JPH09223259A - 公金処理装置 - Google Patents
公金処理装置Info
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- JPH09223259A JPH09223259A JP898796A JP898796A JPH09223259A JP H09223259 A JPH09223259 A JP H09223259A JP 898796 A JP898796 A JP 898796A JP 898796 A JP898796 A JP 898796A JP H09223259 A JPH09223259 A JP H09223259A
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Abstract
子帳票を含む総合的な税金、公共料金等の媒体処理が迅
速、かつ効率的にできるようにし、部品点数を少なくし
て装置の小型化を図り、安価な装置を実現する。 【解決手段】OCR部7と、印字部9と、スタンプ部1
0と、媒体の幅寄せを行う幅寄せ部を同一プレート上に
搭載し、このプレートを媒体の搬送方向と直行する方向
に移動可能にしたムーブユニット14を設けた。また、
媒体の搬送ルートの切り換えを行う挿入部3と、リジェ
クト部4と、媒体のターンページを行うターンページ部
15と、納付書を分類して収納可能なカセット部12
と、カセット部12への媒体スタックを行うスタッカ部
11と、媒体反転機構等を設けると共に、媒体反転機
構、カッタ部5等の機構をターンページ機構と共用化し
た。
Description
(以下「公金」と記す)の支払いに使用する各種伝票
(帳票類)を自動的に扱うことにより、公金の支払い処
理を自動的に行う公金処理装置に関する。特に本発明
は、前記伝票として単票だけでなく、税金等のホチキス
で綴じた冊子帳票、郵便振替規格の4連帳票(電気料
金、ガス料金等の支払い帳票)など、各種の帳票類を扱
うことができるようにしたものである(ホチキスで綴じ
た媒体は従来の装置では扱うことができなかったが、本
願発明ではこのような媒体でも扱える)。
する。なお、以下の説明では、公金(税金、公共料金)
の支払いに使用する単票、冊子帳票等の各種伝票類を
「媒体」と記す。
料等の公共料金、及び各種税金等の受入れを自動的に行
う自動取引装置が知られていた(例えば、特開昭57−
134765号公報参照)。この自動取引装置は、装置
に挿入された公金の払込票に記録された金額及び日付な
どを直接自動的に読み取り、この場で入金あるいは口座
振替による払込みができ、公金の自動受入れが可能にな
るものである。
払込票に対して領収印などの印字を行ってそれを利用者
へ返却する。この場合、現金自動預出金機に対応させた
払込票を新しく案出している。そして、通常用いられて
いる公金払込票の代わりに、前記案出した払込票を用意
し、この払込票を機械が直接光学的に読み取ることによ
り、その場で現金の受け入れ及び領収書の発行を自動的
に行う。
1とは別に、自動取引装置を利用して単票による公共料
金の支払いを自動的に行う公金処理装置が知られてい
た。以下、この公金処理装置について説明する。
ッタ13を有する挿入口2が設けてあり、この挿入口2
から媒体を挿入するように構成されている。また、公金
処理装置の内部には、媒体の挿入、返却処理を行う挿入
部3と、取り忘れ媒体(領収書)のリジェクトを行うリ
ジェクト部4と、媒体の領収書と納付書の切り離しを行
うカッタ部5と、媒体の幅寄せ・斜行修正等の整列処理
を行う整列部6と、媒体に情報を印字する印字部9と、
媒体のOCRデータの読み取りを行うOCR部7と、媒
体に領収印を押印するスタンプ部(図示省略)と、納付
書を収納するカセット部12等が設けてある。そして、
挿入部3にはスタックゲート31、リジェクトゲート3
2等が設けてあり、前記整列部6には媒体の整列を行う
ための羽根車等が設けてある。
記媒体は挿入部3により装置内部へ挿入される。その後
前記媒体は搬送機構により搬送路上を搬送される。そし
て、整列部6では羽根車等を使用して媒体の幅寄せ等の
整列処理を行う。前記のようにして整列処理が行われた
媒体は、OCR部7で媒体上のOCRデータの読み取り
を行い、印字部9で領収印の日付及び延滞金の金額等の
印字を行い、スタンプ部で所定の位置に領収印を押印す
る。
(顧客に返却する分)と納付書(銀行等の控えとなるも
の)とに、切り離され納付書はカセット部12へスタッ
クされ、領収書は挿入口2から顧客に返却される。
媒体処理装置(公金処理装置、及び公金支払い以外の媒
体処理装置)が使用されていた。以下、これらの媒体処
理装置の各機構について詳細に説明する。
9、スタンプ部、整列部6等が設けてあるが、これらの
機能の異なる部分については、それぞれの動作は独立し
ている。このため、任意の位置へ移動が必要な場合に
は、個別にアクチュエータが必要である。従って、装置
のコストアップ、及び装置の大型化の原因になってい
る。
構の説明 従来、媒体の幅寄せ・斜行修正を行う機構は、羽根車を
使用した機構(例えば、従来例2参照)や、媒体の端面
をアクチュエータで押す機構等が使用されていた。しか
し、前記羽根車を使用した機構では力が弱く、特に冊子
等の厚い媒体では十分な幅寄せ・斜行修正はできなかっ
た。また、前記媒体の端面をアクチュエータで押す機構
では、媒体が薄い場合、押し過ぎると媒体を傷付けてし
まう欠点があった。
送用のローラを退避する機構が使用されていた。前記装
置ではローラを退避する場合、マグネットにより複数の
ローラを同時に移動させることでローラの退避を行って
いた。
り大きな力を発生することはできず退避させるローラの
数は限られていた。また、マグネットだけでは数種の退
避ポジションを持たせることはできなかった。
・・・図48参照 図48は従来のスタンプ押印機構説明図であり、A図は
例1、B図は例2である。以下、図48に基づいて従来
のスタンプ押印機構(その1)を説明する。A図に示し
た例1は、駆動ローラ28とテンションローラ29によ
り媒体20を挟んで搬送路上を搬送し、押印位置で媒体
20を停止し押印する。この場合、媒体20の下側には
搬送パネル24が設けてあり、この搬送パネル24と媒
体20との間にはテンションローラ29の高さhだけ空
隙が存在する。
ローラ29の高さ分だけ媒体20が浮くので、押印する
際にはスタンプ26を図示矢印方向に押すことにより、
テンションローラ29を下げて搬送パネル24上へ媒体
20を落とす必要がある。このため押印動作が不安定に
なり、鮮明な印影も得られない。
らないように、スタンプ26の下側に固定のスタンプ台
27を設けた例である。この例では、媒体20の厚みに
よって押印時のマグネットのストロークを変化させる必
要があり、その制御が複雑になる。また、搬送路が狭く
なり媒体20のジャム等が発生し易くなる。
が設けてあり、このスタンプ押印機構により媒体に領収
印を押印している。ところが、スタンプをかすれないよ
うに押印するには、印面を媒体に対して垂直にする必要
がある。そこで、印面のかすれ防止として、スタンプホ
ルダ側に自由度を作って対応していたが、媒体に段差等
があり、斜めになっている場合など、ホルダ側だけでは
吸収しきれず、印のかすれが発生していた。
(例えば、前記従来例2の印字部9参照)は、多数のピ
ン22を備えた印字ヘッド(インパクトドットプリンタ
の印字ヘッド)21により媒体20に印字する機構であ
る。
(直交座標)を設定したとすると、印字方向は媒体20
の搬送方向(X軸方向)と同じ(図の12345・・・
の方向に印字)で、印字ヘッド21の移動方向は、媒体
20の搬送方向と直交する方向(Y軸方向)に設定して
ある。
方向(X軸方向)と直行する方向(Y軸方向)に移動さ
せなくてはならないので、新たに印字ヘッド21を媒体
20の搬送方向と直行する方向に移動させるためのモー
タが必要であり、なおかつ、印字ヘッド21を往復移動
させる必要があるので、印字時間が長くなってしまう。
明 印字部(例えば、従来例2参照)には、印字用のインク
リボンが使用されているが、このインクリボンは使用済
みになった場合交換する必要がある。インクリボンを交
換するには、キャリアを持ち上げて交換し、その後キャ
リアを所定位置にセットする必要がある。この場合キャ
リアのセット忘れを検知するためのセンサ機構が備えて
あるが、キャリアの自動復帰はできなかった。このため
手作業でキャリアをセットしなければならず手間がかか
っていた。
構の説明 従来の印字部(例えば、従来例2参照)付近には、板バ
ネ、レバー等により媒体搬送路の端部に設けた搬送ガイ
ドの繋ぎ部で、媒体搬送の補助をする媒体搬送補助機構
が設けてある。しかしこの媒体搬送補助機構は、媒体搬
送路上に大きな穴が開く場合、その穴を塞ぐために複雑
な構造となり装置が大型化していた。
ート機構の説明 例えば、前記従来例2の公金処理装置には、挿入口2に
シャッタ13が設けてあり、挿入部3にはゲート(スタ
ックゲート31、リジェクトゲート32)が設けてあ
る。これらのシャッタ13、スタックゲート31、リジ
ェクトゲート32はそれぞれ別々のマグネットにより駆
動されていた。従って、部品点数が多くなりコストアッ
プの原因ともなっていた。また、部品点数が多いので装
置の小型化が困難である。
ンページ機構が使用されていた。このターンページ機構
は冊子媒体(例えば、金融機関で扱う取引通帳)のター
ンページ動作を行うが、捲り上げられたページはフリー
の状態になっており(ローラ等により保持されていな
い)、この状態で他の処理、例えば媒体カット処理等を
行うことはできなかった。
体反転処理専用の機構を他の機構とは別に設置してい
た。このため装置が大型化していた。
なわち冊子媒体の中ページに何らかの媒体処理(印字
等)を行う場合、処理ページの表面に対してしか出来
ず、媒体カットなどの処理は不可能とされていた。媒体
のカットが必要な場合は、予め人手により媒体をカット
してから装置に挿入して処理を行っていた。
機構にカセットが使用されていた。前記カセットには、
媒体を収納するための入り口が常に開いているものと、
入口を開閉するものとがある。入り口が常に開いている
ものは、持ち運びの際、媒体が飛び出して落ちる可能性
がある。また、入り口を開閉するものは、カセットを装
置にセットする時に、マニュアル操作で開いてセットす
る必要があり操作が面倒である。
部分にシャッタ機構が設けてあるが、このシャッタ機構
に対し、シャッタを開閉する機構と、装置の運用中にカ
セットが引き抜かれないようにするカセット引き抜き防
止機構とが別々の機構として設けた装置も開発されてい
た。
明 前記カセットへ媒体を収納するスタック機構として、搬
送路が1ルートの場合と、複数ルートの場合が知られて
いた。前記搬送路が1ルートの場合はカセットへの収納
も1ルートであるから、カセットの収納を分類すること
ができない。また、搬送路が複数ルートある場合は、搬
送路が分類したい数だけ必要となり、装置の小型化には
不向きである。
があるカセットと、仕切りがないカセットが知られてい
た。しかし、仕切りがないカセットを使用した場合は、
異種の媒体を収納してもバラバラに収納されてしまう。
また、仕切りがあるカセットでも各収納スペースは不変
であるため、媒体の収納枚数に制限ができ、効率的な媒
体のスタックはできない。
のにおいては、次のような課題があった。 §1:従来例1の課題 従来例1では、新たに案出した払込票(現金自動預出金
機に対応させた払込票)を使用して公金の処理を行って
いる。従って、一般に使用されている多種多用な支払い
伝票(帳票等)はそのまま使用できない。特に、通常の
公金支払いに使用される冊子帳票や、税金等の支払いに
使用されるホチキスで綴じた冊子帳票は扱うことができ
なかった。
列部等の機能の異なる部分については、それぞれの動作
は独立している。このため、任意の位置へ移動が必要な
場合には、個別にアクチュエータが必要である。従っ
て、コストアップ、及び装置の大型化の原因になってい
た。
のみ使用可能であり、通常の公金支払いに使用される冊
子帳票や、税金等の支払いに使用されるホチキスで綴じ
た冊子帳票は扱うことができなかった。前記のような冊
子通帳を使用する場合は、予め処理するページを切り離
した状態で装置に挿入する必要があり、操作が面倒であ
った。
る部分については、それぞれの動作は独立している。こ
のため、任意の位置へ移動が必要な場合には、個別にア
クチュエータが必要である。従って、装置のコストアッ
プ、及び装置の大型化の原因になっていた。
構について 媒体の幅寄せ・斜行修正を行う機構に羽根車を使用した
場合は力が弱く、十分な幅寄せ・斜行修正はできなかっ
た。また、媒体の端面をアクチュエータで押す機構で
は、媒体が薄いと押し過ぎて媒体を傷付けてしまう欠点
があった。
備えた装置では、ローラを退避する場合、マグネットに
より複数のローラを同時に移動させることでローラの退
避を行っていた。従って、マグネットの大きさの制約等
により大きな力を発生することはできず退避させるロー
ラの数は限られていた。また、マグネットだけでは数種
の退避ポジションを持たせることはできなかった。
1) 従来のスタンプ押印機構では、搬送パネルからテンショ
ンローラの高さ分だけ媒体が浮くので、押印する際には
スタンプを押すことにより、テンションローラを下げて
搬送パネル上へ媒体を落とす必要がある。このため押印
動作が不安定になり、鮮明な印影も得られなかった。
下側に固定のスタンプ台を設けた装置では、媒体の厚み
によって押印時のマグネットのストロークを変化させる
必要があり、その制御が複雑になる。また、搬送路が狭
くなり媒体のジャム等が発生し易くなっていた。
2) スタンプ押印機構により媒体に領収印を押印する場合、
スタンプをかすれないように押印するには、印面を媒体
に対して垂直にする必要がある。そこで、印面のかすれ
防止として、スタンプホルダ側に自由度を作って対応し
ていた装置が知られていたが、この装置では媒体に段差
等があり、斜めになっている場合など、ホルダ側だけで
は吸収しきれず、印のかすれが発生していた。
で、印字ヘッドの移動方向を媒体の搬送方向と直交する
方向に設定している。従って、印字ヘッドを媒体の搬送
方向と直行する方向に移動させなくてはならないので、
新たに印字ヘッドを媒体の搬送方向と直行する方向に移
動させるためのモータが必要であり、なおかつ、印字ヘ
ッドを往復移動させる必要があるので、印字時間が長く
なってしまう欠点があった。
いて 従来の印字部に設けたインクリボン交換機構は、インク
リボンを交換する場合、キャリアを持ち上げて交換し、
その後キャリアを所定位置にセットする必要がある。こ
の場合キャリアのセット忘れを検知するためのセンサ機
構が備えてあるが、キャリアの自動復帰はできなかっ
た。このため手作業でキャリアをセツトしなければなら
ず手間がかかっていた。
構について 従来の印字部付近には、板バネ、レバー等により媒体搬
送路の端部に設けた搬送ガイドの繋ぎ部で、媒体搬送の
補助をする媒体搬送補助機構が設けてある。しかしこの
媒体搬送補助機構は、媒体搬送路上に大きな穴が開く場
合、その穴を塞ぐために複雑な構造となり装置が大型化
していた。
ート機構について 従来、挿入口にシャッタを設け、挿入部にはゲート(ス
タックゲート、リジェクトゲート)を設けた装置が知ら
れていた。この装置では、シャッタ、及びゲートはそれ
ぞれ別々のマグネットにより駆動されていた。従って、
部品点数が多くなりコストアップの原因ともなってい
た。また、部品点数が多いので装置の小型化が困難であ
った。
を行うが、捲り上げられたページはフリーの状態になっ
ており(ローラ等により保持されていない)、この状態
で他の処理、例えば媒体カット処理等を行うことはでき
なかった。
体反転処理専用の機構を他の機構とは別に設置してお
り、装置の小型化が困難であった。
なわち冊子媒体の中ページに何らかの媒体処理(媒体カ
ット等)を行う場合、処理ページの表面に対してしか出
来ず、媒体カットなどの処理は不可能であった。なお、
媒体のカットが必要な場合は、予め人手により媒体をカ
ットしてから装置に挿入して処理を行っていたので手間
と時間がかかっていた。
に開いているものと、開閉するものとがある。入り口が
常に開いているものは、持ち運びの際、媒体が飛び出し
て落ちる可能性がある。また、入り口を開閉するもの
は、カセットを装置にセットする時に、マニュアル操作
で開いてセットする必要があり操作が面倒であった。
部分にシャッタ機構が設けてあるが、このシャッタ機構
に対し、シャッタを開閉する機構と、装置の運用中にカ
セットが引き抜かれないようにするカセット引き抜き防
止機構とが別々の機構として設けた装置も開発されてい
た。しかし、このような装置では機構部品が多くなり、
装置の小型化、コストダウンは困難であった。
いて カセットへの媒体スタック機構として、搬送路が1ルー
トの場合はカセットへの収納も1ルートであるから、カ
セットの収納を分類することができない。また、搬送路
が複数ルートある場合は、搬送路が分類したい数だけ必
要となり、装置の小型化には不向きであった。
ないカセットを使用した場合は、異種の媒体を収納して
もバラバラに収納されてしまう。また、仕切りがあるカ
セットでも各収納スペースは不変であるため、媒体の収
納枚数に制限ができ、効率的な媒体のスタックはできな
かった。
