JPH08181259A - ピンフィンヒートシンクの製造方法 - Google Patents

ピンフィンヒートシンクの製造方法

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JPH08181259A
JPH08181259A JP33548994A JP33548994A JPH08181259A JP H08181259 A JPH08181259 A JP H08181259A JP 33548994 A JP33548994 A JP 33548994A JP 33548994 A JP33548994 A JP 33548994A JP H08181259 A JPH08181259 A JP H08181259A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 性能的に優れているピンフィンヒートシンク
を安価に、しかも性能を落とすことなく製造することが
できる製造方法を提供する。 【構成】 ベース1を、複数個の凹溝2、2、…を有す
るように押出し成形する。一方、ピンフィンユニット1
0を、両側部に基部11、11を有するように型材を押
出し成形し、2倍のピッチで打ち抜いてピンフィンの一
部を形成し、次いで1ピッチ分だけ素材を移動して再び
打ち抜いて基部11に直角なピンフィン13、13、…
を形成する。そうして基部と基部との中央部でピンフィ
ン13、13、…を切断して2個のピンフィンユニット
10、10を得る。ベース1の凹溝2、2、…にピンフ
ィンユニット10の棒状の基部11を挿入し、そしてベ
ース1をカシメてピンフィンユニット10を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベースと複数個のピン
フィンユニットとからなるピンフィンヒートシンクの製
造方法に関し、さらに詳しく云えばピンフィンユニット
が棒状の基部と該棒状の基部と一体的に形成されている
複数個のピンフィンとから構成され、そしてベースに半
導体素子、集積回路等の発熱部品が取り付けられるよう
になっているピンフィンヒートシンクの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、電力機器等に使用されている
電子部品、半導体素子等は、作動中に発熱するので、適
宜冷却する必要がある。このような半導体素子等用の放
熱器は、例えば実公昭62ー33333号に記載されて
いるように、半導体素子等が取り付けられる基板と、こ
の基板にロウ付けにより一体的に取り付けられている放
熱用のプレート状のフィンとから構成されている。とこ
ろで、半導体素子等は、高集積化、大容量化の傾向にあ
り、それにともない発熱量も大きくなっているので、放
熱量の大きい放熱器が望まれている。この要望を満たす
ためには、プレートフィンよりも容積の割に放熱面積の
広いピンフィンの方が適している。このピンフィン式放
熱器すなわちピンフィンヒートシンクは、基本的には発
熱部品が取り付けられる板状のベースと、ピンフィンユ
ニットとから構成されている。ピンフィンユニットは、
所定長さの棒状の基部と、この基部と一体的に形成され
ている複数本のピンフィンとから構成されている。そし
てピンフィンユニットは、その基部がベースにブレージ
ングすることにより一体化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のピンフィンヒー
トシンクは、ベースとピンフィンユニットとがブレージ
ングにより一体化されているので、接触熱抵抗は小さく
放熱器として使用する上では問題はすくない。しかしな
がら、ベースとピンフィンユニットとがブレージングに
より一体化されているので、製造コストが高くなる欠点
がある。また、ピンフィンユニットのピンフィンの一辺
は、1mm程度、ピンフィンとピンフィンとの間のピッ
チは2mm程度が放熱性能上最も望ましいと言われてい
るが、このような細かいピンフィンは、製作方法の如何
によっては製作時にソリ、ネジレ等の変形を起こすこと
がある。変形を起こすと、通風抵抗等が変化し所期の放
熱性能が得れないことになる。変形を起こさないように
製作しようとすると、予期しないようなコスト高になる
恐れがある。したがって、本発明は、性能的に優れてい
るピンフィンヒートシンクを安価に、しかも性能を落と
すことなく製造することができるピンフィンヒートシン
クの製造方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的をピ
ンフィンユニットの形状あるいはベースまたはピンフィ
ンユニットとベースの両方の形状を工夫して機械的なカ
シメにより一体化することにより達成しようとするもの
である。また、ピンフィンユニットの製造に際しては、
