JP2534745Y2 - 小切手等の印字・発行装置 - Google Patents

小切手等の印字・発行装置

Info

Publication number
JP2534745Y2
JP2534745Y2 JP1989132892U JP13289289U JP2534745Y2 JP 2534745 Y2 JP2534745 Y2 JP 2534745Y2 JP 1989132892 U JP1989132892 U JP 1989132892U JP 13289289 U JP13289289 U JP 13289289U JP 2534745 Y2 JP2534745 Y2 JP 2534745Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
paper
check
sheet
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989132892U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370944U (ja
Inventor
栄司 伊藤
芳孝 屋宜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKO MECHATROTECH CO., LTD., Fuji Xerox Co Ltd filed Critical SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
Priority to JP1989132892U priority Critical patent/JP2534745Y2/ja
Publication of JPH0370944U publication Critical patent/JPH0370944U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2534745Y2 publication Critical patent/JP2534745Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小切手や約束手形等の紙葉類の所定の欄に
金額を印字するためのチェックライト印字装置に関し、
特に、刻み文字を印字する印字機構の高さを変更可能に
構成し、紙葉類の金額印字部の高さの異なるものに対応
させ得るようにする装置、および該装置を備えた小切手
や約束手形等の発行装置に関する。
(従来の技術) 金融機関や、一般企業において、小切手や約束手形等
を発行する際には、小切手や約束手形等の特殊な紙葉類
に対して、振出人や受取人、金額等をプリンターを用い
て書込むために、従来より、特開昭61-66668号および特
開昭61-66671号公報等に示されるような装置が用いられ
ている。
また、一般の小切手等は、第7図に示されるように、
紙葉類Pの中央部付近の金額印字部P1と、磁気インク
を用いて、所定のフォームで一連の印字を行う母型印字
部(MICR印字部と呼ばれる)P2を最下部に設け、前記
金額印字部の周囲に、受取人、振出人、およびその他の
所定の事項の書込みを行うための部分が配置されてい
る。
そして、通常は、母型印字部P2の部分は銀行で記載
されるもので、磁気インクを用いて、特殊な字体で発行
銀行と支店名、振出人、その他の情報等がコード化され
たもので表示される。また、他の記載部分は、振出人に
よって書込まれるようになっている。
前記従来例に示される小切手・手形等のプリンターに
おいては、特殊サイズの紙葉類に対して、振出人や受取
人、およびその他の所定事項を記載する印字部と、チェ
ックライト印字部とを1つの用紙路に沿って配置し、コ
ンピュータ等の出力装置からの情報により、自動的に印
字を行うことが出来るように構成している。
また、前記小切手等に対して所定の事項を記載するプ
リンター部では、紙葉類を搬送方向(横送り方向)に対
して、直角な方向(縦送り方向)に移動させるための手
段を設けておき、紙葉類の任意の位置に対して、必要な
事項の印字を行うことが出来るようにされている。これ
は、金融機関や一般企業で作成される小切手・手形等の
紙葉類の各種欄の位置が異なるためである。さらに、前
記プリンター部で印字された後で、チェックライト印字
部で印輪を用いて刻み文字で金額を印字して、排出トレ
イに排出させるようにしている。
したがって、前記したような小切手等のプリンターを
用いることによって、所定の事項を正確に記載出来ると
ともに、大量に小切手等を発行する際に、その作成能率
を向上させることが出来るものとなる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したような従来の装置において