し、単票に限らず、冊子帳票を含む総合的な税金、公共
料金等の媒体処理が迅速、かつ効率的に処理できるよう
にすることを目的とする。また、本発明は、部品点数を
少なくして装置の小型化を図り、安価な装置を実現する
ことを目的とする。
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :媒体上のOCRデータを読み取るOCR部7と、
媒体に情報を印字する印字部9と、媒体に領収印を押印
するスタンプ部10と、媒体搬送方向と直行する方向に
媒体を移動させて媒体の幅寄せを行う幅寄せ部を備えた
公金処理装置において、前記OCR部7、印字部9、ス
タンプ部10、幅寄せ部を同一プレート上に搭載し、こ
のプレートを媒体の搬送方向と直行する方向に移動可能
にしたムーブユニット14を備えた。
幅寄せ部は、先端部を媒体搬送路上まで突き出し可能な
幅寄せ・斜行修正用爪と、前記幅寄せ・斜行修正用爪を
駆動する駆動機構を有し、前記駆動機構により幅寄せ・
斜行修正用爪の先端部を媒体搬送路上へ突き出し、搬送
ローラを退避させることで媒体搬送路上の媒体を自由に
移動可能なフリー状態とし、ムーブユニット14の移動
により前記幅寄せ・斜行修正用爪の先端部で媒体の端面
を押して、固定した突き当て面側へ移動させることによ
り、媒体の幅寄せ及び斜行修正を可能にした媒体幅寄せ
・斜行修正機構を備えた。
媒体幅寄せ・斜行修正機構の幅寄せ・斜行修正用爪の先
端部には、幅寄せ・斜行修正用爪の先端部と一定の間隔
を開けて板バネを取り付け、媒体の幅寄せ・斜行修正を
行う場合は、前記板バネが媒体の端面に当接するように
した。
ムーブユニット14は、媒体搬送用の複数の駆動ローラ
及びテンションローラからなるローラ群を動作目的別に
別々のフレームに装着してユニット化し、前記各ユニッ
ト毎にカムの回転により前記フレームを上下移動させる
ことで前記ローラ群のローラギャップを変化させ、通常
媒体搬送ポジションとローラ退避ポジション間の切り換
えを可能にしたローラ退避機構を備えている。
スタンプ部10は、スタンプホルダと、スタンプホルダ
に設けられ、切り換え及び着脱可能な2種類の印面を持
つ第1、第2スタンプと、前記第1、第2スタンプの
内、押印位置に切り換えられたスタンプの印面をスタン
プ台と平行に保持させるための平行リンク機構と、前記
第1、第2スタンプとスタンプホルダ間にそれぞれ挿入
したバネを備えると共に、前記スタンプ台をバネを介し
て固定したスタンプ押印機構を備えている。
スタンプ部10は、ムーブユニット14の移動に伴って
スタンプ部10全体を媒体搬送方向と直行する方向に移
動させ、固定面に取り付けられたレバーにスタンプホル
ダに設けた印面ストッパを当て、スタンプホルダの支点
を中心に回転させることにより、前記2種類の印面の切
り換えを行う印面切り換え機構を備えている。
スタンプ部10の印面切り換え機構は、バネによるトグ
ル機構を備え、2種類の印面を切り換えた際、前記トグ
ル機構により各々の印面を保持可能にした。
スタンプ部10は、第1、第2スタンプの内、押印位置
に切り換えられたスタンプの印面下部の一部を覆うよう
に、移動可能な搬送補助ガイドを備え、前記搬送補助ガ
イドをスタンプの押印動作に連動して退避位置へ退避可
能な機構とすることにより、媒体のジャムを防止した。
印字部9は、媒体搬送方向と平行に1行しか印字できな
い印字ヘッドを備え、前記印字ヘッドによる印字方向を
媒体搬送方向と一致させた。
印字部9は、インクリボンを装着した状態で印字を行
い、キャリアを持ち上げた状態でインクリボンの交換が
可能な印字機構とし、前記印字機構に把手兼キャリアロ
ック部材を有し、前記把手兼キャリアロック部材を持っ
てキャリアが持ち上げられた場合、前記把手兼キャリア
ロック部材が、固定部材に取り付けられたフックに引っ
掛かることで、キャリアが持ち上がったままの状態で固
定されるインクリボン交換機構を備えている。
インクリボン交換機構は、インクリボン及びキャリアが
正しくセットされたか否かを検知するインクリボン/キ
ャリアセット検知用センサを備え、前記キャリアを持ち
上げたままセットし忘れた場合、その状態を前記インク
リボン/キャリアセット検知用センサが検知し、前記イ
ンクリボン/キャリアセット検知用センサの検知信号に
基づいてムーブユニットを移動させ、前記把手兼キャリ
アロック部材とフックのロック状態を自動的に解除する
ことで、キャリアを印字可能な状態に復旧可能にした。
ムーブユニット14は、媒体搬送路の端部位置で、か
つ、前記プレートを媒体搬送方向と直交する方向へ移動
させた際、前記プレートの端部が突き当たる位置に設け
た突き当てガイドと、前記プレートの移動に連動して突
き当てガイドを退避位置へ退避させる突き当てガイド退
避機構とを備え、前記突き当てガイドは、通常状態では
搬送路の穴を塞ぐことで媒体のジャムを防止し、退避状
態では媒体搬送路から遠ざかる方向の退避位置へ退避で
きるようにした。
媒体の挿入口2と、媒体の挿入/返却ルート及び媒体の
退避/リジェクトルートからなる2つのルート切り換え
を行う挿入部3を備えると共に、前記挿入口2にはシャ
ッタ60を備え、挿入部3には前記ルート切り換えを行
うためのゲート及び前記ゲートの駆動機構を備え、前記
ゲートとシャッタ60を一体化した。
媒体のページを捲るターンページ部を備え、前記ターン
ページ部15は、それぞれ独立して正逆回転可能なペー
ジ捲り用の複数のローラと、前記各ローラの駆動機構を
有し、かつ前記複数のローラにより捲り上げられた捲り
ページ用の媒体搬送ルートを有するターンページ機構を
備えている。
ターンページ機構は、正逆両ターンページの捲りページ
用の媒体搬送ルートを共通化した。 (16):前記(14)の公金処理装置において、ターンページ
機構は、捲り上げられたページ用の搬送ルートへの捲り
ページの受け渡しに、前記ローラの回転に伴って回転す
るベルトの歯を使用した。
ターンページ部15に、媒体の表裏反転を行う媒体反転
機構を備え、前記媒体反転機構は、それぞれ独立して正
逆回転可能な複数のローラと、前記各ローラの駆動機構
と、媒体反転動作時の媒体搬送ルートの切り換え及び媒
体のガイドを行う反転動作用搬送ガイドと、前記複数の
ローラにより搬送された反転ページ用の媒体搬送ルート
を備えると共に、前記ローラ、ローラの駆動機構、及び
反転ページ用の媒体搬送ルートを、前記ターンページ部
の機構と共用化した。
媒体の納付書と領収書を切り離すためのカッタ部5を備
え、カッタ部5は、それぞれ独立して正逆回転可能な複
数のローラと、前記各ローラの駆動機構と、前記ローラ
により搬送されたカットページ用の媒体搬送ルートと、
前記カットページ用の搬送ルートに沿って設けたロータ
リカッタ機構と、前記複数のローラの内、前記搬送ルー
トの片側のローラを前記カットページ用の媒体搬送ルー
トから遠ざかる方向の退避位置へ退避させるローラ退避
機構を有する媒体カット機構を備え、前記ローラ、各ロ
ーラの駆動機構、及びカットページ用の媒体搬送ルート
を前記ターンページ部の機構と共用化した。
媒体カット機構のローラ退避機構により、前記カットペ
ージ用の媒体搬送ルートの片側のローラを退避位置へ退
避させることで、冊子媒体の中間ページ根元部のカット
位置を前記ロータリカッタ機構の位置まで移動可能にし
た。
媒体カット機構は、冊子媒体の中間ページ根元にあるカ
ット位置をロータリカッタ機構の位置まで移動させ、前
記カット位置からカットする際、既に捲られているペー
ジや前処理によりカットされたページ等から、カット対
象ページを引き離すための爪機構を備えている。
ロータリカッタ機構は、媒体をカットするための回転刃
を備えると共に、前記回転刃の一部に平面部を備え、媒
体搬送方向に応じて前記回転刃の回転位置を変化させ、
前記平面部を媒体搬送のガイドとして使用するようにし
た。
媒体を収納するためのカセットを装填/取り外し自在に
設けたカセット部12を備えると共に、カセット部12
のカセットには、その一側面側であって媒体を収納する
際の入り口となるところに設けた複数のシャッタと、前
記シャッタを開閉させるための移動可能なシャッタ駆動
板と、前記シャッタ駆動板を常時復帰位置へ復帰させて
おくことで常時シャッタを閉状態に維持するためのバネ
を含むシャッタ機構を備え、カセット部12の装置側に
は、マグネットと、前記マグネットにより駆動され、マ
グネットの非励磁状態では前記シャッタ駆動板と反対方
向へ復帰し、マグネットの励磁状態ではシャッタ駆動板
方向へ移動してシャッタ駆動板を復帰位置と反対方向へ
押下することでシャッタを開状態に駆動するシャフトを
含むシャッタ駆動機構を備えている。
カセット部12の装置側には、カセットとシャッタ駆動
機構との間に位置するフレームの一部であって、シャフ
トの移動する部分に孔を設け、前記マグネットの励磁に
よりシャフトがシャッタ駆動板を押下した場合、前記シ
ャフトが前記孔を貫通し、更にシャッタ機構内部まで入
り込む機構とすることで、前記シャッタ機構に、装置運
用時におけるカセット引き抜き防止用のロック機構を兼
用させた。
カセット部12の装置側には、前記シャッタの開状態で
カセットに媒体を収納した際、シャッタ上に媒体が残留
しているか否かを検出するためのセンサを設けると共
に、前記センサによりシャッタ上の残留媒体が検出され
た際、前記マグネットを断続的に励磁し前記シャッタの
開閉動作を繰り返して行わせることで、シャッタ上の残
留媒体をカセット内へ押し込む制御を行うシャッタ機構
制御部を備えている。
カセットへ媒体をスタックするスタッカ部11を備え、
スタッカ部11は前記カセットへ媒体を受け渡すための
スタッカユニットと、前記スタッカユニットを前記シャ
ッタを設けたカセットの一側面側に沿って上下移動させ
るスタッカユニット駆動機構からなる媒体スタック機構
を設け、前記スタッカユニットの上下移動により媒体を
カセットにスタック可能にした。
媒体スタック機構により、スタッカユニットを上下移動
させることで、カセットの任意の場所から任意の段へ媒
体を収納可能にした。
カセット内に、媒体を仕切る複数のプレートをそれぞれ
上下動可能に設け、前記スタッカユニットを上下移動さ
せることで、各プレートの間隔を自由に設定するプレー
ト駆動機構を設け、カセットの任意の位置から任意の枚
数の媒体を前記プレート上に収納可能にした。
スタッカ部に、媒体のスタックルートと、一時退避ルー
トを設け、前記スタッカユニットを上下移動させること
により、前記2つのルートの切り換えを可能にした。
を、図1に基づいて説明する。 (ア) :前記構成(1) の作用 ムーブユニット14のプレートを媒体搬送方向(X方
向)と直交する方向(Y方向)に移動させると、前記プ
レート上に搭載されたOCR部7、印字部9、スタンプ
部10、幅寄せ部は同時に同じ方向へ移動する。この場
合、媒体の搬送量(X方向の移動量)とプレートの移動
量(Y方向の移動量)を任意に変えることにより、媒体
の全ての位置(X−Y座標位置)に対し、印字、領収印
の押印、OCRデータの読み取り、媒体幅寄せ・斜行修
正を媒体搬送用モータと、プレート移動用モータの駆動
だけで行うことができる。
の大きさに関係なく、任意の媒体に対して印字、領収印
の押印、OCRデータの読み取り等の処理を迅速に行う
ことができる。
動すると、前記幅寄せ・斜行修正用爪の先端部は媒体搬
送路上へ突き出し、搬送ローラを退避させることで媒体
をフリー状態にする。その後、ムーブユニット14を媒
体搬送方向と直交する方向へ移動させると、幅寄せ部は
固定した突き当て面側に移動する。この時、幅寄せ・斜
行修正用爪の先端部で媒体の端面を押して媒体を突き当
て面側へ移動させる。これによって、各種の幅や厚みの
媒体を確実に、幅寄せ、或いは斜行修正することができ
る。
斜行修正用爪の先端部に取り付けた板バネが媒体の端面
に当接する。このため、媒体を押し過ぎた場合でも前記
バネにより吸収できるので媒体を傷つけることがない。
及びテンションローラからなるローラ群を動作目的別に
別々のフレームに装着してユニット化している。このた
め、前記ユニット毎にカムの回転によりフレームを上下
移動させると、そのユニットのみローラ群のローラギャ
ップを変化させることができる。
に移動させるとそのユニットのローラがローラ退避ポジ
ションに退避する。従って、処理に必要なローラ群のみ
を通常媒体搬送ポジションにしておき、必要のないロー
ラをローラ退避ポジションへ退避させることにより、多
様な媒体の取り扱いが可能になる。
平行リンク機構により印面がスタンプ台と平行に保持さ
れる。この時、第1、第2スタンプとスタンプホルダ間
に挿入したバネにより、スタンプホルダ側に自由度を持
たせることができる。また、スタンプ台にもバネを設け
てあるので、印面を媒体の傾きに倣わせることで、印面
のカスレを防止できる。
それに伴ってスタンプ部10全体が媒体搬送方向と直行
する方向に移動する。前記移動により固定面に取り付け
られたレバーに印面ストッパが当たると、スタンプホル
ダはその支点を中心に回転しいずれか1つの印面がスタ
ンプ台と平行になる。このような動作により2種類の印
面の切り換えを行う。従って、簡単な機構により2種類
の印面を任意に切り換えて使用することができる。
ル機構を備えているので、前記のように印面切り換えを
行うと、切り換えられた印面は前記トグル機構により保
持される。従って、簡単な機構により常に確実な押印を
行うことができる。
りスタンプの印面をスタンプ台方向(下方向)へ押し下
げると、その動作に連動して搬送補助ガイドが退避位置
へ退避する。そして、押印終了によりスタンプを上方向
へ移動させて元の位置へ戻すと、この動作に連動して搬
送補助ガイドもスタンプの印面下部の一部を覆う位置に
復帰する。
退避位置へ退避するが、それ以外の時はスタンプの印面
下部の一部を覆う位置に復帰しているので、媒体搬送時
に媒体のジャムを防止することができる。
方向を一致させているので、印字ヘッドを移動させずに
媒体のみ移動させれば、媒体の搬送動作に伴って媒体上
に印字を行う。このようにすれば、印字ヘッドを移動さ
せる機構も必要なくなり、短時間で効率的に印字を行う
ことができる。
アロック部材を持ってキャリアが持ち上げ印字部9を移
動させると、その移動動作により把手兼キャリアロック
部材が、固定部材に取り付けられたフックに引っ掛か
り、キャリアが持ち上がったままの状態で固定される。
従って、印字部9に設けたインクリボンの交換が容易で
ある。
上げたままセットし忘れても、その状態をインクリボン
/キャリアセット検知用センサが検知し、前記インクリ
ボン/キャリアセット検知用センサの検知信号に基づい
てムーブユニットを移動させることにより、前記把手兼
キャリアロック部材とフックのロック状態を自動的に解
除する。従って、キャリアを印字可能な状態に自動復旧
可能であり手間がかからない。
ド等が搬送ガイドと離れている場合は、突き当てガイド
が搬送路の穴を塞いでいる。このため前記穴による媒体
のジャムを防止できる。ところが、印字及びOCR読み
取りが媒体端面付近であって、印字ヘッド等が搬送ガイ
ド上にある時は、突き当てガイドが邪魔になるので退避
させる。
体搬送方向と直交する方向に移動させると、突き当てガ
イド退避機構により突き当てガイドが回転しながら下方
向へ逃げるように移動して退避位置へ退避する。このよ
うにすれば、突き当てガイドが邪魔にならず、媒体端面
の印字及びOCR読み取りが行える。また、突き当てガ
イドは前記のように回転しながら下方向へ逃げるように
移動して退避位置へ退避されるので、印字部9やOCR
部7が広範囲に移動できると共に、装置の小型化が可能
である。
一体化されたシャッタ60も同時に駆動される。このた
め1つの駆動機構でゲートとシャッタの駆動ができ機構
部品を削減することができる。また、ゲートとシャッタ
が一体化されたので機構が簡単になり、媒体の挿入/返
却ルート及び媒体の退避/リジェクトルートからなる2
つのルート切り換えが1つの駆動機構により確実に行え
る。
う場合、ローラ駆動機構によりページ捲り用の複数のロ
ーラをそれぞれ独立して正逆回転させる。この動作によ
りページ捲りを行うが、この場合、捲り上げられた捲り
ページ用の媒体搬送ルートにより、捲り上げられたペー
ジを搬送し、その状態を維持する。
ことができる。また、通常のメインの媒体搬送で行って
いた媒体カット等の媒体処理を捲り上げられたページに
対して確実に行うことが可能になる。
りページ用の媒体搬送ルートを共通化している。このた
め、ローラ駆動機構によりページ捲り用の複数のローラ
をそれぞれ独立して正逆回転させることにより、正逆両
ターンページ動作を行う。このため、ターンページ機構
が簡単になり、装置の小型化が可能になる。
捲り上げられたページ用の搬送ルートへの捲りページの
受け渡しに、ローラの回転に伴って回転するベルトの歯
を使用して行う。このため、より確実なターンページ動
作が可能になる。
を共用化した媒体反転機構が設けてある。この媒体反転
機構により媒体の表裏反転を行う場合、反転動作用搬送
ガイドを駆動して媒体搬送ルートを切り換え、ローラ駆
動機構により各ローラを独立して回転駆動する。この動
作により媒体の反転動作を行う。このように機構を共用
化することで機構部品を削減し、装置の小型化を実現す
ることが可能になる。
共に、カットページ用の媒体搬送ルートを共用化してい
る。媒体のカット動作を行う場合は、ローラ駆動機構に
