JPH042109B2 - - Google Patents

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JPH042109B2
JPH042109B2 JP4612985A JP4612985A JPH042109B2 JP H042109 B2 JPH042109 B2 JP H042109B2 JP 4612985 A JP4612985 A JP 4612985A JP 4612985 A JP4612985 A JP 4612985A JP H042109 B2 JPH042109 B2 JP H042109B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/44Typewriters or selective printing mechanisms having dual functions or combined with, or coupled to, apparatus performing other functions

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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は自動チエツクライターに係り、主とし
て、各金融機関から支給される単票の手形用紙を
使用しての手形発行業務を自動的に処理できるよ
うにしたもので、特に、振出日、支払期日、支払
金額等の手形発行に際しての必要な書式が入力記
憶された電子計算機(ホストコンピユータ、パソ
コン)からのデータによつて自動的に処理できる
ようにした自動チエツクライターに関するもので
ある。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来、振出日、支払期日、支払金額等を所定の
手形用紙に印字し、作成する場合には、単票型の
それには手作業のチエツクライター等によつて、
また、連続用紙型のそれには電子計算機の制御に
よつて夫々行なわれている。ところが、手作業に
よつた場合には、人為的ミスが生じやすいばかり
でなく、受取人、支払期日、振出日が同一で金額
が異なるものを何枚も発行するときには、その作
業は極めて面倒である。また、電子計算機によつ
た場合は、連続用紙しか使用できず、それの使用
者は極めて限定されたものとなるばかりでなく、
各金融機関で支給される通常の単票の手形用紙は
全く使用できないものであつた。
こうしたことから、これを解消すべく、特開昭
59−29182号公報にあるような手形の印字方法に
よつて単票の手形用紙であつても電子計算機のデ
ータを使用して自動的に処理できるようにしたも
のが提案されている。これは、必要事項が左横書
される横長の手形用紙を、用紙の左右短辺に沿う
ガイド手段によつて案内搬送させるも斜行してし
まうが故に、その上下長辺に沿つた縦方向にに挿
入、搬送させ、搬送中に必要事項を印字するもの
である。ところが、電子計算機の制御による必要
事項の印字は全て行データとして入力記憶されて
いるため、搬送中での印字は、行間隔を調整設定
しながら、かつ印字を横転させて行なわなければ
ならず、そのフオーマツトの設定等の印字プログ
ラムの作成が困難、面倒であり、印字に要する処
理時間も長くかかるものであつた。
[発明の目的] そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事
情に鑑み創出されたものであり、第1の目的とす
るところは、単票の手形用紙を左右短辺に沿つて
の給紙、搬入、搬送中に、手形発行に際しての必
要とされる手形書式が入力記憶された電子計算機
からのデータをそのままの行データとして印字す
るものとし、そのデータの印字処理のプログラム
作成を容易とさせること、第2の目的とするとこ
ろは、振出日、支払期日、支払金額等の印字に際
し、手形本券中の支払金額欄への印字は刻み印字
式としてこれの改竄を未然に防止できると共に、
それ以外の手形本券、発券控え中への振出日、支
払期日、発行金額の控え等の手形書式はドツト印
字式で記入でき、また、差出人たる発行者名、捺
印等は押印式で記名できるものとして処理の迅速
化、管理の容易性を図ること、第3の目的とする
ことろは、手形書式が入力記憶さている電子計算
機からのデータ受信を、開始コード、印字内容デ
ータ、終了コードの組合わせによるものとして、
特定の電子計算機との接続に限定されず使用で
き、汎用性あるものとすること、第4の目的とす
ることろは、単票の手形用紙を左右短辺に沿つて
給紙、搬入、搬送するに際し、搬送中での斜行を
確実に修正し、前記手形書式の所定位置へのドツ
ト印字、支払金額の所定位置への刻み印字等を正
確に行ない、しかも、鮮明なものとし、それらの
自動的な処理を図ること、等にある。
[発明の概要] そのため、本発明にあつては、電子計算機に入
力記憶されている手形書式のうち、刻み印字すべ
き金額データとそれ以外のドツト印字すべきプリ
ンタデータとを選別するデータセレクタと、積載
された手形用紙の如き被処理用紙を、その左右短
辺方向に沿つて1枚毎に分離して給紙搬入させ、
搬入途中で被処理用紙の斜行を修正する給紙搬入
装置と、搬入させた被処理用紙に対し、データセ
レクタから供給された前記プリンタデータをドツ
ト印字するプリンタ装置と、ドツト印字後の被処
理用紙を、その左右短辺方向に沿つて搬送させ、
斜行を修正して一旦停止させる搬送装置と、一旦
停止後の被処理用紙に対し、被処理用紙の上下長
辺方向に沿つて間欠搬送しながらデータセレクタ
から供給される前記金額データを刻み印字する刻
み印字装置と、刻み印字後の被処理用紙に発行者
名、捺印を押印し、排出させる押印装置とを備え
たことに存し、こうすることで、各金融機関から
支給される通常の単票の手形用紙をそのまま自動
的に処理して発行でき、手形書式のうち刻み印字
すべき金額は刻み印字とし、これ以外の振出日、
支払期日等はドツト印字と成すことで処理して鮮
