JPH0636587Y2 - 放熱体 - Google Patents

放熱体

Info

Publication number
JPH0636587Y2
JPH0636587Y2 JP5387090U JP5387090U JPH0636587Y2 JP H0636587 Y2 JPH0636587 Y2 JP H0636587Y2 JP 5387090 U JP5387090 U JP 5387090U JP 5387090 U JP5387090 U JP 5387090U JP H0636587 Y2 JPH0636587 Y2 JP H0636587Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
base
radiator
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5387090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0430743U (ja
Inventor
孝三 進藤
Original Assignee
株式会社進藤製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社進藤製作所 filed Critical 株式会社進藤製作所
Priority to JP5387090U priority Critical patent/JPH0636587Y2/ja
Publication of JPH0430743U publication Critical patent/JPH0430743U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0636587Y2 publication Critical patent/JPH0636587Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、プリント基板上に取り付けられてトランジ
スタの放熱を促進する放熱体に関する。
《従来の技術》 テレビジョン等の電子機器においては、機内に実装され
たトランジスタの発熱を防止するため、トランジスタの
放熱を促進する放熱体を備えている。
第7図に示すものは、従来における上記放熱体の一例で
あるが、放熱体30はアルミニウム製で、トランジスタが
取り付けられる肉厚のベース部31と、ベース部31上に立
設して設けられた薄肉平板状の複数フィン32より構成さ
れ、同図においてベース部31の裏面側に取り付けられた
トランジスタ(図示せず)の発熱をベース部31と一体的
に設けられた複数のフィン32を介して放熱するようにし
ている。
《発明が解決しようとする課題》 ところで、第7図に示す如く放熱体30を得るには、まず
押し出し成形により放熱体30と同一の断面形状を有する
長尺状の放熱体材料40を成形し(第8図参照)、この放
熱体材料40をX方向で輪切りすることにより第7図に示
す如く放熱体30を得ていた。
このため、長尺状の放熱体材料40を成形するための大型
の押し出し装置を必要とするとともに、さらに輪切り工
程が必要となり、放熱体30の製造コストが割高になると
いう不具合があった。
また、輪切り後も手作業等により輪切り面のバリ取りが
必要なので、これもコスト高の原因になっていた。
さらに、放熱体30はプリント基板上にトランジスタとと
もに取り付けられるが、従来の放熱体30は、放熱体材料
40を輪切りすることによって得ているので、プリント基
板上への取付面30Aがフラットで、この取付面30Aがプリ
ント基板上に直接接触された状態で取り付けられるの
で、プリント基板上の放熱体取付流体は少なくともプリ
ント配線が不可能となり、プリント基板上における配線
の高実装化の妨げになるという不具合もあった。
また、放熱体30をプリント基板上に取り付ける場合、第
7図に示す如く、プリント基板上に固定するためのピン
33を別途用意し、このピン33を放熱体30の取付面30Aに
設けられた穴34に差し込むことによってピン付きの放熱
体30を得、このピン33をプリント基板中に差し込むとと
もに、基板を貫通したピン33をハンダリングすることに
よって放熱体30をプリント基板上に取り付けているの
で、別途ピン33を用意しなければならないとともに、さ
らにこのピン33を放熱体30の穴34に差しこまなければな
らないという不具合があった。
この考案は、上記の如き従来の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、低コストに製作でき、
しかもプリント基板上の高実装化を妨げず、かつ簡単に
基板上に取り付けることができる放熱体を提供すること
にある。
《課題を解決するための手段》 この考案は、上記目的を達成するために、プリント基板
上に取り付けられてトランジスタの放熱を促進する放熱
体において、 トランジスタが取り付けられる取付面を有するととも
に、プリント基板側の取付面には、プリント基板と接触
状態となる凸部と、プリント基板と非接触状態となる凹
部を有するベースと、 上記ベースに取り付けられるとともにプリント基板中に
差し込まれるピンを有する第1のフィンと、 上記ベースに取り付けられるとともにプリント基板とは
非接触状態とされる第2のフィンと、 を有することを特徴とする。
《作用》 この考案では、放熱体を構成するベースとフィンを別部
材として、両者を組み付けることによって放熱体を得る
ので、従来に比して小型の装置で放熱体を得ることがで
きる。
また、ベースのプリント基板との接触面には凹凸を設
け、またフィンの一部(第2のフィン)はプリント基板
と非接触状態とされるので、プリント基板と放熱体間に
空間部分が形成され、プリント基板上の放熱体取付領域
にもプリント配線が可能となる。
《実施例の説明》 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る放熱体20の斜視図である。