より各ローラを回転させ媒体のカットページをカットペ
ージ用媒体搬送ルートへ搬送する。そして、ロータリカ
ッタ機構により媒体のカット位置でカットする。このよ
うにターンページ部15と機構を共用化することによ
り、機構部品の削減が可能であり装置の小型化が可能に
なる。
複数のローラの内、カットページ用の媒体搬送ルートの
片側のローラを退避位置へ退避させる。このようにすれ
ば、冊子媒体の中間ページ根元部のカット位置を前記ロ
ータリカッタ機構の位置まで移動させることが可能にな
る。
媒体の中間ページ根元にあるカット位置をロータリカッ
タ機構の位置まで移動させ、前記カット位置からカット
する際、爪機構により既に捲られているページや前処理
によりカットされたページ等から、カット対象ページを
引き離す動作を行う。この動作により、他のページの巻
き込み等を防止する。
に平面部を備えているので、媒体カット動作を行う時に
は、媒体搬送方向に応じて前記回転刃の回転位置を変化
させ、前記平面部を媒体搬送のガイドとして使用する。
このようにすれば、媒体のジャムを防止し、確実なカッ
ト動作を行うことが可能になる。
収納する時はマグネットを励磁して(オンにして)シャ
フトを駆動することによりシャッタを開く。そして、開
いたシャッタからカセット内部へ媒体を収納する。しか
し、カセットを装置から取り外して運搬したり、或いは
カセットを装置に装填しても媒体の収納を行わない時
は、マグネットを励磁しないでおく。このようにすれば
シャッタは常に閉じたままとなる。
以外は常にシャッタが閉じているから、カセット内部の
媒体が外部へ飛び出すことがなくなる。このため係員等
の作業が簡単、かつ容易になる。
マグネットを励磁すると、シャフトは下降しフレームの
孔を貫通してシャッタ駆動板を押下する。この動作によ
りシャッタ駆動板が下降しシャッタを開く。この時、シ
ャフトは前記孔を貫通し、更にシャッタ機構の内部に入
り込んでいるので、カセットを取り外すことはできなく
なる。
トがシャッタ駆動板を押下した場合、シャッタ駆動機構
がカセット引き抜き防止用のロック機構として働き、装
置運用中におけるカセットの引き抜きを確実に防止す
る。このようにすれば、カセット引き抜き防止用のロッ
ク機構を別に設けなくても済み、装置の小型化、コスト
ダウンを実現することが可能になる。
ネットを励磁してシャフトを下降させシャッタを開く。
この状態でカセットへ媒体を収納するが、媒体の収納時
に媒体がシャッタ上に残留することがある。このように
シャッタ上に媒体が残留すると、センサが前記残留媒体
を検出しシャッタ機構制御部へ前記検出信号を送る。前
記検出信号を受け取ったシャッタ機構制御部はマグネッ
トを断続的に励磁する(オン/オフを繰り返す)。
て行い、このシャッタの開閉動作により前記残留媒体を
カセット内へ押し込む。このようにすれば、残留媒体処
理のための機構や部品を附加することなく、シャッタを
利用して残留媒体を確実にカセットへ押し込むことが可
能になる。
タッカユニットを上下移動させると、媒体はカセット部
12のカセットへスタックされる。このようにすれば、
簡単な機構により容易に媒体をスタックすることができ
る。
ニットを上下移動させることで、カセットの任意の場所
から任意の段へ媒体を収納することができる。従って、
媒体(納付書)の種類毎に別々にスタックできる。
にしてフレキシブル化しており、スタッカユニットを上
下方向に移動させると、各プレートの間隔が自由に変化
する。このようにしてカセット内のプレートを必要とす
る任意の間隔に設定した状態で媒体を収納する。
挟まれた状態となり媒体がカセット内で動くことがなく
なる。このため、カセット内のスペースを有効利用する
ことができる。
時の停止位置を変えると、媒体のスタックルートと一時
退避ルートの切り換えを自動的に行う。従って、媒体処
理が簡単になる。
票に限らず、冊子帳票を含む総合的な公金(税金、公共
料金)の処理が効率的に行える。
に基づいて説明する。 §1:公金処理装置の外観の説明・・・図2参照 図2は実施の形態の装置外観図である。公金処理装置は
自動取引装置に併設するタイプの公金処理装置(又は、
公金処理ユニット:SRU)の例であり、その外観は図
2に示した通りである。図示のように自動取引装置40
に公金処理装置41が併設されており、両装置間をケー
ブルで接続して運用する。なお、公金処理装置41の正
面側には顧客が公金支払い用等の帳票類を挿入するため
の挿入口2が設けてあり、この挿入口2に媒体(公金支
払い用の単票、冊子帳票等)を挿入することで公金の処
理を自動的に行う。
3参照 図3は公金処理装置の構成図であり、A図は全体図、B
図は詳細図である。A図に示したように、公金処理装置
41はインターフェースケーブル(例えば、RS232
C)により自動取引装置40と接続して運用される。そ
して、前記公金処理装置41にはメカユニット42、制
御部43を設けると共に、前記制御部43には、管理パ
ネル部(以下「MOP」と記す)44、ハードディスク
ドライブ(以下「HDD」と記す)45、フレキシブル
ディスクドライブ(以下「FDD」と記す)46等が接
続されている。
成はB図に示した通りである。B図に示したように、公
金処理装置41には、電源部49と、メイン制御部51
と、メカ制御部55と、メカユニット42と、MOP4
4等が設けてある。そして、前記メイン制御部51に
は、インターフェース制御部(以下「IF制御部」52
と、公金処理部53と、メカ主制御部54を設けてあ
る。
(以下「LCD」と記す)56とタッチパネル57が設
けてある(LCD56はタッチパネル57に組み込まれ
ている)。なお、前記メイン制御部51とメカ制御部5
5はA図に示した制御部43を構成するものである。前
記各部の機能等は次の通りである。
(例えば、AC100V)を入力し、装置内の各部(制
御部43、メカユニット42等)に電力を供給するもの
である。
41内の各種制御を行うものである。 (3) :メカ制御部55は、メカ主制御部54からの制御
情報に基づきメカユニット42を構成する各機構部(モ
ータ、マグネット等を含む機構部)の制御を行うもので
ある。
うための各種機構部(後述する)で構成されたユニット
である。 (5) :MOP44は、例えば、液晶表示パネルと入力装
置を備えたものであり、装置の管理等を行うために使用
する。
0に対するインターフェース制御を行うものである。 (7) :公金処理部53は、各種公金処理を行うものであ
る。
42に対する定義体処理、シーケンス制御等のメカ制御
を行うものである。この場合、メカ主制御部54からメ
カ制御部55に対し制御情報を送ることでメカユニット
42の制御を行う。
示するものである。 (10):タッチパネル57は、LCD56の画面上をタッ
チすることでデータの入力を行う入力装置である。
・図4参照 図4はメカユニットの全体構成図である。前記メカユニ
ットは、挿入部3、カッタ部5、リジェクト部4、ター
ンページ部15、ムーブユニット14、スタッカ部1
1、カセット部12等で構成されている。そして、前記
ムーブユニット14には、OCR部7、印字部9、スタ
ンプ部10、幅寄せ部(図示省略)等が設けてある。ま
た、前記挿入部3にはシャッタ60が設けてある。更に
前記各部にはモータ18が設けてある。前記各部の機能
等は次の通りである。
トと、媒体退避(リジェクト)ルートの切り換えを行う
ものである。なお、この挿入部3にはゲート(後述す
る)と一体化されたシャッタ60が設けてあり、このシ
ャッタ60により挿入口2を開閉できるようになってい
る。
客に返却する部分)と納付書(銀行側の控えとなる部分
でありカセット部12に収納される部分)との切り離し
を行うものである。
た領収書を収納したり、或いは極めて長い(例えば、1
80mm以上)媒体を処理中に一時収納したりするもの
である。
ページ捲り、及び4連帳票の2つ折りの展開、帳票の表
裏反転等を行うものである。 (5) :ムーブユニット14は、OCR部7、印字部9、
スタンプ部10、幅寄せ部等を同一プレート上に搭載す
ることで同時移動可能な機構とし、常に媒体の適切な処
理位置で情報の読み取り、印字、スタンプの押印等の処
理ができるようにするものである。
された公金の納付書を分類しながらカセット部に収納
(スタック)するものである。 (7) :カセット部12はカセットを備えており、このカ
セットに媒体から切り離された納付書を分類して収納す
るものである。なお、カセットは単体で着脱、及び持ち
運び自在に構成されており、係員により任意に取り出す
ことができるようになっている。
タの読み取り、及び文字認識処理を行うものである。 (9) :印字部9は、媒体に対して領収印の日付、及び延
滞金の金額等の印字を行うものである。
上の所定位置に領収印を押印するものである。 (11):幅寄せ部は、媒体の幅寄せ、及び斜行修正を行う
ものである。
うものである。媒体が挿入口2から挿入された場合、シ
ャッタ60を閉め、媒体の処理が終了するまでの間、媒
体が挿入口2から外部へ飛び出すことがないようにする
と共に、外部から処理中の媒体が見えないようにしてい
る。
処理概要の説明・・・図5〜図7参照 図5は公金処理装置の動作概要説明図、図6は媒体挿入
方法説明図、図7は媒体処理概要説明図である。以下、
図5〜図7に基づいて公金処理装置の動作概要、及び媒
体処理概要を説明する。
参照 挿入部3に設けたシャッタ60が開いている状態で、顧
客が挿入口2から媒体を挿入すると、前記媒体は挿入部
3が装置内部へ吸引して挿入する。そして媒体が装置内
部へ挿入されるとシャッタ60を閉じ、公金支払い等の
処理を行う。
媒体を所定の処理位置まで搬送し、幅寄せ部8では媒体
の幅寄せ、及び斜行修正を行い、OCR部7では媒体上
のOCR情報の読み取りを行い、カッタ部5では媒体を
領収書と納付書とに分離する。また、印字部9では媒体
上に情報(領収年月日等)を印字し、スタンプ部10で
は領収書に領収印を押印する。更に、スタッカ部11で
は納付書の分類を行い、カセット部12ではスタッカ部
11で分類された納付書を収納する。
子、郵便振替用紙、連票等)により異なった処理を行
う。媒体の種類としては、単票、冊子、郵便振替用紙、
連票等であり、それぞれ次のような順序で処理を行う。
次のようにして挿入する。の挿入方法は、税金等の冊
子による納付書の場合、納付期の頁を開いて挿入する方
法である。の挿入方法は、税金等の冊子による納付書
の場合、納付期の頁をミシン目で切り離して挿入する方
法である。
用紙を二つ折りにして挿入する方法である。の挿入方
法は、その他の用紙の場合、開いた状態で挿入する方法
である。
の順序により処理される。
紙、領収書、各納付期の納付書の順)の処理順序は、媒
体挿入→OCR読み取り→ページ捲り→OCR読み取り
→ページ捲り→領収印押印・返却→領収印押印・収納で
ある。
紙、領収書、各納付期の納付書の順)は、幅寄せ→OC
R読み取り→退避→OCR読み取り→領収書押印・返却
→領収印押印・収納である。
紙(4連、二つ折り挿入)は、幅寄せ→OCR読み取り
→ページ捲り→切断→領収印押印・返却→領収印押印・
収納である。
票媒体(広げて挿入した連票媒体)は、幅寄せ→OCR
読み取り→切断→領収印押印・返却→領収印押印・収納
である。
構の説明・・・図8、図9参照 図8はシャッタ/ゲート機構説明図(その1)であり、
A図は側面図、B図は正面図(A図のP方向から見た
図)である。また、図9はシャッタ/ゲート機構説明図
(その2)であり、A図は側面図、B図は正面図(A図
のP方向から見た図)である。
が設けてあり、このシャッタ/ゲート機構により媒体挿
入/返却ルートと、媒体退避ルート(又は媒体リジェク
トルート)の切り換えを行う。なお、図8は媒体挿入/
返却ルート63が確保された状態であり、図9は媒体退
避ルート(媒体リジェクトルート)64が確保された状
態である。
口2側に設けたシャッタ60と、媒体搬送ルートの切り
換える位置に設けたゲート61と、シャッタ60及びゲ
ート61を駆動するためのシャッタ/ゲート駆動用マグ
ネット62と、前記シャッタ/ゲート駆動用マグネット
62により駆動され、シャッタ60及びゲート61を駆
動するアクチュエータ65等で構成されている。この場
合、シャッタ60とゲート61は同一部材により一体化
されており、シャッタ/ゲート駆動用マグネット62に
より同時に駆動されるものである。
て、シャッタ/ゲート駆動用マグネット62をオン(励
磁状態)にすると、シャッタ/ゲート駆動用マグネット
62の駆動力によりアクチュエータ65が移動し、シャ
ッタ60とゲート61が一緒に下方向(媒体搬送路の下
方向)に移動する。この動作により媒体を挿入する場合
の媒体挿入/返却ルート63が確保される。
保されると、挿入口2から挿入された媒体20は、搬送
機構の駆動ローラ28、テンションローラ29により媒
体挿入/返却ルート63に沿って装置内部へ搬送され
る。また処理後の媒体の一部(領収書)が顧客に返却さ
れる場合もこの媒体挿入/返却ルート63に沿って返却
される。
62をオフ(非励磁状態)にすると、シャッタ/ゲート
駆動用マグネット62の駆動力はなくなり、復帰バネの
復帰力によりアクチュエータ65が復帰位置に戻るた
め、シャッタ60とゲート61が一緒に上方向(媒体搬
送路の上方向)に移動する。この動作により前記媒体挿
入/返却ルート63は閉鎖され、媒体退避ルート64が
確保される。
ると、リジェクト部4へのルートが開くので、処理中の
媒体を一時リジェクト部へ収納することが可能になる。
例えば、長い媒体を処理している時、一度媒体を挿入口
2側へ戻す動作を行うことがあるが、このような場合で
も媒体退避ルート64が確保されていれば、媒体の一部
をリジェクト部4へ収納することができる。またこの
時、シャッタ60が閉じているので、媒体が挿入口2か
ら外部へ排出されたり、或いは外部から見えたりするこ
とを防止できる。
を挿入口2側へ戻す動作を行っても、媒体は挿入口2か
ら外部へ出ることなく、媒体退避ルート64へ搬送さ
れ、媒体処理が終了するまでシャッタ60が閉じている
ため、媒体の誤挿入等を防止することもできる。
に媒体挿入/返却ルート63を確保することにより、媒
体は媒体退避ルート64ではなく、挿入口2へ搬送され
顧客に返却される。前記のようにシャッタ60とゲート
61を一体化し1個のシャッタ/ゲート駆動用マグネッ
ト62のオン/オフ制御により前記2つのルートの切り
換えを行うことができる。このような構成により、部品
点数を削減し、機構部の小型化を達成し、かつコストダ
ウンも可能にする。
図10、図11参照 図10はムーブユニットの平面図、図11はムーブユニ
ットの正面図(図10のM方向から見た図)である。
字部9と、スタンプ部10と、幅寄せ部8とを搭載した
1枚のムーブユニット搭載プレート70と、前記ムーブ
ユニット搭載プレート70の移動をガイドする2本のガ
イドシャフト69と、ムーブユニット搭載プレート70
を駆動するムーブユニット駆動モータ71と、前記ムー
ブユニット駆動モータ71の動力をムーブユニット搭載
プレート70に伝達するための移動ベルト72と、プー
リ73等で構成されている。
ると、媒体搬送方向はX方向である。また、ガイドシャ
フト69はその両端をシャーシーに固定し、ムーブユニ
ット搭載プレート70がガイドシャフト69に沿ってY
軸方向に移動できるように構成されている。
0の一部が移動ベルト72の一部に固定されており、ム
ーブユニット駆動モータ71により移動ベルト72が駆
動されると、この移動ベルト72に固定されたムーブユ
ニット搭載プレート70が図示m−n方向(Y軸方向)
に移動する。
タンプ部10、幅寄せ部8を1枚のムーブユニット搭載
プレート70上に搭載し、前記ムーブユニット搭載プレ
ート70を移動ベルト72に固定し、この移動ベルト7
2をムーブユニット駆動モータ71を回転させて移動さ
せることにより、このムーブユニット搭載プレート70
全体をガイドシャフト69に沿って媒体搬送方向(X方
向)と直行する方向(Y方向)に移動させる。
量)と、ムーブユニット搭載プレート70の移動量(Y
軸方向の移動量)を任意に変えることにより、媒体の全
ての座標上に印字、領収印の押印、OCRデータの読み
取り、媒体幅寄せ・斜行修正を、搬送機構のモータと、
ムーブユニット駆動モータ71だけで可能にした。
4参照 図12は幅寄せ部の説明図(その1)、図13は幅寄せ
部の説明図(その2)、図14は幅寄せ部の説明図(そ
の3)である。
機構が設けてあり、媒体の幅寄せと斜行修正(斜めにな
っている媒体の修正)を行うように構成されている。こ
の媒体幅寄せ・斜行修正機構は、2本の幅寄せ・斜行修
正用爪77と、幅寄せ・斜行修正用マグネット79と、
復旧バネ78等で構成されている。
て、固定部材の突き当て面側の所定距離だけ離れた2か
所に媒体検知センサ83が設けてあり、媒体20の幅寄
せ・斜行修正動作が行われた場合、前記2個の媒体検知
センサ83で移動してきた媒体20を検知できるように
構成されている。更に、幅寄せ・斜行修正用爪77の先
端部(剛体)には所定の隙間を開けて板バネ85が設け
てある。なお、前記板バネ85は媒体の腰の強さよりも
弱いバネを使用する。
オフ(非励磁状態)の場合は、図12に示したように、
復旧バネ78の復旧力によって幅寄せ・斜行修正用爪7
7が両側に開いており、幅寄せ・斜行修正用爪77の先
端部が下パスウェイ81上から離れている。この時、搬
