JP4497847B2 - 自動改札装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動改札機内の印刷機構として適用される転写印刷装置及び自動改札装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の転写印刷装置は、媒体に転写材としてのインクリボンを重ね合わせ、このインクリボンをサーマルヘッドによって加熱することにより、インクリボンのインクを媒体に転写させて印刷を行う。インクリボンは巻上軸と送出軸との間に掛け渡され、巻上軸の回転により巻き取られるようになっている。
【0003】
ところで、通常、インクリボンの巻き上げの際には、巻上軸に巻上方向のトルクを与えると同時に、送出軸に巻上方向と逆方向のトルクを与えている。これにより、インクリボンはテンションが付与された状態で巻き上げるようになっている。
【0004】
このインクリボンのテンションを最適値に保つことは転写印刷の性能を確保するうえで重要である。インクリボンのテンションが適性でない場合には、インクリボンの剥離不良、インクリボン切れ、印字不良等の不具合が発生する。
【0005】
そこで、従来においては、メカ的なトルクキーパー等を使用して巻上軸、送出軸を一定トルクで動作させてインクリボンに適正なテンションを付与するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、巻上軸、送出軸をメカ的なトルクキーパー等を使用して一定トルクで動作させていたため、以下に示すような不都合が発生していた。
【0007】
(1)インクリボンの外径変化が大きくなった場合、インクリボンの張力も同様に大きく変化してしまう。
【0008】
例えば、巻上側のインクリボンの外径が小で、送出側のインクリボンの外径が大の時、巻上時のリボン張力が大となり、インクリボンを多く巻き取ってしまう。逆に、巻上側のインクリボンの外径が大で、送出側のインクリボンの外径が小の時、巻上時のインクリボンの張力が小となり、インクリボンの巻上量が少なくなる。この様な状態になると、インクリボンを大きく巻き取ったときは、印字文字高さが長くなり、逆にインクリボンの巻上量が少ないときは印字文字高さが小さくなるといった印字品質不良が発生する。
【0009】
また、インクリボンの外径が変化することによりインクリボンの巻上量が変化すると、1回1回の印字の間隔も不均一になり、インクリボン1巻で印字できる回数も機体ごとにばらつき、少なくなる可能性も大きい。
【0010】
(2)トルクキーパーのトルクが経年変化、環境変化により変化してしまい、インクリボンの張力が安定しない。インクリボンの張力が安定しないと、インクリボンの剥離不良、リボン切れ、印字不良等の不具合が発生する。
【0011】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、転写材の張力を安定化して良好に印字できるようにした転写印刷装置及び自動改札装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、乗車券媒体を投入する投入部と、この投入部から投入された乗車券媒体に改札情報を印刷する転写印刷部と、前記投入された乗車券媒体を放出する放出部と、前記投入された乗車券媒体を前記印刷部を経由して前記放出部まで搬送する搬送路とを有する自動改札装置において、前記転写印刷部は、前記搬送路の中途部に設けられ、前記転写材を印字ヘッドで押圧して加熱することにより前記転写材の色剤により前記乗車券媒体に改札情報を転写する転写手段と、前記搬送路に沿って前記乗車券媒体を搬送するもので、前記転写手段の転写動作時における前記乗車券媒体の搬送速度を減速する搬送手段と、前記乗車券媒体の搬送方向後端部が前記転写手段を通過したことを検知する検知センサと、前記転写材の一端部側を巻上軸、他端部側を送出軸にそれぞれ券回し、前記巻上軸に巻上方向のトルクを付与するとともに、前記検知センサが前記乗車券媒体の搬送方向後端部を検知するまで前記送出軸に反巻上方向のトルクを継続して付与して前記転写材を巻き取る巻上手段と、前記巻上軸及び前記送出軸の少なくとも一方に券回される前記転写材の外径寸法を検出する検出手段と、この検出手段によって検出される前記転写材の外径寸法に基づいて前記巻上与手段が付与すべきトルクを設定するトルク設定手段とを具備し、前記検出手段は前記転写手段の印字ヘッドが前記転写材を押圧して転写が開始されたのち前記転写材の外径寸法の検出を開始し、前記転写材の剥離の終了後、前記転写材の外径寸法の検出を終了することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
図1は、自動改集札装置の内部構成を概略的に示す斜視図である。
本発明におけるこの自動改集札装置は、複数枚の乗車券券類の組み合わせ利用に対応できるものである。この自動改集札装置は例えば、新幹線と在来線との乗換駅に設置され、この乗換駅を起点または終点とした在来線の乗車券と、この乗換駅を終点または起点とした新幹線の乗車券および特急券とを受け付け、これらのデータを基にして乗車区間に不正がないかどうかなどをチェックし改集札処理が行うことができるものである。
