JP4247079B2 - 発券装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚の券体を発行する発券装置に関する。
乗車券、入場券等の券体を発行する発券装置が用いられる。ここで、複数枚の券体を購入する場合があることから、複数枚の券体を一括して発行可能な発券装置が開発されている。
なお、発券装置に関する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開昭60−10397号公報
しかしながら、複数枚の券体を一括して発行するのは容易ではなく、例えば、発券できる枚数が4枚程度の場合が多い。
上記に鑑み、本発明は複数枚の券体の発行を効率的に行う発券装置を提供することを目的とする。
A.上記目的を達成するために、本発明に係る発券装置は券体を搬送する搬送路と、前記搬送路により搬送された前記券体の一方の面に当接する第1の走行部材と、前記第1の走行部材と対向配置され、かつ前記券体の他方の面に当接する第2の走行部材と、前記第1、第2の走行部材間の間隔を狭める方向に弾性力を付与する第1の弾性部材と、前記第1、第2の走行部材の間隔を制御する間隔制御手段と、前記第1、第2の走行部材に並設され、これらの走行部材により搬送された前記券体の前記一方の面に当接する第3の走行部材と、前記第3の走行部材と対向配置され、かつ前記券体の他方の面に当接する第4の走行部材と、前記第3、第4の走行部材間の間隔を狭める方向に弾性力を付与する第2の弾性部材と、前記一対の第1、第2の走行部材と前記一対の第3、第4の走行部材との間に配置され、かつ券体の通過と停止とを切り換え可能な券体通過停止切換部と、前記第3、第4の走行部材と並設され、これらの走行部材により搬送された前記券体が配置される券体配置部と、を具備する。
券体が搬送路、第1、第2の走行部材、第3、第4の走行部材によって券体配置部へと搬送される。券体通過停止切換部によって券体の移動を阻止することによって、第1、第2の走行部材と券体通過停止切換部との間に複数枚の券体を集積し、その後に券体配置部へと搬送することができる。このとき、第1の弾性部材の弾性力によって、第1、第2の走行部材間に券体が保持される。そして、間隔制御手段によって第1、第2の走行部材間の間隔を制御することで、多数枚の券体の集積、一括発行が可能となる。
(1)ここで、前記第1の弾性部材の弾性力が、前記第2の弾性部材の弾性力よりも大きくてもよい。
このようにすると、第1、第2の走行部材での搬送力を第3、第4の走行部材での搬送力よりも大きくすることができ、第1、第2の走行部材間で挟まれた券体を第3、第4の走行部材へと確実に受け渡すことができる。
なお、券体を第3、第4の走行部材から第1、第2の走行部材へと逆送するときには、間隔制御手段によって第1、第2の走行部材間に働く圧力を低減することが好ましい。このようにすることで、第1、第2の走行部材での搬送力を第3、第4の走行部材での搬送力より小さくして、第3、第4の走行部材間で挟まれた券体を第1、第2の走行部材へと受け渡すことができる。
(2)前記間隔制御手段と前記第2の走行部材とが、弾性部材で接続されていてもよい。
間隔制御手段の動作が停止しているときでも、弾性部材が撓むことで第1、第2の走行部材の間隔の調整が行え、第1、第2の走行部材間に券体を集積する場合に有用である。
本発明によれば複数枚の券体の発行を効率的に行う発券装置を提供できる。
図1は、本発明の1実施形態に係る発券装置10を表す模式図である。
図1に示すように発券装置10は、表示部11、接客部12を有し、利用者が接客部12を操作することで内部の発券ユニット13から券体が発行され、券体配置部として機能する取出部14に置かれる。
図2は、発券ユニット13の内部構成を表す模式図である。
発券ユニット13は、ロール紙ホルダ21、引込部22、カッター23、印刷ヘッド24、磁気書込部25a、磁気読取部25b、集積部26、取出部14、廃券印刷部28、廃券箱29、搬送機構31〜34を有し、複数の券体の一括発行処理、および取り忘れ、または払い戻す券体の取り込みを行う。
ロール紙ホルダ21は、券体に用いられるロール紙(巻紙)を保持する。ロール紙ホルダ21が回転することで巻かれたロール紙が巻き戻され、引込部22へと送られる。
