JPH07321262A - ハイブリッドｉｃの固定金具 - Google Patents
ハイブリッドｉｃの固定金具Info
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- JPH07321262A JPH07321262A JP13083494A JP13083494A JPH07321262A JP H07321262 A JPH07321262 A JP H07321262A JP 13083494 A JP13083494 A JP 13083494A JP 13083494 A JP13083494 A JP 13083494A JP H07321262 A JPH07321262 A JP H07321262A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハイブリッドＩＣに放熱板を固定する際、ビ
ス等の止め金具を用いることなく、取付け作業を簡単に
し、かつ放熱機能を維持しつつハイブリッドＩＣの固定
を確実に行うこと。 【構成】 放熱板１を、金属板からなるコの字型の形状
体とし、該コの字型の形状体のＬ字型折曲部の両先端部
にＵ字型の折曲部４、５を設けた構造とし、前記金具２
を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げた両側端に突起
部６を有するコの字型の形状体とし、前記コの字型の形
状体の底面部７にバネ舌片９を有する構造とし、前記放
熱板１のコの字型の内部にハイブリッドＩＣを挿入した
後、前記放熱板１の一方のＵ字型折曲部４に前記金具の
一方の突起部６を引っかけて、該金具の他端を押して前
記放熱板１の他端のＵ字型折曲部５に金具の他端部の突
起部６に嵌合させることにより、金具の底面部にある舌
片９のバネ作用によりハイブリッドＩＣが押圧され放熱
板に固定される。
ス等の止め金具を用いることなく、取付け作業を簡単に
し、かつ放熱機能を維持しつつハイブリッドＩＣの固定
を確実に行うこと。 【構成】 放熱板１を、金属板からなるコの字型の形状
体とし、該コの字型の形状体のＬ字型折曲部の両先端部
にＵ字型の折曲部４、５を設けた構造とし、前記金具２
を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げた両側端に突起
部６を有するコの字型の形状体とし、前記コの字型の形
状体の底面部７にバネ舌片９を有する構造とし、前記放
熱板１のコの字型の内部にハイブリッドＩＣを挿入した
後、前記放熱板１の一方のＵ字型折曲部４に前記金具の
一方の突起部６を引っかけて、該金具の他端を押して前
記放熱板１の他端のＵ字型折曲部５に金具の他端部の突
起部６に嵌合させることにより、金具の底面部にある舌
片９のバネ作用によりハイブリッドＩＣが押圧され放熱
板に固定される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイブリッドＩＣを放
熱板に固定するハイブリッドＩＣの固定金具に関する。
熱板に固定するハイブリッドＩＣの固定金具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ハイブリッドＩＣの放熱方法とし
ては、ハイブリッドＩＣを放熱板（ヒートシンク）に固
定させて放熱させるために、ビス又はビス付き金具を用
い、かつハイブリッドＩＣを樹脂等でモールドし、この
樹脂部分にビス穴を設ける必要があるため、製造工程が
多くなるという問題があった。これを改善するため、図
１１に示すように、放熱板２１を、一枚の金属板を打ち
抜きにより成形した後、その両側端部をＬ字型に折り曲
げてコの字型の構造にし、該放熱板２１のコの字型の空
間部分にハイブリッドＩＣ２３を挿入した後に、ハイブ
リッドＩＣ２３を固定するために予めその角度θを略４
５度に曲げて設けておいた４箇所の爪２４をハンドプレ
スで圧着することにより、ハイブリッドＩＣを固定して
いた。
ては、ハイブリッドＩＣを放熱板（ヒートシンク）に固
定させて放熱させるために、ビス又はビス付き金具を用
い、かつハイブリッドＩＣを樹脂等でモールドし、この
樹脂部分にビス穴を設ける必要があるため、製造工程が
多くなるという問題があった。これを改善するため、図
１１に示すように、放熱板２１を、一枚の金属板を打ち
抜きにより成形した後、その両側端部をＬ字型に折り曲
げてコの字型の構造にし、該放熱板２１のコの字型の空
間部分にハイブリッドＩＣ２３を挿入した後に、ハイブ
リッドＩＣ２３を固定するために予めその角度θを略４
５度に曲げて設けておいた４箇所の爪２４をハンドプレ
