す行先階呼びとがここで認識される。認識された
行先階呼びは行先階呼び登録部11に登録され、ホール呼
びはホール呼び登録テーブル15に登録される。ホール呼
び登録テーブル15に登録されたホール呼びは、その登録
順にホール呼び応答テーブル13に格納される。
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第
1の実施形態の構成を、適用対象エレベータと併せて示
したブロック図である。同図において、建物の乗場に
は、それぞれ行先階の指定が可能な、乗場操作手段とし
ての乗場行先階ボタン1が設けられている。この乗場行
先階ボタン1の操作信号がホール呼び変換部10に加えら
れ、操作された階を示す信号すなわち乗場呼びと、行先
階を示す行先階呼びとがここで認識される。認識された
行先階呼びは行先階呼び登録部11に登録され、ホール呼
びはホール呼び登録テーブル15に登録される。ホール呼
び登録テーブル15に登録されたホール呼びは、その登録
順にホール呼び応答テーブル13に格納される。
【0016】行先階呼び登録部11は、これに転送指令が
与えられたとき、行先階呼びをエレベータ運転制御部2
に転送する。エレベータ運転制御部2はホール呼び応答
テーブル13に格納された最先のホール呼びに応答して巻
上機3を駆動してエレベータかご4を該当する階に着床
させ、また、着床したことを検知してドア制御部6にド
ア開指令を加える。このドア開指令に応じてドア制御部
6はドア開閉信号9を出力してホールドア7の開放、い
わゆる、戸開をさせる。
与えられたとき、行先階呼びをエレベータ運転制御部2
に転送する。エレベータ運転制御部2はホール呼び応答
テーブル13に格納された最先のホール呼びに応答して巻
上機3を駆動してエレベータかご4を該当する階に着床
させ、また、着床したことを検知してドア制御部6にド
ア開指令を加える。このドア開指令に応じてドア制御部
6はドア開閉信号9を出力してホールドア7の開放、い
わゆる、戸開をさせる。
【0017】ここで、自動車がエレベータかご4内に乗
り込む。光電管5は自動車が所定の位置まで入ったか否
かを検出するもので、所定の位置まで入ったときに所定
位置検出信号8を出力してエレベータ運転制御部2及び
行先階呼び登録部11に加える。このとき、エレベータ運
転制御部2はドア制御部6に対してドア閉指令を加え
る。このドア閉指令に応じてドア制御部6はドア開閉信
号9を出力してホールドア7の閉成、いわゆる、戸閉を
させる。一方、所定位置検出信号8は行先階呼び登録部
11に対して行先階呼びの転送指令として加えられ、この
とき、エレベータかご4が着床中の乗場行先階ボタン1
で指令された行先呼びをエレベータ運転制御部2に転送
する。そこで、エレベータ運転制御部2は行先階呼びに
応答して巻上機3を駆動してエレベータかご4を該当す
る階に着床させる。これ以降の動作は一般のエレベータ
と同様であるのでその説明を省略する。
り込む。光電管5は自動車が所定の位置まで入ったか否
かを検出するもので、所定の位置まで入ったときに所定
位置検出信号8を出力してエレベータ運転制御部2及び
行先階呼び登録部11に加える。このとき、エレベータ運
転制御部2はドア制御部6に対してドア閉指令を加え
る。このドア閉指令に応じてドア制御部6はドア開閉信
号9を出力してホールドア7の閉成、いわゆる、戸閉を
させる。一方、所定位置検出信号8は行先階呼び登録部
11に対して行先階呼びの転送指令として加えられ、この
とき、エレベータかご4が着床中の乗場行先階ボタン1
で指令された行先呼びをエレベータ運転制御部2に転送
する。そこで、エレベータ運転制御部2は行先階呼びに
応答して巻上機3を駆動してエレベータかご4を該当す
る階に着床させる。これ以降の動作は一般のエレベータ
と同様であるのでその説明を省略する。
【0018】図2は図1に示した第1の実施形態の処理
手順を示すフローチャートである。この場合、先ず、ス
テップS1にて乗場行先階ボタン1が操作されたか否
か、すなわち、ホール呼びが発生したか否かを判定し、
ホール呼びが発生した場合にはステップS2にて、その
発生したホール呼びをホール呼び登録テーブル15に登録
し、同時に行先階呼びを行先階呼び登録部11に登録す
る。次に、ステップS3にてホール呼び登録テーブル15
に登録されたホール呼びを、その登録順にホール呼び応
答テーブル13に転送する。ステップS4では、ホール呼
び応答テーブル13に格納された最先のホール呼びをエレ
ベータ運転制御部2に転送する。続いて、ステップS5
にて自動車が所定位置に停止したときに所定位置検出信
号を出力する光電管5の動作を待ち、ステップS6では
所定位置検出信号をエレベータ運転制御部2及び行先階
呼び登録部11に送る。そこで、ステップS7にて行先階