同図に示す如く、放熱体20は略正方形状で肉厚のアルミ
ニウム板よりなるベース1と、このベース1の両側部分
に取り付けられた一対の第1のフィン2と、ベース1の
中央部分に取り付けられた一対の第2のフィン3より構
成されている。
そして、第1のフィン2および第2のフィン3は、とも
に断面がコの字状に曲げられた薄肉の鉄板よりなるとと
もに、両側部に設けられた第1のフィン2にはピン2bが
2個ずつ、フィン本体2aと一体的に設けられている。
一方、第2図は第1図の平面図で、第3図は第2図のII
I−III線断面図であるが、ベース1の中央部分にはタッ
プ穴6が貫通してネジ切りされ、またベース1の一側端
面であってピン2b形成側は、第2図に示す如く、凹凸が
設けられ、プリント基板上に固定された場合、凸部がプ
リント基板に直接接触し、凹部8はプリント基板との間
にわずかな隙間部分19(第6図参照)を有するよう構成
されている。
また、第4図は第1図のA方向矢視図であるが、第1の
フィン2のピン2bの両側部分におけるピン本体2aの端面
には段差が設けられ、プリント基板に取り付けられた場
合、第4図において端面9の高さとベース1の凸部7の
高さは同一とされるとともに、ベース側の端面10の高さ
がベース1の凹部8の高さと等しくなるよう構成され、
放熱体20をプリント基板上に固定した場合、第1のフィ
ン2は端面9のみがプリント基板と接触するよう構成さ
れている。
また、第2のフィン3は、第3図に示す如く、ベース側
の端面11の高さがベース1の凹部9の高さと同一とされ
るともとに、端面11に連設して設けられたベース側から
離れた部分の端面12は、ベース1の凹部8よりさらに高
い位置に設定されるように切り欠かれ、プリント基板上
に固定された場合、第2のフィン3はプリント基板と完
全に非接触とされるよう構成されている。
一方、この実施例では、第1のフィン2および第2のフ
ィン3はベース1に対してカシメ加工によって取り付け
られており、第2図に示す如く、各フィンには長手方向
に沿って一対のカシメ部分13が形成されている。
すなわち、第5図は第2図のV−V線断面図であるが、
ベース1の14部分に図示しないカシメ用のパンチが圧入
されることにより、パンチ圧入直下のベース材がフィン
のカシメ用穴21から突出し、この突出したベース材がカ
シメ部分13を形成することにより、各フィンをベース1
に取り付けている。
以上が本実施例に係る放熱体20の構成であるが、次にそ
の作用を説明する。
第6図は本実施例に係る放熱体20の使用状態を示す斜視
図であるが、放熱体20の第1のフィン2の4本のピン2b
がプリント基板15中に差し込まれ、ピン2bのうち基板15
を突き出た部分をハンダリングすることにより、放熱体
20はプリント基板15に固定されている。
そして、この放熱体20のベース1の裏面側にビス16等を
介してトランジスタ17が取り付けられ、トランジスタ17
の放熱を促進している。なお、18はトランジスタ17の端
子である。
ところで、この場合、ベース1および第1のフィン2お
よび第2のフィン3のプリント基板側に当接する端面に
は凹凸が設けられ、ベース1の凸部7および第1のフィ
ン2の端面9のみがプリント基板15に接触されて、残余
の部分はプリント基板15と非接触とされるので、放熱体
20のプリント基板15との接触面積が大幅に少なくなり、
プリント基板15のうち放熱体20との非接触領域にはプリ
ント配線の実装が可能となる。
このため、従来に比してプリント基板15の表面をスペー
ス的に有効に利用することができ、プリント基板の高実
装化を実現することができる。
一方、本実施例に係る放熱体20は、ベース1と4つフィ
ンを別部品とし、ベース1に4つのフィンを取り付ける
ことによりでき上がっているので、例えば順送型金型装
置を利用して、金型内に異なる2方向からベース用成形
材料およびフィン用成形材料を供給することにより、1
つの金型内でそれぞれベースおよびフィンを成形し、さ
らに両者を、例えばカシメ加工等によって取り付けるこ
とによって放熱体20を得ることができるので、従来の如
く長尺の放熱体材料を成形するための大きな押し出し装
置を必要とせず、低コストに放熱体20を得ることができ
ることになる。
なお、順送型の金型装置を利用して、1つの金型内に2
方向から2種の成形材料を供給し、これら成形材料を基
に放熱体等の所望の成形品を得る装置としては、本出願
人が提案したプレス金型装置があるので、詳しくはそれ
らの文献を参照されたい(平成2年5月23日出願)。
また、本実施例では、ベース1に4つのフィンをカシメ
加工で取り付けることによって放熱体20を得ているの
で、従来の如く長尺の放熱体材料を輪切りにしたり、輪
切りの後のバリ取り作業の作業を省くことができ、作業
性が向上する。
また、本実施例においては、放熱体20をプリント基板に
固定するためのピンは第1のフィン2に一体的に設けら
れているので、従来の如く、ピンを別途用意したり、放
熱体の穴に差し込む等の煩わしさがない。
一方、本出願人は本実施例に係る放熱体20と、従来の放
熱体30との放熱効果の差異について鋭意実験したとこ
ろ、本実施例に係る放熱体20の方が従来の放熱体30より
放熱効果に優れるという効果を見い出した。
これは、本実施例の場合、薄肉の鉄板をコの字状に曲げ
て各フィンを成形しているので、従来に比してフィンの
表面積が大きくなり、これによって放熱効果が高くなっ
ているものと思われる。
なお、本実施例においては、ベースをアルミニウム、フ
ィンを鉄で構成したが、ベースを鉄、フィンをアルミニ
ウムで構成することもできるし、ベースとフィンをとも
に鉄またはアルミニウムで構成することもできる。
また、本実施例ではカシメ加工によってベースとフィン
を取り付けたが、その他バーリング加工によって両者を
組み付けてもよいし、ベースとフィンがともに鉄の場
合、スポット溶接で両者を組み付けてもよい。
《考案の効果》 以上説明したように、この考案では、トランジスタが取