送路上に設けた駆動ローラ28とテンションローラ29
は接しており、前記駆動ローラ28とテンションローラ
29で媒体を挟んで搬送できる状態になっている。
ット79をオン(励磁状態)にすると、図13の状態に
なる。すなわち、幅寄せ・斜行修正用マグネット79を
オンにすると、該幅寄せ・斜行修正用マグネット79は
アーマチュアを吸引し、このアーマチュアにより駆動さ
れる幅寄せ・斜行修正用爪77の先端部を閉じて(図示
矢印方向に回転させて)媒体搬送路上へ突き出す。
体搬送用の複数の駆動ローラ及びテンションローラから
なるローラ群(搬送ローラ群)を動作目的別に別々のフ
レームに装着してユニット化し、各ユニット毎にカムの
回転等により前記フレームを上下移動させることで前記
ローラ群のローラギャップを変化させ、通常媒体搬送ポ
ジションとローラ退避ポジション間の切り換えを可能に
している。そこで、前記のように幅寄せ・斜行修正用爪
77の先端部を閉じた際、前記フレームを移動させるこ
とで搬送ローラ群を退避させ、媒体20をフリー状態
(どの方向にも自由に移動可能な状態)にする。
ネット79をオンにし、搬送ローラ群を退避させること
で媒体20をフリー状態にすると、媒体20の幅寄せ・
斜行修正が可能になる。この場合、図14に示したよう
に、幅寄せ・斜行修正用爪77の先端部には所定の隙間
を開けて媒体20よりも腰の弱い板バネ85が設けてあ
り、その板バネ85の先端部が媒体20の端面側に接す
る位置になる。
た後、ムーブユニット駆動モータ71を回転させてムー
ブユニット搭載プレート70を突き当て面側(図示矢印
方向)へ移動させると、幅寄せ・斜行修正用爪77に設
けた板バネ85で媒体20の端面を押して、固定部材の
突き当て面側に設置した2つの媒体検知センサ83が両
方共オンになるまで、媒体20を突き当て面側に押しつ
ける。この動作により、色々な幅の媒体に対し、媒体の
幅寄せ、及び斜行修正を行うことができる。
先端部に媒体20の腰の強さより弱いバネの板バネ85
を設けて、幅寄せ・斜行修正用爪77との間に隙間を作
ることで、突き当て面に押しつけ過ぎた場合に、板バネ
85により力を吸収できるので、媒体20の損傷を防止
することができる。
体検知センサ83が故障、又は検知できない場合には、
媒体20を突き当て面に押しつけ過ぎてしまうため、
(媒体幅)+(板バネ85で吸収できる長さ)まで移動
しても、媒体検知センサ83がオンにならない場合に
は、幅寄せエラーとする。 §8:スタンプ部の説明・・・図15〜図23参照 図15はスタンプ部の説明図(その1)、図16はスタ
ンプ部の説明図(その2)、図17はスタンプ部の説明
図(その3)、図18はスタンプ部の説明図(その
4)、図19はスタンプ部の説明図(その5)、図20
はスタンプ部の説明図(その6)、図21はスタンプ部
の説明図(その7)、図22はスタンプ部の説明図(そ
の8)、図23はスタンプ部の説明図(その9)であ
る。以下、図15〜図23に基づいてスタンプ部を説明
する。
明・・・図15〜図18参照 スタンプ部10は、図15〜図18に示したスタンプ押
印機構を備え、このスタンプ押印機構により領収書に領
収印を押印するものである。図15において、89、9
2、97、108、109はバネ、90は第1印面、9
1は第2印面、93はスタンプユニット、94はスタン
プ復旧バネ、95は押印チェックセンサ、96は第4リ
ンク、98は第1リンク、99はマグネット、100は
第2リンク、102はスタンプ台、103は第3リン
ク、104は搬送補助ガイド、105はスタンプホル
ダ、106は第1スタンプ、107は第2スタンプを示
す。
第2印面91からなる切り替え可能な2種類の印面(9
0°異なった方向を向いている印面)を持ち、マグネッ
ト99を吸引して印面を媒体20に押しつけて押印する
ように構成されている。
または第2印面91)がスタンプ台102と平衡になる
ように、第1リンク98と第2リンク100を用いてマ
グネット99を吸引した時、印面が平行移動する平行リ
ンク機構を用いている。
ホルダ105間にバネ92を入れ、第2スタンプ107
とスタンプホルダ105間にバネ89を入れ、なおか
つ、スタンプ台102をバネ108を介して固定するこ
とにより、フレキシブル化する。これにより、押印時、
印面を帳票の傾きに倣わせることで、印面のカスレを防
止する。
第1リンク98の板が移動し透過することで押印できた
か否かを確認することができる。 (2) :スタンプ押印動作の説明・・・図15〜図18参
照 マグネット99がオフの場合は吸引動作は行われないの
でスタンプ押印機構は図15に示した状態となってい
る。この場合搬送補助ガイド104は、スタンプ台10
2側に切り換えられた第1印面90の一部を覆う位置ま
で移動している。この位置では、媒体20の搬送に支障
がないようにしている(媒体20が第1印面90に突き
当たることがないようにしている)。
9が励磁されてオンになると吸引動作が行われる。この
動作により前記平行リンク機構が動作し図示矢印方向に
回転する。この動作に伴い、第3リンク103によって
搬送補助ガイド104が印面(この場合は第1印面9
0)から遠ざかる方向に退避する。
ンプ台102の方向に下降することで第1印面90が媒
体20に近づく。そして、図17に示したように、第1
印面90によりスタンプ台102上で媒体20に領収印
が押印される。この時押印チェックセンサ95はオフに
なり媒体20に押印されたことを確認する。その後マグ
ネット99がオフになり、各機構部は図15に示した元
の位置に復帰する。
図15〜図18参照 図15に示したように、第4リンク96は押印動作に連
動しており、第3リンク103はバネ97を介して第4
リンク96に接続されている。このため、図16に示し
たように、第3リンク103の動作により、搬送補助ガ
イド104を水平方向に移動する(退避のための移
動)。この機構により押印前は搬送補助ガイド104が
印面の一部を覆っており、搬送ガイドの役目を果してい
る。
動作を行うと、スタンプホルダ105が下降し、それに
合わせて印面が下降する。この時第3リンク103、及
び第4リンク96が回動し、搬送補助ガイド104を押
印可能な位置まで退避させる。この状態で更にマグネッ
ト99の吸引動作を続けると、例えば、第1印面90に
より媒体20上に押印する。
送補助ガイド104が搬送ガイドの役目を果たし、媒体
20がスタンプ印面に飛び出すのを防止すると共に、媒
体20のジャム発生を防止している。
・図19〜図23参照 前記スタンプユニット93は、ムーブユニット14を構
成するムーブユニット搭載プレート70上に固定されて
おり、媒体20の搬送方向と直行する方向に移動できる
ので、前記2種類の印面切り換えはムーブユニット14
のムーブユニット搭載プレート70を移動させる動作と
連動して行われる。
プユニット93には、第1印面検知センサ113、第2
印面検出センサ114、スタンプホルダ105、スタン
プホルダ105に取り付けられた印面ストッパ115、
印面保持バネ116、印面回転中心(スタンプホルダ1
05の支点)117等が設けてある。また、固定部材1
21には、マグネット119と、前記マグネット119
によって駆動されるレバー120と、前記レバー120
の復帰用のバネ118からなるレバー機構が取り付けて
ある。
9〜図23参照 第1印面90と第2印面91の切り換え動作は次のよう
にして行われる。前記のように、スタンプユニット93
は、ムーブユニット14を構成するムーブユニット搭載
プレート70上に固定されており、媒体20の搬送方向
と直行する方向に移動できるので、前記2種類の印面切
り換えは、ムーブユニット14を移動させる時に、連動
させて切り換える。
ユニット搭載プレート70の移動によりスタンプユニッ
ト93が固定部材121側(図示矢印方向)へ移動す
る。そして、前記ムーブユニット搭載プレート70の移
動開始時に、マグネット119をオンにして吸引動作を
行うと、レバー120の先端部が印面ストッパ115に
突き当たる位置まで下降(ムーブユニット搭載プレート
70側へ移動)する。
進めると、図20に示したように、印面ストッパ115
がレバー120の先端部に突き当たり、前記レバー12
0が印面ストッパ115を押す。この動作により、スタ
ンプホルダ105は印面回転中心(スタンプホルダ10
5の支点)117の回りに回転する。
し、スタンプホルダ105の回転が或る閾値を通り越す
と、図21に示したように、印面保持バネ116を含む
トグル機構によりトグル動作が行われ、スタンプホルダ
105は印面回転中心117の回りに90°回転して停
止する。この状態で第1印面90から第2印面91への
印面切り換えが行われる。
をオフにして吸引を停止させると、バネ118の復旧力
によりレバー120は元の位置に復帰する。しかしこの
状態で、前記トグル機構により印面保持が行われるの
で、印面はそのまま保持される。このようにして第1印
面90から第2印面91への印面切り換えを行う。
理を行い、次に第2印面91から第1印面90へ切り換
える場合は、スタンプユニット93の移動方向を前記と
逆にすれば良い。例えば、図22に示した状態で、スタ
ンプユニット93を更に固定部材121側へ移動させ、
マグネット119をオンにしてレバー120を下降(ム
ーブユニット搭載プレート70側へ移動)させる。
を前記と逆の方向、すなわち、固定部材121から遠ざ
かる方向へ移動させると、印面ストッパ115がレバー
120の先端部に突き当たり、スタンプホルダ105が
回転する。その後トグル機構により印面切り換えが行わ
れる。
えた場合、図23に示したように、バネ116を利用し
たトグル機構により印面保持が行われる。図示のよう
に、印面回転中心117の回りには、バネ保持片122
が設けてあり、このバネ保持片122と支持部材123
との間に印面保持バネ116が設けてある。そして、前
記バネ保持片122、及び印面保持バネ116等により
トグル機構を構成している。
場合、前記トグル機構により印面保持が行われる。例え
ば、図23のA図のように、第1印面90に切り換えら
れた場合、印面保持バネ116は印面回転中心117と
第2印面91との間に位置し、常時図示矢印方向の力
(左回転の力)が働くので、第1印面90で押印できる
ように保持する。
印面91に切り換えられた場合、印面保持バネ116は
印面回転中心117と第1印面90との間に位置し、図
示矢印方向の力(右回転の力)が働くので、第2印面9
1で押印できるように保持する。
心117に対して印面保持バネ116を図23のような
配置にしたシンプルな構成のトグル機構により、図示矢
印方向に常時力が働き、印面保持を行わせている。
ニット搭載プレート70上には印字部9が搭載されてい
る。前記印字部9はドットプリンタを構成しており、印
字を行うための印字ヘッド21を備えている。前記印字
ヘッド21には多数のピン22が設けてあり、これらの
ピン22の出し入れ動作により印字を行う。
向(X軸方向)と平行に1行しか印字しない機構であ
り、印字ヘッド21の向きを図示のようにする。すなわ
ち、媒体20の搬送方向と印字方向(X軸方向)を一致
させる。このようにすれば、印字ヘッド21を移動させ
ないで媒体20を搬送させるだけで印字することができ
る。従って、印字部9を簡単な構成にすることができる
と共に、印字ヘッド21の移動が必要なくなるので印字
時間の短縮が可能になる。
機構の説明・・・図25〜図29参照 図25はインクリボン交換機構説明図(その1)、図2
6はインクリボン交換機構説明図(その2)、図27は
インクリボン交換機構説明図(その3)、図28はイン
クリボン交換機構説明図(その4)、図29はインクリ
ボン交換機構説明図(その5)である。以下、図25〜
図29に基づいてインクリボン交換機構を説明する。
された印字部9はドットプリンタで構成されているた
め、リボンカセットに収納されたインクリボンを使用す
る。このインクリボンは印字ヘッド21と媒体20との
間に挿入され、媒体20上に印字が行われるが、所定の
データが印字されるとインクリボン(リボンカセット)
を交換する必要がある。以下、このインクリボン交換機
構について説明する。
図25〜図27参照 図25のA図は印字部本体の正面図、B図は印字部本体
の平面図である。なお、図25のA図はインクリボンカ
セットが未セット状態である。図示のように印字部9に
は、印字ヘッド21、インクリボン/キャリアセット検
知用センサ127、インクリボン/キャリアセット検知
用遮蔽板128、把手兼キャリアロック部材134、キ
ャリア支点136、キャリア復旧用バネ139等が設け
てあり、前記把手兼キャリアロック部材134の一部に
はフック(後述する)に挿入可能な穴130等が設けて
ある。
記印字部9には、キャリア135、キャリア固定用スタ
ッド137、マスク140等が設けてある。そして、前
記印字部9にはインクリボン138が着脱自在に設けて
ある。
付け面)132には、前記印字部9の把手兼キャリアロ
ック部材134に設けた穴130に挿入させてロックす
るためのフック133が設けてある。この場合、フック
取り付け面132はムーブユニット搭載用プレート70
の移動と関係なく固定した取り付け面(フレームの一部
等)である。
図25〜図27参照 ところで、印字部9は媒体20の搬送方向と直交する方
向に移動できるので、ムーブユニット搭載プレート70
上に配置された印字部9は簡単に動いてしまい、インク
リボンの交換は面倒な作業である。そこで前記のような
リボン交換機構を設けることで、次のようにして簡単に
インクリボンの交換を行うことができる。
9にインクリボン138が装着され印字が行われた結
果、インクリボン138の交換が必要になったとする。
このようにインクリボン138の交換が必要になった場
合、先ず、図26のC図に示したように把手兼キャリア
ロック部材134を上方向(図示矢印方向)へ押すこと
でキャリア135を持ち上げる。
手兼キャリアロック部材134の上方への移動に伴っ
て、キャリア135はキャリア支点136を回転中心と
して回転し、キャリア135を持ち上げた状態(キャリ
アオープン状態)になる。そして、把手兼キャリアロッ
ク部材134の先端部をフック取り付け面132付近ま
で上昇させた状態で、そのままムーブユニット搭載用プ
レート70を図26のD図に示した図示矢印方向へ移動
させる。これによりムーブユニット全体が図示矢印方向
に移動する。
せると、ついには図27に示したように、把手兼キャリ
アロック部材134に設けた穴130にフック133が
入り込み両者が機械的にロック状態となる。この状態で
はインクリボン138が交換し易い状態になっているの
で、インクリボン138を取り外し、新たに未使用のイ
ンクリボンに交換する。
換後、ムーブユニット搭載用プレート70を前記と逆の
方向(図27に図示した方向)へ移動させれば、前記穴
130とフック133とが分離し、印字部9を元の状態
(キャリアロック状態)にすることができる。
た時、把手兼キャリアロック部材134がフック133
に引っ掛かるようなインクリボン交換機構とすること
で、キャリア135を持ち上がったまま固定される状態
となり、インクリボン138の交換が容易になる。
参照 以下、図28、図29に基づいてセンサ機構について説
明する。前記のように印字部9には、インクリボン/キ
ャリアセット検知用センサ127、及びインクリボン/
キャリアセット検知用遮蔽板128からなるセンサ機構
が設けてある。前記インクリボン/キャリアセット検知
用センサ127は、インクリボン138のセット状態
と、キャリア135のセット状態を検知するためのセン
サであり、発光部と受光部とで構成される。また、イン
クリボン/キャリアセット検知用遮蔽板128は、前記
インクリボン/キャリアセット検知用センサ127の発
光部と受光部の間に出入りすることで前記発光部から受
光部へ照射する光を遮蔽するものである。
ト検知用センサ127は、把手兼キャリアロック部材1
34の一部(後端部)に固定されており、把手兼キャリ
アロック部材134を持ってキャリア135を上方に持
ち上げるとその移動に伴って移動するセンサである。
用遮蔽板128は、インクリボン138がセットされた
場合にインクリボン/キャリアセット検知用センサ12
7の光を遮蔽する位置に置かれ、インクリボン138が
取り外された場合、インクリボン/キャリアセット検知
用センサ127の光を遮蔽しないように一定角度回転す
る。
図28のF図に示した状態は、インクリボン138がセ
ットされた状態で、キャリア135がロック状態にある
(図26のC図の状態)。この状態ではインクリボン/
キャリアセット検知用遮蔽板128により光が遮蔽され
るので、インクリボン/キャリアセット検知用センサ1
27がオン状態となっている。
持ち上げた状態(図26のD図、或いは図27の状態)
である。この場合、インクリボン138がセットされた
状態でキャリア135のロックが外れ、キャリアオープ
ンの状態(図26のD図、或いは図27図の状態)であ
る。
ト検知用センサ127が移動するのでインクリボン/キ
ャリアセット検知用遮蔽板128により光が遮蔽され
ず、インクリボン/キャリアセット検知用センサ127
がオフになる。このため、インクリボン/キャリアセッ
ト検知用センサ127によりキャリアオープン状態を検
知する。
されているが、インクリボン138がセットされていな
い状態である。この時、インクリボン/キャリアセット