呼び登録部11がエレベータ運転制御部2に対して行先階
呼びを転送すると、ステップS7でエレベータ運転制御
部2がドア制御部6にドア閉指令をあたえ、ステップS
8にてドア制御部6はドア開閉信号を出力する。そし
て、ステップS9でドアを閉じた後、ステップS10で
エレベータ運転制御部2がかごを起動させる。
手順を示すフローチャートである。この場合、先ず、ス
テップS1にて乗場行先階ボタン1が操作されたか否
か、すなわち、ホール呼びが発生したか否かを判定し、
ホール呼びが発生した場合にはステップS2にて、その
発生したホール呼びをホール呼び登録テーブル15に登録
し、同時に行先階呼びを行先階呼び登録部11に登録す
る。次に、ステップS3にてホール呼び登録テーブル15
に登録されたホール呼びを、その登録順にホール呼び応
答テーブル13に転送する。ステップS4では、ホール呼
び応答テーブル13に格納された最先のホール呼びをエレ
ベータ運転制御部2に転送する。続いて、ステップS5
にて自動車が所定位置に停止したときに所定位置検出信
号を出力する光電管5の動作を待ち、ステップS6では
所定位置検出信号をエレベータ運転制御部2及び行先階
呼び登録部11に送る。そこで、ステップS7にて行先階
呼び登録部11がエレベータ運転制御部2に対して行先階
呼びを転送すると、ステップS7でエレベータ運転制御
部2がドア制御部6にドア閉指令をあたえ、ステップS
8にてドア制御部6はドア開閉信号を出力する。そし
て、ステップS9でドアを閉じた後、ステップS10で
エレベータ運転制御部2がかごを起動させる。
【0019】かくして、第1の実施形態によれば、かご
内での到着階を指定する操作が不要となり、運行効率が
高められ、使い勝手の悪さも解消される。
内での到着階を指定する操作が不要となり、運行効率が
高められ、使い勝手の悪さも解消される。
【0020】図3は本発明の第2の実施形態の構成を、
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図1に示した第1の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
同一階の複数のホール呼びをも受け付けると共に、乗場
に応答順位を表示するもので、そのために各乗場に表示
器17及びホール呼びボタン18を設け、さらに、ホール呼
びボタン18のホール呼びの発生時刻を基準にしてそのホ
ール呼びをホール呼び応答テーブル13に転送するホール
呼び応答順位制御部14と、ホール呼び応答テーブル13の
登録情報を検索して、応答順位を表示器17に表示する表
示制御部16とを備えている。
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図1に示した第1の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
同一階の複数のホール呼びをも受け付けると共に、乗場
に応答順位を表示するもので、そのために各乗場に表示
器17及びホール呼びボタン18を設け、さらに、ホール呼
びボタン18のホール呼びの発生時刻を基準にしてそのホ
ール呼びをホール呼び応答テーブル13に転送するホール
呼び応答順位制御部14と、ホール呼び応答テーブル13の
登録情報を検索して、応答順位を表示器17に表示する表
示制御部16とを備えている。
【0021】この第2の実施形態の動作について、その
処理手順を示す図4のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップT1で、ホール呼びボタン18
が押されたか否か、すなわち、ホール呼びが発生したか
否かを調べ、ホール呼びが発生するとステップT2でこ
のホール呼びをホール呼び応答順位制御部14に転送す
る。ホール呼び応答順位制御部14は複数のホール呼びを
受付けることができるように、階床毎に複数の呼び登録
エリアを持ち、各エリアは、登録の有無と受付け時刻を
併せて記憶する構成になっている。そこで、ステップT
3にて、ホール呼び応答順位制御部14はホール呼びをそ
の受付け時刻と合わせてホール呼び登録テーブル15に登
録し、さらに、登録結果に基づいて、登録順にホール呼
び応答テーブル13に登録する。次に、ステップT4に
て、表示制御部16の検索により、ホール呼び応答テーブ
ル13の応答順位が表示制御部16に送られる。そして、ス
テップT5では、新たにホール呼びが発生した階に、以
前から別のホール呼びがあったか否かを判定し、以前か
らホール呼びがあった場合にはステップT6にてドアが
閉じられたことを確認した後、ステップT7にて応答順
位信号の出力を要求し、以前からホール呼びが無かった
場合には直接ステップT7にて応答順位信号の出力を要
求する。続いて、ステップT8にて表示制御部16は応答