は、刻み文字を印字するためのチェックライト印字部に
おいて、印輪とハンマー部材とが対向される印字部が、
固定位置に設けられているために、前述したように、紙
葉類の金額表示部の高さが異なる場合には、十分に対応
することが出来ず、刻み文字が所定の欄でズレを生じた
状態で記載される場合がある。
そこで、刻み文字を記載する印字部に対して、前記プ
リンターと同様に、紙葉類の位置を調整する手段を設け
ることも考慮されるが、紙葉類を刻み文字印字装置に対
して縦送りする手段を設け、その金額表示部の高さに対
応させて、紙葉類を移動させるように構成すると、装置
の搬送機構が複雑になる等の問題が発生する。
また、前述したように、搬送手段を多く用いる場合に
は、紙葉類の位置決めが正確に行なわれない等の問題が
発生しやすく、用紙路内での紙詰り等の原因ともなり、
それに加えて、チェックライト印字部での印字の直後に
ローラ装置によって送り作用を行うことによって、ロー
ラに付着したインクが他の部分に転写されたりして、印
字部に汚れ等が発生する等の問題がある。
前述したようなチェックライト印字部における刻み文
字印字装置の問題の他に、従来の小切手プリンターにお
いては、銀行で磁気インクを用いてMICR印字(母型印
字)を行うことが必要であり、大量に小切手等を発行す
る場合には、小切手発行人と銀行とで、それぞれ所定の
事項を記載するために、その能率が良くないという問題
がある。
(考案の目的) 本考案は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、チェックライト印字部にお
ける刻み文字印字装置を、任意の位置に移動させて使用
出来るようにする装置を提供するとともに、母型印字部
を小切手等のプリンターに接続して使用可能に構成し、
小切手等に対する印字の動作を1つの用紙路に沿って配
置することにより、小切手等の発行能率を向上させ得る
ようにした装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案は、用紙路に沿って搬送される途中で、チェッ
クライト印字部で、小切手等の紙葉類の所定の位置に刻
み文字印字を行う小切手等の印字装置に関する。本考案
においては、用紙路71を紙葉類Pが下部の搬送基準面に
沿って垂直状態で搬送されるように直立して設けるとと
もに、前記用紙路71の下部に紙葉類Pの搬送ローラ装置
72を配置し、前記用紙路71における紙葉類Pの金額印字
欄に対応する位置に、刻み文字印字装置1の一対の印輪
2とハンマー部材11とを対向して設け、刻み文字印字装
置1の下部に上下動装置30を設けて、紙葉類Pの金額印
字欄の高さに対応する印字位置に前記一対の印輪2とハ
ンマー部材11とを位置決めさせる装置を構成している。
また、本考案においては、紙葉類を収容し1枚ずつさ
ばいて送り出す給紙部と、磁気インクを用いて書き込み
を行うための母型印字部、プリンター部、および、チェ
ックライト印字部とを1直線状に形成した用紙路71に沿
って順次配置し、用紙路71の下部の基準面に沿って下端
部が規制された状態で移動される紙葉類に対して、小切
手等の必要事項が連続して印字されるように構成し、前
記チェックライト印字部には、用紙路71を、紙葉類Pが
下部の搬送基準面に沿って垂直状態で搬送されるように
直立して設けるとともに、前記用紙路71の下部に紙葉類
Pの搬送ローラ装置72を配置し、前記用紙路71における
紙葉類Pの金額印字欄に対応する位置に、刻み文字印字
装置1の一対の印輪2とハンマー部材11とを対向して設
け、刻み文字印字装置1の下部に上下動装置30を設け
て、紙葉類Pの金額印字欄の高さに対応する印字位置に
前記一対の印輪2とハンマー部材11とを位置決めさせる
ように構成し、前記各印字部を接続する用紙路には、紙
葉類の検知を行う手段を配置するとともに、各検知手段
からの検知情報に応じて、各印字部での印字の動作の制
御を行う装置を構成することもできる。
前記したように、チェックライト印字部における刻み
文字印字装置を構成することによって、本考案の装置
は、用紙路の基準線に沿って搬送される紙葉類に対し
て、その金額表示部の位置に対応させて、刻み文字印字
装置を容易に移動させることが出来る。
また、本考案の小切手等の印字・発行装置は、紙葉類
の搬送の途中で、他の方向に移動させたりする必要がな
く、搬送機構を簡素化することが出来るとともに、用紙
路に設ける搬送ローラ装置等を印字部から外れた位置に
配置出来る。したがって、印字部分がローラに接して、
インクがローラに移転されたものが他の部分に再び付着
して印字面を汚したりすることが防止され、小切手等の
印字品質を良好に維持することが可能になる。
さらに、本考案の小切手プリンターは、母型印字部と