検知用遮蔽板128が移動することでインクリボン/キ
ャリアセット検知用センサ127の光を遮蔽しなくな
る。このため、インクリボン/キャリアセット検知用セ
ンサ127はオフとなりインクリボン138がセットさ
れていないことを検知する。
するためにキャリア135を持ち上げたまま、セットし
忘れた場合でも、インクリボン/キャリアセット検知用
センサ127によってその状態を検知し、前記検知信号
に基づいてムーブユニット14を移動させることによ
り、フック133が自動的に外れて解除される。このた
め、印字可能な状態に自動復帰させることができる。ま
た、1個のセンサによりインクリボンセット検知と、キ
ャリアオープン検知が可能である。
・・図30、図31参照 図30は突き当てガイド機構概略図であり、A図は平面
図、B図はA図のM方向から見た側面図、C図はA図の
X−Y線断面図である。また、図31は突き当てガイド
退避機構説明図であり、D図、E図、F図は各動作状態
を示した図である。以下、図30、図31に基づいて突
き当てガイド退避機構を説明する。
対応できるように、突き当てガイド144、及び前記突
き当てガイド144を退避させるための突き当てガイド
退避機構が設けてある。この突き当てガイド144はム
ーブユニット14の固定部側に設けてあり、前記ムーブ
ユニット搭載プレート70が媒体の搬送方向と直行する
方向に移動した時に突き当たる位置に設けてある。
部側(ムーブロワーユニット)には、媒体搬送路が設け
てあり、この媒体搬送路の端部には媒体搬送方向に沿っ
て搬送ガイド145が設けてある。そして、前記搬送ガ
イド145の一部(ムーブユニット14が移動する部
分)には突き当てガイド144が設けてある。そして、
前記突き当てガイド144には、印字部9やスタンプ部
10等を避ける為の切り欠き149が設けてある。
端部は長穴151に遊嵌合し、かつ前記端部はバネ15
0によって上方向(図30のC図の矢印方向)に引っ張
られており、これらの機構を含んで突き当てガイド退避
機構を構成している。例えば、媒体20がムーブユニッ
ト14の位置まで搬送され、OCR部7による情報の読
み取り、或いは印字部9による印字が行われる場合、図
30のA図に示したように、前記情報の読み取り/書き
込み位置146が搬送路の端部に位置していたとする
と、ムーブユニット14を図示矢印方向に移動させる必
要がある。
70上にOCR部7、印字部9、スタンプ部10等が搭
載されているので、これら各部を搭載したムーブユニッ
ト搭載用プレート70を媒体搬送方向と直行する方向
(図30のA図の矢印方向)へ移動させる。この移動に
よりムーブユニット搭載用プレート70が突き当てガイ
ド144に突き当たる。
0の下側の一部(例えば印字部9の近傍)にレバー14
7が設けてあり、このレバー147が突き当てガイド1
44に突き当たる。すなわち、図31のD図に示したよ
うに、ムーブユニット搭載用プレート70の移動により
印字部9を媒体搬送方向と直交する方向に移動すると、
レバー147が突き当てガイド144の突き当てガイド
カム部148に突き当たり、突き当てガイド144を外
側へ回動させ、図31のE図の状態になる。
バー147が突き当てガイドカム部148を外側に回動
させながら下方向へ移動させる。そして、ついには図3
1のF図に示したように、レバー147が突き当てガイ
ドカム部148の上に乗り上げ、突き当てガイド144
を下側(図示矢印方向)へ押し下げる。
側へ押し込んだ状態で、OCR部7によるOCR情報の
読み取り、或いは印字部9による印字を行う。なお、ム
ーブユニット搭載用プレート70を元の位置まで戻せ
ば、突き当てガイド144は元の位置に復帰する。
近の印字及びOCR読み取りを行う際、搬送ガイド14
5には印字部9の印字ヘッド21やOCR部7を避ける
ために穴を開ける必要があるが、印字ヘッド21等の横
移動に連動して退避する突き当てガイド退避機構が設け
てあるので、媒体20の搬送時に前記穴により媒体20
がジャムするのを防止できる。
よれば、印字、及びOCR読み取りが、媒体20の中央
部付近で、印字部9の印字ヘッド21が搬送ガイド14
5と離れている場合は、突き当てガイド144が搬送路
の穴を塞ぎ媒体20のジャムを防止している。また、印
字及びOCR読み取りが、媒体20の端部付近で印字部
9の印字ヘッド21が搬送ガイド145上になるような
場合は、突き当てガイド144を退避させる。そして退
避の際、突き当てガイド144は下方向へも逃げるの
で、装置の小型化が可能であり、またムーブユニット1
4の移動範囲を広くすることができる。
の説明・・・図32参照 図32はムーブユニットのローラ退避機構説明図であ
り、A図は第1ポジション、B図は第2ポジション、C
図は第3ポジションを示す。以下、図32に基づいてム
ーブユニットのローラ退避機構を説明する。
ローラ28及びテンションローラ29からなるローラ群
が設けてあり、これらの駆動ローラ28とテンションロ
ーラ29からなるローラ群により媒体20の搬送を行う
ように構成されている。この場合、前記ローラ群(多数
の駆動ローラ28及びテンションローラ29)は、動作
目的に応じてユニット化されている。そして、前記ロー
ラ群はカムにより複数のポジションに切り換えることが
できるようになっている。
動作目的に応じて上下可能な第1フレーム159と第2
フレーム160を備えると共に、前記フレームを上下さ
せるためのカム156、157、リンク161、及びス
トッパ155、158が設けてあり、これらの各部等で
ローラ退避機構を構成している。
れ形状の異なる第1カムと第2カムで構成されており、
第1カムと第2カムが同軸支持されていて、第1カムで
第1フレームを駆動し、第2カムで第2フレームを駆動
するように構成されている。また、前記カム156、1
57はリンク161を介して連動するようになってお
り、ギヤを介してモータ(いずれも図示省略)によって
駆動されるように構成されている。
ぞれ前記カム156、157が或る位置まで回転した時
該カムの回転を停止させるものであり、カムの回り止め
用の機構である。以下、各ポジションについて説明す
る。
照 A図は第1ポジションを示した図であり、この第1ポジ
ションは、媒体20の通常搬送時のポジションである。
この第1ポジションでは、カム156、157により各
フレームが最も高い位置に押し上げられており、駆動ロ
ーラ28とテンションローラ29が接していて通常の媒
体搬送を行う位置になっている。この第1ポジションで
は、駆動モータの励磁を行わなくても、ストッパ15
5、158によりカム156、157が回転しないよう
に停止させているので、前記ローラ群の位置が変化しな
いようになっている。
照 B図は第2ポジションを示した図であり、一部のローラ
群を下方向に退避させるポジションである。この第2ポ
ジションでは駆動モータの回転により、カム156、1
57を少し回転させることで、第2フレーム160のみ
を下降させ、それに応じて一部のローラ群のみ退避さ
せ、ローラギャップを広げる。
及びOCR部7のギャップ変更等が、第1フレーム15
9のローラ群により媒体20を押さえた状態で行うこと
ができる。従って、厚い媒体20の搬送や、印字部9、
OCR部7等の移動が可能になる。
照 C図は第3ポジションを示した図であり、全てのローラ
群を下方向に退避させるポジションである。この第3ポ
ジションでは駆動モータの回転により、カム156、1
57を更に回転させることで、第1フレーム159、及
び第2フレーム160の全てを下降させ、それに応じて
全てのローラ群を退避させ、ローラギャップを広げる。
動(幅寄せ等)が可能であり、搬送路納付書幅より狭い
媒体を取り扱った場合に起こる媒体の斜行修正等が可能
になる。以上のように、ローラ退避機構を設けることに
より、媒体20の搬送及び印字等、他の機能の多用化が
図れ、多様な媒体を取り扱うことが可能になる。
33、図34参照 図33はターンページ機構説明図、図34はターンペー
ジ動作説明図である。以下、図33、図34に基づいて
ターンページ部15に設けたターンページ機構を説明す
る。
の構成は図33に示した通りである。図示のようにター
ンページ機構には、駆動ローラ167A、168A、1
69Aと、テンションローラ167B、168B、16
9Bと、外側に多数の歯を形成したベルト170A、1
70B等が設けてあり、前記各ローラはそれぞれモー
タ、ギヤ等の駆動機構により独立して回転駆動されると
共に、それぞれ独立して正逆回転可能に構成されてい
る。
7Bは駆動ローラ167Aに接触する1組のローラであ
り、テンションローラ168Bは駆動ローラ168Aに
接触する1組のローラであり、テンションローラ169
Bは駆動ローラ169Aに接触する1組のローラであ
る。また、メイン搬送ルート165、及び166は媒体
のメイン搬送ルート(通常の搬送ルート)であり、搬送
ルート172は捲り上げられたページを搬送するルート
である。
正ターン(次ページに捲る動作)、及び逆ターン(前ペ
ージに捲り戻す動作)が可能である。そして、正ターン
は、駆動ローラ169Aとテンションローラ169Bに
よりターンするページを膨らまし、捲り上げ等の動作を
行う。また、逆ターンは、駆動ローラ167Aとテンシ
ョンローラ167Bによりターンするページを膨らま
し、捲り上げ等の動作を行う。
ラ168Bは搬送ルート172を構成している第1のロ
ーラであり、ベルト170A、及び170Bは、前記正
逆両ターンにより捲り上げられたページを駆動ローラ1
68Aとテンションローラ168Bへ確実な受渡しを行
うためのベルトである。なお、前記構成のターンページ
機構は、単票の二つ折り媒体、及び折り癖の無いホチキ
ス止め冊子媒体等に対応可能である。
トの説明・・・図33参照 前記のようにターンページ機構には捲り上げられたペー
ジ用の搬送ルート172を持っている。従来の装置では
ターンページにより捲り上げられたページはフリーにな
っていたが、本実施の形態の装置では、前記搬送ルート
172により捲りページを搬送し維持することができ
る。このため、通常、メイン搬送ルート165、166
により行っていた媒体処理(カット、印字、スタンプ、
OCR読み取り等)を捲りページに行うことができる。
搬送ルートを共通化した機構の説明・・・図33参照 前記のように駆動ローラ167A、テンションローラ1
67Bの組と、駆動ローラ169A、テンションローラ
169Bの組を設け、それぞれ別々のローラにて正逆タ
ーンを行うことにより、捲りページ用の搬送ルート17
2を共通化している。
の捲りページの受渡しにベルト170A、170Bの歯
を使用し、搬送する機構の説明 前記のようにターンページ機構にはベルト170A、1
70Bが設けてある。これらのベルト170A、170
Bは両歯ベルト(ベルト本体の両側に歯が設けてあるベ
ルト)を使用し、背側の歯を利用して正逆両ターンによ
る捲りページ用の搬送ルート172に受け渡す機構にし
ている。
4参照 以下、図34に基づいてターンページ動作を説明する。
ターンページ動作は以下の各動作により行われる。
0はターンページ機構によりページ捲りが行われる。こ
の場合、先ずA図に示したように、媒体20を駆動ロー
ラ167A、及びテンションローラ167Bの組と、駆
動ローラ169A、及びテンションローラ169Bの組
で挟んだ状態で、一旦全てのローラを停止させる。その
後、テンションローラ169Bをロック状態(停止状
態)にして、駆動ローラ169Aのみを図示矢印方向へ
回転させることにより、捲りページを膨らます。
た撥ね上げ動作を行う。この撥ね上げ動作では、前記膨
らまし動作終了後に、ソレノイド(図示省略)を励磁し
てテンションローラ169Bを図示矢印方向へ退避さ
せ、駆動ローラ169Aから引き離す。そして、駆動ロ
ーラ169Aのみを図示矢印方向に回転させることで捲
りページを上方向に撥ね上げる動作を行う。
動作を行う。この捲り上げ動作は、媒体20の撥ね上げ
後、駆動ローラ168Aを図示矢印方向に回転させる。
この動作により従動するテンションローラ168B、及
び付随のベルト170A、170Bも回転するので、こ
の動作により媒体20は捲りページを搬送ルート172
まで導く。この場合、最初はベルト170Bの背側の歯
により媒体20を上方向へ導き、その後、駆動ローラ1
68A、テンションローラ168Bにより媒体20を挟
んで搬送ルート172へ導く。
搬送動作を行う。この場合、撥ね上げ動作終了後、駆動
ローラ168A、169Aを図示矢印方向に回転させ
る。そして媒体20のセンタホールド部(冊子媒体のセ
ンタホールド部、或いは連票の折り目部分)173が駆
動ローラ168A、169A間の適当な位置に来るまで
媒体20を搬送する。その後、メイン搬送ルート166
方向への搬送、或いは搬送ルート172方向(カット処
理等の場合)への搬送を行う。
れる。前記のターンページ機構を設けることにより、冊
子状に綴じられた媒体に対するカット等の特殊処理をふ
くむ動作の一括処理を可能にした。また、様々な媒体処
理機構を直列的にではなく、並列的に配置することが可
能になるので装置の小型化が可能になる。
5、図36参照 図35は媒体反転機構説明図、図36は媒体反転動作説
明図である。以下、図35、図36に基づいて、ターン
ページ部15に設けた媒体反転機構と、その媒体反転動
作を説明する。
した構成の機構であり、媒体の表裏反転動作を行うもの
である。また、この媒体反転機構は前記ターンページ機
構と部品を共通化し装置の小型化を図っている。メイン
搬送ルート165、166は媒体の通常搬送ルートであ
り、搬送ルート172は媒体反転ルートである。
ンページ機構と共通の駆動ローラ167A、168A、
169Aと、テンションローラ167B、168B、1
69B、ベルト170A、170B等が設けてあり、前
記各ローラはそれぞれモータ、ギヤ等の駆動機構により
独立して回転駆動されると共に、それぞれ独立して正逆
回転可能に構成されている。
7、及び反転動作用搬送ガイド178が設けてあり、こ
れらの各搬送ガイドがソレノイドにより駆動されるよう
に構成されている。この場合、搬送ガイド177はメイ
ン搬送ルート165、166の媒体搬送をガイドするも
のであり、ガイドを行う場合には搬送ガイド177を回
転させ、A図に点線で示したガイド位置aに倒してお
き、ガイドをしない場合はA図の実線で示した退避位置
に退避させておく。
は、ガイドしない場合(媒体の反転動作をしない場合)
はB図の点線で示した退避位置dに退避させておき、メ
イン搬送ルート166と搬送ルート172の間で媒体搬
送を行う場合はA図に示した位置e側のポジションに移
動させておき、メイン搬送ルート165と搬送ルート1
72の間で媒体搬送を行う場合はB図に示した位置f側
のポジションに移動させておく。このように反転動作用
搬送ガイド178のポジション切り換えによるゲート切
り換えにより、媒体反転動作時の媒体搬送ルートを切り
換えることができる。
8)の切り換えにより作られた3つの搬送ルート(16
5−166方向のルート、165−172方向のルー
ト、166−172方向のルート)を使用し、媒体反転
動作を行う。なお、前記反転動作用搬送ガイド178の
駆動はソレノイドにより行うが、このソレノイドは、前
記ターンページ機構のテンションローラ退避用のソレノ
イドにより駆動することで部品の共通化を図っている。
置においては、媒体反転処理用の機構を他の機構とは独
立した機構として配置していた。しかし本実施の形態で
は、媒体反転機構は前記ターンページ機構と部品の共通
化、及び媒体搬送ルートの共通化を図っている。このた
め、装置の小型化が実現可能である。
照 例えば、メイン搬送ルート165→搬送ルート172→
メイン搬送ルート166の経路で媒体反転動作を行う場
合、次の順序で行う。先ず図36のA図に示したよう
に、搬送ガイド177をメイン搬送ルート165、16
6側から持ち上げ、退避位置に退避させておく。また、
反転動作用搬送ガイド178を退避位置から回転させ、
位置f側のポジションに移動させておく。この状態でメ
イン搬送ルート165→搬送ルート172への搬送ルー
トが確保できる。
媒体20が搬送されて来ると、B図に示したように、媒
体20は反転動作用搬送ガイド178によりガイドさ
れ、前記ローラ群等により搬送動作により搬送ルート1
72方向へ上昇していく。このようにして媒体20が搬
送ルート172へ搬送され、媒体20を搬送ルート17
2へ退避させた状態で反転動作用搬送ガイド178によ
るゲートの切り換えを行う。
の切り換えにより反転動作用搬送ガイド178を位置e
側へ移動させると、搬送ルート172→メイン搬送ルー
ト166のルートが確保される。この状態でD図に示し
たように、ローラ群を駆動して媒体20を搬送ルート1
72→メイン搬送ルート166方向に搬送すると、その
後、D図に示したように、反転された媒体20がメイン
搬送ルート166方向へ搬送される。
6→搬送ルート172→メイン搬送ルート165の経路
で媒体反転動作を行う場合、前記と逆の動作により媒体
反転を行う。
38参照 図37は媒体カット機構説明図(その1)、図38は媒
体カット機構説明図(その2)である。以下、図37、
図38に基づいてカッタ部5に設けた媒体カット機構を
説明する。
ための媒体カット機構が設けてある。この媒体カット機
構は、前記ターンページ部15と機構部品を共通化し装
置の小型化を図っている。
ページ機構に設けた駆動ローラ167A、168A、1