引込部22は、ロール紙ホルダ21からロール紙の末端を引き込み、カッター23へと送る。
カッター23は、ロール紙を例えば所定の長さの長方形に切断して、例えば、いわゆるエドモンソン券といわれるような切符(券体)の形状とする。
印刷ヘッド24は、カッター23で切断された券体に例えば、電車の乗車駅、降車駅を印字する。
磁気書込部25aは、券体に磁気的な情報、例えば、乗車駅、降車駅を書き込む。
磁気読取部25bは、券体から磁気的な情報、例えば、金額、乗車駅、降車駅を読み取る。
集積部26は、券体を集積して複数枚の券体の一括発行、一括取り込みを可能とする。
取出部14は、券体配置部として機能し、利用者によって券体が取り出される券体が配置される。
廃券印刷部28は、廃棄する券体(廃券)に廃棄処分されることを表す文字を印字する。
廃券箱29は、廃券を蓄積するための箱である。
搬送機構31〜34は、券体を搬送する搬送路であり、ローラ、ベルト等で構成される。
ロール紙ホルダ21に巻かれたロール紙は引込部22を経由してカッター23に送られ、所定の長さに切断される。切断されたロール紙、即ち、券体は、印刷ヘッド24で印字され、磁気書込部25aで所定の情報が磁気的に書き込まれる。券体は、集積部26で必要に応じて集積され、取出部14へと送られる。
取出部14から利用者が取り出し忘れた券体あるいは料金の払い戻しを行う券体は、集積部26を経由して、廃券印刷部28で廃券としての印刷がなされ、廃券箱29に蓄積される。なお、払い戻しされる券体は、払い戻しする料金を確認するため、磁気読取部25bで磁気的な情報が読み取られる。
(集積部26付近の構成の詳細)
図3、4は、集積部26付近の詳細を表す側面図および上面図である。
図2、3に示すように集積部26は、搬送機構32の一端側に対応するように配置される。
搬送機構32は、搬送ローラ41a、41b、ベルト42a、42b、光センサ43、テンションローラ44を有する。
搬送ローラ41a、41bはそれぞれ、ベルト42a、42bを駆動し、ベルト42a、42bに挟まれた券体の搬送を可能とする。この搬送ローラ41a、41bの位置は後述する券体ガイド51に近接している。券体の腰折れ防止のためである。
光センサ43は、発光素子と受光素子の対からなり、発光素子と受光素子間に券体が存在するか否かを検知する。発光素子と受光素子間に券体が存在しなければ発光素子からの発光が検体に遮られず受光素子に届く(受光素子が明状態)。発光素子と受光素子間に券体が存在すれば発光素子からの発光が検体に遮られて受光素子に届かない(受光素子が暗状態)。
テンションローラ44は、図3の矢印A方向に移動されることで、ベルト42a、42bの傾きを変化させる傾斜調節機構である。テンションローラ44を移動することで、券体ガイド51(特に、その底板)への券体の搬入角度を調節できる。テンションローラ44を矢印A上方(ベルト42a方向)へ移動することで、券体の券体ガイド51への入り角度が浅くなる。また、テンションローラ44を矢印A下方(ベルト42b方向)に移動することで、券体の券体ガイド51への搬入角度を深くできる。券体を複数枚集積するときの券体の腰折れ防止のためである。
集積部26は、券体ガイド51、光センサ52、搬送ローラ53a、53b、駆動プーリ54、ベルト55、クランプローラ56a、56b、レバー57a、57b、スプリング58a、58b、ソレノイド61、プランジャー62、スプリング63、ソレノイド64、プランジャー65、ストッパ66、光センサ67、取出部14を有する。
券体ガイド51は、集積部26内での券体の搬送経路を規定するためのものであり、底板、天板、側板を有する。
券体ガイド51の底板は、その一端側が搬送ローラ41a、41bに近接し、その他端側が発券装置10の外部に取出部14として集積部26から突き出ている。また、底板は、境界71によって、取出部14側の前半部分と搬送機構32側の後半部分に区分される。券体ガイド51の底板の後半部分の傾きはベルト42a、42bの傾きと対応するようになっており、搬送機構32と券体ガイド51間での券体の受け渡しが滑らかに行われる。
券体ガイド51の天板は、その後端が搬送ローラ41a、41bに対応し、その前端が取出部14に達している。この天板は、境界72によって、取出部14側の前半部分と搬送機構32側の後半部分に区分される。