明なものとし、しかも、これらの印字等は電子計
算機から供給される各種データにて自動作成し、
人手を煩わせずに迅速、正確に行なわせることに
成功したものである。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
すると次の通りである。
しかして、本発明に係る自動チエツクライター
は、第2図に示すように、例えば手形を発行する
ための手形書式、すなわち、各金融機関から支給
される単票の手形用紙における手形本券部分、発
券控えに必要事項を記載するための各種手形書式
が入力記憶されている電子計算機(ホストコンピ
ユーター、パソコン)からの必要データを受信し
て作成するようになつており、手形書式はCPU
回路、インターフエース回路と連繋されたデータ
セレクタにて選別され、また、被処理用紙を給紙
する給紙搬入装置、刻み印字する刻み印字装置、
捺印する押印装置はインターフエース回路から制
御され、一方、ドツト印字するプリンタ装置はイ
ンターフエース回路から制御される回路構成を有
している。
そして、第3図に示すように、例えば、手形本
券P1及び発券控えP2から成る手形としての被
処理用紙Pには、振出日欄イ、支払期日欄ロ、発
行金額の控え欄ハ、支払先名称欄ニ、税額欄ヘ、
銀行名欄ト、支払金額欄チ、振出人としての発行
者名欄リ、捺印欄ヌ、印紙税欄ルが夫々設けられ
ており、そのうち、支払金額欄チにおける支払金
額の印字は刻み印字装置70にて、発行者名欄
リ、捺印欄ヌ、更には印紙税欄ルにおける振出人
名、捺印、更には、印紙税書式表示印は押印装置
100にて夫々行なわれ、他の欄への記入はプリ
ンタ装置50にて行なわれるものとしてある。こ
れらの記入事項は、特に、手形本券P1における
支払金額欄チへの印字は、それの改竄を防止すべ
く刻み印字式とされ、同じく手形本券P1におけ
る振出人名欄リ、捺印欄ヌ、印紙税欄ルの押印
は、使用者が振出人となることから、共通して捺
印できる印版式とされる。そして、発行者名以外
の手形書式は電子計算機Cに入力記憶されている
も、これから供給される必要データのうち、支払
金額欄チへの支払金額のように刻み印字すべき金
額データとそれ以外のドツト印字すべきプリンタ
データとはデータセレクタDによつて選別されて
刻み印字装置70とプリンタ装置50とに夫々入
力制御される。
すなわち、このような単票型の被処理用紙Pに
対しての印字、捺印は被処理用紙Pをその左右短
辺に沿つて1枚毎に供給搬入させ、しかも、斜行
を修正させる給紙搬入装置20、手形書式のう
ち、プリンタデータをドツト印字させるプリンタ
装置50、このプリンタ装置50から搬出される
被処理用紙Pをその斜行を修正しながら搬送さ
せ、一旦停止させる搬送装置60、停止された被
処理用紙Pをその上下長辺に沿つての搬送方向を
変更して間欠搬送しながら金額データの刻み印字
を行なう刻み印字装置70、刻み印字終了後での
被処理用紙Pに発行者名等を捺印する押印装置1
00によつて自動的に処理される。
これらの各装置は、作業場所に直接載置される
第1の機枠1内にプリンタ装置50を配し、その
後上方に給紙搬入装置20を配し、また、第1の
機枠1上に据付けられる第2の機枠10内に搬送
装置60、刻み印字装置70、押印装置100を
配することで組合せられる。各装置による被処理
用紙Pは、第4図に示すように、表面を下方に向
けて給紙搬入装置20に積載保持された状態で、
その下方から1枚毎に分離搬入(矢印参照)さ
れながら表裏が反転されてドツト印字が行なわれ
(矢印参照)、表面を上方に向け、搬送方向が変
更されて(矢印参照)刻み印字、次いで、押印
が行なわれた後、第2の機枠10上のストツカー
11内に表面を再び下方に向けて(矢印参照)
集積保管されるものとなつている。なお、図示に
あつては、一般に汎用されているドツト印字式の
プリンタ機をプリンタ装置50となして使用する
ため、これへの簡易な取付け、連動を考慮して、
第2の機枠10に給紙搬入装置20、搬送装置6
0、刻み印字装置70、押印装置100が組込ま
れている。
先ず、処理すべき被処理用紙Pを積載保持する
給紙搬入装置20は、積載された手形用紙の如き
被処理用紙Pを1枚毎に被処理用紙Pの左右短辺
方向に沿つて分離し、給紙搬入させ、かつ搬入途
中で一旦停止させ、斜行を修正すべく構成され、
その駆動は、第1の機枠1に内蔵させた駆動モー
タ2によつて得られるものとしてある。
すなわち、この駆動モータ2は、その駆動力に
て給紙搬入装置20、プリンタ装置50、搬送装
置60を作動させており、従動連繋系統は、第4
図乃至第8図に示すように、駆動モータ2にてプ
リンタ装置50のプラテンローラ51を回転させ
ると同時に、従動回転される第1伝達ギヤ3を介
して給紙搬入装置20の給紙軸21、搬入軸22
を回転させ、更には、第2伝達ギヤ4を介して搬
送装置60の搬送軸61を回転させるものとなつ
ている。
このような駆動モータ2の駆動力を得て、作動
する給紙搬入装置20は、第9図に示すように、
例えば、170枚程度の被処理用紙Pを積載保持さ
せる給紙台26をプリンタ装置50を内蔵させて
ある第1の機枠1の後上方に配しておき、積載さ
れた被処理用紙Pにおける最下部に位置する被処
理用紙Pの前縁が載置接触する給紙ローラ21A
を固着して、第2の機枠10下部に支承した給紙
軸21と、駆動モータ2からの駆動にて第1伝達
ギヤ3を介して従動回転されるよう、第2の機枠
10下前部に支承した搬入軸22とに給紙ベルト
23を掛巡させると共に(第7図参照)、給紙指
令信号にて給紙ベルト23駆動力を給紙軸21に
伝達する電磁式の給紙クラツチ24を給紙軸21
端に装着し、更に、給紙ローラ21A面に弾撥圧
止し、給紙ローラ21Aと協働して被処理用紙P
を1枚毎に分離させる分離機構27と、常時回転
している搬入軸22上で被処理用紙Pを一旦停止
させることで斜行を修正すべくした搬入停止機構
35とを配設したものである。
分離機構27は、第10図に示すように、後述
する刻み印字装置70における印字プレート71
下面から吊持した器枠28内に、スプリング30