69Aと、テンションローラ167B、168B、16
9Bと、ベルト170A、170B等が設けてあり、前
記各ローラはそれぞれモータ、ギヤ等の駆動機構により
独立して回転駆動されると共に、それぞれ独立して正逆
回転可能に構成されている。
7Bは駆動ローラ167Aに接触する1組のローラであ
り、テンションローラ168Bは駆動ローラ168Aに
接触する1組のローラであり、テンションローラ169
Bは駆動ローラ169Aに接触する1組のローラであ
る。また、メイン搬送ルート165及び166は媒体の
メイン搬送ルート(通常の搬送ルート)であり、搬送ル
ート172は媒体カット用の媒体搬送ルートである(な
お、前記の各部品はターンページ機構と共通の部品であ
る)。
に、ロータリカッタ機構181、爪機構182等が設け
てあり、前記ロータリカッタ機構181には、固定刃1
83と回転刃184が設けてある。この場合、回転刃1
84はギヤを介してモータにより駆動されるようになっ
ており、媒体をカットする場合は、回転刃184と固定
刃183との間に媒体を挿入し、回転刃184を回転す
ることでカットするように構成されている。
で駆動ローラ168A、及びテンションローラ168B
より上部に設けてあり、更にその上部にロータリカッタ
機構181が設けてある。そして、捲り媒体の根元部の
カットを行うために、テンションローラ168Bが、駆
動ローラ169Aの回転軸を中心として回転動作し、図
37のA図に示した位置に退避できるようにローラ退避
機構が設けてある。このような配置により、ターンペー
ジ機構により捲りページの根元部のカット、及び媒体反
転ルートを利用した単票のカットを可能にしている。
てある。この退避機構は、駆動ローラ169Aの回転軸
を中心として回転させることにより、テンションローラ
168B(テンションローラ168Bに付随したガイド
部材等も含む)が図38のA図に示した位置、すなわ
ち、搬送ルート172から遠ざかる位置に退避できるよ
うにした機構である。
ラ168Bを退避位置へ退避させることにより、搬送ル
ート172の搬送路幅が広くなる。このため、例えば、
冊子媒体の中間ページの根元(綴じた部分)にあるカッ
ト位置をロータリカッタ機構181の位置まで移動させ
ることが容易になり、前記カット位置でのカットが確実
にできるような機構になっている。
(綴じた部分)にあるカット位置をロータリカッタ機構
181の位置まで移動させ、前記カット位置からカット
する際、既に捲られているページや、前処理によりカッ
トされたページ等から、爪機構182によりカット対象
のページを引き離す機能を備えた機構である。前記爪機
構182により、カット位置を確実に引き出しカットす
るので、カットの際、他のページの巻き込み等を防止す
ることができる。
説明・・・図38参照 図38のA図は媒体搬送方向がメイン搬送ルート165
(又は166)→搬送ルート172方向(図示矢印方
向)の場合を示した図であり、B図は媒体搬送ルート
が、搬送ルート172→メイン搬送ルート165(又は
166)方向(図示矢印方向)の場合を示した図であ
る。
回転刃184は円形の刄であるが、その一部に平面部
(刄でない部分)185が設けてあり、この平面部18
5が媒体搬送時のガイドとして使用されるように構成さ
れている。そして、前記回転刃184はギヤを介してモ
ータで回転駆動されるが、任意の回転角度で停止させる
ことができるようになっている。
165(又は166)側から搬送ルート172側へ媒体
が搬送される(下側から上側へ搬送される)時は、平面
部185を、前記搬送ルートに対し、下側(メイン搬送
ルート165側)が広くなるような角度まで回転させて
(平面部185をハの字状に開く)停止させる。すなわ
ち、メイン搬送ルート165側から見ると、回転刃18
4の平面部185が見える状態になり、媒体搬送時に回
転刃184が邪魔にならず、平面部185が媒体のガイ
ドをするのでジャムの発生を防止する。
からメイン搬送ルート165(又は166)側へ媒体が
搬送される(上側から下側へ搬送される)時は、平面部
185を、前記搬送ルートに対し、上側(搬送ルート1
72側)が広くなるような角度まで回転させて(平面部
185を逆ハの字状に開く)停止させる。すなわち、搬
送ルート172の上側から見ると、回転刃184の平面
部185が見える状態になり、媒体搬送時に回転刃18
4が邪魔にならず、平面部185が媒体のガイドをする
ので、ジャムの発生を防止する。
184の平面部185を媒体搬送のガイドに利用する。
この場合、媒体の搬送方向に合わせて平面部185の角
度を変えることにより、いずれの方向から媒体が搬送さ
れても常に媒体のガイドを行うことができる。
に設けることにより、冊子状に閉じられた媒体に対する
カット等の特殊処理を含む動作の一括処理を可能にして
いる。また、ターンページ機構に対し並列的に処理を行
うことができるので、装置を小型化することが可能にな
る。
明・・・図39〜図46参照 図39はカセット部の説明図(シャッタ閉状態)、図4
0はカセット部の説明図(シャッタ開状態)、図41は
シャッタ機構制御部の説明図、図42はスタッカ部/カ
セット部の説明図(スタッカユニット上昇時の平面
図)、図43はスタッカ部/カセット部の説明図(スタ
ッカユニット上昇時の側面図)、図44はスタッカ部/
カセット部の説明図(カセットへの媒体収納状態)、図
45はスタッカ部/カセット部の説明図(退避ルートへ
の媒体搬送状態)、図46はスタッカ部/カセット部の
説明図(スタッカユニットへの媒体搬送状態)である。
以下、図39〜図46に基づいてスタッカ部、及びカセ
ット部を説明する。
機構の説明・・・図39、図40参照 :カセット部の構成の説明・・・図39、図40 前記カセット部12にはカセット195が装填/取り外
し自在(着脱自在)に設けてあり、カセット195に
は、媒体20を収納する際の入口となるところにシャッ
タ機構が設けてある。このシャッタ機構は、開閉可能な
複数のシャッタ190と、ガイド板205と、シャッタ
駆動板206と、シャッタ復帰用のバネ201等で構成
されている。
固定された細長い板状体の部材で構成され、その上側と
下側にはピン208が設けてある。そして、前記ピン2
08は、シャッタ駆動板206の上側と下側に設けた長
孔207にそれぞれ嵌合するようになっており、ガイド
板205に対し、シャッタ駆動板206が前記長孔20
7の長さ分だけ上下方向に移動(上昇/下降)できるよ
うになっている。また、シャッタ駆動板206は、ガイ
ド板205の両側でガイドされた状態で上下方向に移動
(上昇/下降)できるようになっている。
はシャッタ復帰用のバネ201の一端が固定され、常
時、シャッタ駆動板206を上方向に持ち上げることで
シャッタ駆動板206を復帰位置へ復帰させている。そ
して、シャッタ駆動板206を復帰位置へ復帰させるこ
とで、常時、シャッタ190を閉状態(クローズ状態)
に保持させている。
下側の所定位置に装填したり、或いは外部に取り出した
りできるようになっている。すなわち、カセット195
は装置から取り外して自由に運搬できるようになってお
り、装置に装填する場合はフレーム203の下側の所定
の位置に装填できるようになっている。
フレーム203(カセット部12の装置フレーム)の上
側には、シャッタ機構を駆動するためのマグネット21
0と、リンク211と、シャフト212等からなるシャ
ッタ駆動機構が取り付けてある。前記リンク211は、
マグネット210の動作により回転軸213を回転中心
として回転できるようになっており、このリンク211
の回転によりシャフト212を上下方向に移動(上昇/
下降)できるようになっている。
ット195のシャッタ機構上方には、前記シャッタ駆動
機構のシャフト212が挿入できる大きさの孔204が
設けてあり、この孔204を通してシャフト212が上
下方向に移動し(上昇/下降し)、シャッタ駆動板20
6を下方向へ押下できるようになっている。
ャフト212の先端部が、前記孔204を貫通し、更に
シャッタ機構の内部にまで入り込む状態となり、この状
態ではカセット195を取り外すことができないように
ロックされるようになっている。
へ装填し、シャッタ駆動機構のマグネット210を励磁
すると、シャフト212は下降しフレーム203の孔2
04を貫通してシャッタ駆動板206を押下する。この
動作によりシャッタ駆動板206が下降しシャッタ19
0を開く。この時、シャフト212は前記孔204を貫
通し、更にシャッタ機構の内部に入り込んでいるので、
カセット195を取り外すことはできなくなる。
シャフト212がシャッタ駆動板206を押下した場
合、シャッタ駆動機構がカセット引き抜き防止用のロッ
ク機構として働き、装置運用中におけるカセット195
の引き抜きを確実に防止する。このようにすれば、シャ
ッタ駆動機構が前記ロック機構を兼ねているので、カセ
ット引き抜き防止用のロック機構を別に設けなくても済
み、装置の小型化、コストダウンを実現することが可能
になる。
部216Aと受光部216Bからなる残留媒体検出用の
センサが設けてあり、シャッタ上に媒体20が残留して
いるか否かを検出できるようになっている。またカセッ
ト195内には、媒体20を分類して収納するための複
数のプレート189が設けてあり、媒体20の収納時に
は、任意の位置まで移動させて媒体20を収納するよう
になっている。
照 カセット195は装置(カセット部12)の所定位置に
装填したり、或いは装置から取り外しカセット単体で運
搬できるようになっている。この場合、カセット195
のシャッタは常時閉状態(クローズ状態)となってお
り、シャッタ駆動機構のマグネット210をオン(励磁
状態)にした場合にのみ開状態(オープン状態)とな
る。
磁状態)の時は、シャフト212が上方(カセット19
5と反対側)の復帰位置へ復帰しており、シャフト21
2の下側はシャッタ駆動板206から離れている。この
状態ではバネ201によりシャッタ駆動板206が上方
の復帰位置へ復帰しており、シャッタ190は閉状態
(クローズ状態)となっている。
シャフト212が上方の復帰位置へ復帰している場合
は、シャフト212の下側とシャッタ駆動板206の上
側は離れた位置にあるので、カセット195を装置から
取り外し、カセット単体で運搬することができる。
外し、カセット単体で運搬しても、シャッタ190は閉
状態(クローズ状態)となっており、内部の媒体20が
外部へ飛び出すことはない。また、カセット195を装
置に装填した場合でも、マグネット210をオンにしな
い限りシャッタ190は閉状態のままであるから、この
場合にもカセット195の内部に媒体20が残留してい
ても媒体20が外部へ飛び出すことはない。
照 カセット195を装置の所定位置に装填した状態でマグ
ネット210をオンにすると(励磁すると)、マグネッ
ト210は動作しプランジャ(又は、可動鉄片)を吸引
する。このプランジャの吸引動作によりリンク211は
回転軸213を回転中心として回転し、シャフト212
を下方向へ移動(下降)させる。
移動(下降)すると、シャフト212の下側はフレーム
203の孔204を貫通し、更にカセット195のシャ
ッタ機構まで入り込み、シャッタ駆動板206の上部を
押下してシャッタ駆動板206を下方向(図示矢印方
向)へ移動させる。
方向へ移動(下降)すると、この動作に連動してシャッ
タ190が開状態(オープン状態)となる。シャッタ1
90が開状態(オープン状態)になると、シャッタ19
0を介して媒体20がカセット195内に挿入可能な状
態(待機状態)となる。その後、カセット195への媒
体20の収納を行う。
からなるセンサは、発光部216Aからの光を受光部2
16Bが受光する状態となり、シャッタ190上に媒体
20が残留すると発光部216Aからの光を受光部21
6Bが受光できなくなる。従って、シャッタ190が開
状態となってカセット195内に媒体を収納した際、媒
体20がカセット195内に完全に収納しきれず、シャ
ッタ190上に残留した場合には、発光部216Aから
の光を受光部216Bが受光できない状態となり、媒体
20の残留状態を検出することが可能になる。
励磁でシャフト212がシャッタ駆動板206を押下し
た場合、シャッタ駆動機構がカセット引き抜き防止用の
ロック機構として働き、装置運用中におけるカセット1
95の引き抜きを確実に防止する。
・図41のA図参照 図41のA図はシャッタ機構制御部のブロック図であ
る。以下、図41のA図に基づいてシャッタ機構制御部
の構成を説明する。前記シャッタ機構を制御するため、
装置制御系の一部にシャッタ機構制御部217が設けて
ある。前記シャッタ機構制御部217には、マグネット
制御部218とマグネット駆動回路219が設けてあ
り、前記マグネット駆動回路219の出力に前記シャッ
タ駆動機構のマグネット210が接続されている。
は、上位制御部からのシャッタ開閉信号(の信号)
と、発光部216A及び受光部216Bからなるセンサ
の出力(受光部216Bの出力)(の信号)と、スタ
ッカ制御部(スタッカ部11の制御部であり、図示省略
してある)からの媒体搬送終了信号(の信号)が入力
し、前記、、の各信号を基にマグネット210を
制御することでシャッタ機構の制御を行うように構成さ
れている。
・図41参照 図41のB図はシャッタ機構制御部の処理フローチャー
トである。以下、図41のB図に基づいてシャッタ機構
制御部の処理を説明する。なお、S1〜S6は各処理ス
テップを示す。
らのシャッタ開閉信号を受信すると、その信号がシャ
ッタ開信号(シャッタオープン指示信号)か否かを判断
する(S1)。その結果、シャッタ開信号であれば、マ
グネット制御部218はマグネット駆動回路219にシ
ャッタ開の制御信号を送り、マグネット駆動回路219
が前記制御信号に基づいてマグネット210を駆動する
ことでマグネット210をオンにする(励磁する)。
なると、マグネット210によりリンク211が回転し
シャフト212を下降させシャッタ190を開く(S
2)。この状態でスタッカ部11によりカセット195
内に媒体20が収納される。そして、スタッカ部11で
の媒体搬送処理が終了すると、スタッカ部11からシャ
ッタ機構制御部217に対しての媒体搬送終了信号を
送る。
送終了信号を受信すると(S3)、センサ出力を基に、
シャッタ190の位置に媒体20が残留しているか否か
を判断する(S4)。この場合、スタッカ部11での媒
体搬送処理が終了している状態で媒体が完全にカセット
195内に収納できていれば、シャッタ190上には媒
体20が残留していないので、発光部216Aからの光
を受光部216Bが受光している。
全に収納しきれなかった場合は、シャッタ190上に媒
体20が残留しており、発光部216Aからの光を受光
部216Bが受光できない状態となる。従って、マグネ
ット制御部218では前記のセンサ出力を基に、シャ
ッタ190上に媒体20が残留しているか否かを判断す
ることができる。
留していない場合は処理を終了するが、媒体20が残留
していた場合は、マグネット制御部218からマグネッ
ト駆動回路219に対してシャッタ190を断続的にオ
ン/オフさせるための制御信号を送り、前記制御信号に
基づいてマグネット駆動回路219がマグネット210
を駆動してシャッタ190を断続的に開閉させる(S
5)。
残留していた場合は、シャッタ190の開閉を数回繰り
返して行うことにより、シャッタ190上に残留してい
る媒体20をカセット195の内部へ強制的に押し込
む。この場合、シャッタ190の開閉動作による振動
や、シャッタ190が媒体20に直接接触することで媒
体20の押し込みを行う。
度)だけシャッタ190の開閉を繰り返して処理を終了
する。なお、前記のようにしてシャッタ190を数回開
閉動作させても媒体20がシャッタ190上に残留して
いた場合は、他の処理、例えば、シャッタ機構制御部2
17から上位制御部に対してエラー通知を行うことで対
処する。
シャッタ閉信号(シャッタクローズ指示信号)であった
場合は、マグネット制御部218からマグネット駆動回
路219に対してシャッタ閉の制御信号を送り、マグネ
ット駆動回路219がマグネット210をオフにしてシ
ャッタ190をオフにする(S6)。
20がカセット195内に収納できず、シャッタ190
上に残留した時、その媒体20を検出するセンサを有し
ている。そして、前記センサが残留媒体を検出した時、
シャッタ190の開閉動作を例えば、数回繰り返して行
うことにより、残留媒体をカセット内に押し込む処理を
行う。従って、残留媒体処理のための専用の部品、機構
等を設けることなく、シャッタを利用して残留媒体の処
理を確実に行うことができるから、その分、装置のコス
トダウン、及び小型化等を達成することが可能になる。
46参照 スタッカ部11はカセット195への媒体の収納(スタ
ック)を行う機構であり、スタッカユニット196等が
設けてある。そして、前記スタッカユニット196に
は、搬送用の2軸のローラと、スタッカユニット196
の上下動用のモータ193と、カセット195のプレー
ト189を上げ下げするためのマグネット(図示省略)
が設けてある。
〜図46参照 各種媒体を挿入口2より挿入し、印字、スタンプ、カッ
ト等の処理を行った後、カセットに媒体を収納する動作
を説明する。前記各処理を終了した媒体20は、媒体2
0の先端がスタッカユニット196の1軸目のローラ1
97を通過した所で一時止めておき、1軸目のローラ1