【0015】
自動改集札装置の本体100には、駅構内への入場時または駅構外への出場時に乗車券媒体が投入される投入口11と、この投入口11で受入れられた乗車券媒体を排出する放出口12とがそれぞれ設けられている。乗車券媒体には、普通乗車券、定期乗車券、特急乗車券、回数乗車券、プリペイドカードなどの種類があり、このような乗車券媒体には所定の情報、例えば、有効期限情報および乗車可能区間情報が所定の形式で磁気記録されている。
【0016】
投入口11の近傍には、乗車券媒体の投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が設けられている。このシャッタは、乗車券媒体が投入されてから所定時間後に他の乗車券媒体投入を所定期間禁止する。このシャッタの働きにより、他人の乗車券媒体が連続して投入されるのを防ぐ。
【0017】
投入口11と放出口12との間には、投入口11から投入された乗車券媒体を放出口12に搬送する主搬送路(主搬送手段)35が形成されている。この主搬送路35上には、この主搬送路35上を搬送される乗車券媒体を検知するセンサ、例えば、投入口11から投入された乗車券媒体を検知する投入口センサ(図示しない)、放出口12に排出された乗車券媒体を検知する放出口センサ(図示しない)などが複数設けられている。
【0018】
主搬送路35の搬送経路上には投入口11から放出口12に沿い順に、一括または1枚ずつ投入された乗車券媒体を取り込む取込ローラ33、この取込ローラ33によって取込まれた乗車券媒体を1枚ずつ分離する分離ローラ33a、分離された乗車券媒体を整列する整列部37、乗車券媒体の磁気記録層に磁気記録された情報を読み取る情報処理手段としての読取ヘッド36aおよび36b、乗車券媒体の表裏を常に統一して送り出す反転部38、情報の書込前に乗車券媒体をプールする書込前プール部(図示しない)、乗車券媒体に所定の磁気情報を記録する情報処理手段としての書込ヘッド46、書込ヘッド46で記録された情報を確認するための読取ヘッド48、乗車券媒体にパンチ処理を施す第1及び第2のパンチ処理部50および52、第1のパンチ処理部50を通過した乗車媒体に改札情報を転写印刷する本発明に係わる転写印刷装置101、第2のパンチ処理部52を通過した乗車券媒体の一方の面に感熱印刷記録を施すサーマルヘッド56、乗車券媒体の他方の面に感熱印刷記録を施すサーマルヘッド58、複数枚の乗車券媒体をサイズ順に揃える一括プール部60などが設けられている。
【0019】
整列部37では、投入口11に投入された乗車券媒体の所定方向が搬送方向とされ、かつ片側基準となるような整列が施される。反転部38には振分ゲート(図示しない)が設けられており、乗車券媒体の表裏を常に統一するため、必要に応じて乗車券媒体がこの振分ゲートにより主搬送路35から反転部38に引き込まれる。反転部38に引き込まれた乗車券媒体は、反転されて主搬送路35に戻される。乗車券媒体の反転部38への引き込みの必要性は、読取ヘッド36aおよび36bのどちらで乗車券媒体の情報が読み取られたかで判断される。
【0020】
乗車券媒体の表面に印字記録が必要な場合、例えば投入された乗車券媒体が普通乗車券のときには、振分ゲート51により第1のパンチ部50を介して転写印刷装置101に搬送され、定期券やプリペードカードのときは第2のパンチ部52を介してサーマルヘッド56に搬送される。
【0021】
一括プール部60は、排出サイズの異なる複数の乗車券媒体の一括排出時に特定の乗車券媒体が取り損なわれないように、つまり見落とされないようにこれらサイズの異なる複数の乗車券媒体をサイズ順に並び換えて重ねて揃える機構である。サイズの異なる複数枚の関連乗車券を処理した場合、排出時にこれら関連乗車券を1ずつ排出していると、スムーズな改札処理の妨げとなる。
【0022】
図2乃至図5は転写印刷装置101を示すもので、図2は、上記した転写印刷装置101をリボンカセットを取り外した状態で示す斜視図、図3は図2の転写印刷装置101を矢印H方向から見た斜視図、図4は図3の転写印刷装置101を矢印I方向から見た背面図、図5は図2の転写印刷装置101にリボンカセットを取付けた状態を示す正面図である。
【0023】
転写印刷装置101は支持フレームFaを備え、この支持フレームFaの背面側の一端部には巻上手段を構成するリボン巻上用のDCモータ1、他端側には転写材としてのインクリボン(以下、リボンという)にバックテンションを付与するリボン送出側のDCモータ2が取付けられている。また、支持フレームFaにはDCモータ1,2間に位置して移動手段としてのソレノイド24が取付けられている。
【0024】
DCモータ1,2の軸にはギア3a,3bが取り付けられている。巻上側のギア3aには減速用のギア5が噛合し、このギア5にはギヤ4が噛み合わされている。さらに、ギア5には規制手段としてのワンウェイクラッチ14aが取り付けられたギア14が噛み合わされている。また、送出側のギヤ3bには減速用のギア6が噛み合わされ、このギヤ6には、増速用のギア7,8が噛み合わされている。
【0025】