プリンター部、およびチェックライト印字部とを1つの
用紙路に沿って配置することにより、紙葉類の移動を良
好な状態で行わせることが出来るとともに、小切手等の
発行能率を向上させることが可能である。
前記各構成とは別に、従来の小切手等のプリンター
は、発行人が必要事項を記載するだけの装置として構成
されているものであったために、発行人のコンピュータ
等を銀行のコンピュータとオンラインで接続し、小切手
等の発行能率を向上させたりすることは考慮されていな
かった。
これに対して、本考案の装置では、小切手発行人側と
銀行のコンピュータとをオンラインで接続し、銀行側で
記載する母型印字を発行人側で連続して行うことが出来
るので、小切手等の発行能率を向上させることが出来
る。
(実施例) 図示された例に従って、本考案の小切手等の印字・発
行装置の構成を説明する。
第1図に示される本考案の実施例は、小切手プリンタ
ーのチェックライト印字部に配置され、刻み文字の印字
を行う刻み文字印字装置の構成を示す分解斜視図であ
り、同図(a)ないし(c)の各部材が上下方向に組合
せられる。そして、上下動装置を作動させることによっ
て、印輪とハンマー部材とによる印字手段を上下方向に
移動させ、紙葉類に対する印字位置を変更し得るように
されている。
刻み文字印字装置1は、円周上に刻み文字が形成され
た円板状の印輪2と、その割り出し手段と、印輪2の側
面に、紙葉類の裏面からハンマー部材11を叩くようにす
るハンマーアッセンブリー10、および、前記各部材を支
持するサブフレーム20とにより、その上部機構が構成さ
れる。
また、前記サブフレーム20と、装置本体のフレームに
支持されるメインフレーム25との間には、上部装置を支
持するサブフレーム20を移動させるための上下動装置30
が配置されている。
そして、該上下動装置30のマニュアルレバー31を揺動
させることによって、印字手段の位置を変更することが
出来、小切手等の金額の印字位置が異なる場合に対応さ
せることが出来るようにされる。
(刻み文字印字装置とその上下動機構の構成) 第1図(a)に示される本考案の刻み文字印字装置1
においては、円周上に刻み文字が形成された円板状の印
輪2は、ステッピングモータ5に軸4を介して支持さ
れ、該モータ5によって間欠的な駆動が行われる。ま
た、前記印輪2に対してインクローラ3を設けており、
該ローラを印輪の表面にインクを供給する作用を行う。
さらに、前記軸4には、所定の位置にスリット7を形
成した円板6と、センサー8とを設けておき、該スリッ
ト7をセンサー8が検知して、印輪2の基準位置の設定
を行い、該基準位置からの回転角度等の情報を用いて、
印字を行う文字の選択を行うようにする。
前記印輪2の側部に配置されるハンマーアッセンブリ
ー10は、略クランク状に形成されたハンマー部材11と、
ハンマー部材11を駆動するためのコイル14とスプリング
12aとから構成され、ハンマー部材の直立部材と後アー
ム13の接続部を支持軸12により支持している。
そして、後アーム13の部分をコイル装置14により吸引
させることによって、ハンマー部材11の先端部(印輪の
文字面に形成した微小凹凸に係合する微小凹凸が形成さ
れている)を印輪に叩き付ける作用を行い、紙葉類に対
する刻み文字の印字を行わせるようにする。
なお、ハンマー部材11の駆動を行うための手段は、一
般の刻み文字印字装置に用いられている他の駆動手段を
用いることが可能であり、その構成は特に限定されるも
のではない。
また、本考案の実施例に示される小切手等の印字・発
行装置は、紙葉類の裏面からハンマー部材11により叩く
ことにより、印輪2の活字に塗布されたインクが転写さ
れる形式の装置として構成される。
前述したように構成される本考案の印字装置1の駆動
機構および印字機構は、支持フレーム15に取付けられて
いるもので、該支持フレーム15は、同図(b)に示され
るように構成されるサブフレーム20の上部に支持され、
両者は、ネジ等の接続手段によって、一体に上下動が行
なわれるように構成される。
前記サブフレーム20は、両側のフランジ部材22、22の
両側端部を平行な上板部材に21、21により接続した形状
に構成されており、その中央部にモータ5等を収容する
開口部が形成される。また、前記両側のフランジ22、22
には、後述するように、上下動装置30のローラが入り込
むように、長孔23がそれぞれ2個ずつ形成されており、
該支持フレームを介して、印字装置を上下動させるよう
にする。
前述した構成に加えて、上板21の所定の位置に、下方
に向けて位置決めガイド24、24を突出させており、該ガ
イド24がガイドロッドに摺動するようにして、印字装置
の上下動に際しての位置決めを行うことが出来るように
する。
前記サブフレーム20の下部に配置されるメインフレー