複数回に分けてプレスで打ち抜くことにより達成され
る。すなわち本発明は上記目的を達成するために、ベー
スと複数個のピンフィンユニットとを備え、前記ピンフ
ィンユニットが棒状の基部と該棒状の基部と一体的に形
成されている複数個のピンフィンとから構成され、前記
ベースと複数個のピンフィンユニットとが一体化され、
前記ベースに半導体素子、集積回路等の発熱部品が取り
付けられるようになっているピンフィンヒートシンクを
製造するに当たり、前記ベースを、所定間隔の複数個の
凹溝を有するように形成し、これらの凹溝に前記ピンフ
ィンユニットの棒状の基部を挿入し、そして前記ベース
をカシメて前記ベースとピンフィンユニットとを一体化
するように構成される。また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載のベースの凹溝を、断面形状が半周を越え
た円弧状に成形すると共に、ピンフィンユニットの棒状
の基部の断面が略円形になっているピンフィンユニット
を適用するように構成される。請求項3記載の発明は、
ベースと複数個のピンフィンユニットとを備え、前記ピ
ンフィンユニットが棒状の基部と該棒状の基部と一体的
に形成されている複数個のピンフィンとから構成され、
前記ベースと複数個のピンフィンユニットとが一体化さ
れ、前記ベースに半導体素子、集積回路等の発熱部品が
取り付けられるようになっているピンフィンヒートシン
クを製造するに当たり、前記ベースを、一対の立上片か
らなる所定間隔の複数個の凹溝を有するように形成し、
これらの凹溝に、前記ピンフィンユニットの棒状の基部
を挿入し、そして前記立上片を互いに内側にカシメて前
記ベースとピンフィンユニットとを一体化するように構
成される。請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいず
れかの項に記載のピンフィンユニットに、棒状の基部に
空洞部、凹溝等の押潰部を有するピンフィンユニットを
適用するように、そして請求項5記載の発明は請求項1
〜4のいずれかの項に記載のピンフィンユニットを、両
側部に肉厚の基部を有し、これらの基部と基部との間が
ピンフィン形成部になるような型材を準備し、該型材の
ピンフィン形成部に2倍のピッチで打ち抜いてピンフィ
ンの一部を形成し、次いで1ピッチ分だけ移動して再び
打ち抜いて基部に直角なピンフィンを形成し、そうして
基部と基部との中間部でピンフィンを切断してピンフィ
ンユニットを得るように構成される。
【0005】
【実施例】以下、本発明の第1実施例から説明する。例
えばアルミニウムまたはその合金から図1の(イ)に示
されているような形状の型材を押し出しにより成形す
る。この型材は、所定幅を有し、幅方向に所定の間隔を
おいて平行な複数個の凹溝2、2、…が成形されてい
る。この型材を所定長さLに切断してベース1を形成す
る。このベース1に、後述するように複数個のピンフィ
ンユニットが機械的なカシメにより固定され、またトラ
ンジスタ等の発熱部品が適宜取り付けられる。
【0006】ピンフィンユニット10は、図5に関して
後述するように押出成形と、プレス切断により成形する
が、成形されたピンフィンユニット10が図1の(ハ)
に示されている。すなわちピンフィンユニット10は、
所定長さL’の棒状の基部11と、この棒状の基部11
と一体的に形成されている複数個のピンフィン13、1
3、…とから構成されている。基部11の肉厚は、ピン
フィン13、13、…の肉厚より厚く、大きさはベース
1の凹溝2、2、…に挿入できる大きさに選定されてい
る。
【0007】製造に当たって、ピンフィンユニット1
0、10、…の基部11をベース1の凹溝2、2、…に
治具等を用いてピンフィン13、13、…がベース1の
表面に垂直になるように挿入する。挿入が終わった状態
は、図1の(ロ)に示されている。次いで、押圧部3
1、31、…を備えたプレス30を使用してカシメる。
押圧部31、31、…は櫛の歯状をしていて、ピンフィ
ンユニット10、10、…の数より1個多い。そこで、
ピンフィン13、13、…の基部11、11、…の両側
に押圧部31、31、…を挿入する。そして図1の
(ニ)に示されているように押圧部31、31、…をベ
ース1に押し付ける。そうすると、ベース1の凹溝2、
2、…は一度にカシメられてベース1にピンフィン1
3、13、…の基部11、11、…が固着される。プレ
ス30を抜くと、図1の(ホ)に示されているようなピ
ンフィンヒートシンクHが得られる。
【0008】発熱部品をベース1の裏側、ピンフィンユ
ニット10、10、…が取り付けられていない余白部分
等に取り付け、従来周知のようにして使用する。本実施
例によると、ベース1とピンフィンユニット10、1
0、…は、カシメにより一体化するので、ブレージング
により一体化する従来の製造法に比較して安価に製作す