上記したギア4,8にはその回転方向に亘って均等間隔に均一な穴4a,8aが穿設されている。ギア4,8の近傍にはその穴4a,8aを検出する検出手段としてのフォトインタラプター9,10が配設され、簡易的なロータリーエンコーダーが構成されている。また、支持フレームFaには後述するリボンカセット13の抜き取り及びセットを検知するセット検知スイッチ(図4に示す)15が装備されている。
【0026】
支持フレームFaの正面側には図示しないベースが設けられ、このベースには支持シャフト28を介してサーマルヘッドブラケット22が回動自在に取付けられている。このサーマルヘッドブラケット22には支点シャフト23を介してリボン剥離用のガイドブロック21が回動自在に取付けられている。
【0027】
ガイドブロック21には印字ヘッドとしてのサーマルヘッド20が一体的に取り付けられている。サーマルヘッド20はガイドブロック21とともに、支点シャフト23を中心に回転移動可能なジンバル構造となっている。
【0028】
上記したソレノイド24にはリンク25が取り付いており、このリンク25はジョイントリンク26を介してサーマルヘッドブラケット22に結合されている。ジョイントリンク26にはスプリング27が接続され、ソレノイド24のオン、オフによりサーマルヘッドブラケット22が支持シャフト28を支点にして回動しサーマルヘッド20が上下に移動する構造となっている。
【0029】
サーマルヘッド20の下方部にはプラテンローラ30が設けられている。プラテンローラ30の媒体搬送方向の上流側及び下流側には搬送用のローラ31が複数個配置されている。これら搬送用のローラ31の上部側にはそれぞれテンションローラ32が圧接されている。
【0030】
また、プラテンローラ30、テンションローラ32には駆動ベルト34を介して駆動モータ33が接続されている。駆動モータ33の駆動により、プラテンローラ30及びテンションローラ32が回転され、媒体が矢印方向Aに搬送されるようになっている。
【0031】
印刷部の媒体搬送方向上流側には、前段センサー39及び印刷のタイミングを取る印刷タイミングセンサー40が配設され、媒体搬送方向下流側には印刷後センサー41及び印刷部後段センサー42が配置されている。
【0032】
図6はリボンカセット13を分解して示す斜視図である。
リボンカセット13は転写材としてのリボン17を巻き付ける巻上軸17a及び送出軸17bを有している。これら巻上軸17a及び送出軸17bの両端部にはリール18がそれぞれ嵌め込まれ、巻上軸17a及び送出軸17bは4個のリール18…を介してリボンカセット13内に回転自在に取り付けられている。また、リボンカセット13には、サーマルヘッドブラケット22を押し下げるための押下シャフト16が設けられている。
【0033】
このように構成されるリボンカセット13は図示しないベースに突設されたカセット案内シャフト(図5に示す)19に沿って押し込まれて取り付けられる。これによりリボンカセット13がセットされ、このとき、リール18とギア5,6のおのおの爪の部分がかみ合いDCモータ1,2からの駆動力がリボン17に伝達される。
【0034】
ギヤ5には、上記したようにワンウェイクラッチ14aが取り付いたギア14が接続されているため、リボン17は巻上方向にのみ巻き上げられ、逆方向に巻き上げられることはない。
【0035】
リボンカセット13を案内シャフト19に沿って押込むと、図7に示すように押下シャフト16によりサーマルヘッドブラケット22がスプリング27の付勢力に抗して押し下げられる。この押し下げにより、サーマルヘッド20とプラテンローラ30との間には隙間S1(mm)が形成される。
【0036】
通常、サーマルヘッド20とプラテンローラ30との間には隙間S1(mm)が形成され、印刷時のみサーマルヘッド20はソレノイド24により駆動されて押し下げられプラテンローラ30に押し付けられる。
【0037】
また、リボンカセット13が抜取られると、サーマルヘッドブラケット22がスプリング27の付勢力によって支持シャフト28を中心として上方へ回動し、サーマルヘッド20は図8に示すように上昇する。サーマルヘッド20の上昇量はソレノイド24に取り付けられたストッパー板金(図2に示す)29により規制され、サーマルヘッド20とプラテンローラ30との間には隙間S2(mm)が形成される。
【0038】
一方、ベースには、図10に示すようにサーマルヘッド20を傾けるための傾け手段としての板金44が設けられている。サーマルヘッド20の上昇時にはサーマルヘッドブラケット22のガイドブロック21の後端側が板金44に当接される。これにより、ガイドブロック21がシャフト23を中心にして先端側(リボン導入側)が上昇するように回動し、プラテンローラ30との間に大きな隙間S3が形成される(S1<S2<S3)。
【0039】
このようにサーマルヘッド20とプラテンローラ30との間に大きな隙間S3を形成することにより、リボンカセット13の取付時にインクリボン17がサーマルヘッド20やリボン剥離用のガイドブロック21に干渉せずに容易に取り付けることができる。
【0040】
従来においては、通常、リボンカセット13の装着時にはサーマルヘッド20とプラテンローラ30との間の隙間はS1mmとなっている。隙間S1mmでリボンカセット13を取り付けようとするとリボン17がサーマルヘッド20やリボン剥離用ガイドブロック21に干渉して取り付けずらいものとなる。