天板の後半部分は底板に対して凸状となるような略円周形状をなしている。即ち、券体ガイド51の天板の後半の形状をなだらかなR(円弧)形状にしている。これは券体を券体ガイド51から搬送機構32へと逆送するときに、これらの間で券体が円滑に受け渡されるようにするためである。このような逆送は、券体の取り忘れや、旧券(購入間違いの券体)の払い戻しの場合に行われる。
光センサ52、67はそれぞれ、光センサ43と同様に発光素子と受光素子の対からなり、発光素子と受光素子間に券体が存在するか否かを受光素子での明暗によって検知する。光センサ52、67間を光が通過するように券体ガイド51の底板等に開口部が設けられる。光センサ67は、券体が取出部14に搬送されたこと、および券体の取り忘れが発生しているか否かを検知する。即ち、光センサ67で所定時間以上暗状態が継続していれば券体の取り忘れと判断して、券体の取り込み処理を行う。
搬送ローラ53a、53bは、券体ガイド51の底板に設けられた開口部(図示せず)より券体ガイド51の内部にその上端が突出し、それぞれ対向配置されたクランプローラ56a、56bとの間に券体を挟んで搬送するための走行部材である。搬送ローラ53a、53bは、駆動プーリ54とベルト55で接続され、駆動プーリ54によって回転駆動されることで券体を搬送する。この回転方向は券体の搬送方向に対応して左右に切り換えることができる。
駆動プーリ54は、図示しないモータによって駆動され、ベルト55によって搬送ローラ53a、53bに回転力を付与する。
以上のように、搬送ローラ53a、53b、駆動プーリ54、ベルト55で集積部26の搬送機構が構成される。この集積部26の搬送機構は、本体側の搬送機構32(搬送ローラ41a、41b、ベルト42a、42b等を有して構成される)と分離され、独立して駆動、停止することができる。
この結果、複数枚の券体の集積、取出部14への一括放出、取出部14からの取り込みを本体側の搬送機構32での券体の搬送・停止、搬送方向の正逆の如何に拠らず行える。例えば、集積部26に券体を集積している途中で磁気書込部25aでの書き込みの誤り(エンコードミス)が発生し、その券体を取り込むために搬送機構32を逆回転したときでも、集積部26に一且集積されていた券体まで本体側に取り込まれてしまうことがない。
クランプローラ56a、56bは、券体ガイド51の天板に設けられた開口部(図示せず)より券体ガイド51の内部にその下端が突き出ており、それぞれ対向配置された搬送ローラ53a、53bとの間に券体を挟んで搬送するための走行部材である。クランプローラ56a、56bはそれぞれ、上下動可能であり、レバー57a、57bを介して、スプリング58a、58bの弾性力が付加される。この結果、クランプローラ56a、56bと搬送ローラ53a、53bとの間に圧力が加わる。搬送ローラ53a、53bとクランプローラ56a、56bそれぞれの間に適切な大きさの挟持力が加えられることで、複数の枚数の券体を集積し、一括して搬送することができる。
レバー57a、57bはそれぞれ、回転軸73a、73bを中心として回転することで、スプリング58a、58bの弾性力をクランプローラ56a、56bの下方向への移動力へと変換する。
スプリング58a、58bはそれぞれ、引き延ばされた状態(弾性力が付与された状態)でレバー57a、57bの一端に取り付けられ、クランプローラ56a、56bに挟持力を付与する弾性部材である。
図5は、搬送ローラ53aとクランプローラ56aとの間に複数枚の券体Tを集積した状態を表す側面図である。
以下、スプリング58a、58bの弾性力の大きさについて詳細に説明する。
本実施形態では、スプリング58a、58bをある程度強くして、クランプローラ56a、56bの券体への圧力を適度に大きくしている。これは、券体の取出部14への一括放出、一括取り込み時に重ねた券体が上方側(クランプローラ56a、56b側)の券体と下方側(搬送ローラ41a、41b)の券体との間でズレが生じないようにするためである。即ち、重ねた券体間に作用する力を大きくして、集積した券体が一体に搬送できるようにしている。
クランプローラ56a、56bによる券体への圧力が小さいと、搬送ローラ53a、53bに近い側に位置する券体のみが搬送され、クランプローラ56a、56bに近い側に位置する券体が取り残されて、券体間でズレが生じる。これは搬送ローラ53a、53bは駆動ローラであるため搬送力があるが、クランプローラ56a、56bは従動ローラ(単なる連れ回り)であるために搬送力がないためである。
