JPH09223882A - 電装用放熱器 - Google Patents

電装用放熱器

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JPH09223882A
JPH09223882A JP5412796A JP5412796A JPH09223882A JP H09223882 A JPH09223882 A JP H09223882A JP 5412796 A JP5412796 A JP 5412796A JP 5412796 A JP5412796 A JP 5412796A JP H09223882 A JPH09223882 A JP H09223882A
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radiator
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JP5412796A
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Seiya Arai
新井靖八
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ARAI KK
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電装用放熱器の放熱特性を向上させ、低コス
ト化する。 【解決手段】 正面に発熱体aを装着する背面板2の左
右両端を正面側に筒状に折り曲げて上下方向の放熱用の
筒状部3を形成するとともに、さらに筒状部3の折り返
し端側を背面板2の正面側に接触せしめて折り返す折り
返し部4を形成し、上記筒状部3の周壁に通風用のスリ
ット12aを形成する。折り返し部4は背面板2の正面
側に沿って形成するとともに、折り返し部4と背面板2
とを一体的に固着するとともに、折り返し部4の折り返
し端6を背面板2の正面側に対して起立せしめて放熱用
の起立板とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回路基板上の半導
体部品等の放熱を行うために該基板上等に設置される放
熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来上記のような放熱器は、図5(A)
に示すようにアルミ製の背面板51に対して、蛇腹状に
折り曲げ形成した筒状体52を固着し、その下方に発熱
体aを固着したものが知られており、その下部両側には
回路基板に差し込み固定するための脚ピン55を備えた
ブラケット状の脚座54が取り付けられている。
【0003】そして筒状体52を背面板51に取り付け
るには、背面板51の表面上方に左右方向のレール状の
突条53を突設するとともに、筒状体52の基端部には
上記突条53と嵌合し合うかしめ用スリット50が形成
され、突条53の突出した表面を押圧変形(かしめ)す
ることにより筒状体52を背面板51と固定していた。
【0004】また脚座54は、背面板51の裏面から押
圧して表面側に突出形成させたかしめピン(リベット)
56に対して、L字形断面の脚座54の一辺に穿設され
たピン孔57を嵌合し、該ピン56の突出端をかしめて
背面板51側に一体固定するものである。58は脚座5
4の位置決めピンである。
【0005】図5(B)は脚座54が背面板51側に折
り曲げ形成され、該脚座54に対して脚板55a付の脚
ピン55が共かしめにより一体固着されたものを示して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造による従来
の放熱器は、下部の発熱体aの熱を主に筒状体52内の
空気上昇によって放熱するものであるが、背面板51と
筒状体52が別形成である点、両者の固定にかしめ作業
等を伴う点及び背面板51にかしめ部を必要とし板厚も
厚くする必要がある等、成形コストも高くなる等の欠点
がある。その他全体の体積も大きくなるために放熱特性
も悪い等の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の放熱器は、第1に正面に発熱体aを装着す
る背面板2の左右両端を正面側に筒状に折り曲げて上下
方向の放熱用の筒状部3を形成するとともに、さらに筒
状部3の折り返し端側を背面板2の正面側に接触せしめ
て折り返す折り返し部4を形成し、上記筒状部3の周壁
に通風用のスリット12aを形成してなることを特徴と
している。
【0008】第2に折り返し部4を背面板2の正面側に
沿って形成するとともに、折り返し部4と背面板2とを
一体的に固着してなることを特徴としている。
【0009】第3に折り返し部4の折り返し端6を背面
板2の正面側に対して起立せしめて放熱用の起立板とし
たことを特徴としている。
【0010】第4に正面に発熱体aを装着する背面板2
の左右両端を正面側に筒状に折り曲げて上下方向の放熱
用の筒状部3を形成するとともに、さらに筒状部3の周