順位信号を各階に設けてある表示器17に転送し、ステッ
プT9で応答順位を表示器17に表示する。
処理手順を示す図4のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップT1で、ホール呼びボタン18
が押されたか否か、すなわち、ホール呼びが発生したか
否かを調べ、ホール呼びが発生するとステップT2でこ
のホール呼びをホール呼び応答順位制御部14に転送す
る。ホール呼び応答順位制御部14は複数のホール呼びを
受付けることができるように、階床毎に複数の呼び登録
エリアを持ち、各エリアは、登録の有無と受付け時刻を
併せて記憶する構成になっている。そこで、ステップT
3にて、ホール呼び応答順位制御部14はホール呼びをそ
の受付け時刻と合わせてホール呼び登録テーブル15に登
録し、さらに、登録結果に基づいて、登録順にホール呼
び応答テーブル13に登録する。次に、ステップT4に
て、表示制御部16の検索により、ホール呼び応答テーブ
ル13の応答順位が表示制御部16に送られる。そして、ス
テップT5では、新たにホール呼びが発生した階に、以
前から別のホール呼びがあったか否かを判定し、以前か
らホール呼びがあった場合にはステップT6にてドアが
閉じられたことを確認した後、ステップT7にて応答順
位信号の出力を要求し、以前からホール呼びが無かった
場合には直接ステップT7にて応答順位信号の出力を要
求する。続いて、ステップT8にて表示制御部16は応答
順位信号を各階に設けてある表示器17に転送し、ステッ
プT9で応答順位を表示器17に表示する。
【0022】かくして、第2の実施形態によれば、同一
階から複数のホール呼びが発生してもこれらのホール呼
びが受け付けられるので、運行効率が高められて待ち時
間が短縮され、さらに、応答順位の表示によって、ドラ
イバの苛立ちを解消することができる。
階から複数のホール呼びが発生してもこれらのホール呼
びが受け付けられるので、運行効率が高められて待ち時
間が短縮され、さらに、応答順位の表示によって、ドラ
イバの苛立ちを解消することができる。
【0023】なお、第2の実施形態では表示器17に応答
順位を表示したが、エレベータの到着予測時間の演算手
段を付加することによって、待ち時間を表示することも
できる。また、第2の実施形態では、同一階から複数の
ホール呼びが発生したことをそれぞれ登録する構成にな
っているので、いたずらによってホール呼びボタン18が
複数回押し操作された場合にもそのホール呼びが登録さ
れる虞れがある。これに対しては、短時間にホール呼び
ボタン18が複数回押し操作された時に警告を発生すると
いう、従来の自動車用エレベータの制御装置に適用され
ていた手法を採用することによって解決される。
順位を表示したが、エレベータの到着予測時間の演算手
段を付加することによって、待ち時間を表示することも
できる。また、第2の実施形態では、同一階から複数の
ホール呼びが発生したことをそれぞれ登録する構成にな
っているので、いたずらによってホール呼びボタン18が
複数回押し操作された場合にもそのホール呼びが登録さ
れる虞れがある。これに対しては、短時間にホール呼び
ボタン18が複数回押し操作された時に警告を発生すると
いう、従来の自動車用エレベータの制御装置に適用され
ていた手法を採用することによって解決される。
【0024】また、この手法は、ホール呼びボタン18が
複数回押し操作された場合に限らず、図1に示した第1
の実施形態の行先階登録ボタンが複数回押し操作された
場合にも同様に採用することができる。
複数回押し操作された場合に限らず、図1に示した第1
の実施形態の行先階登録ボタンが複数回押し操作された
場合にも同様に採用することができる。
【0025】図5は本発明の第3の実施形態の構成を、
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図3に示した第2の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
かご呼びの到着階が、ホール呼びの登録階になっている
とき、このホール呼びの応答順位を最優先させる制御を
行うものである。ここでは、図3に示す表示制御部16及
び表示器17が、図面及び説明の簡単化のために除去され
ている。そして、エレベータかご4に設けられたかご呼
びボタン23によるかご呼びを登録するためのかご呼び登
録部19と、このかご呼び登録部19の登録内容からかごの
到着階を判断すると共に、到着階に一致するホール呼び
がホール呼び登録テーブル15に登録されているか否かを
調べ、登録されているとき一致信号21を出力する降車階
判断部20と、この一致信号21の出力に応じてかご呼びと
一致するホール呼びを最優先するようにホール呼び応答