【0041】
図11はインクリボン17の巻上時の状態を示すものである。
インクリボン17はDCモータ1の駆動により矢印B方向に巻き上げられる。このときの巻上側のリボンのトルクをTA(N・m)、リボンの張力をBA(N)、速度をVA(mm/s)、リボン外径をDA(mm)とする。
【0042】
また、送出側のDCモータ2の駆動によりインクリボン17は矢印C方向に回転しようとしバックテンションがインクリボン17に掛かる(ワンウェイクラッチ14aが取り付いたギア14の作用により実際はC方向には回転しない。)
このときの送出側のリボン17のトルクをTB(N・m)、リボン17の張力をBB(N)、リボン外径をDB(mm)とする。また、媒体はプラテンローラ30と搬送用ローラ31とにより搬送速度VB(mm/s)で搬送されるものとする。
【0043】
転写印刷時、サーマルヘッド20はソレノイド24の励磁により荷重Fでリボン17及び媒体Paを介してプラテンローラ30に押し付けられる。また、サーマルヘッド20とリボン17の摩擦係数はμとする。このとき、TA>TB、BA>Fμ>BB、VA>VBを満たすことにより、転写印刷の性能が安定する。つまり、リボン17の巻上側、送出側の外径の変化にともない、DCモータ1,2の電流値を変化させてトルクをコントロールし、この条件をみたすような状態を保つことが重要なポイントである。
【0044】
図12は上記した転写印刷装置101の駆動制御系を示すブロック図である。
【0045】
印刷部前段センサー39、印刷タイミングセンサー40、印刷後センサー41、印刷部後段センサー42、巻上側フォトインタラプター9、送出側フォトインタラプター10は、それぞれ検出回路61a〜61fを介してトルク設定手段としてのCPU62に接続されている。CPU62にはドライバー63a〜63eを介して駆動モータ33、送出側CDモータ1、巻上側CDモータ2、ソレノイド24、サーマルヘッド20が接続されている。さらに、CPU62にはリボンカセットセット検知スイッチ15及びROM65が接続されている。また、CPU62にはトルクが適正に設定されなかったときに、トルク設定値を補正するための補正手段としての補正回路62aが設けられている。
【0046】
次に、転写印字動作について図13に示すフローチャートを参照して説明する。
装置電源がオンされると、後で詳述するようにリボンの外径が検出される(ステップS1)。前段処理部で処理されて搬送されてくる媒体が、印刷部前段のセンサー39に到達してセンサー39が暗になった(ステップS2)のに基づき駆動モータ33が起動し(ステップS3)、媒体の搬送速度がVC(mm/s)まで加速される。
【0047】
媒体が転写印刷部に受け渡されると、プラテンローラ30と搬送用のローラ31とによって搬送される。この搬送により印刷タイミングセンサー40が暗状態になったのに基づき(ステップS4)、搬送速度VCが搬送速度VB(mm/s)に減速されるとともに(ステップS5)、送出側のDCモータ2が駆動され(ステップS6)、リボン17にテンションが付与された状態になる。
【0048】
媒体の搬送速度の減速が完了すると(ステップS7)、ソレノイド24が駆動され(ステップS8)、サーマルヘッド20が押し下げられる。また、巻上側のDCモータ1が駆動され(ステップS9)、リボン17の巻き上げが開始される。そして、ソレノイド24の動作が完了すると(ステップS10)、サーマルヘッド20が印加されて印字が開始される(ステップS11)。このとき、フォトインタラプター10によってカウントが開始される(ステップS12)。印字が終了すると(ステップS13)、更にリボン17が巻き上げられる。リボン17と媒体はリボン剥離用ガイドブロック21で完全に剥離される(ステップS14)(つまり、媒体は搬送速度がVB(mm/s)に減速されてから、剥離完了まで搬送速度VB(mm/s)でE(パルス)搬送される。)
リボン剥離の終了後、フォトインタラプター10によるカウントが終了する(ステップS15)。こののち、ソレノイド24がOFFされ(ステップS16)、サーマルヘッド20が上方に退避されて巻上側のDCモータ1が停止される(ステップS17)。
【0049】
この印字が終了したのに基づき、駆動モータ33の回転速度が加速されて媒体の搬送速度がVB(mm/s)からVC(mm/s)に加速される(ステップS18)。
この加速搬送される媒体が印刷後センサー41を通過して印刷後センサー41が暗→明に変化したら(ステップS19)、送出側のDCモータ2を停止させる(ステップS20)。この後、印刷部後段センサー42が暗→明に変化したら(ステップS21)、後段処理部に媒体が確実に受け渡しされたと判断され、駆動モータ33が停止される(ステップS22)。
【0050】
ところで、上記したステップS4において、印刷タイミングセンサー40が暗となった時点で送出側のDCモータ2を駆動させておくのは、媒体がサーマルヘッド20に突入する前(サーマルヘッド20が駆動する前)にリボン17を張った状態にするためである。
【0051】
また、ステップS19で印刷後センサー41が暗→明に変化(媒体が通過完了)したら、DCモータ2を停止させるのは(DCモータ1,2を同時に停止させない)2つの理由がある。