97をロックする。前記のように1軸目のローラ197
をロックすることにより、スタッカユニット196を上
下動させた時、媒体20が搬送または逆搬送されること
を防止する。
ト(段)189にスタッカユニット196を上下動さ
せ、センサ192により収納したいプレート189を検
知し、スタッカユニット196を停止する。
が自由に上下動可能な構成になっているため、収納され
た媒体20は、常にプレートとプレートで挟まれる状態
にあり、媒体20がカセット195内で動くことがな
い。従って、カセット195内の収納スペースが有効に
利用でき、各プレートの収納枚数も任意に設定すること
ができる。
た媒体を押している状態にあるため、プレート189を
或る位置まで上げることが必要になる。そこで、スタッ
カユニット196に設けたマグネットにより、プレート
189を持ち上げるためのアーム194をプレート18
9の隙間に挿入する。
していたスタッカユニット196を更に上方に動作さ
せ、プレート189と媒体20との間に、ある程度の隙
間を設け、媒体20をカセット195へ搬送するための
位置まで移動させ停止する。そして、停止させた位置で
ロックさせておいたローラを搬送方向へ駆動すると、媒
体20はカセット195へ収納される。
は、前記の逆の動作を行わせることにより、プレート1
89、及びスタッカユニット196は元の位置へ戻り、
次の処理の待機状態となる。
収納するための搬送ルートと、長い媒体を処理するため
の退避ルート198(一時的に媒体を退避させるための
退避ルート)を備えている。この場合、スタッカユニッ
ト196を上下動させた時の停止位置を変えることによ
り、媒体20のルートを、カセット195への媒体収納
ルートと、退避ルート198のいずれかに切り換えるこ
とができるようになっている。
のような効果がある。 (1) :単票だけでなく、冊子帳票を含むあらゆる公金
(税金、公共料金等)支払い伝票等を取扱い、総合的な
公金支払い処理を自動的に行うことができる。特に、取
扱い帳票は、税金等のホチキスで綴じた冊子帳票、及び
郵便振替規格(電気料金、ガス料金用伝票等)の4連帳
票でも自動的に処理することができる。
削減したので、装置の小型化、コストダウンを実現する
ことができる。 (3) :媒体のジャムが発生し易い箇所には、ジャム対策
を施してあるので、媒体のジャムが減少できる。
に配置しているので、迅速、かつ効率的な媒体処理を行
うことができる。また、各媒体処理機構の保守、点検等
の作業も効率的に行うことができる。
は、カセット部に収納され分類された状態で取り出すこ
とができるので、後処理が容易になる。 (6) :冊子帳票による公金支払いの場合でも、装置内で
冊子帳票を取り扱うことができるので、顧客はそのまま
装置へ挿入するだけで済む。従って、従来のように必要
なページのみ切り離して装置へ挿入する、というような
余計な手間はかからない。
うな効果がある。 (7) :請求項1では、ムーブユニットのプレートを媒体
搬送方向と直交する方向に移動させると、プレート上に
搭載されたOCR部、印字部、スタンプ部、幅寄せ部は
同時に同じ方向へ移動する。この場合、媒体の搬送量と
プレートの移動量を任意に変えることにより、媒体の全
ての位置に対し、印字、領収印の押印、OCRデータの
読み取り、媒体幅寄せ・斜行修正を媒体搬送用モータ
と、プレート移動用モータの駆動だけで行うことができ
る。
の大きさに関係なく、任意の媒体に対して印字、領収印
の押印、OCRデータの読み取り等の処理を迅速に行う
ことができる。
斜行修正用爪を備えており、この幅寄せ・斜行修正用爪
の動作により、各種の幅や厚みの媒体を確実に、幅寄
せ、或いは斜行修正することができる。
正機構の幅寄せ・斜行修正用爪の先端部には、幅寄せ・
斜行修正用爪の先端部と一定の間隔を開けて板バネを取
り付け、媒体の幅寄せ・斜行修正を行う場合は、前記板
バネが媒体の端面に当接するようにしている。
は、幅寄せ・斜行修正用爪の先端部に取り付けた板バネ
が媒体の端面に当接する。このため、媒体を押し過ぎた
場合でも前記バネにより吸収できるので媒体を傷つける
ことがない。
ローラ群を動作目的別に別々のフレームに装着してユニ
ット化し、各ユニット毎にカムの回転によりフレームを
上下移動させることでローラ群のローラギャップを変化
させ、通常媒体搬送ポジションとローラ退避ポジション
間の切り換えを可能にしたローラ退避機構を備えてい
る。
よりフレームを上下移動させると、そのユニットのみロ
ーラ群のローラギャップを変化させることができる。例
えば、或るユニットのフレームを下方向に移動させると
そのユニットのローラがローラ退避ポジションに退避す
る。従って、処理に必要なローラ群のみを通常媒体搬送
ポジションにしておき、必要のないローラをローラ退避
ポジションへ退避させることにより、多様な媒体の取り
扱いが可能になる。
ンプホルダと、2種類の印面を持つ第1、第2スタンプ
と、押印位置に切り換えられたスタンプの印面をスタン
プ台と平行に保持させるための平行リンク機構と、第
1、第2スタンプとスタンプホルダ間にそれぞれ挿入し
たバネを備えると共に、スタンプ台をバネを介して固定
したスタンプ押印機構を備えている。
面を切り換えると平行リンク機構により印面がスタンプ
台と平行に保持される。また、第1、第2スタンプとス
タンプホルダ間に挿入したバネにより、スタンプホルダ
側に自由度を持たせることができる。更にスタンプ台に
もバネを設けてあるので、印面を媒体の傾きに倣わせる
ことで、印面のカスレを防止できる。
ブユニットの移動に伴ってスタンプ部全体を媒体搬送方
向と直行する方向に移動させ、固定面に取り付けられた
レバーにスタンプホルダに設けた印面ストッパを当て、
スタンプホルダの支点を中心に回転させることにより、
前記2種類の印面の切り換えを行う印面切り換え機構を
備えている。従って、簡単な機構により2種類の印面を
任意に切り換えて使用することができる。
り換え機構は、バネによるトグル機構を備え、2種類の
印面を切り換えた際、前記トグル機構により各々の印面
を保持可能にしている。従って、簡単な機構により常に
確実な押印を行うことができる。
1、第2スタンプの内、押印位置に切り換えられたスタ
ンプの印面下部の一部を覆うように、移動可能な搬送補
助ガイドを備え、前記搬送補助ガイドをスタンプの押印
動作に連動して退避位置へ退避可能な機構とすることに
より、媒体のジャムを防止できるようにした。
退避位置へ退避するが、それ以外の時はスタンプの印面
下部の一部を覆う位置に復帰しているので、媒体搬送時
に媒体のジャムを確実に防止することができる。
方向と平行に1行しか印字できない印字ヘッドを備え、
前記印字ヘッドによる印字方向を媒体搬送方向と一致さ
せた。従って、印字ヘッドを移動させずに媒体のみ移動
させれば、媒体の搬送動作に伴って媒体上に印字を行
う。このようにすれば、印字ヘッドを移動させる機構も
必要なくなり、短時間で効率的に印字を行うことができ
る。
リボンを装着した状態で印字を行い、キャリアを持ち上
げた状態でインクリボンの交換が可能な印字機構とし、
印字機構に把手兼キャリアロック部材を有し、把手兼キ
ャリアロック部材を持ってキャリアが持ち上げられた場
合、把手兼キャリアロック部材が、固定部材に取り付け
られたフックに引っ掛かることで、キャリアが持ち上が
ったままの状態で固定されるインクリボン交換機構を備
えている。従って、印字部に設けたインクリボンの交換
が容易である。
機構は、インクリボン及びキャリアが正しくセットされ
たか否かを検知するインクリボン/キャリアセット検知
用センサを備え、キャリアを持ち上げたままセットし忘
れた場合、その状態をインクリボン/キャリアセット検
知用センサが検知し、インクリボン/キャリアセット検
知用センサの検知信号に基づいてムーブユニットを移動
させ、把手兼キャリアロック部材とフックのロック状態
を自動的に解除することで、キャリアを印字可能な状態
に復旧可能にした。従って、キャリアを印字可能な状態
に自動復旧可能であり便利である。
突き当てガイドと突き当てガイド退避機構とを備え、突
き当てガイドは通常状態では搬送路の穴を塞ぐことで媒
体のジャムを防止し、退避状態では媒体搬送路から遠ざ
かる方向の退避位置へ退避できるようにした。
中央付近で、印字ヘッド等が搬送ガイドと離れている場
合は、突き当てガイドが搬送路の穴を塞いでいる。この
ため前記穴による媒体のジャムを防止できる。また、印
字及びOCR読み取りが媒体端面付近であって、印字ヘ
ッド等が搬送ガイド上にある時は、突き当てガイドが邪
魔になるので退避させる。
体搬送方向と直交する方向に移動させると、突き当てガ
イド退避機構により突き当てガイドが回転しながら下方
向へ逃げるように移動して退避位置へ退避する。従っ
て、突き当てガイドが邪魔にならず、媒体端面の印字及
びOCR読み取りが行える。また、突き当てガイドは回
転しながら下方向へ逃げるように移動して退避位置へ退
避されるので、印字部やOCR部が広範囲に移動できる
と共に、装置の小型化が可能である。
入部を備えると共に、挿入口にはシャッタを備え、挿入
部にはゲート及びゲートの駆動機構を備え、ゲートとシ
ャッタを一体化した。
駆動するとゲートと一体化されたシャッタも同時に駆動
される。このため1つの駆動機構でゲートとシャッタの
駆動ができ機構部品を削減することができる。また、ゲ
ートとシャッタが一体化されたので機構が簡単になり、
媒体の挿入/返却ルート及び媒体の退避/リジェクトル
ートからなる2つのルート切り換えが1つの駆動機構に
より確実に行える。更に、シャッタが閉じた場合は処理
途中で媒体が外部に飛び出すこともなく、装置内部が見
えないので、外観上も良好である。
るターンページ部を備え、ターンページ部は、それぞれ
独立して正逆回転可能なページ捲り用の複数のローラ
と、各ローラの駆動機構を有し、かつ複数のローラによ
り捲り上げられた捲りページ用の媒体搬送ルートを有す
るターンページ機構を備えている。
体搬送ルートで捲り上げられたページを搬送しその状態
を維持することができる。このため、確実なターンペー
ジ動作を行うことができる。また、通常のメインの媒体
搬送で行っていた媒体カット等の媒体処理を捲り上げら
れたページに対して確実に行うことが可能になる。
の2つ折り媒体、折り癖のないホチキス止め冊子媒体
(冊子帳票)でもターンページ処理を行うことができ
る。 (21):請求項15では、ターンページ機構は、正逆両タ
ーンページの捲りページ用の媒体搬送ルートを共通化し
た。このため、ローラ駆動機構によりページ捲り用の複
数のローラをそれぞれ独立して正逆回転させることによ
り、正逆両ターンページ動作を行うことができる。ま
た、ターンページ機構が簡単になり、装置の小型化が可
能になる。
は、捲り上げられたページ用の搬送ルートへの捲りペー
ジの受け渡しに、前記ローラの回転に伴って回転するベ
ルトの歯を使用した。このため、より確実なターンペー
ジ動作が可能になる。
媒体反転機構はそれぞれ独立して正逆回転可能な複数の
ローラと、各ローラの駆動機構と、反転動作用搬送ガイ
ドと、複数のローラにより搬送された反転ページ用の媒
体搬送ルートを備えると共に、ローラ、ローラの駆動機
構、及び反転ページ用の媒体搬送ルートを、ターンペー
ジ部の機構と共用化した。従って、機構を共用化するこ
とで機構部品を削減し、装置の小型化を実現することが
可能になる。
れ独立して正逆回転可能な複数のローラと、各ローラの
駆動機構と、カットページ用の媒体搬送ルートと、カッ
トページ用の搬送ルートに沿って設けたロータリカッタ
機構と、ローラ退避機構を有する媒体カット機構を備
え、ローラ、各ローラの駆動機構、及びカットページ用
の媒体搬送ルートをターンページ部の機構と共用化し
た。従って、ターンページ部と機構を共用化することに
より、機構部品の削減が可能であり装置の小型化が可能
になる。
ローラ退避機構により、カットページ用の媒体搬送ルー
トの片側のローラを退避位置へ退避させることで、冊子
媒体の中間ページ根元部のカット位置を前記ロータリカ
ッタ機構の位置まで移動可能にした。
ローラ退避機構により複数のローラの内、カットページ
用の媒体搬送ルートの片側のローラを退避位置へ退避さ
せる。このようにすれば、冊子媒体の中間ページ根元部
のカット位置をロータリカッタ機構の位置まで移動させ
ることが可能になる。
は、冊子媒体の中間ページ根元にあるカット位置をロー
タリカッタ機構の位置まで移動させ、カット位置からカ
ットする際、既に捲られているページや前処理によりカ
ットされたページ等から、カット対象ページを引き離す
ための爪機構を備えている。
体カット機構は、冊子媒体の中間ページ根元にあるカッ
ト位置をロータリカッタ機構の位置まで移動させ、カッ
ト位置からカットする際、爪機構により既に捲られてい
るページや前処理によりカットされたページ等から、カ
ット対象ページを引き離す動作を行う。この動作によ
り、他のページの巻き込み等を防止することができる。
構は、媒体をカットするための回転刃を備えると共に、
回転刃の一部に平面部を備え、媒体搬送方向に応じて前
記回転刃の回転位置を変化させ、前記平面部を媒体搬送
のガイドとして使用するようにした。
体搬送方向に応じて前記回転刃の回転位置を変化させ、
前記平面部を媒体搬送のガイドとして使用することで、
媒体のジャムを防止し、確実なカット動作を行うことが
可能になる。
数のシャッタとシャッタ駆動板と前記シャッタ駆動板を
常時復帰位置へ復帰させておくことで常時シャッタを閉
状態に維持するためのバネを含むシャッタ機構を備え、
カセット部の装置側には、マグネットとシャフトを含む
シャッタ駆動機構を備えている。
運搬したり、或いはカセットを装置に装填しても媒体の
収納を行わない時は、マグネットを励磁しないためシャ
ッタは常に閉じたままである。このように、カセットへ
媒体を収納する時以外は常にシャッタが閉じているか
ら、カセット内部の媒体が外部へ飛び出すことがなくな
る。このため係員等の作業が簡単、かつ容易になる。
側には、前記カセットとシャッタ駆動機構との間に位置
するフレームの一部であって、シャフトの移動する部分
に孔を設け、マグネットの励磁によりシャフトがシャッ
タ駆動板を押下した場合、シャフトが孔を貫通し、更に
シャッタ機構内部まで入り込む機構とすることで、シャ
ッタ駆動機構に、装置運用時におけるカセット引き抜き
防止用のロック機構を兼用させた。
がシャッタ駆動板を押下した場合、シャッタ駆動機構が
カセット引き抜き防止用のロック機構として働き、装置
運用中におけるカセットの引き抜きを確実に防止する。
このようにすれば、カセット引き抜き防止用のロック機
構を別に設けなくても済み、装置の小型化、コストダウ
ンを実現することが可能になる。
側には、シャッタ上に媒体が残留しているか否かを検出
するためのセンサを設けると共に、センサによりシャッ
タ上の残留媒体が検出された際、シャッタの開閉動作を
繰り返して行わせることで、シャッタ上の残留媒体をカ
セット内へ押し込む制御を行うシャッタ機構制御部を備
えている。
に残留すると、センサが残留媒体を検出しシャッタ機構
制御部がマグネットを断続的に励磁することで、シャッ
タが開閉動作を繰り返して行い、このシャッタの動作に
より残留媒体をカセット内へ押し込む。このようにすれ
ば、残留媒体処理のための機構や部品を附加することな
く、シャッタを利用して残留媒体を確実にカセットへ押
し込むことが可能になる。
スタックするスタッカ部は、スタッカユニットと、スタ
ッカユニット駆動機構からなる媒体スタック機構を設
け、前記スタッカユニットの上下移動により媒体をカセ
ットにスタック可能にした。従って、簡単な機構により
容易に媒体をスタックすることができる。
により、スタッカユニットを上下移動させることで、カ
セットの任意の場所から任意の段へ媒体を収納可能にし
た。従って、スタッカ部は、媒体スタック機構によりス
タッカユニットを上下移動させることで、カセットの任
意の場所から任意の段へ媒体を収納することができるか
ら、媒体(納付書)の種類毎に分類して別々にスタック
することができる。
体を仕切る複数のプレートをそれぞれ上下動可能に設
け、スタッカユニットを上下移動させることで、各プレ
ートの間隔を自由に設定するプレート駆動機構を設け、
カセットの任意の位置から任意の枚数の媒体を前記プレ
ート上に収納可能にした。
下移動可能にしてフレキシブル化しており、スタッカユ
ニットを上下方向に移動させると各プレートの間隔が自
由に変化する。そして、カセット内のプレートを必要と
する任意の間隔に設定した状態で媒体を収納する。従っ
て、媒体は常にプレートとプレートで挟まれた状態とな
り媒体がカセット内で動くことがなくなる。このため、
カセット内のスペースを有効利用することができる。
体のスタックルートと、一時退避ルートを設け、スタッ
カユニットを上下移動させることにより、2つのルート
の切り換えを可能にした。
を上下移動させた時の停止位置を変えると、媒体のスタ
ックルートと一時退避ルートの切り換えを自動的に行う
から、媒体処理が簡単になる。
る。
である。
明図である。
る。
る。
図(その1)である。
図(その2)である。
である。
である。
1)である。
2)である。
3)である。
の1)である。
の2)である。
の3)である。
の4)である。
の5)である。
の6)である。
の7)である。
の8)である。
の9)である。
明図(その1)である。