テーブル13の順位を変更する応答順位変換部30とが新た
に付加されている。
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図3に示した第2の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
かご呼びの到着階が、ホール呼びの登録階になっている
とき、このホール呼びの応答順位を最優先させる制御を
行うものである。ここでは、図3に示す表示制御部16及
び表示器17が、図面及び説明の簡単化のために除去され
ている。そして、エレベータかご4に設けられたかご呼
びボタン23によるかご呼びを登録するためのかご呼び登
録部19と、このかご呼び登録部19の登録内容からかごの
到着階を判断すると共に、到着階に一致するホール呼び
がホール呼び登録テーブル15に登録されているか否かを
調べ、登録されているとき一致信号21を出力する降車階
判断部20と、この一致信号21の出力に応じてかご呼びと
一致するホール呼びを最優先するようにホール呼び応答
テーブル13の順位を変更する応答順位変換部30とが新た
に付加されている。
【0026】この第3の実施形態の動作について、その
処理手順を示す図6のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップU1で、ホール呼びボタン18
が押されたか否か、すなわち、ホール呼びが発生したか
否かを調べ、ホール呼びが発生するとステップU2でこ
のホール呼びをホール呼び応答順位制御部14に転送し、
ホール呼び応答順位制御部14はホール呼びをその受付け
時刻と合わせてホール呼び登録テーブル15に登録し、さ
らに、登録結果に基づいて、登録順にホール呼び応答テ
ーブル13に登録する。次に、ステップU3にて、かご呼
びボタン23が押されたか否かを判定し、押されておれ
ば、ステップU4にてかご呼びをかご呼び登録部19に登
録する。次に、ステップU5では降車階判断部20がかご
呼び登録部19のかご呼びによる目的階とホール呼び登録
テーブル15に登録されているホール呼び階とを比較し、
ステップU6にて同一階か否かを判定し、同一階であっ
た場合には一致信号21を出力する。そして、ステップU
7では、階が同一であるホール呼びをホール呼び応答テ
ーブル13の先頭に格納し、その他は登録順に繰下げる処
理を実行する。最後のステップU8にて、ホール呼び応
答テーブル13の最先のホール呼びに応答するようにエレ
ベータ運転制御部2が巻上機3を制御する。
処理手順を示す図6のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップU1で、ホール呼びボタン18
が押されたか否か、すなわち、ホール呼びが発生したか
否かを調べ、ホール呼びが発生するとステップU2でこ
のホール呼びをホール呼び応答順位制御部14に転送し、
ホール呼び応答順位制御部14はホール呼びをその受付け
時刻と合わせてホール呼び登録テーブル15に登録し、さ
らに、登録結果に基づいて、登録順にホール呼び応答テ
ーブル13に登録する。次に、ステップU3にて、かご呼
びボタン23が押されたか否かを判定し、押されておれ
ば、ステップU4にてかご呼びをかご呼び登録部19に登
録する。次に、ステップU5では降車階判断部20がかご
呼び登録部19のかご呼びによる目的階とホール呼び登録
テーブル15に登録されているホール呼び階とを比較し、
ステップU6にて同一階か否かを判定し、同一階であっ
た場合には一致信号21を出力する。そして、ステップU
7では、階が同一であるホール呼びをホール呼び応答テ
ーブル13の先頭に格納し、その他は登録順に繰下げる処
理を実行する。最後のステップU8にて、ホール呼び応
答テーブル13の最先のホール呼びに応答するようにエレ
ベータ運転制御部2が巻上機3を制御する。
【0027】かくして、第3の実施形態によれば、ホー
ル呼びとかご呼びとで一致する階があるとき、一致した
階床が再優先されるようにホール呼び応答テーブルの登
録内容を並べ替えるので、他の階に応答して降車させて
からかごを応答させる場合と比較して運行効率が高めら
れ、エレベータの使い勝手も良くなる。
ル呼びとかご呼びとで一致する階があるとき、一致した
階床が再優先されるようにホール呼び応答テーブルの登
録内容を並べ替えるので、他の階に応答して降車させて
からかごを応答させる場合と比較して運行効率が高めら
れ、エレベータの使い勝手も良くなる。
【0028】図7は本発明の第4の実施形態の構成を、
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図5に示した第3の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