【0052】
一つ目は、印刷完了でDCモータ2を止めないのは、印字終了後もまだ、媒体の後端がサーマルヘッド20を通過完了していないことがあるためである。この時、サーマルヘッド20を退避させても、DCモータ1,2の双方を停止させてしまうと、リボン17がたるみ、静電気によりリボン17が媒体に張り付き、送出側のリボンが引っ張られて繰り出されることによりリボン切れや搬送障害を引き起こす恐れがあるためである。
【0053】
二つ目は、印刷後センサー41が暗→明でDCモータを止めないのは、印刷後からのリボン17の巻き取り量が多くなり、リボン1巻での印刷可能回数が減少してしまうことを防止するためである。つまり、媒体がサーマルヘッド20に突入する前および完全に通過するまで、リボン17を常に張った状態に保ちつつ、無駄なリボン17の巻上量を最小限に抑えるためである。
【0054】
また、ステップS12とステップS15におけるカウント、即ち、リボン外径検出は、サーマルヘッド20の印加を開始した時点からDCモータ1を停止した時点までとする。これはリボン17の走行が安定した野に基づきその外径を検出するためである。
【0055】
即ち、DCモータ1の駆動を開始すると、それにともないソレノイド24が同時に駆動されてサーマルヘッド20を押し下げるため、リボン17が伸びたり、或いは、送出側のリボン17が駆動方向とは逆に送り出されてしまう。このため、DCモータ1の駆動を開始したのに基づきリボン17の外径の検出を始めると、正確な検出が不可能となってしまう。
【0056】
なお、簡易的なロータリーエンコーダーは、リボンの巻上側、送出側の双方に装備されているが、ここでは、送出側のロータリーエンコーダーで検出してリボン外径を算出することとする。巻上側のロータリーエンコーダーで検出してリボン外径を算出しても結果は同じである。
【0057】
ギア8にはその周方向に亘って穴8aが穿設され、その穴8aをフォトインタラプター10で検出する。即ち、明→暗、暗→明の変化の回数をフォトインタラプター10でカウントし、このカウント結果から送出側のリボンの外径を算出する。巻上側のリボン外径は送出側のリボンの外径と相関関係があるため、計算にて算出する。
【0058】
次に、上記したステップS22以降のステップについて説明する。
駆動モータ33が停止されたのち、ステップS15でカウントされたカウント結果P(1回)が有効か否かが判別され(ステップS23)、有効である場合には、有効カウント結果がR個あるか否かが判別される(ステップS24)。有効カウント結果がR個ある場合には、有効カウント結果R個の平均値Qが算出され(ステップS25)、即ち、一回目に検出したカウント結果をP1とし、このP1を含めて10回の検出結果P10までの検出結果をもとにQ=(P1+P2+…+P10)/10を算出してリボンの外径が算出される。
【0059】
このように、リボン外径の算出を、フォトインタラプター10での明→暗、暗→明の変化のカウント結果P(1回)のみで行うのではなく、複数回の結果の平均値Qをとる理由としては、1回1回の検出結果のバラツキが発生した場合に、リボン外径の検出精度が低下してしまう恐れがあるためである。
【0060】
リボン外径が算出されたのちは、トルクステージを変更するか否かが判別される(ステップS26)。変更する場合には、送出側のDCモータ2のトルクTBが決定され(ステップS27)、ついで、巻上側のDCモータ1のトルクTAが決定される(ステップS28)。
【0061】
トルクステージの変更は、リボン1巻を使い切るまでに図15、図16に示すようにZ回(ここではZ=5とする)DCモータ1,2のトルクの切り換えを行うこととする。すなわち、DCモータ1,2のトルクの切り換えのポイントWは、W1、W2・・、W5となり、巻上側のリボントルクTA(N・m)と送出側のリボントルクTB(N・m)の組み合わせは6つ存在することになる。
【0062】
リボン17の使い始め時、巻上側のリボントルクをTA1、送出側のリボントルクをTB1としたとき、平均値QがW1以上になったら巻上側のリボントルクをTA2(N・m)、送出側のリボントルクをTB2(N・m)に切り替える。その後も同様に平均値QがW2以上になったら巻上側のリボントルクをTA3(N・m)、送出側のリボントルクをTB3(N・m)に切り換えていき、最終的には平均値QがW5以上になったら巻上側のリボントルクをTA6(N・m)、送出側のリボントルクをTB6(N・m)とし、リボン17の巻完まで使い終わる。
【0063】
そこで、トルクの巻上側のリボントルクTA1、送出側のリボントルクTB1の時をステージ1、TA2・B2の時をステージ2、・・巻上側のリボントルクTA6、送出側のリボントルクTB6の時をステージ6とする。
【0064】
リボン17の使用し始めは、図17、図18に示すように巻上側のリボン外径が最小で、送出側のリボン外径が最大である。このため、巻上側のリボントルクTA(N・m)は最小で、逆に、送出側のリボントルクTB(N・m)は最大である。
【0065】
従って、巻上側のリボントルクTA(N・m)は、TA1<TA2<…<TA6、送出側のリボントルクTB(N・m)は、TB6<TB5<…<TB1、切り換えのポイントWは、W1<W2<…<W5の関係となる。