ム25と、該フレームに設けられる上下動装置30は、第1
図(c)に示されるように構成される。該メインフレー
ム25は、底板部材の両側に、直立するフランジ26、26を
設けており、該フランジ26はサブフレーム20のフランジ
と平行な状態で配置される。
また、前記底板部材には、前記位置決めガイド24に対
応する位置に、ガイドポスト27を設けており、該ガイド
ポスト27の小径部27bが、位置決めガイド24の孔に摺動
し、サブフレームの下降位置では、位置決めガイド24の
下面が大径部27aの上部に載るようにされる。なお、一
方のフランジ26の内面に配置されるセンサー28は、サブ
フレーム20の下降位置の検知に用いられる。
前記メインフレーム25に設けられる上下動装置30は、
2本の平行な軸34、35を、両側のフランジ26、26に対し
て軸受部材を介して支持させ、両軸の端部に設けた歯付
きプーリ32、32aに対して、タイミングベルト33を掛け
渡している。そして、一方の軸に取付けたマニュアルレ
バー31を用いて駆動することによって、双方の軸を同期
駆動するようにしている。
また、前記各軸の両側には、それぞれアーム36を介し
てローラ37を設け、それぞれのローラが、サブフレーム
20のフランジに形成した長孔23に係合されている。そし
て、前記レバー31を揺動させることによって、フレーム
の両側のローラを介して、サブフレーム20を水平を保ち
ながら上下動させ、それによって印字位置の変更を行う
ことが出来る。
なお、前記上下動装置30において、マニュアルレバー
を用いて手動で印字装置の上下動を行わせる場合には、
上下の2つの位置を設定することが出来るが、前記レバ
ーに代えて、ステッピングモータを設ける場合には、印
輪による印字位置の高さを無段階に設定することが出来
ることになり、多くの種類の紙葉類に対して、任意の位
置に刻み文字を印字することが出来るようになる。
さらに、2段階に高さを調整する場合でも、マニュア
ルレバーに代えてモータ駆動機構を用いる場合には、装
置のコントロールパネルに紙葉類の種類等の情報を入力
することによって、自動的に印輪による印字手段の高さ
を変更することが出来るものとなる。
前述したように構成される本考案の刻み文字印字装置
1は、第2図および第3図に示されるように、小切手等
の紙葉類Pに対して、高さH1とH2との、2つの異なる
位置で印字を行うことが出来るようになる。つまり、第
3図に示されるように、下部の印字領域P1aを有する紙
葉類Paと、上部に印字領域P1bを有する紙葉類Pbの2種
類の紙葉類に対して、それぞれの所定の位置に正確に金
額の刻み印字を行うことが出来る。
また、第2図に示されるように、本考案の装置におい
ては、紙葉類Pは用紙路71に対して、下部の搬送基準面
に沿って搬送されるものであり、該紙葉類の下方の印字
に関係のない部分が、搬送ローラ装置72によりニップさ
れた状態で、該用紙路内を搬送される。
したがって、紙葉類のサイズ等が異なり、印字領域が
異なる場合でも、該印字領域は直接ローラに接すること
がないので、紙葉類の搬送に際して、ローラが接してイ
ンクがローラに付着したり、他の部分にローラの汚れが
転写されたりして、その印字部分を汚したりする等の不
都合が発生したりすることを防止出来る。
なお、前記第2図に示される例においては、サブフレ
ーム20がメインフレームの上に載った状態にある場合を
示しており、その状態では、高さH1の印字領域P1aに
対する印字を行うようになっている。
(本考案の刻み文字印字装置が適用される小切手プリン
ター装置の例) 第4図には、本考案の刻み文字印字装置を装備する小
切手プリンター装置の例を示している。前記小切手プリ
ンター40は、コンピュータ等の出力装置に接続され、該
出力装置からの印字情報に応じて、各機構が作動される
もので、給紙部41と、母型印字部(MICR印字部)50、プ
リンター部60および、チェックライト印字部70から構成
され、該チェックライト印字部70には、前記刻み文字印
字装置1が配置される。
前記小切手プリンター40において、給紙部41には、あ
らかじめ所定のフォームが印刷された小切手等を収容す
るホッパー42が設けられ、該ホッパー内で給紙側に紙葉
類を押圧する押圧部材42aが配置される。
前記ホッパー42からの給紙部分には、給紙ローラ43と
用紙さばき装置44とが配置され、それ等の手段によって
用紙さばき作用を行い、母型印字部50の用紙路51に紙葉
類を1枚ずつ送り出すようにする。
母型印字部50においては、用紙路51を挟むようにし
て、印輪55とハンマー55aが対向する位置に配置されて
おり、印輪55の印字面に対しては磁気インクを塗布した
リボンテープ56が配置される。
前記リボンテープ56は、いわゆるワンタイムリボンと