り付けられる取付面を有するとともに、プリント基板側
への取付面には、プリント基板と接触状態となる凸部
と、プリント基板と非接触状態となる凹部を有するベー
スと、上記ベースに取り付けられるとともにプリント基
板中に差し込まれるピンを有する第1のフィンと、上記
ベースに取り付けられるとともにプリント基板とは非接
触状態とされる第2のフィンとを有するよう構成したの
で、小部品の組み付けで放熱体を得ることができ、従来
に比して小型の装置で放熱体を得ることができるので、
低コストに放熱体を得ることができることになる。
また、放熱体をプリント基板上に取り付けた場合、ベー
スの凸部と第1のフィンの端面のみがプリント基板上に
接触状態とされるので、放熱体とプリント基板との接触
面積が大幅に少なくなり、従来に比してプリント基板の
表面をスペース的に有効に利用することができ、プリン
ト基板の高実装化を実現することができる等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る放熱体の斜視図、第2図は第1図
の平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図
は第1図のA方向矢視図、第5図は第2図のV−V線断
面図、第6図は本考案に係る放熱体の使用状態説明図、
第7図および第8図は従来例における放熱体の説明図で
ある。 1……ベース 2……第1のフィン 2b……ピン 3……第2のフィン 7……凸部 8……凹部 15……プリント基板 17……トランジスタ 19……わずかな隙間部分 20……放熱体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板上に取り付けられてトランジ
    スタの放熱を促進する放熱体において、 トランジスタが取り付けられる取付面を有するととも
    に、プリント基板側への取付面には、プリント基板と接
    触状態となる凸部と、プリント基板と非接触状態となる
    凹部を有するベースと、 上記ベースに取り付けられるとともにプリント基板中に
    差し込まれるピンを有する第1のフィンと、 上記ベースに取り付けられるとともにプリント基板とは
    非接触状態とされる第2のフィンと、 を有することを特徴とする放熱体。
JP5387090U 1990-05-23 1990-05-23 放熱体 Expired - Lifetime JPH0636587Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5387090U JPH0636587Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 放熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5387090U JPH0636587Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 放熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0430743U JPH0430743U (ja) 1992-03-12
JPH0636587Y2 true JPH0636587Y2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=31575430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5387090U Expired - Lifetime JPH0636587Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 放熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0636587Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6148968B2 (ja) * 2013-02-26 2017-06-14 昭和電工株式会社 Led照明用放熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0430743U (ja) 1992-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5983995A (en) Radiator
US20020043359A1 (en) Heat sink for electronic parts and manufacture thereof
JPH0636587Y2 (ja) 放熱体
JPH1117080A (ja) 放熱器
JPH037956Y2 (ja)
CN100364079C (zh) 散热器及其制造方法
JPS6123349A (ja) 放熱器
JP3019251B2 (ja) 放熱器及びその製造方法
JP3843873B2 (ja) ヒートシンク及びヒートシンク製造方法
JPH08181259A (ja) ピンフィンヒートシンクの製造方法
JP3127096B2 (ja) 放熱ヒートシンク
JPH0311914Y2 (ja)
JP2001308231A (ja) 電子部品の放熱器およびその製造方法
JPH0134354Y2 (ja)
JPS6120776Y2 (ja)
JPS633199Y2 (ja)
JPH0325415Y2 (ja)
JPH0450989Y2 (ja)
JP2571595Y2 (ja) 回路基板に実装された電気部品のための放熱構造
JPH0534153Y2 (ja)
JPS608476Y2 (ja) 電気回路部品
JP2536823Y2 (ja) 放熱板固定具
JP4272762B2 (ja) 放熱板
JPH0729873U (ja) 電子部品の放熱構造
JP3520628B2 (ja) ヒートシンクフィンの取付方法