【0066】
上記したように、リボンの外径に応じて巻上側のリボントルクTA(N・m)と送出側のリボントルクTB(N・m)とを変化させることにより適正トルクに設定することができ、安定な稼動が可能となる。
【0067】
しかし、リボンの外径に対して、巻上側のリボントルクTA(N・m)と、送出側のリボントルクTB(N・m)が適正な設定ではなかったとき、例えば、巻上側のリボントルクTA3、送出側のリボントルクTB3の時においてリボン外径がステージ3以外のときは、リボン切れや印字品質異常が発生する。
【0068】
巻上側のリボントルクがTA3で、送出側のリボントルクがTB3(ステージ3)で動作していたときに、実際のリボン外径がステージ4に相当の時(即ち、巻上リボントルクTAが不足し、送出側のリボントルクTBが過剰の時)には、リボンの巻上量が少なくなりリボン切れが発生する。このときは、平均値Qが小さいため、補正回路62aによりQ<W2−Yでステージを1っ上げることにする。
【0069】
また、逆に、巻上側のリボントルクがTA3で、送出側のリボントルクがTB3(ステージ3)で動作していたとき、実際のリボン外径がステージ2に相当の時(即ち、巻上リボントルクTAが過剰で、送出側のリボントルクTBが不足の時)には、リボンの巻上量が大きくなり印字高さが伸びる。このときは、平均値Qが大きいため、補正回路62aによりQ<W3+Yでステージを1つ下げる。
【0070】
また、上記の巻上側のリボントルクがTA3、送出側のリボントルクがTB3(ステージ3)で動作していたとき、実際のリボン外径がステージ2に相当の時(巻上リボントルクTAが過剰で、送出側のリボントルクTBが不足の時)には、別な方法も提起する。
【0071】
このときは、フォトインタラプター10でのカウント結果PがW3より大きいため、P>W3+Xの時は、このカウント結果PをQの算出から除外する。(カウント結果Pは無効とする。)つまり、この様に制御したときは、リボンの巻き上げ量が大きくなり印字高さが伸びた状態で動作をし続けるが、使用しているうちにステージ3相当のリボン外径になりその後、正常な制御に落ち着くことになる。
【0072】
上記したように、この実施の形態によれば、インクリボン17の外径寸法の変化に基づいてインクリボン17に付与するトルクを制御するため、常にインクリボン17の張力が一定となり、インクリボン17の剥離不良、インクリボン17の切断、印字不良等の不具合を解消し、性能が向上するとともにインクリボン1巻での印刷回数を大幅に向上できる。
【0073】
また、送出軸17bに付与される反巻上方向のトルクによってインクリボン17が反巻上方向へ巻き上げられることを規制するワンウェイクラッチ14aを備えるため、媒体がサーマルヘッド20に突入する前および完全に通過するまで、インクリボン17を常に張った状態に保ちつつ、無駄なインクリボン17の巻上量を最小限に抑えることが可能である。
【0074】
また、サーマルヘッド20がインクリボン17を介して媒体をプラテンローラ30に押圧してから転写が完了するまでの間においてインクリボン17の外径寸法を検出するため、インクリボン17の外径検出が安定化する。
【0075】
さらに、インクリボン17の外径寸法を複数回検出し、その平均値に基づいて巻上軸17aが付与すべきトルクを設定するため、より正確なインクリボン17の外径寸法に基づいてトルクを設定することができる。
【0076】
また、トルク設定値の正誤を判別し、トルク設定値が適正でない場合には、適正なトルクを設定するようにCPU62の動作を補正するため、インクリボン17の切れ、印字不良等を防止することができる。
【0077】
ところで、リボンカセット13が交換されて別リボンとなり、リボン外径が変わってしまった場合、また、リボンを新品に交換した場合、あるいは、装置の立上時等にはリボン外径を算出し、適正なトルク(適正なステージ)にセットする必要がある。この様な時のリボン外径検出のタイミングは、装置電源がONされたとき、リボンカセット13が抜き取られその後セットされたときである。
【0078】
リボンカセット13が抜き取られ、その後、リボンカセット13がセットされたことは、リボンカセットセット検知スイッチ15により検出可能である。
【0079】
次に、この時のリボン外径検出方法について図14のフローチャートを参照して説明する。
まず、送出側のDCモータ2を駆動させ(ステップS30)、送出側のリボンのトルクTD(N・m)でリボンに矢印C方向(図11に示す)にバックテンションをかける(ワンウェイクラッチ14aが取り付けたギア14の作用によりリボンはC方向には回転しない)。また、巻上側のDCモータ1を駆動させてリボン17を矢印方向Bに回転させてリボン17を巻き上げる(ステップS31)。このときの巻上側リボンのトルクをTC(N・m)とする。
【0080】
送出側にリボントルクTD(N・m)をかけるのは、TD(N・m)=0では、巻き上げられたリボン17が緩く巻き取られてしまい、その後の転写印字動作時のリボン外径の検出が正常にできなくなるためである。
【0081】