呼ばれるインクリボンを用いるもので、繰出部57から巻
き取り部58に向けて繰り出され、その移動の途中で印輪
55と磁気インクを用いて紙葉類に対する印字が行われ
る。
前記母型印字部50に接続されるプリンター部60は、通
常の印字を行う機構として構成されているもので、第5
図に断面で示されるように、用紙路61の下部に横送り用
の搬送ローラ装置62が配置され、その上部に複数の上下
用ローラ装置67、67a、67bが配置される。
また、前記用紙路61の両側に、印字機構とプラテン65
が設けられており、該印字機構は、印字ヘッド64とリボ
ンカセット63とから構成される。前記印字ヘッド64は、
通常のプリンター等に使用されるドットインパクト方式
の装置であり、カセット63のリボンテープ63aのインク
を紙葉類に転写するようになっている。
そして、前記プリンター部においては、上下用ローラ
装置67、67a……を用いて、印字機構に対して紙葉類を
上下方向に移動させながら、小切手等に対して所定の事
項を書込む動作を行う。
前記プリンター部60に接続されるチェックライト印字
部70には、前述したように、上下動機構を備えた刻み文
字印字装置1が配置される。前記印字部70においては、
用紙路71に沿って搬送される紙葉類に対して刻み文字の
印字を行い、小切手等を完成させるようにする。
そして、完成された小切手等の紙葉類は、スタッカ部
75の排出トレイ77に向けて、搬送装置76により搬送され
る。該搬送装置76は、湾曲路の外側に配置されるベルト
装置と、内側に配置されるローラ装置とにより構成さ
れ、紙葉類の搬送方向を直角に変更した状態で移送し、
排出トレイに排出させるようにしている。これに対し
て、スタッカ部をプリンター部に対して直線上に配置す
る場合には、用紙路に沿って搬送ローラ装置を配置する
ことが出来る。
(用紙路内での紙葉類の搬送の制御) 本考案の小切手プリンターにおいて、第4図に示され
るように、各構成装置の用紙路51、61、および71は、直
線状に配置される。また、それぞれの用紙路における紙
葉類の搬送基準位置は、同一のレベルに設定され、各装
置の用紙路の接続部には、それぞれ紙葉類の検知を行う
ためのセンサーS1〜S4が配置されている。前記各用紙路
には、搬送ローラ装置52、62、および72が配置されてお
り、それぞれの用紙路内での紙葉類の搬送の作用を行う
ようにする。
前記センサーによる紙葉類の検知情報は、図示を省略
した制御装置に入力され、第6図のタイミングチャート
に示されるように、紙葉類の移動の状態を検知してか
ら、各々の印字手段を作動させ、それぞれの装置による
印字作用が行われる。
次に、本考案の装置における紙葉類の移動のタイミン
グと、印字の動作を第4図に示される構成と、第6図の
タイミングチャートにしたがって説明する。
まず、最初に給紙部41に設けた給紙装置により、紙葉
類が1枚送り出され、該給紙装置の駆動が開始されてか
ら、制御装置のタイマーが一定の数のカウントを行った
後で、母型印字部50の印字機構が作動され、銀行で自動
読取り等に使用する事項が磁気インクを用いて記載され
る。
前述したようにして、母型印字部50による印字が終了
すると、搬送ローラ装置52が駆動され、紙葉類をプリン
ター部60に向けて搬送する。その際に、双方の用紙路の
接続部に配置されているセンサーS1とS2とが、紙葉類の
移動の状態の検知を行い、センサーS1が紙葉類の後端部
の検知を行うと、次の紙葉類を給紙部41から送り出す指
令が出力される。
また、センサーS2が紙葉類の後端部を検知し、次のセ
ンサーS3が紙葉類の先端を検知すると、プリンター部60
における印字機構の動作の開始信号が出力され、縦送り
ローラ装置によって紙葉類を上下方向に移動させるとと
もに、印字機構を左右方向に移動させながら、所定の印
字の動作を行うようにする。
前記プリンター部60による印字が終了すると、該プリ
ンター装置の搬送ローラ装置が作動されて、紙葉類が次
のチェックライト印字部70に向けて送られる。そして、
紙葉類の先端をセンサーS4により検知してから所定の時
間(タイマーで設定する時間)経過後に、チェックライ
ト印字部70による刻み文字の印字が行われる。さらに、
前記印字が終了すると、チェックライト印字部内の搬送
ローラ装置が駆動されて、スタッカ部75に向けて紙葉類
が送り出され、排出センサーS5により紙葉類の後端部が
検知されると、紙葉類は排出トレイに向けて正常に排出
されたことになる。
なお、各工程での印字が終了すると、次の紙葉類が送
られて同様な印字作用が繰返されるので、小切手等の印
字の動作は、各々の紙葉類に対して、コンピュータから
出力される印字情報に応じて、連続して行なわれる。
(考案の効果) 本考案の装置は、上記したような構成を有するもので
あるから、チェックライト印字部における刻み文字印字