ホール呼びと、かご呼びとで一致する階があるとき、か
ごの到着階において出会いのトラブルを生じかねない。
そこで、この出会いのトラブルを解消するべく、図5に
示した実施形態の構成に対して、かご呼び登録階にホー
ル呼びがあるとき、降車階判断部20から出力される一致
信号21に基づいて表示制御部24が各乗場に設けられた表
示器25に乗り込み禁止の表示を行うようにしたものであ
る。
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図5に示した第3の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
ホール呼びと、かご呼びとで一致する階があるとき、か
ごの到着階において出会いのトラブルを生じかねない。
そこで、この出会いのトラブルを解消するべく、図5に
示した実施形態の構成に対して、かご呼び登録階にホー
ル呼びがあるとき、降車階判断部20から出力される一致
信号21に基づいて表示制御部24が各乗場に設けられた表
示器25に乗り込み禁止の表示を行うようにしたものであ
る。
【0029】この第4の実施形態の動作について、その
処理手順を示す図8のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップW1で、ホール呼びボタン18
が押されたか否か、すなわち、ホール呼びが発生したか
否かを調べ、ホール呼びが発生するとステップW2でこ
のホール呼びをホール呼び応答順位制御部14に転送し、
ホール呼び応答順位制御部14はホール呼びをその受付け
時刻と合わせてホール呼び登録テーブル15に登録し、さ
らに、登録結果に基づいて、登録順にホール呼び応答テ
ーブル13に登録する。次に、ステップW3にて、かご呼
びボタン23が押されたか否かを判定し、押されておれ
ば、ステップW4にてかご呼びをかご呼び登録部19に登
録する。次に、ステップW5では降車階判断部20がかご
呼び登録部19のかご呼びによる目的階とホール呼び登録
テーブル15に登録されているホール呼び階とを比較し、
ステップW6にて同一階か否かを判定し、同一であった
場合にはステップW7にて一致信号21を表示制御部24に
加える。そこで、ステップW8にて表示器25を用いて、
乗込み禁止の表示を行う。
処理手順を示す図8のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップW1で、ホール呼びボタン18
が押されたか否か、すなわち、ホール呼びが発生したか
否かを調べ、ホール呼びが発生するとステップW2でこ
のホール呼びをホール呼び応答順位制御部14に転送し、
ホール呼び応答順位制御部14はホール呼びをその受付け
時刻と合わせてホール呼び登録テーブル15に登録し、さ
らに、登録結果に基づいて、登録順にホール呼び応答テ
ーブル13に登録する。次に、ステップW3にて、かご呼
びボタン23が押されたか否かを判定し、押されておれ
ば、ステップW4にてかご呼びをかご呼び登録部19に登
録する。次に、ステップW5では降車階判断部20がかご
呼び登録部19のかご呼びによる目的階とホール呼び登録
テーブル15に登録されているホール呼び階とを比較し、
ステップW6にて同一階か否かを判定し、同一であった
場合にはステップW7にて一致信号21を表示制御部24に
加える。そこで、ステップW8にて表示器25を用いて、
乗込み禁止の表示を行う。
【0030】よって、この第4の実施形態によれば、降
車時に、順番待ちの自動車が乗込もうとする出会いのト
ラブルを解消して、運行効率を高めることができる。
車時に、順番待ちの自動車が乗込もうとする出会いのト
ラブルを解消して、運行効率を高めることができる。
【0031】図9は本発明の第5の実施形態の構成を、
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図5に示した第3の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
ホール呼び登録テーブル15の登録内容をホール呼び応答
テーブル13に転送し、エレベータ運転制御部2が巻上機
3を制御すると共に、ドア制御部6にドアの開閉指令を
与える従来の制御装置に対して、各乗場に、かご内への
乗り込みに際して抜取るべきチケットを発行するパーキ
ングチケット発券器26と、チケットが抜取られた時刻を
計時する受付タイマ28と、チケットが抜取られたチケッ
ト発券器の設置階床データ及び抜取り時刻をチケット抜
き取り検出器27とを設け、このチケット抜き取り検出器
27の出力をホール呼びとしてホール呼び登録テーブル15
に登録する構成になってる。
適用対象エレベータと併せて示したブロック図である。