さらに、スプリング58aの弾性力はスプリング58bの弾性力より大きくして搬送ローラ53a、クランプローラ56a間に作用する挟持力を搬送ローラ53b、クランプローラ56b間に作用する挟持力より大きくしている。複数枚集積された券体を一括して取出部14へと放出するときに、搬送ローラ53aから搬送ローラ53bへの受け渡しを滑らかに行うためである。
図6は、搬送ローラ53aと搬送ローラ53b間での券体の受け渡しの状態を表す模式図である。
集積された券体が搬送ローラ53bに受け渡されるときには、その搬送ローラ53b側の端部よりも先にクランプローラ56b側の端部がクランプローラ56bに当たり受け渡しが速やかに行われ難い。複数枚集積された券体の上右側端部は搬送ローラ53b、クランプローラ56bの接点より上に位置することから、券体の上右側端部がクランプローラ56bに当たる。このとき、クランプローラ56bは従動ローラであるために搬送力がない。
このため、搬送ローラ53a、クランプローラ56a間の挟持力を搬送ローラ53b、クランプローラ56b間の挟持力より大きくしている。この結果、搬送ローラ53a、クランプローラ56aで搬送される券体がクランプローラ56bに当たったときに、クランプローラ56bを持ち上げることになる。即ち、券体は、搬送ローラ53b、クランプローラ56b間をこじ開けるようにして挿入、挟持される。
以上のように、スプリング58a、58bの弾性力それぞれを、ある程度大きくして、しかもスプリング58aの弾性力がスプリング58bの弾性力よりも大きくなるように設定している。例えば、スプリング58a、58bの弾性力それぞれを、待機時(券体無し)では320g、220g、券体15枚のときには450g、295gと設定する。
このように設定することで、スプリング58a、58bの弾性力それぞれがほぼ同一で弾性力自体が小さい場合(例えば、待機時(券体無し)では170g、170g、券体4枚のときには180g、185gの場合)と比べて、券体の枚数を多くしても券体同士でのズレを発生し難くすることができる。
ソレノイド61は、プランジャー62を伸縮することでクランプローラ56aを搬送ローラ53aと離接する方向に移動させ、クランプローラ56aと搬送ローラ53aの間隔(または圧力)を制御(低減)する間隔制御手段として機能する。ソレノイド61に電気を印加する(ON状態)ことでプランジャー62が引き戻され、クランプローラ56aが搬送ローラ53aから離される方向へと移動する。ソレノイド61への電気を切断する(OFF状態)ことでプランジャー62が引き出され、クランプローラ56aが搬送ローラ53aに近づく方向へと移動する。
以下、ソレノイド61の機能につき、詳細に説明する。
集積部26で集積される券体はクランプローラ56aと搬送ローラ53aの間に挟まれる。このため、集積部26で集積される券体の枚数が多くなると、クランプローラ56aと搬送ローラ53a間に作用する圧力が大きくなり、クランプローラ56aと搬送ローラ53a間での券体の集積が困難になってくる。このため、券体の集積の途中(例えば、集積枚数が8枚以上となったとき)でソレノイド61を動作させ、クランプローラ56aによる圧力を軽減することで、より多数枚の券体の集積が可能となる。
また、取出部14から取り忘れた券体を集積部26に取り込むときに、ソレノイド61を動作させると、クランプローラ56bからクランプローラ56aへの券体の受け渡しが容易になる。
スプリング63は、プランジャー62とレバー57a間を弾性的に接続する弾性部材である。プランジャー62が停止している場合でもクランプローラ56aの上下動が可能となり、券体の集積に柔軟に対応できる。
例えば、券体のカール等によるクランプローラ56aと券体間の圧力のバラツキに対応することができる。スプリング63が弾性的に変形することで、プランジャー62を引ききった後でもクランプローラ56aが持ち上げられる。この変形には、スプリング63が屈曲することを含む(図5参照)。