スで圧着することにより、ハイブリッドＩＣを固定して
いた。
【０００３】このような形式の放熱板においては、図１
２に示すように放熱板２１に複数（図１１では３個）の
脚部２２を設け、これらの脚部２２をプリント基板（図
示しない）にもうけた穴部に挿入した後、該基板の裏面
で前記脚部と前記基板とを半田付けすることにより、放
熱板２１は基板に固定される。その結果、このような形
式の放熱板においては放熱機能の他にシャ−シ−（支持
枠）の機能を有する。
２に示すように放熱板２１に複数（図１１では３個）の
脚部２２を設け、これらの脚部２２をプリント基板（図
示しない）にもうけた穴部に挿入した後、該基板の裏面
で前記脚部と前記基板とを半田付けすることにより、放
熱板２１は基板に固定される。その結果、このような形
式の放熱板においては放熱機能の他にシャ−シ−（支持
枠）の機能を有する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法においても、放熱板の固定作業に手間ががるという問
題があった。本発明は、ハイブリッドＩＣに放熱板を固
定する際、放熱板に簡単に嵌合しかつバネ性を有する固
定金具を用いることにより、ビス等の止め金具をもちい
ることなく、取付け作業を簡単にするとともに、放熱機
能を維持しつつハイブリッドＩＣの固定を確実に行うこ
とを目的としている。
法においても、放熱板の固定作業に手間ががるという問
題があった。本発明は、ハイブリッドＩＣに放熱板を固
定する際、放熱板に簡単に嵌合しかつバネ性を有する固
定金具を用いることにより、ビス等の止め金具をもちい
ることなく、取付け作業を簡単にするとともに、放熱機
能を維持しつつハイブリッドＩＣの固定を確実に行うこ
とを目的としている。
【０００５】また、ハイブリットＩＣに放熱板を固定す
る際、ハイブリッドＩＣを固定金具に挿入するという簡
単な作業のみで、ハイブリッドＩＣの取付、固定を行う
ことを目的としている。更に、ハイブリッドＩＣをプリ
ント基板に確実に支持するとともに、遮蔽することを目
的としている。
る際、ハイブリッドＩＣを固定金具に挿入するという簡
単な作業のみで、ハイブリッドＩＣの取付、固定を行う
ことを目的としている。更に、ハイブリッドＩＣをプリ
ント基板に確実に支持するとともに、遮蔽することを目
的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のハイブリッドＩＣの固定金具においては、
ハイブリッドＩＣ固定金具を放熱板と金具とから構成
し、放熱板を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ
字型折曲部を有するコの字型の形状体とし、該コの字型
の形状体のＬ字型折曲部の両先端部にＵ字型の折曲部を
設けた構造とし、前記金具を、この放熱板の前記折り曲
げ部に嵌合してハイブリッドＩＣを固定する固定金具
を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げて両側端に突起
部を有するコの字型の形状体とし、前記コの字型の形状
体の底面にハイブリッドＩＣを押圧するバネ体を有する
構造とし、前記放熱板のＵ字型の折曲部と前記金具の突
起部とを嵌合したものである。
め、本発明のハイブリッドＩＣの固定金具においては、
ハイブリッドＩＣ固定金具を放熱板と金具とから構成
し、放熱板を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ
字型折曲部を有するコの字型の形状体とし、該コの字型
の形状体のＬ字型折曲部の両先端部にＵ字型の折曲部を
設けた構造とし、前記金具を、この放熱板の前記折り曲
げ部に嵌合してハイブリッドＩＣを固定する固定金具
を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げて両側端に突起
部を有するコの字型の形状体とし、前記コの字型の形状
体の底面にハイブリッドＩＣを押圧するバネ体を有する
構造とし、前記放熱板のＵ字型の折曲部と前記金具の突
起部とを嵌合したものである。
【０００７】更に、上記目的を達成するため、本発明の
ハイブリッドＩＣの固定金具においては、 金属板から
なり、少なくとも相対等する２つの開口部を有する略箱
状体において、該箱状体は四角形の底面部と、該底面部
の両側端をＬ字型に折曲げた第１折曲部と、該第１折曲
部の先端部を更に、底面部の横の長さの１／２より小さ
な寸法分Ｌ字型に折り曲げた第２折曲部を有し、第２折
曲部の所望の位置に箱状体の内面に凸状となる突起を設
け、前記底面部と２つの第１折曲部と２つの第２折曲部