ることができる。また、ベース1とピンフィンユニット
10、10、…は、凹溝2、2、…をカシメることによ
り一体化されているので、さらには基部11、11、…
の断面は、本実施例においても略円形になって熱伝導面
積が広く、また略円形になっているので角形に比較して
隙間がないように圧着されるので、カシメ部分の接触熱
抵抗は小さく、ベース1の熱はピンフィン13、13、
…に効果的に伝導され、そして放熱される。なお、上記
実施例では1個のピンフィンヒートシンクHを製造する
例について説明したが、ベース1とピンフィンユニット
10、10、…とを上記のようにしてカシメにより一体
化した後に、ベース1を適宜切断して所定長さのピンフ
ィンヒートシンクを製造することができることは明らか
である。
【0009】図2に、カシメ部分の強度が向上すると共
に、接触熱抵抗もさらに小さくなる本発明の第2実施例
の製造法が示されている。第1実施例と同様な部材には
同じ参照符号あるいは同じ参照符号にアルファベットの
aを添えて重複説明はしないが、第2実施例において
は、ベース1aを、断面が略円形を呈すると共に上方の
一部が開口した円形溝2a、2a、…を有するように押
出し成形する。すなわち、円形溝2a、2a、…の開口
部近傍には、円形溝2a、2a、…の開口部を塞ぐよう
な形ではみ出しているオーバーハング部4、4を有する
ように成形する。そしてピンフィン13、13、…の基
部11a、11a、…も、円形溝2a、2a、…の形状
に合わせて断面が略円形になるように成形する。本実施
例によると、ベース1の円形溝2a、2a、…はオーバ
ーハング部4、4を有するので、これらの円形溝2a、
2a、…にピンフィンユニット10a、10a、…の基
部11a、11a、…を長手方向から挿入する。そして
第1実施例と同様にしてプレス30によりカシメる。
【0010】第2実施例によると、オーバーハング部
4、4をカシメるような形になるので、図2の(ロ)に
示されているように、ピイフィンユニット10a、10
a、…の基部11a、11a、…の全周面に円形溝2
a、2a、…の内周面が隙間無く圧着される。したがっ
て、カシメ部分の強度はブレージング接合に劣らず大き
く、また接合面積も広く接触熱抵抗の小さいピンフィン
ヒートシンクが得られる。
【0011】図3に本発明の第3実施例の製造方法が示
されている。本実施例においても第1、2実施例と同様
な部材には同じ参照符号あるいは同じ参照符号にアルフ
ァベットのbを添えて重複説明はしないが、前述した第
2実施例と比較すると、ピンフィンユニット10b、1
0b、…を成形するときに、基部11b、11b、…に
カシメる時に潰れる空洞14を成形する。したがって、
円形溝2a、2a、…にピンフィンユニット10b、1
0b、…の基部11b、11b、…を長手方向から挿入
し、そしてプレス30によりカシメると、図3の(ロ)
に示されているように、基部11b、11b、…は潰れ
る。基部11b、11b、…が潰れるので、カシメ部分
がなじみ易く密着度はさらに高まり、接触熱抵抗は小さ
くなる。
【0012】図4には、凹溝2c、2c、…が異なる本
発明の第4実施例が示されている。第4実施例の説明お
いても、同様な部材には同じ参照符号あるいは同じ参照
符号にアルファベットのcを添えて重複説明はしない。
本実施例によると、ベース1cを成形するとき、一対の
立上片10、10により凹溝2c、2c、…が形成され
るように押出し成形する。また、プレス30cには、押
圧部31c、31c、…が下方に向かってテーパ状に広
がっているものを使用する。製造に当たってはピンフィ
ンユニット10b、10b、…の基部11b、11b、
…を凹溝2c、2c、…に挿入し、そしてプレス30c
によりカシメると、一対の立上片10、10は、プレス
30の押圧部31c、31c、…により互いに内側に曲
げられ、図4の(ロ)に示されているように、カシメら
れる。このとき基部11b、11b、…は、第3実施例
と同様に潰れる。本実施例によると、一対の立上片1
0、10をカシメるので、比較的容易にカシメることが
できる。また、基部11b、11b、…を上方から凹溝
2c、2c、…に挿入でき、挿入組立が容易になる効果
も得られる。
【0013】本発明は、上記実施例に限定されることな
く色々な形で実施できる。例えば、上記実施例の説明で
はベース1、1a、1cは押出成形により成形される旨
説明したが、板材から切削加工により形成できることは
明らかである。また本発明の第3実施例では、ピンフィ
ンユニット10bの基部11bにはカシメ時に潰される
空洞14が形成されているが、空洞14に代えて潰れ易
い他の形状、例えば下側に開口した凹溝でも同様に実施
できる。さらには図4に示されている第4実施例では基
部11b、11b、…に空洞14が成形されているが、