ソレノイド64は、プランジャー65を伸縮することでストッパ66を券体ガイド51内に突き出し、引き込む方向に移動させ、券体の通過、停止を制御する券体通過停止切換部として機能する。ソレノイド64を通電することで(ON状態)ストッパ66が下降し、券体の通過が可能となる。ソレノイド64への通電を遮断することで(OFF状態)ストッパ66が上昇し、券体の通過が阻止される。
ストッパ(シャッタともいう)66は、券体ガイド51の底板に設けられた開口部73から券体ガイド51内に突き出し可能である。ソレノイド64によってストッパ66が開口部から引き戻され、突き出されることで、券体の通過、通過阻止が行われる。
(集積部26の動作)
集積部26での動作は券体の集積、発行および一旦発行された券体の取り込みの2つがある。
A.券体の集積、発行
集積部26での券体の集積について説明する。
(1)券体は、ベルト42a、42bで挟持されて搬送されて集積部26に達する際に、券体が光センサ43を遮る(明から暗に状態が変化)ことで、駆動プーリ54が正方向の回転を開始し、ベルト55を介して搬送ローラ53a、53bを連動する。
この結果、券体は搬送ローラ41a、クランプローラ56aにより券体ガイド51に沿って搬送される。
(2)光センサ52が券体によって明、暗、明と状態が変化することで駆動プーリ54が停止される。この結果、券体の先端がストッパ66に当接する。
券体が搬送部32で搬送される度に、A.(1)、(2)の動作が繰り返され、券体が集積される。即ち、集積された券体の下方側に新たな券体が搬入されることで、券体が集積される(図5参照)。
(3)集積部26に所定枚数(例えば、8枚)の券体が集積されると、ソレノイド61が通電されて、クランプローラ56aが持ち上げられる。
その結果、搬送ローラ53aとクランプローラ56a間の圧力が軽減され、所定枚数を越えた、例えば、9枚目以降の券体の集積が容易になる。
ここで、ソレノイド61は、光センサ43が明から暗に変化した時にON状態とされ、光センサ52が明、暗、明と変化した時にOFF状態とされる。即ち、新たな券体が集積された券体に加わる際に、クランプローラ56aが断続的に持ち上げられる。
(4)以上のようにして、必要な枚数集積された券体は、ソレノイド64を通電してストッパ66を解除した状態で駆動プーリ54を正方向に回転することで、搬送ローラ53a、クランプローラ56aから搬送ローラ53b、クランプローラ56bへと受け渡され、取出部14へと搬送される。
B.券体の引き込み
一旦発行した券体を取出部14から引き込む場合がある。例えば、券体の取り忘れ、券体の払い戻しである。
(1)券体を取出部14に搬送して光センサ67が明状態から暗状態に変化してから暗状態のまま所定時間(例えば、30秒)が経過した場合には、券体の取り忘れと判断される。
取出部14に券体が置かれ光センサ67が明から暗に変化した場合には、一旦発行済みの券体(旧券)の払い戻しと判断される。
(2)取り忘れ、払い戻しと判断されると、取出部14に置かれた券体は集積部26に取り込まれる。
即ち、駆動プーリ54が逆方向の回転を開始し、ベルト55を介して搬送53bを連動することで、搬送ローラ53bとクランプローラ56bにより券体が取出部14から集積部26内へと搬送される。なお、駆動プーリ54の回転の開始に対応してストッパ66が解除される。
(3)集積部26内で、搬送ローラ53bとクランプローラ56bから搬送ローラ53aとクランプローラ56aへの受け渡しが行われる。
このために、クランプローラ56aの上方への移動が行われる。これは、搬送ローラ53a、クランプローラ56aが一括放出時と同じ状態になるためである。ソレノイド61、64は、取り忘れと判断した時点でON状態、光センサ52が明から暗に変化した時点でOFF状態とされる。
ソレノイド61に通電してクランプローラ56aを持ち上げることで、受け渡しが容易に行われるようにする。クランプローラ56aの持ち上げ量は、例えば、券体10〜12枚分(2〜2.4mm)程度として券体に若干の圧力を加えて取り込む。
なお、持ち上げ量のバラツキは取り込まれた券体がクランプローラ56aを押上げ、スプリング63がV字型に屈曲することで吸収される(図5参照)。
(4)集積部26に取り込まれた券体は券体ガイド51の後部のR形状に沿って搬送され、さらに搬送ローラ41a、41bで搬送され、最終的に廃券箱29内に蓄積される。駆動プーリ54は光センサ52が明、暗、明と変化したタイミングで停止される。