とにより、ハイブリッドＩＣをほぼ密着して囲む構造と
し、底面部の一方の開口端には、ハイブリッドＩＣの先
端を止めるストッパーを、底面部の他方の開口端近傍の
所望の位置に前記ハイブリッドＩＣの後端を係止するバ
ネ舌片を設けたものである。
ハイブリッドＩＣの固定金具においては、 金属板から
なり、少なくとも相対等する２つの開口部を有する略箱
状体において、該箱状体は四角形の底面部と、該底面部
の両側端をＬ字型に折曲げた第１折曲部と、該第１折曲
部の先端部を更に、底面部の横の長さの１／２より小さ
な寸法分Ｌ字型に折り曲げた第２折曲部を有し、第２折
曲部の所望の位置に箱状体の内面に凸状となる突起を設
け、前記底面部と２つの第１折曲部と２つの第２折曲部
とにより、ハイブリッドＩＣをほぼ密着して囲む構造と
し、底面部の一方の開口端には、ハイブリッドＩＣの先
端を止めるストッパーを、底面部の他方の開口端近傍の
所望の位置に前記ハイブリッドＩＣの後端を係止するバ
ネ舌片を設けたものである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、ハイブリッドＩＣ固定金具を
固定金具と放熱板とから構成し、前記放熱板を、金属板
の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ字型折曲部を有するコ
の字型の形状体とし、該コの字型の形状体のＬ字型折曲
部の両先端部にＵ字型の折曲部を設けた構造とし、前記
固定金具を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げて両側
端に突起部を有するコの字型の形状体とし、前記コの字
型の形状体の底面にハイブリッドＩＣを押圧するバネ体
を有する構造とし、前記放熱板の一方のＵ字型折曲部に
前記金具の一方の突起部を引っかけて、該金具の他端を
前記挿入されたハイブリッドＩＣの方向に押して前記放
熱板の他端にあるＵ字型折曲部に金具の他の側端部にあ
る突起部に嵌合させることにより、金具の底面部にある
舌片のバネ作用によりハイブリッドＩＣが押圧され放熱
板に固定される。
固定金具と放熱板とから構成し、前記放熱板を、金属板
の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ字型折曲部を有するコ
の字型の形状体とし、該コの字型の形状体のＬ字型折曲
部の両先端部にＵ字型の折曲部を設けた構造とし、前記
固定金具を、金属板の両側端をＬ字型に折り曲げて両側
端に突起部を有するコの字型の形状体とし、前記コの字
型の形状体の底面にハイブリッドＩＣを押圧するバネ体
を有する構造とし、前記放熱板の一方のＵ字型折曲部に
前記金具の一方の突起部を引っかけて、該金具の他端を
前記挿入されたハイブリッドＩＣの方向に押して前記放
熱板の他端にあるＵ字型折曲部に金具の他の側端部にあ
る突起部に嵌合させることにより、金具の底面部にある
舌片のバネ作用によりハイブリッドＩＣが押圧され放熱
板に固定される。
【０００９】また、本発明によれば、ハイブリッドＩＣ
の固定金具を、金属板からなり、少なくとも相対等する
２つの開口部を有する略箱状体とし、該箱状体は四角形
の底面部と、該底面部の両側端をＬ字型に折曲げた第１
折曲部と、該第１折曲部の先端部を更に、底面部の横の
長さの１／２より小さな寸法分Ｌ字型に折り曲げた第２
折曲部を有し、第２折曲部の所望の位置に箱状体の内面
に凸状となる突起を設け、前記底面部と２つの第１折曲
部と２つの第２折曲部とにより、ハイブリッドＩＣをほ
ぼ密着して囲む構造とし、更に、底面部の一方の開口端
には、ハイブリッドＩＣの先端を止めるストッパーを、
底面部の他方の開口端近傍の所望の位置に前記ハイブリ
ッドＩＣの後端を係止するバネ舌片を設けた構造とし、
前記ハイブリッドＩＣの固定金具への取付は、該バネ舌
片を押さえながら前記固定金具の一方の開口部からハイ
ブリッドＩＣを挿入し、該ハイブリッドＩＣは箱状体内
部を移動し他方の開口端にあるストッパ−により停止
し、同時にハイブリッドＩＣの後端が前記バネ舌片の上
を通過した時点でバネ舌片はそのバネ作用によりその先
端がハイブリッドＩＣの後端の底面より上部の元の位置
に戻りハイブリッドＩＣの後端を係止するので、前記ハ
イブリッドＩＣの固定金具への取付がハイブリッドＩＣ
を固定金具に挿入する作業のみで行うことができる。
の固定金具を、金属板からなり、少なくとも相対等する
２つの開口部を有する略箱状体とし、該箱状体は四角形
の底面部と、該底面部の両側端をＬ字型に折曲げた第１
折曲部と、該第１折曲部の先端部を更に、底面部の横の
長さの１／２より小さな寸法分Ｌ字型に折り曲げた第２