図中、図5に示した第3の実施形態と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は
ホール呼び登録テーブル15の登録内容をホール呼び応答
テーブル13に転送し、エレベータ運転制御部2が巻上機
3を制御すると共に、ドア制御部6にドアの開閉指令を
与える従来の制御装置に対して、各乗場に、かご内への
乗り込みに際して抜取るべきチケットを発行するパーキ
ングチケット発券器26と、チケットが抜取られた時刻を
計時する受付タイマ28と、チケットが抜取られたチケッ
ト発券器の設置階床データ及び抜取り時刻をチケット抜
き取り検出器27とを設け、このチケット抜き取り検出器
27の出力をホール呼びとしてホール呼び登録テーブル15
に登録する構成になってる。
【0032】この第5の実施形態の動作について、その
処理手順を示す図10のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップX1で、チケット抜き取り検
出器27によってユーザがパーキングチケット発券器26よ
り発行されるチケットを受取ったか否かを判定し、受取
っておればステップX2にてその受付時刻と併せて、受
取り信号がホール呼びとしてホール呼び登録テーブル15
に登録される。次に、ステップX3では受付時刻に基づ
いて、ホール呼びをその発生順にホール呼び応答テーブ
ル13に格納する。続いて、ステップX4ではエレベータ
運転制御部2がホール呼び応答テーブル13を検索し、登
録順にかごを応答させる。これ以降の動作は、従来の自
動車用エレベータの動作と全く同様であるのでその説明
を省略する。
処理手順を示す図10のフローチャートに従って説明す
る。先ず、最初のステップX1で、チケット抜き取り検
出器27によってユーザがパーキングチケット発券器26よ
り発行されるチケットを受取ったか否かを判定し、受取
っておればステップX2にてその受付時刻と併せて、受
取り信号がホール呼びとしてホール呼び登録テーブル15
に登録される。次に、ステップX3では受付時刻に基づ
いて、ホール呼びをその発生順にホール呼び応答テーブ
ル13に格納する。続いて、ステップX4ではエレベータ
運転制御部2がホール呼び応答テーブル13を検索し、登
録順にかごを応答させる。これ以降の動作は、従来の自
動車用エレベータの動作と全く同様であるのでその説明
を省略する。
【0033】かくして、第5の実施形態によれば、かご
呼びの操作が不要化されて運転効率が高められ、人手を
介さずに自動車用エレベータを利用でき、さらに、駐車
場利用の管理も併せて行うことができる効果もある。
呼びの操作が不要化されて運転効率が高められ、人手を
介さずに自動車用エレベータを利用でき、さらに、駐車
場利用の管理も併せて行うことができる効果もある。
【0034】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように本発
明によれば、運行効率を高めることができ、使い勝手の
悪さ、操作性の煩わしさ、出会いの問題及びドライバー
の苛立ち等の問題点を解消することができる。
明によれば、運行効率を高めることができ、使い勝手の
悪さ、操作性の煩わしさ、出会いの問題及びドライバー
の苛立ち等の問題点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を、適用対象エ
レベータと併せて示したブロック図。
レベータと併せて示したブロック図。
【図2】図1に示した第1の実施形態の動作を説明する
ためのフローチャート。
ためのフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成を、適用対象エ
レベータと併せて示したブロック図。
レベータと併せて示したブロック図。
【図4】図3に示した第2の実施形態の動作を説明する
ためのフローチャート。
ためのフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施形態の構成を、適用対象エ
レベータと併せて示したブロック図。
レベータと併せて示したブロック図。
【図6】図5に示した第3の実施形態の動作を説明する
ためのフローチャート。
ためのフローチャート。
【図7】本発明の第4の実施形態の構成を、適用対象エ
レベータと併せて示したブロック図。
レベータと併せて示したブロック図。
【図8】図7に示した第4の実施形態の動作を説明する
ためのフローチャート。
ためのフローチャート。
【図9】本発明の第5の実施形態の構成を、適用対象エ
レベータと併せて示したブロック図。
レベータと併せて示したブロック図。
【図10】図9に示した第5の実施形態の動作を説明す
るためのフローチャート。
るためのフローチャート。