装置を構成することによって、用紙路の基準線に沿って
搬送される紙葉類に対して、その金額表示部の位置に対
応させて、刻み文字印字装置を容易に移動させることが
出来る。
また、本考案の装置は、紙葉類の搬送の途中で、他の
方向に移動させたりする必要がなく、搬送機構を簡素化
することが出来るとともに、用紙路に設ける搬送ローラ
装置等を印字部から外れた位置に配置出来るので、印字
面を汚したりすることが防止され、小切手等の印字品質
を良好に維持させることが出来る。
さらに、本考案の小切手プリンターは、母型印字部と
プリンター部、およびチェックライト印字部とを1つの
用紙路に沿って配置することにより、紙葉類の移動を良
好な状態で行わせることが出来るとともに、小切手等の
発行能率を向上させることが可能である。
前記各構成とは別に、従来の小切手等のプリンター
は、発行人が必要事項を記載するだけの装置として構成
されているものであったが、本考案の装置では、小切手
発行人側と銀行のコンピュータとをオンラインで接続
し、銀行側で記載する母型印字を発行人側で連続して行
うことが出来るので、小切手等の発行能率を向上させる
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の刻み文字印字装置の構成を示す分解斜
視図で、同図(a)は印字部を、(b)はサブフレーム
を、(c)は下部機構と上下動装置の構成をそれぞれ示
すものであり、第2図は刻み文字印字装置の側面図、第
3図は紙葉類の印字領域の配置関係を示す説明図、第4
図は本考案の刻み文字印字装置が適用される小切手プリ
ンターの平面図、第5図はプリンター部の断面図、第6
図は小切手プリンターにおける紙葉類への書込み動作と
送りのタイミングを示すタイミングチャートであり、第
7図は小切手の説明図である。 図中の符号 1……刻み文字印字装置、2……印輪、10……ハンマー
アッセンブリー、11……ハンマー、15……支持フレー
ム、20……サブフレーム、22……フランジ、25……メイ
ンフレーム、27……ガイドポスト、30……上下動装置、
31……マニュアルレバー、40……小切手プリンター、41
……給紙部、50……母型印字部、60……プリンター部、
64……印字ヘッド、70……チェックライト印字部、75…
…スタッカ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−57666(JP,A) 特開 昭61−205164(JP,A) 特開 昭60−78775(JP,A) 特開 昭57−110490(JP,A) 特開 昭61−173967(JP,A) 実開 昭61−186456(JP,U) 実開 昭63−27966(JP,U) 実開 昭54−51024(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙路に沿って搬送される途中で、チェッ
    クライト印字部で、小切手等の紙葉類の所定の位置に刻
    み文字印字を行う小切手等の印字装置において、 用紙路71を紙葉類Pが下部の搬送基準面に沿って垂直状
    態で搬送されるように直立して設けるとともに、 前記用紙路71の下部に紙葉類Pの搬送ローラ装置72を配
    置し、 前記用紙路71における紙葉類Pの金額印字欄に対応する
    位置に、刻み文字印字装置1の一対の印輪2とハンマー
    部材11とを対向して設け、刻み文字印字装置1の下部に
    上下動装置30を設けて、 紙葉類Pの金額印字欄の高さに対応する印字位置に前記
    一対の印輪2とハンマー部材11とを位置決めさせること
    を特徴とする小切手等の印字・発行装置。
  2. 【請求項2】紙葉類を収容し1枚ずつさばいて送り出す
    給紙部と、磁気インクを用いて書き込みを行うための母
    型印字部、プリンター部、および、チェックライト印字
    部とを1直線状に形成した用紙路71に沿って順次配置
    し、用紙路71の下部の基準面に沿って下端部が規制され
    た状態で移動される紙葉類に対して、小切手等の必要事
    項が連続して印字されるように構成し、 前記チェックライト印字部には、用紙路71を、紙葉類P
    が下部の搬送基準面に沿って垂直状態で搬送されるよう
    に直立して設けるとともに、 前記用紙路71の下部に紙葉類Pの搬送ローラ装置72を配
    置し、 前記用紙路71における紙葉類Pの金額印字欄に対応する
    位置に、刻み文字印字装置1の一対の印輪2とハンマー
    部材11とを対向して設け、刻み文字印字装置1の下部に
    上下動装置30を設けて、 紙葉類Pの金額印字欄の高さに対応する印字位置に前記
    一対の印輪2とハンマー部材11とを位置決めさせるよう