壁の端部を背面板2の正面側に沿う方向に折り返して左
右両側より押圧端26を形成し、該押圧端26と背面板
2との間に発熱体aを挾持する取付スペース9を形成す
るとともに、上記左右の折り返し端6を正面側に膨出せ
しめて取付スペース19内で発熱体aを正面側及び左右
側面側より抱持するように形成したことを特徴としてい
る。
【0011】第5に押圧端26に発熱体aの正面側の左
右のコーナーを挿入係止せしめる係止孔27を形成した
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜4は放熱器の1実施例を示
し、この例では放熱器1全体が1枚の薄肉(例えば1m
m)のアルミ板をプレス成形したものであり、背面板2
の左右両側端は共に正面側に折り曲げて上下方向の筒状
部3を形成している。そして筒状部3の周壁端側は背面
板2の正面側に沿った谷状の折り返し部4を形成し、該
折り返し部4の背面側は背面板2の表面に接するように
沿っており、さらに左右の折り返し端6は折り返し部4
の内側において正面側に起立し、両者間に一定の間隔を
介して上下方向の溝状部を形成している。
【0013】背面板2における筒状部3下方左右両端に
は、筒状部3とは切り離された側板7がそれぞれ正面に
向かって折り曲げられて起立しており、さらにその下方
の背面板2の左右端には正面視L字形断面の脚座8が一
体的に折り曲げ形成され、放熱器1の両側方向に突出す
るピン座8aが形成されている。
【0014】上記筒状部3及び折り返し端6の下方に
は、両側より側板7及び脚座8に囲まれた発熱体a等の
取付スペース9が形成されており、ピン座8aには上下
方向に貫通されて下面側に延びるピン11が回路基板差
し込み用の脚として挿通固定されている。
【0015】前記筒状部3の周壁及び折り返し端6には
上下高さを約3等分する位置にスリット12a,12b
が形成され、該スリットにより放熱特性が良くなるよう
に構成されている。発熱体aは背面板2に穿設されたビ
ス孔13にビス固定しても良いが、図1に示すように左
右の側板7,7において内側より形成された半抜部(凹
部)16に両端を挿入係止した板ばね14によって弾力
的に押圧固定することもできる。
【0016】前記脚ピン11をピン座8aに挿通固定す
るには、図3(A)〜(C)に示すようにピン座8aに
穿設されたピン孔22にピン11を嵌合し、該ピン11
の上下(表裏)突出端より、筒状のパンチ(ポンチ)1
0a,10bを外挿するとともに、該パンチ10a,1
0bをプレス等によって突き合わせ方向に押圧する。
【0017】その結果ピン座8aのピン11の表裏外周
位置にはパンチ10a,10bの先端面形状に対応した
リング状の凹凸が形成され、ピン回りの板肉が圧縮され
てピン11を外周より押圧固定するかしめ部17が形成
される。かしめ加工を1個のパンチを用いて行い、ピン
座8aの片面にだけかしめ部17を形成することも可能
であるが、図示の方法による方がピンの固定が安定す
る。
【0018】また筒状部3の内側の折り返し部4の背面
側は背面板2の正面に沿って接触するだけでなく、この
例では固着部18において一体的に固着されている。固
着部18は図4に示すように凹部23aを有する受型2
3上に背面板2と折り返し部4とを受板及び当板として
載置し、上記凹部23aの上から先端に押抜部24aを
有するパンチ(ポンチ)24を下降させて両板を押圧す
ることによって共かしめ形成される。
【0019】この方法では受板(2)と当板(4)とが
パンチ24と受型23の凹凸により、左右(又は上下)
両側だけが切り抜かれて重なった状態で受部2aと嵌入
部4aが形成されて半抜き状態となり、上記嵌入部4a
が受板(2)側の打抜孔2bに押圧嵌合して両者が一体
的に共かしめにより固着されるものである。
【0020】その他上記放熱器1は図2仮想線で示すよ
うに他の基板21面にその背面側を取り付け固定するこ
とも可能で、この場合基板21表面に図5(A)のかし
めピン56に相当するものを突設し、これを背面板2の
ピン孔に嵌合してその突出端をかしめ固定することによ
り固着部19を形成して行うことが可能である。このケ
ースでは背面板2の背面に突出物を形成しない事が望ま
しい。
【0021】図6は放熱器1の他の例を示し、この例で
は背面板2の左右両側にスリット12a付の筒状部3を
形成した点は前記の例と共通するが、以下の点において
相違がある。
【0022】即ち、この例では筒状部3の周壁端である
折り返し部4が背面板2の正面に近接及び固定されず、
C型の筒状部を形成し、折り返し部4の内側の端部はさ
らに正面側に膨出すように折り曲げ形成されて押圧部2
6となっている。
【0023】そして押圧部26と背面板2との間には、
平面視台形状又は円弧状に折り曲げられた周壁をもつ発
熱体の取付スペース9が形成され、該取付スペース9内
に下方より発熱体aが挿入され、弾力的に且つ抱持状に
挾持される構造である。また左右の押圧部26には左右