明図(その2)である。
明図(その3)である。
明図(その4)である。
明図(その5)である。
図である。
説明図である。
退避機構説明図である。
である。
である。
る。
る。
(その1)である。
(その2)である。
ャッタ閉状態)である。
ャッタ開状態)である。
明図である。
の説明図(スタッカユニット上昇時の平面図)である。
の説明図(スタッカユニット上昇時の側面図)である。
の説明図(カセットへの媒体収納状態)である。
の説明図(退避ルートへの媒体搬送状態)である。
の説明図(スタッカユニットへの媒体搬送状態)であ
る。
Claims (28)
- 【請求項1】媒体上のOCRデータを読み取るOCR部
と、媒体に情報を印字する印字部と、媒体に領収印を押
印するスタンプ部と、媒体搬送方向と直行する方向に媒
体を移動させて媒体の幅寄せを行う幅寄せ部を備えた公
金処理装置において、 前記OCR部、印字部、スタンプ部、幅寄せ部を同一プ
レート上に搭載し、このプレートを媒体の搬送方向と直
行する方向に移動可能にしたムーブユニットを備えてい
ることを特徴とした公金処理装置。 - 【請求項2】前記幅寄せ部は、先端部を媒体搬送路上ま
で突き出し可能な幅寄せ・斜行修正用爪と、前記幅寄せ
・斜行修正用爪を駆動する駆動機構を有し、前記駆動機
構により幅寄せ・斜行修正用爪の先端部を媒体搬送路上
へ突き出し、搬送ローラを退避させることで、媒体搬送
路上の媒体を自由に移動可能なフリー状態とし、前記ム
ーブユニットの移動により前記幅寄せ・斜行修正用爪の
先端部で媒体の端面を押して、固定した突き当て面側へ
移動させることにより、媒体の幅寄せ及び斜行修正を可
能にした媒体幅寄せ・斜行修正機構を備えていることを
特徴とした請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項3】前記媒体幅寄せ・斜行修正機構の幅寄せ・
斜行修正用爪の先端部には、幅寄せ・斜行修正用爪の先
端部と一定の間隔を開けて板バネを取り付け、媒体の幅
寄せ・斜行修正を行う場合は、前記板バネが媒体の端面
に当接するようにしたことを特徴とした請求項2記載の
公金処理装置。 - 【請求項4】前記ムーブユニットは、媒体搬送用の複数
の駆動ローラ及びテンションローラからなるローラ群を
動作目的別に別々のフレームに装着してユニット化し、
前記各ユニット毎にカムの回転により前記フレームを上
下移動させることで前記ローラ群のローラギャップを変
化させ、通常媒体搬送ポジションとローラ退避ポジショ
ン間の切り換えを可能にしたローラ退避機構を備えてい
ることを特徴とした請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項5】前記スタンプ部は、スタンプホルダと、前
記スタンプホルダに設けられ、切り換え及び着脱可能な
2種類の印面を持つ第1、第2スタンプと、前記第1、
第2スタンプの内、押印位置に切り換えられたスタンプ
の印面をスタンプ台と平行に保持させるための平行リン
ク機構と、前記第1、第2スタンプとスタンプホルダ間
にそれぞれ挿入したバネを備えると共に、前記スタンプ
台をバネを介して固定したスタンプ押印機構を備えてい
ることを特徴とした請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項6】前記スタンプ部は、ムーブユニットの移動
に伴ってスタンプ部全体を媒体搬送方向と直行する方向
に移動させ、固定面に取り付けられたレバーにスタンプ
ホルダに設けた印面ストッパを当て、スタンプホルダの
支点を中心に回転させることにより、前記2種類の印面
の切り換えを行う印面切り換え機構を備えていることを
特徴とした請求項5記載の公金処理装置。 - 【請求項7】前記スタンプ部の印面切り換え機構は、バ
ネによるトグル機構を備え、2種類の印面を切り換えた
際、前記トグル機構により各々の印面を保持可能にした
ことを特徴とした請求項6記載の公金処理装置。 - 【請求項8】前記スタンプ部は、第1、第2スタンプの
内、押印位置に切り換えられたスタンプの印面下部の一
部を覆うように、移動可能な搬送補助ガイドを備え、前
記搬送補助ガイドをスタンプの押印動作に連動して退避
位置へ退避可能な機構とすることにより、媒体のジャム
を防止したことを特徴とする請求項5記載の公金処理装
置。 - 【請求項9】前記印字部は、媒体搬送方向と平行に1行
しか印字できない印字ヘッドを備え、前記印字ヘッドに
よる印字方向を媒体搬送方向と一致させたことを特徴と
する請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項10】前記印字部は、インクリボンを装着した
状態で印字を行い、キャリアを持ち上げた状態でインク
リボンの交換が可能な印字機構とし、前記印字機構に把
手兼キャリアロック部材を有し、前記把手兼キャリアロ
ック部材を持ってキャリアが持ち上げられた場合、前記
把手兼キャリアロック部材が、固定部材に取り付けられ
たフックに引っ掛かることで、キャリアが持ち上がった
ままの状態で固定されるインクリボン交換機構を備えて
いることを特徴とした請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項11】前記インクリボン交換機構は、インクリ
ボン及びキャリアが正しくセットされたか否かを検知す
るインクリボン/キャリアセット検知用センサを備え、 前記キャリアを持ち上げたままセットし忘れた場合、そ
の状態を前記インクリボン/キャリアセット検知用セン
サが検知し、前記インクリボン/キャリアセット検知用
センサの検知信号に基づいてムーブユニットを移動さ
せ、前記把手兼キャリアロック部材とフックのロック状
態を自動的に解除することで、キャリアを印字可能な状
態に復旧可能にしたことを特徴とする請求項10記載の
公金処理装置。 - 【請求項12】前記ムーブユニットは、媒体搬送路の端
部位置で、かつ、前記プレートを媒体搬送方向と直交す
る方向へ移動させた際、前記プレートの端部が突き当た
る位置に設けた突き当てガイドと、前記プレートの移動
に連動して突き当てガイドを退避位置へ退避させる突き
当てガイド退避機構とを備え、 前記突き当てガイドは、通常状態では搬送路の穴を塞ぐ
ことで媒体のジャムを防止し、退避状態では媒体搬送路
から遠ざかる方向の退避位置へ退避できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項13】媒体の挿入口と、媒体の挿入/返却ルー
ト及び媒体の退避/リジェクトルートからなる2つのル
ート切り換えを行う挿入部を備えると共に、前記挿入口
にはシャッタを備え、前記挿入部には前記ルート切り換
えを行うためのゲート及び前記ゲートの駆動機構を備
え、前記ゲートとシャッタを一体化したことを特徴とす
る請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項14】媒体のページを捲るターンページ部を備
え、前記ターンページ部は、それぞれ独立して正逆回転
可能なページ捲り用の複数のローラと、前記各ローラの
駆動機構を有し、かつ前記複数のローラにより捲り上げ
られた捲りページ用の媒体搬送ルートを有するターンペ
ージ機構を備えていることを特徴とした請求項1記載の
公金処理装置。 - 【請求項15】前記ターンページ機構は、正逆両ターン
ページの捲りページ用の媒体搬送ルートを共通化したこ
とを特徴とする請求項14記載の公金処理装置。 - 【請求項16】前記ターンページ機構は、捲り上げられ
たページ用の搬送ルートへの捲りページの受け渡しに、
前記ローラの回転に伴って回転するベルトの歯を使用し
たことを特徴とする請求項14記載の公金処理装置。 - 【請求項17】前記ターンページ部に、媒体の表裏反転
を行う媒体反転機構を備え、前記媒体反転機構は、それ
ぞれ独立して正逆回転可能な複数のローラと、前記各ロ
ーラの駆動機構と、媒体反転動作時の媒体搬送ルートの
切り換え及び媒体のガイドを行う反転動作用搬送ガイド
と、前記複数のローラにより搬送された反転ページ用の
媒体搬送ルートを備えると共に、 前記ローラ、ローラの駆動機構、及び反転ページ用の媒
体搬送ルートを、前記ターンページ部の機構と共用化し
たことを特徴とする請求項14記載の公金処理装置。 - 【請求項18】媒体の納付書と領収書を切り離すための
カッタ部を備え、前記カッタ部は、それぞれ独立して正
逆回転可能な複数のローラと、前記各ローラの駆動機構
と、前記ローラにより搬送されたカットページ用の媒体
搬送ルートと、前記カットページ用の搬送ルートに沿っ
て設けたロータリカッタ機構と、前記複数のローラの
内、前記搬送ルートの片側のローラを前記カットページ
用の媒体搬送ルートから遠ざかる方向の退避位置へ退避
させるローラ退避機構を有する媒体カット機構を備え、 前記ローラ、各ローラの駆動機構、及びカットページ用
の媒体搬送ルートを前記ターンページ部の機構と共用化
したことを特徴とする請求項14記載の公金処理装置。 - 【請求項19】前記媒体カット機構のローラ退避機構に
より、前記カットページ用の媒体搬送ルートの片側のロ
ーラを退避位置へ退避させることで、冊子媒体の中間ペ
ージ根元部のカット位置を前記ロータリカッタ機構の位
置まで移動可能にしたことを特徴とする請求項18記載
の公金処理装置。 - 【請求項20】前記媒体カット機構は、冊子媒体の中間
ページ根元にあるカット位置をロータリカッタ機構の位
置まで移動させ、前記カット位置からカットする際、既
に捲られているページや前処理によりカットされたペー
ジ等から、カット対象ページを引き離すための爪機構を
備えていることを特徴とした請求項19記載の公金処理
装置。 - 【請求項21】前記ロータリカッタ機構は、媒体をカッ
トするための回転刃を備えると共に、前記回転刃の一部
に平面部を備え、媒体搬送方向に応じて前記回転刃の回
転位置を変化させ、前記平面部を媒体搬送のガイドとし
て使用することを特徴とした請求項18記載の公金処理
装置。 - 【請求項22】媒体を収納するためのカセットを装填/
取り外し自在に設けたカセット部を備えると共に、前記
カセット部のカセットには、その一側面側であって媒体
を収納する際の入り口となるところに設けた複数のシャ
ッタと、前記シャッタを開閉させるための移動可能なシ
ャッタ駆動板と、前記シャッタ駆動板を常時復帰位置へ
復帰させておくことで常時シャッタを閉状態に維持する
ためのバネを含むシャッタ機構を備え、 前記カセット部の装置側には、マグネットと、前記マグ
ネットにより駆動され、マグネットの非励磁状態では前
記シャッタ駆動板と反対方向へ復帰し、マグネットの励
磁状態ではシャッタ駆動板方向へ移動してシャッタ駆動
板を復帰位置と反対方向へ押下することでシャッタを開
状態に駆動するシャフトを含むシャッタ駆動機構を備え
ていることを特徴とした請求項1記載の公金処理装置。 - 【請求項23】前記カセット部の装置側には、前記カセ
ットとシャッタ駆動機構との間に位置するフレームの一
部であって、前記シャフトの移動する部分に孔を設け、 前記マグネットの励磁によりシャフトがシャッタ駆動板
を押下した場合、前記シャフトが前記孔を貫通し、更に
シャッタ機構内部まで入り込む機構とすることで、前記
シャッタ駆動機構に、装置運用時におけるカセット引き
抜き防止用のロック機構を兼用させたことを特徴とした
請求項22記載の公金処理装置。 - 【請求項24】前記カセット部の装置側には、前記シャ
ッタの開状態でカセットに媒体を収納した際、前記シャ
ッタ上に媒体が残留しているか否かを検出するためのセ
ンサを設けると共に、 前記センサによりシャッタ上の残留媒体が検出された
際、前記マグネットを断続的に励磁し前記シャッタの開
閉動作を繰り返して行わせることで、シャッタ上の残留
媒体をカセット内へ押し込む制御を行うシャッタ機構制
御部を備えていることを特徴とした請求項22記載の公
金処理装置。 - 【請求項25】前記カセットへ媒体をスタックするスタ
ッカ部を備え、前記スタッカ部は前記カセットへ媒体を
受け渡すためのスタッカユニットと、前記スタッカユニ
ットを前記シャッタを設けたカセットの一側面側に沿っ
て上下移動させるスタッカユニット駆動機構からなる媒
体スタック機構を設け、前記スタッカユニットの上下移
動により媒体をカセットにスタック可能にしたことを特
徴とする請求項22記載の公金処理装置。 - 【請求項26】前記媒体スタック機構により、スタッカ
ユニットを上下移動させることで、カセットの任意の場
所から任意の段へ媒体を収納可能にしたことを特徴とす
る請求項25記載の公金処理装置。 - 【請求項27】前記カセット内に、媒体を仕切る複数の
プレートをそれぞれ上下動可能に設け、前記スタッカユ
ニットを上下移動させることで、各プレートの間隔を自
由に設定するプレート駆動機構を設け、カセットの任意
の位置から任意の枚数の媒体を前記プレート上に収納可
能にしたことを特徴とする請求項25記載の公金処理装
置。 - 【請求項28】前記スタッカ部に、媒体のスタックルー
トと、一時退避ルートを設け、前記スタッカユニットを
上下移動させることにより、前記2つのルートの切り換
えを可能にしたことを特徴とする請求項25記載の公金
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP32267195 | 1995-12-12 | ||
JP00898796A JP3557303B2 (ja) | 1995-12-12 | 1996-01-23 | 公金処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09223259A true JPH09223259A (ja) | 1997-08-26 |
JP3557303B2 JP3557303B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=26343626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00898796A Expired - Fee Related JP3557303B2 (ja) | 1995-12-12 | 1996-01-23 | 公金処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557303B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11165941A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-22 | Fujitsu Ltd | 帳票処理装置 |
JP2001076076A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-03-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | 窓口端末装置 |
JP2013067083A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Oki Electric Industry Co Ltd | 自動取引装置 |
CN107194999A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-09-22 | 深圳好彩互动科技有限公司 | 一种应用于硬质票卡的切票机构 |
JP2018081381A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | グローリー株式会社 | 取引装置および取引装置による用紙の取り扱い方法 |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP00898796A patent/JP3557303B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11165941A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-22 | Fujitsu Ltd | 帳票処理装置 |
JP2001076076A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-03-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | 窓口端末装置 |
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CN107194999A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-09-22 | 深圳好彩互动科技有限公司 | 一种应用于硬质票卡的切票机构 |
CN107194999B (zh) * | 2017-06-22 | 2023-06-27 | 深圳好彩互动科技有限公司 | 一种应用于硬质票卡的切票机构 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3557303B2 (ja) | 2004-08-25 |
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