    に構成し、 前記各印字部を接続する用紙路には、紙葉類の検知を行
    う手段を配置するとともに、各検知手段からの検知情報
    に応じて、各印字部での印字の動作の制御を行うことを
    特徴とする小切手等の印字・発行装置。
JP1989132892U 1989-11-15 1989-11-15 小切手等の印字・発行装置 Expired - Lifetime JP2534745Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989132892U JP2534745Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 小切手等の印字・発行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989132892U JP2534745Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 小切手等の印字・発行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370944U JPH0370944U (ja) 1991-07-17
JP2534745Y2 true JP2534745Y2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=31680322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989132892U Expired - Lifetime JP2534745Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 小切手等の印字・発行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2534745Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2081185B (en) * 1980-07-25 1984-09-05 Pa Management Consult Cheque writing apparatus
JPS61205164A (ja) * 1985-03-08 1986-09-11 Ootosutanpu Kenkyusho:Kk 自動チエツクライタ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0370944U (ja) 1991-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6350005B1 (en) Method and apparatus for processing recording media having embedded information
US4560293A (en) Document printing method and apparatus
EP0146248B1 (en) Full field micro encoder
JP3297404B2 (ja) 自動チェックライター
US6523927B2 (en) Method and apparatus for processing recording media having embedded information
US4995184A (en) Passbook page turning mechanism
JP2534745Y2 (ja) 小切手等の印字・発行装置
US4960338A (en) Dual printer system
US4212549A (en) Disc printer
JPH042109B2 (ja)
KR880000235B1 (ko) 통장류 취급장치
JPH08156352A (ja) 印字装置
JP2550557B2 (ja) 伝票処理装置
JP2002326439A (ja) 自動チェックライター
JP2715924B2 (ja) 紙葉類押印装置
JP3381293B2 (ja) 冊子類取扱い装置
JPH06135058A (ja) レシートジャーナルスリッププリンタ
JPS5892031A (ja) 読取方式
JPH0661997B2 (ja) エンボスインプリンタ
JP4716691B2 (ja) 媒体処理機
JPS58214977A (ja) 通帳類取扱装置
JPH0661978B2 (ja) 自動取引装置
KR200341062Y1 (ko) 통장프린터의 롤러지지구조
JPS61173967A (ja) 手形印刷用プリンタ装置
JPH0412863A (ja) 刻印文字印字機能を有するシリアルドットインパクトプリンタ