1 乗場行先階ボタン 2 エレベータ運転制御部 4 エレベータかご 5 光電管 6 ドア制御部 11 行先階呼び登録部 13 ホール呼び応答テーブル 14 ホール呼び応答順位制御部 15 ホール呼び登録テーブル 17,25 表示器 18 ホール呼びボタン 19 かご呼び登録部 20 降車階判断部 23 かご呼びボタン 24 表示制御部 26 パーキングチケット発券器 27 チケット抜き取り検出器 28 受付タイマ 30 応答順位変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E05F 15/20 E05F 15/20
Claims (5)
- 【請求項1】複数の階床の乗場に出入り可能に自動車を
運搬する自動車用エレベータの制御装置において、 前記乗場にて操作可能に設けられ、ホール呼び及び行先
階呼びを発生する乗場操作手段と、 前記ホール呼び及び前記行先階呼びを登録する登録手段
と、 前記登録手段のホール呼び及び行先階呼びに基づいて、
かごの昇降を制御すると共に、ドアの開閉指令を出力す
る運転制御手段と、 前記ドアの開閉指令に応じてドアを開閉するドア制御手
段と、 自動車がかご内の所定位置に入っていることを検出する
位置検出手段と、 を備え、前記運転制御手段は前記登録手段に登録された
ホール呼びに応じてかごを移動させると共に、ドアの開
指令を出力し、自動車がかご内の所定位置に入ったと
き、前記位置検出手段の出力信号に応じてドアの閉指令
を出力することを特徴とする自動車用エレベータの制御
装置。 - 【請求項2】複数の階床の乗場に出入り可能に自動車を
運搬する自動車用エレベータの制御装置において、 前記乗場に設けられ、ホール呼びを発生する乗場操作手
段と、 前記乗場に設けられ、かごの応答順位を表示する乗場表
示手段と、 前記ホール呼びを登録する登録手段と、 かごを応答させるべきホール呼びを順に格納するホール
呼び応答テーブルと、 前記ホール呼びの発生時刻を記憶すると共に、前記登録
手段に登録された前記ホール呼びをその発生順に前記ホ
ール呼び応答テーブルに格納するホール呼び応答順位制
御手段と、 前記記ホール呼び応答テーブルに格納された情報に従っ
て前記乗場表示手段に応答順位を表示する表示制御手段
と、 を備えたことを特徴とする自動車用エレベータの制御装
置。 - 【請求項3】複数の階床の乗場に出入り可能に自動車を
運搬する自動車用エレベータの制御装置において、 前記乗場に設けられ、ホール呼びを発生する乗場操作手
段と、 前記ホール呼びを登録するホール呼び登録手段と、 かごを応答させるべきホール呼びを順に格納するホール
呼び応答テーブルと、 前記ホール呼びの発生時刻を記憶すると共に、前記登録
手段に登録された前記ホール呼びをその発生順に前記ホ
ール呼び応答テーブルに格納するホール呼び応答順位制
御手段と、 かご内に設けられ、かごの到着階を指定してかご呼びを
発生するかご内操作手段と、 前記かご呼びを登録するかご呼び登録手段と、 前記ホール呼び登録手段に登録されたホール呼びと、前
記かご呼び登録手段に登録されたかご呼びとを比較し、
両者が一致する階があるとき一致信号を出力する降車階
判断手段と、 この降車階判断手段が一致信号を出力したとき、一致し
た階床が最優先されるように前記ホール呼び応答テーブ
ルの登録内容を並べ替える応答順位変換手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用エレベータの制御装
置。 - 【請求項4】前記乗場に設けられ、かごへの乗り込み禁
止を表示する乗場表示手段と、 前記降車階判断手段の一致信号の出力に応じて、応答順
位が最優先されるかごの到着階の前記乗場表示手段を乗
り込み禁止表示する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項3に記載の自動車用エ
レベータの制御装置。 - 【請求項5】複数の階床の乗場に出入り可能に自動車を
運搬する自動車用エレベータの制御装置において、 前記乗場に設けられ、車のかご内への乗り込みに際して
抜取るべきチケットを発行するチケット発券器と、 前記チケットが抜取られた時刻を計時する受付けタイマ
と、 前記チケットが抜取られたチケット発券器の設置階床デ
ータ及び抜取り時刻を検出するチケット抜取り検出器
と、 検出された設置階床データをホール呼びとして、その抜
取り時刻と合わせて登録するホール呼び登録手段と、 前記ホール呼び登録手段に登録されたホール呼びを、時
系列的に格納するホール呼び応答テーブルと、 を備え、前記ホール呼び応答テーブルに格納された順に
かごを移動させることを特徴とする自動車用エレベータ