空洞14が無くても、図2に示した第2実施例と同様に
実施できることも明らかである。
【0014】次に、ピンフィンユニット10、10aの
製造例について説明する。図5の(イ)に示されている
ように、アルミニウムまたはその合金から、両側に断面
円形の基部11、11を有し、基部11と基部11の間
が板状のピン形成部12となった型材Kを押出しにより
成形する。このとき、ピン形成部12の厚みは、ピンフ
ィン13、13、…の1辺の厚みになるように、また幅
Wはピンフィン13、13、…の高さの2倍になるよう
に成形する。さらには、第2、3実施例のピンフィンユ
ニット10bを成形するときは基部11、11に空洞1
4、14を同時に成形する。上記のように成形した型材
Kを所定長さL’に切断して素材を得る。そして素材の
ピン形成部12をプレスにより打ち抜く。ピンフィン1
3、13、…は、前述したように1辺が1mm程度と細
く、またピッチも2mm程度で小さいので単に打ち抜く
と、ソリ、捻れ等の変形が生じる。そこで、2回に分け
て打ち抜く。すなわち、1回目は図5の(ロ)に実線で
示されているように、2倍のピッチPで基部11、11
に直角に打ち抜く。次いで1ピッチP分だけ素材あるい
はプレスを移動して点線部分を打ち抜く。これにより図
5の(ハ)に示されているような、素材に所定ピッチP
のピンフィン13’、13’、…が形成される。次いで
中央部で縦方向に2分して、図5の(ニ)に示されてい
るように片方に基部11を有する2個のピンフィンユニ
ット10、10を得る。
【0015】なお、上記実施例では、型材Kを所定長さ
L’に切断してからピンフィン13’、13’、…を形
成しているが、ピンフィン13’、13’、…を形成し
てから長さL’に切断し、そして中央部で縦方向に2分
して製造することもできる。また、上記実施例では型材
Kを押出しにより成形する旨説明したが、他の加工法例
えば切削加工、プレス加工等により得ることもできる。
これらの加工法によるとき、基部11、11に押潰部を
形成するときは空洞14に代えて凹溝を加工することは
勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ベース
を、所定間隔の複数個の凹溝を有するように形成し、こ
れらの凹溝にピンフィンユニットの棒状の基部を挿入
し、そしてベースを機械的にカシメて、ベースとピンフ
ィンユニットとを一体化するので、従来のブレージング
により一体化する製造方法に比較して、安価にピンフィ
ンヒートシンクを製造することができるという、本発明
特有の効果が得られる。請求項2記載の発明の発明によ
ると、ベースの凹溝を、断面形状が半周を越えた円弧状
に成形すると共に、ピンフィンユニットの棒状の基部の
断面が略円形になっているピンフィンユニットを適用す
るので、ピイフィンユニットの基部の全周面に円形溝の
内周面が隙間無く圧着される。したがって、上記効果に
加えてカシメ部分の強度はさらに大きく、また接合面積
も広く接触熱抵抗の小さいピンフィンヒートシンクが得
られる。請求項3記載の発明によると、ベースを、一対
の立上片からなる所定間隔の複数個の凹溝を有するよう
に形成し、これらの凹溝に、ピンフィンユニットの棒状
の基部を挿入し、そして立上片を互いに内側にカシメて
ベースとピンフィンユニットとを一体化するので、比較
的容易にカシメることができる効果が付加される。請求
項4記載の発明によると、棒状の基部に空洞部、凹溝等
の押潰部を有するピンフィンユニットを適用するので、
カシメるときに基部は潰れる。基部が潰れるので、カシ
メ部分の密着度はさらに高まり、接触熱抵抗が小さくな
る効果が得られる。そして請求項5記載の発明による
と、ピンフィンユニットを製造するとき、型材を2回に
分けて打ち抜くので、さらには基部と基部で保持された
状態で打ち抜くので、ピンフィンにソリ、捻れ等の変形
が生じるようなことがなく、高品質のピンフィンユニッ
トを製造するができる。また、打ち抜きにより製造する
ので、低コストでピンフィンユニットを得ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による製造順序を示す図
で、その(イ)はベースの斜視図、(ロ)はベースにピ
ンフィンユニットを装着した状態を示す斜視図、(ハ)
はピンフィンユニットの斜視図、(ニ)はカシメる前の
状態を示す断面図、そして(ホ)は製造されたピンフィ
ンヒートシンクの斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例の製造過程の一部を示す図
で、その(イ)はカシメる前の状態を示す断面図、そし
て(ロ)はカシメた後の断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の製造過程の一部を示す図
で、その(イ)はカシメる前の状態を示す断面図、そし