にて下方への弾撥突出傾向に付勢させた押圧軸2
9を上下方向に摺動自在にして支持し、この押圧
軸29下端には、下後部を湾曲面となしてスチー
ル製の挿入片32を付設した合成ゴムの如き軟弾
性材製のフリクシヨンチツプ31を固定して成る
ものである。そして、給紙台26上の被処理用紙
Pにおける最下部に位置するそれに接触している
前記給紙ローラ21Aが回転すると、その回転力
にて被処理用紙Pが引込まれ、その際、それ以外
の被処理用紙Pは分離機構27の弾圧力、例え
ば、150gにての弾圧力にて半ば強制的に保持さ
れているから、確実に1枚のみが分離されて搬入
される。なお、33はウエイトアームであり、分
離機構27後方で、積載された被処理用紙P上に
適当な重量を付与し、1枚毎の被処理用紙Pを搬
入させるべく、分離機構27の器枠28に揺振自
在に支持されている。
また、搬入停止機構35は、第9図、第11図
に示すように、プリンタ装置50のプラテンロー
ラ51下方へ被処理用紙Pを案内すべく、給紙台
26から連続させた搬送路となるよう第2の機枠
10下前部に渡架形成した搬入案内プレート34
下方に出没自在となる爪状の複数のストツパ36
を有して成り、ストツパ36が固着されているス
トツパ軸37を第2の機枠10前部に支承すると
共に、このストツパ軸37端に固着した連繋アー
ム38を、停止解除指令信号にて励磁作動される
ストツパソレノイド39のプランジヤに連結し
(第7図参照)、連繋アーム38にはこれを牽引し
ているスプリング40によつてストツパ軸37を
強制揺動させることで、ストツパ36を搬入案内
プレート34下方に突出させてある。今、常時回
転されている搬入軸22に固着した搬入ローラ2
2Aと、これに従動回転する加圧作用を備えた搬
入従動ローラ22Bとによつて搬入された被処理
用紙Pは、搬入案内プレート34下面に沿つて案
内され、ストツパ36に衝接すると一旦停止す
る。一旦停止しても、搬入軸22は常時回転して
いるから、被処理用紙Pが斜行されていてもその
左右が移動され、全てのストツパ36に被処理用
紙Pにおける搬送方向での前端が当接する(第1
2図参照)。このようにして搬入停止機構35に
被処理用紙Pが到達したことを検知した搬入セン
サ41は、約0.4秒後でストツパソレノイド39
をONし、これによつてスプリング40の弾撥力
に抗して連繋アーム38、ストツパ軸37を揺振
させることでストツパ36を揺振没入させ、プリ
ンタ装置50への被処理用紙Pの搬入を可能とさ
せる。
一方、前記給紙台26には、第10図に示すよ
うに、積載した被処理用紙Pに確実な給紙を図る
ため、クリツクガイド43、側方ガイド44、ラ
ダーローラ45が設けられている。クリツクガイ
ド43は、段部を有して給紙台26後部に前後に
調整自在にアジヤスト固定され、側方ガイド44
は給紙台26左右側部に左右に調整自在にアジヤ
スト固定され(第4図参照)、ラダーローラ45
はクリツクガイド43の段部上面と前記搬入ロー
ラ22A右面との間での被処理用紙Pの保持を確
実にし、同時に自由回転することで給紙時におけ
る初期の斜行を防止すべく、給紙台26後部中央
に配置される(第4図参照)。
更に、給紙台26内に、被処理用紙Pが無い時
は、上方へ揺振するセンサアーム46を給紙台2
6下に軸支し、このセンサアーム46の揺振検知
して被処理用紙Pが無いことを検知する用紙検出
センサ47を設け、被処理用紙Pが無いときは自
動停止させるようにしておく(第10図参照)。
このようにして、給紙搬入装置20にて1枚毎
に給紙、搬入された被処理用紙Pには、プリンタ
装置50によつてプリンタデータがドツト印字さ
れる。すなわち、このプリンタ装置50によるド
ツト印字は、前述の如く、電子計算機Cに入力記
憶されている手形書式のうち、データセレクタD
によつて選別された手形書式である振出人として
の発行者、支払期日、控えとしての発行金額、支
払先名称、手形番号、税額、銀行名等であり、こ
れは、電子計算機Cから出力された手形書式を、
被処理用紙Pの左右短辺に沿つて搬送しながら行
データとして印字する公知のものであり、その構
成の詳細は省略される。ただ、給紙搬入装置20
から給紙される被処理用紙Pは、プリンタ装置5
0におけるプラテンローラ51下方へ搬入され、
プラテンローラ51周面に沿つて湾曲されがら印
字され、次いで、搬入方向とは反転されるように
して第1の機枠1上方、すなわち、給紙搬入装置
20上方に配置されている刻み印字装置70へ搬
送装置60によつて搬出されるようにしてある。
そのため、第9図、第11図に示すように、プ
ラテンローラ51後下方で第1の機枠1に支持さ
せた引込案内プレート53上面に、前記搬入案内
プレート34前縁に付設した紙押えガイド54下
端を当接させることで、前記搬入停止機構35に
て斜行が修正された後の被処理用紙Pをプラテン
ローラ51下方へ確実に案内し、プラテンローラ
51前下方で第1の機枠1に支持させた反転ガイ
ド55前方へ案内させ、更に、ドツト印字のため
に左右に走行するドツト印字部52には、プラテ
ンローラ51周面と同様に湾曲しているアールガ
イド56を付設し、このアールガイド56内面に
沿つて強制湾曲させ、反転させるようにし、搬送
装置60に搬出させるものとしてある。アールガ
イド56は、プラテンローラ51周面とは被処理
用紙P厚さ分、例えば、0.32〜0.40mmのクリアラ
ンスが設定されていて、その中央部にドツト印字
部52本体を外出させる外出窓57が開口されて
おり、ドツト印字時における被処理用紙Pの押え
として役立てると共に、ドツト印字終了後での被
処理用紙Pを巻上げるようにして反転湾曲させて
搬送装置60に搬出させることができ、紙厚が厚
い被処理用紙Pの搬送装置60への搬出案内を確
実にし、しかも、被処理用紙Pを損傷させること
がない。
ドツト印字終了後の被処理用紙Pは、搬送装置
60を経て刻み印字装置70に搬送され、刻み印
字装置70において、前記データセレクタDにて
選別された手形書式のうちの金額データが正確に
刻み印字されるもので、その際、搬送装置60は