タイマーによりDCモータ1がt1=H(s)間駆動するようにセットされ(ステップS32)、また、タイマーによりDCモータ2がt2=J(s)間駆動するようにセットされる(ステップS33)。DCモータ2がJ(s)間駆動された場合には(ステップS34)、タイマーによりt3=K(s)がセットされる(ステップS35)。
【0082】
こののち、送出側のフォトインタラプター10で明→暗、暗→明の変化の回数Mのカウントが開始され(ステップS36)、巻上側のフォトインタラブター9で明→暗、暗→明の変化の回数Lのカウントが開始される(ステップS37)。タイマーt3がオーバした場合には(ステップS38)、送出側のフォトインタラプター10でのカウントが終了され(ステップS39)、同時に巻上側のフォトインタラブター9でのカウントが終了される(ステップS40)。
【0083】
ついで、タイマーt1がオーバタイムした場合には(ステップS41)、巻上側のDCモータ1の駆動が停止され(ステップS42)、同時に、送出側のDCモータ2の駆動が停止される(ステップS43)。
【0084】
こののち、巻上側及び送出側のフォトインタラプター9,10でのカウント結果をもとに、N=M/Lが算出され(ステップS44)、このNからリボン外径が算出される(ステップS45)。
【0085】
つぎに、このリボン外径の算出結果に基づいてトルクステージが決定され(ステップS46)、送出側DCモータ2のトルクTBが決定されるとともに(ステップS47)、送出側DCモータのトルクTが決定される(ステップS48)。
【0086】
即ち、トルクの切り換えのポイント0を図19に示すように01、02・・、05としたとき、Nが01以下であれば、巻上側のリボントルクTA1(N・m)、送出側のリボントルクTB1(N・m)、つまりステージ1とする。同様にNが05以上であれば巻上側のリボントルクTA6(N・m)、送出側のリボントルクTB6(N・m)、つまりステージ6とする。
【0087】
また、上記したステップS34で示すように、DCモータ1,2の駆動開始後、J(s)後に検出を開始するのは、リボンカセット13の取付時にリボン17の弛みが発生していることがあり、この弛みを取ったのに基づいて検出を開始するためである(リボン17が弛んでいるとリボン外径検出が正常にできない)。
【0088】
また、N=M/Lにてリボン外径を算出するのは、TC−TD(N・m)が十分大きなトルクであれば、転写印刷時のリボン外径検出同様に送出側のフォトインタラプター10でのカウント数Mのみで外径の検出が可能である。しかし、TC−TD(N・m)の値によっては、カウント数Mのみで対象となるリボン外径が複数発生してしまい検出不可能となるためである。
【0089】
なお、本発明は上記した一実施の形態に限られることなく、その要旨の範囲内で種々変形実施できることは勿論である。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば転写材の外径寸法が変化しても転写材の張力を安定化でき、良好な印字が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である自動改札装置を示す概略的構成図。
【図2】 同自動改札装置に設けられる転写印刷装置を示す斜視図。
【図3】 同転写印刷装置を背面側から示す斜視図。
【図4】 同転写印刷装置を示す背面図。
【図5】 同転写印刷装置にリボンカセットが取付けられた状態を示す正面図。
【図6】 同リボンカセットを分解して示す斜視図。
【図7】 同リボンカセットを取付けたときのサーマルヘッドの位置を示す図。
【図8】 同リボンカセットを取外したときのサーマルヘッドの位置を示す図。
【図9】 同リボンカセットを取付ける際のサーマルヘッドの位置を示す図。
【図10】 同リボンカセットを取付ける際のサーマルヘッドの位置を異なる角度から示す図。
【図11】 同リボンカセット内のインクリボンが巻き取られる状態を示す図。
【図12】 同転写印刷装置の駆動制御系を示すブロック図。
【図13】 同転写印刷装置の印刷動作を示すフローチャート図。
【図14】 同転写印刷装置の電源オン時のリボン外径検出動作を示すフローチャート図。
【図15】 同転写印刷装置のトルク切替えポイントと送出側カウント数との関係を示すグラフ図。
【図16】 同転写印刷装置のトルク切替えポイントと送出側リボン外径との関係を示すグラフ図。
【図17】 同転写印刷装置の巻上側リボン直径と送出側リボン直径の変化を示すグラフ図。
【図18】 同転写印刷装置の巻上側リボン直径と送出側リボン直径との関係を示すグラフ図。
【図19】 同転写印刷装置のトルク切替えポイントとN(=M/L)との関係を示すグラフ図。
【符号の説明】
P…媒体、9,10…フォトインタラプタ(検出手段)、11…投入部、12…放出部、14a…ワンウェイクラッチ(規制手段)、17…インクリボン(転写材)、17a…巻上軸(巻上手段)、17b…送出軸(巻上手段)、20…サーマルヘッド(印字ヘッド/転写手段)、24…ソレノイド(移動手段)、30…プラテン、35…主搬送路(搬送手段)、44…板金(傾け手段)、62…トルク設定手段(CPU)、62a…補正回路(補正手段)。

Claims (3)

  1. 乗車券媒体を投入する投入部と、