て(ロ)はカシメた後の断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の製造過程の一部を示す図
で、その(イ)はカシメる前の状態を示す断面図、そし
て(ロ)はカシメた後の断面図である。
【図5】本発明の実施例によるピンフィンユニットの製
造順序を示す図で、その(イ)は押出しにより成形した
型材を示す斜視図、(ロ)は1回目のプレスにより打ち
抜いた素材の斜視図、(ハ)は2回目のプレスにより打
ち抜いた素材の斜視図、そして(ニ)は素材を切断分離
して得た2個のピンフィンユニットを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、1a、1c ベース 2、2c 凹溝 2a 円形溝 10 ピンフィンユニット 11、11a、11b 基部 13 ピンフィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと複数個のピンフィンユニットと
    を備え、前記ピンフィンユニットが棒状の基部と該棒状
    の基部と一体的に形成されている複数個のピンフィンと
    から構成され、前記ベースと複数個のピンフィンユニッ
    トとが一体化され、前記ベースに半導体素子、集積回路
    等の発熱部品が取り付けられるようになっているピンフ
    ィンヒートシンクを製造するに当たり、 前記ベースを、所定間隔の複数個の凹溝を有するように
    形成し、これらの凹溝に前記ピンフィンユニットの棒状
    の基部を挿入し、そして前記ベースをカシメて前記ベー
    スとピンフィンユニットとを一体化することを特徴とす
    るピンフィンヒートシンクの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベースの凹溝を、断面形
    状が半周を越えた円弧状に成形すると共に、ピンフィン
    ユニットの棒状の基部の断面が略円形になっているピン
    フィンユニットを適用するピンフィンヒートシンクの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 ベースと複数個のピンフィンユニットと
    を備え、前記ピンフィンユニットが棒状の基部と該棒状
    の基部と一体的に形成されている複数個のピンフィンと
    から構成され、前記ベースと複数個のピンフィンユニッ
    トとが一体化され、前記ベースに半導体素子、集積回路
    等の発熱部品が取り付けられるようになっているピンフ
    ィンヒートシンクを製造するに当たり、 前記ベースを、一対の立上片からなる所定間隔の複数個
    の凹溝を有するように形成し、これらの凹溝に、前記ピ
    ンフィンユニットの棒状の基部を挿入し、そして前記立
    上片を互いに内側にカシメて前記ベースとピンフィンユ
    ニットとを一体化することを特徴とするピンフィンヒー
    トシンクの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載のピ
    ンフィンユニットに、棒状の基部に空洞部、凹溝部等の
    押潰部を有するピンフィンユニットを適用するピンフィ
    ンヒートシンクの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のピ
    ンフィンユニットを、両側部に肉厚の基部を有し、これ
    らの基部と基部との間がピンフィン形成部になるような
    型材を準備し、該型材のピンフィン形成部に2倍のピッ
    チで打ち抜いてピンフィンの一部を形成し、次いで1ピ
    ッチ分だけ移動して再び打ち抜いて基部に直角なピンフ
    ィンを形成し、そうして基部と基部との中間部でピンフ
    ィンを切断してピンフィンユニットを得る、ピンフィン
    ヒートシンクの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010105508A (ko) * 2000-05-12 2001-11-29 윤형균 히트싱크 및 그 제조방법
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JP2021506587A (ja) * 2017-12-13 2021-02-22 フォイト パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングVOITH PATENT GmbH スクリーン製作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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