折曲部を有し、第２折曲部の所望の位置に箱状体の内面
に凸状となる突起を設け、前記底面部と２つの第１折曲
部と２つの第２折曲部とにより、ハイブリッドＩＣをほ
ぼ密着して囲む構造とし、更に、底面部の一方の開口端
には、ハイブリッドＩＣの先端を止めるストッパーを、
底面部の他方の開口端近傍の所望の位置に前記ハイブリ
ッドＩＣの後端を係止するバネ舌片を設けた構造とし、
前記ハイブリッドＩＣの固定金具への取付は、該バネ舌
片を押さえながら前記固定金具の一方の開口部からハイ
ブリッドＩＣを挿入し、該ハイブリッドＩＣは箱状体内
部を移動し他方の開口端にあるストッパ−により停止
し、同時にハイブリッドＩＣの後端が前記バネ舌片の上
を通過した時点でバネ舌片はそのバネ作用によりその先
端がハイブリッドＩＣの後端の底面より上部の元の位置
に戻りハイブリッドＩＣの後端を係止するので、前記ハ
イブリッドＩＣの固定金具への取付がハイブリッドＩＣ
を固定金具に挿入する作業のみで行うことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明のー実施例について、図面に参
照して説明する。本発明の一実施例によるハイブリッド
ＩＣの固定金具は、図１（ａ）に示す固定金具２と図１
（ｂ）に示す放熱板１とから構成され、図１（ｂ）に示
すように放熱板１は、金属板の両側端をＬ字型に折り曲
げてＬ字型折曲部４を有するコの字型の構造とし、該Ｌ
字型折曲部４の先端を更にＵ字型に折り曲げたＵ字型折
曲部５を有するものであり、固定金具２は、図１の
（ａ）に示すように、金属板の両側端をＬ字型に折り曲
げて突起部６を形成し、該突起部６を前記放熱板１の両
側端の該Ｌ字型折曲部４の先端に設けられたＵ字型折曲
部５に嵌合し、その底面部７に設けられたバネ舌片９に
より押圧してハイブリッドＩＣ３を固定するものであ
る。
照して説明する。本発明の一実施例によるハイブリッド
ＩＣの固定金具は、図１（ａ）に示す固定金具２と図１
（ｂ）に示す放熱板１とから構成され、図１（ｂ）に示
すように放熱板１は、金属板の両側端をＬ字型に折り曲
げてＬ字型折曲部４を有するコの字型の構造とし、該Ｌ
字型折曲部４の先端を更にＵ字型に折り曲げたＵ字型折
曲部５を有するものであり、固定金具２は、図１の
（ａ）に示すように、金属板の両側端をＬ字型に折り曲
げて突起部６を形成し、該突起部６を前記放熱板１の両
側端の該Ｌ字型折曲部４の先端に設けられたＵ字型折曲
部５に嵌合し、その底面部７に設けられたバネ舌片９に
より押圧してハイブリッドＩＣ３を固定するものであ
る。
【００１１】前記放熱板１は、四角形の金属板の両側端
をＬ字型に折り曲げた後、該Ｌ字型折曲部４の先端を更
にＵ字型に折り曲げてＵ字型折曲部５を設けることによ
り、略コ字型の構造のものが製造される。なお、前記放
熱板１の材料は、放熱特性が良好な鉄板、銅板、真鍮板
またはアルミ板が適している。前記金具２は、同じく、
四角形の金属板の両側端をＬ字型に折り曲げて突起部６
を形成することによりコの字型の構造物を形成し、該コ
の字型の構造物の底面部７に切り込み８を入れて舌片９
を形成し、この舌片９をたわみ加工して、これをバネ性
を有するバネ舌片９とすることにより、前記金具２が製
造される。前記バネ舌片９は、図２（ａ）または図２
（ｂ）のように、図１（ａ）に示した固定金具２のそれ
と９０度回転したものでもよい。 なお、前記金具の材
料はバネ性のあるステンレス等が適している。
をＬ字型に折り曲げた後、該Ｌ字型折曲部４の先端を更
にＵ字型に折り曲げてＵ字型折曲部５を設けることによ
り、略コ字型の構造のものが製造される。なお、前記放
熱板１の材料は、放熱特性が良好な鉄板、銅板、真鍮板
またはアルミ板が適している。前記金具２は、同じく、
四角形の金属板の両側端をＬ字型に折り曲げて突起部６
を形成することによりコの字型の構造物を形成し、該コ
の字型の構造物の底面部７に切り込み８を入れて舌片９
を形成し、この舌片９をたわみ加工して、これをバネ性
を有するバネ舌片９とすることにより、前記金具２が製
造される。前記バネ舌片９は、図２（ａ）または図２
（ｂ）のように、図１（ａ）に示した固定金具２のそれ
と９０度回転したものでもよい。 なお、前記金具の材
料はバネ性のあるステンレス等が適している。
【００１２】次に、本発明の実施例のハイブリッドＩＣ
の固定金具の取付方法を示す。図３に示すように、先
ず、コの字型の放熱板１のコの字型の内側空間にハイブ
リッドＩＣ３を挿入した後、該放熱板１の前記Ｕ字型折
曲部の一方のＵ字型折曲部５に、前記コの字型の金具２
の一方の側端にある突起部６を引っかけて、該金具２の