被処理用紙Pを正確に搬送させ、正位置に被処理
用紙Pをセツトさせる必要がある。
そのため、搬送装置60は、プリンタ装置50
でのドツト印字終了後の被処理用紙Pをその左右
短辺に沿つて搬送させ、印字プレート71上で一
旦停止させて斜行を修正するよう構成されてい
る。また、この搬送装置60においては、プリン
タ装置50から搬出された被処理用紙Pを受けた
後、刻み印字装置70にて刻み印字を行なうと
き、第4図に示すように、印字プレート71上で
被処理用紙Pの上下長辺に沿つてのものとして搬
送方向が直交状に変更されることが要請されるた
め、これを円滑にさせる搬送加圧機構65が配設
されている。
すなわち、この搬送装置60は、第9図、第1
4図に示すように、前記駆動モータ2の駆動力が
第2伝達ギヤ4を介して伝達されることで従動回
転される搬送軸61を、プラテンローラ51後上
方に位置させて第2の機枠10に支承し、前縁が
プラテンローラ51上方に垂下された印字プレー
ト71を第2の機枠10に架設すると共に、搬送
軸61に固着した複数の搬送ローラ61Aに接触
して、これに従動回転することで被処理用紙Pを
加圧する搬送加圧機構65を有している。
印字プレート71は、水平状に配置された本体
部分と、プラテンローラ51上方に垂下されてい
る案内部分とが一体あるいは別体にして形成され
ており、本体部分と案内部分との連続部位に適宜
開口させた窓部から搬送ローラ61Aを外出せし
めてあり、プラテンローラ51から搬送ローラ6
1Aに至る距離は被処理用紙Pの上下に沿つた長
さに比し短く、プラテンローラ51による搬送終
了後は搬送軸61による搬送が開始されるように
してある(第9図参照)。また、印字プレート7
1の案内部分上方には、プリンタ装置50から搬
出された被処理用紙Pを搬送ローラ61A上に確
実に位置させる搬送紙押えガイド62が付設され
ている。
図示にあつての搬送加圧機構65は、印字プレ
ート71本体部分上に搬送紙押えガイド62を配
置すると共に、搬送ローラ61A位置に対応させ
て(第4図、第6図参照)搬送紙押えガイド62
に開口させた窓部の上に収納室66を区画形成
し、この収納室66内に、自重にて被処理用紙P
を加圧する加圧ボール67を回転自在に収納する
と共に同じく搬送ローラ61A位置に対応させ、
印字プレート71の案内部分前に位置させて搬送
紙押えガイド62に開口させた窓部から搬送ロー
ラ61Aに接触する加圧ローラ68を配し、この
加圧ローラ68は、搬送ローラ61Aがわへの弾
撥力を備えて収納室66に固着した弾圧片69に
回転自在に軸支されて成るものである。したがつ
て、この搬送加圧機構65における加圧ボール6
7は、被処理用紙Pに対しての加圧状態を維持し
ており、その回転方向が全く自由で任意であり、
しかも、自重による故に被処理用紙Pの搬送方向
に追従するものとなつている。
このように、搬送軸61及び搬送加圧機構65
にて搬送された被処理用紙Pは印字プレート71
上にセツトされ、斜行が再び修正される。そのた
め、第13図に示すように、前記印字プレート7
1後縁に、搬送されて来た被処理用紙Pにおける
搬送方向での前縁が衝接する停止板72を立設
し、この停止板72に被処理用紙Pが当接したこ
とを検知し、駆動モータ2の駆動を停止させるこ
とで搬送軸61による搬送作用を停止させる用紙
センサ73を配設してある。すなわち、停止板7
2は、刻み印字装置70による支払金額欄チへの
金額データの刻み印字位置に、正確に支払金額欄
チをセツトすべく設けられており、搬送軸61が
回転していることで、被処理用紙Pが斜行されて
いてもその左右が移動され、停止板72全体に被
処理用紙Pにおける搬送方向での前縁全体が当接
すると、用紙センサ73がこれを検知し、駆動モ
ータ2の駆動を停止させ、後述する字輪モータ7
6、搬送モータ91の回路を閉成し、駆動可能と
させるのである。
停止された被処理用紙Pに対しては、印字プレ
ート71上で搬送方向が変更され、しかも、間欠
搬送されながら、前記データセレクタDにて選別
された金額データが刻み印字装置70によつて刻
み印字式に印字され、押印装置100へ搬出され
る。
この刻み印字装置70は、第15図に示すよう
に、刻み印字すべき、例えば手形における支払金
額の如き金額データの各桁における数字か刻印さ
れた字輪77を、印字信号によつて回転位置決め
する字輪回転機構75と、字輪77の停止に関連
して制御部80の励磁によりハンマ体88を揺動
させ、被処理用紙Pを字輪77面に押打させるハ
ンマ機構85と、押打後の被処理用紙Pを桁送り
間隔で間欠送りさせる間欠搬送機構90とから成
るものである。
字輪回転機構75は、例えば、第13図、第1
5図に示すように、第2の機枠10に固定するこ
とで印字プレート71上に配置したステツピング
モータの如き字輪モータ76の駆動主軸に字輪7
7と制御部80を設けたものである。字輪77自
体は、その位置が刻み印字開始前にあつては、印
字プレート71上で停止された被処理用紙Pの手
形本券P1における支払金額欄チの最高桁の位置
に対応して字輪モータ76の駆動主軸一端に固定
されていて、表面に刻み模様が形成されている数
字が凸状にして周面に刻設されている。そして、
字輪77が回転するときには、例えば、第2の機
枠10に固定することで配置したバツド支持枠7
9に着脱自在となつているインクパツド78から
インクが供給塗着されるようになつている。
制御部80は、例えば、字輪モータ76の駆動
主軸の他端がわに設けられており、字輪77の数
字に対応した数字表示が付されているクロツク盤
81を駆動主軸に固着し、回転中のクロツク盤8
1の数字表示を検知し、字輪モータ76を停止さ
せる字輪センサ82を備えて成る。
また、ハンマ機構85は、第14図に示すよう
に、第2の機枠10外に付設したハンマ枠86に
ハンマアーム87を上下に揺振自在にして枢支
し、このハンマアーム87先端に、印字プレート
71に開口した押打窓にて字輪77に相対向して
印字プレート71下に位置するハンマ体88を添
設すると共に、押打信号の入力によつて励磁作動