相対応して長方形の係止孔27が窓状に形成され、この
係止孔27に直方体形状の発熱体aの正面側の左右コー
ナーが係止され、上下動及び左右動共に規制される構造
となっている。
【0024】その他前述の図1〜4で用いた符号と同一
の符号で示す部分は、前述した例のものと同一の機能を
備えた部分であり、説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、放熱用筒状部を有する放熱器の背面板と筒状部を金
属板で一体形成できるので製造工程も簡単で低コストと
なるほか、筒状部と折り返し部又は折り返し端によって
発熱体の放熱特性が向上する。
【0026】特に折り返し部を背面板に接触させた部分
では、折り返し部から背面板への放熱性が向上し、折り
返し端を正面側に起立させたものでは放熱面積が増大す
ることによって放熱特性が向上する。
【0027】また折り返し端と背面板間に発熱体を抱持
するものでは、発熱体の保持が簡単で且つ安定するほ
か、折り返し端による放熱も良くなり、発熱体係止孔を
設けたものでは両性能共にさらに向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放熱器の全体斜視図である。
【図2】(A),(B)は放熱器の正面図及び側面図で
ある。
【図3】(A)〜(C)はピンの取付構造と方法を示す
拡大断面図である。
【図4】(A),(B)は金属板の共かしめの構造を示
す側面及び正面の拡大断面図である。
【図5】(A),(B)は従来の放熱器と脚ピン構造を
示す斜視図である。
【図6】(A)〜(C)は本発明の異なる実施例の放熱
器を示す斜視図,平断面図及び縦断面図である。
【符号の説明】
1 放熱器 2 背面板 3 筒状部 4 折り返し部 6 折り返し端 11 ピン 17 かしめ部 19 取付スペース 22 ピン孔 26 押圧端 27 係止孔 a 発熱体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面に発熱体(a)を装着する背面板
    (2)の左右両端を正面側に筒状に折り曲げて上下方向
    の放熱用の筒状部(3)を形成するとともに、さらに筒
    状部(3)の折り返し端側を背面板(2)の正面側に接
    触せしめて折り返す折り返し部(4)を形成し、上記筒
    状部(3)の周壁に通風用のスリット(12a)を形成
    してなる電装用放熱器。
  2. 【請求項2】 折り返し部(4)を背面板(2)の正面
    側に沿って形成するとともに、折り返し部(4)と背面
    板(2)とを一体的に固着してなる請求項1の電装用放
    熱器。
  3. 【請求項3】 折り返し部(4)の折り返し端(6)を
    背面板(2)の正面側に対して起立せしめて放熱用の起
    立板とした請求項1又は2の電装用放熱器。
  4. 【請求項4】 正面に発熱体(a)を装着する背面板
    (2)の左右両端を正面側に筒状に折り曲げて上下方向
    の放熱用の筒状部(3)を形成するとともに、さらに筒
    状部(3)の周壁の端部を背面板(2)の正面側に沿う
    方向に折り返して左右両側より押圧端(26)を形成
    し、該押圧端(26)と背面板(2)との間に発熱体
    (a)を挾持する取付スペース(9)を形成するととも
    に、上記左右の押圧端(26)を正面側に膨出せしめて
    取付スペース(19)内で発熱体(a)を正面側及び左
    右側面側より抱持するように形成した電装用放熱器。
  5. 【請求項5】 押圧端(26)に発熱体(a)の正面側
    の左右のコーナーを挿入係止せしめる係止孔(27)を
    形成した請求項4の電装用放熱器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2806154A1 (fr) * 1999-12-07 2001-09-14 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Dispositif de rayonnement de chaleur et procede de fabrication d'un boitier du dispositif de rayonnement de chaleur

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2806154A1 (fr) * 1999-12-07 2001-09-14 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Dispositif de rayonnement de chaleur et procede de fabrication d'un boitier du dispositif de rayonnement de chaleur

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