他端を前記挿入されたハイブリッドＩＣの方向に押して
前記放熱板１の他端にあるＵ字型折曲部５に金具２の他
の側端部にある突起部６を嵌合させる。その結果、図４
のように、金具２の底面部にある舌片９のバネ作用によ
りハイブリッドＩＣ３が押圧され放熱板１に固定され
る。
の固定金具の取付方法を示す。図３に示すように、先
ず、コの字型の放熱板１のコの字型の内側空間にハイブ
リッドＩＣ３を挿入した後、該放熱板１の前記Ｕ字型折
曲部の一方のＵ字型折曲部５に、前記コの字型の金具２
の一方の側端にある突起部６を引っかけて、該金具２の
他端を前記挿入されたハイブリッドＩＣの方向に押して
前記放熱板１の他端にあるＵ字型折曲部５に金具２の他
の側端部にある突起部６を嵌合させる。その結果、図４
のように、金具２の底面部にある舌片９のバネ作用によ
りハイブリッドＩＣ３が押圧され放熱板１に固定され
る。
【００１３】なお、図５のように、前記放熱板１のＵ字
型折曲部５の金具２が嵌合されない部分を図示の細い矢
印の方向からつぶす（かしめる）ことにより、放熱板１
のＵ字型折曲部５にその突起６を嵌合させた金具２（図
４参照）の端部がその位置で固定停止され、太い矢印方
向の移動は停止され、金具２の脱落が防止される。な
お、図６のように、前記放熱板１の底面部を下方より座
押して内側に持ち上げることにより、ハイブリッドＩＣ
３と放熱板１とが密着して放熱特性がより向上する。ま
た、本発明のハイブリッドＩＣの固定金具は、図１２に
示した従来のハイブリッドＩＣの固定金具と同様に放熱
板１に複数の脚部を設け、これらの脚部をプリント基板
に設けた穴部に挿入した後、該基板の裏面で前記脚部と
前記基板とを半田付けすることにより、放熱板を基板に
固定する形式のもので、放熱板は放熱機能の他にシャ−
シ−（支持および遮蔽）の機能を有するものである。
型折曲部５の金具２が嵌合されない部分を図示の細い矢
印の方向からつぶす（かしめる）ことにより、放熱板１
のＵ字型折曲部５にその突起６を嵌合させた金具２（図
４参照）の端部がその位置で固定停止され、太い矢印方
向の移動は停止され、金具２の脱落が防止される。な
お、図６のように、前記放熱板１の底面部を下方より座
押して内側に持ち上げることにより、ハイブリッドＩＣ
３と放熱板１とが密着して放熱特性がより向上する。ま
た、本発明のハイブリッドＩＣの固定金具は、図１２に
示した従来のハイブリッドＩＣの固定金具と同様に放熱
板１に複数の脚部を設け、これらの脚部をプリント基板
に設けた穴部に挿入した後、該基板の裏面で前記脚部と
前記基板とを半田付けすることにより、放熱板を基板に
固定する形式のもので、放熱板は放熱機能の他にシャ−
シ−（支持および遮蔽）の機能を有するものである。
【００１４】本発明の他の実施例を図７乃至図１０を参
照して説明する。図８に示すような略箱状体からなるハ
イブリッドＩＣの固定金具１０を製造するにあたり、先
ず、金属板１１を図７に示すような外形に打ち抜き加工
した後、前記箱状体の底面部１２の両側部Ａをこれの垂
直方向（Ｚ方向）にＬ字型に折り曲げて第１折曲部１３
を設けた後、前記第１折曲部１３の側端を更に底面部１
２と平行でこれと対向する面を形成するようにＬ字型に
折り曲げて第２折曲部１４を形成することにより、図８
に示すような略箱状体のものを形成する。前記箱状体の
形成開始前に、予め前記底面部１２に後にハイブリッド
ＩＣの後端部のストッパ−を形成するために切り欠き部
１５、および前記第２折曲部１４に該当する部分に後に
箱状体の外面から内面に向けてセンタ−ポンチによりポ
ンチ加工して箱状体の内面に突出する突起１６を形成し
ておくと製造の際の作業効率がよくなる。
照して説明する。図８に示すような略箱状体からなるハ
イブリッドＩＣの固定金具１０を製造するにあたり、先
ず、金属板１１を図７に示すような外形に打ち抜き加工
した後、前記箱状体の底面部１２の両側部Ａをこれの垂
直方向（Ｚ方向）にＬ字型に折り曲げて第１折曲部１３
を設けた後、前記第１折曲部１３の側端を更に底面部１
２と平行でこれと対向する面を形成するようにＬ字型に
折り曲げて第２折曲部１４を形成することにより、図８
に示すような略箱状体のものを形成する。前記箱状体の
形成開始前に、予め前記底面部１２に後にハイブリッド
ＩＣの後端部のストッパ−を形成するために切り欠き部
１５、および前記第２折曲部１４に該当する部分に後に
箱状体の外面から内面に向けてセンタ−ポンチによりポ
ンチ加工して箱状体の内面に突出する突起１６を形成し
ておくと製造の際の作業効率がよくなる。
【００１５】なお、前記第２折曲部１４に形成する突起
１６の代わりに固定金具１０のバネ舌片１５のような押