すべく、ハンマ枠86に固設したハンマソレノイ
ド89のプランジヤをハンマアーム87に連結し
て成り、字輪回転機構75によつて位置決めされ
た字輪77が停止すると、自重で下方に揺振され
ていたハンマアーム87が、励磁作動するハンマ
ソレノイド89の吸引力によつて急激に上昇揺振
して被処理用紙Pを字輪77に押打させ、刻み印
字を行なう。
そして、間欠搬送機構90は、第9図、第13
図、第15図に示すように、第2の機枠10外に
固定した搬送モータ91の駆動主軸に、印字プレ
ート71上に配される搬送ローラ92を固着して
おき、上下に揺振自在にして第2の機枠10に枢
支した搬送アーム93の先端に、印字プレート7
1に開口した搬送窓にて搬送ローラ92に相対向
して印字プレート71下に位置する従動搬送ロー
ラ93Aを軸支すると共に、搬送信号の入力によ
つて励磁作動すべく、第2の機枠10に固設した
搬送ソレノイド94のプランジヤを搬送アーム9
3に連結して成り、字輪回転機構75及びハンマ
機構85によつて1桁分の刻み印字後で励磁作動
する搬送ソレノイド94の吸引力によつて、スプ
リング95の弾撥力で下方に揺振されていた搬送
アーム93が急激に上昇揺振して搬送ローラ9
2、従動搬送ローラ93A相互が被処理用紙Pを
挾着し、これを搬送させるものである。また、こ
の間欠搬送機構90における搬送ローラ92、従
動搬送ローラ93Aの配置は、前記搬送装置60
によつて搬送されて来た被処理用紙Pが停止され
たときの被処理用紙Pの端部を挾着可能な場所に
位置するものとし、図示にあつては、字輪回転機
構75、ハンマ機構85による刻み印字が支払金
額欄チの最高桁位置から開始されること、金額の
印字と同時に間欠搬送させること、刻み印字終了
後は、押印装置100にて押印を行なわせるべく
搬出させること等から、搬送モータ91は、間欠
搬送のみならず、刻み印字終了後は押印装置10
0を通過させるための搬送作動にも使用され、そ
のため、印字プレート71における搬出がわ端部
に位置している。
このような、字輪回転機構75、ハンマ機構8
5、間欠搬送機構90から成る刻み印字装置70
にあつては、前記データセレクタDからの金額デ
ータ信号で制御されて、字輪回転機構75とハン
マ機構85とによつて所定の数字を刻み印字で刻
印し、その間1桁毎に間欠搬送機構90によつて
間欠搬送を行なうことで金額データの全桁が印字
されるのであり、この作動の待機は電源投入時で
も行なわれ、この時の字輪回転機構75における
字輪77は数字「7」が中央真上に位置するホー
ムポジシヨン状態となり、搬送装置60によつて
被処理用紙Pが搬送されて来ると作動が開始され
る。
刻み印字終了後の被処理用紙Pは押印装置10
0へ搬送され、この押印装置100において、第
15図に示すように、振出人としての発行者名、
及び発行者の印鑑たる捺印が被処理用紙Pを搬送
させながら押印されるもので、押印装置100自
体は、刻み印字装置70における被処理用紙Pの
搬出がわ、図に示すように、正面からみて左上部
に配置され、第2の機枠10に連設した押印機枠
101に設けられている(第5図参照)。
この押印装置100は、刻み印字終了後の被処
理用紙Pの搬入を検知して前記搬送モータ91に
駆動連繋せしめるドラムクラツチ110に伴ない
1回転すべく第2の機枠10に連設させてある押
印機枠101に軸架された押印ドラム111に発
行者名印版114A、捺印版114B、更には、
印紙税書式表示印版125を組込むと共に、回転
開始後に各印版114A,114B,125にイ
ンクを塗布するインク供給機構127を備えて成
り、搬出プレート112面に露呈される押印プラ
テンローラ131と協働して被処理用紙Pを走行
させながら押印し、排出させるものである。
すなわち、第5図に示すように、搬送モータ9
1の駆動によつて従動回転する連動ギヤ102に
て、押印機枠101に支承してあるドラム軸10
3に設けた押印ギヤ103A、更には同じく押印
機枠101に支承してある排出軸137に固着し
た排出ギヤ135Aを回転せしめるものであり、
搬送モータ91の駆動は排出軸137を常時回転
せしめ、ドラムクラツチ110の作動によつてド
ラム軸103を1回転させるようになつている。
押印装置100への被処理用紙Pの搬入が検出
されると、押印機枠101の一方に固定したドラ
ムソレノイド104を例えば0.5秒間励磁作動さ
せることで、押印機枠101に支承させたアーム
軸106の一端に固着した作動アーム105を吸
引し、これによつてアーム軸106自体を揺振さ
せ(第5図参照)、これに伴ない、ドラム軸10
3に固着してあるポジシヨンカム108からアー
ム軸106他端に固着したスイングアーム107
を係合離脱させてドラム軸103自体の回転を可
能とさせると共に、スイングアーム107の揺振
は押印機枠101の他方に固定したマイクロスイ
ツチ109をONさせ(第6図参照)、これに伴
ない電磁式のドラムスイツチ110を励磁作動せ
しめて搬送モータ91の駆動によつてドラム軸1
03が回転される。このドラム軸103の回転中
は、ポジシヨンカム108がスイングアーム10
7を揺振状態に維持していることで、ドラムクラ
ツチ110によつて搬送モータ91の駆動がドラ
ム軸103、更にはポジシヨンカム108を回転
させており、ポジシヨンカム108が1回転して
スイングアーム107に係合するとドラム軸10
3の回転は停止され、同時にマイクロスイツチ1
09はOFFされてドラムクラツチ110によつ
て搬送モータ91の駆動はドラム軸103に伝達
されない。
1回転されるドラム軸103には、第15図乃
至第17図に示すような押印ドラム111が固定
されており、この押印ドラム111は、作動停止
時に前記刻み印字装置70から搬出されて来る被
処理用紙Pが衝接することなく送り入れられるよ
うにした切欠縁を備えて相対峙した一対のドラム
側板113と、振出人たる発行者名を刻設した発
行者名印版114A、振出人の印鑑となる捺印版
114Bがセツトされる印台115と、ドラム側
板113相互間に架設される適数本のスペーサ1