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8043563A JPH09235077A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 自動車用エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8043563A JPH09235077A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 自動車用エレベータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09235077A true JPH09235077A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12667222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8043563A Pending JPH09235077A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 自動車用エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09235077A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104444642A (zh) * | 2014-09-28 | 2015-03-25 | 广州日滨科技发展有限公司 | 汽车电梯控制方法与系统 |
CN104627753A (zh) * | 2014-12-08 | 2015-05-20 | 重庆富士电梯有限责任公司 | 一种非接触式汽车电梯控制系统 |
US20150253079A1 (en) * | 2013-03-15 | 2015-09-10 | Usnr, Llc | Multi-pass lumber kilns |
CN105173931A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-23 | 浙江南奥电梯有限公司 | 一种汽车电梯车辆识别自动开门系统 |
CN108928690A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-04 | 西子电梯科技有限公司 | 一种汽车电梯群控派梯系统及方法 |
US10203156B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-02-12 | Usnr, Llc | Unidirectional multi-path lumber kilns |
CN109867177A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-11 | 东南电梯股份有限公司 | 网络型智能汽车电梯 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8043563A patent/JPH09235077A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150253079A1 (en) * | 2013-03-15 | 2015-09-10 | Usnr, Llc | Multi-pass lumber kilns |
US9964359B2 (en) * | 2013-03-15 | 2018-05-08 | Usnr, Llc | Multi-pass lumber kilns |
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CN104444642A (zh) * | 2014-09-28 | 2015-03-25 | 广州日滨科技发展有限公司 | 汽车电梯控制方法与系统 |
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CN105173931A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-23 | 浙江南奥电梯有限公司 | 一种汽车电梯车辆识别自动开门系统 |
CN108928690A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-04 | 西子电梯科技有限公司 | 一种汽车电梯群控派梯系统及方法 |
CN109867177A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-11 | 东南电梯股份有限公司 | 网络型智能汽车电梯 |
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