圧バネを形成してもよい。また、前記金属板１１を打ち
抜き加工する際には、前記箱状体の脚部１７およびスト
ッパ−１８等を含めて打ち抜き加工を行うと作業効率が
良いが、必要に応じてこれらを箱状体形成後に設けても
よい。
１６の代わりに固定金具１０のバネ舌片１５のような押
圧バネを形成してもよい。また、前記金属板１１を打ち
抜き加工する際には、前記箱状体の脚部１７およびスト
ッパ−１８等を含めて打ち抜き加工を行うと作業効率が
良いが、必要に応じてこれらを箱状体形成後に設けても
よい。
【００１６】次に、前記他の実施例のハイブリッドＩＣ
の固定金具の取付方法を示す。図９に示すように、上記
の如く製造された前記固定金具１０の一方の開口部１９
からハイブリッドＩＣ３を挿入するとバネ舌片１５を押
さえながら該ハイブリッドＩＣ３は箱状体内部を移動し
他方の開口端にあるストッパ−１８により停止する。そ
れと同時にハイブリッドＩＣ３の後端付近にある前記バ
ネ舌片１５はそのバネ作用によりその先端がハイブリッ
ドＩＣ３の底面より上部の元の位置に戻りハイブリッド
ＩＣ３の後端を止めるストッパ−となる。そして、前記
第２折曲部１４に形成された突起１６または押圧バネは
ハイブリッドＩＣ３をこれの上面より底面に押圧する押
圧または緩衝部材として作用する。
の固定金具の取付方法を示す。図９に示すように、上記
の如く製造された前記固定金具１０の一方の開口部１９
からハイブリッドＩＣ３を挿入するとバネ舌片１５を押
さえながら該ハイブリッドＩＣ３は箱状体内部を移動し
他方の開口端にあるストッパ−１８により停止する。そ
れと同時にハイブリッドＩＣ３の後端付近にある前記バ
ネ舌片１５はそのバネ作用によりその先端がハイブリッ
ドＩＣ３の底面より上部の元の位置に戻りハイブリッド
ＩＣ３の後端を止めるストッパ−となる。そして、前記
第２折曲部１４に形成された突起１６または押圧バネは
ハイブリッドＩＣ３をこれの上面より底面に押圧する押
圧または緩衝部材として作用する。
【００１７】また、本発明の前記ハイブリッドＩＣの固
定金具１０は、図１０に示したように、その脚部１７を
プリント基板１８に設けた穴部に挿入した後、該基板の
裏面で前記脚部１７と前記基板１８とを半田付け２０を
することにより、前記固定金具（兼放熱板）１０を基板
に固定する形式のもので、前記固定金具（兼放熱板）１
０は放熱機能の他にシャ−シ−（支持および遮蔽）の機
能を有するものである。
定金具１０は、図１０に示したように、その脚部１７を
プリント基板１８に設けた穴部に挿入した後、該基板の
裏面で前記脚部１７と前記基板１８とを半田付け２０を
することにより、前記固定金具（兼放熱板）１０を基板
に固定する形式のもので、前記固定金具（兼放熱板）１
０は放熱機能の他にシャ−シ−（支持および遮蔽）の機
能を有するものである。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、ハイブリッドＩＣに放熱板を
固定する際、放熱板に簡単に嵌合かつバネ性を有する固
定金具を用いることにより、ビス等の止め金具をもちい
ることなく、取付け作業を簡単にするとともに、放熱機
能を維持しつつハイブリッドＩＣの固定を確実に行うこ
とができる。
固定する際、放熱板に簡単に嵌合かつバネ性を有する固
定金具を用いることにより、ビス等の止め金具をもちい
ることなく、取付け作業を簡単にするとともに、放熱機
能を維持しつつハイブリッドＩＣの固定を確実に行うこ
とができる。
【００１９】また、前記他の実施例においては、ハイブ
リッドＩＣを固定金具に挿入するという簡単な作業のみ
で、ハイブリッドＩＣの取付、固定を行うことができ
る。更に、ハイブリッドＩＣをプリント基板に確実に支
持するとともに、遮蔽することができる。
リッドＩＣを固定金具に挿入するという簡単な作業のみ
で、ハイブリッドＩＣの取付、固定を行うことができ
る。更に、ハイブリッドＩＣをプリント基板に確実に支
持するとともに、遮蔽することができる。
【図１】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の他の実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図３】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の実施例
において金具の取付け途中の状態を示す図である。
において金具の取付け途中の状態を示す図である。
【図４】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の実施例