    この投入部から投入された乗車券媒体に改札情報を印刷する転写印刷部と、
    前記投入された乗車券媒体を放出する放出部と、
    前記投入された乗車券媒体を前記印刷部を経由して前記放出部まで搬送する搬送路とを有する自動改札装置において、
    前記転写印刷部は、前記搬送路の中途部に設けられ、前記転写材を印字ヘッドで押圧して加熱することにより前記転写材の色剤により前記乗車券媒体に改札情報を転写する転写手段と、
    前記搬送路に沿って前記乗車券媒体を搬送するもので、前記転写手段の転写動作時における前記乗車券媒体の搬送速度を減速する搬送手段と、
    前記乗車券媒体の搬送方向後端部が前記転写手段を通過したことを検知する検知センサと、
    前記転写材の一端部側を巻上軸、他端部側を送出軸にそれぞれ券回し、前記巻上軸に巻上方向のトルクを付与するとともに、前記検知センサが前記乗車券媒体の搬送方向後端部を検知するまで前記送出軸に反巻上方向のトルクを継続して付与して前記転写材を巻き取る巻上手段と、
    前記巻上軸及び前記送出軸の少なくとも一方に券回される前記転写材の外径寸法を検出する検出手段と、
    この検出手段によって検出される前記転写材の外径寸法に基づいて前記巻上与手段が付与すべきトルクを設定するトルク設定手段とを具備し、
    前記検出手段は前記転写手段の印字ヘッドが前記転写材を押圧して転写が開始されたのち前記転写材の外径寸法の検出を開始し、前記転写材の剥離の終了後、前記転写材の外径寸法の検出を終了することを特徴とする自動改札装置。
  2. 乗車券媒体を投入する投入部と、
    この投入部から投入された乗車券媒体に改札情報を印刷する転写印刷部と、
    前記投入された乗車券媒体を放出する放出部と、
    前記投入された乗車券媒体を前記印刷部を経由して前記放出部まで搬送する搬送路とを有する自動改札装置において、
    前記転写印刷部は、前記搬送路の中途部に設けられ、前記搬送路に沿って搬送される媒体に転写材を重ね合わせ、前記転写材を印字ヘッドで押圧して加熱することにより前記転写材の色剤を前記乗車券媒体に改札情報を転写する転写手段と、
    前記搬送路に沿って前記乗車券媒体を搬送するもので、前記転写手段の転写動作時における前記乗車券媒体の搬送速度を減速する搬送手段と、
    前記乗車券媒体の搬送方向後端部が前記転写手段を通過したことを検知する検知センサと、
    前記転写材の一端部側を巻上軸、他端部側を送出軸にそれぞれ券回し、前記巻上軸に巻上方向のトルクを付与するとともに、前記検知センサが前記乗車券媒体の搬送方向後端部を検知するまで前記送出軸に反巻上方向のトルクを継続して付与して前記転写材を巻き取る巻上手段と、
    前記巻上軸及び前記送出軸の少なくとも一方に券回される前記転写材の外径寸法を複数回検出する検出手段と、
    この検出手段によって複数回検出される前記転写材の外径寸法の平均値に基づて前記巻上手段が付与すべきトルクを設定するトルク設定手段とを具備し、
    前記検出手段は前記転写手段の印字ヘッドが前記転写材を押圧して転写が開始されたのち前記転写材の外径寸法の検出を開始し、前記転写材の剥離の終了後、前記転写材の外径寸法の検出を終了することを特徴とする自動改札装置。
  3. 乗車券媒体を投入する投入部と、
    この投入部から投入された乗車券媒体に改札情報を印刷する転写印刷部と、
    前記投入された乗車券媒体を放出する放出部と、
    前記投入された乗車券媒体を前記印刷部を経由して前記放出部まで搬送する搬送路とを有する自動改札装置において、
    前記転写印刷部は、前記搬送路の中途部に設けられ、前記転写材を印字ヘッドで押圧して加熱することにより前記転写材の色剤により前記媒体に改札情報を転写する転写手段と、
    前記搬送路に沿って前記乗車券媒体を搬送するもので、前記転写手段の転写動作時における前記乗車券媒体の搬送速度を減速する搬送手段と、
    前記乗車券媒体の搬送方向後端部が前記転写手段を通過したことを検知する検知センサと、
    前記転写材の一端部側を巻上軸、他端部側を送出軸にそれぞれ券回し、前記巻上軸に巻上方向のトルクを付与するとともに、前記検知センサが前記乗車券媒体の搬送方向後端部を検知するまで前記送出軸に反巻上方向のトルクを継続して付与して前記転写材を巻き取る巻上手段と、
    前記巻上軸及び前記送出軸の少なくとも一方に券回される前記転写材の外径寸法を検出する検出手段と、
    この検出手段によって検出される前記転写材の外径寸法に基づいて前記巻上手段が付与すべきトルクを設定するトルク設定手段と、
    このトルク設定手段によって設定されるトルク設定値の正誤を判別し、トルク設定値が適正でないと判断された場合には、適正なトルクを設定するように前記トルク設定手段の動作を補正する補正手段とを具備し、
    前記検出手段は前記転写手段の印字ヘッドが前記転写材を押圧して転写が開始されたのち前記転写材の外径寸法の検出を開始し、前記転写材の剥離の終了後、前記転写材の外径寸法の検出を終了することを特徴とする自動改札装置。
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