16とから成る。
図示にあつての押印ドラム111は、振出人た
る発行者自身による手形発行管理の万全を図るた
めにドラム軸103に着脱自在にセツトできるよ
うにしてあり(第15図参照)、ドラム側板11
3に切欠したスライド溝117にてドラム軸10
3にスライド装着させ、かつ一方のスライド溝1
17はドラム軸103に固着してある連動回転用
の位置決め突片118に嵌合させると共に、ドラ
ム軸103に外嵌したスプリング119にて、一
方のドラム側板113外側面を弾圧する押圧片1
20を備えたものである。
捺印版114Bは、押印機枠101に固定した
出没カム121に当接することで、ドラム側板1
13の半径方向で進退する出没シヤフト122に
よつて、ドラム側板113周側面に対して出没す
るようになつており、インク供給機構127及び
押印プラテンローラ131位置では突出してイン
クの供給を受け、捺印し、捺印終了後は没入して
被処理用紙Pへの汚損防止を図る。
また、印紙税額を表示した前記印紙税書式表示
印版125は、ドラム側板113相互間に回動調
整自在に架設した調整シヤフト126の軸面に形
成した凹所が当接するとドラム側板113周側面
から没入し、調整シヤフト126の湾曲面が当接
するとドラム側板113周側面に突出するように
したもので、図示を省略した切換レバーによつ
て、これの捺印の要否を選択できるようにしてあ
る(第17図参照)。
押印ドラム111の回転は、これに設けた発行
者名印版114A、捺印版114B、印紙税書式
表示印版125による捺印を行ないながら被処理
用紙Pを走行させる方向に行なわれ、この回転開
始後には、インク供給機構127によつてインク
が塗布供給され、搬出プレート112面に露呈さ
せるべく押印機枠101に軸架した押印プラテン
ローラ131上の被処理用紙Pに発行者名、印紙
税額は黒インクにて、捺印は赤インクにて夫々押
印する。そのためのインク供給機構127は、第
15図、第16図に示すように、インクの補充を
可能とさせるべく着脱自在に配装されており、押
印機枠101後部内側に固定してある支持枠12
8の内側面に装入溝を形成しておき、この装入溝
に装入可能な突起を外側面に突設したパツド枠1
29に黒色インクパツド130A、赤色インクパ
ツド130Bを軸支して成るもので、黒色インク
パツド130Aは発行者名印版114A、印紙税
書式表示印版125に、赤色インクパツド130
Bは捺印版114Bに夫々対応して位置されてい
る。
押印ドラム111によつての押印終了後の被処
理用紙Pは、押印機枠101の上部に形成されて
いる排出機構135によつて排出され、その表裏
が反転されて表面が下に向けられた状態で、次処
理の被処理用紙Pが順次上方に積重させるように
ストツカー11に保管される。
この排出機構135は前述のように、搬送モー
タ91の駆動によつて作動されており、刻み印字
装置70によつて印字プレート71上で水平状に
搬送された被処理用紙Pは、第15図に示すよう
に、前部が上方へ湾曲されている押印装置100
の搬出プレート112によつて上方へ案内搬送さ
れ、更に、上部が刻み印字装置70がわへ湾曲さ
れている排出プレート136面に沿つて搬送され
ることで、第2の機枠10上方に配置したストツ
カー11に導出される。そのため、排出機構13
5は、押印機枠101後上部に支承した排出軸1
37に、外周面に滑り止め処理が施された排出ロ
ーラ137Aを固着し、この排出ローラ137A
に従動回転する従動排出ローラ138を押印機枠
101に軸支すると共に、前記搬送モータ91に
対し排出完了まで駆動を継続させる駆動継続信号
を出力させる排出センサ139を配したものであ
る。
更に、第1図に示すように、第2の機枠10に
組込まれる搬送装置60、刻み印字装置70、押
印装置100はカバー12によつて掩蓋されてお
り、このカバー12上部に前記ストツカー11を
揺動自在に軸支して、押印装置100における押
印ドラム111、インク供給機構127を着脱さ
せるセツト窓13を開放できるようにする。ま
た、カバー12には、操作用のスイツチ類14、
及び作動状態、紙づまり状態を表示するパイロツ
トランプ15、処理枚数を積算するカウンタ16
を配し、管理の万全性を図るため、本発明自動チ
エツクライターの駆動を開始すべく電源投入用の
メインスイツチを作動する管理キー17を備えて
いる。
本発明は以上のように構成されており、これが
作動を説明すると手形発行に必要な手形書式が入
力、記憶されている電子計算機Cにデータセレク
タDを接続しておき、管理キー17による電源投
入、給紙搬入装置20への被処理用紙Pの積載後
でスイツチ類14を操作すると駆動モータ2が駆
動を開始し、被処理用紙Pに対してのドツト印
字、刻み印字、押印が被処理用紙Pを1枚毎に搬
入、搬送させることで行なわれる。
すなわち、給紙搬入装置20において、積載さ
れた被処理用紙Pをその左右短辺方向に沿つて、
しかも、その斜行が修正された状態で1枚ずつプ
リンタ装置50に給紙し、このプリンタ装置50
において、電子計算機Cから供給される手形書式
のうち、データセレクタDにて選別されたプリン
タデータがドツト印字され、ドツト印字後の被処
理用紙Pは搬送装置60によつて刻み印字装置7
0に搬送される。刻み印字装置70においては、
搬送装置60から、搬送されて来る被処理用紙P
がその斜行が修正された状態で停止されると、デ
ータセレクタDから選別供給される金額データが
刻み印字されるのであり、その際、被処理用紙P
はそれまでの搬送方向を変更してその上下長辺に
沿つて刻み印字され、更に押印装置100に搬出
される。押印装置100において、振出人たる発
行者名、発行者の印鑑、更には印紙税額が押印さ
れ、被処理用紙Pの表裏が反転された状態でスト
ツカー11に積載保管される。
このような、ドツト印字、刻み印字、捺印は、
被処理用紙Pの各欄へ正確に行なわれる必要があ
り、そのため、第18図に示すように、給紙搬入
装置20における搬入センサ41によつて被処理
用紙Pが左右短辺に沿つた方向で搬入されるため