において金具を取付後の状態を示す図である。
において金具を取付後の状態を示す図である。
【図５】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具における
放熱板の他の実施例を示す図である。
放熱板の他の実施例を示す図である。
【図６】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具における
放熱板の他の実施例を示す図である。
放熱板の他の実施例を示す図である。
【図７】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の他の実
施例における打抜き加工後の金属板の外形を示す図であ
る。
施例における打抜き加工後の金属板の外形を示す図であ
る。
【図８】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の他の実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図９】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の他の実
施例（図８）の側面図である。
施例（図８）の側面図である。
【図１０】本発明のハイブリッドＩＣの固定金具の他の
実施例における固定金具をプリント基板に実装した場合
を示す図である。
実施例における固定金具をプリント基板に実装した場合
を示す図である。
【図１１】従来のハイブリッドＩＣの固定金具を示す図
である。
である。
【図１２】従来のハイブリッドＩＣと固定金具の実装状
態を示す図である。
態を示す図である。
１ 放熱板 ２ 固定金具 ３ ハイブリッドＩＣ ４ Ｌ字型折曲部 ５ Ｕ字型折曲部 ６ 突起部 ７ 底面部 ８ 切込み ９ バネ舌片
Claims (5)
- 【請求項１】 金属板の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ
字型折曲部を有するコの字型の形状体とし、該コの字型
の形状体のＬ字型折曲部の両先端部にＵ字型の折曲部を
設けた構造の放熱板と、金属板の両側端をＬ字型に折り
曲げて両側端に突起部を有するコの字型の形状体とし、
その突起部を前記放熱板のＵ字型折曲部に嵌合し、前記
コの字型の形状体の底面にハイブリッドＩＣを押圧する
バネ体を有する金具とからなることを特徴とするハイブ
リッドＩＣの固定金具。 - 【請求項２】 金属板の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ
字型折曲部を有するコの字型の形状体とし、該コの字型
の形状体のＬ字型折曲部の両先端部にＵ字型の折曲部を
設けた構造の放熱板と、金属板の両側端をＬ字型に折り
曲げて両側端に突起部を有するコの字型の形状体とし、
その突起部を前記放熱板のＵ字型折曲部に嵌合し、前記
コの字型の形状体の底面にハイブリッドＩＣを押圧する
バネ体を有する金具とからなるハイブリッドＩＣ固定金
具において、金具の脱落を防止するため前記放熱板のＵ
字型の折曲部の金具が嵌合されない部分をつぶした（か
しめた）構造にすることを特徴とするハイブリッドＩＣ
の固定金具。 - 【請求項３】 金属板の両側端をＬ字型に折り曲げてＬ
字型折曲部を有するコの字型の形状体とし、該コの字型
の形状体のＬ字型折曲部の両先端部にＵ字型の折曲部を
設けた構造の放熱板と、金属板の両側端をＬ字型に折り
曲げて両側端に突起部を有するコの字型の形状体とし、
その突起部を前記放熱板のＵ字型折曲部に嵌合し、前記
コの字型の形状体の底面にハイブリッドＩＣを押圧する
バネ体を有する金具とからなるハイブリッドＩＣ固定金
具において、前記放熱板の底面部を下方より座押して内
側に持ち上げた構造にすることを特徴とするハイブリッ
ドＩＣの固定金具。 - 【請求項４】 金属板からなり、少なくとも相対等する
２つの開口部を有する略箱状体のハイブリッドＩＣの固
定金具において、該箱状体は四角形の底面部と、該底面
部の前記開口部に接しない方の両側端をＬ字型に折曲げ
た第１折曲部と、該第１折曲部の先端部を更に、底面部
の横の長さの１／２より小さな寸法分Ｌ字型に折り曲げ
た第２折曲部を有し、第２折曲部の所望の位置に箱状体
の内面に凸状となる突起を設け、前記底面部と２つの第
１折曲部と２つの第２折曲部とにより、ハイブリッドＩ
Ｃをほぼ密着して囲む構造とし、底面部の一方の開口端
には、ハイブリッドＩＣの先端を止めるストッパーを、
底面部の他方の開口端近傍の所望の位置に前記ハイブリ
ッドＩＣの後端を係止するバネ舌片を設けたことを特徴