なお、払い戻しの場合には、券体が磁気読取部25bに搬送され、読み取られた後に廃券箱29内に蓄積される。
以上のように、本実施形態ではクランプローラ56aをソレノイド61で作動させることで、複数枚(例えば、15枚)の券体の集積と取り込みが可能となる。利用者は複数枚の券体を受け取れるために発券装置の前での待ち時間が短くなり、ピーク時の混雑が緩和される。
また、クランプローラ56a、56bの挟持力を強くして、券体の発行、取り込み時の券体のズレをなくした。これにより、複数枚の券体が揃えられているため、利用者が券体を取り易くなる。
更に、クランプローラ56aによる挟持力をクランプローラ56bによる挟持力より強くすることで、より多数枚の券体の一括発行を可能とした。
また、テンションローラ44の位置を調整することにより、券体ガイド51ヘの券体の挿入角度を変更することができ、券体の腰折れ防止を図ることができる。
また、取り忘れ時の取り込み機能を設けることにより、次客とのトラブルを解消でき、取り忘れ時の乗車券の発券をやめることにより、発券装置周辺の券体の散らかりをなくすことができる。
また、本体側と集積部の搬送を分離することと集積部26の後部形状をR形状にすることにより、集積と旧券読み取りの双方を可能としている。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、券体は電車の切符等に限らず、入場券等も含まれる。
本発明の1実施形態に係る発券装置を表す図である。 本発明の1実施形態に係る発券ユニットを表す図である。 発券ユニットの集積部の近傍を側面から見た状態を表す側面図である。 発券ユニットの集積部の近傍を上方から見た状態を表す上面図である。 発券ユニットの集積部に券体を集積した状態を側面から見た状態を表す側面図である。 前後の搬送ローラ、クランプローラ間での券体の受け渡し状態を表す側面図である。
符号の説明
10…発券装置、11…表示部、13…発券ユニット、21…ロール紙ホルダ、22…引込部、23…カッター、24…印刷ヘッド、25a…磁気書込部、25b…磁気読取部、26…集積部、27…取出口、28…廃券印刷部、29…廃券箱、31〜34…搬送機構、41a,41b…搬送ローラ、42a,42b…ベルト、44…テンションローラ、51…券体ガイド、52,67…光センサ、53a,53b…搬送ローラ、54…駆動プーリ、55…ベルト、56a,56b…クランプローラ、58a,58b…スプリング、61,64…ソレノイド、63…スプリング、62,65…プランジャー、63…スプリング、66…ストッパ、67…光センサ

Claims (3)

  1. 券体を搬送する搬送路と、
    前記搬送路により搬送された前記券体の一方の面に当接する第1の走行部材と、
    前記第1の走行部材と対向配置され、かつ前記券体の他方の面に当接する第2の走行部材と、
    前記第1、第2の走行部材間の間隔を狭める方向に弾性力を付与する第1の弾性部材と、
    前記第1、第2の走行部材の間隔を制御する間隔制御手段と、
    前記第1、第2の走行部材に並設され、これらの走行部材により搬送された前記券体の前記一方の面に当接する第3の走行部材と、
    前記第3の走行部材と対向配置され、かつ前記券体の他方の面に当接する第4の走行部材と、
    前記第3、第4の走行部材間の間隔を狭める方向に弾性力を付与する第2の弾性部材と、
    前記一対の第1、第2の走行部材と前記一対の第3、第4の走行部材との間に配置され、かつ券体の通過と停止とを切り換え可能な券体通過停止切換部と、
    前記第3、第4の走行部材と並設され、これらの走行部材により搬送された前記券体が配置される券体配置部と、
    を具備することを特徴とする発券装置。
  2. 前記第1の弾性部材の弾性力が、前記第2の弾性部材の弾性力よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1記載の発券装置。
  3. 前記間隔制御手段と前記第2の走行部材とが、弾性部材で接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載の発券装置。
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