の斜行を修正しており、これによつてプリンタ装
置50でのドツト印字部52による所定欄へのプ
リンタデータの正確なドツト印字を担保し、ま
た、刻み印字装置70における停止板72に衝接
し、斜行が修正されて停止した被処理用紙Pを検
出する用紙センサ73によつて支払金額欄チへの
金額データの正確な刻み印字を担保し、その間、
字輪センサ82によつて各桁における数字の刻印
を行なわせるのであり、更には、排出センサ13
9によつて被処理用紙Pの排出完了までの搬送モ
ータ91の駆動継続を図るものとし、給紙搬入装
置20の用紙検出センサ47によつて被処理用紙
Pが無くなつたことを検知すると本発明自動チエ
ツクライターの駆動を停止させるものである。
[発明の効果] したがつて、本発明によると、各金融機関から
支給される単票の手形用紙を、その左右短辺に沿
つて搬入することで、手形発行に際しての手形書
式が入力記憶されている電子計算機Cからのプリ
ンタデータをプリンタ装置50によつて行データ
の型式によつてドツト印字でき、そのデータの印
字処理のプログラム作成を極めて容易にできるも
のである。すなわち、データセレクタDによつて
手形であれば、それの手形書式のうちの手形本券
P1の支払金額欄チへの支払金額以外のプリンタ
データはプリンタ装置50にてドツト印字できる
から、特定の電子計算機Cとの組合わせのみでの
使用に限定されず、種々のハードウエア、ソフト
ウエアから成るシステムで手形の発行処理を行な
うことができ、これを電子計算機Cがわからみた
場合、一般の汎用性あるプリンタ機と同様のもの
として考えることができるものである。
しかも、手形1枚を発行するのに必要なデータ
は、〔開始コード+印字内容データ(刻み印字開
始コード+刻み印字データ+刻み印字終了コード
を含む)+終了コード)で構成されているため、
被処理用紙P内任意の位置へのデータが印字でき
るのである。
また、データセレクタDは、手形発行に必要な
データを手形の作成完了時まで保持するものとし
ておくことで、印字中に紙づまり等が発生しても
自動的に同一データを再度印字することが可能で
あり、電子計算機Cがわの負担を軽減することが
できる。
刻み印字装置70においては、手形であれば、
それの手形本券P1中の支払金額欄チの支払金額
を刻み印字式で印字するため、これの改竄を未然
に防止でき、押印装置100においては、発行す
る手形に共通な振出人たる発行者名、捺印等は押
印式で記名できるから、全体の処理の迅速化、管
理の容易性を図ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、各金融
機関から支給される単票の手形用紙に必要とする
手形書式をドツト印字、刻み印字、押印によつて
記名することで鮮明、迅速に処理でき、しかも、
手形としての信頼性を充分確保できると共に、手
形書式が入力記憶されている電子計算機との接続
に際し、特定のものに限定されず、汎用性があ
り、更には手形発行のみならず、データセレクタ
及びプログラム修正によつて小切手、領収書の発
行処理も可能である等の優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は使用状態での全体斜視図、第2図は回路構成全
体の概略図、第3図は手形用紙の一例を示す平面
図、第4図は内部機構の平面図、第5図は同じく
正面図、第6図は同じく背面図、第7図は同じく
一方の側面図、第8図は同じく他方の側面図、第
9図は給紙搬入装置の断面図、第10図は給紙機
構の断面図、第11図は搬入停止機構の断面図、
第12図はこの搬入停止機構によつての被処理用
紙の斜行修正作用を説明する概略平面図、第13
図は搬送機構によつての被処理用紙の斜行修正作
用を説明する概略平面図、第14図は刻み印字装
置の側断面図、第15図は同じく正断面図、第1
6図は押印装置の平面図、第17図は押印ドラム
の断面図、第18図は被処理用紙の給紙、搬入、
搬送、排出夫々の過程における検知手段の概略配
置図である。 P……被処理用紙、P1……手形本券、P2…
…発券控え、イ……振出日欄、ロ……支払期日
欄、ハ……発行金額の控え欄、ニ……支払先名称
欄、ホ……手形番号欄、ヘ……税額欄、ト……銀
行名欄、チ……支払金額欄、リ……発行者名欄、
ヌ……捺印欄、ル……印紙税欄、C……電子計算
機、D……データセレクタ、1……第1の機枠、
2……駆動モータ、3……第1伝達ギヤ、4……
第2伝達ギヤ、10……第2の機枠、11……ス
トツカー、12……カバー、13……セツト窓、
14……スイツチ類、15……パイロツトラン
プ、16……カウンタ、17……管理キー、20
……給紙搬入装置、21……給紙軸、21A……
給紙ローラ、22……搬入軸、22A……搬入ロ
ーラ、22B……搬入従動ローラ、23……給紙
ベルト、24……給紙クラツチ、26……給紙
台、27……分離機構、28……器枠、29……
押圧軸、30……スプリング、31……フリクシ
ヨンチツプ、32……挿入片、33……ウエイト
アーム、34……搬入案内プレート、35……搬
入停止機構、36……ストツパ、37……ストツ
パ軸、38……連繋アーム、39……ストツパソ
レノイド、40……スプリング、41……搬入セ
ンサ、43……クリツクガイド、44……側方ガ
イド、45……ラダーローラ、46……センサア
ーム、47……用紙検出センサ、50……プリン
タ装置、51……プラテンローラ、52……ドツ
ト印字部、53……引込案内プレート、54……
紙押えガイド、55……反転ガイド、56……ア
ールガイド、57……外出窓、60……搬送装
置、61……搬送軸、61A……搬送ローラ、6
2……搬送紙押えガイド、65……搬送加圧機
構、66……収納室、67……加圧ボール、68
……加圧ローラ、69……弾圧片、70……刻み
印字装置、71……印字プレート、72……停止
板、73……用紙センサ、75……字輪回転機
構、76……字輪モータ、77……字輪、78…
…インクパツド、79……パツド支持枠、80…
…制御部、81……クロツク盤、82……字輪セ
ンサ、85……ハンマ機構、86……ハンマ枠、