とするハイブリッドＩＣの固定金具。 - 【請求項５】 金属板からなり、少なくとも相対等する
２つの開口部を有する略箱状体のハイブリッドＩＣの固
定金具において、該箱状体は四角形の底面部と、該底面
部の前記開口部に接しない方の両側端をＬ字型に折曲げ
た第１折曲部と、該第１折曲部の先端部を更に、底面部
の横の長さの１／２より小さな寸法分Ｌ字型に折り曲げ
た第２折曲部を有し、第２折曲部の所望の位置に箱状体
の内部を押圧するバネ舌片を設け、前記底面部と２つの
第１折曲部と２つの第２折曲部とにより、ハイブリッド
ＩＣをほぼ密着して囲む構造とし、底面部の一方の開口
端には、ハイブリッドＩＣの先端を止めるストッパー
を、底面部の他方の開口端近傍の所望の位置に前記ハイ
ブリッドＩＣの後端を係止するバネ舌片を設けたことを
特徴とするハイブリッドＩＣの固定金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13083494A JPH07321262A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | ハイブリッドｉｃの固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13083494A JPH07321262A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | ハイブリッドｉｃの固定金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07321262A true JPH07321262A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15043792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13083494A Pending JPH07321262A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | ハイブリッドｉｃの固定金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07321262A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0855943A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Hounetsukino O S:Kk | 電子機器用放熱器とその製造法 |
| JP2011129796A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Fujitsu Ltd | 放熱装置 |
| US8077476B2 (en) | 2007-09-12 | 2011-12-13 | Denso Corporation | Electronic device mounting structure |
| JP2013207199A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Keihin Corp | 半導体モジュールの固定構造及び半導体制御装置 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP13083494A patent/JPH07321262A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0855943A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Hounetsukino O S:Kk | 電子機器用放熱器とその製造法 |
| US8077476B2 (en) | 2007-09-12 | 2011-12-13 | Denso Corporation | Electronic device mounting structure |
| JP2011129796A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Fujitsu Ltd | 放熱装置 |
| JP2013207199A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Keihin Corp | 半導体モジュールの固定構造及び半導体制御装置 |
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