87……ハンマアーム、88……ハンマ体、89
……ハンマソレノイド、90……間欠搬送機構、
91……搬送モータ、92……搬送ローラ、93
……搬送アーム、93A……従動搬送ローラ、9
4……搬送ソレノイド、95……スプリング、1
00……押印装置、101……押印機枠、102
……連動ギヤ、103……ドラム軸、103A…
…押印ギヤ、104……ドラムソレノイド、10
5……作動アーム、106……アーム軸、107
……スイングアーム、108……ポジシヨンカ
ム、109……マイクロスイツチ、110……ド
ラムクラツチ、111……押印ドラム、112…
…搬出プレート、113……ドラム側板、114
A……発行者名印版、114B……捺印版、11
5……印台、116……スペーサ、117……ス
ライド溝、118……位置決め突片、119……
スプリング、120……押圧片、121……出没
カム、122……出没シヤフト、125……印紙
税書式表示印版、126……調整シヤフト、12
7……インク供給機構、128……支持枠、12
9……パツド枠、130A……黒色インクパツ
ド、130B……赤色インクパツド、131……
押印プラテンローラ、135……押出機構、13
5A……排出ギヤ、136……排出プレード、1
37……排出軸、137A……排出ローラ、13
8……従動排出ローラ、139……排出センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子計算機に入力記憶されている手形書式の
    うち、刻み印字すべき金額データとそれ以外のド
    ツト印字すべきプリンタデータとを選別するデー
    タセレクタと、積載された手形用紙の如き被処理
    用紙を、その左右短辺方向に沿つて1枚毎に分離
    して給紙搬入させ、搬入途中で被処理用紙の斜行
    を修正する給紙搬入装置と、搬入させた被処理用
    紙に対し、データセレクタから供給された前記プ
    リンタデータをドツト印字するプリンタ装置と、
    ドツト印字後の被処理用紙を、その左右短辺方向
    に沿つて搬送させ、斜行を修正して一旦停止させ
    る搬送装置と、一旦停止後の被処理用紙に対し、
    被処理用紙の上下長辺方向に沿つて間欠搬送しな
    がらデータセレクタから供給される前記金額デー
    タを刻み印字する刻み印字装置と、刻み印字後の
    被処理用紙に発行者名、捺印を押印し、排出させ
    る押印装置とを備えたことを特徴とする自動チエ
    ツクライター。 2 給紙搬入装置は、被処理用紙を積載保持させ
    る給紙台をプリンタ装置の後上方に配しておき、
    積載された被処理用紙における最下部に位置する
    被処理用紙の前縁が載置接触する給紙ローラを固
    着した給紙軸と、駆動モータからの駆動にて従動
    回転される搬入軸とに給紙ベルトを掛巡させると
    共に、給紙指令信号にて給紙ベルト駆動力を給紙
    軸に伝達する電磁式の給紙クラツチを給紙軸端に
    装着し、更に、給紙ローラ面に弾撥圧止し、給紙
    ローラと協働して被処理用紙を1枚毎に分離させ
    る分離機構と、常時回転している搬入軸上で被処
    理用紙を一旦停止させることで斜行を修正すべく
    した搬入停止機構とを配設して成る特許請求の範
    囲第1項記載の自動チエツクライター。 3 プリンタ装置において、ドツト印字のために
    左右に走行するドツト印字部には、プラテンロー
    ラ周面と同様に湾曲しているアールガイドを付設
    し、このアールガイド内面に沿つて被処理用紙を
    強制湾曲させ、反転させるようにし、搬送装置に
    搬出させるものとして特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の自動チエツクライター。 4 搬送装置は、プリンタ装置のプラテンローラ
    後上方に位置させて、駆動モータにて従動回転さ
    れる搬送軸を支承し、前縁がプラテンローラ上方
    に垂下された印字プレートを架設すると共に、搬
    送軸に固着した複数の搬送ローラに接触して、こ
    れに従動回転することで被処理用紙を加圧する搬
    送加圧機構を有している特許請求の範囲第1項乃
    至第3項のいずれか記載の自動チエツクライタ
    ー。 5 搬送加圧機構は、印字プレート本体部分上に
    搬送紙押えガイドを配置すると共に、搬送ローラ
    位置に対応させて搬送紙押えガイドに開口させた
    窓部の上に収納室を区画形成し、この収納室内
    に、自重にて被処理用紙を加圧する加圧ボールを
    回転自在に収納した特許請求の範囲第4項記載の
    自動チエツクライター。 6 刻み印字装置は、刻み印字すべき金額データ
    の各桁における数字が刻印された字輪を印字信号
    によつて字輪を回転位置決めする字輪回転機構
    と、字輪の停止に関連して制御部の励磁によりハ
    ンマ体を揺動させ、被処理用紙を字輪面に押打さ
    せるハンマ機構と、押打後の被処理用紙を桁送り
    間隔で間欠送りさせる間欠搬送機構とから成る特
    許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか記載の
    自動チエツクライター。 7 押印装置は、刻み印字終了後の被処理用紙の
    搬入を検知して搬送モータに駆動連繋せしめるド
    ラムクラツチに伴ない1回転すべく軸架された押
    印ドラムに発行者名印版、捺印版、更には、印紙
    税書式表示印版を組込むと共に、回転開始後に各
    印版にインクを塗布するインク供給機構を備えて
    成り、搬出プレート面に露呈される押印プラテン
    ローラと協働して被処理用紙を走行させながら押
    印し、排出させる特許請求範囲第1項乃至第6項
    のいずれか記載の押印装置。
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